JP3044858B2 - 脱穀装置 - Google Patents

脱穀装置

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JP3044858B2
JP3044858B2 JP3237344A JP23734491A JP3044858B2 JP 3044858 B2 JP3044858 B2 JP 3044858B2 JP 3237344 A JP3237344 A JP 3237344A JP 23734491 A JP23734491 A JP 23734491A JP 3044858 B2 JP3044858 B2 JP 3044858B2
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栄治 篠崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱穀装置に係るもので
ある。
【0002】
【従来技術】従来公知の、実開昭58−59435号公
報には、室内に横軸回転の扱胴を軸装した脱穀室を持つ
脱穀装置において、前記扱胴は供給側および排出側を一
緒に奥側に上方回動可能に設けた構造について記載され
ている。また、従来公知の、実開昭56−55339号
公報には、室内に横軸回転の扱胴を軸装した脱穀室を持
つ脱穀装置において、前記扱胴は穀稈供給装置の供給チ
エンごと供給側および排出側を、一緒に後方に上方回動
可能に設けた構造について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記、実開昭58−5
9435号公報に記載されたものは、扱胴を、供給側お
よび排出側を一緒に後側に上動させる構造だから、上動
させるとき、扱胴は歪むことがあり、この点に課題があ
る。実開昭56−55339号公報に記載されたもの
も、扱胴は穀稈供給装置の供給チエンごと後方に上昇す
るが、同じ課題を有する。また、両者とも、扱胴は後側
に上昇するので、作業位置より遠く離れ、メンテナンス
が容易でなくなる。
【0004】
【発明の目的】本発明は、扱胴を歪ませることなく容易
に作業者の近傍位置に回動させるようにし、メンテナス
作業を容易にしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって第1の発明は、穀
稈供給装置51の供給搬送チエン52と挾扼杆53とに
よって、穀稈を搬送しながら脱穀し、脱穀後の排藁を前
記供給搬送チエン52の搬送下手側に設ける排藁搬送装
置74にて下手側へ搬送する構成の脱穀装置1におい
て、該脱穀装置1の上部カバ−54と挾扼杆53と排藁
搬送装置74とを、扱胴5は機体側に残して、一体的に
上方へ移動可能に構成すると共に、前記供 給搬送チエン
52を、脱穀装置1に対して穀稈搬送方向上手側に離間
して設けた縦軸59を中心として外方へ移動可能に構成
したことを特徴とする脱穀装置としたものである。
【0006】よって第2の発明は、穀稈供給装置51の
供給搬送チエン52と挾扼杆53とによって、穀稈を搬
送しながら脱穀し、脱穀後の排藁を前記供給搬送チエン
52の搬送下手側に設ける排藁搬送装置74にて下手側
へ搬送する構成の脱穀装置1において、該脱穀装置1の
上部カバ−54と挾扼杆53とを、一体的に上方へ移動
可能に構成すると共に、前記供給搬送チエン52を、脱
穀装置1に対して前記穀稈搬送方向上手側に離間して設
けた縦軸59を中心として外方へ移動可能に構成すると
共に、供給搬送チェン52と脱穀装置1の側壁との間に
は、作業者が立ち入ることのできる空間部を設けたこと
を特徴とする脱穀装置としたものである。
【0007】よって第3の発明は、穀稈供給装置51の
供給搬送チエン52と挾扼杆53とによって、穀稈を搬
送しながら脱穀し、脱穀後の排藁を前記供給搬送チエン
52の搬送下手側に設ける排藁搬送装置74にて下手側
へ搬送する構成の脱穀装置1において、該脱穀装置1の
上部カバ−54と挾扼杆53とを、一体的に上方へ移動
し、その後、前記供給搬送チエン52を、脱穀装置1に
対して前記穀稈搬送方向上手側に離間して設けた縦軸5
9を中心として外方へ移動可能に構成すると共に、供給
搬送チェン52と脱穀装置1の側壁との間には、作業者
が立ち入ることのできる空間部を設けたことを特徴とす
る脱穀装置としたものである。
【0008】
【作用】穀稈供給装置51に投入された穀稈は、供給搬
送チエン52と上部カバ−54に設けられている挾扼杆
53により挟持して搬送されながら、脱穀装置1にて脱
穀選別される。脱穀後の排藁は、供給搬送チエン52の
搬送方向下手側に設ける排藁搬送装置74に引継ぎ搬送
されて、脱穀装置1の下手側へと搬送される。
【0009】しかして、請求項1記載の発明において、
前記脱穀装置1の点検整備を行う時には、扱胴5は機体
側に残して脱穀装置1の上部カバ−54を上方へ移動さ
せる。これによって、上部カバ−54と挾扼杆53と藁
搬送装置74とが、一体的に上方へ移動し、点検整備作
業を行い得る開放部分ができる。そして、供給搬送チエ
ン52を、縦軸59を中心に外方へ回動させる。
【0010】また、請求項2記載の発明において、前記
脱穀装置1の点検整備を行う時には、脱穀装置1の上部
カバ−54を上方へ移動させるとともに、供給搬送チエ
ン52を、縦軸59を中心に外方へ回動させる。そし
て、作業者が立ち入ることのできる空間部が確保でき
る。これによって、上部カバ−54と挾扼杆53とが一
体的に上方へ移動するとともに、供給搬送チエン52が
脱穀装置1から離間し、点検整備作業を行い得る開放部
分ができる。
【0011】また、請求項3記載の発明において、前記
脱穀装置1の点検整備を行う時には、脱穀装置1の上部
カバ−54を上方へ移動させ、その後、供給搬送チエン
52を、縦軸59を中心に外方へ回動させる。そして、
作業者が立ち入ることのできる空間部が確保できる。
れによって、上部カバ−54と挟扼杆53とが一体的に
上方へ移動し、特に、挟扼杆53が供給搬送チエン52
より離間し、供給搬送チエン52を回動させることがで
き、点検整備作業を行い得る開放部分ができる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図により説明すると、1
は、設置型またはコンバインあるいはハ−ベスタ−等に
設けられる自走型の脱穀装置であり、一側を供給側2に
他側を排出側3に形成し、前記供給側2の上方位置には
脱穀室4を形成する。該脱穀室4内には横軸回転の扱胴
5を軸装する。該扱胴5の主として下方側には扱網6を
設ける。7は前記脱穀室4の穀稈供給口、8は前記脱穀
室4の穀稈排出口、9は前記扱網6の下方に設けた移送
装置であり、移送装置9は、外周面に移送螺旋10を有
し、図1において左右方向を軸心方向よする移送ロ−ル
11を前後に並設している。12は該移送ロ−ル11の
下方に設けた盲板からなる底板である。
【0013】前記穀稈排出口8の下方から排出側3側に
は風選室13を形成し、該風選室13内には揺動選別枠
体14を設ける。15はグレンシ−ブ、16は該グレン
シ−ブ15に続くストロ−ラック、17は篩網、18は
一番コンベア、19は二番コンベア、20は前記二番コ
ンベア19の終端部に基部を接続した二番物戻し装置2
0であり、該二番物戻し装置20の先端は前記移送装置
9の始端部側に開口させる。前記移送装置9の底板12
の下方には、送風唐箕21を軸装した送風室22を設
け、該送風室22には前記風選室13の後側に形成した
終端側排塵口24に向けて選別風を送風する送風口23
を形成する。25は前記送風室22のケ−シング、26
は前記移送装置9の底板12の下面と前記送風室22の
ケ−シング25の上面との間に形成した補助送風路であ
り、前記送風室22の非作用域に送風して扱網6より落
下する脱穀物を拡散させる。27は補助送風室、28は
補助送風唐箕、29はケ−シングであり、前記補助送風
唐箕28は前記送風唐箕21とは別個に早く回転させて
風力を強くし、前記移送装置9の終端部から落下する脱
穀物を拡散させる。
【0014】しかして、前記扱胴5は、扱胴軸31によ
り前記脱穀室4の供給側移動側板32と排出側移動側板
33の間に軸装し、供給側2または排出側3のいずれか
一方側を中心に外開き回動自在に構成する。本実施例で
は前記供給側移動側板32は脱穀装置1の供給側固定側
板34の上部に形成した穀稈供給口7の上方に位置さ
せ、供給側移動側板32の後側端縁を供給側固定側板3
4に軸着金具35により回動自在に取付ける。軸着金具
35の軸心方向は、前側を低く、後側に至るに従い高く
なるように傾斜させ、前記扱胴5を回動させると、扱胴
5の回動端は外側に回動させるほど高くなるように構成
している。
【0015】また、前記供給側移動側板32と前記排出
側移動側板33との間には補強横杆36を設け、下部の
補強横杆36は前記扱網6を上方から押える位置に配設
し、扱胴5を格納すると、補強横杆36により扱網6を
押さえて扱胴5の回転と共回りするのを防止している。
【0016】しかして、前記排出側移動側板33は脱穀
装置1の排出側固定側板37の上部に設けた穀稈排出口
8の上方に位置させ、排出側移動側板33と排出側固定
側板37との間にロック装置38を設ける。ロック装置
38は、排出側移動側板33の後側端縁の上部と下部に
フック39、40の中間部を軸着し、フック39とフッ
ク40の上下中間位置に出入自在の係合ピン41を設
け、前記排出側移動側板33には操作レバ−42の基部
を軸筒43に固定し、軸筒43は前記排出側移動側板3
3に固定の軸44に嵌合させ、前記軸筒43にはア−ム
45の基部を固定し、ア−ム45の中間部と前記フック
39とをロッド46により連結し、ロッド46の先端に
前記係合ピン41の前端部を軸着し、前記操作レバ−4
2の基部側と前記フック40とをロッド47により連結
する。他方、前記排出側固定側板37には前記フック3
9およびフック40が係合する係合突起48、49を設
け、係合突起48と係合突起49の間には前記係合ピン
41の先端が嵌合する係合筒50を固定する。
【0017】しかして、前記脱穀室4の前側には該脱穀
室4に穀稈を供給する穀稈供給装置51を設け、該穀稈
供給装置51は、前記扱胴5の回動に支障のない位置に
退避移動可能に構成する。本実施例で穀稈供給装置51
は供給搬送チエン52と該供給搬送チエン52に弾力的
に当接する挾扼杆53とにより構成され、前記挟扼杆5
3は前記脱穀室4の上方を覆う上部カバ−54の前側縁
に取付けられ、上部カバ−54の前側を上動させると、
一体的に上動するように構成する。55は前記供給搬送
チエン52のチエン案内レ−ルであり、チエン案内レ−
ル55の始端部および終端部には縦杆56、56の上端
を固定し、縦杆56と縦杆56の下端は連結杆57に固
定する。
【0018】前記チエン案内レ−ル55は供給側2また
は排出側3のいずれか一方側を中心に外開き回動自在に
構成する。本実施例では、供給側2の縦杆56にステ−
58の先端縁を固定し、ステ−58の基部側を縦軸59
に軸着し、縦軸59は機体側に固定の取付台60に固定
し、チエン案内レ−ル55は前記供給側2を中心に外開
き回動自在に構成している。なお、チエン案内レ−ル5
5は脱穀装置1の前側側板と共に、前側回動自在に構成
することもある。
【0019】前記チエン案内レ−ル55の終端部側に固
定の前記縦杆56には係合フック61を設け、該係合フ
ック61は機体側に設けた係合ピン62に係合し、前記
穀稈供給装置51の回動をロックする。63は前記係合
ピン62の操作レバ−、64は前記チエン案内レ−ル5
5の位置決め用ストッパである。前記縦軸59には取付
金具65を固定し、取付金具65には前記穀稈供給装置
51の駆動歯車66を取付ける。駆動歯車66は前記チ
エン案内レ−ル55に直接取付けることもある。前記駆
動歯車66にはフレエキシブル伝動軸67の先端を接続
し、フレキシブル伝動軸67は伝動軸68に接続する。
なお、駆動歯車66と伝動軸68とは、前記駆動歯車6
6が前記チエン案内レ−ル55と共に回動できるように
接続すればよく、ユニバ−サルジョイント等により接続
することもある。前記伝動軸68は変速機構を有するシ
ンクロケ−ス69に接続し、シンクロケ−ス69にエン
ジンからの動力が伝動される。
【0020】また、前記チエン案内レ−ル55の終端部
には受動歯車70が取付けられ、受動歯車70には伝動
軸71の一端を着脱自在に取付ける。伝動軸71の他端
は伝動機構72に接続し、伝動機構72の出力軸73は
前記穀稈供給装置51の終端部に始端部を臨ませた排塵
搬送装置74のギヤボックス75に接続する。したがっ
て、前記扱胴5は穀稈供給装置51および排藁搬送装置
74への伝動機構と無関係に回動させ得ると共に、穀稈
供給装置51の搬送速度と排藁搬送装置74との搬送速
度を同一にすることができる。また、前記出力軸74の
途中部分にはユニバ−サルジョイント76と伸縮部77
とを設け、前記排藁搬送装置74を前記上部カバ−54
とともに上動させるとき、前記伝動機構72を外すこと
なくできるように構成している。
【0021】図8〜図10は、前記穀稈供給装置51と
共に前記扱網6の一部を回動するように構成したもので
あり、前記扱網6の前側扱網78を供給側取付板79お
よび排出側取付板80に取付け、供給側取付板79およ
び排出側取付板80は前記穀稈供給装置51のチエン案
内レ−ル55に取付け、前記供給側固定側板34および
排出側固定側板37に対して着脱自在に構成している。
【0022】図中、81は処理胴、82は横断流吸引フ
ァン、83はカッタ、84は拡散装置、85は脱穀室4
の入口漏斗である。図11はコンバインに設けた実施例
であり、86は前記カッタ83を有する排藁処理部、8
7は脱穀装置1の側部に設けたグレンタンク、88はグ
レンタンク87の穀物排出装置、89は前記送風唐箕2
1、一番コンベア18、二番コンベア19等に至る伝動
経路、90は前記横断流吸引ファン84に至る伝動経
路、91は穀物排出装置89に至る伝動経路、92は刈
取部への伝動経路であり、前記穀稈供給装置51および
排藁搬送装置74は刈取部の作業速度に合せて穀稈搬送
速度を変更しうる。
【0023】
【実施例の作用】次に作用を述べる。本発明は前記の構
成であるから、脱穀室4内に供給された穀稈は回転する
扱胴5により脱穀され、脱穀物は扱網6より漏れ移送装
置9上に落下し、移送装置9の移送ロ−ル11の移送螺
旋10により排出側3に向けて移送されて風選室13内
に入り、また、脱穀室4内の脱穀物は穀稈排出口8より
風選室13内に入り、送風室22の送風唐箕21により
送風口23から終端側排塵口24に向けて送風される選
別風および揺動選別枠体14の揺動により選別され、一
番物は一番コンベア18に入って機外に取出され、二番
物は二番コンベア19に入る。二番コンベア19に入っ
た二番物は二番物戻し装置20により移送装置9の始端
部側に戻され、回転する移送装置9の移送ロ−ル11の
移送螺旋10により移送される間に処理されて、風選室
13に入り風選される。
【0024】脱穀室4の下方には送風唐箕21を有する
送風室22を設け、前記脱穀室4と前記送風室22との
間には前記送風唐箕21の非作用域に送風する補助送風
路26を形成しているから、二番コンベア19に入った
二番物が二番物戻し装置20により移送装置9の始端部
に戻されて回転する移送螺旋10により処理され、この
処理された二番物と脱穀物とが合流して、移送ロ−ル1
1の終端部から落下しても、補助送風路26からの送風
により拡散脱穀室4から送風唐箕21の非作用域に落下
した脱穀物は拡散され、効率よく風選され、詰まりを防
止する。
【0025】しかして、前記扱胴5は、扱胴軸31によ
り前記脱穀室4の供給側移動側板32と排出側移動側板
33の間に軸装され、供給側移動側板32は脱穀装置1
の供給側固定側板34とは別体に形成して軸着金具35
により供給側固定側板34に回動自在に取付けられ、軸
着金具35の軸心方向は、前側を低く、後側に至るに従
い高くなるように傾斜させているから、前記扱胴5は前
記軸着金具35の軸心方向を回動中心として外側に回動
し、扱胴5の回動端は外側に回動させるほど高くなる。
したがって、扱網6の上面は開放され、容易にメンテナ
ンスを行なえる。
【0026】即ち、扱胴5の上方を覆う上部カバ−54
を上動させると、穀稈供給装置51の挟扼杆53が共に
上動し、操作レバ−63を操作すると、穀稈供給装置5
1のチエン案内レ−ル55の係合フック61は機体側の
係合ピン62から外れ、この状態で穀稈供給装置51の
チエン案内レ−ル55の終端部を外側回動させ、次に、
操作レバ−42を上方回動させると、ロッド47がフッ
ク40の基部を牽引し、ア−ム45が係合ピン41を前
側に移動させ、ア−ム45の回動によりロッド46を牽
引してフック39の基部を牽引し、フック39とフック
40は同時に係合突起48および係合突起49に対して
外開き回動して外れ、係合ピン41は係合筒50から抜
け、排出側移動側板33と排出側固定側板37との間の
ロック装置38のロックが外れるので、この状態で、排
出側移動側板33側を外側回動させると、扱胴5は外開
き回動し、前記メンテナンスが行なえる。
【0027】メンテナンス作業が終了したら、扱胴5を
格納位置に回動させ、操作レバ−42を下方回動させる
と、フック39およびフック40が係合突起48および
係合突起49に係合し、係合ピン41が係合筒50に嵌
合してロック装置38がロックし、次に穀稈供給装置5
1のチエン案内レ−ル55を元の位置に回動させると、
チエン案内レ−ル55の終端部側が位置決め用ストッパ
64に当接して回動が停止し、係合フック61が係合ピ
ン62に係合して固定され、再び脱穀作業を行なう。
【0028】この場合、前記穀稈供給装置51は、その
駆動歯車66がフレキシブル伝動軸67を介して伝動軸
68に接続され、その受動歯車70には排藁搬送装置7
4の伝動軸71に着脱自在に取付けられているから、供
給搬送チエン52を外すことなく、外側回動させること
ができる。
【0029】また、前記穀稈供給装置51の回動中心は
略鉛直方向の縦軸59であり、前記扱胴5の回動中心は
傾斜しているので、穀稈供給装置51を大きく回動させ
なくても、扱胴5は穀稈供給装置51および扱網6なら
びに入口漏斗85に干渉することなく外開き回動させる
ことができ、前記扱網6の面積を大にすることができ、
脱穀性能を向上させる。
【0030】また、前記穀稈供給装置51の回動支点お
よび前記扱胴5の回動支点を脱穀室4の前側に設けたか
ら、収穫作業途中でもメンテナンスを行なうことができ
る。また、前記供給側移動側板32と前記排出側移動側
板33との間には補強横杆36を設けているから、脱穀
室4の剛性を向上させ、下部の補強横杆36は前記扱網
6を上方から押える位置に配設しているから、扱胴5を
格納すると、扱胴重量によりロックが完全となり、補強
横杆36は扱網6を上方より押さえて扱胴5の回転と共
回りするのを防止するとともに、扱胴5の外周と扱網6
との間の間隔を正確に保持して扱ぎ残りを防止して脱穀
性能を向上させる。また、扱胴5を回動させると、補強
横杆36による扱網6を押さえを解除するので、扱網6
の脱着が容易にできる。
【0031】また、図8〜図10の実施例では、前記扱
網6の前側扱網78は供給側取付板79および排出側取
付板80に取付け、供給側取付板79および排出側取付
板80は前記穀稈供給装置51のチエン案内レ−ル55
に取付け、前記供給側固定側板34および排出側固定側
板37に対して着脱自在に構成しているから、前記チエ
ン案内レ−ル55の終端部を外側回動させると、前記扱
網6の前側扱網78は供給側取付板79および排出側取
付板80と共に外側回動し、容易にメンテナンスを行な
える。
【0032】また、前記脱穀装置1をコンバインに設け
たときは、前記扱胴5は刈取部、操作席等と干渉するこ
となく回動させることができる。
【0033】
【効果】以上のように、請求項1記載の発明において
は、脱穀装置1の上部カバ−54と挟扼杆53と排藁搬
送装置74とを、一体的に上方へ移動可能に構成したの
で、供給搬送チエン52や排藁搬送装置74に詰まった
穀稈や排藁を容易に除去でき、点検整備の作業効率が向
上する。また、扱胴を機体側に残しているので、上部カ
バ−54の裏側の点検整備を容易に行うことができる。
そして、供給搬送チエン52と脱穀装置1との間の保守
管理も容易となる。
【0034】また、請求項2記載の発明においては、脱
穀装置1の上部カバ−54と挟扼杆53とを、一体的に
上方へ移動可能に構成すると共に、供給搬送チエン52
を、脱穀装置1に対して前記穀稈搬送方向上手側に離間
して設けた縦軸59を中心として外方へ回動可能に構成
したので、供給搬送チエン52や脱穀装置1の内部に詰
まった穀稈を容易に除去でき、点検整備の作業効率が向
上し、特に、縦軸59を穀稈搬送方向上手側に離間して
設けているので、作業者が立ち入ることのできる空間部
がより大きく開放でき、脱穀装置1の側壁と供給搬送チ
エン52開放部分の点検整備が行ないやすくなる。
【0035】また、請求項3記載の発明においては、前
記脱穀装置1の点検整備を行う時には、脱穀装置1の上
部カバ−54を上方ヘ移動させ、その後、供給搬送チエ
ン52を、縦軸59を中心に外方へ回動させるので、供
給搬送チエン52の回動が容易にでき、上部カバ−54
の裏側と扱胴上部、また、脱穀の側部の点検整備作業の
操作性を向上させることができる。特に、縦軸59を穀
稈搬送方向上手側に離間して設けているので、作業者が
立ち入ることのできる空間部がより大きく開放でき、脱
穀装置1の側壁と供給搬送チエン52開放部分の点検整
備が行ないやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 装置全体の縦断面図。
【図2】 同供給側側面図。
【図3】 同排出側側面図。
【図4】 同平面図。
【図5】 要部正面図。
【図6】 伝動機構を示す平面図。
【図7】 作用状態平面図。
【図8】 第2実施例図。
【図9】 同供給側面図。
【図10】 同排出側面図。
【図11】 コンバインにおける実施例の平面図。
【符号の説明】
1…脱穀装置、5…扱胴、51…穀稈供給装置、52…
供給搬送チェン、53…挾扼杆、54…上部カバー、5
9…縦軸、74…排藁搬送装置。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀稈供給装置51の供給搬送チエン52
    と挾扼杆53とによって、穀稈を搬送しながら脱穀し、
    脱穀後の排藁を前記供給搬送チエン52の搬送下手側に
    設ける排藁搬送装置74にて下手側へ搬送する構成の脱
    穀装置1において、該脱穀装置1の上部カバ−54と挾
    扼杆53と排藁搬送装置74とを、扱胴5は機体側に残
    して、一体的に上方へ移動可能に構成すると共に、前記
    供給搬送チエン52を、脱穀装置1に対して穀稈搬送方
    向上手側に離間して設けた縦軸59を中心として外方へ
    移動可能に構成したことを特徴とする脱穀装置。
  2. 【請求項2】 穀稈供給装置51の供給搬送チエン52
    と挾扼杆53とによって、穀稈を搬送しながら脱穀し、
    脱穀後の排藁を前記供給搬送チエン52の搬送下手側に
    設ける排藁搬送装置74にて下手側へ搬送する構成の脱
    穀装置1において、該脱穀装置1の上部カバ−54と挾
    扼杆53とを、一体的に上方へ移動可能に構成すると共
    に、前記供給搬送チエン52を、脱穀装置1に対して前
    記穀稈搬送方向上手側に離間して設けた縦軸59を中心
    として外方へ移動可能に構成すると共に、供給搬送チェ
    ン52と脱穀装置1の側壁との間には、作業者が立ち入
    ることのできる空間部を設けたことを特徴とする脱穀装
    置。
  3. 【請求項3】 穀稈供給装置51の供給搬送チエン52
    と挾扼杆53とによって、穀稈を搬送しながら脱穀し、
    脱穀後の排藁を前記供給搬送チエン52の搬送下手側に
    設ける排藁搬送装置74にて下手側へ搬送する構成の脱
    穀装置1において、該脱穀装置1の上部カバ−54と挾
    扼杆53とを、一体的に上方へ移動し、その後、前記供
    給搬送チエン52を、脱穀装置1に対して前記穀稈搬送
    方向上手側に離間して設けた縦軸59を中心として外方
    へ移動可能に構成すると共に、供給搬送チェン52と脱
    穀装置1の側壁との間には、作業者が立ち入ることので
    きる空間部を設けたことを特徴とする脱穀装置。
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