JP2980089B2 - コンバインの脱穀装置 - Google Patents

コンバインの脱穀装置

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JP2980089B2 JP10011200A JP1120098A JP2980089B2 JP 2980089 B2 JP2980089 B2 JP 2980089B2 JP 10011200 A JP10011200 A JP 10011200A JP 1120098 A JP1120098 A JP 1120098A JP 2980089 B2 JP2980089 B2 JP 2980089B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの脱穀
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンバインの脱穀装置には、
外側部に形成する扱口に沿って、フィ−ドチェ−ンと称
する供給搬送チェンと挟扼杆とを上下に対向配置して設
けている。そして、コンバイン作業においては、圃場に
植立する穀稈を刈取装置によって刈り取り、この刈り取
られた穀稈の株元部を供給搬送チェンと挟扼杆との間に
挾持するとともに穂先側を脱穀室内部に挿入し、この状
態で後方へ搬送しながら、穀稈の穂先側に扱胴による脱
粒作用を与えて、脱穀処理を行う構成である。
【0003】しかして、上記のように供給搬送チェンと
挟扼杆とは、脱穀装置の外側部の扱口に沿って設けられ
るため、脱穀装置内部の点検・清掃等のメンテナンスを
容易に行えるものとするために、脱穀装置の上部カバ−
を上方へ移動可能に構成すると共に、供給搬送チェンを
機体外側方へ回動開放可能に構成する技術が考えられて
いる。
【0004】例えば、実開平1−167839号のマイ
クロフィルム、実開平1−167840号のマイクロフ
ィルム、実開平2−83726号のマイクロフィルム
は、供給搬送チェンと挟扼杆とによって、穀稈を挾持搬
送しながら脱穀処理する脱穀装置において、該脱穀装置
の上部カバ−と前記挟扼杆とを一体的に上方へ移動可能
に構成するとともに、前記供給搬送チェンの後部を、脱
穀装置の後部側面に取り付けた縦軸を介して外側方へ回
動可能に支持する一方、前記供給搬送チェンの前部を、
脱穀装置側にロック装置を介して係合離脱可能に構成し
たコンバインの脱穀装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の、実開平1−1
67839号のマイクロフィルム、実開平1−1678
40号のマイクロフィルム、実開平2−83726号の
マイクロフィルムに開示された構成においては、供給搬
送チェンが、脱穀装置の後部側面に取り付けた縦軸を中
心として外側方へ回動する構成である。
【0006】従って、供給搬送チェンを外側方へ回動さ
せた場合、供給搬送チェンの前部が脱穀装置側部から離
間して、この脱穀装置の前部側面が比較的大きく開放さ
れる。しかしながら、この供給搬送チェンの回動中心と
なる縦軸が脱穀装置の後部側面に直接取り付けられてい
るために、供給搬送チェンの後部側ほど脱穀装置側部か
らの離間量が小さくなる。このため、脱穀装置の後部側
面は僅かな範囲しか開放されずメンテナンス可能な部分
が制約されてしまい、また、この供給搬送チェンと脱穀
装置の後部側面との間の横方向の開放間隙が狭くなって
作業者の侵入を妨げてしまう。
【0007】この結果、供給搬送チェンを回動開放して
も、藁屑の多くなりがちな脱穀装置の後部のメンテナ
ンスを十分且つ容易に行うことができず、このメンテナ
ンス作業の効率が低いものとなっていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の如き
課題を解決するために、次のような技術的手段を講じ
る。即ち、請求項1に記載のように、供給搬送チェン1
2と挟扼杆11とによって、穀稈を挾持搬送しながら脱
穀処理する脱穀装置において、該脱穀装置1の上部カバ
−13と前記挟扼杆11とを一体的に上方へ移動可能に
構成するとともに、前記供給搬送チェン12を、脱穀装
置1前方に立設した支持部材23の縦軸24を中心とし
て外側方へ回動可能に構成したことを特徴とするコンバ
インの脱穀装置の構成、及び、請求項2に記載のよう
に、供給搬送チェン12と挟扼杆11とによって、穀稈
を挾持搬送しながら脱穀処理する脱穀装置において、該
脱穀装置1の上部カバ−13と前記挟扼杆11とを一体
的に上方へ移動可能に構成するとともに、前記供給搬送
チェン12の前部を、脱穀装置1前方に立設した支持部
材23に縦軸24を介して外側方へ回動可能に支持する
一方、前記供給搬送チェン12の後部を、脱穀装置1側
にロック装置52を介して係合離脱可能に構成したこと
を特徴とするコンバインの脱穀装置としたものである。
【0009】しかして、請求項1に記載のコンバインの
脱穀装置において、コンバイン作業を行うと、刈り取ら
れた穀稈は、供給搬送チェン12と挟扼杆11とによっ
て挾持搬送され、この搬送中に脱穀装置1内部の扱胴の
作用を受けて脱穀処理される。この脱穀処理によって発
生した穀粒や藁屑等は、扱胴の下方に配置した選別装置
によって選別され、穀粒はコンバインの機体に設ける穀
粒貯留装置等に一時貯留される。
【0010】そして、扱胴の周囲や選別装置等、脱穀装
置1内部の点検、清掃等のメンテナンスを行う場合に
は、脱穀装置1の上部カバ−13と挟扼杆11とを一体
的に上方へ移動させると共に、供給搬送チェン12を、
脱穀装置1前方に立設した支持部材23の縦軸24を中
心として外側方へ回動させる。これによって、脱穀装置
1の上部が開放されると共に、脱穀装置1の側面が開放
される。
【0011】この際、脱穀装置1の後部側ほどその側面
が大きく開放されると共に、供給搬送チェン12の回動
中心となる縦軸24が脱穀装置1の前方に離れて配置さ
れているために、供給搬送チェン12の前部側であって
も、脱穀装置1側部からの離間量は比較的大きくなる。
従って、脱穀装置1の側面が後部から前部にわたって比
較的大きく開放されてメンテナンス可能な状態となり、
また、この供給搬送チェン12と脱穀装置1の前部側面
との間にも横方向の開放間隙ができて作業者が侵入可能
な状態となる。
【0012】更に、請求項2に記載のコンバインの脱穀
装置においては、供給搬送チェン12の前部を、脱穀装
置1前方に立設した支持部材23に縦軸24を介して支
持する一方、供給搬送チェン12の後部を、脱穀装置1
側にロック装置52を介して係合させる構成のため、供
給搬送チェン12を閉塞した脱穀作業状態において、こ
の供給搬送チェン12と脱穀装置1側面との間に隙間を
生じにくく、脱穀装置1内部からの穀粒や塵埃等の漏れ
が生じにくくなる。
【0013】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
おいては、供給搬送チェン12と挟扼杆11とによっ
て、穀稈を挾持搬送しながら脱穀処理する脱穀装置にお
いて、該脱穀装置1の上部カバ−13と前記挟扼杆11
とを一体的に上方へ移動可能に構成するとともに、前記
供給搬送チェン12を、脱穀装置1前方に立設した支持
部材23の縦軸24を中心として外側方へ回動可能に構
成したことを特徴とするコンバインの脱穀装置としたの
で、脱穀装置1の上部及び側面からのメンテナンスを容
易に行うことができ、メンテナンス作業の効率が向上す
る。特に、藁屑の多くなりがちな脱穀装置1後部側ほど
供給搬送チェン12が大きく開放されるため、この脱穀
装置1後部側のメンテナンス作業を容易に行うことがで
きる。
【0014】また、請求項2に記載の発明においては、
供給搬送チェン12と挟扼杆11とによって、穀稈を挾
持搬送しながら脱穀処理する脱穀装置において、該脱穀
装置1の上部カバ−13と前記挟扼杆11とを一体的に
上方へ移動可能に構成するとともに、前記供給搬送チェ
ン12の前部を、脱穀装置1前方に立設した支持部材2
3に縦軸24を介して外側方へ回動可能に支持する一
方、前記供給搬送チェン12の後部を、脱穀装置1側に
ロック装置52を介して係合離脱可能に構成したことを
特徴とするコンバインの脱穀装置としたので、脱穀装置
1の上部及び側面からのメンテナンスを容易に行うこと
ができ、メンテナンス作業の効率が向上する。特に、藁
屑の多くなりがちな脱穀装置1後部側ほど供給搬送チェ
ン12が大きく開放されるため、この脱穀装置1後部側
のメンテナンス作業を容易に行うことができる。しか
、供給搬送チェン12を閉塞した脱穀作業状態におい
て、脱穀装置1内部からの穀粒や塵埃等の漏れを生じに
くく、商品としての品質を維持可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図により説
明すると、1はコンバイン等に設けられる脱穀装置であ
り、下方に走行装置3を有する機体フレ−ム2の上方位
置に設けられている。4は前記走行装置3の前方に設け
た刈取部である。前記脱穀装置1内の前側上方位置には
脱穀室5を形成し、該脱穀室5内には扱胴6を軸装す
る。7は該扱胴6の主として下方側に設けた扱網、8は
前記脱穀室5の前側(供給側)に形成した穀稈供給口で
ある。図示は、省略するが、脱穀装置1内には、風選
室、送風唐箕、揺動選別枠体、一番コンベア、二番コン
ベア等を設けている。
【0016】しかして、前記脱穀室5の側部には、穀稈
供給搬送通路9を形成し、該穀稈供給搬送通路9には、
脱穀室5に穀稈を供給する穀稈挾持搬送供給装置10を
設ける。該穀稈挾持搬送供給装置10は、穀稈を挾持搬
送する挟扼杆11と供給搬送チェン12とにより構成さ
れ、該挟扼杆11は前記脱穀室5の上方を覆う上部カバ
−13の回動端側に上下動自在に取付けられ、上部カバ
−13を上動させると、一体的に上動するように構成し
ている。14は前記供給搬送チェン12の搬送チェン案
内レ−ルであり、該搬送チェン案内レ−ル14の始端部
および終端部には受動歯車15、16を取付け、前側受
動歯車15と後側受動歯車16との間に前記供給搬送チ
ェン12を掛け回している。
【0017】しかして、前記搬送チェン案内レ−ル14
の前側には、逆L型形状の取付フレ−ム18の上側部分
19を固定する。上側部分19は搬送チェン案内レ−ル
14の前側と平行に位置し、上側部分19の前端には略
垂直の縦フレ−ム20を連設する。縦フレ−ム20の上
部および下部にはそれぞれ縦軸筒21を固定する。前記
機体フレ−ム2には、支持フレ−ム22の縦支持23
の下部を固定し、縦支持杆23(支持部材23)に設け
た係合縦軸24(縦軸24)に前記取付フレ−ム18の
縦軸筒21を上方から着脱自在に回転のみ自在に嵌合さ
せ、搬送チェン案内レ−ル14を支持フレ−ム22に回
動自在に取付ける。なお、搬送チェン案内レ−ル14と
支持フレ−ム22との取付構造は任意である。
【0018】支持フレ−ム22の縦支持杆23の上部
は、後側に屈曲させて前記搬送チェン案内レ−ル14の
上側部分19と略平行に位置する上側横杆25に形成
し、上側横杆25の後端は脱穀室5の前側部材26に固
定する。前記上側横杆25の中間部には前後方向の補強
フレ−ム27の前端を固定し、補強フレ−ム27の後端
は脱穀室5の前側部材26に固定する。補強フレ−ム2
7は上方からみると、後側に至るに従い脱穀装置1の左
右中央に至るように傾斜して設けている。28は前記供
給搬送チェン12の始端部上方に設けた案内杆、29は
穀稈供給口8に穀稈を案内する案内板である。
【0019】30は前記搬送チェン案内レ−ル14に設
けたテンション歯車、31は駆動歯車であり、駆動歯車
31は前記縦フレ−ム20に取付けられ、機体フレ−ム
2の前側に設けた伝動軸32に着脱自在に嵌合し、伝動
軸32からの動力により前記供給搬送チェン12を作動
させるが、伝動軸32の回転数は前記刈取部4の作業速
度と同調させて、刈取部4と穀稈挾持搬送供給装置10
との間の引継搬送装置33からの穀稈の引継を良好にし
ている。
【0020】また、前記前側受動歯車15は前記搬送チ
ェン案内レ−ル14の回動中心となる係合縦軸24より
も前側であって、かつ、前記引継搬送装置33の終端部
の下方に臨ませて、搬送チェン案内レ−ル14を外側回
動させるとき、回動半径を小にするとともに、前側受動
歯車15が引継搬送装置33と干渉しないように構成し
ている。
【0021】しかして、前記搬送チェン案内レ−ル14
には、脱穀室5の側部および前記風選室13の側部を包
囲する移動側35および前記供給搬送チェン12およ
び伝動機構の側部カバ−36を取付け、前記搬送チェン
案内レ−ル14を回動させて移動側35および側部カ
バ−36を回動させると、脱穀室5の側部および前記風
選室13の側部を開放して開口部37を形成するように
構成している。なお、脱穀室5の側部および前記風選室
13の側部を開放する開口部37の形状は任意であり、
開口部37の形状に移動側35および側部カバ−36
の形状を対応させればよい。
【0022】しかして、前記後側受動歯車16は、連結
機構39(着脱自在の爪クラッチ等)を介して前記脱穀
装置1側に固定のギヤケ−ス40に設けた伝動軸41の
一端に着脱自在に取付ける。伝動軸41の他端は図示は
省略するが、反対側の脱穀装置1の側板より突出させ
て、伝動機構を設け、該伝動機構部により前記脱穀室5
の後側に設けた排藁搬送装置42を作動させている。
【0023】図5は、前記連結機構39の一例を図示し
たものであり、38は前記搬送チェン案内レ−ル14側
に設けた取付軸であり、取付軸38に前記後側受動歯車
16の凹部43を臨ませて回転のみ自在に軸装する。前
記凹部43の内周面にはギヤドックまたはカムドックか
らなる固定係合部44を形成する。一方、前記伝動軸4
1には前記固定係合部44に対応するギヤドックまたは
カムドックからなる移動係合部45を摺動のみ自在に取
付け、移動係合部45はバネ46により固定係合部44
側に常時付勢されている。したがって、搬送チェン案内
レ−ル14を外側回動させるときは、前記供給搬送チェ
ン12を外す必要がなく、また、搬送チェン案内レ−ル
14を元に戻したときは、搬送チェン案内レ−ル14側
の固定係合部44が移動係合部45に当接すると、移動
係合部45は一旦退避してから係合するので、その係合
は固定係合部44が移動係合部45に対して直線状態に
対峙してから行なわれるので円滑であり、係合後は、バ
ネ46により確実に係合状態が保持される。また、前記
連結機構39は前記駆動歯車31と伝動軸32との間に
設けることもある。
【0024】しかして、前記脱穀装置1の搬送チェン案
内レ−ル14側の任意の固定部には、係合部50を設
け、該係合部50に対応する位置の搬送チェン案内レ−
ル14には前記係合部50に係合する係合体51を設け
る。係合部50および係合体51は任意形状でよいが、
本実施の形態では、脱穀装置1の前側部材26に係合孔
47を有する係合部50を固定し、前記係合体51は軸
形状に形成している(図4、図6)。
【0025】また、搬送チェン案内レ−ル14の終端部
側にはロック装置52を設ける。ロック装置52は、前
記脱穀装置1の後部の機枠53にステ−54を固定し、
該ステ−54に縦軸状の係合軸55を固定し、一方、前
記搬送チェン案内レ−ル14の終端部に前記係合軸55
に係合する係合フック56を設けて構成する。係合フッ
ク56は搬送チェン案内レ−ル14に固定の軸57に回
動自在に取付ける。58は係合フック56の操作ハンド
ルである。前記係合フック56の上側または下側位置の
軸57には、ロックガイド59を設ける。ロックガイド
59はY形状の案内溝60を有し、前記軸57に固定さ
れる。
【0026】また、前記ロックガイド59には、ステ−
61をボルトにより固定し、ステ−61に前記後側受動
歯車16の取付軸38を軸装している。また、前記ギヤ
ケ−ス40は、前記機枠53の後部に固定して機枠53
の強度を向上させている。ギヤケ−ス40の前側部分は
前記ステ−54の取付部62に固定し、ステ−54の取
付強度を向上させている。
【0027】63は前記ギヤケ−ス40に設けた入力プ
−リであり、ギヤケ−ス40内の伝動機構を介して、脱
穀装置1内に設けた吸引ファン64に動力を伝達する。
65は、チェンガイド、66は風選室、67は揺動選別
枠体、68は排塵機口、69は排藁挟扼杆、70は前記
搬送チェン案内レ−ル14に取付けた前記扱網7の網押
え体、71は固定側板である。
【0028】図9および図10は、前記供給搬送チェン
12の駆動歯車31を前記後側受動歯車16に代えて、
搬送チェン案内レ−ル14の終端部に設けた実施の形態
を示すものであり、この場合、前記ギヤケ−ス40に設
けた伝動軸41が駆動歯車31の駆動軸となり、また、
前記排藁搬送装置42は別の伝動経路により駆動され
る。
【0029】次にこの構成に基づく作用を述べる。穀稈
は、穀稈挾持搬送供給装置10により穀稈供給口8より
脱穀室5内に供給されて回転する扱胴6により脱穀さ
れ、脱穀物は扱網7より漏れて選別され、一番物は一番
コンベアに入って機外に取出される。また、穀稈挾持搬
送供給装置10により搬送された穀稈は、排藁搬送装置
42に引継がれ、脱穀室5の排出側3に設けた排藁処理
部に至り処理される。
【0030】しかして、扱胴6の上方を覆う上部カバ−
13を上動させると、挟扼杆11が上動し、この状態で
チェンレ−ルロック装置52の操作ハンドル58を操作
すると、係合フック56が係合軸55より外れ、搬送チ
ェン案内レ−ル14を係合縦軸24を中心に外側回動さ
せることができ、供給搬送チェン12のメンテナンスを
行なえる。
【0031】また、穀稈挾持搬送供給装置10の終端部
と排藁搬送装置42の始端部との引継部にて、穀稈詰ま
りが生じやすいが、搬送チェン案内レ−ル14を係合縦
軸24を中心に外側回動させることにより簡単に除去で
きる。前記搬送チェン案内レ−ル14に、脱穀装置1の
移動側板35と供給搬送チェン12の側部カバ−36を
取付けているから、搬送チェン案内レ−ル14を回動さ
せることにより、側部カバ−36および移動側板35を
外側回動させ、前記脱穀室5の側部および前記風選室1
3の側部を開放し、脱穀室5および風選室13のメンテ
ナンスを容易に行なえる。
【0032】この場合、搬送チェン案内レ−ル12の取
付フレ−ム18は、前記機体フレ−ム2に固定の支持フ
レ−ム22の縦支持杆23に回動自在に取付けられ、該
縦支持杆23の上側横杆25は収納時の搬送チェン案内
レ−ル14と平行であって、上側横杆25の後端は脱穀
室5の前側部材26に固定し、上側横杆25の中間部に
は、脱穀室5の前側部材26との間に斜めの補強フレ−
ム27を設けているから、搬送チェン案内レ−ル14が
回動するときの荷重は支持フレ−ム22と補強フレ−ム
27により強固に支持される。したがって、搬送チェン
案内レ−ル14に脱穀装置1の移動側板35と供給搬送
チェン12の側部カバ−36を取付けていても円滑に回
動する。
【0033】しかして、搬送チェン案内レ−ル14を元
の位置に向けて係合縦軸24を中心に回動させると、搬
送チェン案内レ−ル14に設けた係合体51が脱穀装置
1の固定部に設けた係合部50の係合孔に係合し、ロッ
ク装置52の係合フック56が係合軸55に係合し、搬
送チェン案内レ−ル14を固定する。この場合、前記係
合フック56の上側または下側位置の軸57には、Y形
状の案内溝60を有するロックガイド59が設けられて
いるから、係合フック56が係合軸55に係合する前
に、案内溝60に係合軸55が進入して、係合フック5
6を係合軸55に向けて案内するので確実に係合する。
【0034】また、搬送チェン案内レ−ル14の前端は
支持フレ−ム22により強固に支持されているから、搬
送チェン案内レ−ル14の前端は引継搬送装置33に対
して常時一定位置に位置するので、刈取部4からの穀稈
を穀稈挾持搬送供給装置10に円滑に引継がせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるコンバインの全体
側面図。
【図2】本発明の実施の形態における要部の側面図。
【図3】本発明の実施の形態における要部の搬送チェン
を取外した状態の側面図。
【図4】本発明の実施の形態における要部の平面図。
【図5】本発明の実施の形態における連結機構の平面
図。
【図6】本発明の実施の形態における一部の縦断正面
図。
【図7】本発明の実施の形態におけるロック装置部分の
平面図。
【図8】本発明の実施の形態における要部の斜視図。
【図9】本発明の実施の形態における別構成の要部の側
面図。
【図10】本発明の実施の形態における別構成の要部の
搬送チェンを取外した状態の側面図。
【符号の説明】
1 脱穀装置 11 挟扼杆 12 供給搬送チェン 13 上部カバ− 23 支持部材 24 縦軸 52 ロック装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給搬送チェン12と挟扼杆11とによ
    って、穀稈を挾持搬送しながら脱穀処理する脱穀装置に
    おいて、該脱穀装置1の上部カバ−13と前記挟扼杆1
    1とを一体的に上方へ移動可能に構成するとともに、前
    記供給搬送チェン12を、脱穀装置1前方に立設した支
    持部材23の縦軸24を中心として外側方へ回動可能に
    構成したことを特徴とするコンバインの脱穀装置。
  2. 【請求項2】 供給搬送チェン12と挟扼杆11とによ
    って、穀稈を挾持搬送しながら脱穀処理する脱穀装置に
    おいて、該脱穀装置1の上部カバ−13と前記挟扼杆1
    1とを一体的に上方へ移動可能に構成するとともに、前
    記供給搬送チェン12の前部を、脱穀装置1前方に立設
    した支持部材23に縦軸24を介して外側方へ回動可能
    に支持する一方、前記供給搬送チェン12の後部を、脱
    穀装置1側にロック装置52を介して係合離脱可能に構
    成したことを特徴とするコンバインの脱穀装置。
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