JP2004166625A - フィードチェーンの開閉構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィードチェーンの前端部及び後端部にそれぞれ設けられるロック装置を連動させることによって、前端部側のロック装置の解除に伴い同時に後端部側のロック装置も解除ができる構造とし、容易にフィードチェーンの開放が行え、メンテナンス時等の作業効率の向上を図る。
【解決手段】脱穀装置12の側方に、脱穀用穀桿を搬送するフィードチェーン9を該脱穀装置12側方に開放可能に設け、該フィードチェーン9の前端部及び後端部にそれぞれロック装置を設けたコンバインの脱穀装置12であって、前記フィードチェーンの前部ロック装置40と後部ロック装置50とを連結ロッド45にて連結し、前部ロック装置40の解除に連動して後部ロック装置50が解除される構造とした。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインの前部に配置した刈取装置で刈り取った穀桿を受け継いで、脱穀装置に搬送するフィードチェーンを側方に開閉回動するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコンバインの構成として、扱室の外側の側方に穀桿搬送装置を配し、刈取装置によって刈り取られた穀桿を受け継ぎ、穀桿の穂先側を脱穀装置の扱胴の上方若しくは下方を通過させて脱穀させるものがある。
前記穀桿搬送装置は、一般的に、フィードチェーンと、該フィードチェーンが巻回される複数のスプロケットと、フィードチェーンの上方に対向して備える挟扼杆等から構成されている。
そして、前記フィードチェーンを巻回する複数のスプロケットを、機体外側方に向けて回動可能なフレームに取り付け、前記フィードチェーンの前端部にフレームの回動支点を、後端部にフレームの固定手段であるロック装置をそれぞれ配置し、該フレームの開閉を行うことによって、前記フィードチェーンを巻回したまま扱室を現出させることを可能にし、扱室内のメンテナンス性の向上を図ったものがある(例えば、特許文献1参照)。
さらに、フィードチェーンを支持するフレームの後部を機体に支持し、前部にロック装置を配置して、前記フィードチェーンが巻回されたフレームを側方へ開閉することを可能とした技術も公知となっている(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−151031号公報
【特許文献2】
特開平7−8091号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記フィードチェーンの前端部または後端部に設けられた従来のロック装置は、それぞれが独立してロックまたは解除する構造となっており、前記フレームを開放させて扱室や扱胴のメンテナンスやクリンプ網の交換等を行う。このように、前記前端部または後端部にロック装置を設けていたので、作業時における強度が不足する場合があり、振動や騒音の発生原因となっていた。また、強度を増すために前後それぞれにロック装置を配置することも考えられるが、メンテナンス時には各々解除する必要があり、作業に手間がかかるという不具合があった。
そこで本発明では、上記不具合を解決すべく、フィードチェーンの前端部及び後端部にそれぞれロック装置を設けて連動させることによって、前端部側のロック装置の解除に伴い同時に後端部側のロック装置も解除ができる構造とし、容易にフィードチェーンの開放が行え、メンテナンス時等の作業効率の向上を図る。
さらに、前後のロック装置の係合位置を工夫することによって、よりしっかりとフィードチェーンが固定でき、脱穀装置の強度の向上も図る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
即ち、請求項1においては、脱穀装置の側方に、脱穀用穀桿を搬送するフィードチェーンを該脱穀装置側方に開放可能に設け、該フィードチェーンの前端部及び後端部にそれぞれロック装置を設けたコンバインの脱穀装置であって、前記フィードチェーンの前端部に設けられたロック装置と後端部に設けられたロック装置とを連結部材にて連結し、一方のロック装置の解除に連動して他方のロック装置が解除される構造としたものである。
【0007】
請求項2においては、前記後端部に設けられたロック装置を前記フィードチェーンの上後部近傍に配置したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明を適用したコンバインの全体側面図、図2は同じく平面図、図3はフィードチェーンの構成を示す側面図、図4は本発明のロック装置を示す平面図、図5は同じく正面図、図6は前部ロック装置を示す側面図、図7は同じく平面図、図8は後部ロック装置を示す側面図、図9は同じく平面図である。
【0009】
まず、本発明に係わるコンバインの全体構成について、図1及び図2により説明する。
クローラ式走行装置1上には機体フレーム2が載置され、該機体フレーム2前端には引起し・刈取部3が昇降可能に配設されている。該引起し・刈取部3は前端に分草板4を突出して穀稈を分草し、その後部に引起しケース5を立設して該引起しケース5より突出したタイン6の回転により穀稈を引き起こし、前記分草板4後部に配設した刈刃7にて株元を刈り取るようにしている。
【0010】
刈り取られた穀稈は、上部搬送装置、下部搬送装置、縦搬送装置8にて後部へ搬送され、該縦搬送装置8の上端から株元がフィードチェーン9に受け継がれ、扱胴21や処理胴22を備える脱穀装置12内に穀稈が搬送される。そして、該フィードチェーン9後端には排藁搬送チェーン11などを備えた排藁搬送装置16が配設され、該排藁搬送装置16の後部下方には排藁カッター装置、拡散コンベアなどからなる排藁処理装置17が設けられ、排藁を切断して藁片にした後、拡散しながら圃場に均一放出するようにしている。
【0011】
また、前記脱穀装置12側部には選別後の精粒を貯留するグレンタンク13が配設され、該グレンタンク13前部には運転室14が配設される一方、グレンタンク13後部には排出オーガ15の縦オーガ15aが立設され、該縦オーガ15aを中心にしてグレンタンク13が側方へ回動可能とし、本機内部側に配置した駆動系や油圧系のメンテナンスを容易にしている。
そして、該グレンタンク13の底部には排出コンベア19が前後方向に配設され、該排出コンベア19から前記排出オーガ15に動力が伝達されて、排出オーガ15先端よりトラック等へグレンタンク13内の穀粒を排出できるようにしている。更に、脱穀装置12下方には、選別部が配設され、脱穀装置12から流下する穀粒や藁屑等から穀粒を選別し、精粒を前記グレンタンク13に搬送するようにしている。
【0012】
また、前記脱穀装置12は、前記機体フレーム2に前後方向に軸芯を有して横架された前記扱胴21と処理胴22とから構成され、該脱穀装置12の下方に揺動選別装置を配設している。なお、該扱胴21及び処理胴22の上方は脱穀カバー18によって被装され、該脱穀カバー18のグレンタンク13側端部が機枠に枢支され、脱穀カバー18の外側を上方に回動させて扱胴21内部のメンテナンス作業を行うようにしている。
【0013】
さらに、前記揺動選別装置、一番コンベア及び二番コンベア等を駆動するための、プーリーやベルト等よりなる動力伝達部が前記フィードチェーン9下方の機体フレーム2の側部に配設されており、該動力伝達部は側部カバー20によって被装されている。
そして、前記扱胴21の左側方に前記フィードチェーン9が配置され、該フィードチェーン9の前部を引起し・刈取部3の後部側方に配置し、前記排藁搬送装置16の前部側方に延出することによって穀桿を縦搬送装置から受け継ぐようにしている。
【0014】
次に、前記フィードチェーン9及びこれを支持するフレーム30の構成について説明する。
図3及び図4に示すように、フィードチェーン9は、フレーム30に備える複数のスプロケットに巻回され、該フィードチェーン9の上方には挟扼杆が配置され、該挟扼杆は脱穀カバー18の進行方向左側端にバネ等により下方へ付勢して配置され、該挟扼杆とフィードチェーン9との間に穀稈を挟持して搬送する構成としている。該フィードチェーン9の前端部(機体前方)及び後端部(機体後方)にはそれぞれ前部ロック装置40及び後部ロック装置50が設けられており、該前部ロック装置40及び後部ロック装置50が機体側の係合部44及び54とそれぞれ係合して該フレーム30を固定する構造となっている。
【0015】
前記フレーム30は、機体前後方向に水平な横フレーム30aと、該横フレーム30aの前端で交わり後方に向かって上り勾配を形成する斜フレーム30bと、横フレーム30aの後端部に固設された側面視略コ字状にパイプを折り曲げて構成した回動支点フレーム30c及び補強フレーム30dとによって側面視略直角三角形状に構成している。なお、側面視において該回動支点フレーム30cで囲まれた空間に、排塵ファンを駆動するためのプーリー49が配置されている。
【0016】
前記回動支点フレーム30cは、機体側に固設された後面視略逆コ字状にパイプを折り曲げて構成した支持フレーム23に設けられた上下二箇所の支持部24・24によって支持され、前記フレーム30が機体に対して側方外側に回動可能な構成となっている。
図8に示すように、前記支持部24・24は、前記回動支点フレーム30cに固設された側面視略L字状のステー24a・24aと前記支持フレーム23に一体的に固設して形成された支持ステー24b・24bと、該支持ステー24b・24bに上方に突設された枢支ピン24c・24cから構成して、該枢支ピン24c・24cにステー24a・24aを挿入することによって前記フレーム30を着脱可能に支持し、該フレーム30を該支持フレーム23に対して回動可能としている。
そして、前記機体フレーム2の上方に設けられている脱穀フレーム60において(図4)、前記扱胴21の前後で左右方向に横架する横フレーム60a・60bのフィードチェーン9側が機体側方に突出され、この突出部分が、前記フレーム30を機体側に回動させて閉じる際にガイドとなるようにしている。つまり、前記横フレーム30aの前後途中部にそれぞれ側面視略門状のガイド62a・62bが固設され(図3)、該ガイド62a・62bは図5に示すように、右端上部を斜め上方に突出しており、前記フレーム30を機体側に回動させたときに、横フレーム60a・60bの端部上に乗り上げて、摺動しながら挿入され、確実に位置合わせができて閉じられるようにしている。
また、該フレーム30において、脱穀装置12側には隔壁25を設け、該脱穀装置12内の空間とフィードチェーン9が備えられる空間とを隔離している。
【0017】
前記斜フレーム30bの前端及び上後端には従動スプロケット26a・26bが回転自在に備えられ、該従動スプロケット26bは、前記斜フレーム30bにボルト等で固設されたガード61により側方が覆われている。
また、前記横フレーム30aの前より中途部から下方に向けてステー32を垂設し、該ステー32に支持アーム33がボルト等によって固定されて下方へ延設され、該支持アーム33の下端に軸受等を介してパイプ状の回転軸34が軸支され、該回転軸34上に駆動スプロケット26dが固定されている。該回転軸34の軸心部には、機体側から突出した駆動軸がフレーム30を閉じる側に回動した時に挿入され、該駆動軸と回転軸34はスプライン嵌合またはキーにより相対回転不能に嵌合されて、動力を伝達できるようにしている。また、前記支持アーム33の前下部に回動アーム27の一端が枢支され、該回動アーム27の他端にテンションスプロケット26cが回転自在に枢支され、該テンションスプロケット26cは駆動スプロケット26dと従動スプロケット26aの間に位置するように配設される。該テンションスプロケット26cの回転軸にはスプリング28の一端が係止され、該スプリング28の他端はアジャスタ31の一端に係止されている。該アジャスタ31の他端は前記横フレーム30aの中途部に立設されたステー29に長さ調節可能に取り付けられている。
【0018】
以上の如く、従動スプロケット26a・26b、テンションスプロケット26c、及び駆動スプロケット26dにフィードチェーン9を巻回し、該駆動スプロケット26dの回転により該フィードチェーン9が回転される構成となっている。そして、各スプロケット26a・26b・26c・26dと、フィードチェーン9とをフレーム30に支持する構成とし、該フレーム30を機体本体側の支持フレーム23に対して回動することによって該フィードチェーン9が一体となって回動開閉されるようになっている。
【0019】
続いて、本発明の要部である前記前部ロック装置40及び後部ロック装置50について図3乃至図9を用いて説明する。
該前部ロック装置40と後部ロック装置50とは、連結部材である連結ロッド45によって連結され、前部ロック装置40のロック及び解除に連動して後部ロック装置50もロック及び解除される構造となっている。
まず、前部ロック装置40について図3乃至図7を用いて説明する。
該前部ロック装置40は、前記横フレーム30a前部に立設固定された回動支点軸41と、該回動支点軸41に回動可能に支承されたレバー42と前記機体フレーム2にピン等を立設して構成した係合部44とからなり、該レバー42の中途部が回動支点軸41に回動自在に枢支され、左側の外側を握り部とし、右側の機体内側の前部に凹部を形成してフック部42aとし、該フック部42aが前記係合部44と係合することによってロックされるように構成されている。
前記回動支点軸41のレバー42上方にはカラー35が挿嵌され、該カラー35は、同じく回動支点軸41に挿通固定されたストッパー36によって固定されている。つまり、該カラー35によって前記レバー42の上下位置が固定されることによって、該レバー42はスムーズに水平回動ができるように支承されている。
【0020】
また、前記レバー42の中途部(回動支点軸41よりも外側)に孔部42bを形成してスプリング39の一端が掛合され、該スプリング39の他端はアジャスタ38の前端に係止され、該アジャスタ38の他端が機体後方に向けて延出されて、前記横フレーム30aの前部より側方に突設したステー37に位置調整可能に取り付けられている。
このように、前記レバー42は、前記スプリング39によって該レバー42の孔部42bから後方に引っ張られ、該孔部42bと前記回動支点軸41を挟んで反対側にあるフック部42aが前方の前記係合部44と係合しようとする方向、即ち前部ロック装置40がロックされる方向に付勢されている。
そして、前記レバー42のフック部42aと前記回動支点軸41との中間部にはピン43が突設され、該ピン43に前記連結ロッド45の前端が枢支され、該連結ロッド45は横フレーム30aと略平行に後方へ延設されて、その後端がアームや軸等を介して後部ロック機構50と連動連結され、レバー42を前記回動支点軸41を中心にロック解除方向に回動することによって、該連結ロッド45を介して後述する後部ロック装置50のロックも解除する構造になっている。
【0021】
次に、後部ロック装置50について図3乃至図5、図8及び図9を用いて説明する。
該後部ロック装置50は、後述する回動支点軸51と該回動支点軸51に挿通固定されたフック52と機体側のフレームの一端に固設された係合部54とからなり、該係合部54に前記フック52が係合することによってロックするように構成されている。
前記係合部54の基端を機体側のフレーム(側板)にボルト68・68によって固定し、この固定部は前記排藁搬送装置16の排藁フレーム67の下方に配置して支持する支持フレーム66とともにプレート63・64を介して機体側に固定され、さらに該プレート64は補強プレート65により補強されて、前記後部ロック装置50の係合部54の剛性を高めている。
【0022】
前記回動支点軸51はパイプ状に構成され、前記横フレーム30a後部上に固設された支持プレート55と、前記補強フレーム30dの上水平部に固設した支持部57の下面に固設された支持プレート56との間に立設した支持軸に回動可能に外嵌している。そして、該回動支点軸51の上端にフック52を固設して機体内側方向に延設して、前記係合部54に係合できるように前面側に係合凹部を形成している。
前記回動支点軸51の下端には回動プレート58が固設され、該回動プレート58の先端はピン53を介して前記連結ロッド45の後端と回動自在に連結されている。つまり該連結ロッド45は、前端をレバー42に、後端を該回動プレート58と連結することによって機体前後方向に亘って架設され、前部ロック装置40と後部ロック装置50とを連結連動するための部材となっている。
【0023】
前記前部ロック装置40及び後部ロック装置50それぞれの係合部は、前部ロック装置40はフィードチェーン9の前下部、後部ロック装置50においてはフィードチェーン9の後上部に位置している。つまり、図3において見ると、機体側面において、前部ロック装置40の係合位置は左下、後部ロック装置50の係合位置は右上となっており、前記フレーム30において略対角線上に配置され、前部ロック装置40は従動スプロケット26aの後部位置、後部ロック装置50は従動スプロケット26bの近傍位置に配置されている。即ち、フィードチェーン9により穀稈を挟持して搬送する搬送経路の前部と後部に前部ロック装置40と後部ロック装置50を配置して、搬送時における搬送装置の振れやガタを防止する構成として、両ロック装置40・50が同時にロック及びロック解除できる構成としている。
【0024】
この連動機構について、該前部ロック装置40及び後部ロック装置50のロックを解除する場合を例に詳しく説明する。
まず、前部ロック装置40のレバー42を回動支点軸41を中心に、前記スプリング39に抗してロックを解除する方向、即ち該レバー42のフック部42aと機体側の前記係合部44との係合が解除される前方向に回動する。すると、該レバー42に前端が連結されている前記連結ロッド45が後方に回動する。該連結ロッド45が後方に動くと、後部ロック装置50において、該連結ロッド45の後端に支承されている回動プレート58が前記回動支点軸51を中心として回動する。該回動プレート58は回動支点軸51の下部において固定されているので、該回動プレート58の回動に伴って回動支点軸51も回動する。そうすると、回動支点軸51の上部に固定されている前記フック52も該回動支点軸51を中心に回動し、該フック52と機体側の前記係合部54との係合が解除され後部ロック装置50も解錠される。
【0025】
このような構造にすることによって、前記レバー42の回動操作のみによって前部ロック装置40及び後部ロック装置50を同時にロック及び解除することができ、容易にフィードチェーン9をフレーム30とともに開放することが可能となる。よって、扱室及び扱胴21のメンテナンスやクリンプ網の交換等を行う際の脱穀装置12の側方を開放する手間が簡略化でき作業性の向上が図れる。
【0026】
さらに、本実施例においては、前部ロック装置40は前記フレーム30の前下部、後部ロック装置50の係合位置は該フレーム30の後上部にそれぞれ設けられ、前部ロック装置40と後部ロック装置50とをそれぞれ係合位置の高さが異なるように配置しているので、そのロック位置のバランスがよく、前部及び後部をロックしたときに、フレーム30の一端に負荷がかかっても歪むようなことがなく、しっかりとフレーム30を機体本体に固定することができる。よって、脱穀作業によって該フレーム30が撓むというような不具合も解消でき、脱穀の強度を上げることが可能となる。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0028】
即ち、請求項1に示す如く、脱穀装置の側方に、脱穀用穀桿を搬送するフィードチェーンを該脱穀装置側方に開放可能に設け、該フィードチェーンの前端部及び後端部にそれぞれロック装置を設けたコンバインの脱穀装置であって、前記フィードチェーンの前端部に設けられたロック装置と後端部に設けられたロック装置とを連結部材にて連結し、一方のロック装置の解除に連動して他方のロック装置が解除される構造としたので、フィードチェーンの前端部に設けられたロック装置のロック及び解除操作に伴って後端部に設けられたロック装置も同時にロック及び解除することができ、容易にフィードチェーンをフレームとともに開放することが可能となる。よって、扱室及び扱胴のメンテナンスやクリンプ網の交換等を行う際の脱穀装置の側方を開放する手間が簡略化でき作業性の向上が図れる。
【0029】
請求項2に示す如く、前記後端部に設けられたロック装置を前記フィードチェーンの上後部近傍に配置したので、前部ロック装置と後部ロック装置とがそれぞれの係合位置を異なる高さに有し、そのロック位置のバランスがよく、前部及び後部をロックしたときに、フィードチェーンのフレームの一端に負荷がかかっても歪むようなことがなく、しっかりと該フレームを機体本体に固定することができる。よって、脱穀作業によって該フレームが撓むというような不具合も解消でき、脱穀の強度を上げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したコンバインの全体側面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】フィードチェーンの構成を示す側面図。
【図4】本発明のロック装置を示す平面図。
【図5】
同じく正面図。
【図6】前部ロック装置を示す側面図。
【図7】同じく平面図。
【図8】後部ロック装置を示す側面図。
【図9】同じく平面図。
【符号の説明】
9 フィードチェーン
12 脱穀装置
40 前部ロック装置
45 連結ロッド
50 後部ロック装置

Claims (2)

  1. 脱穀装置の側方に、脱穀用穀桿を搬送するフィードチェーンを該脱穀装置側方に開放可能に設け、該フィードチェーンの前端部及び後端部にそれぞれロック装置を設けたコンバインの脱穀装置であって、前記フィードチェーンの前端部に設けられたロック装置と後端部に設けられたロック装置とを連結部材にて連結し、一方のロック装置の解除に連動して他方のロック装置が解除される構造としたことを特徴とするフィードチェーンの開閉構造。
  2. 前記後端部に設けられたロック装置を前記フィードチェーンの上後部近傍に配置したことを特徴とする請求項1記載のフィードチェーンの開閉構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011083226A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Yanmar Co Ltd コンバイン

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