JP2000308411A - コンバイン等の穀粒貯留タンク伝動装置 - Google Patents

コンバイン等の穀粒貯留タンク伝動装置

Info

Publication number
JP2000308411A
JP2000308411A JP11120152A JP12015299A JP2000308411A JP 2000308411 A JP2000308411 A JP 2000308411A JP 11120152 A JP11120152 A JP 11120152A JP 12015299 A JP12015299 A JP 12015299A JP 2000308411 A JP2000308411 A JP 2000308411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage tank
grain storage
engine
view
traveling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11120152A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Mizumoto
武 水本
Junji Doihara
純二 土居原
Koji Izumi
浩二 泉
Jiro Yamamoto
次郎 山本
Shin Futagami
伸 二神
Masayuki Anami
雅之 阿波
Masakazu Hirose
雅一 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP11120152A priority Critical patent/JP2000308411A/ja
Publication of JP2000308411A publication Critical patent/JP2000308411A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Threshing Machine Elements (AREA)
  • Combines (AREA)
  • Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジンからカウンタ装置を介して穀粒貯留タ
ンク下部に内装した下部移送螺旋を回転駆動する。これ
らエンジンからカウンタ装置へ掛け渡したベルトへ藁
屑、及び泥等の付着を防止しようとするものである。 【解決手段】エンジン6からカウンタ装置8を経て穀粒
貯留タンク5内の下部移送螺旋7を回転駆動する。これ
らエンジン6、及び穀粒貯留タンク5は走行車台3上側
に載置し、又、該カウンタ装置8は脱穀機4の一番揚穀
装置4aの前側で該走行車台3上側に載置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、下部に下部移送
螺旋を内装した穀粒貯留タンクと、脱穀機で脱穀した穀
粒を該穀粒貯留タンク内へ揚送する一番揚穀装置と、エ
ンジン等を走行装置の走行車台に載置して設けると共
に、該エンジンからカウンタ装置を経て該下部移送螺旋
を回転駆動する該カウンタ装置は該走行車台上側で該一
番揚穀装置の前側に位置させて設けた技術であり、コン
バイン等の穀粒貯留タンク伝動装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】コンバインで立毛穀稈を刈取り収穫作業
のときは、このコンバインの走行装置を走行させ、前部
に設けた刈取機で刈取りされた刈取り穀穀は、脱穀機へ
供給されて脱穀され、脱穀済み穀粒は風選別、及び揺動
選別等が行われ、選別済み穀粒は該脱穀機の一番揚穀装
置で穀粒貯留タンク内へ揚送されて貯留される。
【0003】この貯留した穀粒を排出するときは、前記
穀粒貯留タンク下部に内装した下部移送螺旋は、エンジ
ンからカウンタ装置を介し回転駆動され、この下部移送
螺旋で一方側の端部へ移送されて、例えば、機外排出装
置へ供給され、この機外排出装置で引継ぎ移送して機外
へ排出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】エンジンからカウンタ
装置を介し穀粒貯留タンク内の下部に軸支した下部移送
螺旋が回転駆動されるが、該カウンタ装置の装着位置が
低位置であったとにより、該エンジンから該カウンタ装
置へ掛け渡したベルトには、泥、及び藁屑等が付着した
り、又、藁が巻き付くことが発生していたが、この発明
により、これらの問題点を解消しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、下部に下部移送螺旋7を内装した穀粒貯留タンク5
と、脱穀機4で脱穀した穀粒を該貯留タンク5内へ揚送
する一番揚穀装置4aと、各部を回転駆動するエンジン
6等を走行装置2の走行車台3に載置して設けると共
に、該エンジン6からカウンタ装置8を経て該下部移送
螺旋7を回転駆動するコンバインにおいて、該カウンタ
装置8は該走行車台3の上側で該一番揚穀装置4aの前
部に位置させて設けたことを特徴とするコンバイン等の
穀粒貯留タンク伝動装置の構成とする。
【0006】
【発明の作用】コンバインで立毛穀稈を刈取り収穫作業
のときは、このコンバインの走行装置2を走行させ、前
部に設けた刈取機で刈取りされた刈取り穀稈は、該走行
装置2の走行車台3に載置した脱穀機4へ供給されて脱
穀され、脱穀済み穀粒は風選別、及び揺動選別等が行わ
れ、選別済み穀粒は該脱穀機4の一番揚穀装置4aで該
走行車台3に載置した穀粒貯留タンク5内へ揚送されて
貯留される。
【0007】この貯留した穀粒を排出するときは、前記
穀粒貯留タンク5下部に内装した下部移送螺旋7は、走
行車台3に載置したエンジン6から該走行車台3の上側
で一番揚穀装置4aの前部に設けたカウンタ装置8を介
して回転駆動され、この下部移送螺旋7で一方側の端部
へ移送されて、例えば、機外排出装置へ供給され、この
機外排出装置で引継ぎ移送して機外へ排出する。
【0008】
【発明の効果】エンジン6からカウンタ装置8を介して
穀粒貯留タンク5内の下部に軸支した下部移送螺旋7が
回転駆動されるが、該カウンタ装置8の装着位置が走行
車台3の上側で高位置に設けたことにより、該エンジン
6から該カウンタ装置8へ掛け渡したベルトには、泥、
及び藁屑等の付着が防止でき、更に藁の巻き付きが防止
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】コンバイン1の走行装置2の走行
車台3には、脱穀機4と、この脱穀機4の右横側の穀粒
貯留タンク5と、エンジン6と、該穀粒貯留タンク5下
部に内装した下部移送螺旋7を、該エンジン6からカウ
ンタ装置8を介して回転駆動するこのカウンタ装置8等
を載置した構成であり、これら穀粒貯留タンク5、及び
カウンタ装置8等を図示して説明する。
【0010】前記コンバイン1の走行車台3の下部に
は、土壌面を走行する左右一対の走行クロ−ラ9を張設
した走行装置2を配設し、該走行車台3の上部には、刈
取機10から刈取り穀稈を引継ぎして脱穀フィ−ドチエ
ン11aと挾持杆11b等により、挾持して移送する刈
取り穀稈を脱穀し、脱穀した穀粒を選別回収して、一時
貯留する穀粒貯留タンク5を右横側部に装着した脱穀機
4を載置した構成である。
【0011】前記脱穀機4の前部には、刈取機10を設
け、この刈取機10の前端位置から立毛穀稈を分離する
ナロ−ガイド12aと、穀稈を分草する分草体12b
と、この分草された穀稈を引起す引起装置13と、引き
起された穀稈を掻込む掻込装置14と、穀稈を刈取る刈
刃装置15と、刈取られた穀稈を移送して、脱穀フィ−
ドチエン11aと挾持杆11bへ受け渡しする穀稈移送
装置14b等を設けてなる該刈取機10は、油圧駆動に
よる伸縮シリンダ16により、土壌面に対して昇降自在
に作用させる構成である。
【0012】前記引起装置13は、図4、及び図5で示
す如く左右の引起ケ−ス13a,13aの上下端部に
は、引起スプロケット13b,13bを回転自在に軸支
し、これら引起スプロケット13b,13bには、引起
ラグ17aを所定間隔に回動自在に装着した引起チエン
17bを掛け渡した構成である。左右の前記引起ケ−ス
13a,13a間の下方部には、引起チエン17bの引
起ラグ17aを後側の下部から前側の上部の間では、起
立させて穀稈を引起作用させ、又、前側の上部から後側
の下部の間では、倒して穀稈に作用しない状態にすべ
く、ゴム材等よりなる起立板18を後方側へ下り傾斜状
態に設けた構成である。更にこの起立板18の上端部の
下側には、コ字形状のスクレバ−18aを設けた構成で
ある。
【0013】前記起立板18の上端部で左右方向の略中
央部には、引起注油ノズル18bを設け、この引起注油
ノズル18bの上端部には、注油パイプ18cの一方側
の端部を押入し、他方側の他端部は一方側の引起ケ−ス
13aから所定長さ突出状態に装着した構成である。該
注油パイプ18cへ注油した油は、この注油パイプ18
c、該引起注油ノズル18b、スクレバ−18aの下側
部の上面を流下して、下側の引起スプロケット13bの
中央部の溝部へ注油され、この引起スプロケット13b
の回転駆動により、引起チエン17bに注油される構成
であり、この注油は注油レバ−(図示せず)の操作によ
り、注油できる構成である。
【0014】こよりにより、少ない油量で確実に前記引
起チエン17bに注油ができると共に、構成が簡単でコ
スト低減となる。前記刈刃装置15は、図6、及び図7
で示す如く分草体12bを装着した分草杆12cの上側
には、受板19cを設け、この受板19cの上側には、
受刃19aを設け、この受刃19aの上側には、左右移
動自在に刈刃19bを設け、該分草杆12c後端部に
は、支示板20を設け、この支持板20には、変芯回動
メタル20aを回動自在に回動軸20bで軸支して設け
た構成である。
【0015】前記受板19cの後側には、支持メタル2
1を設け、この支持メタル21には、回動支持杆21a
を支持ピン21bで回動自在に軸支した構成である。こ
の回動支持杆21aの一方側端部は、刈刃19bに設け
た摺動メタル22へピン22aで装着した構成である。
前記回動支持杆21aの他部と、変芯回動メタル20a
との間には、連結ロッド23の両端部に支持杆23aと
支持ボス23bとを装着した、これら支持杆23aと支
持ボス23bとをピン23c,23cで装着して連接し
た構成である。
【0016】前記変芯回動メタル20aを軸支した回動
軸20bの下部には、回転をスム−ズにする円形状のバ
ランサ24を設け、又、切刃19bの左右移送をスム−
ズにするバランサ24aを該バランサ24の下側にピン
24bで装着した構成である。これにより、前記バラン
サ24を円形状としたことにより、円運動の円滑さにも
作用することにより、該バランサ24、及びバランサ2
4aを小形にすることができると共に、連結ロッド23
等の破損を防止することができる。
【0017】前記脱穀機4側には、コンバイン1の操作
制御を行う操作装置25と、作業者が搭乗する操縦席2
6とを設け、この操縦席26の下部には、エンジン6を
搭載しすると共に、後方には、穀粒貯留タンク5を載置
している。これら走行装置2、脱穀機4、刈取機10、
及びエンジン6等によって、該コンバイン1の機体27
を形状している。
【0018】前記走行車台3の上側に載置した穀粒貯留
タンク5の下部には、下部移送螺旋7を内装して軸支し
た構成であり、この下部移送螺旋7の回転駆動により、
この穀粒貯留タンク5内へ貯留した穀粒を後方へ移送
し、後逑する機外排出装置29へ供給する構成である。
前記穀粒貯留タンク5内の下部移送螺旋7の伝動構成
は、図1〜図3で示す如く走行車台3上側に載置したエ
ンジン6から、該走行車台3の上側の脱穀機4で脱穀さ
れて揺動選別、及び風選別された穀粒を、この脱穀機4
の右横側に斜設した一番揚穀装置4aで揚送して、該穀
粒貯留タンク5内へ供給する構成であり、該一番揚穀装
置4aの前部に設けたカウンタ装置8を介し回転駆動す
る構成である。
【0019】前記カウンタ装置8のギヤ−ケ−ス30a
内には、図1、及び図3で示す如く駆動軸30bと従動
軸30cとを軸支して設け、これら各軸30b,30c
の一方側の軸端部で該ギヤ−ケ−ス30a内には、ギヤ
−31a,31bを噛合状態に装着して設けた構成であ
る。又、これら各軸30b,30cの他方側の軸端部に
は、各プ−リ32a,32bを装着した構成である。
【0020】前記エンジン6に装着したエンジンプ−リ
6aと、ギヤ−ケ−ス30aの駆動軸30bのプ−リ3
2aとには、エンジンベルト33aを掛け渡した構成で
ある。又、該ギヤ−ケ−ス30aの従動軸30cのプ−
リ32bと、下部移送螺旋7の一方側の軸端部に装着し
たプ−リ28aとには、伝動ベルト33bを掛け渡した
構成である。
【0021】前記エンジン6の回転を各ベルト33a,
33bを介して、下部移送螺旋7を回転駆動する構成で
あり、28bはテンションプ−リである。前記穀粒貯留
タンク5の外周の一側面には、図8〜図10で示す如く
板厚の薄い鉄材よりなる鉄板34を長方形状に作成し、
この鉄板34の複数箇所に接着剤34aを塗布し、この
鉄板34を該穀粒貯留タンク5へ装着した後に、この鉄
板34の表面部に必要とする各種のネ−マ等を貼付する
構成である。この装着のときは、作業者がこの鉄板34
を、図10で示す如く該穀粒貯留タンク5の外形の形状
と略同じ形状に手によって形成して、装着する構成であ
る。又、図8で示す如く該鉄板34を装着した後にこの
鉄板34の端部をビスネジ34b等によって、更に装着
する構成とするもよい。装着面が傾斜している該穀粒貯
留タンク5であると、この傾斜に合せて展開した該鉄板
34を作成する構成である。
【0022】これにより、前記穀粒貯留タンク5が樹脂
材で形成されていると、ネ−マの材質と、この穀粒貯留
タンク5の材質とは、大きく異なることが多く、このた
めに、該ネ−マを貼付するときに、気泡、及びシワ等が
多く発生していたが、薄手の鉄板34を装着し、この鉄
板34へ該ネ−マを貼付することにより、これらの問題
点の解決ができた。
【0023】前記脱穀機4の脱穀室35は、図11で示
す如くコ字形状の側機壁35aによって形成し、この前
後側の該側機壁35a,35a間には、各種の扱歯36
aを多数植設した扱胴36を前後方向に軸支した構成で
ある。前側の該側機壁35aの外側面には、各種の補強
部材35bを装着して、この前側の該側機壁35aを補
強した構成である。35cは穀稈の供給口である。
【0024】前記脱穀室35の上側には、扱胴カバ−3
7を開閉自在に設け、この扱胴カバ−37は、ガスダン
パ装置37aの作動により、上下回動自在な構成であ
る。該ガスダンパ装置37aの下端部は、前側の側機壁
35aに設けた補強部材35bの外側面に装着すると共
に、上端部は該扱胴カバ−37の内側面に設けた一方側
の扱胴カバ−補強部材37bに装着した構成である。
【0025】これにより、簡単な構成で前記脱穀室35
の強度アップを図ることができる。前記扱胴カバ−37
は、図19〜図21で示す如く手動開閉自在な構成にお
いては、この扱胴カバ−37には、開閉用把手装置38
を回動自在に設け、この開閉用把手装置38は該扱胴カ
バ−35の側板に設けた回動ピン38aで、開閉板39
に固着したボス39aを回動自在に軸支した構成であ
る。該開閉板39には、丸棒材の開閉固定軸40を固着
して設け、この開閉固定軸40には、丸棒材の開閉杆4
0aをピン40bで回動自在に装着すると共に、この開
閉杆40aの上側面には、ストッパ40cを固着して、
この開閉杆40aを所定位置以上回動させない構成であ
る。該開閉杆40aは略L字状に形成して把手を容易に
すると共に、穀稈の流れの抵抗にならない構成とし、更
に該扱胴カバ−37の開閉を容易にした構成である。
【0026】前記開閉板39には、切欠部39bを設
け、この切欠部39bを脱穀機4の前側機壁41の外側
面に設けた支持板41aの支持ピン41bへ挿入する構
成であり、開閉杆40aを開動操作して、開閉固定軸4
0へ固定させて、更に上方へ回動操作することにより、
該支持ピン41bから該開閉板39の切欠部39bがは
ずれる。これによって扱胴カバ−37を手動で開閉でき
る構成である。
【0027】これにより、前記扱胴カバ−37の開閉の
構成が簡単であり、又、開閉操作が容易である。前記扱
胴カバ−37に設ける開閉用把手装置38の開閉板39
には、図22、及び図23で示す如くパイプ材の開閉固
定パイプ42を固着して設け、この開閉固定パイプ42
に設けたピン42aには、スプリング42bの一方側の
端部を支持させ、他方側の端部は補助軸43の一方側の
端部へ支持させた構成である。この補助軸43の他方側
の端部には、丸棒材の開閉杆40aを回動自在にピン4
0bで装着した構成である。
【0028】前記扱胴カバ−37を開操作を行うときに
は、図23で示すの如く開閉杆40aを引き出し操作後
に、開閉固定パイプ42内へこの開閉杆40aの一部を
挿入した後に開操作する構成である。又、該扱胴カバ−
37を開閉操作を行わないときは、図22で示す如く該
開閉杆40aを折り畳み状態に操作する構成である。こ
れにより、扱胴カバ−37の開閉の構成が簡単であり、
又、開閉操作が容易である。
【0029】前記操縦席26の下側で走行車台3上側に
載置したエンジン6には、図12、及び図13で示す如
くパイプ44aを介しサイレンサ装置44を設けると共
に、排気パイプ44bを介して後方部へ排気する構成で
ある。このサイレンサ装置44部には、フレ−ム45を
設け、このフレ−ム45の上側には、一部にL字形状4
6aを形成したプレ−ト46を設け、又、このコ字形状
46a部には、通気孔46bを複数個設けた構成であ
る。
【0030】前記プレ−ト46のコ字形状46aの上側
には、各部へ通電するハ−ネス47を設け、該コ字形状
46a部の通気孔46bを通過する通気風により、該ハ
−ネス47がサイレンサ装置44を介して上昇される温
度を下降させる構成である。これにより、該ハ−ネス4
7の温度上昇が防止できて、正確な通電ができる。前記
エンジン6に設けたエンジンプ−リ6aと脱穀機4の扱
胴36を回転駆動する扱胴軸36bに装着した扱胴プ−
リ36cとには、図14で示す如く扱胴用ベルト48を
掛け渡した構成である。この扱胴プ−リ36cはサイレ
ンサ装置44の横側に位置する構成であり、この扱胴プ
−リ36cには、通気孔48aを複数個設け、この通気
孔48aを通過する通気風により、該サイレンサ装置4
4から発生する熱を脱穀機4の左側方向へ向けて誘導す
ることにより、操縦作業者への熱風を防止する構成であ
る。48bはテンションプ−リである。これにより、該
サイレンサ装置44から発生する熱は、該脱穀機4の右
側機壁部に停滞することが防止できて、操縦作業者は快
的な作業を行うことができる。
【0031】前記穀粒貯留タンク5の後側には、図18
で示す如くこの穀粒貯留タンク5内下部の下部移送螺旋
7で移送されて穀粒を受ける。下受メダル49を設け、
該下受メタル49の上側には、縱移送螺旋50aを内装
して略垂直姿勢で回動可能に支承して設けた排出支持筒
50を設け、この排出支持筒50の上端部には、上受メ
タル51を設け、この上受メタル51の上端部を支点と
して、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀
粒を排出する排出螺旋52aを内装した排出オ−ガ52
を上下回動、及び左右旋回可能に横方向へ配置し、これ
らよりなる機外排出装置29を設けた構成である。
【0032】前記排出オ−ガ52の外周部には、図15
〜図17で示す如くこの排出オ−ガ52を収納時に把持
させる前後の支持板53,53で固着した支持ピン53
aと、収納時に把持して下降させるコ字形状の支持杆5
3bとは、前後方向は所定位置で外周方向に略90度位
置をずらして設けた構成である。前記排出オ−ガ52を
支持する支柱54には、コ字形状の受板54aを固着し
て設け、この受板54aには、結合装置53cである支
持板56をボルト、及びナット等で装着して設け、この
支持板56には、挾持板56cを固着した支持板ピン5
6bを回動自在に軸支して設け、この挾持板56cの下
端面にはハンドル55を固着し、このハンドル55に
は、挿入孔55aを設けた構成である。
【0033】前記支持ピン56bには、トルクスプリン
グ57aを設け、該支持ピン56bに設けた挾持板56
cを押して、この挾持板56cに設けた挿入溝56d部
を該支持ピン56bへ嵌合させると共に、該支持板56
に設けた受溝56aで該支持ピン56bを保持させる構
成である。又、前記支持板56には、クサリ55cを介
しヘア−ピン55bを装着し、このヘア−ピン55bを
ハンドル55の挿入孔55aへ挿入することにより、挾
持板56cの回動を防止する構成である。排出オ−ガ5
2の上下移動は上下シリンダ57の作動によって行わせ
る構成である。該ヘア−ピン55bの挿入は主として圃
場内走行、及び路上走行の収穫作業以上のときに行われ
る構成である。これにより、挾持部のみで該排出オ−ガ
52の保持、及び該挾持板56cの回動を防止すること
ができる。
【0034】前記機外排出装置29が手動方式の構成で
あると、図24〜図28で示す如く穀粒貯留タンク5の
前側には、操作レバ−58を設け、この操作レバ−58
には、レバ−ワイヤ58aの一方側の端部を連接させた
構成であり、このレバ−ワイヤ58aの他方側の端部は
ア−ム59の一方側の端部に連接させた構成であり、こ
のア−ム59の略中央部は回動ピン59aで回動自在に
軸支した構成である。
【0035】前記ア−ム59のレバ−ワイヤ58aを装
着部側には、走行ギヤ−ケ−ス60に内装したクラッチ
(図示せず)を旋回時に「入」・「切」操作するテンシ
ョンワイヤ61の一側の端部を装着した構成である。前
ア−ム59の他方側の端部と、上受メタル51に設けた
排出中に下方向への回動を規制する上ロック装置62ヘ
噛合する上爪67を「入」・「切」操作する。この上爪
62aとの間には、上連結ワイヤ63を設けて連接させ
た構成である。
【0036】前記ア−ム59の上連結ワイヤ63装着側
には、支持ピン59bを固着して設け、この支持ピン5
9bには、下受メタル49に設けた排出中の左右への回
動を規制する下ロック装置64へ噛合する爪65を
「入」・「切」操作する。この爪65は回動メタル66
に回動自在に軸支した回動軸65aに装着すると共に、
旋回板65bを装着し、この旋回板65bには、L字形
状の旋回ロックア−ム65cを装着した構成である。6
6aはトルクスプリングである。
【0037】前記旋回ロックア−ム65cは、操作レバ
−58を「切」位置へ操作することによって、旋回ロッ
クア−ム65cは支持ピン59bへ、図27で示す如く
当接する構成としている。又、該操作レバ−58を
「入」位置へ操作することによって、該旋回ロックア−
ム65cは該支持ピン59bへ、図28で示す如く所定
の隙間(A)を有して当接しない構成である。爪65の
「入」と走行ギヤ−ケ−ス60内のクラッチ「入」のと
きに、該爪65部が該クラッチを「切」に操作しても戻
らない場合が発生したときであっても、このクラッチは
隙間(A)を設けたことにより、「切」作動する構成で
ある。
【0038】これにより前記排出オ−ガ52で穀粒を排
出作業中で左旋回のときに、爪65、及び上爪67部の
旋回ロック部ヘ荷重が付加され、この付加状態のときで
あっても、クラッチを確実に切ることができる。前記上
受メタル51に設けた上ロック装置62には、図29〜
図30で示す如くこの上ロック装置62に噛合する上爪
67は、上回動メタル68に回動自在に軸支した上回動
軸67aに装着すると共に、上回動板67bを装着した
構成である。この上回動板67bには、該上爪67を
「入」・「切」作動する上連結ワイヤ63の一方側の端
部を装着した構成である。68aはトルクスプリングで
ある。
【0039】前記上連結ワイヤ63は、上爪67が
「切」状態のときは、図30で示す如くたるみのない状
態に構成している。又、該上爪67が「入」状態のとき
には、図31で示す如くたるみを有する状態に構成して
いる。爪65「入」と走行ギヤ−ケ−ス60内のクラッ
チ「入」のときに、該爪65部が該クラッチを「切」操
作しても戻らない場合が発生したときでも、このクラッ
チは上連結ワイヤ63にたるみを有した状態にしたこと
により、「切」作動する構成である。これにより、爪6
5、及び該上爪67部の旋回ロック部へ荷重が付加さ
れ、この付加状態のときであっても、該クラッチを確実
に切ることができる。
【0040】前記排出オ−ガ52の外周部には、図32
で示す如く前後方向に支持板69,69を所定間隔に装
着して設け、これら支持板69,69には、上下方向に
所定間隔を設けて支持ピン69aを挿入する上・下挿入
孔70a,70bを各々に設けた構成である。又、一方
側の支持板69と該排出オ−ガ52の外周部とには、把
持杆71aを設け、この把持杆71aを把持し、該排出
オ−ガ52を下降させる構成である。
【0041】前記支持板69,69の上側の上挿入孔7
0a,70aへ支持ピン69aを挿入したときと、下側
の下挿入孔70b,70bへ該支持ピン69aを挿入し
たときとでは、主柱54の受板54aに装着した結合装
置53cの保持位置が上下方向に変わり、排出オ−ガ5
2の上下方向位置を変えることができる構成である。こ
れにより、クサリ55a、及びヘア−ピン55b等が不
用となり、コスト低減が可能となると共に、路上走行時
と作業終了で格納倉庫へ格納するときとでは、該排出オ
−ガ52の保持位置を変えることができて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】カンタ装置部の拡大平面図
【図2】カンタ装置部の左側より見た拡大側面図
【図3】カンタ装置部の拡大背面図
【図4】引起装置部の一部破断した拡大正面図
【図5】引起装置部の起立板部の拡大平面斜視図
【図6】刈刃装置部の一部破断した拡大平面図
【図7】刈刃装置部の一部破断した拡大側面図
【図8】穀粒貯留タンク部の一部破断した拡大背面図
【図9】穀粒貯留タンク部の鉄板部の拡大側面図
【図10】穀粒貯留タンク部の鉄板部の拡大成形平面図
【図11】脱穀機の脱穀室部の拡大側面斜視図
【図12】サイレンサ装置部の拡大側面図
【図13】サイレンサ装置部の拡大側面斜視図
【図14】脱穀機の扱胴プ−リ部の拡大側面図
【図15】機外排出装置部の一部破断した拡大正面図
【図16】機外排出装置部の一部破断した拡大側面図
【図17】図16のA−A断面図
【図18】コンバインの全体側面図
【図19】他の実施例を示す図で、扱胴カバ−部の一部
破断した拡大正面図
【図20】他の実施例を示す図で、開閉用把手装置部の
拡大正面図
【図21】他の実施例を示す図で、開閉用把手装置部の
一部破断した拡大平面図
【図22】他の実施例を示す図で、開閉用把手装置部の
拡大正面図
【図23】他の実施例を示す図で、開閉用把手装置部の
拡大作用正面図
【図24】他の実施例を示す図で、穀粒貯留タンク部の
拡大正面図
【図25】他の実施例を示す図で、穀粒貯留タンク部の
拡大切作用正面図
【図26】他の実施例を示す図で、穀粒貯留タンク部の
拡大入作用正面図
【図27】他の実施例を示す図で、ア−ム部の拡大切作
用正面斜視図
【図28】他の実施例を示す図で、ア−ム部の拡大入作
用正面斜視図
【図29】他の実施例を示す図で、機外排出装置上部の
拡大側面図
【図30】他の実施例を示す図で、機外排出装置の上部
拡大切作用背面図
【図31】他の実施例を示す図で、機外排出装置の上部
拡大入作用背面斜視図
【図32】他の実施例を示す図で、機外排出装置部の一
部破断した拡大側面図
【符号の説明】
2 走行装置 3 走行車台 4 脱穀機 4a 一番揚穀装置 5 穀粒貯留タンク 6 エンジン 7 下部移送螺旋 8 カウンタ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01F 12/00 A01F 12/00 G 12/46 12/46 (72)発明者 山本 次郎 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 二神 伸 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 阿波 雅之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 広瀬 雅一 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B074 AA02 AB01 AC02 AD05 AD06 AF02 AG04 BA04 CD03 CD07 CE01 DB03 DC01 DC02 DC03 DC04 DC05 DC07 DD02 DD03 DF03 DF06 DF09 DF10 2B081 AA01 BB01 BB17 CC01 CC25 CC41 CC50 CC51 2B092 AA01 AB04 BA02 BA22 BB07 CA02 CA55 2B382 GA03 GA09 GC13 GC15 GC23 GD02 HA12 HB02 HC03 HD03 HF02 HF21 HH03 HH12 HH22 HH31 2B396 KA01 KA02 KE02 LA07 LE02 LE03 LE09 LE18 LP03 LP08 LP12 LP17 LR02 LR08 LR13 LR19 PA03 PA14 PA30 PA43

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に下部移送螺旋7を内装した穀粒貯
    留タンク5と、脱穀機4で脱穀した穀粒を該貯留タンク
    5内へ揚送する一番揚穀装置4aと、各部を回転駆動す
    るエンジン6等を走行装置2の走行車台3に載置して設
    けると共に、該エンジン6からカウンタ装置8を経て該
    下部移送螺旋7を回転駆動するコンバインにおいて、該
    カウンタ装置8は該走行車台3の上側で該一番揚穀装置
    4aの前部に位置させて設けたことを特徴とするコンバ
    イン等の穀粒貯留タンク伝動装置。
JP11120152A 1999-04-27 1999-04-27 コンバイン等の穀粒貯留タンク伝動装置 Pending JP2000308411A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11120152A JP2000308411A (ja) 1999-04-27 1999-04-27 コンバイン等の穀粒貯留タンク伝動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11120152A JP2000308411A (ja) 1999-04-27 1999-04-27 コンバイン等の穀粒貯留タンク伝動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000308411A true JP2000308411A (ja) 2000-11-07

Family

ID=14779255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11120152A Pending JP2000308411A (ja) 1999-04-27 1999-04-27 コンバイン等の穀粒貯留タンク伝動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000308411A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102860183A (zh) * 2012-10-09 2013-01-09 无锡联合收割机有限公司 全喂入联合收割机切纵流型脱粒滚筒动力传动结构
CN102860184A (zh) * 2012-10-09 2013-01-09 无锡联合收割机有限公司 一种全喂入联合收割机切纵流型脱粒滚筒动力传动机构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102860183A (zh) * 2012-10-09 2013-01-09 无锡联合收割机有限公司 全喂入联合收割机切纵流型脱粒滚筒动力传动结构
CN102860184A (zh) * 2012-10-09 2013-01-09 无锡联合收割机有限公司 一种全喂入联合收割机切纵流型脱粒滚筒动力传动机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09103174A (ja) コンバインの脱穀部カバー
JP2000308411A (ja) コンバイン等の穀粒貯留タンク伝動装置
JP5034689B2 (ja) コンバイン
JP2007244204A (ja) コンバイン
JP2004194531A (ja) 排藁搬送装置
JP2002354936A (ja) 排藁搬送装置
JP2001327214A (ja) 汎用コンバインの掻込みリール
JP2004166625A (ja) フィードチェーンの開閉構造
JPH0363331B2 (ja)
JP3337002B2 (ja) 脱穀装置
JP2004337070A (ja) コンバイン
JP3369792B2 (ja) 脱穀機における排藁搬送装置
JPS5934268Y2 (ja) コンバインにおける前方カバ−装置
JP3050724B2 (ja) 脱穀機の茎稈搬送装置
JP4581351B2 (ja) コンバイン
JP3981594B2 (ja) コンバイン
JPH119076A (ja) 農作業車の脱穀排稈装置
JP4427978B2 (ja) コンバイン
JP3369753B2 (ja) 脱穀機における排藁搬送装置
JPS5929470Y2 (ja) コンバインの結束装置
JP3025613B2 (ja) 脱穀機の茎稈搬送装置
JPH09103173A (ja) コンバインの脱穀部カバー
JP2002253031A (ja) コンバイン
JP2002253034A (ja) コンバイン
JP2002253028A (ja) コンバイン