JP2672103B2 - 脱穀装置 - Google Patents
脱穀装置Info
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- JP2672103B2 JP2672103B2 JP63008120A JP812088A JP2672103B2 JP 2672103 B2 JP2672103 B2 JP 2672103B2 JP 63008120 A JP63008120 A JP 63008120A JP 812088 A JP812088 A JP 812088A JP 2672103 B2 JP2672103 B2 JP 2672103B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- threshing case
- threshing
- case
- handling
- lock
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自脱型コンバインに搭載される脱穀装置に
係り、メンテナンスのための構造に特徴を備えた脱穀装
置に関する。
係り、メンテナンスのための構造に特徴を備えた脱穀装
置に関する。
従来、メンテナンス性を高めた脱穀装置として、例え
ば実開昭59−150231号公報に示されるように、扱胴を回
転自在に支持した上部扱室ケースを上下揺動開閉自在に
下部脱穀ケース側に連結して、扱胴ごと上部扱室ケース
を開閉できるようにするとともに、扱室の前側と後側に
設けたフック式のロック手段を用いて上部扱室ケースを
下部脱穀ケース側に閉じ固定するように構成したもの、
つまり、上部扱室ケースを下部脱穀ケース側に閉じ固定
するフック式のロック手段が、フック状のロック部材を
係止部材に係合させて、上部扱室ケースの上昇を阻止す
るとともに、上部扱室ケースが下部脱穀ケース側に対し
て前後にずれるのを阻止する構造であった。
ば実開昭59−150231号公報に示されるように、扱胴を回
転自在に支持した上部扱室ケースを上下揺動開閉自在に
下部脱穀ケース側に連結して、扱胴ごと上部扱室ケース
を開閉できるようにするとともに、扱室の前側と後側に
設けたフック式のロック手段を用いて上部扱室ケースを
下部脱穀ケース側に閉じ固定するように構成したもの、
つまり、上部扱室ケースを下部脱穀ケース側に閉じ固定
するフック式のロック手段が、フック状のロック部材を
係止部材に係合させて、上部扱室ケースの上昇を阻止す
るとともに、上部扱室ケースが下部脱穀ケース側に対し
て前後にずれるのを阻止する構造であった。
提案されている上記構成の脱穀装置においては、扱胴
と共に上部扱室ケースを上昇させることにより、扱室を
大きく開放できるので、単に、上部扱室ケースの天井壁
を開放するだけのものに比べて、扱室内の清掃や点検等
のメンテナンスをより一層行い易くできる点で有用なも
のである。
と共に上部扱室ケースを上昇させることにより、扱室を
大きく開放できるので、単に、上部扱室ケースの天井壁
を開放するだけのものに比べて、扱室内の清掃や点検等
のメンテナンスをより一層行い易くできる点で有用なも
のである。
しかしながら、このように扱胴を上部扱室ケースとと
もに上下揺動させるように構成すると、単に上部扱室ケ
ースの天井壁を上下揺動させる一般的なメンテナンス構
造を備えるものに比べて、上部扱室ケースのロックを強
固なものにする必要がある。
もに上下揺動させるように構成すると、単に上部扱室ケ
ースの天井壁を上下揺動させる一般的なメンテナンス構
造を備えるものに比べて、上部扱室ケースのロックを強
固なものにする必要がある。
フック式のロック手段は、分離連結操作が簡便に行え
るのであるが、この簡便性を重視する点から閉じ力が弱
く、かつ、前後方向へのズレが発生しやすいという問題
がある。
るのであるが、この簡便性を重視する点から閉じ力が弱
く、かつ、前後方向へのズレが発生しやすいという問題
がある。
扱室内で大量の穀稈を移動させながら扱胴を回転させ
て脱穀処理することにより発生する大きな負荷、あるい
は刈取走行中に生じるショック等により、脱穀ケースを
上下に2分割しているため、上部扱室ケース側が固定せ
ず、ガタツキ、振動、位置ズレの発生、耐久性等の点で
改良の余地があった。
て脱穀処理することにより発生する大きな負荷、あるい
は刈取走行中に生じるショック等により、脱穀ケースを
上下に2分割しているため、上部扱室ケース側が固定せ
ず、ガタツキ、振動、位置ズレの発生、耐久性等の点で
改良の余地があった。
また、変形やねじれ等によって前後のロック箇所にお
ける各フック状のロック部材が対応する係止部材に的確
に係合しなくなるおそれもあった。
ける各フック状のロック部材が対応する係止部材に的確
に係合しなくなるおそれもあった。
本発明は、脱穀ケースを上部脱穀ケース側と下部脱穀
ケース側に分割して、扱胴とともに上部脱穀ケース側を
揺動させることにより扱室を開放し、メンテナンスも容
易に行えるようにして上記不具合点を解消し、上部脱穀
ケース側の閉じ状態での固定を確実にするとともに開閉
操作を容易にすることを目的とするものである。
ケース側に分割して、扱胴とともに上部脱穀ケース側を
揺動させることにより扱室を開放し、メンテナンスも容
易に行えるようにして上記不具合点を解消し、上部脱穀
ケース側の閉じ状態での固定を確実にするとともに開閉
操作を容易にすることを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕 本発明の特徴構成は、脱穀ケースを上部脱穀ケース側
と下部脱穀ケース側とに分割線で分割し、扱胴を回転自
在に支持した前記上部脱穀ケース側を上下揺動開閉自在
に前記下部脱穀ケース側に連結して、前記扱胴と共に上
部脱穀ケース側を上昇させることにより扱室を開放させ
るように構成し、 前記扱室の前部位置と、前記扱室の後部位置と、扱室
後方の脱穀排ワラ搬送部側位置とに、上部脱穀ケース側
を閉じ位置に係合固定するロック手段を設け、前記各ロ
ック手段を、揺動操作可能なフック状のロック部材と、
このロック部材が係合される係止部材とから構成すると
ともに、これらの各ロック手段を、前記上部脱穀ケース
側の閉じ作動に伴って前記ロック部材が対応する係止部
材に係合するセルフロック構造に構成し、 前記上部脱穀ケース側と下部脱穀ケース側との間にお
いて、上部脱穀ケース側の閉じ状態で互いに係合する位
置に配設された一対の前後位置規制部材により、下部脱
穀ケース側に対する上部脱穀ケース側の前後方向移動を
規制する位置決め係合手段を構成するとともに、この位
置決め係合手段を、上部脱穀ケース側の閉じ作動にとも
なって前記一対の前後位置規制手段のうちの一方が他方
に対して上下方向に差込み係合される差込み係合構造に
より前後方向移動を規制するように構成した点にある。
と下部脱穀ケース側とに分割線で分割し、扱胴を回転自
在に支持した前記上部脱穀ケース側を上下揺動開閉自在
に前記下部脱穀ケース側に連結して、前記扱胴と共に上
部脱穀ケース側を上昇させることにより扱室を開放させ
るように構成し、 前記扱室の前部位置と、前記扱室の後部位置と、扱室
後方の脱穀排ワラ搬送部側位置とに、上部脱穀ケース側
を閉じ位置に係合固定するロック手段を設け、前記各ロ
ック手段を、揺動操作可能なフック状のロック部材と、
このロック部材が係合される係止部材とから構成すると
ともに、これらの各ロック手段を、前記上部脱穀ケース
側の閉じ作動に伴って前記ロック部材が対応する係止部
材に係合するセルフロック構造に構成し、 前記上部脱穀ケース側と下部脱穀ケース側との間にお
いて、上部脱穀ケース側の閉じ状態で互いに係合する位
置に配設された一対の前後位置規制部材により、下部脱
穀ケース側に対する上部脱穀ケース側の前後方向移動を
規制する位置決め係合手段を構成するとともに、この位
置決め係合手段を、上部脱穀ケース側の閉じ作動にとも
なって前記一対の前後位置規制手段のうちの一方が他方
に対して上下方向に差込み係合される差込み係合構造に
より前後方向移動を規制するように構成した点にある。
上記構成によると、上部脱穀ケース側を上昇させるこ
とで、扱室を開放することができ、扱室内の清掃や点検
等のメンテナンスを容易に行うことができる。
とで、扱室を開放することができ、扱室内の清掃や点検
等のメンテナンスを容易に行うことができる。
そして、上部脱穀ケース側を下降させて閉じ操作する
と、扱室の前部位置と、扱室の後部位置と、扱室後方の
脱穀排ワラ搬送部側位置との3点に及ぶ各位置におい
て、各ロック手段のフック状のロック部材が対応する係
止部材に係合してロック作動することになり、上部脱穀
ケース側が確実強固に閉じ固定される。
と、扱室の前部位置と、扱室の後部位置と、扱室後方の
脱穀排ワラ搬送部側位置との3点に及ぶ各位置におい
て、各ロック手段のフック状のロック部材が対応する係
止部材に係合してロック作動することになり、上部脱穀
ケース側が確実強固に閉じ固定される。
また、前後方向の位置決めを行う位置決め係合手段を
備えることにより、位置決め係合手段が下部脱穀ケース
側に対する上部脱穀ケースの前後方向での位置決めを行
ない、このように前後位置が規制された状態で、前述し
たように扱室の前部位置と、後部位置、ならびに扱室よ
りも後方の脱穀排ワラ搬送部において、各ロック手段の
ロック部材が対応する係止部材に係合する。
備えることにより、位置決め係合手段が下部脱穀ケース
側に対する上部脱穀ケースの前後方向での位置決めを行
ない、このように前後位置が規制された状態で、前述し
たように扱室の前部位置と、後部位置、ならびに扱室よ
りも後方の脱穀排ワラ搬送部において、各ロック手段の
ロック部材が対応する係止部材に係合する。
そして、位置決め係合手段が、上部脱穀ケースの閉じ
作動にともなって一対の前後位置規制手段のうちの一方
が他方に対して上下方向に差込み係合される構造により
構成されているので、係合のための特別な操作を要さ
ず、上部脱穀ケースの閉じ動作にともなって、その差込
み係合状態がもたらされ、上部脱穀ケース側の前後移動
が規制される。
作動にともなって一対の前後位置規制手段のうちの一方
が他方に対して上下方向に差込み係合される構造により
構成されているので、係合のための特別な操作を要さ
ず、上部脱穀ケースの閉じ動作にともなって、その差込
み係合状態がもたらされ、上部脱穀ケース側の前後移動
が規制される。
本発明によれば次のような効果が得られる。
[1]上部脱穀ケース側を上昇操作するだけで、上部脱
穀ケース側とともに扱胴をも上動させて扱室を大きく開
放するので、扱室内の清掃や点検等を広い作業空間から
容易に行うことができるようになり、メンテナンス性を
良くすることができる。
穀ケース側とともに扱胴をも上動させて扱室を大きく開
放するので、扱室内の清掃や点検等を広い作業空間から
容易に行うことができるようになり、メンテナンス性を
良くすることができる。
[2]上部脱穀ケース側を、扱室前後および脱穀排ワラ
搬送部側に設けたロック部材で下部脱穀ケース側に閉じ
固定するので、上部脱穀ケース側を振動やガタ等を抑制
した状態で確実に、かつ、そのロック部材が上部脱穀ケ
ース側の閉じ作動に伴って対応する係止部材に係合する
セルフロック構造であることにより、容易に固定するこ
とができる。
搬送部側に設けたロック部材で下部脱穀ケース側に閉じ
固定するので、上部脱穀ケース側を振動やガタ等を抑制
した状態で確実に、かつ、そのロック部材が上部脱穀ケ
ース側の閉じ作動に伴って対応する係止部材に係合する
セルフロック構造であることにより、容易に固定するこ
とができる。
[3]位置決め係合手段とフック式のロック手段とを併
用して上部脱穀ケース側を下部脱穀ケース側に対して固
定することで、上部脱穀ケース側を位置決め係合手段で
前後方向移動を規制(固定化)して、フック式のロック
手段で係合固定するので、その固定が確実強固となり、
下部脱穀ケース側に対して上部脱穀ケース側を、上下な
らびに前後のいずれの方向でも、振動やガタの少ない強
固な固定状態とすることができる。しかも、上部脱穀ケ
ース側が位置決め係合手段で前後移動を規制されること
により、変形、捻れ等が生じ難く、下部脱穀ケース側に
対して、各ロック箇所のフック状のロック部材を対応す
る係止部材に位置ズレなく係合あるいは係合解除作動さ
せ易く、取扱い性の面でも優れたものとなる。
用して上部脱穀ケース側を下部脱穀ケース側に対して固
定することで、上部脱穀ケース側を位置決め係合手段で
前後方向移動を規制(固定化)して、フック式のロック
手段で係合固定するので、その固定が確実強固となり、
下部脱穀ケース側に対して上部脱穀ケース側を、上下な
らびに前後のいずれの方向でも、振動やガタの少ない強
固な固定状態とすることができる。しかも、上部脱穀ケ
ース側が位置決め係合手段で前後移動を規制されること
により、変形、捻れ等が生じ難く、下部脱穀ケース側に
対して、各ロック箇所のフック状のロック部材を対応す
る係止部材に位置ズレなく係合あるいは係合解除作動さ
せ易く、取扱い性の面でも優れたものとなる。
[4]位置決め係合手段を、上部脱穀ケース側の閉じ作
動にともなって一対の前後位置規制手段のうちの一方が
他方に対して上下方向に差込み係合される差込み係合構
造により前後方向移動を規制するように構成したので、
係合のための特別な操作を要さず、上部脱穀ケース側の
閉じ動作にともなって、差込み係合状態とすることがで
き、ロック手段がセルフロック構造であることと相俟っ
て、上部脱穀ケース側の開閉が便利で取扱い性に優れた
ものとなった。
動にともなって一対の前後位置規制手段のうちの一方が
他方に対して上下方向に差込み係合される差込み係合構
造により前後方向移動を規制するように構成したので、
係合のための特別な操作を要さず、上部脱穀ケース側の
閉じ動作にともなって、差込み係合状態とすることがで
き、ロック手段がセルフロック構造であることと相俟っ
て、上部脱穀ケース側の開閉が便利で取扱い性に優れた
ものとなった。
次に実施例を示す。
第12図に示すように、刈取り穀稈が脱穀フィードチェ
ーン(1)により自動的に扱室(2)に供給されて回動
する扱胴(3)により脱穀され、脱穀排ワラが脱穀フィ
ードチェーン(1)により自動的に扱室(2)から搬出
されるように脱穀部を構成すると共に、脱穀排ワラを排
ワラ搬送チェーン(4)により自動的に脱穀フィードチ
ェーン(1)から受継がせ、横倒れ姿勢で穂先側に寄せ
ながら機体後方に搬出させて落下排出させる脱穀排ワラ
搬送部(5)を扱室(2)の後方に設けてある。扱室
(2)から受網(6)を通して落下供給される脱穀処理
物、及び、扱室(2)から排塵口(7)を通して落下供
給される脱穀処理物を駆動揺動式の選別装置(8)によ
る比重選別と唐箕(9)が供給する選別風とによって穀
粒と塵埃とに選別し、塵埃を選別風による移送作用と排
塵ファン(10)とにより機外に排出するように、かつ、
前記排塵口(7)からの脱穀処理物を駆動回転体(11)
によって解すように選別部を構成し、選別装置(8)か
ら落下供給される一番物処理物を機外に搬出する一番ス
クリューコンベア(12)、選別装置(8)から落下供給
される二番処理物を機体横一側方に搬出する二番スクリ
ューコンベア(13)を選別部の底部に設けてある。二番
スクリューコンベア(13)からの処理物を、搬送途中箇
所に再処理回転体(14a)を有したスロワ式搬送装置(1
4)により再処理して選別装置(8)の上手側に還元す
るように構成し、もって、自脱型コンバイン用の脱穀装
置を構成してある。
ーン(1)により自動的に扱室(2)に供給されて回動
する扱胴(3)により脱穀され、脱穀排ワラが脱穀フィ
ードチェーン(1)により自動的に扱室(2)から搬出
されるように脱穀部を構成すると共に、脱穀排ワラを排
ワラ搬送チェーン(4)により自動的に脱穀フィードチ
ェーン(1)から受継がせ、横倒れ姿勢で穂先側に寄せ
ながら機体後方に搬出させて落下排出させる脱穀排ワラ
搬送部(5)を扱室(2)の後方に設けてある。扱室
(2)から受網(6)を通して落下供給される脱穀処理
物、及び、扱室(2)から排塵口(7)を通して落下供
給される脱穀処理物を駆動揺動式の選別装置(8)によ
る比重選別と唐箕(9)が供給する選別風とによって穀
粒と塵埃とに選別し、塵埃を選別風による移送作用と排
塵ファン(10)とにより機外に排出するように、かつ、
前記排塵口(7)からの脱穀処理物を駆動回転体(11)
によって解すように選別部を構成し、選別装置(8)か
ら落下供給される一番物処理物を機外に搬出する一番ス
クリューコンベア(12)、選別装置(8)から落下供給
される二番処理物を機体横一側方に搬出する二番スクリ
ューコンベア(13)を選別部の底部に設けてある。二番
スクリューコンベア(13)からの処理物を、搬送途中箇
所に再処理回転体(14a)を有したスロワ式搬送装置(1
4)により再処理して選別装置(8)の上手側に還元す
るように構成し、もって、自脱型コンバイン用の脱穀装
置を構成してある。
第1図ないし第4図に示すように、扱室(2)を形成
する前壁及び後壁の一部で扱胴(3)を取付けてある前
壁部(15a)及び後壁部(15b)、並びに、扱室(2)及
び脱穀排ワラ搬送部(5)を形成する天井壁(15c)及
び扱口側横壁の一部(15d)を備えてある上部脱穀ケー
ス(15)側と、選別部を備えてある下部脱穀ケース(1
6)側とを、扱室(2)の穀稈供給口(2a)、扱口(2
b)、排ワラ取出口(2c)及び脱穀排ワラ搬送部(5)
の搬出口(5a)及びこれらに連なる分割線(L1)及び
(L2)を分割箇所として分割できるように構成してあ
る。
する前壁及び後壁の一部で扱胴(3)を取付けてある前
壁部(15a)及び後壁部(15b)、並びに、扱室(2)及
び脱穀排ワラ搬送部(5)を形成する天井壁(15c)及
び扱口側横壁の一部(15d)を備えてある上部脱穀ケー
ス(15)側と、選別部を備えてある下部脱穀ケース(1
6)側とを、扱室(2)の穀稈供給口(2a)、扱口(2
b)、排ワラ取出口(2c)及び脱穀排ワラ搬送部(5)
の搬出口(5a)及びこれらに連なる分割線(L1)及び
(L2)を分割箇所として分割できるように構成してあ
る。
上部脱穀ケース(15)側は扱胴(3)に対して扱口
(2b)と反対側に位置させた駆動軸(17)を介して上下
揺動するように下部脱穀ケース(16)側に取付けて、開
閉取っ手(18)をしての揺動操作により、扱胴回転軸芯
(P1)と平行またはほぼ平行な枢着軸(17)の軸芯(P
2)の周りで上下に開閉するようにしてある。
(2b)と反対側に位置させた駆動軸(17)を介して上下
揺動するように下部脱穀ケース(16)側に取付けて、開
閉取っ手(18)をしての揺動操作により、扱胴回転軸芯
(P1)と平行またはほぼ平行な枢着軸(17)の軸芯(P
2)の周りで上下に開閉するようにしてある。
そして、上部脱穀ケース(15)側の上昇開放操作時に
は、前壁部(15a)と後壁部(15b)とに各別に取付けて
ある前後一対のガススプリング(19),(20)が自己伸
張力により上部脱穀ケース(15)側を上昇操作して、人
為操作力の軽減をするように構成してある。上部脱穀ケ
ース(15)側の下降閉じ操作時にはその操作力のために
ガススプリング(19)及び(20)が短縮して上部脱穀ケ
ース(15)側の下降を可能にするように構成し、上部脱
穀ケース(15)側が閉じ状態になると、第11図に示す如
く上部脱穀ケース(15)側の前後方向3箇所に分散配置
したフック式のロック手段におけるフック状の第1のロ
ック部材(21)、第2のロック部材(22)及び第3のロ
ック部材(23)の夫々が自動的にロック状態になって上
部脱穀ケース(15)側を下部脱穀ケース(16)側に自動
的に閉じ固定するように構成してある。
は、前壁部(15a)と後壁部(15b)とに各別に取付けて
ある前後一対のガススプリング(19),(20)が自己伸
張力により上部脱穀ケース(15)側を上昇操作して、人
為操作力の軽減をするように構成してある。上部脱穀ケ
ース(15)側の下降閉じ操作時にはその操作力のために
ガススプリング(19)及び(20)が短縮して上部脱穀ケ
ース(15)側の下降を可能にするように構成し、上部脱
穀ケース(15)側が閉じ状態になると、第11図に示す如
く上部脱穀ケース(15)側の前後方向3箇所に分散配置
したフック式のロック手段におけるフック状の第1のロ
ック部材(21)、第2のロック部材(22)及び第3のロ
ック部材(23)の夫々が自動的にロック状態になって上
部脱穀ケース(15)側を下部脱穀ケース(16)側に自動
的に閉じ固定するように構成してある。
すなわち、第1のロック部材(21)は第1図に示すよ
うに、前記前壁部(15a)の外側に枢着すると共に、枢
着軸芯(P3)の周りでの上下揺動により、下部脱穀ケー
ス(16)側に設けたローラ型の係止部材(24)に係合し
て前壁部(15a)を下部脱穀ケース(16)側に連結固定
するロック状態と、係止部材(24)から下方に外れるロ
ック解除状態とに切換わるように、かつ、第1のロック
部材(21)の基端部に一体直結した第1操作レバー(2
5)に作用させてあるロック付勢スプリング(26)によ
ってロック側に操作され、第1操作レバー(25)の取っ
手部(25a)を持っての人為揺動操作によりロック解除
側に操作するように構成してある。
うに、前記前壁部(15a)の外側に枢着すると共に、枢
着軸芯(P3)の周りでの上下揺動により、下部脱穀ケー
ス(16)側に設けたローラ型の係止部材(24)に係合し
て前壁部(15a)を下部脱穀ケース(16)側に連結固定
するロック状態と、係止部材(24)から下方に外れるロ
ック解除状態とに切換わるように、かつ、第1のロック
部材(21)の基端部に一体直結した第1操作レバー(2
5)に作用させてあるロック付勢スプリング(26)によ
ってロック側に操作され、第1操作レバー(25)の取っ
手部(25a)を持っての人為揺動操作によりロック解除
側に操作するように構成してある。
第2のロック部材(22)は第3図に示すように、前記
後壁部(15b)の外側に枢着すると共に、枢着軸芯(P
4)の周りでの上下揺動により、下部脱穀ケース(16)
側に設けたローラ型の係止部材(27)に係合して後壁部
(15b)を下部脱穀ケース(16)側に連結固定するロッ
ク状態と、係止部材(27)から下方に外れるロック解除
状態とに切換わるように、かつ、第2のロック部材(2
2)の基端部に一体直結した第2操作具(28)に作用さ
せてあるロック付勢スプリング(29)によってロック側
に操作され、第2操作レバー(28)の取っ手部(28a)
を持っての人為揺動操作によりロック解除側に操作する
ように構成してある。
後壁部(15b)の外側に枢着すると共に、枢着軸芯(P
4)の周りでの上下揺動により、下部脱穀ケース(16)
側に設けたローラ型の係止部材(27)に係合して後壁部
(15b)を下部脱穀ケース(16)側に連結固定するロッ
ク状態と、係止部材(27)から下方に外れるロック解除
状態とに切換わるように、かつ、第2のロック部材(2
2)の基端部に一体直結した第2操作具(28)に作用さ
せてあるロック付勢スプリング(29)によってロック側
に操作され、第2操作レバー(28)の取っ手部(28a)
を持っての人為揺動操作によりロック解除側に操作する
ように構成してある。
又、第3のロック部材(23)は第6図及び第8図に示
すように、上部脱穀ケースフレーム(30)のうち上部脱
穀ケース(15)側の脱穀排ワラ搬送部側でかつ前記後壁
部(15b)より機体後端側に位置する後端部分(A)に
枢着すると共に、枢着軸芯(P5)の周りでの左右揺動に
より、下部脱穀ケース(16)に備えてある連結フレーム
(31)の係止部(32)に係合し、上部脱穀ケースフレー
ム(30)を連結フレーム(31)に連結固定することによ
って上部脱穀ケース(15)側の後端側を下部脱穀ケース
(16)側に連結固定するロック状態と、係止部(32)か
ら機体横外側に外れるロック解除状態とに切換わるよう
に構成してある。
すように、上部脱穀ケースフレーム(30)のうち上部脱
穀ケース(15)側の脱穀排ワラ搬送部側でかつ前記後壁
部(15b)より機体後端側に位置する後端部分(A)に
枢着すると共に、枢着軸芯(P5)の周りでの左右揺動に
より、下部脱穀ケース(16)に備えてある連結フレーム
(31)の係止部(32)に係合し、上部脱穀ケースフレー
ム(30)を連結フレーム(31)に連結固定することによ
って上部脱穀ケース(15)側の後端側を下部脱穀ケース
(16)側に連結固定するロック状態と、係止部(32)か
ら機体横外側に外れるロック解除状態とに切換わるよう
に構成してある。
又、第5図ないし第7図に示すように、第3のロック
部材(23)の枢着軸に兼用の回転連動軸(33)、この連
動軸(33)の機体前方側端部に一体回転するように付設
した揺動アーム(34)、このアーム(34)と第2操作レ
バー(28)との連動リンク(35)をして第3のロック部
材(23)をも第2操作レバー(28)に連動連結すること
により、第3のロック部材(23)も第2のロック部材
(22)と共に前記スプリング(29)によってロック側に
操作されるように、かつ、第2操作レバー(28)によっ
てロック解除側に人為操作するように構成してある。
部材(23)の枢着軸に兼用の回転連動軸(33)、この連
動軸(33)の機体前方側端部に一体回転するように付設
した揺動アーム(34)、このアーム(34)と第2操作レ
バー(28)との連動リンク(35)をして第3のロック部
材(23)をも第2操作レバー(28)に連動連結すること
により、第3のロック部材(23)も第2のロック部材
(22)と共に前記スプリング(29)によってロック側に
操作されるように、かつ、第2操作レバー(28)によっ
てロック解除側に人為操作するように構成してある。
そして、上部脱穀ケース(15)側の開放状態では第1
ののロック部材(21)は第1操作レバー(25)が上部脱
穀ケース(15)側のストッパー部(図示せず)に接当す
るところの取付姿勢にスプリング(26)により、かつ、
第2のロック部材(22)及び第3のロック部材(22)は
第2操作レバー(28)が上部脱穀ケース(15)側のスト
ッパー部(図示せず)に接当するところの取付姿勢にス
プリング(29)により夫々維持され、上部脱穀ケース
(15)側の下降に伴い係止部材(24)と第1のロック部
材(21)の傾斜カム面(21a)とが接当して第1のロッ
ク部材(21)を相対的にロック解除側に押圧操作し、係
止部材(24)が傾斜カム面(21a)を通過すると、第1
のロック部材(21)に設けた係合凹部(21b)に係止部
材(24)が係合するように第1のロック部材(21)が第
1操作レバー(25)と一体揺動してロック状態となり、
かつ、係止部材(27)と傾斜カム面(22a)とが接当し
て第2のロック部材(22)及び第3のロック部材(23)
を相対的にロック解除側に押圧操作し、係止部材(27)
が傾斜カム面(22a)を通過することで係止部材(27)
が第2のロック部材(22)に設けた係合凹部(22b)に
係合するように第2のロック部材(22)が第2操作レバ
ー(25)と一体揺動してロック状態となり、上部脱穀ケ
ース(15)側が閉状態になると第1ないし第3のロック
部材(21),(22),(23)の全てが自動的にロック状
態になるように構成してある。
ののロック部材(21)は第1操作レバー(25)が上部脱
穀ケース(15)側のストッパー部(図示せず)に接当す
るところの取付姿勢にスプリング(26)により、かつ、
第2のロック部材(22)及び第3のロック部材(22)は
第2操作レバー(28)が上部脱穀ケース(15)側のスト
ッパー部(図示せず)に接当するところの取付姿勢にス
プリング(29)により夫々維持され、上部脱穀ケース
(15)側の下降に伴い係止部材(24)と第1のロック部
材(21)の傾斜カム面(21a)とが接当して第1のロッ
ク部材(21)を相対的にロック解除側に押圧操作し、係
止部材(24)が傾斜カム面(21a)を通過すると、第1
のロック部材(21)に設けた係合凹部(21b)に係止部
材(24)が係合するように第1のロック部材(21)が第
1操作レバー(25)と一体揺動してロック状態となり、
かつ、係止部材(27)と傾斜カム面(22a)とが接当し
て第2のロック部材(22)及び第3のロック部材(23)
を相対的にロック解除側に押圧操作し、係止部材(27)
が傾斜カム面(22a)を通過することで係止部材(27)
が第2のロック部材(22)に設けた係合凹部(22b)に
係合するように第2のロック部材(22)が第2操作レバ
ー(25)と一体揺動してロック状態となり、上部脱穀ケ
ース(15)側が閉状態になると第1ないし第3のロック
部材(21),(22),(23)の全てが自動的にロック状
態になるように構成してある。
つまり、受網(6)や扱室内、あるいは脱穀排ワラ搬
送部(5)の清掃や点検等をするに際し、上部脱穀ケー
ス(15)側の揺動操作をすることにより、扱室(2)お
よび脱穀排ワラ搬送部(5)が開閉し、かつ、同時に扱
胴(3)が出入りするのである。そして、上部脱穀ケー
ス(15)側の閉じ操作をするだけで自動的に、第1ない
し第3のロック部材(21),(22),(23)がロック作
用し、上部脱穀ケース(15)側が扱室(2)の前後側と
扱室後方箇所の3箇所にて、脱穀反力や扱胴回動にかか
わらず振動しにくいように閉じ固定されるのであり、し
かも、第1操作具(25)に対するものと第2操作具(2
8)に対するものとの操作具操作をするだけで第1ない
し第3のロック部材(21),(22),(23)の全ての係
合が外れて上部脱穀ケース(15)側の閉じ固定解除がで
きるのである。
送部(5)の清掃や点検等をするに際し、上部脱穀ケー
ス(15)側の揺動操作をすることにより、扱室(2)お
よび脱穀排ワラ搬送部(5)が開閉し、かつ、同時に扱
胴(3)が出入りするのである。そして、上部脱穀ケー
ス(15)側の閉じ操作をするだけで自動的に、第1ない
し第3のロック部材(21),(22),(23)がロック作
用し、上部脱穀ケース(15)側が扱室(2)の前後側と
扱室後方箇所の3箇所にて、脱穀反力や扱胴回動にかか
わらず振動しにくいように閉じ固定されるのであり、し
かも、第1操作具(25)に対するものと第2操作具(2
8)に対するものとの操作具操作をするだけで第1ない
し第3のロック部材(21),(22),(23)の全ての係
合が外れて上部脱穀ケース(15)側の閉じ固定解除がで
きるのである。
上部脱穀ケース(15)側の閉じロック状態では第1操
作具(25)の遊端部、前記開閉取っ手(18)及び第2操
作具(28)の遊端部が機体前後方向に直線状に並ぶよう
に配置設定してある。すなわち、第1操作具(25)、開
閉取っ手(18)及び第2操作具(28)が前記配列状態に
あることを知ることにより上部脱穀ケース(15)側が第
1ないし第3のロック部材(21),(22),(23)によ
る閉じ固定の状態にあると判断できるのである。
作具(25)の遊端部、前記開閉取っ手(18)及び第2操
作具(28)の遊端部が機体前後方向に直線状に並ぶよう
に配置設定してある。すなわち、第1操作具(25)、開
閉取っ手(18)及び第2操作具(28)が前記配列状態に
あることを知ることにより上部脱穀ケース(15)側が第
1ないし第3のロック部材(21),(22),(23)によ
る閉じ固定の状態にあると判断できるのである。
前記フレーム(31)は第11図に示すように、排ワラ搬
送チェーン(4)による脱穀排ワラ搬送路(R)を機体
後方側に迂回するように屈曲形成してある。
送チェーン(4)による脱穀排ワラ搬送路(R)を機体
後方側に迂回するように屈曲形成してある。
第7図に示すように、上部脱穀ケース(15)側の閉じ
状態においては、前記上部脱穀ケースフレーム(30)に
備えてある舌片状の前後位置規制部材(36)が前記連結
フレーム(31)に設けた前後一対の前後位置規制部材
(37),(37)の間に係入し、これら前後位置規制部材
(36),(37)の係合によって上部脱穀ケース(15)側
の下部脱穀ケース(16)側に対する前後移動を規制し前
後位置決めがなされるように構成してある。
状態においては、前記上部脱穀ケースフレーム(30)に
備えてある舌片状の前後位置規制部材(36)が前記連結
フレーム(31)に設けた前後一対の前後位置規制部材
(37),(37)の間に係入し、これら前後位置規制部材
(36),(37)の係合によって上部脱穀ケース(15)側
の下部脱穀ケース(16)側に対する前後移動を規制し前
後位置決めがなされるように構成してある。
第3図に示すように、下部脱穀ケース(16)側の扱室
用後壁部(16a)の下端側と扱口側横壁部(16b)とにわ
たって第1補強フレーム(38)を架設連結すると共に、
この第1補強フレーム(38)と扱室用後壁部(16a)の
上端側とを連結させた第2補強フレーム(39)を設け
て、扱室用後壁の強度向上を図ってある。
用後壁部(16a)の下端側と扱口側横壁部(16b)とにわ
たって第1補強フレーム(38)を架設連結すると共に、
この第1補強フレーム(38)と扱室用後壁部(16a)の
上端側とを連結させた第2補強フレーム(39)を設け
て、扱室用後壁の強度向上を図ってある。
第3図に示すように、後側のガススプリング(20)
は、前記後壁部(16a)のスプリング支軸(40)に対し
てこれの軸芯と直交する方向に係合装着したり、抜き外
すことが可能なようにU字状に形成した取付部(20a)
をして取付けてある。すなわち、ガススプリング(20)
をその軸芯方向に抜き差し操作するだけで後壁部(16
a)に対して着脱できるように配慮してある。
は、前記後壁部(16a)のスプリング支軸(40)に対し
てこれの軸芯と直交する方向に係合装着したり、抜き外
すことが可能なようにU字状に形成した取付部(20a)
をして取付けてある。すなわち、ガススプリング(20)
をその軸芯方向に抜き差し操作するだけで後壁部(16
a)に対して着脱できるように配慮してある。
受網(6)は第9図に示す取付構造により着脱自在に
取付けてある。すなわち、前記枢着軸(17)に一端側を
取付け、他端側を下部脱穀ケース(16)側の下唇板部に
取付けた前後一対の受網受止めフレーム(41),(41)
に、扱胴周方向での摺動、及び、扱胴回転軸芯(P1)側
へ取外しが可能に受網(6)の前後側を載置してある。
そして、受網(6)の扱口側と反対側の端面にワラ切り
刃台(42)を介して作用する上部脱穀ケース(15)側の
押圧操作により受網(6)の扱口側端部を下部脱穀ケー
ス(16)側の係止部(43)に係合させてあることと、ワ
ラ切り刃台(42)を受網(6)に対してこれの受止めフ
レーム(41)からの浮上がりを阻止する方向に接当させ
てあることとにより受網(6)の固定をしてある。つま
り、上部脱穀ケース(15)側を開放すると共にワラ切り
刃台(42)を除去した状態で、受網(6)を受止めフレ
ーム(41)に沿わせて扱口側と反対側に摺動操作して係
止部(43)から外すと共に受止めフレーム(41)から扱
口側に持上げ操作することにより、受網(6)の取出し
ができるのである。
取付けてある。すなわち、前記枢着軸(17)に一端側を
取付け、他端側を下部脱穀ケース(16)側の下唇板部に
取付けた前後一対の受網受止めフレーム(41),(41)
に、扱胴周方向での摺動、及び、扱胴回転軸芯(P1)側
へ取外しが可能に受網(6)の前後側を載置してある。
そして、受網(6)の扱口側と反対側の端面にワラ切り
刃台(42)を介して作用する上部脱穀ケース(15)側の
押圧操作により受網(6)の扱口側端部を下部脱穀ケー
ス(16)側の係止部(43)に係合させてあることと、ワ
ラ切り刃台(42)を受網(6)に対してこれの受止めフ
レーム(41)からの浮上がりを阻止する方向に接当させ
てあることとにより受網(6)の固定をしてある。つま
り、上部脱穀ケース(15)側を開放すると共にワラ切り
刃台(42)を除去した状態で、受網(6)を受止めフレ
ーム(41)に沿わせて扱口側と反対側に摺動操作して係
止部(43)から外すと共に受止めフレーム(41)から扱
口側に持上げ操作することにより、受網(6)の取出し
ができるのである。
扱胴(3)の駆動を可能にするに、第1図及び第10図
に示すように、エンジン(E)にベルト連動させて走行
機体に備えられているミッション(44)の出力プーリ
(45)、扱胴回転支軸(46)に取付けた扱胴駆動プーリ
(47)、前記枢着軸(17)に取付けた第1中間プーリ
(48)、下部脱穀ケース(16)側に取付けた第2中間プ
ーリ(49)及び第3中間プーリ(50)にわたって伝動ベ
ルト(51)を巻回すると共に、ミッション(44)に備え
られたテンション輪体(52)により伝動ベルト(51)に
伝動用張力を付与するように構成してある。そして、上
部脱穀ケース(15)側の開閉が伝動ベルト(51)の取外
しや弛緩操作を要しないでできるところの位置関係にプ
ーリ(47),(48)及び(49)を配置してある。
に示すように、エンジン(E)にベルト連動させて走行
機体に備えられているミッション(44)の出力プーリ
(45)、扱胴回転支軸(46)に取付けた扱胴駆動プーリ
(47)、前記枢着軸(17)に取付けた第1中間プーリ
(48)、下部脱穀ケース(16)側に取付けた第2中間プ
ーリ(49)及び第3中間プーリ(50)にわたって伝動ベ
ルト(51)を巻回すると共に、ミッション(44)に備え
られたテンション輪体(52)により伝動ベルト(51)に
伝動用張力を付与するように構成してある。そして、上
部脱穀ケース(15)側の開閉が伝動ベルト(51)の取外
しや弛緩操作を要しないでできるところの位置関係にプ
ーリ(47),(48)及び(49)を配置してある。
排ワラ搬送チェーン(4)の駆動を可能にするに、第
3図及び第10図に示すように、扱胴回転支軸(46)に取
付けた出力プーリ(53)、排ワラ搬送チェーン(4)の
巻回スプロケット(54)にギヤ連動させた状態で下部脱
穀ケース(16)側に取付けたチェーン駆動プーリ(5
5)、前記枢着軸(17)に取付けた中間プーリ(56)に
わたって伝動ベルト(57)を巻回すると共に、枢着軸
(17)に取付けたテンション輪体(58)によって伝動ベ
ルト(57)に伝動用張力を付与してある。そして、上部
脱穀ケース(15)側の開閉が伝動ベルト(57)の取外し
や弛緩操作を要しないでできることろの位置関係にプー
リ(53),(55)及び(56)を配置してある。
3図及び第10図に示すように、扱胴回転支軸(46)に取
付けた出力プーリ(53)、排ワラ搬送チェーン(4)の
巻回スプロケット(54)にギヤ連動させた状態で下部脱
穀ケース(16)側に取付けたチェーン駆動プーリ(5
5)、前記枢着軸(17)に取付けた中間プーリ(56)に
わたって伝動ベルト(57)を巻回すると共に、枢着軸
(17)に取付けたテンション輪体(58)によって伝動ベ
ルト(57)に伝動用張力を付与してある。そして、上部
脱穀ケース(15)側の開閉が伝動ベルト(57)の取外し
や弛緩操作を要しないでできることろの位置関係にプー
リ(53),(55)及び(56)を配置してある。
上記実施構造に替え、第1のロック部材(21)と第2
のロック部材(22)とを1つの操作具に連動連結した
り、第1ないし第3のロック部材(21),(22),(2
3)の全てを1つの操作具に連動連結し、3箇所のロッ
ク手段のロック解除操作が各別にするよりも少ない手間
でもってできるよう操作の簡略化を図るべく実施しても
よい。
のロック部材(22)とを1つの操作具に連動連結した
り、第1ないし第3のロック部材(21),(22),(2
3)の全てを1つの操作具に連動連結し、3箇所のロッ
ク手段のロック解除操作が各別にするよりも少ない手間
でもってできるよう操作の簡略化を図るべく実施しても
よい。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
ために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の
構成に限定されるものではない。
ために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の
構成に限定されるものではない。
第1図及び第2図は脱穀部の前面図、第3図及び第4図
は脱穀部の後面図、第5図及び第6図は第2のロック部
材の後面図、第7図は第3のロック部材の側面図、第8
図は第3のロック部材の後面図、第9図は受網取付部の
断面図、第10図は伝動系統図、第11図は脱穀装置におけ
るロック部材の配設状態を示す斜視図、第12図は脱穀装
置の概略側面図である。 (2)……扱室、(3)……扱胴、(5)……脱穀排ワ
ラ搬送部、(15)……上部脱穀ケース、(16)……下部
脱穀ケース、(21),(22),(23)……フック状のロ
ック部材、(24),(27),(32)……係止部材、(3
6),(37)……前後位置規制部材、 (L1),(L2)……分割線。
は脱穀部の後面図、第5図及び第6図は第2のロック部
材の後面図、第7図は第3のロック部材の側面図、第8
図は第3のロック部材の後面図、第9図は受網取付部の
断面図、第10図は伝動系統図、第11図は脱穀装置におけ
るロック部材の配設状態を示す斜視図、第12図は脱穀装
置の概略側面図である。 (2)……扱室、(3)……扱胴、(5)……脱穀排ワ
ラ搬送部、(15)……上部脱穀ケース、(16)……下部
脱穀ケース、(21),(22),(23)……フック状のロ
ック部材、(24),(27),(32)……係止部材、(3
6),(37)……前後位置規制部材、 (L1),(L2)……分割線。
Claims (1)
- 【請求項1】脱穀ケースを上部脱穀ケース(15)側と下
部脱穀ケース(16)側とに分割線(L1),(L2)で分割
し、扱胴(3)を回転自在に支持した前記上部脱穀ケー
ス(15)側を上下揺動開閉自在に前記下部脱穀ケース
(16)側に連結して、前記扱胴(3)と共に上部脱穀ケ
ース(15)側を上昇させることにより扱室(2)を開放
させるように構成し、 前記扱室(2)の前部位置と、前記扱室(2)の後部位
置と、扱室(2)後方の脱穀排ワラ搬送部(5)側位置
とに、上部脱穀ケース(15)側を閉じ位置に係合固定す
るロック手段を設け、前記各ロック手段を、揺動操作可
能なフック状のロック部材(21),(22),(23)と、
このロック部材(21),(22),(23)が係合される係
止部材(24),(27),(32)とから構成するととも
に、これらの各ロック手段を、前記上部脱穀ケース(1
5)側の閉じ作動に伴って前記ロック部材(21),(2
2),(23)が対応する係止部材(24),(27),(3
2)に係合するセルフロック構造に構成し、 前記上部脱穀ケース(15)側と下部脱穀ケース(16)側
との間において、上部脱穀ケース(15)側の閉じ状態で
互いに係合する位置に配設された一対の前後位置規制部
材(36),(37)により、下部脱穀ケース(16)側に対
する上部脱穀ケース(15)側の前後方向移動を規制する
位置決め係合手段を構成するとともに、この位置決め係
合手段を、上部脱穀ケース(15)側の閉じ作動にともな
って前記一対の前後位置規制手段(36),(37)のうち
の一方が他方に対して上下方向に差込み係合される差込
み係合構造により前後方向移動を規制するように構成し
たことを特徴とする脱穀装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63008120A JP2672103B2 (ja) | 1988-01-18 | 1988-01-18 | 脱穀装置 |
KR1019880003226A KR900006858B1 (ko) | 1978-07-15 | 1988-03-25 | 자탈형(自脫型) 탈곡장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63008120A JP2672103B2 (ja) | 1988-01-18 | 1988-01-18 | 脱穀装置 |
Related Child Applications (4)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7006023A Division JP2654368B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 脱穀装置 |
JP602195A Division JP2613751B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 脱穀装置 |
JP7006020A Division JP2667648B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 脱穀装置 |
JP7006022A Division JP2654367B2 (ja) | 1995-01-18 | 1995-01-18 | 脱穀装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01181721A JPH01181721A (ja) | 1989-07-19 |
JP2672103B2 true JP2672103B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=11684427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63008120A Expired - Fee Related JP2672103B2 (ja) | 1978-07-15 | 1988-01-18 | 脱穀装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2672103B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4646450B2 (ja) * | 2001-07-03 | 2011-03-09 | 三菱農機株式会社 | 脱穀機の扱室構造 |
JP4658886B2 (ja) * | 2006-09-22 | 2011-03-23 | 株式会社クボタ | 脱穀装置の開閉構造 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59150231U (ja) * | 1983-03-29 | 1984-10-08 | 株式会社クボタ | 脱穀装置 |
JPS60153715A (ja) * | 1984-01-20 | 1985-08-13 | 井関農機株式会社 | 脱穀機の脱穀カバ− |
JPS60179141U (ja) * | 1984-05-10 | 1985-11-28 | ヤンマー農機株式会社 | 脱穀機の扱室カバ−開閉装置 |
-
1988
- 1988-01-18 JP JP63008120A patent/JP2672103B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01181721A (ja) | 1989-07-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |