JPH04349818A - コンバインのカバ−装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、コンバインのカバ−装
置に関し、挟扼チエンを有する自脱型コンバインに利用
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のこの種装置、例えば、実開平２−
５２５４５号公報に記載された構成によれば、本体側の
支点に対して差し込み式に取付け取外しが可能なカバ−
体に、本体側の係合部に対して人為的操作によって係合
解除自在な係合部と、この係合部を係合付勢する付勢機
構とが備えられた閉塞ロック部を設けてあるカバ−構造
が示されている。

【０００３】そして、このカバ−体は、前記係合部の係
合状態で、カバ−体の前記支点から外れる方向への移動
を規制する固定規制部材を設けて着脱できる構成にして
ある移動農機のカバ−構造になっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本件発明のように、穀
稈を挾持して搬送する挟扼チエンの外方に沿わせた状態
として着脱自由に取り付けるカバ−体は、搬送中の穀稈
を下側から支える機能を持つている。一般に、カバ−体
は、メンテナンスを容易にするために着脱自由に構成し
ているが、上述のように、挟扼チエンによって搬送され
ている穀稈を支えるかたちになるために穀稈の重量を受
ける。そのために、カバ−体は、保持機能があまくなり
、緩んで振動によるガタ付きが発生したり、外れたりす
る等の課題がある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するため次の如き技術手段を講ずるものである。す
なわち、穀稈を挟扼して搬送する挟扼チエン１をチエン
レ−ル２に沿って走行するように設け、該チエンレ−ル
２又はその近傍の機体３に取り付けた支持杆４にロック
ピン５を支架させて設け、該ロックピン５に係脱自由に
係合するフック部６を内側にその外側にノブ部７を形成
した係脱操作具８を、上縁を前記挟扼チエン１に沿って
機体３の外側に臨ませたカバ−体９に設け、該カバ−体
９には前記係脱操作具８の下方位置に機体３側の係止具
１０に係脱自由に係止できる支点具１１を設けるととも
に、前記係脱操作具１０の側方には前記ロックピン５を
上下から抱き込むようにした案内保持体１２を取り付け
てなるコンバインのカバ−装置である。

【０００６】

【実施例】まず、その構成について説明する。コンバイ
ン１３は、クロ−ラ１４を有する車台１５に脱穀機１６
を搭載し、前部には刈取前処理装置１７を設けている。 そして、刈取前処理装置１７は、前部から分草杆１８、
刈取装置１９、穀稈搬送装置２０からなり、刈取穀稈を
脱穀機１６に供給できる構成にしている。そして、脱穀
機１６は、扱室の穀稈供給口に沿って挟扼杆２１と挟扼
チエン１とを設け、穀稈搬送装置２０によって搬送され
てきた穀稈を挟扼搬送する構成としている。

【０００７】２はチエンレ−ルであって、上述の挟扼チ
エン１を支持案内できる構成としている。カバ−体９は
、上述の挟扼チエン１側の機体３の外側にメンテナンス
を容易に行えるように、着脱自由に取り付けるのである
が、その構成は、つぎの通りである。

【０００８】まず、上記カバ−体９を取り付ける機体３
側の構成について述べると、ロックピン５は、チエンレ
−ル２に設けた支持杆４にチエンレ−ル２や挟扼チエン
１と同じ方向に向けて設けている。そして、係止具１０
は、前記ロックピン５の下方の機体３側に取り付けられ
ている。つぎに、上記機体に取り付けるカバ−体９側の
構成を述べると、カバ−体９の下部には前記係止具１０
に係止できる支点具１１を設けている。

【０００９】そして、係脱操作具８は、前記ロックピン
５に下側から係合出来る係合凹部２２からなるフック部
６と、手で操作するノブ部７とから構成し、カバ−体９
に嵌め込んだ支持部材２５にばね２３によってフック部
６をロックピン５側に張圧させて構成している。そして
、案内保持部１２は、前記係脱操作具８の側方において
、前記ロックピン５を上下から抱き込むような形状にし
た保持部２４を形成してカバ−体９に取り付けている。

【００１０】次にその作用について説明する。まず、カ
バ−体９を機体３に対して着脱する操作について述べる
。伝動装置（プーリーベルト）のメンテナンスを行うた
めに、カバ−体９を機体から外す操作は、係脱操作具８
のノブ部７をばね２３に抗して図１の実線の位置から仮
想線の位置に操作して係合凹部２２をロックピン５から
外す。そして、カバ−体９は、下部の支点部１１を支点
として手前に回動させて機体３から取外すことが出来る
。

【００１１】カバ−体９の取付け操作は、上述の逆操作
を行うことによって取付けることが出来る。つぎに刈取
脱穀作業について述べる。機体の回転各部を駆動しなが
らクロ−ラ１４を推進させて車台１５を前進させる。

【００１２】すると、圃場の穀稈は、機体前部の分草杆
１８によって分草されたのち刈取装置１９に達して刈取
られる。そして、穀稈は、穀稈搬送装置２０によって後
方に搬送されて挟扼チエン１と挟扼杆２１の始端部分に
よって挟扼され脱穀機１６に供給される。

【００１３】以上のようにして、穀稈は、挟扼チエン１
によって搬送される過程において脱穀処理されるもので
ある。さて、このような穀稈搬送過程において、カバ−
体９は、搬送中の穀稈を下方から支持する関係位置にあ
るため、その穀稈の重量を支えることとなるが、カバ−
体９が、案内保持体１２の保持部２４がロックピン５に
保持された状態にあるから、下方に下がったり、外れた
り、ガタがきて振動騒音を発したりすることがない。

【００１４】

【発明の作用効果】以上説明したように本発明のコンバ
インのカバ−装置は、冒頭に説明した従来型に比較して
、カバ−体に案内保持体を取付けて機体側のロックピン
に確実に係合保持させているから、連続して搬送されて
いる穀稈による下方へ力を受けてもカバ−体は、下方に
下がったり、ガタがきて振動騒音を発したり、外れたり
することがない。

【００１５】しかも、保持部は、誘い込むような形状に
構成しているために取付け操作時に製作上の多少の誤差
があってもロックピンを円滑に誘導して正規の位置に収
まることが出来る特徴がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の要部の作用を示す側断面図である。

【図２】本発明の要部の切断平面図である。

【図３】本発明の要部の正面図である。

【図４】本発明の脱穀機の側面図である。

【図５】本発明のコンバインの側面図である。

【符号の説明】

１　　　　挟扼チエン　　　　２　　　　チエンレ−ル
　　３　　　　機体４　　　　支持杆　　　　　　　　
５　　　　ロックピン　　　　６　　　　フック部 ７　　　　ノブ部　　　　　　　　８　　　　係脱操作
具　　　　９　　　　カバ−体 １０　　係止具　　　　　　　　１１　　支点具　　　
　　　　　１２　　案内保持体 １３　　コンバイン　　　　１４　　クロ−ラ　　　　
　　１５　　車台１６　　脱穀機　　　　　　　　１７
　　刈取前処理装置　　１８　　分草杆 １９　　刈取装置　　　　　　２０　　穀稈搬送装置　
　２１　　挟扼杆 ２２　　係合凹部　　　　　　２３　　ばね　　　　　
　　　　　２４　　保持部 ２５　　支持部材

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　穀稈を挟扼して搬送する挟扼チエンを
   チエンレ−ルに沿って走行するように設け、該チエンレ
   −ル又はその近傍の機体に取り付けた支持杆にロックピ
   ンを支架させて設け、該ロックピンに係脱自由に係合す
   るフック部を内側にその外側にノブ部を形成した係脱操
   作具を、上縁を前記挟扼チエンに沿って機体の外側に臨
   ませたカバ−体に設け、該カバ−体には前記係脱操作具
   の下方位置に機体側の係止具に係脱自由に係止できる支
   点具を設けるとともに、前記係脱操作具の側方には前記
   ロックピンを上下から抱き込むようにした案内保持体を
   取り付けてなるコンバインのカバ−装置