JP2654368B2 - 脱穀装置 - Google Patents

脱穀装置

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JP2654368B2
JP2654368B2 JP7006023A JP602395A JP2654368B2 JP 2654368 B2 JP2654368 B2 JP 2654368B2 JP 7006023 A JP7006023 A JP 7006023A JP 602395 A JP602395 A JP 602395A JP 2654368 B2 JP2654368 B2 JP 2654368B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自脱型コンバインに搭
載される脱穀装置に係り、メンテナンスのための構造に
特徴を備えた脱穀装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、メンテナンス性を高めた脱穀装置
として、例えば実開昭59-150231 号公報に示されるよう
に、扱胴を回転自在に支持した上部扱室ケースを上下揺
動開閉自在に下部脱穀ケース側に連結するとともに、扱
室の前側と後側に設けたフック式のロック手段を用いて
上部扱室ケースを下部脱穀ケース側に閉じ固定するよう
に構成し、扱胴と共に上部扱室ケースを上昇させること
により扱室を大きく開放して扱室内の清掃や点検等のメ
ンテナンスを行えるようにしたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】提案されている上記構
成の脱穀装置においては、上部扱室ケースを下部脱穀ケ
ース側に閉じ固定するフック式のロック手段が、フック
状のロック部材を係止部材に係合させて、上部扱室ケー
スの上昇を阻止するとともに、上部扱室ケースが下部脱
穀ケース側に対して前後にずれるのを阻止する構造であ
った。フック式のロック手段は、分離連結操作が簡便に
行えるのであるが、閉じ力が弱く、かつ、前後方向への
ズレが発生し易いという問題がある。扱室前後のフック
式のロック手段に作用する上部扱室ケースが上方に開く
方向への負荷、あるいは、上部扱室ケースが前後方向に
ずれる負荷等により上部扱室ケースが固定せず、振動、
ガタつきの発生、耐久性、等の点で改良の余地があっ
た。また、変形やねじれ等によって前後のロック箇所に
おける各フック状のロック部材が対応する係止部材に的
確に係合しなくなるおそれもあった。本発明は、このよ
うな点に着目してなされたもので、扱室を開放できるよ
うにして扱室を開放することに伴う不具合点を解消し、
全体としてのメンテナンス性を向上することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、脱
穀ケースを上部脱穀ケース側と下部脱穀ケース側とに分
割線で分割し、扱胴を回転自在に支持した前記上部脱穀
ケース側を上下揺動開閉自在に前記下部脱穀ケース側に
連結して、前記扱胴と共に上部脱穀ケース側を上昇させ
ることにより扱室を開放させるように構成し、前記扱室
側位置と、扱室後方の脱穀排ワラ搬送部側位置とに、上
部脱穀ケース側を閉じ位置で下部脱穀ケース側に係合固
定するロック部材を設け、前記扱室側位置のロック部材
を操作レバーによってロック解除操作可能に構成すると
ともに、扱室側位置のロック部材と脱穀排ワラ搬送部側
位置のロック部材とを連動させて、扱室側位置のロック
部材に対する前記操作レバーによって前記脱穀排ワラ搬
送部側位置のロック部材をロック解除操作可能に構成
し、前記上部脱穀ケース側に設けた前後位置規制部材と
下部脱穀ケース側に設けた前後位置規制部材との挿入係
合によって上部脱穀ケース側の前後方向移動を規制する
位置決め係合手段を脱穀排ワラ搬送部側位置に備えてあ
る点にある。
【0005】
【作用】上記構成によると、上部脱穀ケース側を上昇さ
せることで、扱室を開放することができ、扱室内の清掃
や点検等のメンテナンスを行うことができる。上部脱穀
ケース側を閉じると、扱室側位置と脱穀排ワラ搬送部側
位置とにおいて、各ロック部材が係合ロック作動し、前
後動を規制する位置決め係合手段が機能して、下部脱穀
ケース側に対する上部脱穀ケース側の前後方向での位置
決めがなされ、扱室側位置と、脱穀排ワラ搬送部側位置
とにおいて、前後方向が位置決めされた状態で各ロック
手段のフック状のロック部材が対応する係止部材に係合
ロック状態を保つことになり、上部脱穀ケース側が上下
前後で固定され確実強固に閉じ固定される。また、上部
脱穀ケース側を開放する場合は、扱室側位置のロック部
材に対する操作レバーを操作して扱室側のロックを解除
するとともに、脱穀排ワラ搬送部側のロックも解除す
る。
【0006】
【発明の効果】従って、本発明によれば次のような効果
が得られる。 [1] 上部脱穀ケース側を上昇操作するだけで扱室を開放
でき、扱室内の清掃や点検等を広い作業空間から容易に
行うことができるようになり、メンテナンス性を更に高
めることができるようになった。 [2] 位置決め係合手段で上部脱穀ケース側を下部脱穀ケ
ース側に対して前後方向の位置決めをして、上部脱穀ケ
ース側を、扱室側および脱穀排ワラ搬送部側に設けたフ
ック式のロック手段で下部脱穀ケース側に閉じ固定する
ので、上部脱穀ケース側を振動やガタを抑制した状態で
確実に固定することができる。 [3] 位置決め係合手段で上部脱穀ケース側を下部脱穀ケ
ース側に対して前後方向に位置規制するので、各ロック
箇所のフック状のロック部材を対応する係止部材に位置
ズレなく確実に、かつ、円滑容易に係合あるいは係合解
除作動させることができ、ロック部材の揺動操作によっ
て簡単にロックおよびロック解除して開閉操作でき、取
扱い性に優れたものとなった。 [4] 扱室側のロック解除操作に連動して脱穀排ワラ搬送
部側のロック部材を解除できるので、扱室後方の脱穀排
ワラ搬送部側のロック解除は、扱室側のロック部材に対
する操作レバーを操作するだけでよく、取扱い性および
操作性に優れたものとなった。 [5] 挿入式の前後位置規制部材の係合による位置決め係
合手段とフック式のロック手段を用いることによって、
簡単な構造で上部脱穀ケース側を容易に開閉できるとと
もに、確実に固定でき、メンテナンス性および取扱い性
に優れた脱穀装置を構成できるようになった。
【0007】
【実施例】次に実施例を示す。図12に示すように、刈
取り穀稈が脱穀フィードチェーン1により自動的に扱室
2に供給されて回動する扱胴3により脱穀され、脱穀排
ワラが脱穀フィードチェーン1により自動的に扱室2か
ら搬出されるように脱穀部を構成すると共に、脱穀排ワ
ラを排ワラ搬送チェーン4により自動的に脱穀フィード
チェーン1から受継がせ、横倒れ姿勢で穂先側に寄せな
がら機体後方に搬出させて落下排出させる脱穀排ワラ搬
送部5を扱室2の後方に設けてコンバイン用の脱穀装置
を構成している。
【0008】この脱穀装置では、扱室2から受網6を通
して落下供給される脱穀処理物、及び、扱室2から排塵
口7を通して落下供給される脱穀処理物を駆動揺動式の
選別装置8による比重選別と唐箕9が供給する選別風と
によって穀粒と塵埃とに選別し、塵埃を選別風による移
送作用と排塵ファン10とにより機外に排出するよう
に、かつ、前記排塵口7からの脱穀処理物を駆動回転体
11によって解すように選別部を構成し、選別装置8か
ら落下供給される一番物処理物を機外に搬出する一番ス
クリューコンベア12、選別装置8から落下供給される
二番処理物を機体横一側方に搬出する二番スクリューコ
ンベア13を選別部の底部に設けてある。二番スクリュ
ーコンベア13からの処理物を、搬送途中箇所に再処理
回転体14aを有したスロワ式搬送装置14により再処
理して選別装置8の上手側に還元するように構成してあ
る。
【0009】図1ないし図4に示すように、扱室2を形
成する前壁及び後壁の一部で扱胴3を取付けてある前壁
部15a及び後壁部15b、並びに、扱室2、排ワラ搬
送チェーン4を設置する脱穀排ワラ搬送部5を形成する
天井壁15c及び扱口側横壁の一部15dを備えてある
上部脱穀ケース15側と、選別部等を備えてある下部脱
穀ケース16側とを、扱室2の穀稈供給口2a、扱口2
b、排ワラ取出口2c及び脱穀排ワラ搬送部5の搬出口
5a及びこれらに連なる分割線L1 及びL2 を分割箇所
として分割できるように脱穀ケースを構成してある。
【0010】上部脱穀ケース15側は扱胴3に対して扱
口2bと反対側に位置させた枢着軸17を介して上下揺
動するように下部脱穀ケース16側に取付けて、開閉取
っ手18をしての揺動操作により、扱胴回転軸芯P1 と
平行またはほぼ平行な枢着軸17の軸芯P2 の周りで上
下に開閉するようにしてある。
【0011】そして、上部脱穀ケース15側の開放操作
時には、前壁部15aと後壁部15bとに各別に取付け
てあるガススプリング利用の前後一対の伸縮杆19,2
0が自己伸張力により上部脱穀ケース15側を上昇付勢
操作して、人為操作力の軽減をするように構成してあ
る。上部脱穀ケース15側の下降操作時にはその操作力
のためにガススプリング19及び20が短縮して上部脱
穀ケース15側の下降を可能にするように構成し、上部
脱穀ケース15を閉じ位置まで下降させると、図11に
示す如く上部脱穀ケース15側の前後方向3箇所に分散
して配置してあるフック式のロック手段における第1の
ロック部材21、第2のロック部材22及び第3のロッ
ク部材23の夫々が自動的にロック状態になって上部脱
穀ケース15側を下部脱穀ケース16側に自動的に閉じ
ロックする、いわゆるセルフロック構造に構成してあ
る。
【0012】すなわち、第1のロック部材21は、図1
および図2に示すように、前記前壁部15aの外側で扱
口2bに対して前記分割線L1 寄りに設けた支点P3 を
中心にして上下揺動自在に枢着すると共に、その先端部
に傾斜カム面21aとこれに続く係合凹部21bを備え
たフック状に形成し、かつ、このロック部材21の基端
部には、ロック部材21の長さに比較して充分長い第1
の操作レバー25を一体揺動可能に直結して扱口22a
側に向けて大きく延出してある。そして、このロック部
材21の係合凹部21bを、下部脱穀ケース16側に設
けたローラ型の係止部材24に係合して前壁部15aを
下部脱穀ケース16側に連結固定するロック状態と、係
止部材24から下方に外れるロック解除状態とに切換わ
るように、かつ、第1のロック部材21と一体揺動する
第1の操作レバー25に作用させてあるロック付勢スプ
リング26によってロック側に操作され、第1の操作レ
バー25の取っ手部25aを把持しての人為揺動操作に
よってロック解除側に操作するように構成してある。
【0013】第2のロック部材22は、図3ないし図5
に示すように、前記後壁部15bの外側で扱口2bに対
して前記分割線L2 寄りに設けた支点P4 を中心にして
上下揺動自在に枢着すると共に、その先端部に傾斜カム
面22aとこれに続く係合凹部22bを備えたフック状
に形成し、かつ、このロック部材22の基端部には、ロ
ック部材22の長さに比較して充分長い第2の操作レバ
ー28を一体揺動可能に直結して扱口22a側に向けて
大きく延出してある。そして、このロック部材22の係
合凹部22bを、下部脱穀ケース16側に設けたローラ
型の係止部材27に係合して後壁部15bを下部脱穀ケ
ース16側に連結固定するロック状態と、係止部材27
から下方に外れるロック解除状態とに切換わるように、
かつ、第2のロック部材22と一体揺動する第2の操作
レバー28に作用させてあるロック付勢スプリング29
によってロック側に操作され、第2の操作レバー28の
取っ手部28aを把持しての人為揺動操作によりロック
解除側に操作するように構成してある。
【0014】第3のロック部材23は図6ないし図8に
示すように、上部脱穀ケースフレーム30のうち上部脱
穀ケース15側の遊端側でかつ前記後壁部15bより機
体後端側に位置する後端部分Aに枢着すると共に、枢着
軸芯P5 の周りでの左右揺動により、下部脱穀ケース1
6側に備えてある連結フレーム31の係止部材32に係
合し、上部脱穀ケースフレーム30を連結フレーム31
に連結固定することによって上部脱穀ケース15側の後
端側を下部脱穀ケース16側に連結固定するロック状態
と、係止部材32から機体横外側に外れるロック解除状
態とに切換わるように構成してある。
【0015】又、図5ないし図7に示すように、第3の
ロック部材23の枢着軸に兼用の回転連動軸33、この
連動軸33の機体前方側端部に一体回転するように付設
した揺動アーム34、このアーム34と第2の操作レバ
ー28との連動リンク35をして第3のロック部材23
をも第2の操作レバー28に連動連結することにより、
第3のロック部材23も第2のロック部材22と共に前
記スプリング29によってロック側に操作されるよう
に、かつ、第2の操作レバー28によってロック解除側
に人為操作するように構成してある。
【0016】そして、上部脱穀ケース15側の開放状態
では第1のロック部材21は第1の操作レバー25が上
部脱穀ケース15側のストッパー部(図示せず)に接当
するところの取付姿勢にスプリング26により、かつ、
第2のロック部材22及び第3のロック部材23は第2
の操作レバー28が上部脱穀ケース15のストッパー部
(図示せず)に接当するところの取付姿勢にスプリング
29により夫々維持され、上部脱穀ケース15側の下降
に伴って、係止部材24と傾斜カム面21aとが接当し
て第1のロック部材21をスプリング26に抗して相対
的にロック解除方向に押圧揺動するとともに、係止部材
27と傾斜カム面22aとが接当して第2のロック部材
22及び第3のロック部材23をスプリング29に抗し
て相対的にロック解除方向に揺動操作し、そして、上部
脱穀ケース15側が閉じ位置になると、係止部材24が
相対的に傾斜カム面21aを通過して係合凹部21bに
係合するように第1のロック部材21がスプリング26
によって助勢されるとともに、係止部材27が相対的に
傾斜カム面22aを通過して係合凹部22bに係合する
ように第2のロック部材22がスプリング29によって
助勢され、かつ、第3のロック部材23も係止部材32
に係合し、全てのロック手段が自動的にロック状態にな
るように構成してあるのである。
【0017】つまり、受網6や扱室内の清掃や点検等を
するに際し、上部脱穀ケース15側を揺動操作をするこ
とにより、扱室2が開閉し、かつ、同時に扱胴3が出入
りするのである。そして、上部脱穀ケース15側の閉じ
操作をするだけで自動的に、第1ないし第3のロック部
材21,22,23がロック作用し、上部脱穀ケース1
5側が扱室2の前後側と扱室後方箇所の3箇所にて、脱
穀反力や扱胴回動等にかかわらず振動しにくいように閉
じ固定されるのである。また、第1のロック部材21お
よび第2のロック部材22から夫々一体化して扱口2b
側に大きく延出した第1の操作レバー25および第2の
操作レバー28を操作することで、第1ないし第3のロ
ック部材21,22,23の全ての係合が外れて上部脱
穀ケース15側の閉じ固定解除ができるのである。
【0018】上部脱穀ケース15側の閉じロック状態で
は第1の操作レバー25の遊端部、前記開閉取っ手18
及び第2の操作レバー28の遊端部が機体前後方向に直
線状に並ぶように配置設定してある。すなわち、第1の
操作レバー25、開閉取っ手18及び第2の操作レバー
28が前記配列状態にあることを知ることにより上部脱
穀ケース15側が第1ないし第3のロック部材21,2
2,23による閉じ固定の状態にあると判断できるので
ある。
【0019】前記連結フレーム31は図11に示すよう
に、排ワラ搬送チェーン4による脱穀排ワラ搬送路Rを
機体後方側に迂回するように屈曲形成してある。
【0020】図7に示すように、上部脱穀ケース15側
の閉じ状態においては、前記上部脱穀ケースフレーム3
0に備えてある前後に幅広で先細り形状に形成した板片
からなる前後位置規制部材36が、前記連結フレーム3
1に備えた前後一対の前後位置規制部材37,37の間
に入り込み、前後位置規制部材36と前後位置規制部材
37との接当によって上部脱穀ケース15側の下部脱穀
ケース16側に対する前後位置ずれが抑制されるように
構成してある。
【0021】図3に示すように、下部脱穀ケース16側
の扱室用後壁部16aの下端側と扱口側横壁部16bと
にわたって第1補強フレーム38が架設連結すると共
に、この第1補強フレーム38と扱室用後壁部16aの
上端側とを連結させた第2補強フレーム39を設けて、
扱室用後壁の強度向上を図ってある。
【0022】図3に示すように、後側のガススプリング
20は、前記後壁部16aのスプリング支軸40に対し
てこれの軸芯と直交する方向に係合装着したり、抜き外
すことが可能なようにU字状に形成した取付部20aを
して取付けてある。すなわち、伸縮杆20をその軸芯方
向に抜き差し操作するだけで後壁部16aに対して着脱
できるように配慮してある。
【0023】受網6は図9に示す取付構造により着脱自
在に取付けてある。すなわち、前記枢着軸17に一端側
を取付け、他端側を下部脱穀ケース16の下唇板部に取
付けた前後一対の受網受止めフレーム41,41に、扱
胴周方向での摺動、及び、扱胴回転軸芯P1 側への取外
しが可能に受網6の前後側を載置してある。そして、受
網6の扱口側と反対側の端面にワラ切り刃台42を介し
て作用する上部脱穀ケース15の押圧操作により受網6
の扱口側端部を下部脱穀ケース16の係止部材44に係
合させてあることと、ワラ切り刃台42を受網6に対し
てこれの受止めフレーム41からの浮上がりを阻止する
方向に接当させてあることとにより受網6の固定をして
ある。つまり、上部脱穀ケース15側を開放すると共に
ワラ切り刃台42を除去した状態で、受網6を受止めフ
レーム41に沿わせて扱口側と反対側に摺動操作して係
止部材43から外すと共に受止めフレーム41から扱口
側に持上げ操作することにより、受網6の取出しができ
るのである。
【0024】扱胴3の駆動を可能にするに、図1及び図
10に示すように、エンジンEにベルト連動させて走行
機体に備えられているミッション44の出力プーリ4
5、扱胴回転支軸46に取付けた扱胴駆動プーリ47、
前記枢着軸17に取付けた第1中間プーリ48、下部脱
穀ケース16に取付けた第2中間プーリ49及び第3中
間プーリ50にわたって伝動ベルト51を巻回すると共
に、ミッション44に備えられたテンション輪体52に
より伝動ベルト51に伝動用張力を付与するように構成
してある。そして、上部体15の開閉が伝動ベルト51
の取外しや弛緩操作を要しないでできるところの位置関
係にプーリ47,48及び49を配置してある。
【0025】排ワラ搬送チェーン4の駆動を可能にする
に、図3及び図10に示すように、扱胴回転支軸46に
取付けた出力プーリ53、排ワラ搬送チェーン4の巻回
スプロケット54にギヤ連動させた状態で下部脱穀ケー
ス16側に取付けたチェーン駆動プーリ55、前記枢着
軸17に取付けた中間プーリ56にわたって伝動ベルト
57を巻回すると共に、枢着軸17に取付けたテンショ
ン輪体58によって伝動ベルト57に伝動用張力を付与
してある。そして、上部脱穀ケース15側の開閉が伝動
ベルト57の取外しや弛緩操作を要しないでできること
ろの位置関係にプーリ53,55及び56を配置してあ
る。
【0026】〔別実施例〕 上記実施構造に替え、第1のロック部材21と第2のロ
ック部材22とを1つの操作レバーに連動連結したり、
第1ないし第3のロック部材21,22,23の全てを
1つの操作レバーに連動連結し、3つののロック部材の
ロック解除操作が各別にするよりも少ない手間でもって
できるよう操作の簡略化を図るべく実施してもよい。
【0027】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】閉じ状態における脱穀部の前面図
【図2】開放状態における脱穀部の前面図
【図3】閉じ状態における脱穀部の後面図
【図4】開放状態における脱穀部の後面図
【図5】開放状態における第2のロック部材の後面図
【図6】閉じ状態における第2のロック部材の後面図
【図7】第3のロック部材の側面図
【図8】第3のロック部材の後面図
【図9】受網取付部の断面図
【図10】伝動系統図
【図11】ロック部材の斜視図
【図12】脱穀装置の概略側面図
【符号の説明】
2 扱室 3 扱胴 5 脱穀排ワラ搬送部 15 上部脱穀ケース 16 下部脱穀ケース 21 ロック部材 22 ロック部材 23 ロック部材 36 前後位置規制部材 37 前後位置規制部材 L1 分割線 L2 分割線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀ケースを上部脱穀ケース(15)側
    と下部脱穀ケース(16)側とに分割線(L1 ),(L
    2 )で分割し、扱胴(3)を回転自在に支持した前記上
    部脱穀ケース(15)側を上下揺動開閉自在に前記下部
    脱穀ケース(16)側に連結して、前記扱胴(3)と共
    に上部脱穀ケース(15)側を上昇させることにより扱
    室(2)を開放させるように構成し、 前記扱室(2)側位置と、扱室(2)後方の脱穀排ワラ
    搬送部(5)側位置とに、上部脱穀ケース(15)側を
    閉じ位置で下部脱穀ケース(16)側に係合固定するロ
    ック部材(22),(23)を設け、 前記扱室(2)側位置のロック部材(22)を操作レバ
    ー(28)によってロック解除操作可能に構成するとと
    もに、扱室(2)側位置のロック部材(22)と脱穀排
    ワラ搬送部(5)側位置のロック部材(23)とを連動
    させて、扱室(2)側位置のロック部材(22)に対す
    る前記操作レバー(28)によって前記脱穀排ワラ搬送
    部(5)側位置のロック部材(23)をロック解除操作
    可能に構成し、 前記上部脱穀ケース(15)側に設けた前後位置規制部
    材(36)と下部脱穀ケース(16)側に設けた前後位
    置規制部材(37)との挿入係合によって上部脱穀ケー
    ス(15)側の前後方向移動を規制する位置決め係合手
    段を脱穀排ワラ搬送部(5)側位置に備えてある ことを
    特徴とする脱穀装置。
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