JP2002330615A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2002330615A
JP2002330615A JP2001136441A JP2001136441A JP2002330615A JP 2002330615 A JP2002330615 A JP 2002330615A JP 2001136441 A JP2001136441 A JP 2001136441A JP 2001136441 A JP2001136441 A JP 2001136441A JP 2002330615 A JP2002330615 A JP 2002330615A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンス作業が容易に行え、作業時間の
短縮を図ったフィードチェーン及びフィードチェーンカ
バーの構成を提供する。 【解決手段】 脱穀装置の側方にフィードチェーン7を
配置して、機体前部の刈取装置から搬送された穀稈を挟
持して脱穀を行い、排藁を後方に搬送する構成のコンバ
インにおいて、前記フィードチェーン7の外側側方を前
側カバー53aと、後側カバー53bとからなるフィー
ドチェーンカバー53で覆い、両カバーは独立して着脱
可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンバインの前部に
配置した刈取装置で刈り取った穀稈を受け継いで脱穀装
置に搬送するフィードチェーンの支持及びフィードチェ
ーンを覆うカバーの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンバインの構成として、扱室の
外側側方に穀稈挟持搬送供給装置を配し、刈取装置によ
って刈り取られた穀稈を受け継ぎ、穀稈の穂先側を脱穀
装置の扱胴の上方若しくは下方を通過させて脱穀させる
ものがある。前記穀稈挟持搬送供給装置は、一般的に、
フィードチェーンと、該フィードチェーンが巻回される
複数のスプロケットと、フィードチェーンの上方に対向
して備える挟扼杆等から構成されている。また、前記複
数のスプロケットを、機体外側側方に向けて回動可能な
フレームに設置することで、該フレームの開閉を行うこ
とにより、フィードチェーンを巻回したままに、扱室を
現出させることを可能にし、扱室内のメンテナンス性の
向上を図ったものがある。さらに、前記フィードチェー
ンは、外部との接触から守るため、一枚で構成されるフ
ィードチェーンカバーにより全体が覆われている。該フ
ィードチェーンカバーを取り外すことで、フィードチェ
ーンが現出される構成とし、フィードチェーンのメンテ
ナンス、また、テンションの調整を可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のごと
く、機体に対し回動可能なフレームで構成する場合は、
フレームの剛性を向上させるため、閉じた状態、即ち、
通常の刈り取り作業時においては、機体に対してしっか
りと固定されることが望ましい。ただし、前述した扱室
内のメンテナンス性は損なわれないようにするため、機
体に対するフレームの固定の解除は、容易に行えること
が望ましい。また、前述のごとく、フィードチェーンカ
バーが一枚で構成されていると、フィードチェーンカバ
ー内側の一部、例えば、ホコリの発生しやすい穀稈挟持
搬送供給装置の入り口部分のみをクリーニングしたい場
合においても、フィードチェーンカバー全体を取り外さ
なければならない。このフィードチェーンカバーは、概
して大型の一枚板に構成されているため、外した後の置
き場に困ることがあり、作業の邪魔になることもある。
また、金属製のカバーで構成すると重くなってしまい、
取り扱いが面倒となっていたのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上のごとくであり、次に該課題を解決する為
の手段を説明する。すなわち、請求項1に記載のごと
く、脱穀装置の側方にフィードチェーンを配置して、機
体前部の刈取装置から搬送された穀稈を挟持して脱穀を
行い、排藁を後方に搬送する構成のコンバインにおい
て、前記フィードチェーンの外側側方を前側カバーと、
後側カバーとからなるフィードチェーンカバーで覆い、
両カバーは独立して着脱可能としたことである。
【0005】また、請求項2に記載のごとく、脱穀装置
の側方にフィードチェーンを配置して、機体前部の刈取
装置から搬送された穀稈を挟持して脱穀を行い、排藁を
後方に搬送する構成のコンバインにおいて、前記フィー
ドチェーンを巻回する複数のスプロケットを支持するフ
レームの後部を機体に枢支するとともに、該フレームに
機体に固定するためのロック機構を設け、該ロック機構
の操作部を駆動スプロケット近傍に配置したことであ
る。
【0006】また、請求項3に記載のごとく、前記ロッ
ク機構の操作部を、前後に分割したフィードチェーンカ
バーの前側カバーで覆ったことである。
【0007】また、請求項4に記載のごとく、前記ロッ
ク機構は、横フレームに回動可能に並設する連動杆と、
該連動杆に備える係合フックと、連動杆に固設するハン
ドルと、から構成し、前記係合フックは機体側係合部と
係合する構成したことである。
【0008】また、請求項5に記載のごとく、前記機体
側係合部を、脱穀装置の扱胴を軸装する受網支持体の穀
稈の入り口側及び出口側の補強フレームに一体的に備え
たことである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は本発明を適用するコンバ
インの右側面図、図2は同じく平面図、図3はフィード
チェーン及びフレームの構成を示す右側面図、図4は同
じく駆動スプロケットの位置での正面断面図、図5は駆
動スプロケットにおける駆動伝達ギアケースとの連結構
造を示す断面図、図6はフィードチェーン及びフレーム
の回動支点フレームの位置での後面断面図、図7は扱胴
と連動杆との取り合いを示す図、図8は受網支持体の正
面図、図9は同じく後面図、図10は前側カバーを取り
外し、フィードチェーンと後側カバーを一体として開か
せる状態を示す図、図11は排藁挟扼ガイドの構成を示
す平面図、図12は同じく右側面図である。また、以下
の説明中において、前後方向は、機体進行方向及び反機
体進行方向を基準とし、左右方向は、機体進行方向にお
ける左右方向を基準とする。さらに、上下方向は、機体
の上下方向を基準とする。
【0010】まず、図1、図2においてコンバインの全
体構成から説明すると、クローラ式走行装置1上に機体
フレーム2を載置し、該機体フレーム2前端に引起し・
刈取装置8を昇降可能に配設し、引起し・刈取装置8は
前端に分草板3を突出して穀稈を分草し、その後部に引
起しケース4を立設して該引起しケース4より突出した
タインの回転により穀稈を引き起こして、分草板3後部
に配設した刈刃5にて株元を刈り取り、上部搬送装置、
下部搬送装置、縦搬送装置6にて後方へ搬送し、この縦
搬送装置6の上端から株元がフィードチェーン7に受け
継がれて脱穀装置9内に穀稈を搬送し、該フィードチェ
ーン7後端には排藁搬送装置16が配設され、排藁搬送
装置16後部下方に配設した排藁カッター装置17に
て、搬送されてきた排藁を切断して圃場に放出してい
る。前記脱穀装置9の側部には選別後の精粒を貯留する
グレンタンク12が配設され、該グレンタンク12前部
には運転部19が配設されている。
【0011】前記機体フレーム2に前後方向に軸芯を有
する扱胴20と送塵口処理胴21とを横架して脱穀装置
9を構成し、この下方に揺動選別装置を配設している。
尚、前記扱胴20及び送塵口処理胴21の上方は脱穀カ
バー41によって被装され、該脱穀カバー41のグレン
タンク12側端部が機枠に枢支され、脱穀カバー41の
外側を上方に回動させて扱胴20内部のメンテナンス作
業を行うようにしている。
【0012】また、前記揺動選別装置や一番コンベアや
二番コンベア等を駆動するためのプーリー、ベルト等よ
り成る動力伝達部がフィードチェーン7下方に配設さ
れ、この動力伝達部は側部カバー43によって被装され
ている。
【0013】そして、前記扱胴20の左側方にフィード
チェーン7が配置され、前部を刈取装置8後部の側方に
配置して前記排藁搬送装置16の前側方に延出して穀稈
を受け継ぐようにしている。
【0014】次に、フィードチェーン7及びこれを支持
するフレーム35の構成について説明する。図3乃至図
6に示すごとく、フィードチェーン7は、フレーム35
に備える複数のスプロケットに巻回され、前記フレーム
35の横フレーム35aは、機体側係合部44と係合す
るロック機構13を有する。
【0015】該フレーム35は、側面視において前後方
向に水平な横フレーム35aと、該横フレーム35aの
前端で交わり後方に向かって上り勾配を形成する斜フレ
ーム35bと、横フレーム35aの後端部に立設する回
動支点フレーム35c及び補強フレーム35dより、側
面視略直角三角形状を構成している。
【0016】前記回動支点フレーム35cは、機体側に
固設された後面視略「コ」字側の支持フレーム11に備
える枢支筒14・14に、枢支ピン15・15を挿入す
ることで、支持フレーム11に対し回動可能としてい
る。
【0017】また、前記フレーム35において、脱穀装
置9側には、隔壁22・22を設け、脱穀装置9内の空
間と、フィードチェーン7が備えられる空間を隔離して
いる。
【0018】また、斜フレーム35bの前端及び後端に
は、従動スプロケット30a・30bが備えられてい
る。更に、斜フレーム35bの中途部から斜め下側斜め
前方に向かって、アジャスタ23を延出し、該アジャス
タ23と、一端に回動軸を設けた回動アーム24の端部
に軸支されたテンションスプロケット30cとを、スプ
リング25で連結する。
【0019】また、前記横フレーム35aの中途部にお
いては、ステー26を下方に向けて垂設し、該ステー2
6の下方に軸受28・28により軸支される回転軸27
には、駆動スプロケット30dを固定している。
【0020】図4及び図5に示すごとく、該回転軸27
は、駆動スプロケット30dとは反対側の端部に備えた
係合部32を、機体側に備えた駆動伝達ギアケース29
より取り出す駆動部係合部31に嵌装している。図5に
示すごとく、前記係合部32は、嵌装時における側面視
において略三角形を形成し、一方で、駆動部係合部31
は、円形の嵌合孔33を構成する。そして、該嵌合孔3
3には、三本の係合ピン34・34・・・を、前記係合
部32の三角形状の頂点の配置に一致するように配設す
る。こうして、係合部32を嵌合孔33に挿嵌した状態
において、駆動部係合部31が回転すると、係合ピン3
4・34・・・が係合部32に係止して、回転軸27が
回転する構成となっている。以上の従動スプロケット3
0a・30b、テンションスプロケット30c、及び駆
動スプロケット30dに、フィードチェーン7を巻回
し、駆動スプロケット30dの回転により、フィードチ
ェーン7が回転される構成となっている。
【0021】そして、以上ごとく、各スプロケット30
a・30b・30c・30dと、フィードチェーン7と
を、フレーム35に支持する構成とし、該フレーム35
を機体本体側の支持フレーム11に対して回動して、フ
ィードチェーン7が一体となって回動開閉されるように
なっている。
【0022】次に、ロック機構13の詳細について説明
する。図3、図4、図6及び図7に示すごとく、該ロッ
ク機構13は、横フレーム35aに回動可能に並設する
連動杆36と、該連動杆36に備える係合フック37・
37と、連動杆36に固設するハンドル38と、から構
成し、前記係合フック37・37は機体側係合部44と
係合するように構成している。
【0023】前記横フレーム35aには、前後方向の二
箇所に支持ステー45・45が載置され、さらに、該支
持ステー45・45には、枢支ステ−46・46が延出
されている。そして、前後方向二箇所に配置される枢支
ステ−46・46に対して、前記連動杆36を枢支す
る。即ち、枢支ステ−46・46を連動杆36によって
橋架するような構成としている。
【0024】更に、連動杆36の前後軸端には、係合フ
ック37・37が固設されており、連動杆36を回転さ
せることにより、係合フック37・37が連動杆36を
回動中心として首を振るようになっている。また、係合
フック37・37において、連動杆36から遠い側に
は、係合凹部47が形成され、該係合凹部47が、機体
側に設けた係合部(係合ピン)44に係合するようにな
っている。
【0025】該機体側係合部44は、図7に示す右側面
視のごとく、扱胴20等を支持する受網支持体48の両
側であって、それぞれ前側及び後側に向かって突設し、
前記係合フック37・37の係合凹部47・47と係合
することにより、連動杆36を受網支持体48に係合
(固定)する構成としている。連動杆36は、フレーム
35に対し枢支ステ−46等を介して枢結されているた
め、連動杆36の支持体48との係止により、フレーム
35が支持体48に係合(固定)されることになってロ
ックされる。
【0026】尚、該受網支持体48においては、図6及
び図7に示すごとく、受網支持体48における藁の排出
側、即ち、扱胴20の後端側には、補強板59が配設さ
れ、支持体48の剛性を向上している。また、機体側係
合部44の配置は、機体本体側に構成していればよく、
扱胴20の受網支持体48に限定されるものではない。
【0027】更に、図6乃至図9に示すごとく、前記機
体側係合部44を、脱穀装置の扱胴20を軸装する受網
支持体48の穀稈の入り口側及び出口側の補強フレーム
71・72・73に一体的に備えた構成としている。
【0028】このように構成することにより、フィード
チェーン7や複数の歯車を備えることで大きな重量を有
するフレーム35を受網支持体48に係止する構成とし
ても、受網支持体48が補強されているので、変形する
ことがなく、扱胴20の軸心がぶれるといった不具合が
生じることもない。また、該補強フレーム71・72・
73に前記機体側係合部44を一体的に備えることで、
従前の受網支持体48の構成を保ったままにして、即
ち、従来の受網支持体48に補強フレーム71・72・
73を溶接固定などするだけで、本発明の構成を実施す
ることができるので、汎用性を備えたものとなっている
のである。また、機体側係合部44の損傷等といった不
具合が生じた場合にも、補強フレーム71・72・73
の交換で対応できるといったメンテナンス性をも考慮し
た構成となっているのである。
【0029】補強フレーム71・72・73の具体的な
構成については、図8に示す、入り口側においては、受
網支持体48の上下方向に補強フレーム71を備え、左
右方向には下部には、補強フレーム72を備える構成と
し、受網支持体48の上下方向及び左右方向での剛性を
向上させる構成とした。一方、図9に示す、出口側にお
いては、扱胴20の円形面に沿わせるように、一本の枠
体を略「L」字状に曲げて、後面視において、「L」字
を左右反転させた状態で受網支持体48に固設し、受網
支持体48の剛性を向上させる構成とした。
【0030】次に、図3に示すごとく、ロック機構13
の操作部は、駆動スプロケット30dの近傍に配した。
このようにして、フィードチェーン7の駆動部である駆
動スプロケット30dの位置において、フレーム35を
機体本体(機体側係合部44)と係合させることによ
り、駆動スプロケット30dの位置におけるフレーム3
5の剛性を強化することができるのである。さらに、こ
の配置構成は、駆動部におけるフレーム35の振動を抑
える点からも有効である。
【0031】以上がロック機構の構成の詳細であって、
次に、前記ハンドル38の操作におけるフレーム35と
支持体48との係合及び係合の解除について説明する。
まず、係合解除の操作について説明すると、図4に示す
ごとく、該ハンドル38は、連動杆36に固設されてい
るため、ハンドル38を持ち上げる方向に連動杆36を
回動させると、該連動杆36に固設した係合フック37
・37が、係合凹部47・47を下側に移動させる方向
に回動するので、該係合凹部47・47と、機体側係合
部44・44との係合が解かれる。即ち、フレーム35
と支持体48の係合(固定)が解除され、フレーム35
の回動が可能となる。
【0032】次に、係合の操作について説明すると、フ
レーム35を支持体48に近接させ、即ち、フレーム3
5を固定する位置まで回動させ、ハンドル38を上側に
回動した状態で係合フック37・37の係合凹部47・
47を下側に向け、この状態から、ハンドル38を下側
に向けて回動させることにより、係合凹部47・47が
上側に向けて回動し、係合フック37・37と係合凹部
47・47が係合して、フレーム35と支持体48が係
合される。
【0033】また、図4に示すごとく、ハンドル38
は、前記ステー26に対して引張りバネ49を介して連
結されており、該引張りバネ49の弾性力により、図4
において、ハンドル38が常時時計回りに回動する方向
に付勢されるようになっている。このことから、係合フ
ック37・37が、係合凹部47・47を上側方向、即
ち、フレーム35を支持体48に固定する方向に常時付
勢され、フレーム35の支持体48との固定状態が維持
されるようになっている。
【0034】次に、フィードチェーンカバー53の構成
について説明する。図1及び図8に示すごとく、前記フ
ィードチェーンカバー53は、前側カバー53aと、後
側カバー53bと、から構成し、両カバーは独立して着
脱可能としている。
【0035】まず、前側カバー53aについて説明する
と、図3に示すごとく、前側カバー53aは、フレーム
35の前側部分、即ち、従動スプロケット30a、テン
ションスプロケット30c、駆動スプロケット30d、
及びハンドル38が配置される範囲を覆っている。ま
た、図4に示すごとく、外側側面の二箇所に着脱フック
54・54を配し、該着脱フック54・54の内側のフ
ック54a・54aを、斜フレーム35bより延出した
係止部55・55に引っ掛けるようにして、フレーム3
5に対して固定が行われる。
【0036】さらに、図4に示すごとく、前側カバー5
3aの上下方向中途部、及び最下部には載置フック56
・56を構成し、中途部においてはステー26に、最下
部においては、機枠40より取り出すステー58に、係
止される構成としている。
【0037】次に、後側カバー53bについて説明する
と、図3に示すごとく、前記後側カバー53bは、前記
フレーム35に着脱する構成としている。こうして、後
側カバー53bは、フレーム35の後側部分、即ち、前
側カバー53aの後側を覆うようにしている。そして、
該後側カバー53bは、前側カバー53aと同様、外側
側面の二箇所に着脱フック54・54を配し、該着脱フ
ック54・54の操作により、フレーム35に対しての
固定が行われる。
【0038】さらに、図3に示すごとく、横フレーム3
5aより係止部57・57を垂下し、該係止部57・5
7に後側カバー53bの中途部に設ける載置フック(不
図示)を係止する構成としている。即ち、後側カバー5
3bにおいては、フレーム35に対してのみの係合とな
っており、前述したフレーム35の開閉動作において
は、フレーム35と一体となって開閉することができる
構成となっている。
【0039】以上の構成において、図3に示すごとく、
前側カバー53aを取り外すと、従動スプロケット30
a、テンションスプロケット30c、駆動スプロケット
30d、及びハンドル38が現出する構成としている。
こうして、ホコリの発生しやすいフィードチェーン7の
入り口部分のみをクリーニングする場合や、テンション
スプロケット30cを調節する場合には、前側カバー5
3aのみを取り外すことで、簡単に行うことができる。
【0040】また、図10に示すごとく、前側カバー5
3aを取り外すと、ハンドル38が現出するので、ハン
ドル38を操作してロックを解除して、フレーム35を
開くことができ、扱胴が詰まった場合等のメンテナンス
も容易にできるようになる。また、この作業の際には、
後側カバー53bがフレーム35とともに開くので、後
側カバー53bを取り外す手間はかからない。
【0041】また、後側カバー53bのみの脱着も可能
であり、取り外すことを必要とするカバーのみを取り外
すことが可能となることから、作業時間の短縮を図るこ
とができ、作業に要する労力を軽減できる。また、フィ
ードチェーンカバーは分割されて小さくなるので、取り
扱い易く収納も容易にできるようになるのである。
【0042】次に、フィードチェーン7により脱穀装置
を通過した後の穀稈、即ち、排藁を排藁カッター装置1
7へ導く排藁搬送装置16の構成について説明する。図
1に示すごとく、穀稈の搬送において、フィードチェー
ン7の下流には、排藁搬送装置16が備えられ、扱胴2
0により脱穀された後の排藁を、機体最後部に配置する
排藁カッター装置17まで搬送している。そして、図1
1及び図12に示すごとく、該排藁搬送装置16は、複
数本の排藁挟扼ガイド60a・60b・60cと、該排
藁挟扼ガイド60a・60b・60cの上方に備える排
藁搬送チェーン70で構成し、排藁挟扼ガイド60a・
60b・60cと、排藁搬送チェーン70の間に、前記
フィードチェーン7より受け継ぐ排藁75を挟持して、
排藁搬送チェーン70の駆動により、排藁カッター装置
17まで排藁を搬送している。
【0043】また、排藁挟扼ガイド60a・60b・6
0cは、4番樋68の上側前方であって、側面視におい
て、排藁の搬送側が略水平となるように構成している。
そして、フィードチェーン7により後方に送られる排藁
を排藁カッター装置17へ導くべく、排藁搬送チェーン
70とともに、排藁75の案内方向を、斜め方向(平面
視略45度)となるように構成している。
【0044】さらに、各排藁挟扼ガイド60a・60b
・60cは、機体本体側に枢支された回動軸61に支持
される構成としている。まず、排藁挟扼ガイド60a
は、ステー64を介して回転軸61に連結されている。
また、排藁挟扼ガイド60cは、ホルダ66を介して、
回転軸61と連結されている。排藁挟扼ガイド60cに
おけるホルダ66の位置には、下方に向けて凸部69が
延出され、凸部69の下端は、ホルダ66の下部に軸支
される。そして、該凸部69にコイルバネ67を軸装
し、該コイルバネ67の弾性力により、排藁挟扼ガイド
60cを上方向に付勢している。このようにして、排藁
挟扼ガイド60cを、その後端が常に上方向に向くよう
に付勢することで、排藁75を機体の側部から、中央部
へ、即ち、排藁カッター装置17へ確実に案内されるよ
うに構成している。また、排藁挟扼ガイド60bは、前
記ホルダ66に備えるステー65に支持される。このよ
うにして、排藁挟扼ガイド60bは、ステー65及びホ
ルダ66を介して回転軸61と連結している。
【0045】以上のごとく、全ての排藁挟扼ガイド60
a・60b・60cが、回動軸61に支持される構成と
しているので、回転軸61を図12の矢印Lに示す方向
へ回転させると、排藁挟扼ガイド60a・60b・60
の後端が上方へ向けられる。こうして、排藁挟扼ガイド
60a・60b・60cの下部に溜まった藁クズを除去
する作業などをする際には、排藁挟扼ガイド60a・6
0b・60cが邪魔になることがなく、4番樋68付近
のクリーニング作業が用意に行えるようになる。
【0046】
【発明の効果】本発明は以上のごとく構成したので、次
のような効果を奏するのである。すなわち、請求項1の
ごとく、脱穀装置の側方にフィードチェーンを配置し
て、機体前部の刈取装置から搬送された穀稈を挟持して
脱穀を行い、排藁を後方に搬送する構成のコンバインに
おいて、前記フィードチェーンの外側側方を前側カバー
と、後側カバーとからなるフィードチェーンカバーで覆
い、両カバーは独立して着脱可能としたので、必要なカ
バーのみを取り外すことが可能となり、作業時間を短縮
し、作業に要する労力を軽減できる。
【0047】また、請求項2に記載のごとく、脱穀装置
の側方にフィードチェーンを配置して、機体前部の刈取
装置から搬送された穀稈を挟持して脱穀を行い、排藁を
後方に搬送する構成のコンバインにおいて、前記フィー
ドチェーンを巻回する複数のスプロケットを支持するフ
レームの後部を機体に枢支するとともに、該フレームに
機体に固定するためのロック機構を設け、該ロック機構
の操作部を駆動スプロケット近傍に配置したので、ロッ
クを解除することにより、フレームと機体側との係合を
解いて、フィードチェーンを巻回したままに、フレーム
を回動させることが可能となる。そして、扱室(扱胴)
を現出させてクリーニング等の作業をした後は、再び、
フレームを閉じる方向へ回動してロックすることで、フ
レームと機体側を係合させることができ、フィードチェ
ーンを駆動する状態、即ち、コンバインにおける刈取作
業が可能な状態に戻すことができる。そして、フレーム
を機体側にロックした状態、即ち、刈取作業時において
は、フレームを機体に対してしっかりと固定することが
できる。また、フィードチェーンの駆動部である駆動ス
プロケットの近傍において、フレームを機体本体と係合
させる構成であるので、駆動スプロケットの位置におけ
るフレームの剛性を強化することができる。さらに、こ
の配置構成は、駆動部におけるフレームの振動を抑える
点からも有効である。
【0048】また、請求項3に記載のごとく、前記ロッ
ク機構の操作部を、前後に分割したフィードチェーンカ
バーの前側カバーで覆ったので、小ホコリの発生しやす
いフィードチェーンの入り口部分のみをクリーニングす
る場合や、テンションスプロケットを調節する場合に
は、前側カバーのみを取り外すことができ、作業時間を
短縮し、作業に要する労力を軽減できる。また、フレー
ムの開閉作業においては、後側カバーがフレームととも
に開くので、後側カバーを取り外す手間がかからないの
である。
【0049】また、請求項4に記載のごとく、前記ロッ
ク機構は、横フレームに回動可能に並設する連動杆と、
該連動杆に備える係合フックと、連動杆に固設するハン
ドルと、から構成し、前記係合フックは機体側係合部と
係合する構成したので、ハンドルを上下方向に操作する
といった簡単な操作で、フレームと機体本体との係合及
び係合の解除(ロック/ロック解除)が行え、扱室のメ
ンテナンス性が損なわれることがない。
【0050】また、請求項5に記載のごとく、前記機体
側係合部を、脱穀装置の扱胴を軸装する受網支持体の穀
稈の入り口側及び出口側の補強フレームに一体的に備え
たので、フィードチェーンや複数の歯車を備えることで
大きな重量を有するフレームを受網支持体に係止する構
成としても、受網支持体が補強されているので、変形す
ることがなく、扱胴の軸心がぶれるといった不具合が生
じることもない。また、該補強フレームに前記機体側係
合部を一体的に備えることで、従前の受網支持体の構成
を保ったままにして、即ち、従来の受網支持体に補強フ
レームを溶接固定などするだけで、本発明の構成を実施
することができるので、汎用性を備えたものとなってい
るのである。そして、機体側係合部の損傷等といった不
具合が生じた場合にも、補強フレームの交換で対応でき
るといったメンテナンス性をも考慮した構成となってい
るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するコンバインの右側面図であ
る。
【図2】同じく平面図である。
【図3】穀稈挟持搬送供給装置の構成を示す右側面図で
ある。
【図4】同じく駆動スプロケットの位置での正面断面図
である。
【図5】駆動スプロケットにおける駆動伝達ギアケース
との連結構造を示す断面図である。
【図6】穀稈挟持搬送供給装置の回動支点フレームの位
置での後面断面図である。
【図7】扱胴と連動杆との取り合いを示す図である。
【図8】受網支持体の正面図である。
【図9】同じく後面図である。
【図10】前側カバーを取り外し、フィードチェーンと
後側カバーを一体として開かせる状態を示す図である。
【図11】排藁挟扼ガイドの構成を示す平面図である。
【図12】同じく右側面図である
【符号の説明】 7 フィードチェーン 13 ロック機構 35 フレーム 35a 横フレーム 36 連動杆 37 係合フック 38 ハンドル 44 機体側係合部 53a フィードチェーンカバー 53b フィードチェーンカバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀装置の側方にフィードチェーンを配
    置して、機体前部の刈取装置から搬送された穀稈を挟持
    して脱穀を行い、排藁を後方に搬送する構成のコンバイ
    ンにおいて、前記フィードチェーンの外側側方を前側カ
    バーと、後側カバーとからなるフィードチェーンカバー
    で覆い、両カバーは独立して着脱可能としたことを特徴
    とするコンバイン。
  2. 【請求項2】 脱穀装置の側方にフィードチェーンを配
    置して、機体前部の刈取装置から搬送された穀稈を挟持
    して脱穀を行い、排藁を後方に搬送する構成のコンバイ
    ンにおいて、前記フィードチェーンを巻回する複数のス
    プロケットを支持するフレームの後部を機体に枢支する
    とともに、該フレームに機体に固定するためのロック機
    構を設け、該ロック機構の操作部を駆動スプロケット近
    傍に配置したことを特徴とするコンバイン。
  3. 【請求項3】 前記ロック機構の操作部を、前後に分割
    したフィードチェーンカバーの前側カバーで覆ったこと
    を特徴する請求項2に記載のコンバイン。
  4. 【請求項4】 前記ロック機構は、横フレームに回動可
    能に並設する連動杆と、該連動杆に備える係合フック
    と、連動杆に固設するハンドルと、から構成し、前記係
    合フックは機体側係合部と係合する構成した請求項2に
    記載のコンバイン。
  5. 【請求項5】 前記機体側係合部を、脱穀装置の扱胴を
    軸装する受網支持体の穀稈の入り口側及び出口側の補強
    フレームに一体的に備えた構成としたことを特徴とする
    請求項4に記載のコンバイン。
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