JP7110039B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、植立穀稈を刈り取って、その刈取穀稈を後方に搬送する刈取搬送部と、刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置とが備えられているコンバインに関する。
この種のコンバインにおいて、脱穀装置の前側面には刈取穀稈を受け入れる穀稈供給口が形成され、脱穀装置の前側に、穀稈供給口に刈取穀稈を案内する入口プレートが備えられ、入口プレートの下方に液体貯留タンク(オイルタンク)が備えられたものがあった。この構成は、穀稈搬送装置から入口プレートへの受渡し箇所の下方側の空間を有効利用して液体貯留タンクを備えるようにしたものである。
そして、刈取搬送部から入口プレートへの受渡し箇所から零れ落ちたワラ屑等が、液体貯留タンクの上部に堆積することを回避させるために、ワラ屑等を外方側に向けて案内する金属材からなる案内板が備えられている。案内板には、液体貯留タンクの補給口に対応する箇所に切欠きが形成され、切欠きを閉じる蓋体が、ボルトの締め付けにより固定する状態と、ボルトを緩めて開放させる状態とに切り換え可能に設けられる構成となっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2015-186447号公報
上記従来構成では、案内板には、液体貯留タンクの補給口を開放させるために切欠きが形成されており、補給のために切欠きを開放させる状態と、ワラ屑等の案内のために切欠きを閉塞する状態とに切り換えるための機構が必要であり、製作の手間がかかり、コスト高を招く不利があった。又、液体貯留タンクに液体(オイル)を補給するときに、ボルトの取り外し作業や締結作業等の煩わしい作業が必要となっていた。
そこで、簡単な構造で且つ低コストで対応できる構造でありながら、穀稈の受渡し箇所の下方側箇所にワラ屑等が堆積することを回避させることが可能であり、しかも、受渡し箇所の下方側の空間を有効利用して設けられる液体貯留タンクに対する液体の補給作業を容易に行えるようにすることが要望されていた。
本発明に係るコンバインの特徴構成は、植立穀稈を刈り取って、その刈取穀稈を後方に搬送する刈取搬送部と、刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置の前端部である前側面に形成された穀稈供給口と、前記脱穀装置の前端部よりも前側に突出し、前記刈取搬送部により搬送される刈取穀稈を前記穀稈供給口に案内する入口プレートと、前記入口プレートの下方に位置するとともに上部に補給口を有する液体貯留タンクと、前記入口プレートの前端部から前記補給口の前方を通って前記補給口の前下方側箇所まで延びる流下案内板とが備えられ、前記入口プレートのうち前記脱穀装置の前端部よりも前側に突出した部分、かつ、前記補給口の上方に位置する部分に補給用開口が形成され、前記補給用開口が開閉可能な蓋体によって閉塞されている点にある。
本発明によれば、入口プレートの下方、すなわち、穀稈の受渡し箇所の下方側の空間を有効利用して液体貯留タンクが備えられる。そして、刈取穀稈の搬送に伴って、刈取搬送部の終端部と脱穀装置側の入口プレートとの間の受渡し箇所からワラ屑が落下することがあっても、流下案内板によって受止められて液体貯留タンク上に堆積することなく外方側へ流下案内される。例えば、下方側に開放されている箇所から機体下方へ流下させることにより、穀稈の受渡し箇所の下方側箇所にワラ屑等が堆積することを回避させることができる。
液体貯留タンクに対して液体を補給するときは、蓋体を開けて入口プレートに形成された補給用開口を開放させた状態で、入口プレートの上方側から補給することができる。このように簡単な操作で煩わしさなく容易に補給作業を行えるものとなる。
従って、穀稈の受渡し箇所の下方側箇所にワラ屑等が堆積することを回避させることが可能であり、しかも、受渡し箇所の下方側の空間を有効利用して設けられる液体貯留タンクに対する液体の補給作業を容易に行えるようにすることが可能となった。
本発明においては、前記流下案内板が前記液体貯留タンクの前下部の前方側箇所まで延ばされていると好適である。
本構成によれば、流下案内板によって流下案内されるワラ屑は、液体貯留タンクの前下部の前方側箇所まで案内されたのち、液体貯留タンクの前方側から下方外方側に排出される。従って、ワラ屑が液体貯留タンクの上側に堆積することを確実に回避させることができる。
本発明においては、前記刈取搬送部に、搬送する刈取穀稈の下側に位置する状態で前記穀稈供給口に向けて延びる可撓性シートからなる受渡し案内板が備えられ、前記受渡し案内板の後端部は、前記入口プレートの上面に載置支持され、前記補給用開口は、前記入口プレートのうち前記受渡し案内板の下方に位置する部分に形成されていると好適である。
本構成によれば、刈取搬送部によって搬送される刈取穀稈は、刈取搬送部から入口プレートに亘って延びる受渡し案内板の上側を案内される。このとき、補給用開口は受渡し案内板の下側に位置するので、搬送される刈取穀稈が蓋体に引っ掛かることはなく、搬送を阻害するおそれはない。液体を補給する際には、可撓性を有する受渡し案内板を捲り上げて補給用開口(蓋体)を開放させることが可能であり、容易に補給作業を行うことができる。
本発明においては、前記入口プレートの前端部にフック状の係止部が備えられ、前記流下案内板の後端部が前記係止部に係止される状態で支持されていると好適である。
本構成によれば、流下案内板を装着するときは、流下案内板の後端部をフック状の係止部に引っ掛けて係止支持させるという簡単な作業で対応できる。
コンバインの全体側面図である。 コンバインの全体平面図である。 穀稈受け渡し箇所の側面図である。 穀稈受け渡し箇所の平面図である。 穀稈搬送装置の一部と受渡し案内板を外した状態の穀稈受け渡し箇所の平面図である。 穀稈受け渡し箇所の正面図である。 流下案内板の取付状態を示す斜視図である。 流下案内板の取付状態を示す縦断側面図である。 補給用開口形成部の縦断側面図である。
以下、本発明に係るコンバインの実施形態について図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1,2に示すように、コンバインは、左右一対のクローラ走行装置1を備えた走行機体2の前部に横軸芯X周りで昇降操作自在に刈取搬送部3が連結され、走行機体2の後部に機体横幅方向に並ぶ状態で脱穀装置4と穀粒を貯留する穀粒タンク5とが備えられている。又、走行機体2の前部右側箇所にキャビン6にて覆われた搭乗運転部7が備えられ、この搭乗運転部7の下方側に駆動用のエンジン8が備えられている。機体後部には、穀粒タンク5に貯留される穀粒を外部に排出するスクリューコンベア式の穀粒排出装置9が備えられている。
この実施形態で、機体の前後方向を定義するときは、作業状態における機体進行方向に沿って定義し、機体の左右方向を定義するときは、機体進行方向視で見た状態で左右を定義する。すなわち、図1,2に符号(F)で示す方向が機体前側、図1,2に符号(B)で示す方向が機体後側である。図2に符号(L)で示す方向が機体左側、図2に符号(R)で示す方向が機体右側である。
刈取搬送部3には、倒伏した植立穀稈を引き起こす複数の引起し装置10、引起された植立穀稈の株元を切断するバリカン型の刈取装置11、株元が切断された縦姿勢の刈取穀稈を徐々に横倒れ姿勢に姿勢変更させながら、機体後方側に位置する脱穀装置4に向けて搬送する穀稈搬送装置12等が備えられている。
脱穀装置4には、刈取穀稈の株元を挟持して後方に搬送する脱穀フィードチェーン13が備えられ、脱穀装置4の内部には、脱穀フィードチェーン13によって挟持搬送される刈取穀稈の穂先側を扱き処理する扱室14が備えられている。扱室14には、前後軸芯周りで回転して刈取穀稈の穂先部を扱き処理する扱胴15が備えられている。
扱室14の下方には扱き処理された脱穀処理物について選別処理を行う選別部17が備えられている。詳述はしないが、選別部17は、受網16から漏下した脱穀処理物を、穀粒と、枝付き粒等の二番物と、ワラ屑等の塵埃とに選別する。穀粒は穀粒タンク5にて貯留され、二番物は扱室14に還元され、ワラ屑は後端部から外方に排出される。
図1,3,4に示すように、穀稈搬送装置12には、刈取穀稈の株元側を挟持搬送する株元挟持搬送装置18と、刈取穀稈の穂先側を係止搬送する穂先係止搬送装置19と、刈取穀稈の穂先部を受止めて載置しながら案内する穂先案内板20、刈取穀稈の中間部を受止めて案内する中間案内板21(図4参照)、等が備えられている。株元挟持搬送装置18は、刈り取られた縦姿勢の刈取穀稈の株元を挟持して後方斜め上方に向けて搬送する。穂先係止搬送装置19は、刈取穀稈の穂先側を係止して、刈取穀稈が縦姿勢から徐々に横倒れ姿勢になるように搬送する。穂先案内板20は、左右方向に幅広の底部案内面20aと、穂先側端部が外方に突出するのを防止する縦向き案内面20bとを有している。中間案内板21は、刈取穀稈の中間部を載置案内する。図1,2に示すように、穀稈搬送装置12の上方には、穀稈搬送装置12によって刈取穀稈を搬送するのに伴って発生するワラ屑や細かな塵埃等が外方に飛散するのを防止する防塵カバーKが備えられている。尚、図3~図6では、防塵カバーKは省略している。
穀稈搬送装置12から脱穀装置4への刈取穀稈の受け渡し箇所には、穀稈搬送装置12の搬送終端部から脱穀フィードチェーン13に向けて刈取穀稈の株元を案内する中継搬送装置22が備えられている(図4参照)。
図6に示すように、脱穀装置4における前側面には穀稈供給口23が形成されている。刈取穀稈の株元側が、株元挟持搬送装置18及び中継搬送装置22により後方に向けて搬送される。刈取穀稈の穂先側が、穂先案内板20によって受止め支持された状態で穂先係止搬送装置19によって後方に係止搬送される。そして、刈取穀稈の株元側が脱穀フィードチェーン13に受け渡されて、穂先部が穀稈供給口23を通して脱穀装置4の内部に送り込まれる。
〔穀稈受け渡し箇所の構成〕
脱穀装置4における穀稈供給口23の前部側には、穀稈搬送装置12により搬送される刈取穀稈を穀稈供給口23に案内する入口プレート24が備えられている。図7に示すように、入口プレート24は、穀稈供給口23の下端縁に略沿うように略円弧状に形成されるとともに、穀稈の穂先側端部には、縦向き案内面24aを有している。
図3,4に示すように、穀稈搬送装置12の後部には、搬送する刈取穀稈の下側に位置する状態で穀稈供給口23に向けて延びる受渡し案内板25が備えられている。受渡し案内板25は、穀稈搬送装置12の後部側箇所から入口プレート24の前後途中部に亘って前後方向に延び、且つ、穀稈供給口23の左右両側端部に亘って入口プレート24に沿うように略円弧状に延びている。受渡し案内板25の前部は、穂先案内板20における底部案内面20a及び縦向き案内面20bの夫々と、中間案内板21とにボルト連結されている。受渡し案内板25の後部は、入口プレート24の上側に載置支持されている。受渡し案内板25は、例えば、ゴム板等の軟質材からなる可撓性シートにより構成されている。
図3,4,5に示すように、穀稈搬送装置12と入口プレート24との間の穀稈の受渡し箇所において、穀稈移動領域の右側箇所には、搬送される刈取穀稈の穂先側を受け止めて穀稈供給口23に向けて案内する縦向き姿勢の穂先案内部材26が備えられている。穂先案内部材26における前部側案内部26aは、前端部が機体右側に位置し、後側に向かうほど機体右側に位置する傾斜姿勢で延びる状態で設けられている。穂先案内部材26における後部側案内部26bは、前部側案内部26aの後端部に連なる状態で設けられ、平面視で前後方向に真っすぐに機体後側に向けて延びる状態で設けられている。
例えば、刈取対象作物が麦である場合、麦は穂先側が硬くて搬送に伴って折れやすい。その結果、穀稈供給口23の手前側箇所に空間があると、折れた茎稈屑が堆積するおそれがある。しかし、穂先案内部材26を上記したような形状にすることで、刈取穀稈の搬送に伴って、穂先案内部材26によって折れた茎稈屑が穀稈通過域に寄せられるので、滞留せずに脱穀装置4に向けて穀稈と共に搬送させることができる。
刈取搬送部3は、その全体が、前後方向に沿って延びる前後向き筒状フレーム27により支持される構成となっており、この前後向き筒状フレーム27を介して横軸芯X周りで昇降操作自在に走行機体2に支持されている。又、刈取搬送部3は、縦軸芯Y周りで揺動可能に走行機体2に支持され、機体前方横外方に向けて移動して機体前部を開放するメンテナンス位置(図示せず)に姿勢切り換え可能に構成されている。
図3,5,6に示すように、前後向き筒状フレーム27の後端部が横向き姿勢の横向き筒状フレーム28に一体的に連結固定されており、この横向き筒状フレーム28は、機体側に設けられた左右一対の受止め保持部29,30により横軸芯X周りに回動自在に受止め支持されている。
図1,3に示すように、前後向き筒状フレーム27の途中部と機体フレーム31の前端部とにわたって油圧シリンダ32が枢支連結されており、この油圧シリンダ32を伸縮操作することで、刈取搬送部3が横軸芯X周りで昇降操作可能に構成されている。
図3,6に示すように、入口プレート24の下方側であって横向き筒状フレーム28の下方側に位置する状態で、作動油を貯留するためのオイルタンク33(液体貯留タンクの一例)が配備されている。このオイルタンク33は、全体として剛性の高い構造体にて構成されている。オイルタンク33における左右側面は平面状に形成され、オイルタンク33の上面33aは側面視山形状に形成されている。従って、上面33aにおける頂部33a1よりも前部側は前下がり傾斜姿勢に設けられている。このオイルタンク33は、複数箇所をボルト締結することにより機体フレーム31に取り付け固定されている。
図3に示すように、オイルタンク33の左側面33bは、上面33aや後面33cよりも後方上方側に突出する状態で延長形成されている。この左側面33bにおける外側で且つ機体前部側の箇所に、その左側面33bに一体的に連設される状態で、刈取搬送部3を縦軸芯Y周りで回動自在支持する回動支持部34が設けられている。この回動支持部34は、オイルタンク33の左側面33bを利用して略箱状に形成されている。
刈取搬送部3を縦軸芯Y周りで回動可能に支持するための筒状の支持軸35が、縦軸芯Y周りで回動自在に支持される状態で回動支持部34の内部に収納されている。支持軸35の上部側箇所に横向き筒状フレーム28を支持するための左側の受止め保持部29が取り付けられている。左側の受止め保持部29は横向き筒状フレーム28を横軸芯X周りで支持軸35と一体回動が可能な状態で挟み込み保持する。
図示はしていないが、オイルタンク33の左側面33bの外側における回動支持部34の後側箇所には、エンジン8からの動力を刈取搬送部3に伝達するための刈取用伝動機構、例えば、刈取駆動速度を変速する刈取用無段変速装置等が備えられている。
図6に示すように、横向き筒状フレーム28を回動自在に受止め保持するための右側の受止め保持部30は、オイルタンク33の上部にブラケット36を介して取り付けて支持されている。この右側の受止め保持部30は、左側の受止め保持部29と同様に、横向き筒状フレーム28を横軸芯X周りでの回動が可能な状態で挟み込み保持する。
このような支持構造において、左右一対の受止め保持部29,30のうちの右側の受止め保持部30を開放状態に切り換えて、刈取搬送部3全体を支持軸35における縦軸芯Y周りで揺動させることができる。
オイルタンク33の上面33aにおける頂部33a1よりも後部側であって機体左側寄りの箇所に、給油口37(補給口の一例)が形成されている。図3に示すように、上面33aから上方に向けて大きく突出する状態でタンク内部に連通する筒部38が設けられ、この筒部38の上端部に給油口37が形成されている。この給油口37は、給油作業時以外は着脱自在に装着されるキャップ39により閉塞されている。
図7,9に示すように、入口プレート24のうち給油口37の上方に位置する部分に円形の補給用開口40が形成されている。補給用開口40が開閉可能な蓋体41によって閉塞されている。蓋体41は、合成樹脂材にて構成されており、補給用開口40に嵌まり込むように押し込み装着することで補給用開口40を閉塞する閉状態に保持可能に構成されている。
図3,4に示すように、補給用開口40は、入口プレート24のうち受渡し案内板25の下方に位置する部分に形成されている。従って、通常の刈取作業時には、蓋体41によって閉塞されている補給用開口40は、受渡し案内板25によって上方側から覆われている。従って、搬送される刈取穀稈は、受渡し案内板25の上部面に沿って移動案内され、蓋体41や補給用開口40の周縁部等に引っ掛かり滞留することがなく、穀稈搬送を阻害するおそれはない。給油する際には、受渡し案内板25を捲り上げて上方を開放させた状態で、蓋体41を外すことにより、給油を行うことができる。
〔流下案内板〕
そして、入口プレート24の前端部から給油口37の前方を通って給油口37の前下方側箇所まで延びる流下案内板42が備えられている。具体的には、図3,5,6,7に示すように、流下案内板42の前部側は、オイルタンク33の前下部の前方側箇所まで延ばされている。流下案内板42は、例えばゴム板、あるいは、軟質の合成樹脂板等の可撓性シートにより構成されている。流下案内板42は、後端部が係止保持され、前端部が自由状態で垂れ下がる構成となっている。
図7,8に示すように、入口プレート24の前端部における下面側に複数のフック状の係止部43が備えられている。この係止部43は、入口プレート24の前端部の下面側に帯板状の板金材の一端側が固定され、この板金材の他端側をフック状に折り曲げて形成されている。
流下案内板42の後端部がフック状の係止部43に支持されている。すなわち、流下案内板42の後端部における係止部43に対応する位置に挿通孔44が形成されている。挿通孔44には、補強用のハトメ45が備えられている。係止部43のフック状部分43aを挿通孔44に入り込み挿通させた状態で、流下案内板42の後端部が支持されている。
流下案内板42として、オイルタンク33の上方に対応する右側の流下案内板42Aと、左側の受止め保持部29等の上方に対応する左側の流下案内板42Bとが備えられている。左右の流下案内板42A、42Bは夫々、後端部が左右一対の係止部43により係止保持されている。
図3,7に示すように、右側の流下案内板42Aの前部側は、オイルタンク33の上面33aに沿って載置される状態で前下方側に垂れ下がる姿勢で支持されている。右側の流下案内板42Aの前端部は、オイルタンク33の前下部の前方側箇所まで延ばされている。一方、左側の流下案内板42Bの前部側は、左側の受止め保持部29の上部面に沿って載置される状態で前下方側に垂れ下がる姿勢で支持されている。左側の流下案内板42Bの前端部は、回動支持部34の下端部の前方側箇所まで延ばされている。
オイルタンク33の前下部の前方側箇所及び回動支持部34の下端部の前方側箇所は、図3に示すように、機体フレーム31の前端部よりも前方側であり、その箇所の下方側は開放された空間となっており、流下案内板42(42A,42B)により案内されるワラ屑等は、下方のクローラ走行装置1の上部、あるいは、地面上に落下する。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、右側の流下案内板42Aが、オイルタンク33の前下部の前方側箇所まで延ばされる構成としたが、この構成に代えて、給油口37の前下方側箇所まで延び、オイルタンク33の上面33aにおける前下がり傾斜姿勢の頂部23c1よりも前部側箇所における途中位置まで延ばされる構成としてもよい。つまり、流下案内板42により案内されたのち、オイルタンク33の前下がり傾斜姿勢の前部側箇所を利用してワラ屑を流下案内させる構成である。
(2)上記実施形態では、流下案内板42として、右側の流下案内板42Aと左側の流下案内板42Bとが備えられる構成としたが、この構成に代えて、例えば、左側の流下案内板42Bの下方側に対応する箇所を大きく開放させる構成として、右側の流下案内板42Aだけを備え、左側の流下案内板42Bを備えない構成としてもよい。
(3)上記実施形態では、入口プレート24の前端部にフック状の係止部43が備えられ、流下案内板42の後端部が係止部43に係止される状態で支持される構成としたが、この構成に代えて、例えば、入口プレート24の下面側に溶接ボルトを備えておき、流下案内板42に形成した挿通孔を通してナットで締め付け固定する構成、あるいは、入口プレート24の下面側に挟み保持機構(クリップ等)を備えて、流下案内板42を挟持して支持する構成等、種々の構成を採用することができる。
(4)上記実施形態では、液体貯留タンクとして作動油を貯留するためのオイルタンク33を備える構成としたが、これに代えて、エンジン8の燃料を貯留する燃料タンクでもよく、エンジン8の排ガス処理装置に用いられる尿素水を貯留する尿素水タンク等であってもよい。
(5)上記実施形態では、流下案内板42がゴム板等の軟質材からなる可撓性シートによって構成されるものを示したが、この構成に代えて、硬質の合成樹脂材や金属等からなる硬質の板体で構成して、入口プレート24の前端部にボルト連結構造や溶接等により固定して、ワラ屑等を流下案内するように、前方下方側に向けて延びる状態で備えるものでもよい。
本発明は、植立穀稈を刈り取って、その刈取穀稈を後方に搬送する刈取搬送部と、刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置とが備えられているコンバインに適用できる。
3 刈取搬送部
4 脱穀装置
23 穀稈供給口
24 入口プレート
25 受渡し案内板
33 オイルタンク(液体貯留タンク)
37 給油口(補給口)
40 補給用開口
42 流下案内板
43 係止部

Claims (4)

  1. 植立穀稈を刈り取って、その刈取穀稈を後方に搬送する刈取搬送部と、
    刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、
    前記脱穀装置の前端部である前側面に形成された穀稈供給口と、
    前記脱穀装置の前端部よりも前側に突出し、前記刈取搬送部により搬送される刈取穀稈を前記穀稈供給口に案内する入口プレートと、
    前記入口プレートの下方に位置するとともに上部に補給口を有する液体貯留タンクと、
    前記入口プレートの前端部から前記補給口の前方を通って前記補給口の前下方側箇所まで延びる流下案内板とが備えられ、
    前記入口プレートのうち前記脱穀装置の前端部よりも前側に突出した部分、かつ、前記補給口の上方に位置する部分に補給用開口が形成され、
    前記補給用開口が開閉可能な蓋体によって閉塞されているコンバイン。
  2. 前記流下案内板が前記液体貯留タンクの前下部の前方側箇所まで延ばされている請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記刈取搬送部に、搬送する刈取穀稈の下側に位置する状態で前記穀稈供給口に向けて延びる可撓性シートからなる受渡し案内板が備えられ、
    前記受渡し案内板の後端部は、前記入口プレートの上面に載置支持され、
    前記補給用開口は、前記入口プレートのうち前記受渡し案内板の下方に位置する部分に形成されている請求項1又は2に記載のコンバイン。
  4. 前記入口プレートの前端部にフック状の係止部が備えられ、
    前記流下案内板の後端部が前記係止部に係止される状態で支持されている請求項1から3のいずれか1項に記載のコンバイン。
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