JP2002191226A - コンバインの穀粒貯留タンク - Google Patents

コンバインの穀粒貯留タンク

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JP2002191226A
JP2002191226A JP2000392758A JP2000392758A JP2002191226A JP 2002191226 A JP2002191226 A JP 2002191226A JP 2000392758 A JP2000392758 A JP 2000392758A JP 2000392758 A JP2000392758 A JP 2000392758A JP 2002191226 A JP2002191226 A JP 2002191226A
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storage tank
plate
grain storage
cleaning
cleaning port
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Application number
JP2000392758A
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English (en)
Inventor
Masaji Nakai
正司 中井
Koji Kusume
浩司 楠目
Akira Sakai
昌 酒井
Hiroshi Kugimiya
釘宮  啓
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】穀粒貯留タンク内の清掃を簡単で確実に行える
ようにしようとするものである。 【解決手段】走行車台の載置した脱穀機の横側の穀粒を
貯留する穀粒貯留タンク4底部の移送螺旋5上側に螺旋
カバ−6を設け、この穀粒貯留タンク4内を清掃する前
・横掃除口8、9は、前側板7aの螺旋カバ−6の近傍
部と、左横側板7cの後方部に設け、これら前・横掃除
口8、9を蓋する前・横掃除口カバ−10、11は少な
くとも2面以上は2重構成(イ)として、この2重構成
(イ)部で前側板7a、及び左横側板7cを挾み込む状
態の構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、走行車台に載置
した脱穀機の横側に、穀粒を貯留する穀粒貯留タンクを
設け、この穀粒貯留タンクの底部の移送螺旋の上側に螺
旋カバ−を設け、この穀粒貯留タンク内を清掃する掃除
口は、前側板の螺旋カバ−の近傍部と、左横側板の後方
部に設けた技術であり、コンバインの穀粒貯留タンクと
して利用できる。
【0002】
【従来の技術】コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、こ
のコンバインの前部の刈取機で立毛穀稈は刈取りされ、
この刈取り穀稈はこの刈取機で後方上部へ移送されて脱
穀機へ供給され、この脱穀機内を挾持移送されて脱穀さ
れ、脱穀済みで選別済みの穀粒は、この脱穀機から横側
の穀粒貯留タンク内へ供給されて一時貯留される。
【0003】前記穀粒貯留タンク内の穀粒の排出は、こ
の穀粒貯留タンク内の移送螺旋で後方へ移送され、後側
に設けた縦移送筒へ供給され、この縦移送筒から排出オ
−ガを経て機外へ排出される。穀粒排出後の収穫時期終
了後に、前記穀粒貯留タンク内を清掃するときは、この
穀粒貯留タンクが回動式であると、この穀粒貯留タンク
を外側へ回動させた後に、該穀粒貯留タンクの天井板に
設けた掃除口の掃除口カバ−を取り外して、棒、及び箒
等を掃除口から挿入して内部を清掃する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】穀粒貯留タンク内の清
掃は、上部の天井板に設けた掃除口から棒、及び箒等で
清掃することにより、特に螺旋カバ−部が見えにくく、
このために、完全な清掃が出来ないことがあったり、
又、螺旋カバ−に設けた流下量を調節する調節板の取付
位置を調節するときは、穀粒貯留タンク内へ作業者が入
って調節するために、この調節が困難であったが、この
発明により、これらの問題点を簡単な構成によって、解
決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、請求項1に記載の発明においては、走行車台2の上
側ヘ載置した脱穀機3と、該脱穀機3の横側に載置して
穀粒を貯留する穀粒貯留タンク4底部の穀粒を移送排出
する移送螺旋5上側に螺旋カバ−6等を設けたコンバイ
ンにおいて、穀粒貯留タンク4内を清掃する該穀粒貯留
タンク4を形成する前側板7aの螺旋カバ−6の近傍部
に前掃除口8と、脱穀機3側の左横側板7cの後方部に
横掃除口9とを設けたことを特徴とするコンバインの穀
粒貯留タンクとしたものである。
【0006】請求項2に記載の発明においては、前記前
・横掃除口8、9は略V字形状に形成すると共に、前掃
除口カバ−10と横掃除口カバ−11とは、少なくとも
2面部以上は2重構成(イ)として前・横掃除口カバ−
10、11を装着時は2重構成(イ)部で前側板7a及
び左横側板7cを挾み込む状態に設けたことを特徴とす
る請求項1に記載のコンバインの穀粒貯留タンクとした
ものである。
【0007】
【発明の作用】コンバイで立毛穀稈の収穫作業は、この
コンバインの前部の刈取機で立毛穀稈は刈取りされ、こ
の刈取り穀稈は、この刈取機で後方上部へ移送され、走
行車台2の上側へ載置した脱穀機3へ供給され、この脱
穀機3内を挾持移送されて脱穀され、脱穀済みで選別済
みの穀粒は、この脱穀機3から横側の穀粒を貯留する穀
粒貯留タンク4内へ供給されて一時貯留される。
【0008】前記穀粒貯留タンク4内の穀粒の排出は、
この穀粒貯留タンク4内の螺旋カバ−6の下側に設けた
移送螺旋5で後方へ移送され、後側に設けた縦移送筒内
へ供給され、この縦移送筒から排出オ−ガを経て機外へ
排出される。穀粒排出後の収穫時期終了後に、前記穀粒
貯留タンク4内を清掃するときは、この穀粒貯留タンク
4が回動式であると、この穀粒貯留タンク4を外側ヘ回
動させた後に、該穀粒貯留タンク4の前側板7aの螺旋
カバ−6の近傍部と、脱穀機3側の左横側板7cの後方
部とに設けたV字形状の前掃除口8と、横掃除口9とへ
装着した2面以上が2重構成(イ)で前側板7a、及び
左横側板7cを挾み込む状態に設けた前掃除口カバ−1
0と横掃除口カバ−11との両方を取り外して、棒、及
び箒等を前掃除口8、及び横掃除口9から挿入して内部
を清掃する。
【0009】又、前記螺旋カバ−6に設けた流下量を調
節する調節板の取付位置を調節するときは、この螺旋カ
バ−6を取り外し、前掃除口8から外へ取り出し、調節
を行った後に該前掃除口8から挿入して、この螺旋カバ
−6を取付けする。
【0010】
【発明の効果】請求項1に記載の発明においては、穀粒
貯留タンク4内を清掃する清掃口は、下方部の前側と左
横側との両者に前掃除口8と、横掃除口9とを設けたこ
とにより、この穀粒貯留タンク4内の螺旋カバ−6部
や、内部がよく見えることにより、完全な清掃を行うこ
とができると共に、この螺旋カバ−6に設けた調節板の
取付位置を調節するときは、この螺旋カバ−6を、前掃
除口8から外へ取り出して行うことができ、このため
に、作業者が穀粒貯留タンク4内へ入って調節する必要
がなくなり、調節を簡単で容易に行うことができる。
【0011】請求項2に記載の発明においては、前記前
・横掃除口8、9の形状をV字形状に形成し、又、この
前・横掃除口8、9へ装着する前・横掃除口カバ−1
0、11は、2面以上が2重構成(イ)で前側板7a、
及び左横側板7cを挾み込む状態に前・横掃除口8、9
へ装着することにより、簡単で確実に装着できると共
に、取り外しも簡単にできる。又、装着用のボルト、及
びナット等を減少させることができて、コストダウンが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。コンバイン1の走行車台2の上側に
は、刈取り穀稈を脱穀する脱穀機3を載置して設け、こ
の脱穀機3の右横に載置した穀粒を貯留する穀粒貯留タ
ンク4の底部には、穀粒を移送排出する移送螺旋5を設
け、この移送螺旋5の上側には、螺旋カバ−6を設ける
と共に、穀粒貯留タンク4は前・後側板7a,7bと左
・右横側板7c,7dで箱形状に形成し、この箱体の上
端部には、天井板7eを設けた構成である。この前側板
7aと、左横側板7cとには、穀粒貯留タンク4内を掃
除する前掃除口8と、横掃除口9とを設け、この前・横
掃除口8、9部には、前・横掃除口カバ−10、11を
装着した構成である。この穀粒貯留タンク4を主に図示
して説明する。
【0013】前記コンバイン1の走行車台2の下側に
は、図10で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行
クロ−ラ12aを張設した走行装置12を配設し、走行
車台2の上側には、刈取り穀稈を脱穀する脱穀機3を載
置した構成である。走行車台2の前側の刈取機13で立
毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈はこの刈取機13で
後方上部へ向けて移送され、脱穀機3のフィ−ドチエン
14aと挾持杆14bとで引継ぎ挾持移送して脱穀し、
脱穀済みで選別済み穀粒を回収して一時貯留する穀粒貯
留タンク4は、脱穀機3の右横側に後部を回動支点とし
て外側へ回動自在に走行車台2の上側へ配設した構成で
ある。
【0014】前記脱穀機3の前部で走行車台2の前側に
は、図10で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離する
ナロ−ガイド15a、及び分草体15bと、この分離さ
れた穀稈を引起す引起装置16aと、引起された穀稈を
掻込みする穀稈掻込移送装置17の掻込装置17aと、
掻込された穀稈を刈取りする刈刃装置16bと、刈取り
された穀稈を挾持移送して脱穀機3のフィ−ドチエン1
4aと挾持杆14bとへ受け渡しする穀稈掻込移送装置
17の各穀稈移送装置17b等を設けてなる刈取機13
は、油圧駆動による伸縮シリンダ18により、土壌面に
対して昇降自在に作用させる構成である。
【0015】前記刈取機13の前方下部から後方上部へ
傾斜する支持杆19aの上端部には、左右方向の支持パ
イプ杆19bを設け、この支持パイプ杆19bを走行車
台2の上側面に設けた支持装置19cで回動自在に支持
させて、伸縮シリンダ18の作動により、刈取機13は
支持パイプ杆19bを回動中心として、上下に回動する
構成である。
【0016】前記脱穀機3側の前部には、図10で示す
如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操
作を行う操作装置20aと、これらの操作を行う作業者
が搭乗する操縦席20bとは、操作室フレ−ム20cで
形成した操作室20d内に設け、この操縦席20bの下
側で、走行車台2の上側には、エンジン21を載置する
と共に、後方部には、穀粒貯留タンク4を配設する。こ
れら走行装置12と、刈取機13と、脱穀機3と、エン
ジン21等により、コンバイン1の機体1aを形成した
構成である。
【0017】前記刈取機3の穀稈掻込移送装置17の移
送終端部の穀稈移送装置17bによって形成される穀稈
移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用
することにより、脱穀機3へ穀稈の供給の有無を検出す
る穀稈センサ13aを設けた構成である。
【0018】前記走行車台2の前端部に装架された走行
用のミッションケ−ス22内の伝動機構の伝動経路中に
は、その出力回転に基づいて走行車速を検出するポテン
ションメ−タ方式の車速センサ22aを設けた構成であ
る。前記穀粒貯留タンク4は、図1〜図3で示す如く前
・後側板7a,7bと、左・右横側板7c,7dとで箱
形状に形成し、この箱体の上端部には、増量穀粒タンク
23を各側板23aで形成して、載置した構成である。
この各側板23aへの上端部と、各側板7a,7b,7
c,7dの上端部とには、天井板17eを設けた構成で
ある。
【0019】前記穀粒貯留タンク4の左横側板7cの下
端部には、左流下板24aを内側下部へ傾斜させて設け
ると共に、右横側板7dの下端部には、右流下板24b
を内側下部へ傾斜させて設け、これら左・右流下板24
a,24bの下端部には、底板24cを固着して設け、
これら左・右流下板24a,24bと、底板24cとで
形成される下部には、螺旋室25を形成した構成であ
る。
【0020】前記穀粒貯留タンク4の螺旋室25内で前
・後側板7a,7b間には、図1、及び図3で示す如く
移送螺旋5を回転自在に軸支した構成である。この移送
螺旋5の上側には、略3角形状の螺旋カバ−6を前・後
側板7a,7b間に着脱自在に設けた構成である。螺旋
カバ−6の左右下端部と、左・右流下板24a,24b
との間には、図3で示す如く左・右流下路26a,26
bを形成した構成である。
【0021】前記螺旋カバ−6の前後両端部には、図3
で示す如く前・後取付板6a,6bを設け、この前・後
取付板6a,6bの内側面には、複数個のナット6cを
固着して設け、この各ナット6cへ前・後側板7a,7
bの外側面より、ボルトを螺挿入して、この螺旋カバ−
6は着脱自在に装着できる構成である。
【0022】前記螺旋カバ−6の左右両側の穀粒の流下
面には、図3で示す如く前後方向に複数個の長孔27a
を有する調節板27をボルト、及びナット等で装着した
構成である。この調節板27の装着位置を調節するとき
は、螺旋カバ−6を取り外して、後逑する前側板7aに
設けた前掃除口8から機外へ取り出し、装着位置を機外
で調節して、調節終了後に該前掃除口8から挿入し、装
着する構成である。この調節板27、27の装着位置の
調節により、左・右流下路26a,26bを流下する穀
粒を均等に流下させる構成である。
【0023】前記穀粒貯留タンク4の前側板7aの螺旋
カバ−6の近傍部には、図1〜図3で示す如くこの穀粒
貯留タンク4内を清掃する略V字形状の前掃除口8を設
けた構成である。又、脱穀機3側の左横側板7cの後方
部で上下方向略中央位置には、穀粒貯留タンク4内を清
掃する略V字形状の横掃除口9を設けた構成である。こ
れら前・横掃除口8、9は略同形状に形成した構成であ
る。これら前・横掃除口8、9が位置する所定位置上部
の前側板7aと左横側板7cとの内側面には、複数個の
ナット7fを固着して設けた構成である。これら前・横
掃除口8、9を設けたことにより、穀粒貯留タンク4内
がよく見えて、内部の清掃が容易にできる構成である。
【0024】前記前・横掃除口8、9を蓋する前掃除口
カバ−10と、横掃除口カバ−11とは、図4〜図8で
示す如く略V字形状に形成した主掃除口板28と、この
主掃除口板28の上端部に固着したL字形状の把持板2
9と、これら前・横掃除口カバ−10、11を装着した
ときに、少なくとも2面部以上が2重構成(イ)となる
左右両側に固着した2重構成(イ)部の挿入溝30aを
有する左・右案内板30、30と、下端部に固着した2
重構成(イ)部の挿入溝31aを有すると共に、所定角
度に折曲した折曲部31bを有する下案内板31等より
なる構成である。
【0025】前記前・横掃除口カバ−10、11の主掃
除口板28の左右両側には、所定幅で略直角に折曲した
折曲部28aと、下端部には、所定幅で所定角度に折曲
した折曲部28bとを設けると共に、前・横掃除口8、
9へこの前・横掃除口カバ−10、11の装着が終了す
ると、前側板7a及び左横側板7cへ固着した各ナット
7fへ各締付具32によって装着する。この各締付具3
2を挿入する複数個のボルト孔28cは、前・横掃除口
カバ−10、11の上部に設けた構成である。
【0026】前記左・右案内板30、30の2重構成
(イ)部の挿入溝30a部の下端部には、所定角度に折
曲した折曲部30bを設けた構成である。前記前・横掃
除口カバ−10、11を前側板7aの前掃除口8と、左
横側板7cの横掃除口9とへ装着するときは、左・右案
内板30、30の各挿入溝30a部と、下案内板31の
挿入溝31a部とで案内されて装着する構成であり、装
着が容易であると共に、取り外しが容易にできる構成で
ある。
【0027】前記穀粒貯留タンク4の後部には、図1
1、及び図12で示す如くオ−ガメタル33を設け、こ
のオ−ガメタル33は走行車台2上側に載置した構成で
あり、このオ−ガメタル33はL字形状で上部が開口3
4bした下メタル34と、この下メタル34の上側へ重
合して回動自在な上メタル35とよりなる構成であり、
この上メタル35は穀粒貯留タンク4の後側板7bへ装
着した構成である。
【0028】前記オ−ガメタル33の下メタル34に
は、図11、及び12で示す如く回動支持部34aを設
けた構成である。上メタル35には、図11、及び12
で示す如く回動支持部35aを設け、これら回動支持部
34a,35bには重合させて、支持ピン36で接合さ
せた構成である。
【0029】前記オ−ガメタル33の下メタル34に
は、移送螺旋5の後移送螺旋5aを軸支した構成であ
る。この移送螺旋5の前移送螺旋5bは穀粒貯留タンク
4の前・後側板7a,7bに設けた前・後支持メタル4
a,4bで軸支した構成である。前記穀粒貯留タンク4
はオ−ガメタル33の下メタル34と、上メタル35と
を接合させた支持ピン36を回動中心として、外側へ回
動自在な構成である。この下メタル34の上端部には、
後逑する排出支持筒37を回動自在に軸支した構成であ
る。
【0030】これにより、前記穀粒貯留タンク4を回動
操作することにより、この穀粒貯留タンク4の移送終端
部、及びオ−ガメタル33内の残粒の処理は、下メタル
34の開口34b部より、確実で簡単に早く処理するこ
とができる。前記穀粒貯留タンク4内に貯留した穀粒を
機外へ排出するこの穀粒貯留タンク4の後側には、移送
螺旋5で移送する穀粒はオ−ガメタル33を経て供給さ
れる縦移送螺旋37aを内装した排出支持筒37を略垂
直姿勢で回動自在に装着して設け、この排出支持筒37
の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る
機外へ穀粒を排出する排出螺旋38aを伸縮自在に内装
した排出オ−ガ38を伸縮自在、上下回動自在、及び左
右旋回自在に横方向へ配設した構成である。
【0031】図13〜15で示す如く長方形状の主柱3
9aと、横柱39bとで構成する支持装置39は、この
主柱39aの下端部に設けた取付板39cと、横柱39
bの先端部に設けた横取付板39dとをボルト、及びナ
ット等により、例えば、脱穀粒3へ装着した構成であ
る。この支持装置39の主柱39aには、V字形状の受
板40aと四角形状の長・短受柱40b,40cとより
なる受具装置40を設け、この受具装置40の長・短受
柱40b,40cは、支持装置39の主柱39aへ挿入
した構成であり、この受板40aにより、排出オ−ガ3
8を支持した構成である。
【0032】前記支持装置39の主柱39a内には、上
端部から近い位置へ上支持板41aを固着して設けると
共に、遠い位置へ下支持板41bを固着して設けた構成
である。受具装置40の長・短受柱40b,40cの挿
入方向を逆方向へ変更することにより、この受具装置4
0の受板40a位置を上方位置、又は下方位置へ位置を
変更する構成である。排出オ−ガ38は高い位置、又は
低い位置で支持する構成である。
【0033】これにより、前記支持装置39へ挿入する
受具装置40の挿入方向の変更により、排出オ−ガ38
の支持位置を簡単に変更することができる。前記排出支
持筒37、及び排出オ−ガ38の旋回構成と、旋回規制
構成とは、図16、及び図17で示す如くこの排出支持
筒37の下端部の外径部には、旋回ギヤ−37bを固着
して設けると共に、外径の所定位置には、縦方向に旋回
防止用旋回ストッパ45を固着して設けた構成である。
【0034】前記排出支持筒37の下部のオ−ガメタル
33の後側には、図16、及び図17で示す如くコ字形
状のモ−タ取付板42を設け、このモ−タ取付板42の
上側には、左右へ回転駆動する減速用のモ−タ43を装
着した構成であり、このモ−タ43の軸端部で、モ−タ
取付板42の下側には、モ−タギヤ−43aを設けた構
成である。又、このモ−タ取付板42の上側面には、縦
方向に固定用の固定ストッパ−44を設けた構成であ
る。
【0035】前記モ−タ43のモ−タギヤ−43aと、
排出支持筒37の旋回ギヤ−37bとは、噛合した構成
であり、このモ−タ43の始動により、各ギヤ−43
a,37bを介して、排出支持筒37、及び排出オ−ガ
38は、左、又は右へ旋回する構成である。この旋回の
規制は固定ストッパ44の両側面へ旋回ストッパ−45
が当接することにより、規制する構成であり、この旋回
は図17で示す角度(α)を旋回する構成である。固定
ストッパ44、旋回ストッパ45を縦方向に使用した構
成としたことにより、旋回角度を広範囲にした構成であ
る。
【0036】これにより、前記排出支持筒37、及び排
出オ−ガ38の旋回範囲を広くすることができたと共
に、固定・旋回ストッパ44、45を縦方向に使用する
構成としたことにより、強度を低下させることなく旋回
範囲を広く規制することができた。
【0037】前記脱穀機3の右横側に傾設して、二番処
理物を上方へ移送して、二番処理室46内へ供給する二
番移送螺旋47aを内装した二番還元筒47は、図18
〜図20で示す如く配設した構成である。前記二番還元
筒47の上部には、漏斗状の排出筒48を設け、この排
出筒48の先端部を二番処理室46内へ挿入した構成で
ある。この二番還元筒47の上端部には、メタル押え板
49を固着して設け、このメタル押え板49の下側に
は、二番移送螺旋47aの螺旋軸47bを軸受けする上
支持メタル50を設け、この上支持メタル50には、複
数個の取付板50aと、突起部50bとを設けた構成で
ある。
【0038】前記上支持メタル50の各取付板50a
は、メタル押え板49へボルト、及びナット等により装
着した構成である。この上支持メタル50の各突起部5
0bをこのメタル押え板49へ当接させて、この上支持
メタル50の回動を防止した構成である。
【0039】これにより、前記二番移送螺旋47aの振
動を防止できると共に、上支持メタル50と二番移送螺
旋47aとが、同時に上方へ抜けることを防止できる。
又、この上支持メタル50とこの二番移送螺旋47aと
が、同時に回転駆動することを防止できる。
【0040】前記脱穀機3のフィ−ドチエン14aを受
けて支持するチエンレ−ル51は、図21、及び図22
で示す如く開閉方式の構成においては、このチエンレ−
ル51とL字形状の回動杆52とは、連結板51aを介
して接続した構成である。回動杆52には、補強杆52
aを設けた構成である。
【0041】前記走行車台2の上側面には、図21で示
す如くコ字形状の受板53を設け、この受板53の上側
には、コ字形状の支持板53aを設けた構成である。こ
の支持板53aの上部には、回動用の上受ボス54aを
固着した上受板54を固着した構成であり、下部には、
下受ボス55aを固着した下受板55を固着した構成で
あり、又、中間部には、L字形状のストッパ板54bを
固着した構成である。
【0042】前記回動杆52の上部には、図21で示す
如く上回動ピン56aを固着した上回動板56を固着し
た構成であり、下部には、下回動ピン57aを固着した
下回動ボス57を固着した構成であり、又、中間部に
は、L字形状の規制板56bを設けた構成である。
【0043】前記回動杆52に設けた上回動ピン56a
と、下回動ピン57aとは、支持板53aに設けた上受
ボス54aと、下受ボス55aとへ挿入して回動自在な
構成である。回動杆52を回動操作して、フィ−ドチエ
ン14aを外側へ回動させる構成である。この回動操作
により、回動杆52が所定位置まで回動すると、この回
動杆52に設けた規制板56bは、支持板53aに設け
たストッパ板54bに当接して、回動杆52、及びフィ
−ドチエン14aの外側への回動を規制する構成であ
る。
【0044】これにより、回動支点の近傍部には、前記
ストッパ板54bと規制板56bとの両者を設けたこと
により、簡単な構成でフィ−ドチエン14aの外方向へ
の回動を規制することができる。又、このフィ−ドチエ
ン14aが必要以上に回動することが防止できて、他部
品に当接して他部品の破損を防止することができる。
【0045】前記脱穀機3上部の左側端部に設けたチエ
ンカバ−58の前端部には、図23、及び図24で示す
如くミラ−取付具59を設け、このミラ−取付具59に
は、サイドミラ−60に設けたU字形状のステ−60a
を回動自在で所定位置へ固定可能に設けた構成である。
図24で示す如く、コンバインで収穫作業するコンバイ
ン作業時、枕刈りした刈取り穀稈を手扱ぎ作業する手扱
作業時、及び収納時はこのサイドミラ−60を所定位置
へと変更できる構成である。
【0046】これにより、前記排出オ−ガ38を旋回の
ときに、サイドミラ−60へ当接することがない。又、
サイドミラ−60へステ−60aが映ることがなく、更
にこのステ−60aを下部へ位置させていることによ
り、回動操作が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 穀粒貯留タンクの全体拡大正面図
【図2】 穀粒貯留タンクの全体拡大左側面図
【図3】 穀粒貯留タンクの下部の拡大正断面図
【図4】 前・横掃除口カバ−の拡大正面図
【図5】 前・横掃除口カバ−の拡大側面図
【図6】 前・横掃除口カバ−の拡大平面図
【図7】 図4のA−A拡大断面図
【図8】 図4のB−B拡大断面図
【図9】 横掃除口カバ−の取付拡大側面図
【図10】 コンバインの全体側面図
【図11】 他の実施例を示す図で、穀粒貯留タンクの
回動部の拡大平面図
【図12】 他の実施例を示す図で、穀粒貯留タンクの
回動部の拡大側面図
【図13】 他の実施例を示す図で、受具装置の拡大正
面図
【図14】 他の実施例を示す図で、受具装置の拡大側
面図
【図15】 他の実施例を示す図で、受具装置の拡大平
面図
【図16】 他の実施例を示す図で、排出支持筒の旋回
規制装置部の拡大側面図
【図17】 他の実施例を示す図で、排出支持筒の旋回
規制装置部の拡大平面図
【図18】 他の実施例を示す図で、二番還元筒部の拡
大側面図
【図19】 他の実施例を示す図で、二番還元筒の上部
の拡大側面図
【図20】 他の実施例を示す図で、二番還元筒部の拡
大平面図
【図21】 他の実施例を示す図で、フィ−ドチエンの
回動装置部の拡大側面図
【図22】 他の実施例を示す図で、フィ−ドチエンの
回動装置部の拡大正面図
【図23】 他の実施例を示す図で、サイドミラ−部の
拡大側面図
【図24】 他の実施例を示す図で、サイドミラ−部の
拡大平面図
【符号の説明】
2 走行車台 3 脱穀機 4 穀粒貯留タンク 5 移送螺旋 6 螺旋カバ− 7a 前側板 7c 左横側板 8 前掃除口 9 横掃除口 10 前掃除口カバ− 11 横掃除口カバ− イ 2重構成
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 釘宮 啓 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B396 JA04 JC07 KE03 KE06 LA23 LC06 LP03 LP08 LP12 LP14 MA02 MA07 MC02 MC07 MC13 ME06 MG04 ML07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車台2の上側ヘ載置した脱穀機3
    と、該脱穀機3の横側に載置して穀粒を貯留する穀粒貯
    留タンク4底部の穀粒を移送排出する移送螺旋5上側に
    螺旋カバ−6等を設けたコンバインにおいて、穀粒貯留
    タンク4内を清掃する該穀粒貯留タンク4を形成する前
    側板7aの螺旋カバ−6の近傍部に前掃除口8と、脱穀
    機3側の左横側板7cの後方部に横掃除口9とを設けた
    ことを特徴とするコンバインの穀粒貯留タンク。
  2. 【請求項2】 前記前・横掃除口8、9は略V字形状に
    形成すると共に、前掃除口カバ−10と横掃除口カバ−
    11とは、少なくとも2面部以上は2重構成(イ)とし
    て前・横掃除口カバ−10、11を装着時は2重構成
    (イ)部で前側板7a及び左横側板7cを挾み込む状態
    に設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン
    の穀粒貯留タンク。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004045316A1 (ja) * 2002-11-21 2004-06-03 Kyushu Tlo Company, Limited 液体食品の処理方法及び処理装置
CN1321555C (zh) * 2003-10-24 2007-06-20 井关农机株式会社 联合收割机
WO2019003831A1 (ja) * 2017-06-26 2019-01-03 株式会社クボタ 収穫機
JP2019004785A (ja) * 2017-06-26 2019-01-17 株式会社クボタ コンバイン

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