JP6837393B2 - 収穫機 - Google Patents

収穫機 Download PDF

Info

Publication number
JP6837393B2
JP6837393B2 JP2017125982A JP2017125982A JP6837393B2 JP 6837393 B2 JP6837393 B2 JP 6837393B2 JP 2017125982 A JP2017125982 A JP 2017125982A JP 2017125982 A JP2017125982 A JP 2017125982A JP 6837393 B2 JP6837393 B2 JP 6837393B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
threshing
remote control
control device
machine
vertical discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017125982A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019004837A (ja
Inventor
和男 安田
和男 安田
智也 松林
松林  智也
佑樹 小田
佑樹 小田
和志 迫
和志 迫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2017125982A priority Critical patent/JP6837393B2/ja
Priority to KR1020197033909A priority patent/KR102618161B1/ko
Priority to PCT/JP2018/021646 priority patent/WO2019003831A1/ja
Priority to CN201880035182.2A priority patent/CN110678064A/zh
Publication of JP2019004837A publication Critical patent/JP2019004837A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6837393B2 publication Critical patent/JP6837393B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Threshing Machine Elements (AREA)

Description

本発明は、刈取部によって収穫された作物が供給され、供給された作物を脱穀処理し、脱穀処理物を選別処理する脱穀装置と、前記脱穀装置から排出された脱穀物が供給され、供給された脱穀物を貯留する貯留部とが、走行機体の横幅方向に並ぶ配置で前記走行機体に備えられた収穫機に関する。
上記した収穫機において、脱穀装置に、脱穀機体の内部に揺動可能に設けられた選別枠と、選別枠に支持されると共に処理物漏下穴の開度調節可能なチャフシーブとを備えることにより、脱穀装置に供給される収穫物の量、性状などが変化しても、チャフシーブでの選別処理が精度よく行われるように、チャフシーブでの処理物漏下穴の開度調節をすることができる。そして、チャフシーブの開度調節部に操作ケーブルを介して連動連結され、開度調節部を電動力によって遠隔操作する遠隔操作装置を備えると、遠隔操作装置を操作するだけで楽にチャフシーブの開度調節を行なえる。
この種のものとしては、例えば、特許文献1に示されるものがある。特許文献1に示されるものでは、チャフ板はワイヤを介して電動モータにより一体的に揺動作動して、処理物の漏下開度を変更調節できるよう構成されている。
この種の収穫機において、脱穀機体の後部に選別枠を出し入れする点検口が備えられ、選別枠を点検口から脱穀機体の外部に取出し、選別枠におけるチャフシーブなどの清掃や点検などを脱穀機体の外部で行うことを可能にされたものがある。
特開平9−56250号公報
遠隔操作装置が走行機体の奥深い箇所に位置する場合、遠隔操作装置と操作ケーブルとの連結を解除して、選別枠を脱穀機体の外部へ取出す取出し方法を採用するものにあっては、遠隔操作装置と操作ケーブルとの連結解除に手間が掛かり、選別枠の取出しに必要な手間が多くなる。また、遠隔操作装置を取り外し、遠隔操作装置と操作ケーブルとを連結したままにして遠隔操作装置を選別枠と共に取出す取出し方法を採用するものにあっては、遠隔操作装置の取り外しに手間が掛かり、選別枠の取出しに必要な手間が多くなる。
本発明は、選別枠の取出しを手早くできる収穫機を提供する。
本発明による収穫機は、
刈取部によって収穫された作物が供給され、供給された作物を脱穀処理し、脱穀処理物を選別処理する脱穀装置と、前記脱穀装置から排出された脱穀物が供給され、供給された脱穀物を貯留する貯留部とが、走行機体の横幅方向に並ぶ配置で前記走行機体に備えられ、
前記脱穀装置は、脱穀機体と、前記脱穀機体の内部に揺動可能に設けられた選別枠と、前記選別枠に支持されると共に開度調節可能なチャフシーブと、前記脱穀機体の後部に開口され、前記選別枠を出し入れする点検口と、を備え、
前記チャフシーブの開度調節部に操作ケーブルを介して連動連結され、前記開度調節部を電動力によって遠隔操作する遠隔操作装置が前記貯留部の後方に設けられ
前記操作ケーブルは、前記脱穀機体の内部を通され、前記点検口を介して前記脱穀機体の後方に繰り出され、前記遠隔操作装置に連結されている。
本構成によると、遠隔操作装置を取り外して遠隔操作装置と操作ケーブルとを連結したままにして選別枠を取出すものにあっては、遠隔操作装置を取り外し易くて、選別枠の取出しを手早くできる。
本発明においては、前記貯留部は、脱穀物タンクであり、前記脱穀物タンクの後側に前記走行機体の上下方向に延びる状態で設けられ、前記脱穀物タンクから脱穀物を排出する縦排出装置と、前記走行機体に立設され、前記縦排出装置を支持する支柱と、が備えられ、前記支柱は、前記縦排出装置に対する前記脱穀装置側に、前記縦排出装置と隣り合う位置に設けられ、前記遠隔操作装置は、前記脱穀装置と前記縦排出装置との間において前記縦排出装置と隣り合う状態、かつ、前記支柱の後側に位置する状態で、前記支柱に支持されていると好適である。
本構成によると、縦排出装置を支持するべく高い剛性を具備する支柱を遠隔操作装置の支持に活用した簡素な支持構造によって遠隔操作装置をしっかり支持できる。
また、遠隔操作装置に走行機体の後方からより手が届きやすいので、遠隔操作装置の取り外しをより行いやすく、選別枠の取出しをより手早くできる。
コンバインの全体を示す左側面図である。 コンバインの全体を示す平面図である。 脱穀装置を示す縦断側面図である。 遠隔操作装置の配設部を示す後面図である。 開度調節部を示す側面図である。 開度調節部を示す平面図である。 遠隔操作装置の後面図である。 遠隔操作装置の横断平面図である。 開度調節部と遠隔操作装置の連係、及び、選別枠の取出し要領を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を収穫機の一例であるコンバインに適用した場合について、図面に基づいて説明する。図1は、コンバインの全体を示す側面図である。図2は、コンバインの全体を示す平面図である。図1,2に示す[F]の方向が走行機体1の前方向、[B]の方向が走行機体1の後方向、図2に示す[L]の方向が走行機体1の左方向、[R]の方向が走行機体1の右方向と定義する。
図1,2に示すように、コンバインは、左右一対のクローラ走行装置2が装備された走行機体1を備えている。走行機体1の前部における右側部位に運転部3が形成されている。運転部3は、キャビン4によって覆われている。運転部3の下方に原動部(図示せず)が形成されている。原動部にエンジン(図示せず)が設けられている。走行機体1の後部に脱穀装置6、及び、貯留部としての脱穀物タンク7が設けられている。脱穀装置6と脱穀物タンク7とは、脱穀物タンク7が運転部3の後側に位置する状態で走行機体1の横幅方向に並んでいる。脱穀装置6の後部に排ワラ細断装置8が装備されている。走行機体1の前部における脱穀装置側の部位から刈取り搬送装置9が前方向きに延出されている。刈取り搬送装置9には、走行機体1から前方へ上下揺動操作可能に延出している搬送部10、及び、搬送部10の前端部に後部が連結している刈取部11が備えられている。刈取部11は、搬送部10が揺動操作されることによって、下降作業状態と上昇非作業状態とにわたって昇降操作される。
コンバインにおいては、刈取部11を下降作業状態に下降させ、この状態で走行機体1を走行させることにより、作物としての稲、麦、大豆などの収穫作業を行なえる。すなわち、刈取部11において、圃場の植立穀稈のうち、走行機体の前方に位置する植立穀稈の穂先側が回転リール12によって後方に掻き込まれつつ、植立穀稈の株元側が刈取装置13によって切断されて、作物としての植立穀稈の刈取りが行われ、刈取り穀稈の株元から穂先までの全体がオーガ14及び搬送部10によって後方へ搬送されて脱穀装置6に供給される。脱穀装置6において、刈取り穀稈が脱穀処理され、脱穀処理によって得られた脱穀粒を塵埃と選別する選別処理が行われる。脱穀排ワラが排ワラ細断装置8によって細断処理される。細断ワラは、排ワラ細断装置8の下部に備えられた排出口カバー8aによって案内されて走行機体1の後方へ排出される。選別処理後の脱穀粒が揚穀装置17によって脱穀物タンク7に供給されて貯留される。脱穀物タンク7に貯留された脱穀粒は、脱穀物排出装置16によって脱穀物タンク7から取出すことができる。
〔脱穀装置6の構成〕
図3に示すように、脱穀装置6は、脱穀機体20を備えている。脱穀機体20の上部に脱穀部6Aが形成され、脱穀機体20の下部に選別部6Bが形成されている。脱穀機体20の後部に点検口50が開口されている。
図3に示すように、脱穀部6Aにおいては、搬送部10によって扱室21の前端部に供給された刈取穀稈が扱胴22のうちの掻込み部22aによって扱胴22の後方に向けて掻き込まれ、扱胴22のうちの扱き処理部22bに供給される。扱き処理部22bに供給された穀稈が扱歯23及び受網24によって脱穀処理される。扱き処理部22bによって回動力を付与された脱穀処理物が天板25に支持されている送塵弁25aに当接し、扱室21の後方に向けて流動するように送塵弁25aによって案内され、脱穀処理物が扱室21の後方に向けて移送されつつ脱穀処理される。脱穀処理によって得られた脱穀粒が受網24の処理物漏下穴を通って選別部6Bに落下する。脱穀処理によって発生した脱穀塵埃としてのわら屑が扱室21の後部に位置する排塵口26から扱室21の後方へ排出される。
扱室21から排出された脱穀塵埃は、点検口50に兼用の排出口27から排ワラ細断装置8に流入する。
選別部6Bは、選別室30を備えている。選別室30は、脱穀機体20の左右の側壁部等によって脱穀機体20の内部に形成されている。選別室30に選別枠31が設けられている。選別枠31は、選別枠31の前部に作用する支持部32、及び、選別枠31の後部に連結された駆動機構33によって揺動可能に支持され、かつ、駆動機構33によって揺動駆動される。選別枠31の内部に、グレンパン34a、篩い線部34、第1のチャフシーブ35、グレンシーブ36及び第2のチャフシーブ37が支持されている。選別枠31の前下方に唐箕38が設けられている。唐箕38によって選別風が選別室30の後方に向けて供給される。受網24から漏下した脱穀処理物がグレンパン34a、篩い線部34、第1のチャフシーブ35、グレンシーブ36及び第2のチャフシーブ37によって揺すられて、かつ、唐箕38からの選別風を受けて穀粒とワラ屑などの塵埃とに選別される。
選別枠31の下方に1番回収部39及び2番回収部40が設けられている。本実施形態では、1番回収部39及び2番回収部40は、スクリューコンベヤによって構成されている。選別枠31の第1のチャフシーブ35及びグレンシーブ36等によって選別された1番処理物としての精粒が1番回収部39に落下して回収され、1番回収部39によって脱穀機体20の外部へ排出される。排出された精粒は、揚穀装置17に受け継がれ、揚穀装置17によって脱穀物タンク7へ搬送される。選別枠31の第2のチャフシーブ37等によって選別された2番処理物としての未処理粒が2番回収部40に落下して回収され、2番回収部40によって脱穀機体20の外部へ排出される。排出された未処理粒は、還元装置41に受け継がれ、還元装置41によって選別室30の前部に搬送されて選別枠内の前部に還元される。選別枠31において選別されたワラ屑などの選別塵埃は、排出口27から排出され、排ワラ細断装置8に流入する。
〔第1のチャフシーブ35の開度調節〕
図5,6に示すように、第1のチャフシーブ35は、選別枠31の前後方向に間隔を空けて並ぶ複数のチャフプレート35aによって構成されている。チャフプレート35aどうしの間の隙間が処理物漏下穴になる。
各チャフプレート35aの上端部が支点軸43を介して選別枠31の支持部31aに支持され、各チャフプレート35aは、支点軸43を揺動支点にして前後揺動可能な状態で選別枠31に支持されている。各チャフプレート35aの下端部が連動リンク44に連結されている。チャフプレート35aと連動リンク44とは、連結ピン44aを介して相対回転可能に連結されている。複数のチャフプレート35aは、連動リンク44によって連動連結され、選別枠31に対して同じ揺動方向に連動して揺動可能になっている。
選別枠31の右横外側(脱穀物タンク側)に開度調節部45が設けられている。開度調節部45は、支点軸46を介して選別枠31に支持され、支点軸46を揺動支点にして前後方向に揺動操作可能になっている。開度調節部45の支点軸46と、チャフプレート35aの支点軸43とは、同一の支点軸によって構成されている。開度調節部45の遊端側と連動リンク44が連動軸47によって連動連結されている。連動軸47は、選別枠31に形成された長穴形の貫通穴48を通っている。
開度調節部45が揺動操作されると、開度調節部45の揺動力が連動軸47によって連動リンク44に伝達されて連動リンク44が前後方向に移動する。連動リンク44が前後方向に移動すると、複数のチャフプレート35aが支点軸43を揺動支点にして前後方向に揺動し、チャフプレート35aどうしの隙間の広さが変化する。すなわち、処理物漏下穴の開度が変化する。
図6,9に示すように、開度調節部45に操作ケーブル49を介して遠隔操作装置60が連動連結されている。図4,6に示すように、遠隔操作装置60は、脱穀物タンク7の後方に設けられている。操作ケーブル49は、開度調節部45から選別室30を通って脱穀機体20の後部に至り、脱穀機体20の後部に開口されている点検口50から脱穀機体20の外部に出て遠隔操作装置60に至っている。
図1,2,4に示すように、脱穀物排出装置16には、縦排出装置16aと、横排出装置16bとが備えられている。縦排出装置16aは、脱穀物タンク7の後側に走行機体1の上下方向に延びる状態で設けられている。横排出装置16bは、縦排出装置16aの上端部から延出されている。図4,9に示すように、縦排出装置16aの横側方において、支柱51が機体フレーム1aに立設されている。支柱51から支持アーム52が縦排出装置16aに向けて延出されている。縦排出装置16aを包持する包持部材53が支持アーム52の延出端部に支持されている。縦排出装置16aが包持部材53及び支持アーム52を介して支柱51に支持されている。図4,9に示す54は、脱穀装置6と支柱51とに連結され、支柱51を補強する補強部材である。補強部材54と支柱51とは、連結部材51aを介して連結されている。補強部材54の端部が連結部材52aを介して支持アーム52に連結されている。図4に示す55は、電動モータであり、縦排出装置16aのギヤ16cを回転操作して、脱穀物排出装置16を旋回操作する。
図4,9に示すように、遠隔操作装置60は、支柱51に支持されている。遠隔操作装置60は、縦排出装置16aを支持するべく高い剛性を具備する支柱51によってしっかり支持される。本実施形態では、遠隔操作装置60は、支柱51の後側に位置する状態で支柱51に支持されているが、支柱51の横側や前側で支持する構成を採用してもよい。
図7,8に示すように、遠隔操作装置60は、操作ケース61を備えている。操作ケース61は、ケース本体61a及び蓋ケース61bを備えている。蓋ケース61bは、ケース本体61aに連結ボルト63によって脱着可能に支持されており、脱着によって開閉できる。遠隔操作装置60の支柱51への支持は、操作ケース61が2本の取付けボルト62によって支柱51の支持部51bに連結されることによって行なわれている。2本の取付けボルト62は、操作ケース61の外部から蓋ケース61bの貫通穴を通って操作ケース61の内部に入り、ケース本体61aの底部を支持部51bに締め付けることにより、操作ケース61を支持部51bに支持している。取付けボルト62の端部にハンドル62aが相対回転不能に備えられている。ハンドル62aは、操作ケース61の外部に位置している。ハンドル62aを回転操作することにより、取付けボルト62を支持部51bから取り外して、操作ケース61を蓋ケース61bが閉じられたままの状態で支柱51から取外することができ、遠隔操作装置60の全体を支柱51から取り外すことができる。
図7,8に示すように、ケース本体61aの内部に、電動モータ64及び操作アーム65が支持されている。電動モータ64と操作アーム65とは、減速伝動機構66及び連動ギヤ67を介して連動連結されている。すなわち、電動モータ64の出力軸に減速伝動機構66の入力部が連動連結され、減速伝動機構66の出力ギヤ66aに連動ギヤ67が噛み合っている。連動ギヤ67は、操作アーム65の回転支軸65aに相対回転不能に支持されている。操作アーム65に操作ケーブル49のインナーケーブル49aが連結されている。図8に示す60aは、操作アーム65の揺動角を検出するセンサーである。
遠隔操作装置60においては、電動モータ64の動力が減速伝動機構66によって減速されて連動ギヤ67に伝達されて、連動ギヤ67が回転支軸65aを回動支点にして回転操作される。連動ギヤ67が回転操作されると、操作アーム65が連動ギヤ67の動力によって回転支軸65aを揺動支点にして揺動操作されてインナーケーブル49aを引張り操作したり、弛め操作したりする。インナーケーブル49aが引っ張り操作されると、開度調節部45がインナーケーブル49aの引張力によってリターンスプリング68(図6,9参照)に抗して揺動操作される。インナーケーブル49aが緩み操作されると、開度調節部45がリターンスプリング68の引張り力によって揺動操作される。
つまり、運転部3に設けられたチャフ操作スイッチ69(図1参照)を操作することにより、チャフ操作スイッチ69からの情報を基に制御装置(図示せず)が作動し、電動モータ64が制御装置によって制御される。これにより、遠隔操作装置60を作動させ、遠隔操作装置60の操作ケーブル49を介しての遠隔操作によって、かつ、遠隔操作装置60の電力によって開度調節部45を揺動操作させることができ、第1のチャフシーブ35の処理物漏下穴の開度調節を行なえる。
第1のチャフシーブ35、第2のチャフシーブ37、グレンシーブ36などを清掃及び点検するなどの作業を行なう場合、排ワラ細断装置8の回転カッター8b及び排出口カバー8aを外して点検口50の後方を開放する。選別枠31を支持部32及び駆動機構33との連結を解除した状態にすることにより、選別枠31を点検口50から脱穀機体20の外部へ取出すことができる。この場合、取付けボルト62を取り外すことにより、遠隔操作装置60を操作ケーブル49が連結したままの状態にして選別枠31と共に取り外すことができる。このとき、脱穀物タンク7及び遠隔操作装置60を後側から覆う揺動開閉可能の外装カバー70(図4,9参照)を開け、遠隔操作装置60の後方を開放する。遠隔操作装置60と操作ケーブル49とを連結したままにできるので、選別枠31を点検口50から選別室30に入れ戻した後において、遠隔操作装置60と操作ケーブル49との連動調整を行なう必要がない。
図4,9に示すように、走行機体1の後部において、脱穀装置6と脱穀物タンク7の間にエンジン用の燃料タンク5が設けられている。燃料タンク5の脱穀物タンク7側の横側部は、脱穀物タンク7の下細り形状となっている底部7aの下方に入り込んでいる。遠隔操作装置60は、燃料タンク5の後方に配置されている。尚、図9においては、燃料タンク5を分かりやすくするために破線で示している。
〔別実施形態〕(1)上記した実施形態では、遠隔操作装置60を支柱51から取り外して選別枠31を取出す形態を採用しているが、遠隔操作装置60と操作ケーブル49との連結を解除して選別枠31を取出す形態を採用してもよい。
(2)上記した実施形態では、脱穀物の貯留部として脱穀物タンク7が採用された例を示したが、袋詰めタンクが備えられた貯留部を採用してもよい。
(3)上記した実施形態では、遠隔操作装置60が縦排出装置16aの支柱51に支持される例を示したが、専用の支持部材に支持する構成を採用してもよい。
(4)上記した実施形態では、遠隔操作装置60が支柱51の後側に位置する状態で支柱51に支持される例を示したが、支柱51の横側や前側に位置する構成を採用してもよい。
(5)上記して実施形態では、第2のチャフシーブ37では、選別枠31の左横外側に設けられ、第1のチャフシーブ35の開度調節部45と同じ構成を有した開度調節部を備え、この開度調節部を人為操作することによって開度調節するよう構成されている。第2のチャフシーブ37においても、第1のチャフシーブ35と同様の遠隔操作装置によって開度調節するよう構成して実施してもよい。
本発明は、普通型コンバインの他、自脱型コンバインに適用できる。また、稲、麦、大豆の他、トウモロコシなどの各種の作物を収穫対象とする各種の収穫機に適用できる。
1 走行機体
6 脱穀装置
7 貯留部(脱穀物タンク)
11 刈取部
16a 縦排出装置
20 脱穀機体
31 選別枠
35 チャフシーブ(第1のチャフシーブ)
45 開度調節部
49 操作ケーブル
50 点検口
51 支柱
60 遠隔操作装置

Claims (2)

  1. 刈取部によって収穫された作物が供給され、供給された作物を脱穀処理し、脱穀処理物を選別処理する脱穀装置と、前記脱穀装置から排出された脱穀物が供給され、供給された脱穀物を貯留する貯留部とが、走行機体の横幅方向に並ぶ配置で前記走行機体に備えられ、
    前記脱穀装置は、脱穀機体と、前記脱穀機体の内部に揺動可能に設けられた選別枠と、前記選別枠に支持されると共に開度調節可能なチャフシーブと、前記脱穀機体の後部に開口され、前記選別枠を出し入れする点検口と、を備え、
    前記チャフシーブの開度調節部に操作ケーブルを介して連動連結され、前記開度調節部を電動力によって遠隔操作する遠隔操作装置が前記貯留部の後方に設けられ
    前記操作ケーブルは、前記脱穀機体の内部を通され、前記点検口を介して前記脱穀機体の後方に繰り出され、前記遠隔操作装置に連結されている収穫機。
  2. 前記貯留部は、脱穀物タンクであり、
    前記脱穀物タンクの後側に前記走行機体の上下方向に延びる状態で設けられ、前記脱穀物タンクから脱穀物を排出する縦排出装置と、前記走行機体に立設され、前記縦排出装置を支持する支柱と、が備えられ、
    前記支柱は、前記縦排出装置に対する前記脱穀装置側に、前記縦排出装置と隣り合う位置に設けられ、
    前記遠隔操作装置は、前記脱穀装置と前記縦排出装置との間において前記縦排出装置と隣り合う状態、かつ、前記支柱の後側に位置する状態で、前記支柱に支持されている請求項1に記載の収穫機。
JP2017125982A 2017-06-26 2017-06-28 収穫機 Active JP6837393B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017125982A JP6837393B2 (ja) 2017-06-28 2017-06-28 収穫機
KR1020197033909A KR102618161B1 (ko) 2017-06-26 2018-06-06 수확기
PCT/JP2018/021646 WO2019003831A1 (ja) 2017-06-26 2018-06-06 収穫機
CN201880035182.2A CN110678064A (zh) 2017-06-26 2018-06-06 收割机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017125982A JP6837393B2 (ja) 2017-06-28 2017-06-28 収穫機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019004837A JP2019004837A (ja) 2019-01-17
JP6837393B2 true JP6837393B2 (ja) 2021-03-03

Family

ID=65026520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017125982A Active JP6837393B2 (ja) 2017-06-26 2017-06-28 収穫機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6837393B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7321024B2 (ja) * 2019-07-31 2023-08-04 株式会社クボタ 脱穀装置
WO2021020435A1 (ja) * 2019-07-31 2021-02-04 株式会社クボタ 脱穀装置
JP7442394B2 (ja) 2020-06-24 2024-03-04 株式会社クボタ 収穫機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019004837A (ja) 2019-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6837393B2 (ja) 収穫機
JP5739709B2 (ja) 脱穀装置
JP2010187569A (ja) コンバイン
JP4650940B2 (ja) コンバイン
JP2020018198A (ja) 脱穀装置
JP7313227B2 (ja) コンバイン
JP4664935B2 (ja) 脱穀装置
JP5382853B2 (ja) コンバイン
CN110637614A (zh) 联合收割机
JP2020065474A (ja) コンバイン
JP7175292B2 (ja) コンバイン
JP7493397B2 (ja) 収穫機
JP7202986B2 (ja) コンバイン
JP6684855B2 (ja) コンバイン
JP2019004765A (ja) 脱穀装置
JP2002191226A (ja) コンバインの穀粒貯留タンク
JP6832834B2 (ja) コンバイン
JP7130486B2 (ja) コンバイン
JP5486446B2 (ja) コンバインの伝動構造
WO2019230256A1 (ja) コンバイン及び収穫機
JP6013552B2 (ja) 脱穀装置
JP5339593B2 (ja) コンバイン
JP5767677B2 (ja) コンバイン
JP2008271788A (ja) コンバイン
JP4952855B2 (ja) 脱穀機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6837393

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150