JP2020065474A - コンバイン - Google Patents

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梅林 竜司
Ryuji Umebayashi
竜司 梅林
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Abstract

【課題】脱穀装置を駆動するベルト式の伝動機構に圃場の穀稈等が接触するのを効果的に抑制するコンバインを構成する。【解決手段】フィードチェーン9で挟持搬送される刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置10を備えているコンバインであって、脱穀装置10の横外側部に設けられ、エンジンの駆動力を一番物回収部および二番物回収部に伝達するベルト式の伝動機構が備えられ、伝動機構を下方から覆う伝動部カバー130が、前後方向に延びる状態で備えられ、伝動部カバー130は、前後方向において、一番物回収部に対応する位置と二番物回収部に対応する位置に亘って延びている。【選択図】図3

Description

本発明は、刈取穀稈を挟持搬送するフィードチェーンと、前記フィードチェーンで挟持搬送される刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置とを備えているコンバインに関する。
上記構成のコンバインとして特許文献1、特許文献2には、刈取穀稈をフィードチェーンで搬送して脱穀装置に供給することにより脱穀処理を行うコンバインの技術が記載されている。
特許文献1では、脱穀装置の扱胴の下側に揺動選別機構と、唐箕とを配置し、更に揺動選別機構の下側に1番スクリューと2番スクリューとを配置しており、エンジンからの駆動力を脱穀装置の唐箕や揺動選別機構等に伝えるベルト式の伝動機構を脱穀装置の側壁の外部に配置している。
特許文献1では、脱穀装置を構成する下部ケースを備えており、ベルト式の伝動機構は、下部ケースの外壁で覆われる位置に配置されている。
また、特許文献2には、特許文献1と同様の構成の脱穀装置を備えると共に、脱穀装置の側部に、唐箕からの駆動力を一番物回収用スクリューコンベアと二番物回収用スクリューコンベアとのプーリに伝えるベルト式伝動機構を備え、これらを覆う位置に側部ベルトカバーを備えている。側部ベルトカバーは、脱穀装置の側壁部に対して着脱自在に支持されている。
特開2009−5610号公報 特開2011−160756号公報
特許文献1,2に示される自脱型のコンバインでは、脱穀装置の各部に駆動力を伝えるベルト式の伝動装置を脱穀装置の側壁の外面に備えており、また、この伝動機構を覆う位置に外壁やベルトカバー等を備える構成が多く採用されている。
このベルト式の伝動機構は、ベルトカバー等で覆われるもののカバーの下端に近い位置にベルトが配置されている。
特に、一番物を回収する機構と、二番物を回収部する機構は脱穀装置の底部に配置されるため、これらを駆動するベルトに対して、作業時に圃場の穀稈の一部が接触する不都合を解消することが望まれる。
このような理由から、脱穀装置を駆動するベルト式の伝動機構に圃場の穀稈等が接触するのを効果的に抑制するコンバインが求められる。
本発明に係るコンバインの特徴構成は、刈取穀稈を挟持搬送するフィードチェーンと、前記フィードチェーンで挟持搬送される刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置とを備えているコンバインであって、前記脱穀装置に、一番物の穀粒を回収する一番物回収部と、前記一番物回収部の後方において二番物の穀粒を回収する二番物回収部と、前記脱穀装置の横外側部に設けられ、エンジンの駆動力を前記一番物回収部および前記二番物回収部に伝達するベルト式の伝動機構が備えられ、前記伝動機構を下方から覆うカバーが、前後方向に延びる状態で備えられ、前記カバーは、前後方向において、前記一番物回収部に対応する位置と前記二番物回収部に対応する位置に亘って延びている点にある。
この特徴構成によると、一番物回収部を駆動するプーリと、二番物回収部を駆動するプーリとに巻回するベルトの直下にカバーが配置されることになる。この構成では、ベルト伝動機構の外側方を覆う壁体が配置され、一番物回収部を駆動するプーリと、二番物回収部を駆動するプーリとに巻回するベルトが、壁体の下端に近いレベルに配置されていても、圃場の穀稈が接触する不都合を解消できる。
従って、脱穀装置を駆動するベルト式の伝動機構に対して圃場の穀稈等が接触するのを効果的に抑制するコンバインが構成された。
他の構成として、機体の下部に左右のクローラ走行装置を備え、前記カバーは、前記クローラ走行装置の後端部に対応する位置より後方に延びても良い。
自脱型のコンバインで、クローラ走行装置を備えたものでは、走行時にクローラ走行装置の後端部位から圃場面の泥土を上方に跳ね上げ、この泥土がベルト式の伝動機構に付着することが考えられる。これに対して、カバーの後端位置をクローラ走行装置の後端部に対応する位置より後方に延びるように構成することにより、クローラ走行装置が泥土を跳ね上げることがあっても、伝動機構のベルトやプーリに付着する現象を抑制し、高い伝動性能を維持できる。
他の構成として、前記脱穀装置の前部に、前記脱穀装置の左右両側部に亘って左右方向に延びるカウンタ軸が備えられ、前記カバーは、前記カウンタ軸に対応する位置まで前方に延びても良い。
これによると、例えば、カウンタ軸にプーリを備え、このプーリの駆動力を、唐箕を駆動するプーリ、一番物回収部を駆動するプーリ、あるいは、二番物回収部を駆動するプーリに伝えるベルトを備えでベルト式の伝動機構を構成することが考えられる。このようにカウンタ軸にプーリを備えても、カウンタ軸に備えたプーリに巻回するベルトに圃場の穀稈が接触する不都合を解消できる。
他の構成として、前記カバーの後端部に、上方に向かって折り曲がる折曲部が形成されても良い。
これによると、カバーより後方からカバーの上方に向けて泥土が飛散することがあっても、折曲部が、泥土を受け止め、伝動機構のベルトやプーリに付着する不都合を解消できる。また、折曲部によってカバーの剛性を向上させることができる。
他の構成として、前記カバーが、前後方向で複数に分割されても良い。
これによると、カバーが分割されることにより、カバーを構成するパーツが小型化することになり、カバーを着脱する際の取り扱いが容易となり、メンテナンス時には、全てのカバーを取り外すことなく、メンテナンスを必要とする部位に対応するカバーを取り外すことで済む。
他の構成として、前記カバーに、前後方向に長い長孔が複数形成されても良い。
これによると、刈取穀稈の搬送時に、穀稈の一部や塵埃等がフィードチェーンから落下することがあっても、これらを長孔から下方に排出してカバー内部に溜まらないようにできる。また、カバー上に落下する穀稈は、通常、前後方向に長い姿勢となるため、この穀稈を長孔から排出し易い。
他の構成として、前記伝動機構の前端部を前方から覆う前部カバーを備えても良い。
ベルト伝動機構の外側方を覆う壁体が配置され、この壁体の前端部分より内部の空間が前方に開放しても、このように開放する部位を前部カバーで覆うことが可能となる。
他の構成として、前記前部カバーのうち、前記伝動機構を覆う面部は、無孔の部材によって構成されても良い。
これによると、伝動機構を覆う面部が無孔であるため、前方からベルト式の伝動機構への異物の侵入を阻止する。
自脱型のコンバインを示す左側面図である。 脱穀装置を左側から見た断面図である。 ベルト伝動機構と伝動部カバーとを示す左側面図である。 ベルト伝動機構を示す左側面図である。 コンバインの伝動構造を模式的に表す図である。 図3のVI−VI線断面図である。 伝動部カバーを示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔コンバインの全体構成〕
図1及び図2に示す自脱型のコンバインは、機体フレーム1と、機体フレーム1を支持するクローラ走行装置2とを備えている。この自脱型のコンバインは、機体フレーム1の前部右側に運転者が搭乗する運転部4が配置され、運転部4は、運転キャビン3で覆われている。運転部4の下方には、エンジンEが配置されている(図5を参照)。
このコンバインは、植立穀稈を刈り取る刈取部6を前部に備え、刈取部6で刈り取られた刈取穀稈が供給される脱穀装置10を機体フレーム1の左側に配置している。脱穀装置10から供給される穀粒を貯留する穀粒貯留タンク7を、脱穀装置の右側に配置している。また、穀粒貯留タンク7は、運転キャビン3の後方に位置され、貯留された穀粒を排出する穀粒排出装置8を備えている。
脱穀装置10は、刈取部6からの刈取穀稈を挟持搬送するフィードチェーン9を左側部に備えている。この脱穀装置10は、図2に示すように内部に扱室25が形成されると共に、フィードチェーン9で挟持搬送される刈取穀稈を脱穀処理する扱胴11を扱室25に収容している。
図1及び図2に示すように、このコンバインは、フィードチェーン9の搬送終端位置から排出された脱穀処理後の排ワラを後方へ挟持搬送する排ワラ搬送装置12を備えている。また、このコンバインは、排ワラ搬送装置12の搬送終端側部位の下方に排ワラ細断装置13を備えている。この排ワラ細断装置13は、排ワラ搬送装置12で搬送される排ワラを細断して下方に放出する細断処理と、排ワラを細断せずに機体後方から排出する処理とを選択できるように構成されている。
図1に示すように、刈取部6は、機体幅方向に並列する複数の分草具14と、機体幅方向に並列する複数の引起装置15と、切断装置16と、搬送装置17とを備えている。分草具14は、圃場の植立穀稈を分草し、引起装置15は、分草された植立穀稈を引き起こし、切断装置16は、引き起こされた植立穀稈の株元を切断する。搬送装置17は、切断装置16で株元が切断された刈取穀稈をフィードチェーン9に受け渡すように後方へ搬送する。
脱穀装置10のうちフィードチェーン9が位置する側の横側部(左側部)における機体最横外側には、サイドカバー18が設けられている。サイドカバー18は、上側の上カバー体19と下側の下カバー体20とに上下に分割されて構成されている。上側の上カバー体19は、前後に分割されて構成されている。下側の下カバー体20は、前後に分割されて構成されている。これら前後の上カバー体19と、前後の下カバー体20とは、個別に着脱自在に支持されている。
〔脱穀装置〕
図2に示すように、扱室25が脱穀装置10の上部に配置され、この扱室25において機体前後方向に沿う姿勢の回転軸芯Y1を中心に回転自在に扱胴11が支持されている。扱胴11の下側に回転軸芯Y1を中心とした円弧領域に配置される受網27が設けられている。この脱穀装置10では、フィードチェーン9で挟持搬送される刈取穀稈の穂先部分を、受網27の上面と扱胴11の下側との間に供給することで扱き処理が行われる。
扱室25の後方に分離ドラム28が機体左右方向に沿う姿勢のドラム軸芯X1を中心に回転自在に配置され、この分離ドラム28の後方に塵埃を外部に排出する排塵ファン29が設けられている。尚、分離ドラム28は、扱室25の送塵口46から排出された排出物に接触することにより排出物に含まれる穀粒等の流下を促進する拡散胴として機能する。排塵ファン29は扱処理等により発生した塵埃を排出する。
受網27を漏下した処理物を揺動選別する揺動選別装置30が、脱穀装置10の下部に配置され、この揺動選別装置30の下側には、精選別領域に選別風を供給する主唐箕31と、粗選別領域に選別風を供給する第1副唐箕32とが配置され、脱穀装置10の下部で前後方向の中間位置に第2副唐箕33が配置されている。この第2副唐箕33は、後述する二番物回収部35で回収される二番物に選別風を供給する。
揺動選別装置30の下側に、揺動選別装置30で選別された一番物としての穀粒(単粒化穀粒等)を回収する一番物回収部34を備え、この後方に揺動選別装置30からの二番物としての未処理物(枝梗付き穀粒等)を回収する二番物回収部35を備えている。
揺動選別装置30は、シーブケース36と、粗選別用の第1グレンパン37と、複数の線材を用いた前篩部38と、粗選別用の第2グレンパン39と、複数の線材を用いた後篩部40と、粗選別用のチャフシーブ41と、粗選別用のストローラック42と、案内板43と、精選別用のグレンシーブ44とを備えている。
シーブケース36は、偏心カム式の揺動駆動機構45によって揺動する。第1グレンパン37は、シーブケース36の粗選別領域の前部側に設けられている。第1グレンパン37は、シーブケース36の揺動に伴い、受網27の前部側から漏下した選別対象物を後方に移送しながら比重選別する。
前篩部38は、第1グレンパン37の後端部から後上方に向けて斜めに延出しており、機体左右方向に設定間隔で設けられている。この前篩部38は、第1グレンパン37からの選別対象物を解しながらチャフシーブ41の前端部に供給する。
第2グレンパン39は、シーブケース36の粗選別領域の後部側において、送塵口46の下方に設けられている。第2グレンパン39は、シーブケース36の揺動に伴い、送塵口46からの選別対象物を後方に移送しながら比重選別する。
後篩部40は、第2グレンパン39の後端部から後方に向けて延出しており、機体左右方向に設定間隔で設けられている。後篩部40は、第2グレンパン39からの選別対象物を解しながらチャフシーブ41の後端部及びストローラック42に供給する。
チャフシーブ41は、シーブケース36の粗選別領域における第1グレンパン37の後下方に設けられている。チャフシーブ41は、シーブケース36の揺動に伴い、前篩部38からの選別対象物や、受網27の後部側から漏下した選別対象物、後篩部40からの選別対象物を後方に移送しながら篩い選別する。
ストローラック42は、シーブケース36の粗選別領域の後部側において、チャフシーブ41の後端部に連設されている。ストローラック42は、シーブケース36の揺動に伴い、後篩部40からの選別対象物や、チャフシーブ41からの選別対象物を後方に移送しながら篩い選別する。
案内板43は、シーブケース36の精選別領域の前部側に設けられている。案内板43は、シーブケース36の揺動に伴い、チャフシーブ41の前部側から漏下した選別対象物を後下方に向けて流下案内する。
グレンシーブ44は、シーブケース36の精選別領域の後部側に設けられている。このグレンシーブ44は、チャフシーブ41の後部側から漏下した選別対象物や、案内板43からの選別対象物を、シーブケース36の揺動に伴い、後方に移送しながら篩い選別する。グレンシーブ44は、機体横外方(左方)から着脱可能に構成されている。
一番物回収部34は、グレンシーブ44の下方に設けられ、一番物の穀粒を機体の右方へ搬送する一番スクリュー47を備えている。この一番スクリュー47の右端部には、一番物の穀粒を穀粒貯留タンク7に揚穀搬送する揚穀装置48が配置されている。
二番物回収部35は、一番物回収部34の後方でストローラック42の下方に設けられ、二番物の穀粒を機体の右方へ搬送する二番スクリュー49を備えている。この二番スクリュー49の右端部には、二番物の穀粒を揺動選別装置30に還元する二番還元装置50が配置されている。
〔動力伝達経路〕
図3〜図5に示すように、機体左右方向に延びるカウンタ軸51が脱穀装置10の前下方に設けられている。カウンタ軸51の右端部とエンジンEの出力軸Eaとに亘って、エンジンEの出力軸Eaの動力をカウンタ軸51に伝達するベルト伝動機構52が設けられている。カウンタ軸51の左右中間部と中継軸53とに亘って、カウンタ軸51の動力を中継軸53に伝達するベベルギヤ伝動機構54が設けられている。
中継軸53と扱胴11の扱胴軸11aと中継軸55とに亘って、中継軸53の動力を扱胴11の扱胴軸11a及び中継軸55に伝達するベルト伝動機構56が設けられている。中継軸55と中継軸57とに亘って、中継軸55の動力を中継軸57に伝達するベルト伝動機構58が設けられている。中継軸57と排ワラ搬送装置12の入力軸12aとに亘って、中継軸57の動力を排ワラ搬送装置12の入力軸12aに伝達するベベルギヤ伝動機構59が設けられている。
カウンタ軸51の左端部と中継軸60とに亘って、カウンタ軸51の動力を中継軸60に伝達するギヤ伝動機構61が設けられている。機体横外側部(脱穀装置10の左側部)には、ベルト伝動機構62、63、64、65、66、67が設けられている。尚、これらのうち、前側に配置される3つのベルト伝動機構63、64が本発明のベルト式の伝動機構の具体例である。
中継軸60と主唐箕31の回転軸31aと第1副唐箕32の回転軸32aとに亘って、中継軸60の動力を主唐箕31の回転軸31a及び第1副唐箕32の回転軸32aに伝達するベルト伝動機構62が設けられている。ベルト伝動機構62は、中継軸60に設けられた出力プーリ68と、主唐箕31の回転軸31aに設けられた入力プーリ69と、第1副唐箕32の回転軸32aに設けられた入力プーリ70と、出力プーリ68及び入力プーリ69、70に巻回される動力伝達用の伝動ベルト71と、を備えている。伝動ベルト71は、テンションプーリ72及びプーリ73にも巻回されている。
中継軸60と一番スクリュー47の回転軸47aとに亘って、中継軸60の動力を一番スクリュー47の回転軸47aに伝達するベルト伝動機構63が設けられている。ベルト伝動機構63は、中継軸60に設けられた出力プーリ74、一番スクリュー47の回転軸47aに設けられた入力プーリ75と、出力プーリ74及び入力プーリ75に巻回される動力伝達用の伝動ベルト76と、を備えている。伝動ベルト76は、テンションプーリ77にも巻回されている。伝動ベルト76は、伝動ベルト71よりも機体横外側(左側)に位置している。一番スクリュー47の回転軸47aと揚穀装置48の回転軸48aとに亘って、一番スクリュー47の回転軸47aの動力を揚穀装置48の回転軸48aに伝達するベベルギヤ伝動機構78が設けられている。
一番スクリュー47の回転軸47aと第2副唐箕33の回転軸33aと二番スクリュー49の回転軸49aとに亘って、一番スクリュー47の回転軸47aの動力を第2副唐箕33の回転軸33a及び二番スクリュー49の回転軸49aに伝達するベルト伝動機構64が設けられている。ベルト伝動機構64は、一番スクリュー47の回転軸47aに設けられた出力プーリ79と、第2副唐箕33の回転軸33aに設けられた入力プーリ80と、二番スクリュー49の回転軸49aに設けられた入力プーリ81と、出力プーリ79及び入力プーリ80、81に巻回される動力伝達用の伝動ベルト82と、を備えている。伝動ベルト82は、テンションプーリ83及びプーリ84にも巻回されている。伝動ベルト82は、伝動ベルト76よりも機体横外側(左側)に位置している。
二番スクリュー49の回転軸49aと中継軸85とに亘って、二番スクリュー49の回転軸49aの動力を中継軸85に伝達するチェーン伝動機構86が設けられている。中継軸85と二番還元装置50の回転軸50aとに亘って、中継軸85の動力を二番還元装置50の回転軸50aに伝達するベベルギヤ伝動機構87が設けられている。
二番スクリュー49の回転軸49aと分離ドラム28の回転軸28aと中継軸88と駆動ケース89の入力軸89aとに亘って、二番スクリュー49の回転軸49aの動力を分離ドラム28の回転軸28a、中継軸88及び駆動ケース89の入力軸89aに伝達するベルト伝動機構65が設けられている。ベルト伝動機構65は、二番スクリュー49の回転軸49aに設けられた出力プーリ90と、分離ドラム28の回転軸28aに設けられた入力プーリ91と、中継軸88に設けられた入力プーリ92と、駆動ケース89の入力軸89aに設けられた入力プーリ93と、出力プーリ90及び入力プーリ91、92、93に巻回される動力伝達用の伝動ベルト94と、を備えている。伝動ベルト94は、プーリ95、96にも巻回されている。伝動ベルト94は、伝動ベルト82よりも機体横外側(左側)に位置している。
中継軸88と揺動駆動機構45の駆動軸45aとに亘って、中継軸88の動力を揺動駆動機構45の駆動軸45aに伝達するベルト伝動機構66が設けられている。ベルト伝動機構66は、中継軸88に設けられた出力プーリ97と、揺動駆動機構45の駆動軸45aに設けられた入力プーリ98と、出力プーリ97及び入力プーリ98に巻回される動力伝達用の伝動ベルト99と、を備えている。伝動ベルト99は、テンションプーリ100にも巻回されている。伝動ベルト99は、伝動ベルト94よりも機体横内側(右側)に位置している。
駆動ケース89の入力軸89aと排ワラ細断装置13の入力軸13aとに亘って、駆動ケース89の入力軸89aの動力を排ワラ細断装置13の入力軸13aに伝達するベルト伝動機構67が設けられている。ベルト伝動機構67は、駆動ケース89の入力軸89aに設けられた出力プーリ101と、排ワラ細断装置13の入力軸13aに設けられた入力プーリ102と、出力プーリ101及び入力プーリ102に巻回される動力伝達用の伝動ベルト103と、を備えている。伝動ベルト103は、テンションプーリ104にも巻回されている。伝動ベルト103は、伝動ベルト94よりも機体横内側(右側)に位置している。
駆動ケース89は、入力軸89aと、出力軸89bと、入力軸89aの動力を排塵ファン29の回転軸29a及び出力軸89bに伝達するギヤ伝動機構89cと、を備えている。出力軸89bには、フィードチェーン9を駆動する駆動スプロケット105が設けられている。
図3〜図6に示すように、この伝動構成では、伝動ベルト82にテンションを付与するテンション機構109が設けられている。テンション機構109は、伝動ベルト82に接触するテンションプーリ83と、テンションプーリ83を支持する揺動可能なテンションアーム110と、テンションアーム110をテンションプーリ83が伝動ベルト82に接触する側に揺動付勢するスプリング111と、スプリング111のうちテンションアーム110とは反対側の端部が取り付けられるロッド112と、操作レバー113と、を備えている。
テンションプーリ83は、伝動ベルト82のうち下側経路部分に対して下方から接触している。テンションアーム110は、一番スクリュー47の回転軸47aと同一の軸心周りで揺動可能である。
左側の横側板106には、ロッド112を支持する支持部116が設けられている。これにより、操作レバー113を人為的に操作することにより、伝動ベルト82を緊張状態と、弛緩状態とに切換自在に構成されている。
この脱穀装置10では、図6に示すように左側の横側板106の外方に中カバー体119が、横側板106に対して着脱自在に備えられている。この中カバー体119は、上側ほど横側板106に接近する傾斜姿勢の上端傾斜部119aと、垂直姿勢の中間壁部119bとを備えている。また、この中カバー体119の下端部は、下カバー体20の上端部分と僅かに重複する位置関係で配置されている。
〔伝動部カバー〕
図3、図6、図7に示すように、このコンバインでは、前述したように脱穀装置10の左側の横側板106より外側にベルト伝動機構63、64、65、66、67が設けられ、特に、前側に配置される3つのベルト伝動機構63、64の下側の伝動部カバー130(本発明のカバーの一例)が配置されている。
この伝動部カバー130は、下カバー体20の下端から、ベルト伝動機構63、64が配置される空間に対して、異物等が侵入する不都合を抑制する。つまり、機体フレーム1から機体外方に複数のステー131が突設され、これらのステー131に伝動部カバー130を載せ付けるように配置し、伝動部カバー130に貫通する固定ボルト132をステー131のナット部に螺合させることにより伝動部カバー130が機体フレーム1に支持されている。
伝動部カバー130は、金属板をプレス加工することにより前後方向に長い長孔130aが多数形成されている。また、伝動部カバー130は、前後方向で2分割された構造を有している。2つの伝動部カバー130のうち、後部に配置されたものの後端を、クローラ走行装置2の後端より後方に延びる位置に設定しており、この後端を上方に向けて折り曲げることにより折曲部130bが形成されている。尚、この折曲部130bは、機体フレーム1に固設された支持片133に対してビス134により支持されている。
図3に示すように、伝動部カバー130の前端を、カウンタ軸51より前側にまで延びる位置に設定している。更に、伝動部カバー130の前端部分から上方に連なる部位に、無孔の前部カバー135を備えている。この前部カバー135は下カバー体20の前端位置に支持されている。この下カバー体20も無孔の板状が用いられ、出力プーリ74の前方に配置されている。
このように、一番物回収部34と二番物回収部35とを駆動するためのベルト伝動機構63、64が、下カバー体20の下端の近傍に配置されるため、この一番物回収部34と二番物回収部35との下側に対応する部位を含む領域に配置されることになる。これにより、下カバー体20の下端から圃場の穀稈等が内方に侵入しても、伝動部カバー130が侵入を阻止し、ベルト伝動機構に接触する不都合を抑制できる。
また、伝動部カバー130に、複数の長孔130aが形成されているため、フィードチェーン9で搬送される刈取穀稈から切れワラや塵埃が、ベルト伝動機構63、64に降りかかる状況であっても、これらを長孔130aから下方に排出し、伝動部カバー130の上面に堆積する不都合を解消できる。
また、図3に示すように、伝動部カバー130の後端位置を、クローラ走行装置2の後端より後方に達する位置まで延出した構造であり、この後端位置に上方に突出する折曲部130bを形成しているため、機体の走行時にクローラ走行装置2の後端から上方に泥土が跳ね上げられることがあっても、この泥土を伝動部カバー130が遮断し、泥土をベルト伝動機構に付着させることもない。これにより、ベルト伝動機構は、泥土が付着することによる伝動性能の低下や傷みを招くことがない。
更に、伝動部カバー130の前端位置を、カウンタ軸51に対応する位置に設定しているため、例えば、カウンタ軸51の軸端にプーリを備え、このプーリからの駆動力をベルト伝動機構により脱穀装置10に伝達するように伝動機構を構成しても、カウンタ軸51の下方を伝動部カバー130で覆うことも可能となる。
前部カバー135を備えることにより、前部位置の下カバー体20の前端部から前方に開放する空間が形成される構成であっても、この空間を前部カバー135で覆い、この部位から穀稈が侵入する不都合を阻止してベルト伝動機構での伝動を良好に行わせることが可能となる。
伝動部カバー130が、前後方向で複数(実施形態では2つ)に分割された構成であるため、カバーを着脱する際の取り扱いが容易となり、例えば、メンテナンス時には、全てのカバーを取り外すことなく、メンテナンスを必要とする部位に対応するカバーを取り外すことで対応できる。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
(a)伝動部カバー130を、前後方向において、一番物回収部34に対応する位置と二番物回収部35に対応する位置とに亘る領域にのみ備えても良い。つまり、一番物回収部34と二番物回収部35とは、複数のベルト伝動機構のうち低い位置に配置されるものであるため、これらを下側から覆うように伝動部カバー130を配置することにより、ベルト伝動機構に対する接触を効果的に抑制できる。
(b)一番物回収部34に対応する位置からクローラ走行装置2の後端より後方に延びる位置に達する領域に伝動部カバー130を備えても良い。この構成では、伝動部カバー130の後端に折曲部130bを形成しない構成を採用することも可能である。
(c)伝動部カバー130を、一体物で構成する。このよう構成では、実施形態に記載したように伝動部カバー130を複数に分割するものより構成が単純化して、伝動部カバー130の全体の強度向上も容易である。
(d)伝動部カバー130に、前後方向に長い長孔130aを形成せず、丸孔や横長の孔を形成する、これによっても伝動部カバー130から穀稈を下方に排出することは可能となる。
(e)前部カバー135に孔を形成する。この孔は前方から穀稈の侵入を阻止する程度の開口径であれば良く、内部の塵埃を排出を可能にするだけでなく、内部温度の上昇を抑制することも可能となる。
(f)実施形態では、伝動部カバー130を機体フレーム1に支持していたが、これに代えて、下カバー体20の内側に支持するように構成する。このように構成することにより、下カバー体20と伝動部カバー130とを一体的に着脱でき、メンテナンスが容易となる。
(g)前部カバー135を機体フレーム1、あるいは、脱穀装置10の横側板106に支持する。あるいは、前部カバー135を伝動部カバー130と一体的に形成する。この構成によると前部カバー135の支持強度を高める。
本発明は、フィードチェーンで挟持搬送される刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置を備えているコンバインに利用することができる。
2 クローラ走行装置
9 フィードチェーン
10 脱穀装置
34 一番物回収部
35 二番物回収部
51 カウンタ軸
130 伝動部カバー(カバー)
130a 長孔
130b 折曲部
135 前部カバー
E エンジン

Claims (8)

  1. 刈取穀稈を挟持搬送するフィードチェーンと、
    前記フィードチェーンで挟持搬送される刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置とを備えているコンバインであって、
    前記脱穀装置に、一番物の穀粒を回収する一番物回収部と、前記一番物回収部の後方において二番物の穀粒を回収する二番物回収部と、前記脱穀装置の横外側部に設けられ、エンジンの駆動力を前記一番物回収部および前記二番物回収部に伝達するベルト式の伝動機構が備えられ、
    前記伝動機構を下方から覆うカバーが、前後方向に延びる状態で備えられ、
    前記カバーは、前後方向において、前記一番物回収部に対応する位置と前記二番物回収部に対応する位置に亘って延びているコンバイン。
  2. 機体の下部に左右のクローラ走行装置を備え、
    前記カバーは、前記クローラ走行装置の後端部に対応する位置より後方に延びている請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記脱穀装置の前部に、前記脱穀装置の左右両側部に亘って左右方向に延びるカウンタ軸が備えられ、
    前記カバーは、前記カウンタ軸に対応する位置まで前方に延びている請求項1又は2に記載のコンバイン。
  4. 前記カバーの後端部に、上方に向かって折り曲がる折曲部が形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンバイン。
  5. 前記カバーが、前後方向で複数に分割されている請求項1〜4のいずれか一項に記載のコンバイン。
  6. 前記カバーに、前後方向に長い長孔が複数形成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載のコンバイン。
  7. 前記伝動機構の前端部を前方から覆う前部カバーを備えている請求項1〜6のいずれか一項に記載のコンバイン。
  8. 前記前部カバーのうち、前記伝動機構を覆う面部は、無孔の部材によって構成されている請求項7に記載のコンバイン。
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