JP2021023129A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】脱穀装置の上方に備えられている穀粒タンクを良好に支持するものでありながら、メンテナンス作業を容易に行えるようにすることが要望されていた。【解決手段】脱穀装置4の上方に位置する穀粒タンク5と、機体フレーム20に対して穀粒タンク5を支持する支持フレーム27とが備えられ、脱穀装置4の側部に蓋体64によって開閉可能に閉塞される開口63が形成され、支持フレーム27は、開口63の前端よりも前側に位置する前部側支柱55と、開口63の後端よりも後側に位置する後部側支柱56と、前後の支柱55,56の上端部とを繋ぐ第一横向き連結体57と、第一横向き連結体57と開口63の上端との間で前後の支柱55,56を繋ぐ第二横向き連結体58と、第一横向き連結体57と第二横向き連結体58とを繋ぐ縦向き連結体59とを有し、かつ、機体側面視で開口63と重複しない状態で備えられている。【選択図】図4

Description

本発明は、脱穀処理して得られた穀粒を貯留する穀粒タンクが脱穀装置の上方に位置する状態で備えられているコンバインに関する。
上記構成のコンバインでは、脱穀装置は、脱粒処理を行う脱穀部の外周部が剛性の高い略箱状の支持フレームにて囲われる構成となっており、支持フレームに、強度メンバーとして、脱穀部の左右両側において、上下方向略全域及び前後方向略全域に亘って延びる略板状の側壁部が備えられ、このような支持フレームを用いて穀粒タンクを下から支持するようにしたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2019−76034号公報
上記従来構成では、重量の大きい穀粒タンクを剛性の高い支持フレームにて安定的に支持することができるが、脱穀部の横側面は、フレーム構成体としての略板状の側壁部にて覆われている。
ところで、脱穀装置の内部には、穀稈の脱粒処理のために、回転駆動される扱胴や、扱胴の外周部に沿って設けられる円弧状の受網等が備えられている。そして、作業に伴って、内部の清掃作業や点検修理等のメンテナンス作業が必要である。このようなメンテナンス作業を行うためには、側壁部を取り外す作業が必要となっていた。
上記従来構成では、脱穀装置の側壁部が、フレーム構成体として、剛性を高めるために、肉厚の板体に複数の補強部材を付加する構成であり、しかも、上下方向及び前後方向に広範囲に亘って延びる大型の部材となる。その結果、大型の部材である側壁部を取り外す作業は、作業負担が大きく煩わしいものとなる。
このような不利を解消するために、着脱作業が行い易くなるように、脱穀装置の側壁部を軽量で簡易な構成として、その側壁部よりも横側外方に、機体フレームから上方に延びる複数の縦向きフレーム体を設け、それらの複数の縦向きフレーム体にて穀粒タンクを直接支持する構成が考えられる。しかし、このような改良構成では、メンテナンス作業において、脱穀装置の内部の受網の取り外し等の作業を行う際に、縦向きフレーム体が邪魔になり、作業が行い難くなる不利がある。
そこで、穀粒タンクが脱穀装置の上方に備えられているコンバインにおいて、穀粒タンクを良好に支持するものでありながら、脱穀装置内部のメンテナンス作業を容易に行えるようにすることが要望されていた。
本発明に係るコンバインの特徴構成は、機体フレームに支持される状態で設けられ、刈り取った穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置の上方に位置する状態で設けられ、脱穀処理にて得られた穀粒を貯留する穀粒タンクと、前記機体フレームに対して前記穀粒タンクを支持する支持フレームとが備えられ、前記脱穀装置の横外側の側部に、前記脱穀装置の前部と後部とにわたって延びかつ蓋体によって開閉可能に閉塞される開口が形成され、前記支持フレームは、前記開口の前端よりも前側に位置する前部側支柱と、前記開口の後端よりも後側に位置する後部側支柱と、前記前部側支柱の上端部と前記後部側支柱の上端部とを繋ぐ第一横向き連結体と、前記第一横向き連結体と前記開口の上端との間で前記前部側支柱と前記後部側支柱とを繋ぐ第二横向き連結体と、前記第一横向き連結体と前記第二横向き連結体とを繋ぐ縦向き連結体とを有し、かつ、機体側面視で前記開口と重複しない状態で備えられている点にある。
本発明によれば、穀粒タンクは、支持フレームを介して機体フレームに支持され、脱穀装置の側壁部は、穀粒タンクの荷重を負担しなくてもよい。その結果、側壁部は、肉厚でかつ大面積の板材に複数の補強部材を付加する等、大型で大重量の部材にする必要がない。そして、支持フレームは、前部側支柱と後部側支柱とが、第一横向き連結体及び第二横向き連結体にて繋がれ、第一横向き連結体と第二横向き連結体とが縦向き連結体により繋がれて、それらが一体的に組付けられる。
第一横向き連結体と第二横向き連結体とは、前後両側にて前部側支柱と後部側支柱とにより連結され、前後中間部にて縦向き連結体にて連結されるので、例えば、第一横向き連結体だけで穀粒タンクを支持するものに比べて剛性を高めることができる。その結果、支持フレームは、穀粒タンクを支持するのに充分な剛性を備えることが可能となる。
そして、脱穀装置の横外側の側部に前部と後部とにわたって延びる開口が形成されており、前部側支柱は開口の前端よりも前側に位置し、後部側支柱は開口の後端よりも後側に位置しており、支持フレームは、機体側面視で開口と重複していない。その結果、脱穀装置内部のメンテナンス作業を行う場合、蓋体を外して開口を開放することで、脱穀装置内部の部材の取り外し等の作業を容易に行うことができる。
従って、穀粒タンクが脱穀装置の上方に備えられているコンバインにおいて、穀粒タンクを良好に支持するものでありながら、脱穀装置内部のメンテナンス作業を容易に行えるようにすることが可能となった。
本発明においては、前記穀粒タンクは、前記脱穀装置に対して横一側外方側に張り出す状態で備えられ、前記第一横向き連結体は、前記第二横向き連結体よりも横一側外方側に位置する状態で備えられ、かつ、前記穀粒タンクの横一側外方側への張り出し部を下方から支持していると好適である。
本構成によれば、穀粒タンクが横一側外方側に張り出すことで貯留量を多くさせることができる。第一横向き連結体が、脱穀装置に近い箇所に位置する第二横向き連結体よりも横一側外方側に位置しており、第一横向き連結体により穀粒タンクの張り出し部を支持することにより、穀粒タンクを横方向に広い間隔で安定的に支持することが可能となる。
本発明においては、前記脱穀装置に、扱胴と、前記扱胴の外周部に沿う円弧状の受網とが備えられ、前記第二横向き連結体は、前記扱胴の横一側外方側に位置しかつ前記扱胴に対向する状態で備えられ、前記第二横向き連結体は、前記扱胴に対向する横方向内方側の側面が上下方向に沿って滑らかな平面にて形成され、かつ、上部の横幅が下部の横幅よりも幅広に形成され、前記受網が、前記第二横向き連結体の横方向内方側の側面に周方向に連なる状態で備えられ、かつ、連結用のブラケットが前記第二横向き連結体における幅狭の下部の横方向外方側に連結されていると好適である。
本構成によれば、扱胴が回転して刈取穀稈を扱き処理するとき、第二横向き連結体の横方向内方側の滑らかな側面によって、刈取穀稈が引っ掛かり滞留することなく円滑に案内されて、受網まで移送されて脱粒作用が良好に発揮できる。
第二横向き連結体における下部の横方向外方側は、上部に比べて横方向内方側に入り込んだ状態となる。その入り込んだ箇所に受網の連結用のブラケットが連結される。その結果、第二横向き連結体の上部における横方向外方側に、蓋体を取り付ける場合に、受網の連結用のブラケットが邪魔になることがなく、蓋体を良好に取り付けることが可能である。
本発明においては、前記脱穀装置に、扱室の上方を覆う天板が備えられ、前記第二横向き連結体は、前記天板における横一側外端部よりも横側外方に張り出す状態で備えられ、前記第二横向き連結体の上部に、前記天板を載置支持する天板載置部と、前記天板載置部よりも横側外方において前記縦向き連結体を支持する連結体支持部とが備えられていると好適である。
本構成によれば、第二横向き連結体の上部を利用して、天板を載置支持するとともに、縦向き連結体を支持するので、天板を支持するためのフレーム体と縦向き連結体を支持するためのフレーム体とを各別に備えるものに比べて、部材の兼用により構成を簡素にできる。
本発明においては、前記穀粒タンクに貯留している穀粒を横一側外方に搬送する底スクリューが、横方向に延びる状態で前記穀粒タンクの底部に備えられ、前記縦向き連結体が、側面視において前記底スクリューの下方に位置する状態で備えられていると好適である。
本構成によれば、穀粒タンクの底スクリューは、穀粒の排出作業を効率よく行うために、幅方向中央位置付近に設けられる場合が多い。その結果、底スクリューの下方に位置する箇所は、穀粒タンクの重心位置に近く、第二横向き連結体に対する荷重が大きい箇所である。縦向き連結体が、荷重が大きい箇所に備えられることにより、第二横向き連結体の荷重負担を軽減することができ、それだけ支持フレーム全体の剛性を高めることができる。
本発明においては、前記脱穀装置の上方に位置するとともに、前記穀粒タンクの後方に位置する状態で、エンジンが備えられ、前記縦向き連結体が、側面視において前記エンジンの出力軸の下方に位置する状態で備えられていると好適である。
本構成によれば、エンジンの出力軸はエンジンの中央位置付近に設けられる場合が多い。その結果、出力軸の下方に位置する箇所は、エンジンの重心位置に近く、第二横向き連結体に対する荷重が大きい箇所である。縦向き連結体が、荷重が大きい箇所に備えられることにより、第二横向き連結体の荷重負担を軽減することができ、それだけ支持フレーム全体の剛性を高めることができる。
コンバインの全体側面図である。 コンバインの全体平面図である。 脱穀装置の縦断側面図である。 フレーム構造を示す側面図である。 蓋体を外した状態の左側壁部の側面図である。 右側壁部の側面図である。 フレーム構造を示す斜視図である。 脱穀装置の縦断正面図である。 天板のスライド状態を示す平面図である。 天板の前壁部の縦断側面図である。 脱穀入口プレート配設部の正面図である。 脱穀入口プレートの連結状態を示す断面図である。 別実施形態の天板の平面図である。 別実施形態の天板の縦断正面図である。 連結前のボルト連結部の断面図である。 連結後のボルト連結部の断面図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、矢印「F」の方向を「機体前側」(図1及び図2参照)、矢印「B」の方向を「機体後側」(図1及び図2参照)、矢印「L」の方向を「機体左側」(図2参照)、矢印「R」の方向を「機体右側」(図2参照)とする。
〔コンバインの全体の構成〕
図1及び図2にコンバインの一例である普通型コンバインを示している。このコンバインは、植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈取搬送部1、キャビン2にて覆われた運転部3、刈取搬送部1にて刈り取られた穀稈の脱穀処理を行う脱穀装置4、その脱穀装置4にて脱穀処理されて得られた穀粒を貯留する穀粒タンク5、動力源としてのエンジン6を有する原動部7、操向不能で且つ回転駆動される左右一対の前車輪8、操向操作可能な左右一対の後車輪9等を備えている。
図2に示すように、平面視で穀粒タンク5は脱穀装置4よりも幅広で、且つ、左右方向両側において、穀粒タンク5が脱穀装置4の横側端部よりも横方向外方に向けて張り出している。また、図1,4に示すように、穀粒タンク5は、側面視で底面が下窄まり状に形成されており、タンク内部の最も低い箇所に貯留している穀粒を左側外方に搬送する底スクリュー5Aが備えられている。穀粒タンク5の左側には、底スクリュー5Aによって搬送される穀粒を機体外部に搬送するスクリューコンベア式の穀粒排出装置10が備えられている。
刈取搬送部1は、機体前部に備えられ、植立する植立穀稈を刈り取り、刈り取った穀稈を刈幅方向の中央部に寄せ集める刈取部11と、刈り取られて中央に寄せ集められた穀稈を機体後方の脱穀装置4に向けて搬送する搬送部としてのフィーダ12とを備えている。フィーダ12の後端部は横軸芯周りで上下揺動可能に機体に支持されている。図示しない刈取昇降用の油圧シリンダによってフィーダ12と刈取部11とを含む刈取搬送部1全体が揺動昇降操作可能に構成されている。
図3に示すように、フィーダ12は、筒状の搬送ケース13内に、前部の輪体(図示せず)と後部の輪体14にわたって複数の無端回動チェーン15が巻回張設され、無端回動チェーン15にわたり横向きの係止搬送体16が架設され、刈取部11から受け渡された作物を後方上方に向けて搬送するように構成されている。
脱穀装置4は、機体左右方向中央部の低い位置にあり、脱穀装置4の上方において、脱穀装置4にて脱粒処理されたあとの穀粒を貯留する穀粒タンク5と、動力源としてのエンジン6とが備えられている。機体前部側に穀粒タンク5が位置し、機体後部側にエンジン6が位置する状態で、穀粒タンク5とエンジン6とが前後方向に並ぶ方向で備えられている。脱穀装置4の左右両側外方側が外装カバー17によって覆われている。
図1、4〜8に示すように、機体下部には、機体前後方向に延びる左右一対の主フレーム20が備えられている。左右の主フレーム20は機体全体を支持しており、主フレーム20が機体フレームに相当する。
左右の主フレーム20は、断面形状が略横向きU字形に形成され、機体前部から機体後部にわたって前後方向に長く延びる状態で設けられている。左右の主フレーム20よりも低い位置に左右の前車輪8及び左右の後車輪9の車軸が備えられている。左右の主フレーム20は左右の前車輪8及び左右の後車輪9に支持されている。
〔脱穀装置〕
次に、脱穀装置4について説明する。
図3,4に示すように、脱穀装置4には、脱粒処理を行う脱穀部21と、脱穀部21による脱粒処理が行われた後の処理物を選別処理する選別部22とが備えられている。脱穀部21の内部に、刈取穀稈の扱き処理が行われる扱室23が形成されている。選別部22には、脱粒処理が行われた後の処理物を、穀粒、枝付き穀粒等の二番物、及び、ワラ屑等に選別するための選別処理部24が備えられている。脱穀装置4の機体後方側には、脱穀装置4にて脱穀処理された後の排ワラを細断処理する細断処理装置25が備えられている。
図4〜図8に示すように、脱穀部21は左右の主フレーム20に載置支持されている。脱穀部21は、上下方向に沿って延びる左右の板状の左右の側壁部26,27、左右の側壁部26,27の後端部同士を連結する略板状の後壁部28、左右の側壁部26,27の前端部同士を連結する略板状の前壁部29、左右の側壁部26,27に亘って延びて上部を覆う天板30等により、周囲が囲われた構成となっている。前壁部29と後壁部28には、脱穀処理物が通過するための開口が形成されている。
脱穀部21は、機体前部側が上下方向に幅狭であり、機体後部側ほど上下方向に幅広となるように構成されている。脱穀部21は、下端部が前後方向に沿って略水平姿勢で延びる主フレーム20に載置されている。従って、脱穀部21の上端部は後部側ほど高い位置になる後上がり傾斜姿勢となっている。
図3,8に示すように、左右両側の側壁部26,27と上部側の天板30とで囲われる状態で扱室23が形成されている。扱室23には、機体前後方向に沿う軸芯X周りで回転する扱胴31と、扱胴31の下方側に位置して、扱胴31の外周部に沿うように正面視で略円弧状に形成された受網32とが備えられている。
図3に示すように、扱胴31には、機体前部側に位置して刈取穀稈を機体後方側に掻き込む掻き込み部33と、掻き込み部33の機体後方側に位置して刈取穀稈を扱き処理する扱き処理部34とが備えられている。掻き込み部33は、フィーダ12から扱室23の投入口35に送り込まれる刈取穀稈を、螺旋羽根36によって扱室23内に掻き込むように構成されている。扱き処理部34は、周方向に間隔をあけて、回転軸芯方向に沿って延びる複数の棒状部材37が備えられ、各棒状部材37に径方向外方に突出するように複数の棒状の扱き歯38を備えた構成となっている。掻き込み部33の下方には、刈取穀稈を受止めて案内する脱穀入口プレート78が備えられている。この脱穀入口プレート78については後で説明する。
扱室23では、フィーダ12から刈取穀稈が投入され、扱胴31と受網32とによって扱き処理(脱粒処理)が行われる。扱胴31は、回転軸芯Xが機体後側ほど順次高くなる斜め姿勢となるように後上がり傾斜姿勢で配備されている。受網32も扱胴31と同様に、側面視で後上がり傾斜姿勢で配備されている。
図3に示すように、選別処理部24は、扱室23から漏下した脱穀処理物を後方に向けて揺動移送しながら、穀粒、枝付き穀粒等の二番物、排ワラ屑等に選別する揺動選別装置39、穀粒を回収する一番物回収部40、二番物を回収する二番物回収部41、揺動選別装置39に選別風を送る唐箕42等が備えられている。
図2に示すように、一番物回収部40にて回収された穀粒は、右側壁部26の外側に設けられた揚穀装置40Aにより穀粒タンク5の内部に搬送される。二番物回収部41にて回収された二番物は、右側壁部26の外側に設けられた二番物還元装置41Aにより、右側壁部26に形成された開口41B(図6参照)を通して扱室23の内部に還元される。
〔フレーム構造〕
図6,8に示すように、左右の側壁部26,27のうち右側に位置する右側壁部26は、全体を覆う壁面を有しており、機体前部側が上下方向に幅狭であり、機体後部側ほど上下方向に幅広に形成されている。右側壁部26は、下端部が主フレーム20の上面に載置された状態で、主フレーム20にボルト連結されている。
右側壁部26について説明する。
右側壁部26は、前部に位置する前部側支柱43と、後部に位置する後部側支柱44と、前後中間部に間隔をあけて設けられた2本の中間部支柱45,46と、前部側支柱43、後部側支柱44、及び、2本の中間部支柱45,46の上端に連結されかつ前後方向に延びる上側連結体47と、上側連結体47の下側に位置して設けられ、各支柱43〜46よりも横方向内側に位置するとともに、各支柱43〜46を繋ぐ中間部連結体48と、中間部連結体48と主フレーム20との間を覆う板状に設けられ、各支柱43〜46、中間部連結体48、及び、主フレーム20に一体的に連結された壁面部49とが備えられている。又、右側壁部26の前端部には、掻き込み部33の外方側に位置する前部側支持部50が備えられている。後部側支柱44は、上部側支柱部分44Aと下部側支柱部分44Bとを有し、それが一体的に連結されている。
図7,8に示すように、上側連結体47は、略横向きU字形の断面形状を有し、かつ、前部側支柱43から後部側支柱44まで前後方向全域にわたって延びている。この上側連結体47は、一連に連なる状態で連結される前部側連結体部分47Aと後部側連結体部分47Bとを備えている。又、U字形の内側溝部には適宜間隔をあけて補強リブ51が設けられている。
図6,8に示すように、中間部連結体48は、上下方向に幅広の略横向きU字形の断面形状を有し、かつ、前部側支柱43から後部側支柱44まで前後方向全域にわたって延びている。U字形の内側溝部には適宜間隔をあけて補強リブ52が設けられている。
中間部連結体48の上面には、天板30における右側外端部が支持されている。天板30における左側外端部に備えられた水平姿勢のフランジ部30Rが中間部連結体48の上面に載置支持されている。天板30のフランジ部30Rは前後方向に適宜間隔をあけて複数箇所にて上面にボルト連結されている。中間部連結体48の上面における天板30のフランジ部30Rが載置される箇所よりも右側の端部には、L字形に上向きに折り曲げて規制部54が形成されている。この規制部54は、後述するように、天板30を前後方向にスライドさせるときに、天板30の左右方向の位置を規制するガイド機能を有する。
左側壁部27について説明する。
左側に位置する左側壁部27は、図4,5,7,8に示すように、機体前部側が上下方向に幅狭であり、機体後部側ほど順次上下方向に幅広になる形状となっている。左側壁部27には、前部に位置する前部側支柱55と、後部に位置する後部側支柱56と、前部側支柱55の上端部と後部側支柱56の上端部とを繋ぐ第一横向き連結体57と、第一横向き連結体57よりも下側において前部側支柱55と後部側支柱56とを繋ぐ第二横向き連結体58と、第一横向き連結体57と第二横向き連結体58とを繋ぐ複数(3個)の縦向き連結体59とが備えられている。また、第二横向き連結体58の下方側に位置して機体後部側ほど上下方向に幅広となるように側面視略三角形状に形成された下部側板状部60と、機体後側に位置して上下方向に幅広の後部側板状部61とが備えられている。さらに、左側壁部27の前端部には、掻き込み部33の外方側に位置する前部側支持部62が備えられている。後部側支柱56は、後部側板状部61の後端部にて上下方向に延びる下側支柱部分56Aと、第一横向き連結体57と第二横向き連結体58の後端を繋ぐ上側支柱部分56B等を有し、それが一体的に連結されて、後部側の支柱を構成している。
左側壁部27には、第二横向き連結体58と、下部側板状部60、後部側板状部61とで囲まれた箇所に、大きく開放されている開口63が形成されている。この開口63は、4個の蓋体64によって閉塞されている。蓋体64は夫々、機体左右方向に沿って着脱可能に支持されている。すなわち、図8に示すように、蓋体64は、下端部が下部側板状部60の上端部の水平面部に載置された状態でボルト連結され、上端部が第二横向き連結体58の側面にボルト連結されている。蓋体64は、ボルト連結を解除すると、左側外方(図8の右方向)に取り外すことができる。
図7にも示すように、左側壁部27は、前部側支柱55、後部側支柱56、第一横向き連結体57と、第二横向き連結体58、3個の縦向き連結体59、下部側板状部60、及び、後部側板状部61の夫々が、一体的に連結されており、全体が剛性の高いフレーム構造体を形成している。左側壁部27は、機体側面視で開口63と重複しない状態で備えられている。従って、この左側壁部27が、穀粒タンク5を支持する支持フレームに対応する。
図8に示すように、第一横向き連結体57は、第二横向き連結体58よりも左側(横一側の一例)外方側に位置する状態で備えられ、かつ、穀粒タンク5の左側外方側へ張り出している張り出し部65を下方から支持している。第一横向き連結体57は、略横向きU字形の断面形状を有し、かつ、前部側支柱55から後部側支柱56まで前後方向全域にわたって延びている。又、U字形の内側溝部には適宜間隔をあけて補強リブ66が設けられている。
図8に示すように、第二横向き連結体58は、扱胴31の左側外方に位置しかつ扱胴31に対向する状態で備えられている。第二横向き連結体58は、扱胴31に対向する横方向内方側の側面58aが上下方向に沿って滑らかな平面にて形成されている。第二横向き連結体58の上部は、横幅が下部の横幅よりも幅広に形成されている。
説明を加えると、第二横向き連結体58は、中空の筒状であり、上部が横方向に幅広に形成され、下部が横方向に幅狭に形成されている。扱胴31に対向する横方向内方側の側面58aが、上端から下端まで平坦な縦向き平面にて形成されている。一方、扱胴31とは反対側の横方向外方側の側面は、上部側が外方側に位置し、下部側が内方側に位置するように、階段状に形成されている。
受網32が、第二横向き連結体58の横方向内方側の側面58aに対して下向きに周方向に連なる状態で備えられ、かつ、連結用のブラケット67が第二横向き連結体58における幅狭の下部の横方向外方側にボルト連結されている。
第二横向き連結体58は、天板30における左側外端部よりも横側外方に張り出す状態で備えられ、第二横向き連結体58の上部に、天板30を載置支持する天板載置部68と、天板載置部68よりも横側外方において縦向き連結体59を支持する連結体支持部69とが備えられている。
説明を加えると、第二横向き連結体58の上面58bは、右端から左端まで平坦な水平面にて形成されている。そのうちの天板載置部68では、天板30における左側外端部に備えられた水平姿勢のフランジ部30Lが載置支持されている。天板30のフランジ部30Lは適宜間隔をあけて複数箇所にて天板載置部68にボルト連結されている。
第二横向き連結体58の上面58bのうち、連結体支持部69においては、縦向き連結体59の下端部が一体連結されている。この縦向き連結体59は、後述するように、天板30を前後方向にスライドさせるときに、天板30が左右方向に位置ずれするのを規制するガイド機能を有する。
図7に示すように、縦向き連結体59は、平面視で略U字形に形成され、上端部が第一横向き連結体57に一体的に連結され、下端部が第二横向き連結体58に一体的に連結されている。
図4に示すように、穀粒タンク5は、下窄まり状に形成されている底面のうちの前部側の後下がり傾斜姿勢の底面が、前部側支持体70を介して左側壁部27の上部と右側壁部26の上部に載置支持されている。後部側の後上がり傾斜姿勢の底面が、後部側支持体71を介して左側壁部27の上部と右側壁部26の上部に載置支持されている。図8に示すように、後部側支持体71は、左右両側に設けられ、右側の後部側支持体71が右側壁部26の上部、すなわち、上側連結体47に支持され、ボルト連結されている。左側の後部側支持体71が左側壁部27の上部、すなわち、第一横向き連結体57に支持され、ボルト連結されている。
図4に示すように、3個の縦向き連結体59のうち最前部に位置する縦向き連結体59は、側面視において、穀粒タンク5の底スクリュー5Aの下方に位置する状態で備えられている。又、3個の縦向き連結体59のうち最後部に位置する縦向き連結体59は、エンジン6の出力軸6aの下方に位置する状態で備えられている。前後中間に位置する縦向き連結体59は、動力伝達用のカウンター軸(図示せず)が挿通する筒部材72の下方に位置する状態で備えられている。
〔受網〕
図5に示すように、受網32は、扱胴31の回転軸芯方向に沿って4つに分割されており、各分割受網は、横方向に沿って着脱可能に支持されている。受網32は、扱胴31の回転軸芯方向に沿って左側壁部27における蓋体64と同じ位置で分割されており、且つ、同じ方向に、すなわち、機体左側(図8の右側)に向けて取り外し可能である。
受網32は、扱胴31の周方向に沿って分割された2個の受網構成体73,74により構成されている。右側の受網構成体73は、仕切り部材75の前後側面に取り付けられた円弧状のガイド部材76によって受止め案内され、且つ、右側端部が右側の中間部連結体48に当て付ける状態で支持されている。そして、左側端部が左右の受網構成体73,74の接続箇所に設けられた中継ブラケット77にボルト連結されている。左側の受網構成体74は、右側端部が中継ブラケット77にボルト連結され、左側端部が第二横向き連結体58にボルト連結されている。
従って、左側の受網構成体74は、複数のボルトによる連結を解除することで、蓋体64を取り外して開放されている開口63を通して、左側外方に取り外すことができる。左側の受網構成体74を取り外したのちに、中継ブラケット77に対するボルト連結を解除することで、右側の受網構成体73を取り外すことができる。
〔脱穀入口プレート〕
図3に示すように、扱胴31の掻き込み部33に対応する機体前部側箇所の下方側には、フィーダ12により搬送される刈取穀稈を扱室23の入口に案内する脱穀入口プレート78が備えられている。脱穀入口プレート78は、フィーダ12の搬出口から扱室23の投入口35に連なるように湾曲形成されている。
図11に示すように、脱穀入口プレート78は、左右方向中央部の分離面にて、右側の分割プレート部分79と左側の分割プレート部分80とに分割されている。脱穀入口プレート78のうち、右側の分割プレート部分79は、右側の側部支持板81と一部重なり合った状態でボルト連結されている。図12に示すように、ボルトBoの頭部には、六角レンチが係合できる六角孔が形成されている。ボルト頭部は皿形状になっており、出っ張りがない状態で装着できる。左側の分割プレート部分80は、左側の側部支持板82との間で上下向きのフランジ接続にてボルト連結されている。左右の分割プレート部分79,80の前端部は、下側に位置して左右方向に延びる支持部材(図示せず)にボルト連結されている。左右の分割プレート部分79,80同士は、左右中間の下側にて図示しない横向きのボルトで連結されている。左側の分割プレート部分80は、左側の側部支持板82との間には、図示はしていないが、スポンジ等からなるシール部材が介装されている。
脱穀入口プレート78は、作物の流れによって摩耗した場合であっても、ボルト連結を解除することで容易に取り外すことができる。すなわち、予めフィーダ12を取り外した状態で、右側の分割プレート部分79について、下側の支持部材、右側の側部支持板81、左側の分割プレート部分80とのボルト連結を解除して、機体前方側に取り外すことができる。左側の分割プレート部分80は、支持部材及び右側の側部支持板82とのボルト連結を解除して、機体前方側に取り外すことができる。
〔天板〕
天板30は、扱胴31の外端部の回転軌跡に略沿うように、正面視で略円弧状に設けられている。図8に示すように、天板30のうち右側に位置する部分は滑らかな円弧状に形成されている。天板30のうち左側に位置する部分は平板状に形成されている。天板30は、周方向に沿って一連に連なる状態で一体的に形成されている。
上述したように、天板30の左側のフランジ部30Lが、第二横向き連結体58の上面における天板載置部68に載置支持され、天板30の右側のフランジ部30Rが、中間部連結体48の上面に載置支持されている。そして、天板30のうち扱胴31の掻き込み部33の上方に対応する箇所から扱胴31の扱き処理部34の上方に対応する箇所にわたる部分(可動天板部分83)が、脱穀装置本体部(脱穀装置4における天板以外の部分)に対して機体後方側へ抜き外し可能に構成されている。
すなわち、図9に示すように、天板30のうち、扱胴31の上方を覆う上側部分の略全体が回転軸芯方向に沿って機体後方側へ抜き差し可能に構成され、天板30の前端部に備えられた前壁部30Fは、脱穀装置本体部(具体的には、前壁部29)に固定された状態で備えられている。可動天板部分83は、機体前後方向に沿って、前部側天板部分83Fと後部側天板部分83Bとに2つに分割される構成となっている。
図10に示すように、前壁部30Fから機体後方に向けて延出される状態で鍔部84が備えられ、鍔部84の内面部に可動天板部分83の前端部が密接状態で内嵌装着されている。鍔部84と可動天板部分83の前端部との間には、周方向の全周にわたってスポンジからなるシール材85が介装されている。前壁部30Fは、キャビン2との干渉を避けるために後倒れ姿勢になっている。又、下端部に設けられた水平姿勢の取付部86が脱穀装置4の前壁部29の上面にボルト連結にて固定されている。前壁部29と取付部86とに亘って複数の補強リブ87が設けられている。
そして、可動天板部分83は、扱胴31の回転軸芯方向に沿って機体後方側に向けて抜き外して取り外すことができる。可動天板部分83を抜き外すとき、中間部連結体48の上面に備えられた規制部54と、第二横向き連結体58の上面に備えられた縦向き連結体59とによって、天板30が横方向に位置ずれしないように案内されて、円滑に後方に移動させることができる。
可動天板部分83を取り外すときは、先ず、外装カバー17を上部軸芯周りで横側外方に揺動開放させて脱穀装置4の横側外方を開放させておく。そして、機体横側方から可動天板部分83の左右両側部におけるボルト連結を解除する。次に、脱穀装置4の後壁部28を取り外したのち、後部側天板部分83Bを中間部連結体48の上面と第二横向き連結体58の上面をスライドさせながら後方に引き抜いて取り出す(図9参照)。さらに、前部側天板部分83Fをスライドさせながら後方に引き抜いて取り出す。このように後部側天板部分83B及び前部側天板部分83Fを取り外すと、扱胴31の上方空間が大きく開放されるので、機体後側外方あるいは機体横側外方から、扱胴31に対する修理点検や詰まったワラ屑の除去等のメンテナンス作業を容易に行える。
扱室23には、天板30の内面側に位置して、脱穀処理物を機体前部側から機体後部側に向けて移送する送塵弁88が備えられている。複数の送塵弁88は、夫々、天板30の内面に取り付けられ、扱胴31の外周側に位置する状態で略螺旋状に延びる状態で備えられている。つまり、扱き歯38の回転に対して脱穀処理物を機体後方側に移送させるように所定の送り角度を有する状態で備えられている。
複数の送塵弁88には、夫々、天板30に位置固定状態で取り付けられた固定送塵弁部分88aと、固定送塵弁部分88aと周方向に隣り合い、且つ、揺動によって送り角度を変更調節可能な可動送塵弁部分88bとが備えられている。
図8に示すように、固定送塵弁部分88aは、天板30における右側の円弧状部分の内面に取り付けられ、可動送塵弁部分88bは、天板30における左側の平板状部分の内面に取り付けられている。周知の構成であるから図示はしないが、可動送塵弁部分88bは、支軸89の軸芯周りで揺動可能に支持され、手動操作にて揺動角度を変更調節できるように構成されている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、可動天板部分83が、前後に2分割される構成としたが、この構成に代えて、可動天板部分83が3個以上の個数に分割される構成でもよく、分割することなく全体が一体的に連なる構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、天板30が正面視で略円弧状に設けられる構成としたが、この構成に代えて、次のように構成してもよい。
すなわち、図13,14に示すように、天板30の上部に幅広の平坦面部90が形成され、平坦面部90の内面側に送塵弁91が備えられる構成である。そして、送塵弁91が横方向中間部に回動支点92が設けられ、左右両側が天秤揺動して送り角度を変更する構成となっている。複数(4個)の送塵弁91を1つの操作具93によって連動して角度調節すべく、複数(4個)の送塵弁91に亘る連動操作部材94が備えられている。連動操作部材94と送塵弁91とを連結するボルト連結箇所に、調整用の長孔を塞ぐ板状の覆い部材95が介在されており、この覆い部材95は幅方向両側部に折れ曲がり部95aが形成されている。そして、図15,16に示すように、ボルトで締め付けると、中央部が少し下方に凹入するように変形して、幅方向両側部が線接触状態となる。この構成では、長孔を塞ぐ機能を確保しながらスライド操作における摩擦抵抗を少なくすることができる。
(3)上記実施形態では、第一横向き連結体57が第二横向き連結体58よりも横一側外方側に位置する状態で備えられる構成としたが、この構成に代えて、第一横向き連結体57と第二横向き連結体58とが横方向に同じ位置に設けられるものでもよく、第一横向き連結体57が第二横向き連結体58よりも横一側内方側に位置する状態で備えられるものでもよい。
(4)上記実施形態では、第二横向き連結体58の上部が下部よりも幅広に形成されるものを示したが、第二横向き連結体58が上下両側で同一幅に構成されるものでもよく、上部が下部よりも幅狭に形成されるものでもよい。
(5)上記実施形態では、第二横向き連結体58の上部に、天板載置部68が備えられる構成としたが、この構成に代えて、天板30を支持する専用の支持部材を設けてもよい。
(6)上記実施形態では、縦向き連結体59が穀粒タンク5の底スクリュー5Aの下方に位置する状態で備えられる構成としたが、この構成に代えて、縦向き連結体59を底スクリュー5Aの下方に備えない構成でもよい。
(7)上記実施形態では、縦向き連結体59がエンジン6の出力軸6aの下方に位置する状態で備えられる構成としたが、この構成に代えて、縦向き連結体59をエンジン6の出力軸6aの下方に備えない構成でもよい。
(8)上記実施形態では、縦向き連結体59が3個備えられる構成としたが、この構成に代えて、縦向き連結体59を、1個備える構成、2個備える構成、あるいは、4個以上備える構成としてもよい。
本発明は、穀粒タンクが脱穀装置の上方に位置する状態で備えられているコンバインであれば、普通型コンバインに限らず、自脱型コンバインにも適用できる。
4 脱穀装置
5 穀粒タンク
5A 底スクリュー
6 エンジン
6a 出力軸
20 機体フレーム
23 扱室
27 支持フレーム
30 天板
31 扱胴
32 受網
55 前部側支柱
56 後部側支柱
57 第一横向き連結体
58 第二横向き連結体
58a 側面
59 縦向き連結体
63 開口
67 ブラケット
68 天板載置部
69 連結体支持部

Claims (6)

  1. 機体フレームに支持される状態で設けられ、刈り取った穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、
    前記脱穀装置の上方に位置する状態で設けられ、脱穀処理にて得られた穀粒を貯留する穀粒タンクと、
    前記機体フレームに対して前記穀粒タンクを支持する支持フレームとが備えられ、
    前記脱穀装置の横外側の側部に、前記脱穀装置の前部と後部とにわたって延びかつ蓋体によって開閉可能に閉塞される開口が形成され、
    前記支持フレームは、
    前記開口の前端よりも前側に位置する前部側支柱と、前記開口の後端よりも後側に位置する後部側支柱と、前記前部側支柱の上端部と前記後部側支柱の上端部とを繋ぐ第一横向き連結体と、前記第一横向き連結体と前記開口の上端との間で前記前部側支柱と前記後部側支柱とを繋ぐ第二横向き連結体と、前記第一横向き連結体と前記第二横向き連結体とを繋ぐ縦向き連結体とを有し、かつ、機体側面視で前記開口と重複しない状態で備えられているコンバイン。
  2. 前記穀粒タンクは、前記脱穀装置に対して横一側外方側に張り出す状態で備えられ、
    前記第一横向き連結体は、前記第二横向き連結体よりも横一側外方側に位置する状態で備えられ、かつ、前記穀粒タンクの横一側外方側への張り出し部を下方から支持している請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記脱穀装置に、扱胴と、前記扱胴の外周部に沿う円弧状の受網とが備えられ、
    前記第二横向き連結体は、前記扱胴の横一側外方側に位置しかつ前記扱胴に対向する状態で備えられ、
    前記第二横向き連結体は、前記扱胴に対向する横方向内方側の側面が上下方向に沿って滑らかな平面にて形成され、かつ、上部の横幅が下部の横幅よりも幅広に形成され、
    前記受網が、前記第二横向き連結体の横方向内方側の側面に周方向に連なる状態で備えられ、かつ、連結用のブラケットが前記第二横向き連結体における幅狭の下部の横方向外方側に連結されている請求項1又は2に記載のコンバイン。
  4. 前記脱穀装置に、扱室の上方を覆う天板が備えられ、
    前記第二横向き連結体は、前記天板における横一側外端部よりも横側外方に張り出す状態で備えられ、
    前記第二横向き連結体の上部に、前記天板を載置支持する天板載置部と、前記天板載置部よりも横側外方において前記縦向き連結体を支持する連結体支持部とが備えられている請求項1から3のいずれか1項に記載のコンバイン。
  5. 前記穀粒タンクに貯留している穀粒を横一側外方に搬送する底スクリューが、横方向に延びる状態で前記穀粒タンクの底部に備えられ、
    前記縦向き連結体が、側面視において前記底スクリューの下方に位置する状態で備えられている請求項1から4のいずれか1項に記載のコンバイン。
  6. 前記脱穀装置の上方に位置するとともに、前記穀粒タンクの後方に位置する状態で、エンジンが備えられ、
    前記縦向き連結体が、側面視において前記エンジンの出力軸の下方に位置する状態で備えられている請求項1から5のいずれか1項に記載のコンバイン。
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