JP7239455B2 - 作業機 - Google Patents
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Description
本特徴構成によれば、一方のカバー部材及び他方のカバー部材を、第一面部と第二面部とが対向する状態で取り付ける際に、突起部を入り込み部に容易に入り込ませることができる。
本特徴構成によれば、隙間が隙間隠し部によって隠されることになる。これにより、側部カバーの内部が隙間から側部カバーの外部に露出しないと共に、塵埃等が隙間から側部カバーの内部に侵入し難い。
本特徴構成によれば、上側に位置するカバー部材と下側に位置するカバー部材とを位置決め部によって位置決めすることにより、互いに上下に隣り合う二つのカバー部材同士の相対的な位置ずれを防止することができる。また、突起部を入り込み部に上方から入り込ませる簡単な操作によって、上側に位置するカバー部材と下側に位置するカバー部材とを容易に位置決めすることができる。
本特徴構成によれば、隙間が隙間隠し部によって隠されることになる。これにより、側部カバーの内部が隙間から側部カバーの外部に露出しないと共に、塵埃等が隙間から側部カバーの内部に侵入し難い。また、隙間隠し部の端縁が上側に位置するカバー部材の下縁部の端縁よりも脱穀装置の横内側に位置することになる。これにより、側部カバーの内部が隙間から側部カバーの外部に露出するのを効果的に防止することができる。
図1及び図2には、全稈投入型コンバイン(本発明に係る「作業機」に相当)を示している。本コンバインには、走行機体1が備えられている。走行機体1には、機体フレーム2と、クローラ走行装置3と、が備えられている。走行機体1の前方には、植立穀稈を刈り取る刈取部4が設けられている。刈取部4には、植立穀稈を掻き込む掻込リール5と、植立穀稈を切断する刈刃6と、刈取穀稈を掻き込む掻込オーガ7と、が備えられている。
図3から図5に示すように、扱胴14の上方には、扱胴14を上方から覆う天板20が設けられている。天板20は、機体前後方向に沿って延びる揺動軸心Y2周りで揺動開閉可能なように、脱穀装置本体8Aの左上部に支持されている。天板20の裏面部には、脱穀処理物を扱室13の終端部に向けて案内するべく、固定送塵弁21及び複数(本実施形態では、八つ)の可動送塵弁22が設けられている。
図1及び図6から図10に示すように、脱穀装置8の左側部には、側部カバー35が着脱可能に設けられている。側部カバー35は、第一カバー部材36と、第二カバー部材37と、第三カバー部材38と、第四カバー部材39と、が備えられている。すなわち、側部カバー35は、四つのカバー部材に上下及び前後に分割されて構成されている。第一カバー部材36、第二カバー部材37、第三カバー部材38及び第四カバー部材39は、何れも本発明に係る「カバー部材」に相当する。
図7から図10に示すように、互いに上下に隣り合う第一カバー部材36と第二カバー部材37とに亘って、上側に位置する第一カバー部材36と下側に位置する第二カバー部材37とを位置決めする位置決め部Pが設けられている。位置決め部Pは、第一カバー部材36の下縁部と第一カバー部材36の上縁部とに亘って設けられている。位置決め部Pには、第一カバー部材36に設けられ、第二カバー部材37に向けて突出する突起部36bと、第二カバー部材37に設けられ、突起部36bが入り込む入り込み部37bと、が備えられている。
図7から図11に示すように、上面部37aには、下面部36aと上面部37aとの間の隙間Gを隠す隙間隠し部37c(図9において、薄墨色を施した部分)が設けられている。隙間隠し部37cは、上面部37aから上方に向かって湾曲状(図11に示す正面視)に延び出る部分によって構成され、かつ、上面部37aと一体に形成されている。隙間隠し部37cは、上面部37aの略全体に亘って設けられている。具体的には、隙間隠し部37cは、上面部37aの前縁部における右端部と上面部37aの後端部とに亘って設けられている。
図12及び図13に示すように、扱胴14の前方には、扱胴14を駆動する動力が入力される扱胴入力軸54が機体左右方向に沿って延びる状態で設けられている。扱胴入力軸54と唐箕17の回転軸17a(図1参照)とに亘って、唐箕17の回転軸17aの動力を扱胴入力軸54に伝達するベルト伝動機構55が設けられている。ベルト伝動機構55には、唐箕17の回転軸17aに設けられる出力プーリ(図示省略)と、扱胴入力軸54に設けられる入力プーリ56と、前記出力プーリ及び入力プーリ56に巻き付けられる伝動ベルト57と、が備えられている。
(1)上記実施形態では、本発明に係る「作業装置」は、脱穀装置8であり、側部カバー35は、脱穀装置8の横側部に着脱可能に設けられている。しかし、本発明は、上記実施形態に係る構成に限定されるものではない。例えば、本発明に係る「作業装置」は、フィーダ9やエンジンであってもよく、側部カバー35は、フィーダ9の側部やエンジンの側部に着脱可能に設けられていてもよい。
35 側部カバー
36 第一カバー部材(カバー部材)
36a 第一面部
36b 突起部
37 第二カバー部材(カバー部材)
37a 第二面部
37b 入り込み部
37c 隙間隠し部
38 第三カバー部材(カバー部材)
39 第四カバー部材(カバー部材)
G 隙間
P 位置決め部
Claims (7)
- 作業装置と、
前記作業装置の側部に着脱可能に設けられ、複数のカバー部材に分割されて構成される側部カバーと、
前記複数のカバー部材のうち互いに隣り合う二つのカバー部材に亘って設けられ、前記二つのカバー部材のうち一方のカバー部材と前記二つのカバー部材のうち他方のカバー部材とを位置決めする位置決め部と、を備え、
前記位置決め部は、前記一方のカバー部材に設けられ、前記他方のカバー部材に向けて突出する突起部と、前記他方のカバー部材に設けられ、前記突起部が入り込む入り込み部と、を有し、
前記一方のカバー部材のうち前記他方のカバー部材側の縁部に、第一面部が設けられ、
前記他方のカバー部材のうち前記一方のカバー部材側の縁部に、第二面部が設けられ、
前記一方のカバー部材及び前記他方のカバー部材は、前記第一面部と前記第二面部とが対向する状態で配置され、
前記突起部は、前記第一面部に設けられ、
前記入り込み部は、前記第二面部に設けられ、
前記一方のカバー部材及び前記他方のカバー部材は、前記第一面部と前記第二面部との間に隙間が存在する状態で配置され、
前記第一面部及び前記第二面部の少なくとも一方に、前記隙間を隠す隙間隠し部が設けられている作業機。 - 前記突起部は、板状の部分によって構成され、
前記入り込み部は、切り欠き部又は開口部によって構成されている請求項1に記載の作業機。 - 前記隙間隠し部は、前記第一面部又は前記第二面部から延び出る部分によって構成されている請求項1又は2に記載の作業機。
- 前記隙間隠し部は、前記入り込み部と同じ前記第二面部に設けられている請求項1から3の何れか一項に記載の作業機。
- 前記第一面部における端部に、前記突起部が設けられ、
前記第二面部における端部に、前記入り込み部が設けられている請求項1から4の何れか一項に記載の作業機。 - 前記入り込み部は、切り欠き部によって構成され、
前記突起部は、前記入り込み部に対して切り欠き方向に沿って抜き差し可能に構成されている請求項5に記載の作業機。 - 作業装置と、
前記作業装置の側部に着脱可能に設けられ、複数のカバー部材に分割されて構成される側部カバーと、
前記複数のカバー部材のうち互いに隣り合う二つのカバー部材に亘って設けられ、前記二つのカバー部材のうち一方のカバー部材と前記二つのカバー部材のうち他方のカバー部材とを位置決めする位置決め部と、を備え、
前記位置決め部は、前記一方のカバー部材に設けられ、前記他方のカバー部材に向けて突出する突起部と、前記他方のカバー部材に設けられ、前記突起部が入り込む入り込み部と、を有し、
前記作業装置として脱穀装置を備え、
前記側部カバーは、前記脱穀装置の横側部に着脱可能に設けられ、かつ、前記複数のカバー部材に上下に分割されて構成され、
前記位置決め部は、前記複数のカバー部材のうち互いに上下に隣り合う二つのカバー部材に亘って設けられ、かつ、前記二つのカバー部材のうち上側に位置するカバー部材と前記二つのカバー部材のうち下側に位置するカバー部材とを位置決めし、
前記突起部は、前記上側に位置するカバー部材に設けられ、
前記入り込み部は、前記下側に位置するカバー部材に設けられ、
前記上側に位置するカバー部材及び前記下側に位置するカバー部材は、前記上側に位置するカバー部材の下縁部と前記下側に位置するカバー部材の上縁部との間に隙間が存在する状態で配置され、
前記下側に位置するカバー部材の上縁部に、前記隙間を隠す隙間隠し部が設けられ、
前記隙間隠し部は、前記下側に位置するカバー部材の上縁部から前記上側に位置するカバー部材の下縁部よりも前記脱穀装置の横内側の位置まで延び出ている作業機。
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