JP7239455B2 - 作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、作業機に関する。
従来、作業機として、例えば、特許文献1に記載の作業機が知られている。特許文献1に記載の作業機には、作業装置(文献では「脱穀装置〔5〕」)と、作業装置の側部に着脱可能に設けられ、複数のカバー部材(文献では「第1サイドカバー〔21〕、第2サイドカバー〔22〕等」)に分割されて構成される側部カバーと、が備えられている。
特開2019-126279号公報
特許文献1に記載の作業機では、互いに隣り合う二つのカバー部材同士が相対的に位置ずれしてしまうことがある。
上記状況に鑑み、互いに隣り合う二つのカバー部材同士の相対的な位置ずれを防止可能な作業機が要望されている。
本発明の特徴は、作業装置と、前記作業装置の側部に着脱可能に設けられ、複数のカバー部材に分割されて構成される側部カバーと、前記複数のカバー部材のうち互いに隣り合う二つのカバー部材に亘って設けられ、前記二つのカバー部材のうち一方のカバー部材と前記二つのカバー部材のうち他方のカバー部材とを位置決めする位置決め部と、を備え、前記位置決め部は、前記一方のカバー部材に設けられ、前記他方のカバー部材に向けて突出する突起部と、前記他方のカバー部材に設けられ、前記突起部が入り込む入り込み部と、を有し、前記一方のカバー部材のうち前記他方のカバー部材側の縁部に、第一面部が設けられ、前記他方のカバー部材のうち前記一方のカバー部材側の縁部に、第二面部が設けられ、前記一方のカバー部材及び前記他方のカバー部材は、前記第一面部と前記第二面部とが対向する状態で配置され、前記突起部は、前記第一面部に設けられ、前記入り込み部は、前記第二面部に設けられ、前記一方のカバー部材及び前記他方のカバー部材は、前記第一面部と前記第二面部との間に隙間が存在する状態で配置され、前記第一面部及び前記第二面部の少なくとも一方に、前記隙間を隠す隙間隠し部が設けられていることにある。
本特徴構成によれば、一方のカバー部材と他方のカバー部材とを位置決め部によって位置決めすることにより、互いに隣り合う二つのカバー部材同士の相対的な位置ずれを防止することができる。また、突起部を入り込み部に入り込ませる簡単な操作によって、一方のカバー部材と他方のカバー部材とを容易に位置決めすることができる。
本特徴構成によれば、一方のカバー部材及び他方のカバー部材を、第一面部と第二面部とが対向する状態で取り付ける際に、突起部を入り込み部に容易に入り込ませることができる。
本特徴構成によれば、隙間が隙間隠し部によって隠されることになる。これにより、側部カバーの内部が隙間から側部カバーの外部に露出しないと共に、塵埃等が隙間から側部カバーの内部に侵入し難い。
さらに、本発明において、前記突起部は、板状の部分によって構成され、前記入り込み部は、切り欠き部又は開口部によって構成されていると好適である。
本特徴構成によれば、突起部及び入り込み部を簡素に構成することができる。
さらに、本発明において、前記隙間隠し部は、前記第一面部又は前記第二面部から延び出る部分によって構成されていると好適である。
本特徴構成によれば、隙間隠し部を簡素に構成することができる。
さらに、本発明において、前記隙間隠し部は、前記入り込み部と同じ前記第二面部に設けられていると好適である。
ここで、仮に、隙間隠し部が突起部と同じ第一面部に設けられている場合、他方のカバー部材が取り付けられている状態において、突起部を入り込み部に入り込ませる際に、突起部と共に隙間隠し部の位置が変化するため、隙間隠し部が他方のカバー部材に干渉し易い。
本特徴構成によれば、他方のカバー部材が取り付けられている状態において、突起部を入り込み部に入り込ませる際に、隙間隠し部の位置が変化しないため、隙間隠し部が一方のカバー部材に干渉し難い。
さらに、本発明において、前記第一面部における端部に、前記突起部が設けられ、前記第二面部における端部に、前記入り込み部が設けられていると好適である。
本特徴構成によれば、第一面部における端部と第二面部における端部とを位置合わせすることにより、突起部が入り込み部に入り込むことになる。これにより、突起部を入り込み部に容易に入り込ませることができる。
さらに、本発明において、前記入り込み部は、切り欠き部によって構成され、前記突起部は、前記入り込み部に対して切り欠き方向に沿って抜き差し可能に構成されていると好適である。
本特徴構成によれば、突起部を入り込み部に対して切り欠き方向に沿って抜き差しすることにより、突起部が入り込み部に入り込んだり、突起部が入り込み部から抜け出たりすることになる。これにより、位置決め部による位置決め及びその解除を容易に行うことができる。
本発明の特徴は、作業装置と、前記作業装置の側部に着脱可能に設けられ、複数のカバー部材に分割されて構成される側部カバーと、前記複数のカバー部材のうち互いに隣り合う二つのカバー部材に亘って設けられ、前記二つのカバー部材のうち一方のカバー部材と前記二つのカバー部材のうち他方のカバー部材とを位置決めする位置決め部と、を備え、前記位置決め部は、前記一方のカバー部材に設けられ、前記他方のカバー部材に向けて突出する突起部と、前記他方のカバー部材に設けられ、前記突起部が入り込む入り込み部と、を有し、前記作業装置として脱穀装置を備え、前記側部カバーは、前記脱穀装置の横側部に着脱可能に設けられ、かつ、前記複数のカバー部材に上下に分割されて構成され、前記位置決め部は、前記複数のカバー部材のうち互いに上下に隣り合う二つのカバー部材に亘って設けられ、かつ、前記二つのカバー部材のうち上側に位置するカバー部材と前記二つのカバー部材のうち下側に位置するカバー部材とを位置決めし、前記突起部は、前記上側に位置するカバー部材に設けられ、前記入り込み部は、前記下側に位置するカバー部材に設けられ、前記上側に位置するカバー部材及び前記下側に位置するカバー部材は、前記上側に位置するカバー部材の下縁部と前記下側に位置するカバー部材の上縁部との間に隙間が存在する状態で配置され、前記下側に位置するカバー部材の上縁部に、前記隙間を隠す隙間隠し部が設けられ、前記隙間隠し部は、前記下側に位置するカバー部材の上縁部から前記上側に位置するカバー部材の下縁部よりも前記脱穀装置の横内側の位置まで延び出ていることにある。
本特徴構成によれば、一方のカバー部材と他方のカバー部材とを位置決め部によって位置決めすることにより、互いに隣り合う二つのカバー部材同士の相対的な位置ずれを防止することができる。また、突起部を入り込み部に入り込ませる簡単な操作によって、一方のカバー部材と他方のカバー部材とを容易に位置決めすることができる。
本特徴構成によれば、上側に位置するカバー部材と下側に位置するカバー部材とを位置決め部によって位置決めすることにより、互いに上下に隣り合う二つのカバー部材同士の相対的な位置ずれを防止することができる。また、突起部を入り込み部に上方から入り込ませる簡単な操作によって、上側に位置するカバー部材と下側に位置するカバー部材とを容易に位置決めすることができる。
本特徴構成によれば、隙間が隙間隠し部によって隠されることになる。これにより、側部カバーの内部が隙間から側部カバーの外部に露出しないと共に、塵埃等が隙間から側部カバーの内部に侵入し難い。また、隙間隠し部の端縁が上側に位置するカバー部材の下縁部の端縁よりも脱穀装置の横内側に位置することになる。これにより、側部カバーの内部が隙間から側部カバーの外部に露出するのを効果的に防止することができる。
コンバインを示す左側面図である。 コンバインを示す平面図である。 天板を示す平面図である。 天板を示す正面断面図である。 天板を示す斜視図である。 第四カバー部材を示す正面断面図である。 第一カバー部材及び第二カバー部材を示す正面図である。 第一カバー部材を示す斜視図である。 第二カバー部材を示す平面図である。 第一カバー部材及び第二カバー部材を示す左側面図である。 隙間隠し部を示す断面図である。 フィーダへの動力伝達構造を示す左側面図である。 フィーダへの動力伝達構造を示す平面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。なお、以下の説明では、矢印Fの方向を「機体前側」、矢印Bの方向を「機体後側」、矢印Lの方向を「機体左側」、矢印Rの方向を「機体右側」とする。
〔コンバインの全体構成〕
図1及び図2には、全稈投入型コンバイン(本発明に係る「作業機」に相当)を示している。本コンバインには、走行機体1が備えられている。走行機体1には、機体フレーム2と、クローラ走行装置3と、が備えられている。走行機体1の前方には、植立穀稈を刈り取る刈取部4が設けられている。刈取部4には、植立穀稈を掻き込む掻込リール5と、植立穀稈を切断する刈刃6と、刈取穀稈を掻き込む掻込オーガ7と、が備えられている。
刈取穀稈の全稈を脱穀処理する脱穀装置8(本発明に係る「作業装置」及び同「脱穀装置」に相当)が設けられている。刈取部4と脱穀装置8とに亘って、刈取穀稈を脱穀装置8に向けて搬送するフィーダ9が設けられている。脱穀装置8の右方には、脱穀処理後の穀粒を貯留する穀粒タンク10が脱穀装置8と横並びに設けられている。穀粒タンク10内の穀粒を排出する穀粒排出装置11が設けられている。穀粒タンク10の前方には、運転キャビン12が設けられている。
脱穀装置8の上部には、扱室13が設けられている。扱室13には、扱胴14が機体前後方向に沿って延びる回転軸心Y1周りで回転可能に設けられている。脱穀装置8の下部には、脱穀処理物を選別する選別部15が設けられている。選別部15には、脱穀処理物を揺動選別する揺動選別装置16と、脱穀処理物に選別風を送風する唐箕17と、一番物の穀粒(単粒化穀粒等)を回収する一番回収部18と、二番物の穀粒(枝梗付き穀粒等)を回収する二番回収部19と、が備えられている。
〔天板〕
図3から図5に示すように、扱胴14の上方には、扱胴14を上方から覆う天板20が設けられている。天板20は、機体前後方向に沿って延びる揺動軸心Y2周りで揺動開閉可能なように、脱穀装置本体8Aの左上部に支持されている。天板20の裏面部には、脱穀処理物を扱室13の終端部に向けて案内するべく、固定送塵弁21及び複数(本実施形態では、八つ)の可動送塵弁22が設けられている。
固定送塵弁21は、脱穀処理物の案内角度を変更不能に構成されている。固定送塵弁21は、天板20にボルト23によって固定されている。
可動送塵弁22は、脱穀処理物の案内角度を変更可能に構成されている。可動送塵弁22は、上下方向に沿って延びる揺動軸心Z1周りで揺動可能なように、支軸22aを介して天板20に支持されている。複数の可動送塵弁22は、複数の可動送塵弁22が一体に揺動可能なように、連結プレート24によって連結されている。複数の可動送塵弁22を揺動操作するための操作レバー25が設けられている。操作レバー25の基端部は、複数の可動送塵弁22のうち前から二つ目の可動送塵弁22の支軸22aに連結されている。
支軸22aのうち天板20から上方に向けて突出する部分には、座金26及びナット27が取り付けられている。可動送塵弁22は、支軸22aを介して座金26及びナット27によって天板20に固定されている。
天板20の表面部における前側部分には、天板20を補強するためのライナ28が貼り付けられている。ライナ28は、天板20にナット29、30、31によって固定されている。天板20には、ナット29、30、31に対応するボルト32、33、34が設けられている。ライナ28のうちボルト23に対応する部分には、ボルト23の頭部を逃がすための逃がし孔28aが形成されている。逃がし孔28aは、ボルト23の頭部よりも若干大きな丸孔によって構成されている。ライナ28のうちナット27に対応する部分には、座金26を逃がすための逃がし孔28bが形成されている。逃がし孔28bは、座金26よりも若干大きな丸孔によって構成されている。ライナ28の右縁部のうちボルト34に対応する部分には、上方に向けて凹入する切り欠き部28cが形成されている。
上述のように、逃がし孔28aは、ボルト23の頭部よりも若干大きな丸孔によって構成され、かつ、逃がし孔28bは、座金26よりも若干大きな丸孔によって構成されている。したがって、ライナ28を取り外すには、ナット31を緩めると共に、ナット29、30及び操作レバー25を取り外せば、ボルト23、座金26及びナット27を取り外さなくても、ライナ28を取り外すことができる。
〔側部カバー〕
図1及び図6から図10に示すように、脱穀装置8の左側部には、側部カバー35が着脱可能に設けられている。側部カバー35は、第一カバー部材36と、第二カバー部材37と、第三カバー部材38と、第四カバー部材39と、が備えられている。すなわち、側部カバー35は、四つのカバー部材に上下及び前後に分割されて構成されている。第一カバー部材36、第二カバー部材37、第三カバー部材38及び第四カバー部材39は、何れも本発明に係る「カバー部材」に相当する。
第一カバー部材36は、脱穀装置本体8Aの左側部に対して着脱可能に構成されている。第一カバー部材36の上部には、第一カバー部材36を位置固定するためのロック機構40が設けられている。ロック機構40は、脱穀装置本体8Aの左側部に設けられたピン41に対して係合可能に構成されている。第一カバー部材36の下部には、フック42が設けられている。フック42は、脱穀装置本体8Aの左側部に設けられたピン43に対して引っ掛け可能に構成されている。
第二カバー部材37は、脱穀装置本体8Aの左側部に対して着脱可能に構成されている。第二カバー部材37の上部には、第二カバー部材37を位置固定するための前後一対のロック機構44が設けられている。ロック機構44は、脱穀装置本体8Aの左側部に設けられたピン45に対して係合可能に構成されている。第二カバー部材37の下部には、前後一対のフック46が設けられている。フック46は、脱穀装置本体8Aの左側部に設けられたピン47に対して引っ掛け可能に構成されている。
第一カバー部材36の下縁部には、第一カバー部材36の内部側に向けて折れ曲がるように、下面部36a(本発明に係る「第一面部」に相当)が形成されている。第二カバー部材37の上縁部には、第二カバー部材37の内部側に向けて折れ曲がるように、上面部37a(本発明に係る「第二面部」に相当)が形成されている。第一カバー部材36及び第二カバー部材37は、下面部36aと上面部37aとが対向し、かつ、下面部36aと上面部37aとの間に隙間Gが存在する状態で配置されている。
第三カバー部材38は、機体前後方向に沿って延びる揺動軸心Y3周りで揺動開閉可能なように、脱穀装置本体8Aの左上部に支持されている。第三カバー部材38の下部には、第三カバー部材38を位置固定するための前後一対のロック機構48が設けられている。ロック機構48は、脱穀装置本体8Aの左側部に設けられたピン52に対して係合可能に構成されている。
第四カバー部材39は、脱穀装置本体8Aの左側部に対して着脱可能に構成されている。第四カバー部材39の上部には、第四カバー部材39を位置固定する前後一対のロック機構49が設けられている。ロック機構49は、脱穀装置本体8Aの左側部に設けられたピン(図示省略)に対して係合可能に構成されている。第四カバー部材39の下部には、前後一対のフック(図示省略)が設けられている。前記フックは、脱穀装置本体8Aの左側部に設けられたピン(図示省略)に対して引っ掛け可能に構成されている。
図6に示すように、第三カバー部材38には、扱室13側に面する内側カバー体50と、機体横外側に面する外側カバー体51と、が備えられている。内側カバー体50の上縁部には、機体横外側に向けて折れ曲がるように、上面部50aが形成されている。内側カバー体50には、脱穀処理物を選別部15の左右中央側に向けて流下案内する案内部50bが備えられている。外側カバー体51の上縁部には、機体横内側に向けて折れ曲がるように、上面部51aが形成されている。上面部50aと上面部51aとに亘って、縦面部53が設けられている。上面部50a、上面部51a及び縦面部53は、溶接によって一体化されている。雨水等が第三カバー部材38の内部に侵入しないように、内側カバー体50の縦面部分と縦面部53との間の隙間が上面部50aによって塞がれている。
〔位置決め部〕
図7から図10に示すように、互いに上下に隣り合う第一カバー部材36と第二カバー部材37とに亘って、上側に位置する第一カバー部材36と下側に位置する第二カバー部材37とを位置決めする位置決め部Pが設けられている。位置決め部Pは、第一カバー部材36の下縁部と第一カバー部材36の上縁部とに亘って設けられている。位置決め部Pには、第一カバー部材36に設けられ、第二カバー部材37に向けて突出する突起部36bと、第二カバー部材37に設けられ、突起部36bが入り込む入り込み部37bと、が備えられている。
突起部36bは、下面部36aの前縁部における機体横内側の端部(右端部)に設けられている。突起部36bは、板状の部分によって構成され、かつ、下面部36aと一体に形成されている。突起部36bは、正面視で左下角部が切り欠かれた形状に形成されている。
入り込み部37bは、上面部37aの前縁部における機体横内側の端部(右端部)に設けられている。入り込み部37bは、機体横外側(左側)に向けて凹入する切り欠き部によって構成されている。すなわち、突起部36bは、入り込み部37bに対して切り欠き方向に沿って抜き差し可能に構成されている。入り込み部37bの開口端部(右端部)には、開口端(右端)ほど開口が広くなる部分が形成されている。
図7に示すように、第一カバー部材36を脱穀装置本体8Aの左側部に取り付ける際は、フック42がピン43に引っ掛けられた状態で第一カバー部材36を下支点で脱穀装置本体8Aの左側部側(右側)に向けて揺動操作すると、突起部36bが入り込み部37bに上方から入り込むことになる。こうして、突起部36bが入り込み部37bに入り込むことにより、第一カバー部材36と第二カバー部材37とが位置決め部Pによって位置決め(特に、前後方向の位置決め)されることになる。
また、第一カバー部材36を脱穀装置本体8Aの左側部から取り外す際は、フック42がピン43に引っ掛けられた状態で第一カバー部材36を下支点で機体横外側(左側)に向けて揺動操作すると、突起部36bが入り込み部37bから上方に抜け出ることになる。こうして、突起部36bが入り込み部37bから抜け出ることにより、位置決め部Pによる位置決めが解除されることになる。
ここで、上述のように、突起部36bは、正面視で左下角部が切り欠かれた形状に形成されている。これにより、第一カバー部材36が脱穀装置本体8Aの左側部に取り付けられている状態において、第二カバー部材37を脱穀装置本体8Aの左側部から取り外す(フック46がピン47に引っ掛けられた状態で第二カバー部材37を下支点で機体横外側(左側)に向けて揺動操作する)際に、入り込み部37bにおける切り欠き方向の奥側端部(左端部)が突起部36bの左下角部に引っ掛かることなく、第二カバー部材37を脱穀装置本体8Aの左側部から取り外すことができる。
〔隙間隠し部〕
図7から図11に示すように、上面部37aには、下面部36aと上面部37aとの間の隙間Gを隠す隙間隠し部37c(図9において、薄墨色を施した部分)が設けられている。隙間隠し部37cは、上面部37aから上方に向かって湾曲状(図11に示す正面視)に延び出る部分によって構成され、かつ、上面部37aと一体に形成されている。隙間隠し部37cは、上面部37aの略全体に亘って設けられている。具体的には、隙間隠し部37cは、上面部37aの前縁部における右端部と上面部37aの後端部とに亘って設けられている。
図11に示すように、隙間隠し部37cは、上面部37aから下面部36aの縁端よりも側部カバー35の内部側の平面位置まで延び出ている。隙間隠し部37cの縁端は、下面部36aの厚さtの範囲内に位置している。言い換えると、隙間隠し部37cの縁端は、下面部36aの上面と下面部36aの下面との間に位置している。
〔フィーダへの動力伝達構造〕
図12及び図13に示すように、扱胴14の前方には、扱胴14を駆動する動力が入力される扱胴入力軸54が機体左右方向に沿って延びる状態で設けられている。扱胴入力軸54と唐箕17の回転軸17a(図1参照)とに亘って、唐箕17の回転軸17aの動力を扱胴入力軸54に伝達するベルト伝動機構55が設けられている。ベルト伝動機構55には、唐箕17の回転軸17aに設けられる出力プーリ(図示省略)と、扱胴入力軸54に設けられる入力プーリ56と、前記出力プーリ及び入力プーリ56に巻き付けられる伝動ベルト57と、が備えられている。
フィーダ9の後端部には、フィーダ9を駆動する動力が入力されるフィーダ入力軸58が機体左右方向に沿って延びる状態で設けられている。扱胴入力軸54とフィーダ入力軸58とに亘って、扱胴入力軸54の動力をフィーダ入力軸58に伝達するベルト伝動機構59が設けられている。ベルト伝動機構59には、扱胴入力軸54に設けられる出力プーリ60と、フィーダ入力軸58に設けられる入力プーリ61と、出力プーリ60及び入力プーリ61に巻き付けられる伝動ベルト62と、が備えられている。
ベルト伝動機構59によるフィーダ入力軸58への動力伝達を入切する刈取クラッチ機構63が設けられている。刈取クラッチ機構63は、ベルトテンションクラッチによって構成されている。刈取クラッチ機構63には、伝動ベルト62に接触するテンションローラ64と、機体左右方向に沿って延びる揺動軸心X1周りで揺動可能に構成され、テンションローラ64を支持するテンションアーム65と、テンションアーム65を引っ張り操作するケーブルワイヤ66と、が備えられている。ケーブルワイヤ66は、テンションスプリング67を介してテンションアーム65と連結されている。
ケーブルワイヤ66は、ステー68を介して脱穀装置本体8Aの左側部に支持されている。脱穀装置本体8Aの左側部には、上下方向に沿って延びる縦フレーム69と、機体前後方向に沿って延びる前後フレーム70と、縦フレーム69と前後フレーム70とに亘って斜めに延びる斜めフレーム71と、が備えられている。ステー68は、斜めフレーム71から左方に向かって延び出る状態で斜めフレーム71に片持ち支持されている。
ステー68には、ケーブルワイヤ66を支持する支持部68aと、斜めフレーム71に連結される連結部68bと、が備えられている。支持部68aは、連結部68bから前方に向かって延び出る状態で連結部68bの左端部にボルト68cによって固定されている。ケーブルワイヤ66は、支持部68aの左側面及び支持部68aの曲げ部分に沿う状態で配策されている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、本発明に係る「作業装置」は、脱穀装置8であり、側部カバー35は、脱穀装置8の横側部に着脱可能に設けられている。しかし、本発明は、上記実施形態に係る構成に限定されるものではない。例えば、本発明に係る「作業装置」は、フィーダ9やエンジンであってもよく、側部カバー35は、フィーダ9の側部やエンジンの側部に着脱可能に設けられていてもよい。
(2)上記実施形態では、側部カバー35は、四つのカバー部材に上下及び前後に分割されて構成されている。しかし、側部カバー35は、二つ又は五つ以上のカバー部材に分割されて構成されていてもよい。また、側部カバー35は、前後のみに分割されて構成されていてもよいし、あるいは、上下のみに分割されて構成されていてもよい。
(3)上記実施形態では、位置決め部Pは、互いに上下に隣り合う第一カバー部材36と第二カバー部材37とに亘って設けられている。しかし、位置決め部Pは、互いに前後に隣り合う二つのカバー部材に亘って設けられていてもよい。
(4)上記実施形態では、突起部36bは、第一カバー部材36に設けられ、入り込み部37bは、第二カバー部材37に設けられている。しかし、本願発明に係る「突起部」は、第二カバー部材37に設けられ、本願発明に係る「入り込み部」は、第一カバー部材36に設けられていてもよい。
(5)上記実施形態では、突起部36bは、板状の部分によって構成されている。しかし、突起部36bは、板状以外の形状の部分(例えば、棒状の部分)によって構成されていてもよい。
(6)上記実施形態では、入り込み部37bは、切り欠き部によって構成されている。しかし、入り込み部37bは、開口部(例えば、長孔)によって構成されていてもよい。
(7)上記実施形態では、隙間隠し部37cは、上面部37aに設けられている。しかし、隙間隠し部は、下面部36aに設けられていてもよい。あるいは、隙間隠し部は、下面部36a及び上面部37aに設けられていてもよい。
(8)上記実施形態では、隙間隠し部37cは、上面部37aから上方に向かって湾曲状に延び出る部分によって構成されている。しかし、隙間隠し部37cは、上面部37aから上方に向かって鉛直状に延び出る部分(例えば、縦面部分)によって構成されていてもよい。
本発明は、全稈投入型コンバインの他、自脱型コンバインにも利用可能である。また、トラクタや田植機等の農業作業機の他、建設作業機にも利用可能である。
8 脱穀装置(作業装置、脱穀装置)
35 側部カバー
36 第一カバー部材(カバー部材)
36a 第一面部
36b 突起部
37 第二カバー部材(カバー部材)
37a 第二面部
37b 入り込み部
37c 隙間隠し部
38 第三カバー部材(カバー部材)
39 第四カバー部材(カバー部材)
G 隙間
P 位置決め部

Claims (7)

  1. 作業装置と、
    前記作業装置の側部に着脱可能に設けられ、複数のカバー部材に分割されて構成される側部カバーと、
    前記複数のカバー部材のうち互いに隣り合う二つのカバー部材に亘って設けられ、前記二つのカバー部材のうち一方のカバー部材と前記二つのカバー部材のうち他方のカバー部材とを位置決めする位置決め部と、を備え、
    前記位置決め部は、前記一方のカバー部材に設けられ、前記他方のカバー部材に向けて突出する突起部と、前記他方のカバー部材に設けられ、前記突起部が入り込む入り込み部と、を有し
    前記一方のカバー部材のうち前記他方のカバー部材側の縁部に、第一面部が設けられ、
    前記他方のカバー部材のうち前記一方のカバー部材側の縁部に、第二面部が設けられ、
    前記一方のカバー部材及び前記他方のカバー部材は、前記第一面部と前記第二面部とが対向する状態で配置され、
    前記突起部は、前記第一面部に設けられ、
    前記入り込み部は、前記第二面部に設けられ、
    前記一方のカバー部材及び前記他方のカバー部材は、前記第一面部と前記第二面部との間に隙間が存在する状態で配置され、
    前記第一面部及び前記第二面部の少なくとも一方に、前記隙間を隠す隙間隠し部が設けられている作業機。
  2. 前記突起部は、板状の部分によって構成され、
    前記入り込み部は、切り欠き部又は開口部によって構成されている請求項に記載の作業機。
  3. 前記隙間隠し部は、前記第一面部又は前記第二面部から延び出る部分によって構成されている請求項1又は2に記載の作業機。
  4. 前記隙間隠し部は、前記入り込み部と同じ前記第二面部に設けられている請求項1から3の何れか一項に記載の作業機。
  5. 前記第一面部における端部に、前記突起部が設けられ、
    前記第二面部における端部に、前記入り込み部が設けられている請求項からの何れか一項に記載の作業機。
  6. 前記入り込み部は、切り欠き部によって構成され、
    前記突起部は、前記入り込み部に対して切り欠き方向に沿って抜き差し可能に構成されている請求項に記載の作業機。
  7. 作業装置と、
    前記作業装置の側部に着脱可能に設けられ、複数のカバー部材に分割されて構成される側部カバーと、
    前記複数のカバー部材のうち互いに隣り合う二つのカバー部材に亘って設けられ、前記二つのカバー部材のうち一方のカバー部材と前記二つのカバー部材のうち他方のカバー部材とを位置決めする位置決め部と、を備え、
    前記位置決め部は、前記一方のカバー部材に設けられ、前記他方のカバー部材に向けて突出する突起部と、前記他方のカバー部材に設けられ、前記突起部が入り込む入り込み部と、を有し、
    前記作業装置として脱穀装置を備え、
    前記側部カバーは、前記脱穀装置の横側部に着脱可能に設けられ、かつ、前記複数のカバー部材に上下に分割されて構成され、
    前記位置決め部は、前記複数のカバー部材のうち互いに上下に隣り合う二つのカバー部材に亘って設けられ、かつ、前記二つのカバー部材のうち上側に位置するカバー部材と前記二つのカバー部材のうち下側に位置するカバー部材とを位置決めし、
    前記突起部は、前記上側に位置するカバー部材に設けられ、
    前記入り込み部は、前記下側に位置するカバー部材に設けられ、
    前記上側に位置するカバー部材及び前記下側に位置するカバー部材は、前記上側に位置するカバー部材の下縁部と前記下側に位置するカバー部材の上縁部との間に隙間が存在する状態で配置され、
    前記下側に位置するカバー部材の上縁部に、前記隙間を隠す隙間隠し部が設けられ、
    前記隙間隠し部は、前記下側に位置するカバー部材の上縁部から前記上側に位置するカバー部材の下縁部よりも前記脱穀装置の横内側の位置まで延び出ている作業機。
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