JP2002360039A - コンバインの前処理部構造 - Google Patents

コンバインの前処理部構造

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JP2002360039A
JP2002360039A JP2001177067A JP2001177067A JP2002360039A JP 2002360039 A JP2002360039 A JP 2002360039A JP 2001177067 A JP2001177067 A JP 2001177067A JP 2001177067 A JP2001177067 A JP 2001177067A JP 2002360039 A JP2002360039 A JP 2002360039A
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transporting
conveyance
transport
locking
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JP2001177067A
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Fumio Furuno
文雄 古野
Tomoya Matsubayashi
松林  智也
Ryosuke Hirai
良介 平井
Makoto Oshitani
誠 押谷
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刈取穀稈を株元挟持搬送部と穂先係止搬送部
とで搬送して脱穀装置に供給する搬送装置の穀稈詰まり
を容易に解消できるコンバインを提供する。 【解決手段】 株元挟持搬送部33の挟持搬送ガイドレ
ール40と、穂先係止搬送部34の係止搬送ガイドレー
ル41とを同一の支持部材45に取付けてある。支持部
材45が、軸芯47aまわりで作業用取付け状態と管理
用取付け状態とに切り換え揺動自在に支持されていて、
管理用取付け状態に切り換えられると、挟持搬送ガイド
レール40が株元挟持搬送無端帯状体から離れて株元挟
持搬送無端帯状体の搬送作用部を開放し、かつ、係止搬
送ガイドレール40が穂先係止搬送無端帯状体から離れ
て穂先係止搬送無端帯状体の搬送作用部を開放する。支
持部材45の揺動軸芯47aは、支持部材45がこれに
掛かる重力によって管理用取付け状態に保持されるよう
に傾斜している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植立穀稈を引起装
置によって引起こし処理するとともに刈取装置によって
刈取り処理し、刈取穀稈を株元側に作用する株元挟持搬
送部と穂先側に作用する穂先係止搬送部とで成る搬送装
置によって機体後方向きに搬送して脱穀装置に供給する
ように構成してあるコンバインの前処理部構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記コンバインにおいて、搬送装置に穀
稈が詰まった場合、搬送装置の搬送ガイドレールが搬送
無端帯状体に対向して搬送経路を形成する通常の取り付
け状態にあると、詰まりを取り除きにくいことがある。
このため、従来、搬送装置における株元挟持搬送部の挟
持搬送ガイドレールが着脱自在に取付けられ、挟持搬送
ガイドレールを操作簡単に取外して、株元挟持搬送部の
搬送経路を容易に開放できるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、穀稈詰まりが発
生した場合、搬送装置における穂先係止搬送部にも詰ま
りが及んでいることがあるが、穂先係止搬送部では、係
止搬送ガイドレールが挟持搬送ガイドレールの如く容易
には取外すことができず、詰まりの解消に手間が掛かっ
ていた。本発明の目的は、搬送装置の株元挟持搬送部と
穂先係止搬送部の両方にわたって穀稈が詰まっても、容
易にスムーズに解消できるコンバインを提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0005】〔構成〕植立穀稈を引起装置によって引起
こし処理するとともに刈取装置によって刈取り処理し、
刈取穀稈を株元側に作用する株元挟持搬送部と穂先側に
作用する穂先係止搬送部とで成る搬送装置によって機体
後方向きに搬送して脱穀装置に供給するように構成して
あるコンバインの前処理部構造であって、前記株元挟持
搬送部の挟持搬送ガイドレールと、前記穂先係止搬送部
の係止搬送ガイドレールとを、前記搬送装置による搬送
方向上手側に位置する取付け部から機体上下向きの揺動
軸芯まわりで揺動自在に延出する支持部材の延出端側に
取付けるとともに、この支持部材は、前記揺動軸芯まわ
りで揺動することにより、挟持搬送ガイドレールが株元
挟持搬送無端帯状体に対向して搬送経路を形成し、か
つ、係止搬送ガイドレールが穂先係止搬送無端帯状体に
対向して搬送経路を形成する作業用取付け状態と、挟持
搬送ガイドレールが株元挟持搬送無端帯状体から離れて
この株元挟持搬送無端帯状体の搬送作用部を開放し、か
つ、係止搬送ガイドレールが穂先係止搬送無端帯状体か
ら離れてこの穂先係止搬送無端帯状体の搬送作用部を開
放する管理用取付け状態とに切り換わるように構成し、
前記支持部材の前記揺動軸芯を、支持部材がこれに掛か
る重力によって管理用取付け状態に保持されるように傾
斜軸芯にしてある。
【0006】〔作用〕支持部材を作業用取付け状態から
管理用取付け状態に切り換えると、挟持搬送ガイドレー
ルも係止搬送ガイドレールも支持部材に付いて移動して
株元挟持搬送無端帯状体や穂先係止搬送無端帯状体から
離れ、株元挟持搬送部と穂先係止搬送部の両方における
無端帯状体の搬送作用部が詰まり穀稈を取り除きやすい
ように開放できる。このとき、支持部材を作業用取付け
状態から管理用取付け状態に揺動によって切り換えるも
のだから、支持部材、挟持搬送ガイドレール及び係止搬
送ガイドレールの重量を取付け部によって支持させなが
らこれらを移動させられる。さらに、支持部材の揺動軸
芯が前記傾斜軸芯であるから、支持部材を管理用取付け
状態に切り換えると、支持部材はこれに掛かる重力によ
って管理用取付け状態に保持され、無端帯状体の搬送作
用部を開放状態に維持できる。
【0007】〔効果〕従って、株元挟持搬送部と穂先係
止搬送部の両搬送部にわたって穀稈が詰まっても、両搬
送部における無端帯状の搬送作用部を開放し、詰まり穀
稈を容易に取り除いて楽に搬送を可能にできる。しか
も、支持部材、挟持搬送ガイドレール及び係止搬送ガイ
ドレールの重量を取付け部によって支持させながら楽に
支持部材を管理用取付け状態に切り換えられ、さらに、
支持部材を管理用取付け状態に保持させるロックピンな
どの特別なロック機構を採用した場合の如く特別なロッ
ク手間を掛けなくとも楽に搬送無端帯状体を開放状態に
維持でき、切り換え操作の面からもロック手間の面から
も楽に詰まり解消できる。
【0008】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0009】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記係止搬送ガイドレールの前端側を係脱自在に支
持するレール支持部が前処理部の固定部に備えられると
ともに、前記支持部材が前記作業用取付け状態から前記
管理用取付け状態に向けて揺動するに伴って係止搬送ガ
イドレールが前記レール支持部から外れるように構成し
てある。
【0010】〔作用〕係止搬送ガイドレールによって搬
送経路を形成させるのに、係止搬送ガイドレールの前端
側をレール支持部によって支持させ、搬送穀稈からの反
力にかかわらず穀稈に確実に案内作用するようにして搬
送経路を形成させられる。株元挟持搬送部及び穂先係止
搬送部での搬送部を開放させる際、支持部材を作業用取
付け状態から管理用取付け状態に向けて揺動操作する伴
って係止搬送ガイドレールの前端側がレール支持部から
自ずと外れ、この取外しのための特別な操作を行なわな
くても、支持部材を管理用取付け状態に切り換えて搬送
部を開放できるものである。
【0011】〔効果〕従って、作業時には、係止搬送ガ
イドレールの前端側をレール支持部によって支持させ、
係止搬送ガイドレールによる搬送穀稈の案内を確実に行
なわせて穀稈搬送を円滑に行なわせられる。その割に
は、穀稈詰まりが発生した場合、係止搬送ガイドをレー
ル支持部から外すための特別な操作を行なわなくても操
作簡単に係止搬送ガイドレールを穂先係止搬送無端帯状
体から離間させ、株元挟持搬送部及び穂先係止搬送部で
の搬送部を容易に開放して詰まり解消作業を行なえる。
【0012】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0013】〔構成〕請求項1又は2による発明の構成
において、前記取付け部が、引起こし伝動ケースから延
出する支持アームである。
【0014】〔作用〕支持アームが引起こし伝動ケース
から延出する方向や長さを適切に設定して取付け部を適
切なものに構成できるものである。すなわち、支持部材
が所望どおりの箇所に位置する揺動軸芯のまわりで作業
用取付け状態と管理用取付け状態とに揺動するようにし
て支持部材を揺動自在に支持するものに構成できるもの
である。
【0015】〔効果〕支持部材の揺動軸芯を所望どおり
の箇所や適切な箇所に配置設定し、支持部材を揺動操作
する際に、株元側や穂先側の搬送ガイドレールが周辺の
搬送ガイド板などの部材や装置に干渉しにくくて揺動操
作しやすいとか、支持部材を管理用取付け状態にしても
支持部材や搬送ガイドレールが機体外にあまり長く突出
しなくて比較的狭い箇所でも搬送無端回動帯状体を開放
して清掃作業できるなど有利な状態に支持部材を揺動自
在に支持させられる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に示すように、クローラ式走
行装置1、搭乗型の運転部2、運転座席の下方に位置す
る原動部を備えている機体本体の機体フレーム3に脱穀
装置4や穀粒タンク5などを搭載し、機体横方向に並ぶ
複数の引起装置11aや、この引起装置11aの下端側
の後方に位置するバリカン型の刈取装置11bなどを備
える前処理部10の前処理部フレームにおけるメインフ
レーム12の基端部を、前記機体フレーム3の前部に位
置する支持部に機体横向きの軸芯Pまわりで回動自在に
連結し、前記メインフレーム12に一端側が連結してい
る屈伸自在なリンク機構6と、機体フレーム3とにわた
って油圧式のリフトシリンダ7を取付けるとともに、機
体本体の原動部から前処理部10に動力伝達するように
構成して、コンバインを構成してある。
【0017】このコンバインは、稲・麦などの収穫作業
をするものであり、リフトシリンダ7によって前処理部
フレームを軸芯Pまわりで上下に揺動操作することによ
り、前処理部10を機体本体に対して昇降操作する。つ
まり、引起装置11aの下端や刈取装置11bが地面上
近くに位置して穀稈の刈取りを行なう下降作業位置と、
機体本体に対して上昇エンドやその近くまで上昇して刈
取りしないで走行する上昇非作業位置とに昇降操作す
る。そして、機体走行に伴い、前処理部10によって稲
・麦などの植立穀稈を引起こすとともに刈取り処理し、
前処理部10からの刈取穀稈を脱穀装置4によって脱穀
処理し、脱穀装置4からの脱穀粒を穀粒タンク5に搬送
して貯留していく。
【0018】前記前処理部10は、図1〜図4に示す如
く構成してある。すなわち、機体本体の前記支持部から
機体前方に向けて前記軸芯Pまわりで上下揺動自在に延
出している伝動ケースで成る前記メインフレーム12、
このメインフレーム12の延出端部に中間部が連結して
いる機体横向きの伝動ケース13、この横向き伝動ケー
ス13の両端部から機体前方向きに延出している分草フ
レーム14、この左右の分草フレーム14の基端部どう
しにわたって連結してある刈取りフレーム15、この刈
取りフレーム15の長手方向での複数箇所から機体前方
向きに延出している分草フレーム14、前記横向き伝動
ケース13の一端部に立設してある機体上下向きの引起
こし伝動ケース16、前記横向き伝動ケース13の他端
部に立設してある支柱13aと前記上下向き引起こし伝
動ケース16の上端部どうしにわたって連結してある機
体横向きの引起伝動ケース17、前記メイフレーム12
の基端部と前記横向き引起こし伝動ケース17の中間部
とにわたって連結してある搬送フレーム18の各フレー
ムにより、前記前処理部フレームを構成してある。
【0019】機体横方向に並ぶ前記複数本の分草フレー
ム14それぞれの先端部に分草具14aを固設し、各分
草具14aによって刈取り対象の植立穀稈を前記複数本
の分草フレーム14の隣接し合う一対の分草フレーム1
4どうしの間に位置する引起経路に導入するように構成
してある。各引起経路に導入された植立穀稈に各別に作
用するように各引起経路に一つずつ対応させて機体横方
向に並べた前記複数の引起装置11aを前記分草フレー
ム14の先端側と前記横向き引起こし伝動ケース17と
にわたって取付け、前記各引起装置11aによって引起
こし処理されている植立穀稈の株元を切断する前記刈取
装置11bを前記刈取りフレーム15に取付け、刈取装
置11の上方で機体横方向に並ぶ複数個の掻込み回転体
21を備える掻込み搬送装置20を前記分草フレーム1
4などに支持させ、この掻込み搬送装置20の後側から
前記脱穀装置4の脱穀フィードチェーン4aの前端付近
に至る搬送装置30を前記搬送フレーム18などに支持
させてある。
【0020】図4などに示すように、前記掻込み搬送装
置20は、前記複数個の駆動回動自在な掻込み回転体2
1と、各掻込み回転体21の上方に一つずつ位置する状
態で機体横方向に並ぶ複数の駆動回動自在な係止搬送ベ
ルト22と、前記複数個の掻込み回転体21の一部の掻
込み回転体21の上方に搬送始端部が位置する穀稈挟持
搬送用の無端回動チェーン23a,23bと、最も脱穀
フィードチェーン側の掻込み回転体21の後側近くに搬
送始端部が位置する穀稈係止搬送用の無端回動チェーン
24とによって構成してあり、引起こし処理される複数
条の植立穀稈の株元側を各係止搬送ベルト22の係止爪
によって刈取装置11bに掻き込み供給し、刈取装置1
1bの運転部側に位置する部分によって刈取り処理され
た複数条の刈取穀稈をこれに対応する掻込み回転体21
の係止爪と、係止搬送ベルト22の係止爪とによって刈
取装置11bの後方に掻み搬送して前記搬送装置30の
始端側に送り込み、刈取装置11bの脱穀フィードチェ
ーン側に位置する部分で刈取り処理された複数条の刈取
穀稈をこれに対応する前記掻込み回転体21の係止爪
と、係止搬送ベルト22の係止爪とによって刈取装置1
1bの後方に掻き込み搬送し、さらに前記無端回動チェ
ーン23a,23b,24によって後方に挟持搬送して
前記搬送装置30に供給する。
【0021】図1、図4などに示すように、前記搬送装
置30は、搬送方向に並ぶ3つの無端回動チェーン31
a,32a,33aを備える株元挟持搬送部、この株元
側挟持搬送部より高レベルに位置する無端回動チェーン
34aを備える穂先係止搬送部34、この穂先係止搬送
部34より高レベルに位置する穂先搬送ガイド35、前
記株元挟持搬送部の搬送終端部から脱穀フィードチェー
ン4aの搬送始端部に延出する案内レール36などを備
えて構成してある。
【0022】前記株元挟持搬送部は、前記3つの無端回
動チェーン31a〜33aのうちの最も搬送始端側に位
置するとともに穀稈挟持用突起を備えている始端側無端
回動チェーン31a、及び、この始端側無端回動チェー
ン31aの搬送作用部に対向している第1、第2挟持搬
送ガイドレール37,38を備える始端側株元挟持搬送
部31と、前記3つの無端回動チェーン31a〜33a
のうちの搬送中間部に位置するとともに穀稈挟持用突起
を備えている中間無端回動チェーン32a、及び、この
中間無端回動チェーン32aの搬送作用部に大部分が対
向している前記第3挟持搬送ガイドレール39を備える
中間株元挟持搬送部32と、前記3つの無端回動チェー
ン31a〜31cにおいて最も搬送終端側に位置すると
ともに穀稈挟持用突起を備えている終端側無端回動チェ
ーン33a、及び、この終端側無端回動チェーン33a
の搬送作用部分に対向している第4挟持搬送ガイドレー
ル40を備える終端側株元挟持搬送部33とによって構
成してある。
【0023】前記始端側株元挟持搬送部31は、前記掻
込み搬送装置20の運転部側の2個の掻込み回転体21
からの刈取穀稈の株元側を、前記第1挟持搬送ガイドレ
ール37を形成している丸棒部材の一端側でなるガイド
部によって始端側無端回動チェーン31aと第1挟持搬
送ガイドレール37との間に導入し、この始端側無端回
動チェーン31aと第1挟持搬送ガイドレール37とに
よって挟持して搬送し、かつ、前記掻込み搬送装置20
の中央の1個の掻込み回転体21と無端回動チェーン2
4bとからの刈取穀稈の株元側を、前記第2挟持搬送ガ
イドレール38を形成している丸棒部材の一端側でなる
ガイド部によって始端側無端回動チェーン31aと第2
挟持搬送ガイドレール38との間に導入して第1挟持搬
送ガイドレール37からの穀稈に合流させ、合流した穀
稈の株元側を始端側無端回動チェーン31aと第2挟持
搬送ガイドレール38とによって挟持して搬送し、さら
に、前記掻込み搬送装置20の前記無端回動チェーン2
3a,24からの刈取穀稈の株元側を、始端側無端回動
チェーン31aの搬送終端部に導入して第2挟持搬送ガ
イドレール38からの穀稈に合流させ、合流した穀稈の
株元側を中間株元挟持搬送部32の中間無端回動チェー
ン32aと第3挟持搬送ガイドレール39とによって受
け継いで機体方向でかつ機体横外側に向けて挟持搬送す
る。終端側株元挟持搬送部33は、中間株元挟持搬送部
32からの刈取穀稈の株元側を終端側無端回動チェーン
33aと第4 挟持搬送ガイドレール40とによって受け
継いで機体後方に脱穀フィードチェーン4aの搬送始端
部に向けて搬送する。
【0024】前記穂先係止搬送部34は、掻込み搬送装
置20の最も運転部側の掻込み回転体21の後方で前記
株元挟持搬送部よりも高レベルに搬送始端部が位置する
とともに係止搬送爪34bが複数箇所に起伏揺動自在に
付いている前記無端回動チェーン34aと、この無端回
動チェーン34aの搬送側における終端側部分に対向し
ている係止搬送ガイドレール41とで成り、前記掻込み
搬送装置20からの複数条の刈取穀稈の前記株元挟持搬
送部が搬送作用する部分よりも穂先側を無端回動チェー
ン34aの搬送始端側で受け継いで係止搬送爪34bに
よって係止搬送し、搬送中間部からは、係止搬送ガイド
レール41に沿わせて係止搬送爪34bから外れないよ
うにしながら係止搬送爪34bによって係止搬送し、搬
送終端部では、係止搬送爪34bが機体内側に向かって
移動することにより、穂先側を前記終端側株元挟持搬送
部33より機体内側に引き込み作用する。
【0025】これにより、搬送装置30は、掻込み搬送
装置20からの複数条の刈取穀稈を、株元挟持搬送部の
始端側株元挟持搬送部31と、穂先側係止搬送部34の
搬送始端部とで受け継いで合流させ、この後、株元側挟
持搬送部の中間株元挟持搬送部32と、穂先係止搬送部
34とによって機体後方でかつ機体横外側に向けて搬送
する。このとき、穂先係止搬送部34が作用するよりも
穂先側を穂先ガイド板42に沿って移動するように穂先
搬送ガイド35によって押圧案内しながら搬送する。そ
して、終端側株元挟持搬送部33に到達すると、穂先係
止搬送部34の係止搬送爪34bが終端側株元挟持搬送
部33から機体内側に離れていくことにより、穂先側が
株元側より機体内側に位置した倒伏姿勢に姿勢変更し、
終端側株元挟持搬送部33から株元側を前記案内レール
36の下側に送り込み、この案内レール36によって押
圧案内させて脱穀フィードチェーン4aの搬送始端部に
供給する。
【0026】前記中間株元挟持搬送部32は、搬送始端
側に位置する軸芯まわりで駆動機構(図示せず)によっ
て揺動調節されて、脱穀装置4での扱き深さ調節を行な
うように構成してある。すなわち、中間株元挟持搬送部
32の揺動調節が行なわれると、終端側株元挟持搬送部
33が中間株元挟持搬送部32から供給される穀稈の挟
持する稈身部分が調節前より株元側や穂先側に変化し、
脱穀フィードチェーン4aが終端側株元挟持搬送部33
から受け継いで挟持する稈身部分が株元側や穂先側に変
化し、脱穀装置4の扱室に挿入する刈取穀稈の穂先側長
さが変化する。
【0027】前記搬送装置30の前記係止搬送ガイドレ
ール41、前記第4挟持搬送ガイドレール40、前記穂
先搬送ガイド35、前記案内レール36のそれぞれは、
図6などに示す一つの支持部材45を備える取付け構造
によって前記前処理部フレームによって支持させるよう
に構成してある。
【0028】図1、図5、図6に示すように、前記取付
け構造は、前記前処理部フレームの前記上下向き引起こ
し伝動ケース16の中間部分から機体後方向きに延出す
る支持アームにより、第4挟持搬送ガイドレール40及
び係止搬送ガイドレール41に対して搬送装置30の搬
送方向上手側に位置する取付け部46を構成し、この取
付け部46の延出端部に一端側が連結ピン47によって
回動自在に連結していることにより、前記取付け部46
によって前記連結ピン47の機体上下向きの軸芯47a
まわりで揺動自在に支持されるように構成した前記支持
部材45と、この支持部材45の遊端側に前記第4挟持
搬送ガイドレール40を支持するように設けた挟持レー
ル支持部45aと、前記支持部材45の遊端側に前記係
止搬送ガイドレール41と前記穂先搬送ガイド35とを
支持するように設けたガイド支持部45bと、前記支持
部材45の遊端側に前記案内レール36を支持するよう
に設けたレール支持部45cとのそれぞれによって構成
してある。
【0029】前記挟持レール支持部45aは、第4挟持
搬送ガイドレール40から延出する一対の取付けロッド
40aを摺動自在に支持するとともにスプリング48に
よって終端側無端回動チェーン33aの方に摺動付勢す
ることにより、第4挟持搬送ガイドレール40を搬送穀
稈のボリュームに応じて終端側無端回動チェーン33a
に対して接近したり離間するように支持している。ま
た、この挟持レール支持部45aには、ばね板製の支持
杆49も支持させてあるとともに、この支持杆49は、
終端側株元挟持搬送部33から脱穀フィードチェーン4
aに供給される穀稈が受け渡し途中で脱落しないように
その穀稈の株元側を上方から押圧支持する。
【0030】前記レール支持部45cは、案内レール3
6の基端部を回動自在に支持することにより、案内レー
ル36を搬送穀稈のボリュームに応じて脱穀フィードチ
ェーン4aに対して揺動昇降するように支持している。
また、このレール支持部45cは、脱穀フィードチェー
ン4aの搬送始端部の上方を覆うカバー50を上下揺動
自在に支持しており、このカバー50の重量によって案
内レール36の遊端側を脱穀フィードチェーン4aに当
て付け付勢している。
【0031】前記支持部材45は、前記軸芯47aまわ
りで揺動操作すれば、支持部材45の中間部に付設して
ある位置決めブラケット51が前記上下向き伝動ケース
16に固着されている固定側支持アーム52の遊端部に
当接した作業用取付け状態と、この作業状態にある場合
よりも遊端側が機体の横外側に振り出た管理用取付け状
態とに切り換わるように構成してある。支持部材45を
前記軸芯47aまわりで揺動操作すると、前記第4挟持
搬送ガイドレール40、前記係止搬送ガイドレール4
1、前記穂先搬送ガイド35及び前記案内レール36の
それぞれが支持部材45に付いて移動し、図5に実線で
示すように、支持部材45が前記作業用取付け状態にな
ると、第4挟持搬送ガイドレール40は、前記終端側無
端回動チェーン33aの搬送作用部に対向して中間株元
挟持搬送部32からの刈取穀稈を終端側無端回動チェー
ン33aとによって挟持搬送する搬送経路を形成する状
態になり、係止搬送ガイドレール41は、前記無端回動
チェーン34aの搬送始端側からの刈取穀稈を無端回動
チェーン34aの搬送終端側とによって係止搬送する搬
送経路を形成する状態になり、穂先搬送ガイド35は、
前記穂先ガイド板42の案内面に接近して穂先ガイド板
42との間に搬送経路を形成する状態になり、案内レー
ル36は、延出端側が脱穀フィードチェーン4aの搬送
始端部の上側に入り込んで終端側株元挟持搬送部33か
らの穀稈を脱穀フィードチェーン4aに案内する作用状
態になる。図5に二点鎖線で示すように、支持部材45
が前記管理用取付け状態になると、第4挟持搬送ガイド
レール40は、前記終端側無端回動チェーン33aの搬
送作用部から機体横外側に離れてこの搬送作用部を開放
する状態になり、係止搬送ガイドレール41は、前記無
端回動チェーン34aの搬送作用部から機体横外側に離
れてこの搬送作用部を開放する状態になり、穂先搬送ガ
イド35は、前記穂先ガイド板42の案内面から機体横
外側に離れてこの案内面を開放する状態になり、案内レ
ール36は、脱穀フィードチェーン4aの搬送始端部か
ら横外側に離れてこの搬送始端部を開放する状態にな
る。
【0032】支持部材45を前記作業用取付け状態から
管理用取付け状態に切り換えるための前記軸芯47a
を、前処理部10が機体本体に対して下降作業状態や上
昇非作業状態などいずれの取付け高さに操作された状態
においても上端側ほど機体前方側に位置する傾斜軸芯に
構成してある。これにより、前処理部10を機体本体に
対してどのような取付け高さにした状態おいても、穂先
係止搬送部34及び終端側株元挟持搬送部33の無端チ
ェーン34a,33aの搬送作用部を開放した際には、
前記軸芯47aの前記傾斜と、支持部材45及び各ガイ
ドレール40,41に掛かる重力とのために支持部材4
5が管理用取付け状態に保持される。
【0033】支持部材45を前記作業用取付け状態に操
作した場合、図6に示す如く前記位置決めブラケット5
1と前記固定側支持アーム52とにわたってロックボル
ト53を装着し、かつ、図7に示す如く前記ガイド支持
部45bの基端側部分45dと、前処理部フレームの前
記搬送フレーム18から延出している支持アーム54の
延出端に固着されている固定側ブラケット55とにわた
ってロックボルト56を装着することにより、支持部材
45を作業用取付け状態に固定して第4挟持搬送ガイド
レール40及び係止搬送ガイドレール41などを搬送経
路形成状態などに保持するように構成してある。
【0034】図9に示すように、脱穀装置4の脱穀部や
選別部を構成している構造体のうち、扱胴4bを内部に
回動自在に支持し、かつ、脱穀穀稈搬送ガイドレール4
cを外部に支持している上部構造体8aの扱胴4bに対
して脱穀穀稈搬送ガイドレール4cとは反対側に位置す
る部分を、受け網4d及び脱穀フィードチェーン4aを
支持するとともに選別室を備えている下部構造体8bに
対して連結軸9によって回動自在に連結し、上部構造体
8aを連結軸9の扱胴軸芯に平行な軸芯まわりで下部構
造体8bに対して上下に揺動開閉できるように構成して
ある。すなわち、図9に二点鎖線で示すように、上部構
造体8aを下部構造体8bに対して上昇揺動させること
により、脱穀装置4は、扱室の扱胴4bと受け網4dの
間や穀稈供給口及び扱き口が開いて扱室内の受け網4d
や扱胴4bを穀稈供給口や扱き口から点検したり清掃で
き、かつ、前記案内レール36を脱穀フィードチェーン
4aから横外側に外せる開き状態になる。そして、図9
に実線で示すように、この状態から上部構造体8aを下
部構造体8bに対して下降揺動させることにより、脱穀
装置4は、扱室の扱胴4bと受け網4dの間や穀稈供給
口及び扱き口が閉じて穀稈の脱穀処理が可能となる閉じ
状態になる。
【0035】図5、図8などに示すように、前記係止搬
送ガイドレール41の前端部に設けたフォーク部41a
と、前記掻込み搬送装置20の前記無端回動チェーン2
3aによって搬送される穀稈の穂先側を案内するガイド
板25を支持するように前処理部フレームに固設された
ガイド板取付け部材26に頭付きボルトを付設して設け
たレール支持部27とにより、作業状態での係止搬送ガ
イドレール41の前端側を着脱自在に支持させるガイド
レール支持構造を構成してある。すなわち、支持部材4
5を前記作業用取付け状態にして係止搬送ガイドレール
41が無端回動チェーン34aに対向して搬送経路を形
成する状態になった際、係止搬送ガイドレール41のフ
ォーク部41aをレール支持部27に係合させる。する
と、レール支持部27が係止搬送ガイドレール41の前
端側を振動しにくくいように支持し、穀稈が係止搬送ガ
イドレール41と無端回動チェーン34aとの間に確実
に導入されるようにする。そして、支持部材45を前記
管理用取付け状態に切り換える際、この切り換え操作に
よってフォーク部41aがレール支持部27から自ずと
抜け外れていき、係止搬送ガイドレール41のレール支
持部27による支持が自ずと解除される。
【0036】図6、図8に示すように、前記穂先搬送ガ
イド35の前端部に設けたフォーク部35aと、前記ガ
イド板取付け部材26に頭付きボルトを付設して設けた
ガイド支持部28とにより、作業状態での穂先搬送ガイ
ド35の前端側を着脱自在に支持させるガイド支持構造
を構成してある。すなわち、支持部材45を前記作業用
取付け状態にして穂先搬送ガイド35が穂先ガイド板4
2の案内面に対向して搬送経路を形成する状態になった
際、穂先搬送ガイド35のフォーク部35aをガイド支
持部28に係合させる。すると、ガイド支持部28が穂
先搬送ガイド35の前端側を振動しにくいように支持
し、穀稈が穂先搬送ガイド35と穂先ガイド板42との
間に確実に導入されるようにする。そして、支持部材4
5を前記管理用取付け状態に切り換える際、この切り換
え操作によってフォーク部35aがガイド支持部28か
ら自ずと外れていき穂先搬送ガイド35のガイド支持部
28による支持が自ずと解除される。
【0037】つまり、穂先係止搬送部34や終端側株元
挟持搬送部33に穀稈詰まりが発生した場合、脱穀装置
4の上部構造体8aを上昇開放して案内レール36が脱
穀フィードチェーン4aから外れるようにしながら、支
持部材45を前記作業用取付け状態から管理用取付け状
態に切り換え操作する。すると、係止搬送ガイドレール
41も第4挟持搬送ガイドレール40も支持部材45に
付いて機体横外側に移動して搬送用チェーン33a,3
4aから離れ、穂先係止搬送チェーン34aの搬送作用
部と株元挟持搬送チェーン33aの搬送作用部とを穀稈
の取り除きが行ないやすいように一挙に開放できる。そ
して、このとき、係止搬送ガイドレール41の前端側が
レール支持部27から、穂先搬送ガイド35の前端側が
ガイド支持部28からそれぞれ自ずと外れ、支持部材4
5の切り換え操作を行なうだけで済む。また、穂先搬送
ガイド35も支持部材45に付いて横外側に移動し、穂
先ガイド板42の案内面も合わせて開放できる。さら
に、支持部材45及び各搬送ガイドレール40,41な
どに掛かる重力によって支持部材45を管理用取付け状
態に保持し、各搬送チェーン33a,34aの搬送作用
部を開放状態に維持できる。
【0038】図5などに示すように、前記ガイド支持部
45bは、支持部材16に基端側が固着されている基端
側部分45dと、この基端側部分45dの先端側に基端
側が連結ボルトによって着脱自在に連結され、先端側に
前記係止搬送ガイドレール41と前記穂先搬送ガイド3
5とが連結している先端側部分45eとで成り、前記先
端側部分45eの基端側部分45dに対する着脱によっ
て係止搬送ガイドレール41と穂先搬送ガイド42とを
一挙に支持部材45に対して着脱できるようにしてい
る。これにより、詰まり穀稈を取り除く際など、支持部
材45を管理用取付け状態に切り換えても係止搬送ガイ
ドレール41や穂先搬送ガイド42が作業の障害物にな
る場合、必要に応じて支持部材45から一挙に取外せ
る。
【0039】〔別実施形態〕図10は、別の実施形態を
備える前処理部構造を示し、この前処理部10にあって
は、前記上下向き引起こし伝動ケース16の途中部分に
より、第4挟持搬送ガイドレール40及び係止搬送ガイ
ドレール41に対して搬送装置30の搬送方向上手側に
位置する取付け部16aを構成し、支持部材45の基端
側に取付け部材を付設して設けた連結部45fを前記取
付け部16aに回動自在に外嵌させることにより、支持
部材45が前記上下向き引き起こし伝動ケース16の取
付け部16aによって引起こし伝動ケース16の機体上
下向きの軸芯16bまわりで揺動自在に支持されて前記
作業用取付け状態と前記管理用取付け状態とに切り換わ
るように構成してある。
【0040】上記実施形態の如く、支持部材45が上端
側ほど機体前方側に位置する傾斜状態の軸芯16a,4
7aのまわりで揺動自在に支持されることによって、管
理用取付け状態に切り換え操作された支持部材45がこ
れに掛かる重力によって管理用取付け状態に保持される
ように構成して実施する他、支持部材45が上端側ほど
機体横外側に位置する傾斜状態の軸芯まわりで揺動自在
に支持されるように構成して実施してもよい。この場合
も、管理用取付け状態に切り換え操作された支持部材4
5は、これに掛かる重力によって管理用取付け状態に保
持されるようになる。
【0041】前記無端回動チェーン33a及び34aに
替え、穀稈係止搬送爪が複数箇所から突出している無端
回動ベルトや、穀稈挟持搬送突起が複数箇所に備えてい
る無端回動ベルトを採用して実施してもよいのであり、
無端回動チェーン33aやベルトを総称して株元挟持搬
送無端帯状体33aと呼称し、無端回動チェーン34a
やベルトを総称して、穂先係止搬送無端帯状体34aと
呼称する。
【0042】前記レール支持部27は、上記実施形態の
如くガイド板取付け部材26に設ける他、前処理部フレ
ームに固定されている各種の部材に設けて実施してもよ
い。従って、このガイド板取付け部材26などを総称し
て前処理部10の固定部26と呼称する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン前部の側面図
【図2】前処理部の正面図
【図3】前処理部フレームの斜視図
【図4】穀稈搬送装置の概略平面図
【図5】ガイドレール取付け構造の平面図
【図6】ガイドレール取付け構造の側面図
【図7】支持部材固定部の側面図
【図8】ガイドレール支持構造の側面図
【図9】脱穀装置上部構造体の開閉構造を示す説明図
【図10】別の実施形態を備えるガイドレール支持構造
の側面図
【符号の説明】
4 脱穀装置 11a 引起装置 11b 刈取装置 16 引起こし伝動ケース 26 固定部 27 レール支持部 33 株元挟持搬送部 33a 株元挟持搬送無端帯状体 34 穂先係止搬送部 34a 穂先係止搬送無端帯状体 40 挟持搬送ガイドレール 41 係止搬送ガイドレール 45 支持部材 16a,46 取付け部 16b,47a 軸芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 良介 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 押谷 誠 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B081 AA01 BB05 BB11 CC25 DD05 DD38 DD49 EA07 2B084 AA01 AC05 BB14 BD26 BF05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植立穀稈を引起装置によって引起こし処
    理するとともに刈取装置によって刈取り処理し、刈取穀
    稈を株元側に作用する株元挟持搬送部と穂先側に作用す
    る穂先係止搬送部とで成る搬送装置によって機体後方向
    きに搬送して脱穀装置に供給するように構成してあるコ
    ンバインの前処理部構造であって、 前記株元挟持搬送部の挟持搬送ガイドレールと、前記穂
    先係止搬送部の係止搬送ガイドレールとを、前記搬送装
    置による搬送方向上手側に位置する取付け部から機体上
    下向きの揺動軸芯まわりで揺動自在に延出する支持部材
    の延出端側に取付けるとともに、この支持部材は、前記
    揺動軸芯まわりで揺動することにより、挟持搬送ガイド
    レールが株元挟持搬送無端帯状体に対向して搬送経路を
    形成し、かつ、係止搬送ガイドレールが穂先係止搬送無
    端帯状体に対向して搬送経路を形成する作業用取付け状
    態と、挟持搬送ガイドレールが株元挟持搬送無端帯状体
    から離れてこの株元挟持搬送無端帯状体の搬送作用部を
    開放し、かつ、係止搬送ガイドレールが穂先係止搬送無
    端帯状体から離れてこの穂先係止搬送無端帯状体の搬送
    作用部を開放する管理用取付け状態とに切り換わるよう
    に構成し、 前記支持部材の前記揺動軸芯を、支持部材がこれに掛か
    る重力によって管理用取付け状態に保持されるように傾
    斜軸芯にしてあるコンバインの前処理部構造。
  2. 【請求項2】 前記係止搬送ガイドレールの前端側を係
    脱自在に支持するレール支持部が前処理部の固定部に備
    えられるとともに、前記支持部材が前記作業用取付け状
    態から前記管理用取付け状態に向けて揺動するに伴って
    係止搬送ガイドレールが前記レール支持部から外れるよ
    うに構成してある請求項1記載のコンバインの前処理部
    構造。
  3. 【請求項3】 前記取付け部が、引起こし伝動ケースか
    ら延出する支持アームである請求項1又は2記載のコン
    バインの前処理部構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1309295C (zh) * 2003-10-30 2007-04-11 株式会社久保田 联合收割机
KR20110091643A (ko) * 2008-10-31 2011-08-12 가부시끼 가이샤 구보다 콤바인
JP2015089341A (ja) * 2013-11-05 2015-05-11 ヤンマー株式会社 コンバイン

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1309295C (zh) * 2003-10-30 2007-04-11 株式会社久保田 联合收割机
KR20110091643A (ko) * 2008-10-31 2011-08-12 가부시끼 가이샤 구보다 콤바인
KR101693899B1 (ko) 2008-10-31 2017-01-09 가부시끼 가이샤 구보다 콤바인
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