JPH11235116A - コンバインの前処理部構造 - Google Patents

コンバインの前処理部構造

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JPH11235116A
JPH11235116A JP4195098A JP4195098A JPH11235116A JP H11235116 A JPH11235116 A JP H11235116A JP 4195098 A JP4195098 A JP 4195098A JP 4195098 A JP4195098 A JP 4195098A JP H11235116 A JPH11235116 A JP H11235116A
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Tamotsu Soya
保 征矢
Seiichi Hanaki
誠一 花木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補助搬送装置や供給搬送装置の前方箇所を簡
単に開閉できるようにして、補助搬送装置や供給搬送装
置に対するメンテナンス作業を容易に行えるようにす
る。 【解決手段】 コンバインの前処理部構造において、引
起装置5を上部の左右向き軸芯P3周りに振り上げ揺動
操作可能に支持するとともに、引起装置5の下部を所定
の作業位置に向けて上下方向及び左右方向で係合案内す
る案内手段Aと、引起装置5の下部を所定の作業位置に
固定する固定手段Bとを装備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植立穀稈の株元側
に作用して分草する分草具、分草された植立穀稈を引き
起こす引起装置、引き起こされた植立穀稈の株元側を切
断する刈取装置、刈り取られた穀稈を起立姿勢で後方へ
搬送する補助搬送装置、及び、起立姿勢の刈取穀稈を寄
せ集めるとともに徐々に横倒し姿勢に変更しながら後方
の脱穀装置に向けて供給搬送する供給搬送装置、などを
備えたコンバインの前処理部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなコンバインの前処理
部構造においては、例えば、特開平8−187026号
公報などで開示されているように、補助搬送装置の前方
箇所に引起装置が固定配備されていることから、補助搬
送装置や供給搬送装置の穀稈詰まりに対する処理などの
メンテナンス作業は、前処理部における前部側の引起装
置間、あるいは、横側部側の引起装置と補助搬送装置と
の間や引起装置と供給搬送装置との間などに形成された
隙間から手を差し入れて行うようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術によると、引起装置間などに形成される隙間は
かなり狭いものであることから、補助搬送装置や供給搬
送装置に対するメンテナンス作業が困難でかなりの手間
を要するものとなっていた。特に、刈り取り条数の多い
ものにおいては、横側方から手を差し入れても補助搬送
装置や供給搬送装置の中央部には手が届き難いことか
ら、補助搬送装置や供給搬送装置に対するメンテナンス
作業が、より困難で更に手間を要するものとなってい
た。ちなみに、補助搬送装置や供給搬送装置に対するメ
ンテナンス作業を行う際に前処理部から引起装置を取り
外すようにすると、補助搬送装置や供給搬送装置の前方
箇所が大きく開放されるようになることから、補助搬送
装置や供給搬送装置に対するメンテナンス作業は行い易
くなるのであるが、この場合、前処理部から引起装置を
取り外すには、引起装置の連結解除や引起装置に対する
伝動系の切り離しなどの取り外し作業を工具を用いて行
う必要があり、又、メンテナンス作業後には引起装置の
取り付け作業を工具を用いて正確に行う必要があること
から、メンテナンス作業がかなり煩わしいものとなる。
【0004】本発明の目的は、補助搬送装置や供給搬送
装置の前方箇所を簡単に開閉できるようにして、補助搬
送装置や供給搬送装置に対するメンテナンス作業を容易
に行えるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のうちの請求項1記載の発明では、コンバイ
ンの前処理部構造において、引起装置を上部の左右向き
軸芯周りに振り上げ揺動操作可能に支持するとともに、
前記引起装置の下部を所定の作業位置に向けて上下方向
及び左右方向で係合案内する案内手段と、前記引起装置
の下部を所定の作業位置に固定する固定手段とを装備し
た。
【0006】〔作用〕上記請求項1記載の発明による
と、補助搬送装置や供給搬送装置に対するメンテナンス
作業を行う際には、固定手段による所定の作業位置での
引起装置下部の固定を解除し、引起装置を上部の左右向
き軸芯周りに振り上げ揺動操作することによって、簡単
に補助搬送装置や供給搬送装置の前方箇所を大きく開放
することができるようになる。これによって、補助搬送
装置や供給搬送装置に対するメンテナンス作業は、大き
く開放された補助搬送装置や供給搬送装置の前方箇所か
ら容易に行えるようになる。一方、そのメンテナンス作
業後に引起装置の下部を所定の作業位置に固定する際に
は、引起装置を上部の左右向き軸芯周りに下降揺動操作
すると、引起装置の下部が、案内手段により所定の作業
位置に向けて上下方向及び左右方向で係合案内されるよ
うになる。これによって、引起装置下部の上下方向及び
左右方向への位置ズレを阻止することができて、引起装
置の下部を所定の作業位置に容易かつ正確に位置させる
ことができるようになる。又、所定の作業位置に位置す
る引起装置の下部は、固定手段によってその位置に簡単
に固定することができるようになる。つまり、補助搬送
装置や供給搬送装置の前方箇所を簡単に開閉することが
でき、これによって、補助搬送装置や供給搬送装置に対
するメンテナンス作業を容易に行えるようになる。
【0007】〔効果〕従って、補助搬送装置や供給搬送
装置に対するメンテナンス作業性の向上を図ることので
きるコンバインの前処理部構造を提供できるに至った。
【0008】本発明のうちの請求項2記載の発明では、
上記請求項1記載の発明において、隣接する左右の引起
装置を連結部材で連結するとともに、該連結部材を前記
案内手段と固定手段のいずれか一方又は双方に利用し
た。
【0009】〔作用〕上記請求項2記載の発明による
と、隣接する左右の引起装置を連結部材で連結すること
によって、隣接する左右の引起装置を一挙に上部の左右
向き軸芯周りに上下揺動操作できることから、隣接する
左右の引起装置を個別に上部の左右向き軸芯周りに上下
揺動操作する場合に比較して、補助搬送装置や供給搬送
装置の前方箇所をより簡単に開閉できるとともに、引起
装置の下部を所定の作業位置に係合案内する案内手段、
及び、引起装置の下部を所定の作業位置に固定する固定
手段の設置個数を削減できるようになる。その上、その
連結部材を案内手段と固定手段のいずれか一方又は双方
に利用することから、補助搬送装置や供給搬送装置の前
方箇所をより簡単に開閉できるようにしながらも、それ
に要する構成の簡素化並びに製造コストの低減化を図れ
るようになる。
【0010】〔効果〕従って、補助搬送装置や供給搬送
装置に対するメンテナンス作業性の向上を更に図りなが
らも、構成の簡素化並びに製造コストの低減化を図るこ
とのできるコンバインの前処理部構造を提供できるに至
った。
【0011】本発明のうちの請求項3記載の発明では、
上記請求項1又は2記載の発明において、前記固定手段
が前記引起装置の下部を所定の作業位置で係合固定する
ように構成した。
【0012】〔作用〕上記請求項3記載の発明による
と、固定手段による係合で引起装置の下部を所定の作業
位置に固定することから、所定の作業位置での引起装置
下部の固定及び固定解除をより簡単に行えるようにな
る。つまり、補助搬送装置や供給搬送装置の前方箇所を
更に簡単に開閉できるようになることから、補助搬送装
置や供給搬送装置に対するメンテナンス作業も更に容易
に行えるようになる。
【0013】〔効果〕従って、より一層の補助搬送装置
や供給搬送装置に対するメンテナンス作業性の向上を図
ることのできるコンバインの前処理部構造を提供できる
に至った。
【0014】本発明のうちの請求項4記載の発明では、
上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明におい
て、前記引起装置の下端直前箇所に配備される分草具
を、前記引起装置の揺動領域から外れた位置に変位可能
に構成した。
【0015】〔作用〕上記請求項4記載の発明による
と、引起装置を振り上げ揺動操作する際には、その操作
の邪魔になる分草具を引起装置の揺動領域から外れた位
置に容易に変位させることができ、又、引起装置を下降
揺動操作した後は、分草具を引起装置の揺動領域内であ
る引起装置の下端直前箇所に容易に戻すことができるの
で、引起装置を振り上げ揺動操作する際に前もって工具
を用いて分草具を引起装置の下端直前箇所から取り外
す、及び、引起装置を下降揺動操作した後に工具を用い
て分草具を引起装置の下端直前箇所に再び取り付ける、
といった手間が生じることを回避できるようになる。つ
まり、補助搬送装置や供給搬送装置の前方箇所をより一
層簡単に開閉できるようになることから、補助搬送装置
や供給搬送装置に対するメンテナンス作業もより一層容
易に行えるようになる。
【0016】〔効果〕従って、より効果的に補助搬送装
置や供給搬送装置に対するメンテナンス作業性の向上を
図ることのできるコンバインの前処理部構造を提供でき
るに至った。
【0017】本発明のうちの請求項5記載の発明では、
上記請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明におい
て、前記引起装置の上下揺動操作に連動して、該引起装
置の上部に近接する防塵カバーの前部が、所定の防塵位
置と前記引起装置の振り上げ揺動を許容する非防塵位置
とに亘って変位するように構成した。
【0018】〔作用〕上記請求項5記載の発明による
と、引起装置の上部に近接していることによって引起装
置の振り上げ揺動操作に支障を来すようになる防塵カバ
ーを、引起装置の振り上げ揺動操作の際に所定の防塵位
置から取り外す、及び、引起装置の下降揺動操作の後に
所定の防塵位置に再び取り付ける、などの手間が生じる
ことを回避できるようになる。尚、この防塵カバーは、
コンバインの前処理部による前処理作業時に発生する塵
埃の操縦部などへの飛散を防止するために、引起装置か
ら後方に向けて延設されるものである。
【0019】〔効果〕従って、引起装置の上部に近接す
る防塵カバーを備えたものにおける補助搬送装置や供給
搬送装置に対するメンテナンス作業性のより一層の向上
を図ることのできるコンバインの前処理部構造を提供で
きるに至った。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0021】図1には自脱型コンバインの前半部側面が
示されており、このコンバインは、左右一対のクローラ
式走行装置1Aを備えた走行機体1の前部に、六条分の
植立穀稈を刈り取って後方へ搬送する前処理部2を左右
向き軸芯P1周りに上下揺動自在に連結し、かつ、走行
機体1に、フィードチェーン3Aにより挾持搬送される
刈取穀稈に対して脱穀処理を施すとともに、脱穀処理後
の処理物に対して選別処理を施す脱穀装置3、などを搭
載することによって六条刈り用に構成されている。
【0022】図1〜3に示すように、前処理部2は、植
立穀稈の株元側に作用して分草する分草具4、分草され
た植立穀稈を引き起こす引起装置5、引き起こされた植
立穀稈の株元側を切断するバリカン形式の刈取装置6、
刈り取られた植立穀稈(刈取穀稈)を起立姿勢で後方へ
搬送する補助搬送装置7、起立姿勢の刈取穀稈を寄せ集
めるとともに徐々に横倒し姿勢に変更しながら脱穀装置
3に向けて供給搬送する供給搬送装置8、及び、それら
を支持する刈取フレーム9、などによって構成されてい
る。
【0023】図1及び図2に示すように、補助搬送装置
7は、刈取穀稈の穂先側を後方に向けて係止搬送するベ
ルト式係止搬送機構7Aと、刈取穀稈の株元側を後方に
向けて係止搬送するパッカー7Bによって構成されてい
る。供給搬送装置8は、補助搬送装置7により搬送され
た刈取穀稈の穂先側を左右中央側に寄せ集めながら後方
に向けて係止搬送するチェーン式係止搬送機構8A、補
助搬送装置7により搬送された刈取穀稈の株元側を左右
中央側に寄せ集めながら後方に向けて挾持搬送する第一
チェーン式挾持搬送機構8B、第一チェーン式挾持搬送
機構8Bにより左右中央側に寄せ集められた刈取穀稈の
株元側を左後方に向けて挾持搬送する第二チェーン式挾
持搬送機構8C、及び、第二チェーン式挾持搬送機構8
Cにより搬送された刈取穀稈の株元側を受け取って脱穀
装置3のフィードチェーン3Aに供給するチェーン式補
助挾持搬送機構8D、などによって構成されている。
尚、第二チェーン式挾持搬送機構8Cは、その前端側に
設定された軸芯P2周りに揺動自在に支持されており、
その揺動操作により、その後端部のチェーン式補助挾持
搬送機構8Dに対する穀稈受け渡し位置を変更すること
によって、脱穀装置3における刈取穀稈の扱深さを調節
できるようになっている。
【0024】図1及び図3〜5に示すように、刈取フレ
ーム9は、走行機体1から前方に向けて左右向き軸芯P
1周りに上下揺動自在に延設された主フレーム部9A、
主フレーム部9Aの前部から上方に向けて延設された第
一支持フレーム部9B、主フレーム部9Aの前部から前
方に向けて延設された第二支持フレーム部9C、及び、
第二支持フレーム部9Cの前部に連結された第三支持フ
レーム部9D、などによって構成されるとともに、引起
装置5、刈取装置6、補助搬送装置7、及び供給搬送装
置8へ伝動する前処理部伝動機構10が内装されてい
る。
【0025】図3〜7に示すように、各引起装置5は、
上下両端部が刈取フレーム9によって支持されたベース
フレーム11、ベースフレーム11の上部に装備された
駆動スプロケット12、ベースフレーム11の下部に装
備されたガイドローラ13、駆動スプロケット12の横
側方に配備されたテンションスプロケット14、駆動ス
プロケット12とガイドローラ13とテンションスプロ
ケット14とに亘って回し掛けられた無端回動チェーン
15、無端回動チェーン15に所定間隔を隔てる状態で
無端回動チェーン15に沿う非作用姿勢と無端回動チェ
ーン15に直交する作用姿勢とに姿勢切り換え可能に装
着された複数の引起爪16、無端回動チェーン15の回
動経路における引起経路部分にて引起爪16を作用姿勢
に保持した状態で上昇案内するガイドレール17、引起
爪16が無端回動チェーン15の回動経路における引き
起こし経路部分から戻り経路部分に移行する際に作用姿
勢に切り換わることを阻止するクッションゴム18、及
び、無端回動チェーン15の回動経路を覆う化粧カバー
19、などによって構成されている。
【0026】図1及び図3〜10に示すように、前処理
部2の左右両端に位置する引起装置5は、それぞれ、ベ
ースフレーム11の上端部が刈取フレーム9における第
一支持フレーム部9Bの固定フレーム部分9aに支持さ
れるとともに、ベースフレーム11の下端部が刈取フレ
ーム9の第三支持フレーム部9Dに固着されている。一
方、前処理部2の左右両端以外に位置する四基の引起装
置5は、それぞれ、ベースフレーム11の上端部が、第
一支持フレーム部9Bにおける固定フレーム部分9aに
左右向き軸芯P3周りに回動自在に内嵌支持された左右
の回動フレーム部分9bのうちの対応するものに支持さ
れるとともに、ベースフレーム11の下端部が対応する
左右の連結具20を介して刈取フレーム9の第三支持フ
レーム部9Dに着脱自在に連結されている。左右の回動
フレーム部分9bは、その外周両端部に形成された環状
の係合溝aに、固定フレーム部分9aにボルト連結され
るキープレート9cが係入されることによって、固定フ
レーム部分9aに対して左右向き軸芯P3周りに回動自
在でありながら左右向き軸芯P3に沿う方向での摺動移
動が阻止されるようになっている。左右の連結具20
は、引起装置5に装着された可動連結部20Aと、刈取
フレーム9に装着された固定連結部20Bによって構成
されている。可動連結部20Aは、隣接するベースフレ
ーム11の下端部同士を連結するパイプ材からなる連結
部材21、連結部材21に溶接された側面視コの字状の
プレート材からなる係入部材22、及び、係入部材22
から後方に向けて延設された左右一対の溝付きピン23
によって構成されている。固定連結部20Bは、刈取フ
レーム9の第三支持フレーム部9Dに溶接された平面視
コの字状のプレート材からなる受止部材24と、受止部
材24に左右の各前後向き軸芯P4周りに揺動自在に支
持された係合アーム25によって構成されている。受止
部材24には、可動連結部20Aの連結部材21を係入
案内する左右の案内溝24a、可動連結部20Aの係入
部材22を係入案内する左右の案内面24b、及び、可
動連結部20Aの溝付きピン23が挿通される貫通孔2
4cが形成されている。係合アーム25は、受止部材2
4の貫通孔24cを挿通した溝付きピン23への係合操
作により溝付きピン23の環状溝部23aを外嵌挾持す
るようになっている。
【0027】つまり、前処理部2の左右両端以外に位置
する四基の引起装置5は、刈取フレーム9における第一
支持フレーム部9Bの回動フレーム部分9bに、上部の
左右向き軸芯P3周りに振り上げ揺動操作可能に支持さ
れている。又、可動連結部20Aの連結部材21と、連
結部材21を係入案内する固定連結部20Bにおける受
止部材24の左右の案内溝24a、並びに、可動連結部
20Aの係入部材22と、係入部材22を係入案内する
固定連結部20Bにおける受止部材24の左右の案内面
24bによって、振り上げ揺動操作可能な四基の引起装
置5を下降揺動操作する際に、それらの下部を所定の作
業位置に向けて上下方向及び左右方向で係合案内する案
内手段Aが構成され、かつ、可動連結部20Aにおける
左右の溝付きピン23と、左右の溝付きピン23の環状
溝部23aを外嵌挾持する左右の係合アーム25によっ
て、振り上げ揺動操作可能な四基の引起装置5の下部を
所定の作業位置に固定する固定手段Bが構成されてい
る。
【0028】以上の構成から、補助搬送装置7や供給搬
送装置8に対して、それらの穀稈詰まりに対する処理な
どのメンテナンス作業を行う際には、前処理部2の左右
両端以外に位置する四基の引起装置5の下部の固定手段
Bによる所定の作業位置での固定を解除し、それらの引
起装置5を上部の左右向き軸芯P3周りに振り上げ揺動
操作することによって、補助搬送装置7や供給搬送装置
8の前方箇所を簡単に大きく開放することができるよう
になっており、これによって、補助搬送装置7や供給搬
送装置8に対するメンテナンス作業を、大きく開放され
た補助搬送装置7や供給搬送装置8の前方箇所から容易
に行えるようになっている。又、そのメンテナンス作業
後にそれらの引起装置5の下部を所定の作業位置に固定
する際には、それらの引起装置5を上部の左右向き軸芯
P3周りに下降揺動操作すると、それらの引起装置5の
下部が、案内手段Aにより所定の作業位置に向けて上下
方向及び左右方向で係合案内されるようになっており、
これによって、それらの引起装置5の下部の上下方向及
び左右方向への位置ズレを阻止することができ、もっ
て、引起装置5の下部を所定の作業位置に容易かつ正確
に位置させることができるようになっている。そして、
所定の作業位置に位置するそれら引起装置5の下部を固
定手段Bにより固定することによって、前処理部2の左
右両端以外に位置する四基の引起装置5を補助搬送装置
7や供給搬送装置8の前方箇所に所定の作業姿勢で固定
できるようになっている。つまり、補助搬送装置7や供
給搬送装置8の前方箇所を簡単に開閉できるようになっ
ており、もって、補助搬送装置7や供給搬送装置8に対
するメンテナンス作業を容易かつ迅速に行えるようにな
っている。
【0029】更に、前処理部2の左右両端以外に位置す
る四基の引起装置5のうち、隣接する左右の引起装置5
を連結部材21で連結していることによって、隣接する
左右の引起装置5を一挙に上下揺動操作できるようにな
ることから、隣接する左右の引起装置5を個別に上下揺
動操作する場合に比較して、補助搬送装置7や供給搬送
装置8の前方箇所をより簡単に開閉できるとともに、そ
れらの引起装置5の下部を所定の作業位置に係合案内す
る案内手段A、及び、それらの引起装置5の下部を所定
の作業位置に固定する固定手段Bの設置個数を削減でき
る上に、その連結部材21を案内手段Aに利用している
ことから、補助搬送装置7や供給搬送装置8の前方箇所
をより簡単に開閉できる構造でありながら、それに要す
る構成の簡素化並びに製造コストの低減化を図れるよう
になっている。
【0030】その上、固定手段Bが、引起装置5側の溝
付きピン23と刈取フレーム9側の係合アーム25との
係合構造であることから、引起装置5下部の所定の作業
位置での固定及び固定解除を工具を用いることなく簡単
に行えるようになっており、これによって、補助搬送装
置7や供給搬送装置8の前方箇所を更に簡単に開閉でき
るようになり、もって、補助搬送装置7や供給搬送装置
8に対するメンテナンス作業も更に容易に行えるように
なっている。
【0031】図3,図6,図7及び図11に示すよう
に、振り上げ揺動操作される引起装置5の下端直前箇所
に配備された分草具4は、その下端に連結された支持杆
26を介して、刈取フレーム9における第三支持フレー
ム部9Dの分草具支持管9dに前後向き軸芯P5周りに
揺動自在に支持されるとともに、分草具支持管9dに立
設されたブラケット27と、ブラケット27に穿設され
た前後向き軸芯P5を中心とする円弧状の長孔27aを
挿通するように支持杆26から後方に向けて延設された
挿通杆28とによって、起立した作用位置と左右一側方
に倒伏した退避位置とに亘る範囲で揺動するように規制
されている。ブラケット27と挿通杆28との間には、
挿通杆28の基端側にブラケット27を受け止めるよう
に溶接された環状の当板29Aと、挿通杆28の延出端
側に螺着されたバネ受具29Bと、ブラケット27とバ
ネ受具29Bとの間で圧縮された状態で挿通杆28に外
嵌装着されることによって当板29Aをブラケット27
に接当付勢する付勢バネ29Cとから構成された保持機
構29が介装されている。つまり、分草具4は、分草作
用する作用位置と、左右一側方に倒伏した退避位置とに
変位可能に構成されており、退避位置に変位操作された
状態では、引起装置5の揺動領域から外れて引起装置5
の上下揺動操作を許容するようになっている。
【0032】つまり、引起装置5を振り上げ揺動操作す
る際には、その操作の邪魔になる分草具4を引起装置5
の揺動領域から外れた退避位置に容易に変位させること
ができ、又、引起装置5を下降揺動操作した後は、分草
具4を引起装置5の揺動領域内である作用位置に容易に
戻すことができるようになっており、もって、引起装置
5を振り上げ揺動操作する際に前もって工具を用いて分
草具4を引起装置5の下端直前箇所から取り外す、及
び、引起装置5を下降揺動操作した後に工具を用いて分
草具4を引起装置5の下端直前箇所に再び取り付ける、
といった手間が生じることを回避できるようになってい
る。
【0033】図1,図3及び図5に示すように、前処理
部2には、前処理部2による前処理作業時に発生する塵
埃の操縦部30などへの飛散を防止する防塵カバー31
が、引起装置5から後方に向けて延出される状態で装備
されている。防塵カバー31は、引起装置5の上下揺動
操作に連動して、引起装置5に近接する前部31Aが所
定の防塵位置と引起装置5の振り上げ揺動を許容する非
防塵位置とに亘って変位するように、防塵カバー31の
前部31Aである可動カバー部と、それ以外の固定カバ
ー部31Bとの二分割構造に構成されている。更に、可
動カバー部31Aは、先述のように引起装置5が左右一
対ずつで上下揺動操作されることから、それに対応して
左右に二分割されている。固定カバー部31Bは、刈取
フレーム9から延設された補助フレーム32に支持され
ており、その前端部には、左右の各可動カバー部31A
に対する左右一対ずつの第一揺動リンク33が左右向き
軸芯P6周りに揺動自在となるように連結されている。
一方、刈取フレーム9の第一支持フレーム部9Bにおけ
る左右の回動フレーム部分9bからは、それぞれ、回動
フレーム部分9bの左右向き軸芯P3周りの回動に伴っ
て左右向き軸芯P3周りに揺動する左右一対の第二揺動
リンク34が延設されている。そして、それらの第一揺
動リンク33と第二揺動リンク34の各遊端に、対応す
る左右の各可動カバー部31Aが平行四連リンクを形成
する状態に枢支連結されており、各引起装置5の上下揺
動操作に連動して、対応する左右の可動カバー部31A
が所定の防塵位置と非防塵位置とに亘って平行移動変位
するようになっている。
【0034】この構成から、引起装置5の上部に近接し
ていることによって引起装置5の振り上げ揺動操作に支
障を来すようになる防塵カバー31を、引起装置5の振
り上げ揺動操作の際に所定の防塵位置から取り外す、及
び、引起装置5の下降揺動操作の後に所定の防塵位置に
再び取り付ける、などの手間が生じることを回避できる
ようになっている。
【0035】図3に示すように、各引起装置5のガイド
レール17は、下ガイドレール部17Aと上ガイドレー
ル部17Bとに二分割されるとともに、上ガイドレール
部17Bが、その下端に設定された支点P7周りに揺動
変位可能で、かつ、付勢バネ35の作用によって所定の
案内姿勢に復帰するように構成されている。この構成に
より、引起装置5による植立穀稈の引き起こし時におい
て、植立穀稈の穂先側の絡みつきなどに起因して引起爪
16に過負荷がかかった際には、上ガイドレール部17
Bが所定の案内姿勢から支点P7周りに揺動変位して、
引起爪16の作用姿勢から非作用姿勢への姿勢変更を許
容し、引起爪16による無理な引き起こしを回避するよ
うになることから、強引な引き起こし作動による引起爪
16やガイドレール17の破損を防止できるようになっ
ている。
【0036】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。 コンバインとしては、四条刈り用、あるいは五条刈
り用のものなどであってもよい。 各引起装置5としては、個別に上下揺動操作可能と
なるように構成されたものであってもよい。 案内手段A及び固定手段Bの構成は種々の変更が可
能である。例えば、固定手段Bを、上記の実施形態で例
示したように、溝付きピン23の環状溝部23aを係合
アーム25が外嵌挾持することによって、引起装置5の
下部を所定の作業位置に固定する構成に代えて、溝付き
ピン23の環状溝部23aに対して係合アーム25を係
合付勢する付勢バネを設けて、引起装置5の下部を所定
の作業位置に固定するように構成してもよい。 図12に示すように、連結部材21を固定手段Bに
利用するように構成してもよい。尚、図12における符
号36は、連結部材21に係合して引起装置5の下部を
作業位置に固定するフック部材である。 分草具4としては、前方への倒伏揺動あるいは前方
へのスライド移動などによって引起装置5の揺動領域か
ら外れた位置に変位するように構成されたものであって
もよい。 防塵カバー31としては、その前部(可動カバー
部)31Aが、引起装置5の上下揺動操作に連動して所
定の防塵位置と非防塵位置とに亘って揺動変位するよう
に構成されたものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】自脱型コンバイン前半部の側面図
【図2】前処理部の構成を示す概略平面図
【図3】前処理部の構成を示す正面図
【図4】引起装置の支持構造を示す要部の縦断正面図
【図5】引起装置上部及び防塵カバーの支持構造を示す
要部の縦断側面図
【図6】引起装置下部及び分草具の支持構造を示す要部
の縦断側面図
【図7】引起装置下部と刈取フレームの連結を解除した
状態を示す要部の縦断側面図
【図8】案内手段及び固定手段の構成を示す要部の横断
平面図
【図9】案内手段及び固定手段の構成を示す要部の背面
【図10】案内手段及び固定手段の構成を示す要部の斜
視図
【図11】分草具の支持構造を示す要部の縦断正面図
【図12】別実施形態における固定手段の構成を示す要
部の斜視図
【符号の説明】 4 分草具 5 引起装置 21 連結部材 31 防塵カバー 31A 前部 A 案内手段 B 固定手段 P3 左右向き軸芯

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引起装置を上部の左右向き軸芯周りに振
    り上げ揺動操作可能に支持するとともに、前記引起装置
    の下部を所定の作業位置に向けて上下方向及び左右方向
    で係合案内する案内手段と、前記引起装置の下部を所定
    の作業位置に固定する固定手段とを装備してあるコンバ
    インの前処理部構造。
  2. 【請求項2】 隣接する左右の引起装置を連結部材で連
    結するとともに、該連結部材を前記案内手段と固定手段
    のいずれか一方又は双方に利用してある請求項1記載の
    コンバインの前処理部構造。
  3. 【請求項3】 前記固定手段が前記引起装置の下部を所
    定の作業位置で係合固定するように構成してある請求項
    1又は2記載のコンバインの前処理部構造。
  4. 【請求項4】 前記引起装置の下端直前箇所に配備され
    る分草具を、前記引起装置の揺動領域から外れた位置に
    変位可能に構成してある請求項1〜3のいずれか一つに
    記載のコンバインの前処理部構造。
  5. 【請求項5】 前記引起装置の上下揺動操作に連動し
    て、該引起装置の上部に近接する防塵カバーの前部が、
    所定の防塵位置と前記引起装置の振り上げ揺動を許容す
    る非防塵位置とに亘って変位するように構成してある請
    求項1〜4のいずれか一つに記載のコンバインの前処理
    部構造。
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