JP2013176341A - コンバイン - Google Patents

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Noriyuki Sakamoto
憲之 坂本
Kazuya Okumura
和哉 奥村
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Abstract

【課題】分草体の開閉状態を行なう操作レバーの広い可動領域を確保し、収穫状態の変化に応じて迅速に刈取条数を変更することができるコンバインを提供する。
【解決手段】刈取装置(4)の先端部に設けられた左右の分草体(10L,10R)を左右方向へ回動操作する操作レバー(9L,9R)を設け、操作レバー(9L,9R)を、操縦席(7)のサイド操作ボックス(7B)と刈取装置(4)の搬送装置(14)の間に並設することにより解決される。
【選択図】図15

Description

本発明は、遠隔操作される分草体を備えるコンバインに関するものである。
左右方向に位置変更可能な分草体を円滑に遠隔操作するために、特許文献1には、操縦席のフロント部に複数の折曲げを設けた操作レバーを設けることが開示されている。
また、中割り、回り刈り作業を効率的に行なうために、特許文献2には、刈取装置の先端部の左右に固定の外分草体と、外分草体の間に中分草体を配置して、左側の外分草体と中分草体の間に1〜2条の穀桿を分草し、右側の外分草体と中分草体の間に1〜2条の穀桿を分草する構成が開示されている。
特開2008−68号公報 特開2010−263852号公報
しかし、特許文献1記載の発明における操作レバーは操縦席の前部のフロントボックスに配置されているために、操作レバーの移動領域を十分に確保することが困難であり、また、複数の折曲げを有する操作レバーは製作コストを高める虞があった。
また、特許文献2記載の発明における外分草体は左右の分草フレームの先端部に固定されているために、天候等の変化によって収穫状態が変化した場合に、迅速に刈取条数を変更することができず収穫効率が低下する虞があった。
そこで、本発明の主たる課題は、かかる問題点を解消することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
請求項1に係る発明は、機体フレーム(1)の前側に、植立穀桿を刈取る刈取装置(4)を配置し、該機体フレーム(1)上の一側の前部に刈取装置(4)の搬送装置(14)を、他側の前部に操作者が着座する操縦席(7)を配置し、前記刈取装置(4)の左右先端部に植立穀桿を分草する分草体(10L,10R)を設け、該左右の分草体(10L,10R)を左右方向へ回動操作する操作レバー(9L,9R)を設けたコンバインにおいて、
前記操作レバー(9L,9R)を、前記操縦席(7)のサイド操作ボックス(7B)と前記刈取装置(4)の搬送装置(14)の間に並設したことを特徴とするコンバインである。
請求項2に係る発明は、前記操作レバー(9L,9R)の基部を、前記機体フレーム(1)側から前記サイド操作ボックス(7B)と前記搬送装置(14)の間に延伸する部材(54)に軸支された横軸(50)に支持した請求項1記載のコンバインである。
請求項3に係る発明は、前記操縦席(7)から遠い位置に設けた左側の操作レバー(9L)の長さを、操縦席(7)から近い位置に設けた右側の操作レバー(9R)の長さよりも長くした請求項2記載のコンバインである。
請求項4に係る発明は、前記右側の操作レバー(9R)に、左側の操作レバー(9L)と係止するプレート(52)を設け、該右側の操作レバー(9R)を後傾斜姿勢から起立姿勢に移動させることによって左側の操作レバー(9L)を後傾斜姿勢から起立姿勢に移動させる構成とした請求項2記載のコンバインである。
請求項5に係る発明は、前記左側の操作レバー(9L)の前側部と前記部材(54)を、該操作レバー(9L)を前傾斜姿勢となる側に付勢する弾性体(53)を介して接続した請求項4記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、分草体(10L,10R)の開閉状態を行なう操作レバー(9L,9R)を、操縦席(7)のサイド操作ボックス(7B)と刈取装置(4)の搬送装置(14)の間に並設しているので、操作レバー(9L,9R)の広い稼働領域を確保でき、収穫状態に応じて迅速に刈取る穀桿の条数を変更することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、操作レバー(9L,9R)の基部を、サイド操作ボックス(7B)と搬送装置(14)の間に延伸する部材(54)に軸支された横軸(50)に支持しているので、別にフレーム等を設ける必要が無く製造コストを抑制することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加えて、操作者の遠位に設けた操作レバー(9L)の長さを近位に設けた操作レバー(9R)の長さよりも長くしているので、操作者の遠位に設けられた操作レバー(9L)を容易に操作することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項2記載の発明の効果に加えて、操作者の近位に設けた操作レバー(9R)の基部に遠位に設けた操作レバー(9L)と係止するプレート(52)を設け、操作レバー(9R)を後傾斜姿勢から中立姿勢に移動させることによって操作レバー(9L)を後傾斜姿勢から中立姿勢に移動させる構成としているので、操作者の近位に設けた操作レバー(9R)を操作することによって遠位に設けられた操作レバー(9L)を容易に操作することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明の効果に加えて、操作レバー(9L)の前側部と部材(54)を連結し、操作レバー(9L)を前傾斜姿勢となる側に付勢する弾性体(53)を備えているので、操作者の遠位に設けられた操作レバー(9L)の誤操作を防止することができる。
コンバインの正面図である。 コンバインの左側面図である。 コンバインの平面図である。 コンバインの要部の平面図である。 2条刈り時の分草体の説明図である。 3条刈り時の分草体の説明図である。 3条刈り時の分草体の説明図である。 4条刈り時の分草体の説明図である。 引起装置の正面図である。 刈取装置の左側面図である。 引起装置と掻込装置の要部の平面図である。 引起装置と掻込装置の要部の正面図である。 引起装置と掻込装置のガイドの平面図である。 引起装置と掻込装置のガイドの説明図である。 操作レバーの左側面図である。 操作レバーの背面図である。 操作レバーの説明図である。 他の引起装置と掻込装置の要部の平面図である。 他の引起装置と掻込装置の要部の正面図である。 他の掻引起装置と込装置のガイドの説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ詳説する。なお、理解を容易にするために便宜的に方向を示して説明しているが、これらにより構成が限定されるものではない。
コンバインは、図1〜3に示すように、機体フレーム1の下方には土壌面を走行するために左右一対のクローラ2L,2Rからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の上方左側には脱穀・選別を行う脱穀装置3が設けられ、脱穀装置3の前方には圃場の穀桿を収穫する刈取装置4が設けられている。また、脱穀装置3で脱穀・選別された穀粒は脱穀装置3の右側に設けられたグレンタンク5に貯留され、貯留された穀粒は排出筒6により外部へ排出される。
機体フレーム1の上方右側には操作者が搭乗する操作部を備えた操縦席7が設けられ、操縦席7の前部にはコンバインの進行方向を操作するパワステレバー8A等が設けられたフロント操作ボックス7Aが配置され、操縦席7の左側部にはコンバインの走行速度を操作する走行変速レバー8B等が設けられたサイド操作ボックス7Bが配置されている。
また、サイド操作ボックス7Bと搬送装置14の間には、刈取装置4の先端部に設けられた左右の分草体10L,10Rの開閉状態を操作する操作レバー9L,9Rが設けられている。
<刈取装置>
刈取装置4は、圃場に植立する穀稈を左右に分草する分草体10と、左右に分草された穀稈を引起す引起装置11と、引起こされた穀稈を掻き込む掻込装置12と、掻込装置12で掻き込まれる穀稈の桿元を切断する刈刃装置13と、桿元が切断された穀稈を脱穀装置3のフィードチェン3Aに引継ぐ搬送装置14から構成されている。
刈取装置4は、機体フレーム1に対して上下方向に揺動可能な伝動軸を内装する伝動筒15によって上下方向に昇降可能とされている。
また、伝動筒15の先端部には、左右幅方向に延伸する伝動軸を内装する伝動軸ケース16が連結されており、伝動軸ケース16には、図4に示すように、左右幅方向に所定の間隔をおいて伝動軸ケース16から前方に延伸する分草フレーム17C,17L,17Rが設けられている。
(分草体)
左右幅方向の中間の分草体10Cは、分草フレーム17Cの先端部に固定され、分草体10L,10Rに対して左右幅方向の略中心に設けられている。
また、分草体10L,10Rは、それぞれ分草フレーム17L,17Rの先端部に設けられた縦軸18L,18Rを回転支点として左右方向に揺動自在に支持されており、分草体10L,10Rの揺動は、それぞれサイド操作ボックス7Bと搬送装置14の間に設けられた操作レバー9L,9Rによって遠隔操作することができる。
分草体10L,10Rは、ワイヤ51L,51R等を介して操作レバー9L,9Rの基部に連結されており、操作レバー9L,9Rを横軸50を回転支点として前方に移動させた場合には、左側の分草体10Lは縦軸18Lを中心として右方向に、右側の分草体10Rは縦軸18Rを中心として左方向にそれぞれ揺動して閉状態となり、操作レバー9L,9Rを横軸50を回転支点として後方に移動させた場合には、左側の分草体10Lは縦軸18Lを中心として左方向に、右側の分草体10Rは縦軸18Rを中心として右方向にそれぞれ揺動して開状態となる。
未刈地側の穀稈が左側の走行クローラ2Lによって踏まれるのを防止するために、左側の走行クローラ2Lの左側端の仮想線Lよりも開状態にある左側の分草体10Lの先端部が左側に位置するように分草フレーム17Lの揺動角度、草フレーム17Lの分草体10Lへの支持位置を設定している。
2条刈り作業時には、左右の操作レバー9L,9Rを前方に移動させて、図5に示すように、左側の分草体10Lを右方向に、右側の分草体10Rを左方向に揺動させて閉状態にして、左側の分草体10Lと中間の分草体10Cの間に1条の穀桿Kを導入し、右側の分草体10Rと中間の分草体10Cの間に1条の穀桿Kを導入しながら収穫作業を行なう。
なお、本作業時においては、操作者は、既に刈取った穀桿に切り株Cに右側の分草体10Rの先端部を合わせることにより容易に収穫作業を行なうことができる。
畦際等の3条刈り作業時には、左側の操作レバー9Lを後方に、右側の操作レバー9Rを前方に移動させて、図6に示すように、左側の分草体10Lを左方向に揺動させ開状態にし、右側の分草体10Rを左方向に揺動させて閉状態にして、左側の分草体10Lと中間の分草体10Cの間に2条の穀桿Kを導入し、右側の分草体10Rと中間の分草体10Cの間に1条の穀桿Kを導入しながら収穫作業を行なう。
なお、本作業時においては、操作者は、左側の分草体10Lの先端部の右側に植立する穀稈Kを合わせることにより容易に収穫作業を行なうことができる。
中割り等の3条刈り作業時には、左側の操作レバー9Lを前方に、右側の操作レバー9Rを後方に移動させて、図7に示すように、左側の分草体10Lを右方向に揺動させ閉状態にし、右側の分草体10Rを右方向に揺動させて開状態にして、左側の分草体10Lと中間の分草体10Cの間に1条の穀桿Kを導入し、右側の分草体10Rと中間の分草体10Cの間に2条の穀桿Kを導入しながら収穫作業を行なう。
なお、本作業時においては、操作者は、右側の分草体10Rの先端部の左側に植立する穀稈Kを合わせることにより容易に収穫作業を行なうことができる。
4条刈り作業時には、操作レバー9L,9Rを後方に移動させて、図8に示すように、左側の分草体10Lを左方向に、右側の分草体10Rを右方向に揺動させて開状態にして、左側の分草体10Lと中間の分草体10Cの間に2条の穀桿Kを導入し、右側の分草体10Rと中間の分草体10Cの間に2条の穀桿Kを導入しながら収穫作業を行なう。
なお、本作業時においては、操作者は、右側の分草体10Rの先端部の左側に植立する穀稈Kを合わせることにより容易に収穫作業を行なうことができる。
(引起装置)
引起装置11は、分草体10によって分草された倒伏等した穀桿を引起す装置である。
引起装置11は、図9に示すように、左右の対向する引起装置11L,11Rからなり、引起装置11L,11Rは、左右対称形状に構成された引起しケース20と、引起しケース20の内側の上部に設けられた駆動スプロケット21と、テンションスプロケット22と、引起しケースの内側の下部に左右所定間隔を置いて配置された左右のガイドローラ23A,23Bと、それらに亘って掛け回した引起しラグ24が付設されたチェン25等から形成されている。
引起装置11L,11Rの始端側には、引起しラグ24,24によって穀稈を外側から内側に向かって導入し、引起装置11L,11Rの間に形成される引起し経路Y2に向かって穀桿を掻き寄せる掻寄せ経路Y1が設けられている。
また、掻寄せ経路Y1は、所定間隔をあけて配置したガイドローラ23A,23Bの間に形成され、掻寄せ経路Y1では、複数の引起しラグ24は下向き作用姿勢で左右幅方向に移動し、引起し経路Y2では、引起しラグ24が横向き姿勢で上方向に移動する。
(掻込装置)
掻込装置12は、引起装置11の掻寄せ経路Y1、引起し経路Y2に搬送された穀桿の桿元を係止して、後方の刈刃装置13に搬送すると共に、刈刃装置13によって桿元が切断された穀桿をさらに後方の搬送装置14に搬送する装置である。
掻込装置12は、図10〜12に示すように、左右の対向する掻込装置12L,12Rからなり、掻込装置12L,12Rは、略左右対称に構成された掻込ケース30と、掻込ケース30の上部に設けられた掻込スターホイル31と、掻込ケース30の上部と下部にそれぞれ設けられた上部プーリ(後部プーリ)35Aと下部プーリ(前部プーリ)35Bに掛け回した掻込ラグ32が付設された帯体(ベルト)33等から形成されている。なお、上部プーリ35Aは、掻込スターホイル31を支持する駆動軸34に支持されており、掻込スターホイル31の上方に掻込スターホイル31と略平行に設けられている。
掻込装置12L,12Rは、後上がり傾斜して設けられており、引起装置11L,11Rの掻寄せ経路Y1に導入された穀桿の姿勢の乱れを防止して後方の刈刃装置13に能率良く搬送するために、側面視において、掻込装置12L,12Rの先端部は、図10に示すように、それぞれ引起装置11L,11Rの先端部の後方に臨ませている。
より好適には、側面視において、掻込装置12L,12Rの引起しラグ24の先端部を、それぞれ引起装置11L,11Rの引起しケース20のガイドローラ23Aの下端部の後方に臨ませている。
引起装置11L,11Rの掻寄せ経路Y1、引起し経路Y2に導入された穀桿の滞留による脱粒、株抜けを防止して後方の刈刃装置13、搬送装置14に能率良く搬送するために、平面視において、引起装置11L,11Rと掻込装置12L,12Rに取囲まれる領域S1の面積を狭小とするために、図11に示すように、左側の掻込装置12Lの掻込ラグ32の先端を結ぶ仮想線L1の前方延長部が分草体10Lを支持する縦軸18Lよりも右側をとおり、右側の掻込装置12Rの掻込ラグ32の先端を結ぶ仮想線R1の前方延長部が分草体10Rを支持する縦軸18Rよりも左側をとおって延伸するように掻込装置12L,12Rを設けている。なお、掻込装置12Lの仮想線L1と前後方向の直線の成す第1角度(θ1)は約40度であり、掻込装置12Rの仮想線R1と前後方向の直線の成す第1角度(θ1)は約45度である。
より好適には、平面視において、左側の掻込装置12Lの上部プーリ35Aと下部プーリ35Bの中心を結ぶ仮想線L2の前方延長部が分草体10Lを支持する縦軸18Lよりも右側をとおり、右側の掻込装置12Rの上部プーリ35Aと下部プーリ35Bの中心を結ぶ仮想線R2の前方延長部が分草体10Rを支持する縦軸18Rよりも左側をとおって延伸するように掻込装置12L,12Rを設ける。なお、掻込装置12Lの仮想線L2と前後方向の直線の成す第2角度(θ2)は約30度であり、掻込装置12Rの仮想線R2と前後方向の直線の成す第2角度(θ2)は約35度である。
なお、3条、4条刈り作業を能率的に行なうために、平面視において、左側の掻込装置12Lの仮想L2の前方延長部が開状態の分草体10Lの先端部よりも右側をとおり、右側の掻込装置12Rの仮想線R2の前方延長部が開状態の分草体10Rの先端部よりも左側をとおって延伸するように掻込装置12L,12Rを設けるのがより好適である。
また、引起装置11L,11Rの掻寄せ経路Y1、引起し経路Y2に導入された穀桿の滞留による脱粒、株抜けを防止して後方の刈刃装置13、搬送装置14に能率良く搬送するために、正面視において、引起装置11L,11Rと掻込装置12L,12Rに取囲まれる領域S2の面積を狭小とするために、図12に示すように、左側の掻込装置12Lの掻込ラグ32の先端を結ぶ仮想線L3の前方延長部が閉状態の分草体10Lの先端部よりも左側をとおり、右側の掻込装置12Rの仮想線R3の前方延長部が閉状態の分草体10Rの先端部よりも右側をとおって延伸するように掻込装置12L,12Rを設けている。
より好適には、左側の掻込装置12Lの掻込ラグ32の先端を結ぶ仮想線L3の前方延長部が閉状態の分草体10Lと開状態の分草体10Lの先端部の間をとおり、右側の掻込装置12Rの仮想線R3の前方延長部が閉状態の分草体10Rと開状態の分草体10Rの先端部の間をとおって延伸するように掻込装置12L,12Rを設ける。
(ガイド)
掻込装置12L,12Rの周辺部には、図10,13に示すように、掻込装置12L,12Rへの穀桿の絡まり、搬送中の穀桿の脱落を防止するために、それぞれ鋼板、バネ鋼板等からなる左右のガイド36,38が設けられている。
掻込装置12Lの周辺に設けられ、穀桿の搬送経路を形成する左側のガイド36は、側面視において、左側の掻込装置12Lの掻込スターホイル31と掻込ラグ32の間に、掻込装置12Lと略平行に、掻込スターホイル31に近接させて設けられ、平面視において、前部から後方右側に向かって緩やかに延伸して掻込スターホイル31の前方右側に近接する中間部始点に至り、中間部始点から掻込スターホイル31に沿って円弧状に延伸して掻込スターホイル31の後方中間部の中間部終点に至り、中間部終点から左側に向かって延伸して後部に至っている。
また、ガイド36の前端部は、分草フレーム17Lの中間部から分岐して左側の引起装置11Lの後方に延伸するフレーム27Lの引起装置11Lのガイドローラ23Aよりも左側近傍に延伸する部位に固定され、ガイド36の後端部は、図14に示すように、ガイド36とガイド38の間に形成される穀桿が搬送される搬送路の左右方向の間隔を調整するために、左右方向に長孔が形成されたブラケット36Aを介して伝動筒15に左右方向に移動可能に取付けられている。
ガイド36の外周には、搬送時の穀桿の脱落を防止するために、バネ鋼板等からなる板バネ37が設けられている。板バネ37は、側面視において、ガイド36と平行に設けられ、平面視において、前部から後方右側に向かって延伸してガイド38に近接する中間部始点に至り、中間部始点からガイド38に沿って後方に延伸して中間部終点に至り、中間部終点から左側に向かって延伸して後部に至る。
板バネ37の前部は、ガイド36の中間部始点部に固定され、後部は自由端部となっている。なお、板バネ37の前部に長孔を形成してガイド36の中間部始点部に左右方向に移動可能に固定することもできる。
掻込装置12Rの周辺に設けられ、穀桿の搬送経路を形成する右側のガイド38は、側面視において、右側の掻込装置12Rの掻込スターホイル31と掻込ラグ32の間に、掻込装置12Rと略平行に、掻込スターホイル31に近接させて設けられ、平面視において、前部から後方左側に向かって緩やかに延伸して掻込スターホイル31の前方左側に近接する中間部始点に至り、搬送装置14への穀桿の引継ぎを能率良く行なうために、中間部始点から後方左側に向かって略直線状に延伸して中間部終点に至り、中間部終点から搬送装置14の前部に向かってさらに略直線状に延伸して後部に至る。なお、ガイド36の中間部始点から中間部終点に至る中間部とガイド38の中間部始点から中間部終点に至る中間部から形成される搬送経路は、搬送経路の始部に対して後部が後方左側に傾斜して搬送装置14の前部に至っている。
また、ガイド38の前端部は、分草フレーム17Rの中間部から分岐して右側の引起装置11Rの後方に延伸するフレーム27Rの引起装置11Rのガイドローラ23Aよりも右側近傍に延伸する部位に固定され、ガイド38の後端部は、搬送装置14の前部の下側に向けて自由端とされ、ガイド38の中間部終点から後方右側に向かって延伸する分岐ガイド38Aは、伝動軸ケース16の左右方向の中間部から上下方向に延伸する縦伝動筒19に固定されている。
(刈刃装置)
刈刃装置13は、掻込み装置12で掻込まれた穀桿等の株元を切断する装置であり、掻込み装置12の下方に設けられている。
横刈刃装置13は、図11に示すように、固定状態の水平下刃40と、水平下刃40を支持する刈刃プレート41と、水平下刃40と刈刃プレート41によって形成された隙間を左右方向に往復摺動する水平上刃42から構成されている。
(搬送装置)
搬送装置14は、掻込装置12によって搬送された穀桿を係止して、後方左側に設けられた脱穀装置3のフィードチェン3Aに穀桿を搬送する装置である。なお、搬送装置14の始端部は、穀稈の背丈に合わせて供給深さを調節するために、終端部に設けられた横軸(図示省略)を回動支点として上下方向に移動可能に構成されている。
<操作レバー>
操作レバー9L,9Rは、分草体10L,10Rの開閉状態の切換えを行なう装置であり、横軸50を回転支点として操作レバー9L,9Rを後方に移動させると、分草体10L,10Rは開状態となり、横軸50を回転支点として操作レバー9L,9Rを前方に移動させると分草体10L,10Rは閉状態となる。
平行に並設された操作レバー9L,9Rの基部は、図15,16に示すように、横軸50に回転自在に支持され、操作レバー9L,9Rの基部の横軸50よりも上側の部位には、一端部が分草体10L,10Rに連結されているワイヤ51L,51Rの他端部が連結されている。なお、操作レバー9L,9Rの操作領域を拡大するために、横軸50は、刈取装置4の後側に設けられた部材(フレーム)54に軸支されており、操縦席7の下方に設けられた部材に軸支することもできる。
また、操作レバー9Rの左側に設けられている操作者から遠位にある操作レバー9Lの操作性を向上させ、誤操作を防止するために、操作レバー9Rには、操作レバー9Lの基部の後側面に係合する上下方向に延伸するプレート52が設けられており、操作レバー9Lの中間部の前側面には、スプリング等の弾性体53が設けられている。
これによって、図17に示すように、後方に向かって傾斜していた操作レバー9L,9Rの操作レバー9Rを前方へ移動させると、操作レバー9Rに設けられたプレート52によって操作レバー9Lが前方に押されて操作レバー9Lが中間まで移動し、さらに操作レバー9Lの弾性体53の収縮力によって操作レバー9Lは前方に向かって移動させられる。
なお、本実施形態にあっては、操作レバー9L,9Rを同一長さにしているが、操作者から遠位にある操作レバー9Lの長さを操作レバー9Rの長さよりも長くすることもでき、操作レバー9Rを後方でロック機構(図示省略)によって維持することも可能である。
<他の実施形態>
次に、右側に開閉状態の切換え操作が可能な分草体10Rを設け、左側に開閉状態の切換えができない固定した分草体60Lを設けた他の実施形態について説明する。なお、同一部材には同一符号を付し重複した説明は省略する。
左側の分草体60Lは、分草フレーム17Lの先端部に形成された縦軸18Lに固定され、右側の分草体10Rは、分草フレーム17Rの先端部に形成された縦軸18Rを中心に左右に揺動自在に支持されており、右側の分草体10Rの揺動は、サイド操作ボックス7Bと搬送装置14の間に設けられた操作レバー9Rによって遠隔操作される。
引起装置11L,11Rの掻寄せ経路Y1、引起し経路Y2に導入された穀桿の滞留による脱粒、株抜けを防止して後方の刈刃装置13、搬送装置14に能率良く搬送するために、平面視において、引起装置11L,11Rと掻込装置12L,12Rに取囲まれる領域S1の面積を狭小とするために、図18に示すように、左側の掻込装置12Lの掻込ラグ32の先端を結ぶ仮想線L1の前方延長部が分草体60Lを支持する縦軸18Lよりも右側をとおり、右側の掻込装置12Rの掻込ラグ32の先端を結ぶ仮想線R1の前方延長部が分草体10Rを支持する縦軸18Rよりも左側をとおって延伸するように掻込装置12L,12Rを設けている。なお、掻込装置12Lの仮想線L1と前後方向の直線の成す第1角度(θ1)は約40度であり、掻込装置12Rの仮想線R1と前後方向の直線の成す第1角度(θ1)は約45度である。
より好適には、左側の掻込装置12Lの上部プーリ35Aと下部プーリ35Bの中心を結ぶ仮想線L2の前方延長部が分草体60Lを固定支持する縦軸18Lよりも右側をとおり、右側の掻込装置12Rの上部プーリ35Aと下部プーリ35Bの中心を結ぶ仮想線R2の前方延長部が分草体10Rを支持する縦軸18Rよりも左側をとおって延伸するように掻込装置12L,12Rを設けている。
なお、3条刈り作業を能率的に行なうために、右側の掻込装置12Rの仮想線R2の前方延長部が開状態の分草体10Rの先端部よりも左側をとおって延伸するように掻込装置12Rを設けるのが好適である。なお、掻込装置12Lの仮想線L2と前後方向の直線の成す第2角度(θ2)は約30度であり、掻込装置12Rの仮想線R2と前後方向の直線の成す第2角度(θ2)は約35度である。
また、引起装置11L,11Rの掻寄せ経路Y1、引起し経路Y2に導入された穀桿の滞留による脱粒、株抜けを防止して後方の刈刃装置13、搬送装置14に能率良く搬送するために、正面視において、引起装置11L,11Rと掻込装置12L,12Rに取囲まれた領域S2の面積を狭小とするために、図19に示すように、左側の掻込装置12Lの掻込ラグ32の先端を結ぶ仮想線L3の前方延長部が分草体60Lの先端部よりも左側をとおり、右側の掻込装置12Rの仮想線R3の前方延長部が閉状態の分草体10Rの先端部よりも右側をとおって延伸するように掻込装置12Rを設けている。
より好適には、右側の掻込装置12Rの仮想線R3の前方延長部が閉状態の分草体10Rと開状態の分草体10Rの先端部の間をとおって延伸するように掻込装置12Rを設ける。
掻込装置12L,12Rの周辺部には、図20に示すように、掻込装置12L,12Rへの穀桿の絡まり、搬送中の穀桿の脱落を防止するために、それぞれ鋼板等からなるガイド36,38が設けられている。
ガイド36の後部は、ガイド36とガイド38の間に形成される穀桿が搬送される搬送路の左右方向の間隔を調整するために、左右方向に長孔が形成されたブラケット36Aを介して伝動筒15に左右方向に移動可能に固定され、ガイド36の外周には、搬送時の穀桿の脱落を防止するために、バネ鋼板等からなる板バネ37が設けられている。また、ガイド38後部は、搬送装置14への穀桿の引継ぎを能率良く行なうために、搬送装置14まで延伸し、搬送装置14の前部の下側に固定されている。
以上の実施形態においては、2基の引起装置11L,11Rを備えたコンバインについて詳述したが、3基以上の引起装置を備えたコンバインにも適用することができる。
1 機体フレーム
4 刈取装置
7 操縦席
7A フロント操作ボックス
7B サイド操作ボックス
9L 操作レバー
9R 操作レバー
10L 分草体
10R 分草体
11 引起装置
12 掻込装置
13 刈刃装置
14 搬送装置
50 横軸
51L ワイヤ
51R ワイヤ
52 プレート
53 弾性体
54 部材

Claims (5)

  1. 機体フレーム(1)の前側に、植立穀桿を刈取る刈取装置(4)を配置し、該機体フレーム(1)上の一側の前部に刈取装置(4)の搬送装置(14)を、他側の前部に操作者が着座する操縦席(7)を配置し、
    前記刈取装置(4)の左右先端部に植立穀桿を分草する分草体(10L,10R)を設け、該左右の分草体(10L,10R)を左右方向へ回動操作する操作レバー(9L,9R)を設けたコンバインにおいて、
    前記操作レバー(9L,9R)を、前記操縦席(7)のサイド操作ボックス(7B)と前記刈取装置(4)の搬送装置(14)の間に並設したことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記操作レバー(9L,9R)の基部を、前記機体フレーム(1)側から前記サイド操作ボックス(7B)と前記搬送装置(14)の間に延伸する部材(54)に軸支された横軸(50)に支持した請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記操縦席(7)から遠い位置に設けた左側の操作レバー(9L)の長さを、操縦席(7)から近い位置に設けた右側の操作レバー(9R)の長さよりも長くした請求項2記載のコンバイン。
  4. 前記右側の操作レバー(9R)に、左側の操作レバー(9L)と係止するプレート(52)を設け、該右側の操作レバー(9R)を後傾斜姿勢から起立姿勢に移動させることによって左側の操作レバー(9L)を後傾斜姿勢から起立姿勢に移動させる構成とした請求項2記載のコンバイン。
  5. 前記左側の操作レバー(9L)の前側部と前記部材(54)を、該操作レバー(9L)を前傾斜姿勢となる側に付勢する弾性体(53)を介して接続した請求項4記載のコンバイン。
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