JP2004187592A - コンバインの脱穀装置 - Google Patents

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栄 園山
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Abstract

【課題】手扱ぎ作業時には安全かつ容易に手扱ぎ作業を行えるようにすると共に、通常作業時には刈取り穀稈を良好な搬送姿勢で搬送できるようにする。
【解決手段】フィードチエン27の搬送始端部に設けた穀稈支持手段44を、フィードチエン27の搬送始端部の上方を覆う手扱ぎ作業位置と、前処理部28により刈取られた穀稈の株元を下方からガイドする通常作業位置とに選択的に切換え自在とする。こうして、手扱ぎ作業時には、フィードチエン27の搬送始端部が穀稈支持手段44により覆われた状態で、手刈り穀稈の手扱ぎ作業を行うことが可能となり、また、通常作業時には、前処理部28で刈取られた穀稈を穀稈支持手段44によりスムーズにガイドして、良好な搬送姿勢での搬送を可能とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンバインの脱穀装置に関し、詳しくはフィードチエンの搬送始端部に、手扱ぎ作業姿勢と通常作業姿勢とに切換え自在な穀稈支持手段を設けたコンバインの脱穀装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンバインは、前処理部にて刈取られた穀稈を挟持して搬送する株元搬送チエンと、該株元搬送チエンにより搬送されてきた穀稈を適当な扱深さに調節する扱深さ搬送チエンと、該扱深さ搬送チエンによって移送された穀稈をフィードチエンによって脱穀部に向け搬送する脱穀装置とを備えており、従来、このフィードチエンはその搬送始端部が外部に露出していた。
【0003】
一方、圃場の隅部の穀稈をコンバインで刈取るのは、機体の旋回半径等との関係から困難であるため、隅部の穀稈を手刈りし、この手刈りした穀稈を手扱ぎ作業することが行われているが、穀稈を手扱ぎ作業する際、作業者の衣類等がフィードチエンに巻き込まれるおそれがあった。特に、大型コンバインの場合は、チエン速度が速いため、衣類等の巻き込みを回避すべく細心の注意を払いながら作業を行っていた。
【0004】
これに対し、例えば特許文献1と特許文献2のように、フィードチエンの搬送始端部を覆うチエン覆い板を設けた技術が公知である。そして、特許文献1によれば、前記チエン覆い板をフィードチエンの側方に上下移動自在に配置し、フィードチエンの搬送始端部が露出する下降位置と、フィードチエンの搬送始端部を上方から覆う上昇位置とに切換え自在に構成し、前記下降位置では通常作業による刈取脱穀を行い、また、前記上昇位置では穀稈の詰りを防止しつつ手扱ぎ作業を行えるようにした点が開示されている。
【0005】
また、特許文献2によれば、脱穀装置本体に穀稈載置支持体を取付け、この穀稈載置支持体を、フィードチエンの搬送始端部を上方から覆う作用姿勢と、フィードチエンの循環経路よりも下方の位置に格納される格納姿勢とに切換え可能に構成し、前記と同様に、前記作用姿勢では手扱ぎ作業を行えるようにし、また、前記格納姿勢では通常作業による刈取脱穀を行うようにした点が開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−242668号公報
【特許文献2】
特開2001−231341号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した特許文献1及び特許文献2に開示された技術によると、手扱ぎ作業時にフィードチエンの搬送始端部を覆うようにチエン覆い板、又は穀稈載置支持体を設けている点で共通しているが、いずれの場合も、前処理部により刈取られた穀稈をフィードチエンにより脱穀部に向け搬送する通常作業時に、前記チエン覆い板又は穀稈載置支持体が、搬送される穀稈の株元をガイドする作用は有していない。
【0008】
このため、従来においては、前述した通常作業時に、フィードチエンの搬送始端部を通過する穀稈を外部からガイドする部材は何もなかったため、搬送始端部から脱穀部に至る途中で穀稈の搬送姿勢が乱れるという課題があった。
【0009】
本発明は、斯かる課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、手扱ぎ作業時には安全かつ容易に手扱ぎ作業を行うことができ、また、通常作業時には刈取り穀稈を良好な搬送姿勢で搬送することのできるコンバインの脱穀装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、前処理部(28)にて刈取られた穀稈を挟持して脱穀部(26)に向け搬送するフィードチエン(27)を備えたコンバイン(10)の脱穀装置において、
前記フィードチエン(27)の搬送始端部に穀稈支持手段(44)を設け、該穀稈支持手段(44)を、
前記フィードチエン(27)の搬送始端部の上方を覆い、手刈り穀稈を載置する手扱ぎ作業位置と、
前記フィードチエン(27)の搬送始端部の側方にて、前記前処理部(28)により刈取られた穀稈の株元を下方からガイドする通常作業位置と、に選択的に切換え自在としたことを特徴とする。
【0011】
請求項2に係る発明は、請求項1記載のコンバインの脱穀装置において、前記穀稈支持手段(44)は、フィードチエン支持部材(54)に固定され前記穀稈の搬送方向を向く回動支点軸(152a)に上下回動自在に基端部が軸着された第1の部材(148)と、該第1の部材(148)の先端部にて該第1の部材(148)に対し前記穀稈の搬送方向と略々直交方向にスライド自在な第2の部材(146)と、を有し、
前記第1の部材(148)が前記回動支点軸(152a)を中心として上方に回動し、第1の部材(148)に対し前記第2の部材(146)が一方向にスライドすると、前記フィードチエン(27)の搬送始端部の上方を覆う前記手扱ぎ作業位置となり、
前記第1の部材(148)が前記回動支点軸(152a)を中心として前記フィードチエン(27)の搬送始端部の側方に回動し、第1の部材(148)に対し前記第2の部材(146)が前記一方向と反対方向にスライドして前記通常作業位置となるように構成したことを特徴とする。
【0012】
[作用]
本発明によれば、フィードチエン(27)の搬送始端部に設けた穀稈支持手段(44)を、フィードチエン(27)の搬送始端部の上方を覆う手扱ぎ作業位置と、前処理部(28)により刈取られた穀稈の株元を下方からガイドする通常作業位置とに選択的に切換え自在としたので、手扱ぎ作業時には、フィードチエン(27)の搬送始端部が穀稈支持手段(44)により覆われた状態で、手刈り穀稈の手扱ぎ作業を行うことが可能となり、また、通常作業時には、前処理部(28)で刈取られた穀稈を穀稈支持手段(44)によりスムーズにガイドして、良好な搬送姿勢での搬送を可能とし、これにより穀稈の詰りや不揃い搬送等が防止される。
【0013】
なお、上述した括弧内の符号は、図面を対照するためのものであって、本発明を何ら限定するものではない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
図1は、本発明に係る脱穀装置が搭載されたコンバインの概略の側面図であり、このコンバイン10は、左右一対のクローラ走行装置12,12に支持された走行機体14を有し、該走行機体14の上部左右一側には、キャビン16にて覆われ座席シート18と操作レバー20等を有する操縦部22と、穀粒タンク24等を有し、左右他側には脱穀部26を有している。穀粒タンク24の後部の機体取付面からは、縦筒25aが立設され、該縦筒25aの上部にてオーガ排出筒25が起伏自在かつ回転自在に支持されている。また、走行機体14の前方には、穀稈を刈取る前処理部28が昇降自在に支持されている。
【0016】
前記脱穀部26は、前処理部28で刈取った穀稈を挟持して扱室(図示せず)内に搬送するフィードチエン27を有し、該フィードチエン27はチエン側面カバー31により一側面を覆われている。すなわち、前処理部28で刈取られた穀稈は、フィードチエン27とレール32によって挟持されながら扱室内に供給される。供給された穀稈は、扱室内で図示しない扱胴により脱穀されると共に選別処理され、穀粒タンク24に一時的に貯留される。なお、脱穀後の排ワラは後処理装置29に搬送され、該後処理装置29にて切断又は結束されて圃場に排出される。
【0017】
前記前処理部28は、引起し装置30と、走行機体14の略々左右全幅にわたって植立穀稈を分草する複数のデバイダ34、左右端のデバイダから後方に延設され、隣接条間を分草する左右のナローガイド35等を有している。更に、左右端のデバイダから走行機体14の前部に向って前処理フレーム36が延設されていて、該前処理フレーム36の後端部は、走行機体14の上部から機体前方に向け下方に傾斜配置された筒状フレーム38の下部に連結されている。この筒状フレーム38が、油圧シリンダ(図示せず)により駆動されて、前処理部28が昇降駆動される。
【0018】
ここで、例えばコンバイン10により水田や畑で稲、麦の収穫を行う場合、走行機体14の旋回半径等の関係から、圃場の隅部に刈り残し部分が発生することがあり、この場合は作業者が手刈りにより穀稈の収穫を行う。そして、収穫した穀稈は、扱室を覆うカバー40及びこれと一体の入口ガイド棒42を上方に開放して、手で穀稈をフィードチエン27の挟持口に供給する、いわゆる手扱ぎ脱穀作業が行われる。
【0019】
この場合、本実施形態では、フィードチエン27の搬送始端部に穀稈支持手段44を設け、該穀稈支持手段44を、手扱ぎ作業位置と通常作業位置とに選択的に切換え自在としている。
【0020】
すなわち、図2に示すように、穀稈支持手段44は、手扱ぎ作業時に手刈り穀稈を載置する載置板46、及び通常作業時に前処理部28により刈取られた穀稈の株元を下方からガイドするガイド板48を有する側面視略L字状の支持金具50と、前記ガイド板48と一体的に固定され、該ガイド板48から一方(図の下方)に突出された突出部48aと、該突出部48aの先端に設けられた球状のボール部52とを有している。
【0021】
そして、例えば前記ボール部52を、チエン側面カバー31の内側のチエン取付板(図4参照)54に、図示しないボール受けを介してボール継手として取付けることで、図2の実線位置では、支持金具50の載置板46がフィードチエン27の搬送始端部の上方を覆う手扱ぎ作業位置に設定され、また、ボール部52を中心として支持金具50をフィードチエン27に当接しないように、該フィードチエン27の取付け位置から離反するように矢印方向に回動し、更に、該支持金具50をボール部52を中心として180度回動することで、図2の二点鎖線位置になる。この位置では、ガイド板48が、前処理部28により刈取られた穀稈の株元を下方からガイドする通常作業位置に設定される。
【0022】
図3乃至図6は、本実施の形態における穀稈支持手段44の具体例を示している。
【0023】
すなわち、例えば図4において、フィードチエン27の側方を覆うチエン側面カバー31の機体内側方に、チエン取付板(チエン支持部材)54が固定されており、このチエン取付板54には、回動支点軸152aが穀稈の搬送方向を向くヒンジ152の一端がボルト56により取付けられていて、このヒンジ152の他端には、ブラケット(第1の部材)148の基端部が溶接固定されている。また、このブラケット148の先端部は、略々L字状に折曲されたスライド支持部148aを有している。更に、このブラケット148に対し、穀稈の搬送方向と略々直交する方向(矢印方向)にスライド自在にカバー(第2の部材)146が支持されている。このカバー146は、そのスライド方向の両端側が略々直角に折り曲げられた折曲部146a,146bを有し、かつ一方の折曲部146aの先端には、ゴム製のダンパ58が取付けられている。また、このカバー146には、前記折曲部146a,146bを連結するように、かつ前記ブラケット148に形成された孔(図示せず)を貫通する丸棒60,60が溶接固定されている。そして、このカバー146は、丸棒60,60により、ブラケット148に対しスライド自在に構成されることになる。
【0024】
図3及び図4は、穀稈支持手段44が手扱ぎ作業位置にある状態を示している。すなわち、この手扱ぎ作業位置では、ブラケット148がヒンジ152の回動支点軸152aを中心として起立状態となるように上方に回動し、更に、前記ブラケット148に対しカバー146が一方向(フィードチエン27の方向)にスライドして、該カバー146がフィードチエン27の搬送始端部の上方を覆っている。このとき、カバー146自身の重量のモーメントの作用で、ブラケット148は略々垂直に起立した状態に保持されている。
【0025】
この手扱ぎ作業位置にあっては、フィードチエン27の搬送始端部の上方はカバー146にて覆われていると共に、この状態でカバー146の上面に手刈り穀稈を載置して、該穀稈を適量づつフィードチエン27の挟持口に供給することができる。
【0026】
また、図5及び図6は、穀稈支持手段44が通常作業位置にある状態を示している。すなわち、この通常作業位置では、ブラケット148がヒンジ152の回動支点軸152aを中心としてフィードチエン27の搬送始端部の外側方に回動し、ブラケット148に対しカバー146が前記一方向と反対方向にスライドした状態になっている。このとき、図6に示すように、カバー146の一方の折曲部146aの先端に設けられたダンパ58が、チエン側面カバー31に当接して、穀稈支持手段44が位置保持されている。
【0027】
この通常作業位置にあっては、前処理部28にて刈取られた穀稈が、フィードチエン27の搬送始端部から脱穀部26に向け搬送される途中で、穀稈の株元がブラケット148により下方から支持され、かつ搬送方向に向けてガイドされる。また、本実施形態によれば、回動操作とスライド操作を行うことで、穀稈支持手段44を通常作業位置と手扱ぎ作業位置とに簡単に位置切換えすることができる。
【0028】
次に、作用について説明する。
【0029】
コンバイン10により、圃場に植立されている穀稈の刈取作業を行う場合、前処理部28で刈取られた穀稈は、掻き込み搬送装置によりフィードチエン27に引継がれ、該フィードチエン27に引継がれた穀稈はフィードチエン27とレール32とによって挟持されながら脱穀部26に供給され、この脱穀部26で脱穀選別される。このような、コンバイン10による通常作業を行うには、フィードチエン27の搬送始端部に設けられた穀稈支持手段44を、図5及び図6に示すように、通常作業位置に設定する。
【0030】
そして、穀稈支持手段44を通常作業位置に設定するには、ブラケット148をヒンジ152の回動支点軸152aを中心としてフィードチエン27の搬送始端部の外側方に回動すると共に、該ブラケット148に対しカバー146を図の矢印方向(斜め下方)に引き伸ばすようにスライドさせる。このとき、カバー146の下端側は、ダンパ58がチエン側面カバー31に当接して位置保持されている。この状態で、前処理部28にて刈取られた穀稈がフィードチエン27の搬送始端部に送られてくると、図6に示すように、正面視にて外側方がやや低く傾斜するように配置したブラケット148の一側表面により、穀稈が下方から支持されると共に、該一側表面により穀稈の株元がガイドされた状態で脱穀部26に向け搬送される。
【0031】
これにより、前処理部28で刈取られた穀稈は、その株元がブラケット148によりスムーズにガイドされて良好な搬送姿勢で搬送されることとなり、搬送途中での穀稈の詰りや不揃い搬送等の発生が防止される。
【0032】
次に、圃場の隅部には、走行機体14の旋回半径等の関係から刈り残し部分が発生することがあり、この場合は作業者が手刈りにより穀稈の収穫を行う。この手刈り穀稈は、コンバイン10の走行を停止した状態で作業者が手でフィードチエン27とレール32の挟持口に穀稈を供給することで、該フィードチエン27により脱穀部に供給されて脱穀・選別が行われる。この手扱ぎ作業を行うには、図3及び図4に示すように、穀稈支持手段44を、手扱ぎ作業位置に設定する。
【0033】
そして、穀稈支持手段44を手扱ぎ作業位置に設定するには、まず、扱室を覆うカバー40及びこれと一体の入口ガイド棒42を上方に開放する。次いで、前述した通常作業位置にある穀稈支持手段44を、図4に示すように、ブラケット148を回動支点軸152aを中心として上方に回動し、更にカバー146を機体内方(フィードチエン27側)に延ばすようにスライドさせる。この状態で、カバー146は一端をスライド支持部148aに支持された片持ち支持状態となり、このとき、ブラケット148には、カバー146自身の重量による反時計方向の回転モーメントが生じ、これにより穀稈支持手段44は安定した状態に保持される。
【0034】
この状態で、カバー146の上面を載置面として該カバー146上に手刈り穀稈を載せ、この手刈り穀稈を、フィードチエン27とレール32との挟持口に適量づつ供給する。この手扱ぎ作業位置では、フィードチエン27の搬送始端部がカバー146により覆われているため、安全かつ容易に手扱ぎ作業を行うことができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明した通り、請求項1に係る発明によれば、フィードチエンの搬送始端部に設けた穀稈支持手段を、フィードチエンの搬送始端部の上方を覆う手扱ぎ作業位置と、前処理部により刈取られた穀稈の株元を下方からガイドする通常作業位置とに選択的に切換え自在としたので、手扱ぎ作業時には、フィードチエンの搬送始端部が穀稈支持手段により覆われた状態で、安全かつ容易に手刈り穀稈を手扱ぎ作業することができる。また、通常作業時には、前処理部で刈取られた穀稈をスムーズにガイドして、搬送姿勢を良好にした状態で搬送することができる。これにより、穀稈の詰りや不揃い搬送等を防止することができる。
【0036】
請求項2に係る発明によれば、穀稈支持手段は、フィードチエン支持部材に固定され穀稈の搬送方向を向く回動支点軸に上下回動自在に基端部が軸着された第1の部材と、該第1の部材の先端部にて該第1の部材に対し穀稈の搬送方向と略々直交方向にスライド自在な第2の部材とを有するので、回動操作とスライド操作により簡単に穀稈支持手段の位置切換えを行うことができ、このため、手扱ぎ作業位置から通常作業位置に切換える場合にも、フィードチエン自身に手を触れることなく安全に作業位置の切換えを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたコンバインの側面図である。
【図2】穀稈支持手段の外観斜視図である。
【図3】手扱ぎ作業位置における穀稈支持手段の取付け状態を示す図である。
【図4】図3のA方向矢視図である。
【図5】通常作業位置における穀稈支持手段の取付け状態を示す図である。
【図6】図5のB方向矢視図である。
【符号の説明】
10 コンバイン
26 脱穀部
27 フィードチエン
28 前処理部
44 穀稈支持手段
46 載置板
48 ガイド板
48a 突出部
50 支持金具
52 ボール部
54 チエン取付板(フィードチエン支持部材)
146 カバー(第2の部材)
146a,146b 折曲部
148 ブラケット(第1の部材)
148a スライド支持部
152 ヒンジ
152a 回動支点軸

Claims (2)

  1. 前処理部にて刈取られた穀稈を挟持して脱穀部に向け搬送するフィードチエンを備えたコンバインの脱穀装置において、
    前記フィードチエンの搬送始端部に穀稈支持手段を設け、該穀稈支持手段を、
    前記フィードチエンの搬送始端部の上方を覆い、手刈り穀稈を載置する手扱ぎ作業位置と、
    前記フィードチエンの搬送始端部の側方にて、前記前処理部により刈取られた穀稈の株元を下方からガイドする通常作業位置と、
    に選択的に切換え自在とした、
    ことを特徴とするコンバインの脱穀装置。
  2. 前記穀稈支持手段は、フィードチエン支持部材に固定され前記穀稈の搬送方向を向く回動支点軸に上下回動自在に基端部が軸着された第1の部材と、該第1の部材の先端部にて該第1の部材に対し前記穀稈の搬送方向と略々直交方向にスライド自在な第2の部材と、を有し、
    前記第1の部材が前記回動支点軸を中心として上方に回動し、第1の部材に対し前記第2の部材が一方向にスライドすると、前記フィードチエンの搬送始端部の上方を覆う前記手扱ぎ作業位置となり、
    前記第1の部材が前記回動支点軸を中心として前記フィードチエンの搬送始端部の側方に回動し、第1の部材に対し前記第2の部材が前記一方向と反対方向にスライドして前記通常作業位置となるように構成した、
    ことを特徴とする請求項1記載のコンバインの脱穀装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012200230A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Iseki & Co Ltd コンバイン
JP2014097066A (ja) * 2014-01-28 2014-05-29 Iseki & Co Ltd コンバイン
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