JPH0518913Y2 - - Google Patents

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JPH0518913Y2
JPH0518913Y2 JP14824688U JP14824688U JPH0518913Y2 JP H0518913 Y2 JPH0518913 Y2 JP H0518913Y2 JP 14824688 U JP14824688 U JP 14824688U JP 14824688 U JP14824688 U JP 14824688U JP H0518913 Y2 JPH0518913 Y2 JP H0518913Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコンバイン、主として大豆の茎稈を刈
取り、脱粒処理するコンバインの脱粒部の前部の
中継部において脱粒した穀粒を穀粒袋等の回収容
器に案内するようにした装置を提供するものであ
る。
〔従来の技術と課題〕
近時、乗用型のコンバインを使用して大豆の茎
稈を刈取つて脱粒処理する作業が実施されている
が、この種のコンバインとしては基本的には稲等
を収穫し脱穀するコンバインを、1条刈りの大豆
専用に改良したものが使用されている。
大豆は、収穫効率の問題から、コンバインによ
つて圃場の側部及び隅部を含めて全部の茎稈の刈
取りができるような間隔に植付けがなされておら
ず、大概の場合、側部の1条分と四隅部に茎稈の
刈り残しが発生することになる。そこでこの刈り
残した茎稈を手で刈取り、これをコンバインに供
給して脱穀する作業が必要となると言う問題があ
る。
また、大豆の茎稈は稲や麦に比較して遥かに硬
い上に太く、更に成長程度によつて茎稈の長さに
大きな差が発生する。そこで搬送体に直交した状
態で把持しながら平行な姿勢で移送しなければ脱
粒不良が発生することになる。
例えば、茎稈の長さが250mmないしそれ以上の
ものである場合には比較的刈取りが容易である
が、200mm以下のものになると搬送体への把持に
不整が生じ、株先部が把持されないものが発生し
たりして株本部に詰まりが発生する。このような
状態になると茎稈の向きが搬送体に沿つた縦方向
の供給となり、脱粒性を悪化させるという問題が
ある。
また大豆は乾燥状態で収穫される場合が多く、
従つて脱粒部まで移送する間に脱粒し易く、前記
のように把持に不整が生じたり、所定の方向を向
かない場合には脱粒部の前部に位置している供給
台上においてかなり脱粒することになる。
このようなことから中継部ににける脱粒を収容
することが収穫上重要であるが、従来の装置にお
いてはこのような配慮はなされていなく、かなり
の脱粒を圃場に落下させながら収穫作業をしてい
るのが現状である。
本考案は前記従来の主として大豆を処理するコ
ンバインの問題点である、前処理部より脱粒部へ
中継する中継部における脱粒した穀粒を捕獲回収
する手段を付設したコンバインを提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するための本考案に係るコンバ
インは、茎稈を刈取つて供給台上に搬送する前処
理部と、この前処理部と接続され、供給台上に移
送された茎稈を移送する中継部と、該中継部の後
方に配置された脱粒部からなり、前記供給台の前
端の株元側の一部に前傾部が形成され、更にこの
前傾部に株元部を供給台上に案内するガイド板
と、このガイド板と前傾斜部より下方に配置され
た回収容器へ穀粒を案内するガイド部材が設けら
れていることを特徴としている。
即ち、供給台の前端部の株元側を前傾すると共
に、この前傾部の側方に株元を供給台上に押し込
むためのガイド板を設けて株元を脱粒部に移送可
能とし、更に供給台上において脱粒した穀粒を穀
粒袋等の回収容器内に収容して回収するようにし
たものである。
〔実施例〕
次に図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図は大豆用コンバインの側面図、第2図は
同平面図、第3図は中継部の側面図、第4図は中
継図の平面図である。
コンバイン1は大豆の稈を刈取り上方に搬送す
る前処理部2と中継部3と、この中継部3の後方
に配置された脱粒部4と選別部4aから構成され
ている。
前処理部2は株元搬送体5と梳上げ搬送体6を
1組とする搬送体と、前記搬送体5,6の端部と
オーバラツプするように配置された切断部と、更
に株元搬送体7と株先搬送体8を1組とする上部
移送用搬送体より構成されている。
中継部3はベルトにラグを植立させたラグ付の
下部搬送体9とこの下部搬送体9に対面して設け
られたラグ付の上部搬送体10を組とする株元搬
送体と株先搬送体より構成されている。そして前
記下部搬送体9は供給台11に溝部を開口して上
半分が突出するように設けられている。
更に、前記上部搬送体10は第3図に示すよう
に三角形状の周回経路を形成しており、駆動軸1
3を中心として定位置13Aと開口位置13Bの
間を適宜の開度で揺動できるように可能に支持さ
れている。
この駆動軸13には駆動プーリ13aが固定さ
れており、2枚のフレーム14とスペーサ15を
介して従動プーリ13bとテンシヨンプーリ13
cが設けられ、これらのプーリを周回するように
ラグ付のゴムベルト16が設けられている。
また、前記駆動軸13上にはベアリングを介し
てブラケツト17が支持されており、このブラケ
ツト17上にカバー18が支持されている。従つ
てこのカバー18は駆動軸13を中心として上部
搬送体10と共に揺動することになる。
脱粒部4の供給部には供給台11が配置されて
いるが、この供給台11の側方にはカバー20が
植立されている。そしてこのカバー20に設けた
長孔21と前記ブラケツト17との間をボルト2
2で締付けることによつて上部搬送体10をカバ
ー18と共に定位置13Aと開口位置13Bとの
間で位置を調整し、固定することができるように
構成されている。
第1図及び第3図に示すように、上部移送用搬
送体を構成する株元搬送体7と株先搬送体8との
間には穂先カバー23が取付けられており、この
穂先カバー23と供給台11との間の空間にゴム
製のカバー24が設けられて穀粒の脱落を防止し
ている。
第3図及び第4図に示すように供給台11の株
元側の入口部には前傾部11aが形成されてお
り、この前傾部11aの側方にヒンジ11bで支
持されたガイド板11cがステー11dとボルト
11eを利用して開度を調整できるようになつて
いる。
前記前傾部11aとガイド板11cは供給台1
1よりはみ出している株共部を供給台11側に押
し戻すためのものであつて、茎稈のずれの状況に
よつてガイド板11cの開度を調整することがで
きる。
また、第5図に示すように前記前傾部11aと
ガイド板11cの前部に垂れ下がるように可撓性
のガイド部材11fが設けられ、供給台11上に
おける脱粒をこのガイド部材11fで案内して前
処理部2のフレームに取付けた穀物袋等の回収容
器11g内に収容するように構成されている。
前記のように構成された大豆コンバイン1は常
法に従つて操作され、圃場に植立されている大豆
の茎稈を前処理部2で刈取り、株元搬送体7と株
先搬送体8で構成される上部搬送体で搬送して中
継部3に中継し、そして脱粒部4に供給して脱粒
し、選別部4aで選別して大豆を回収容器4b内
に収穫し、排稈を排出する。
さて、中継部3は供給台11の上面に搬送爪9
aの一部を覗かせた下部搬送体9と、駆動軸13
を中心として前方を上昇させることができるよう
に支持された上部搬送体10より構成されてい
る。
コンバイン1を運転して大豆を収穫する場合に
は、第3図の実線で示す位置、即ちラグ13eの
経路が穂先カバー23に平行に移動し、更に下部
搬送体9の搬送爪9aの経路の一部とオーバーラ
ツプして茎稈を移送するようになつている。
中継部3の後部ないしは脱粒部4の入口部にお
いて茎稈が詰まつた場合や、手扱ぎ作業が必要な
場合には、エンジンを停止させて第3図の鎖線で
示すように上部搬送体10の前部を枢支部(駆動
軸13の部分)を中心として回動して上昇させる
ことによつて穂先カバー23と上部搬送体10を
構成するラグ13eの経路との間に三角状の空間
部Mを開口する。
そしてエンジンを作動させた状態で前処理部2
の駆動を停止させ、中継部3以降の装置を作動さ
せた状態で前記空間部Mより大豆の茎稈を手で供
給し、脱粒することができる。
また、詰まり茎稈が発生した場合には、エンジ
ンを停止させ、前記のように空間部Mを形成し、
前記手扱ぎの場合と同様にして茎稈の向きを調節
して脱粒部4に供給する。
前記脱粒工程において脱粒部4の前部の供給台
11上に穀粒が脱粒したり、脱粒部4より供給台
11上に穀粒が飛散するが、この穀粒は前傾部1
1aとガイド板11cの水平部に案内され、ガイ
ド部材11fを経由して穀物袋等の回収容器11
g内に回収されることになる。
〔考案の効果〕
本考案にかかるコンバインは、茎稈を刈取つて
供給台上に搬送する前処理部と、この前処理部と
接続され、供給台上に移送された茎稈を移送する
中継部と、該中継部の後方に配置された脱粒部か
らなり、前記供給台の前端の株元側の前端に前傾
部が形成され、更にこの前傾部に隣接して株元部
を供給台上に案内するガイド板と、このガイド板
と前傾部より下方に配置された回収容器へ穀粒を
案内するガイド部材が設けられていることを特徴
としており、次の効果を奏することができる。
茎稈は中継部を搬送体によつて脱粒部へ移送さ
れるが、この中継部を構成する供給台の前端部側
方に設けたガイド板によつて株元部を供給台上に
押込みながら脱粒部へ移送するので、茎稈は安定
した状態で脱粒部へ供給される。
前記供給台上を茎稈が移送される間の脱粒や脱
粒部より飛散した穀粒が供給台上に堆積するが、
この穀粒は前傾部よりガイド部材へ、そしてこの
ガイド部材より回収容器内へと案内されて回収さ
れることになる。従つて、穀粒を無駄なく効果的
に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであつて、第1
図は大豆コンバインの側面図、第2図は同平面
図、第3図は中継部の要部を示す側面図、第4図
は中継部の平面図である。そして、第5図は供給
台の前傾部と、この前端部に設けたガイド部材
と、回収容器との関係を示す斜視図である。 1……コンバイン、2……前処理部、3……中
継部、4……脱粒部、4a……選別部、5……株
元搬送体、6……梳上げ搬送体、7……株元搬送
体、8……株先搬送体、9……下部搬送体、9a
……搬送爪、10……上部搬送体、11……供給
台、11a……傾斜部、11b……ヒンジ、11
c……ガイド板、11d……ステー、11e……
ボルト、11f……ガイド部材、11g……回収
容器、13……駆動軸、13a……駆動プーリ、
13b……従動プーリ、14……フレーム、15
……スペーサ、16……ゴムベルト、17……ブ
ラケツト、18……カバー、23……穂先カバ
ー、24……カバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 茎稈を刈取つて供給台上に搬送する前処理部
    と、この前処理部と接続され、供給台上に移送さ
    れた茎稈を移送する中継部と、該中継部の後方に
    配置された脱粒部からなり、前記供給台の前端の
    株元側の前端に前傾部が形成され、更にこの前傾
    部に隣接して株元部を供給台上に案内するガイド
    板と、このガイド板と前傾部より下方に配置され
    た回収容器へ穀粒を案内するガイド部材が設けら
    れていることを特徴とするコンバイン。
JP14824688U 1988-11-14 1988-11-14 Expired - Lifetime JPH0518913Y2 (ja)

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JP14824688U JPH0518913Y2 (ja) 1988-11-14 1988-11-14

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JPH0270634U JPH0270634U (ja) 1990-05-29
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