JP2945818B2 - 脱穀機の茎稈搬送装置 - Google Patents

脱穀機の茎稈搬送装置

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JP2945818B2 JP14278693A JP14278693A JP2945818B2 JP 2945818 B2 JP2945818 B2 JP 2945818B2 JP 14278693 A JP14278693 A JP 14278693A JP 14278693 A JP14278693 A JP 14278693A JP 2945818 B2 JP2945818 B2 JP 2945818B2
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陽一 山根
英美 袴田
栄 園山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてコンバインに
装備される脱穀機の茎稈搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
この種脱穀機においては、扱室側面に、挟扼レールとの
間で茎稈を挟持搬送するフイードチエンが横設される
が、扱室内の清掃、点検、整備等に際しては、フイード
チエンが邪魔になつて作業を阻害するという不都合があ
る。そこで、特開昭63−84419号公報の如く、前
記フイードチエンを上方に退避回動可能に構成して、扱
室側面を開放できるようにしたものが提案されている。
しかるに、このものは、搬送終端部を支点としてフイー
ドチエンを回動させるものであるため、フイードチエン
を上方に退避回動させた場合、フイードチエンの搬送始
端部が相当の高さまで達し、このため、上方にスペース
の余裕がある場所でなければフイードチエンを退避回動
し得ないという欠点を有する許りか、フイードチエンを
退避回動操作する際には、フイードチエンの搬送終端部
よりも高い位置での操作が必要になるため、操作性にも
劣るのが実状であつた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる脱穀機の
茎稈搬送装置を提供することを目的として創案されたも
のであつて、挟扼レールとの間で茎稈を挟持搬送するフ
イードチエンを、扱室側面に横設してなる脱穀機におい
て、前記フイードチエンを、搬送始端および搬送終端に
配設される従動輪と、両従動輪の中間位置下方に配設さ
れる駆動輪とに懸回すると共に、前記駆動輪位置を支点
として上下方向に退避回動可能に構成したことを特徴と
するものである。そして本発明は、この構成によつて、
退避回動させたフイードチエンの最上高を可及的に低く
して、天井が低い室内スペースでの退避回動を可能にす
ると共に、退避回動時の操作位置を可及的に低くして操
作性の向上も計ることができるようにしたものである。
【0004】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1はコンバインであつて、該コ
ンバイン1は、茎稈を刈取る刈取部2、刈取つた茎稈を
脱穀し、かつ脱穀された穀粒を選別する脱穀部3、脱穀
処理済みの排稈を排出処理する後処理部4、クローラ型
の走行部5等を備えるが、これらの基本構成は何れも従
来通りである。
【0005】6は前記脱穀部3の上側前半部に設けられ
る扱室であつて、該扱室6では、前端面6aの茎稈供給
口6bから供給される茎稈を、扱室内部に収容される扱
胴7の回転脱穀作用に基づいて脱穀処理すると共に、脱
穀した穀粒を、左側方にスライド状に引出し可能な受網
8を介して選別室9内に漏下するようになつている。ま
た、前記扱室6の上面および左側面上半部は、L字状に
折曲するカバー10によつて常時は覆蓋されるが、扱室
6内の清掃、点検、整備等に際しては、前記カバー10
を、扱室6の上面右端部位置を支点として上方に退避回
動させることによつて、扱室6の上面および左側面上半
部を開放することができるようになつている。尚、11
は扱室6の左側面下半側を覆う着脱自在な第一側板、1
2は扱室6の左側面下端部を覆うべく前記受網8に一体
的に固着される第二側板である。
【0006】さらに、13は挟扼レールであつて、該挟
扼レール13は、後述するフイードチエン14の上方に
近接対向すべく扱室6の左側面部に横設されるものであ
るが、本実施例では、前記カバー10の側面部に挟扼レ
ール13を一体的に設けているため、挟扼レール13
を、カバー10の退避回動に伴つてフイードチエン14
の対向位置から上方右側方に退避させることができるよ
うになつている。
【0007】さて、前記フイードチエン14は、前処理
部2に設けられる揚上搬送体(扱深さ調整装置)15の
終端位置まで搬送された茎稈を、前記挟扼レール13と
の間に挟持しつつ扱室6の側面に沿つて横搬送すると共
に、該横搬送過程で扱室6が脱穀処理した排稈を、扱室
6の後方に配設される排藁チエン16の始端位置まで継
続して搬送すべく扱室6側面に横設されている。つま
り、フイードチエン14は、搬送始端および搬送終端に
位置する従動スプロケツト17、18と、前側従動スプ
ロケツト17の後方下方で、かつ扱室6の前端面6aよ
りも前方に位置する駆動スプロケツト19とに懸回さ
れ、該駆動スプロケツト19の駆動に伴つて搬送作動す
るようになつている。尚、20はフイードチエン14を
弾圧状に押圧すべく駆動スプロケツト19の上方近傍に
位置するテンシヨンプーリ、21はテンシヨンプーリ2
0を駆動スプロケツト19の駆動中心回りに揺動支持す
る揺動アーム、22はテンシヨンアーム21をフイード
チエン14側に向けて付勢する弾機である。
【0008】また、23は前後両端部にそれぞれ前記従
動スプロケツト17、18が組付けられたガイドレール
であつて、該ガイドレール23は、前後従動スプロケツ
ト17、18間においてフイードチエン14の搬送作用
側内周部を摺動案内するものであるが、さらには、支持
フレーム24および支持プレート25に一体的に連結さ
れて鋭角三角形状に枠組み形成される回動フレーム26
を構成するようになつている。即ち、ガイドレール23
の後端部は、フイードチエン14の非搬送作用側に沿う
支持フレーム24の後端部に一体的に連結される一方、
ガイドレール23の中間部は、支持プレート25の上端
部に一体的に連結され、さらに支持フレーム24の前端
部と支持プレート25の下端部とが互いに一体的に連結
されている。
【0009】一方、27は前記選別室9の前端面部位置
に固設される伝動ケースであつて、該伝動ケース27
は、選別室9に配設される唐箕軸28から伝動ベルト2
9を介して動力を入力し、該入力した動力を、前記駆動
スプロケツト19の駆動軸30に伝動するものである
が、駆動軸30を回動自在に軸支する伝動ケース27の
筒状部27aには、前記回動フレーム26に一体的に突
設される連結部材31のボス筒部31aが回動自在に外
嵌されている。即ち、回動フレーム26に組付けられる
フイードチエン14を、フイードチエン14の搬送始端
よりも後方で、かつ扱室6の前端面6aよりも前方に位
置する駆動スプロケツト19の駆動中心を支点として上
方前方の起立退避姿勢まで回動し得るが、起立退避した
フイードチエン14は、扱室6の前端面部6aよりも前
方に位置して、扱室6の側面全体を開放することができ
るようになつている。また、フイードチエン14は、搬
送終端側が上方に退避回動する一方、搬送始端側が下方
に退避回動して起立退避することになり、このため、起
立退避姿勢における最上高が可及的に低く抑えられるこ
とになるが、フイードチエン14の搬送始端側は、上方
近傍に位置する揚上搬送体15の搬送終端部から離間す
る方向に回動するため、揚上搬送体15との干渉も回避
できるようになつている。尚、本実施例では、重心が前
側に移行する位置までフイードチエン14を回動させる
と共に、図示しないストツパに接当させてフイードチエ
ン14を起立退避姿勢に保持するが、支点越え弾機やダ
ンパーを用いて位置保持するようにしてもよいものであ
る。
【0010】さらに、32はフイードチエン14の搬送
終端部に設けられる左右一対の巻込み防止板であつて、
該巻込み防止板32は、後側従動スプロケツト18を挟
む姿勢で回動フレーム26の後端部に一体的に対設され
ている。そして、フイードチエン14の終端まで搬送さ
れた排稈をさらに後方まで直線的に摺接ガイドすること
によつて、排稈が後側従動スプロケツト18に巻込まれ
ることを防止しており、このためフイードチエン14の
終端まで搬送された排稈を排藁チエン16に確実に受け
渡し得るが、後側従動スプロケツト18の後方まで延び
る巻込み防止板32の先端部には、後述する機枠補強フ
レーム33の延長部33aに上方から係合してフイード
チエン14を所定の横設姿勢に保持する係合溝32aが
形成されている。即ち、前記機枠補強フレーム33は、
機枠34に一体的に固定されるブラケツト部33b、該
ブラケツト部33bおよび扱室6の後端面部に一体的に
固定されるU字フレーム部33c、該U字フレーム部3
3cに一端部が固定される横フレーム部33d等で構成
されて機体カバー35等の部材を支持するものである
が、前記ブラケツト部33bをそのまま外側方に延長す
るだけで前記延長部33aが形成されるようになつてい
る。
【0011】またさらに、36は前記巻込み防止板32
の先端部に設けられるフイードチエン14の係止装置で
あつて、該係止装置36は、前記係合溝32aに係合し
た延長部33aを係止する姿勢と係止解除する姿勢とに
回動変姿自在なフツクプレート37と、該フツクプレー
ト37を常時係止姿勢側に向けて付勢する弾機38とで
構成されるものであるが、フツクプレート37の係止部
37aは下面が傾斜状に形成されるため、フイードチエ
ン14を上方から下降させた際には、延長部33aとの
接当に基づいて非係止姿勢に自動的に退避し、しかる
後、係止姿勢となつて延長部33を係止するようになつ
ている。尚、37bはフツクプレート37を係止解除操
作するためのレバー部である。
【0012】ところで、前記後側従動スプロケツト18
と係合溝32aとの間には、所定の前後間隔を有し、か
つ上下方向に開放する空間Sが形成されている。即ち、
前記巻込み防止板32によつて巻込みを阻止し得なかつ
た排稈があつたとしても、該巻込み排稈の通過空間Sが
確保されるため、巻込み排稈が後側従動スプロケツト1
8と係合溝32a(延長部33a)との間に詰つてフイ
ードチエン14の搬送作動をロツクするような不都合を
解消できるようになつている。
【0013】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、扱室6内の清掃、点検、整備等を行う場合には、
カバー10を開放した後、フイードチエン14の搬送終
端部に位置するフツクプレート37を係止解除姿勢に操
作しながらフイードチエン14を上方に回動操作するこ
とになるが、上方に回動操作されたフイードチエン14
は、フイードチエン14の搬送始端よりも後方で、かつ
低い位置に設けられる駆動スプロケツト19の駆動中心
を支点として回動するため、フイードチエン14の搬送
終端側は上方に退避回動する一方、搬送始端側は下方に
退避回動することになる。従つて、起立位置まで退避回
動させたフイードチエン14の最上高を可及的に低くす
ることができ、この結果、上方に充分な退避スペースが
確保し得ない場所でもフイードチエン14の退避回動を
可能にすることができる。
【0014】しかも、フイードチエン14を退避回動さ
せる際の操作位置を可及的に低くできるうえに、フイー
ドチエン14をいちいち駆動スプロケツト19やテンシ
ヨンプーリ20から外すような面倒な操作も不要である
ため、操作性も著しく向上させることができる。
【0015】さらに、フイードチエン14(回動フレー
ム26)の回動支持を、駆動スプロケツト19の駆動軸
30を回動支持する伝動ケース27の筒状部27aで行
うようにしたため、殊更回動支持部材を設ける必要がな
いうえに、駆動軸30で回動支持する場合に比して強度
的にも有利なものとできる。
【0016】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、扱室側面に横設されるフイードチ
エンを退避回動させて扱室側面を開放するものでありな
がら、前記フイードチエンは、搬送始端および搬送終端
に配設される従動輪と、両従動輪の中間位置下方に配設
される駆動輪とに懸回されると共に、前記駆動輪位置を
支点として上下方向に退避回動することになる。つま
り、フイードチエンの一端側が上方に退避回動する一
方、他端側が下方に退避回動することになるため、退避
回動させたフイードチエンの最上高を可及的に低くする
ことができ、この結果、上方に充分な退避スペースが確
保し得ない場所でもフイードチエンの退避回動を可能に
することができる。しかも、フイードチエンを退避回動
させる際の操作位置を可及的に低くすることができるう
えに、フイードチエンをいちいち駆動輪から外すような
面倒な操作も不要であるため、操作性も著しく向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体斜視図である。
【図2】脱穀部の側面図である。
【図3】同上平面図である。
【図4】同上正面図である。
【図5】同上要部拡大側面図である。
【図6】フイードチエンを退避回動させた状態を示す側
面図である。
【符号の説明】
1 コンバイン 2 前処理部 3 脱穀部 6 扱室 13 挟扼レール 14 フイードチエン 17 前側従動スプロケツト 18 後側従動スプロケツト 19 駆動スプロケツト 26 回動フレーム 27 伝動ケース 30 駆動軸 31 連結部材 32 巻込み防止板 33 機枠補強フレーム 36 係止装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山根 陽一 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 袴田 英美 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 園山 栄 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 福頼 弘運 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1 三菱農機株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−83726(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01F 12/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挟扼レールとの間で茎稈を挟持搬送する
    フイードチエンを、扱室側面に横設してなる脱穀機にお
    いて、前記フイードチエンを、搬送始端および搬送終端
    に配設される従動輪と、両従動輪の中間位置下方に配設
    される駆動輪とに懸回すると共に、前記駆動輪位置を支
    点として上下方向に退避回動可能に構成したことを特徴
    とする脱穀機の茎稈搬送装置。
JP14278693A 1993-05-21 1993-05-21 脱穀機の茎稈搬送装置 Expired - Fee Related JP2945818B2 (ja)

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