JP3146620B2 - コンバインの脱穀排稈装置 - Google Patents

コンバインの脱穀排稈装置

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JP3146620B2
JP3146620B2 JP12026892A JP12026892A JP3146620B2 JP 3146620 B2 JP3146620 B2 JP 3146620B2 JP 12026892 A JP12026892 A JP 12026892A JP 12026892 A JP12026892 A JP 12026892A JP 3146620 B2 JP3146620 B2 JP 3146620B2
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threshing
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純二 土居原
善正 松田
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Iseki and Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンバインの脱穀排
稈装置に関し、脱穀室の脱穀カバーを開くことによっ
て、脱穀済排稈を排出する排稈装置駆動のための伝動ベ
ルトの張りを緩めることができるものである。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】脱穀
室の後側には、脱穀済の排稈を搬送する排稈装置が設け
られるのが一般的な形態であるが、この排稈装置におけ
る排稈が詰ると、この排稈装置の伝動を一旦断って、詰
り排稈の取除き作業を行う必要がある。この発明は、排
稈装置のベルト伝動を、脱穀室カバーの開きによって、
断つことができるように、又はベルト伝動の張力を緩め
ることによって、排稈装置のメンテナンスを容易化する
にある。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、脱穀室1上
方を覆う脱穀カバー7と、脱穀済排稈を機外に搬送す
排稈装置4の上方を覆う排稈室カバー13とを前後に並
設し、脱穀カバー7と排稈室カバー13とをフィードチ
ェン3とは反対側にあってフィードチェン3と平行な回
動支点を中心に上下回動自在に設け、フィードチェン3
から前記回動支点までの距離を、排稈室カバー13側の
方が大きくなるように設定し、前記排稈装置4を排稈フ
レーム18を介して排稈室カバー13に支持させて上方
へ開放回動可能に設けると共に、脱穀室1の扱胴軸5か
ら伝動ベルト6で連動し、この伝動ベルト6の緊張、弛
緩作用を前記脱穀カバー7の開閉操作によって行なわせ
ことを特徴とするコンバインの脱穀排稈装置の構成と
する。
【0004】
【作用】脱穀作用は、フィードチエン3によって挟持搬
送される穀稈が、脱穀室1を移送される間に脱穀されて
排稈室2へ排出された脱穀済排稈は、排稈装置4に挟持
されて搬送処理される。この排稈装置4は、脱穀室1の
扱胴軸5の後端部から伝動ベルト6を介して伝動される
ものであるが、この脱穀室1の脱穀カバー7を上方へ開
放すると、この伝動ベルト6の張圧が緩んで、排稈装置
4の伝動を断つか、又は伝動し難い状態となる。
【0005】
【発明の効果】この発明によれば、排稈装置4が詰った
場合のように、排稈装置における詰り排稈を取除くとき
は、この伝動ベルト6の緩みによって、扱胴軸5から受
ける抵抗を少なくして、排稈装置4の手回し操作を軽く
行うことができ、又、脱穀室カバー7を閉めることによ
って、伝動ベルト6の張力を十分にして排稈装置4の伝
動を行わせることができる。このため、排稈装置4部の
メンテナンスを容易化できる。特に、この発明では、排
稈室カバー13側の回動支点14がフィードチェン3に
対して遠い個所に設けられているので、排稈室カバー1
3を開けたときに排稈装置4の下部が大きく開放される
ことになって詰まった排稈の除去作業が簡単且つ迅速に
行なえる特徴を有する。
【0006】
【実施例】図1〜図6において、コンバインの脱穀装置
は、扱胴軸5によって軸支される扱胴8を内装した脱穀
室1は、下半周部に脱穀網9を設け、上側に奥側をピン
10として上方へ回動させて開閉自在の脱穀カバー7を
有する。この脱穀室8の手前側には、前後方向に沿って
フィードチエン3と挟扼杆35とが設けられ、前側の穀
稈供給口から供給される穀稈を、脱穀室8内を通して後
方へ移送しながら脱穀作用を受けさせ、後側の排稈口1
1から、この後側の排稈室2へ移送する構成である。フ
ィードチエン3は、この穀稈移送口の下側の脱穀フレー
ムに装着され、挟扼杆35が上側の脱穀室カバー7に装
着されている。12は脱穀室1後部の排稈口11を形成
する後枠で、前側の穀稈供給口を形成する前枠との間に
亘って扱胴軸5を軸受けする。
【0007】脱穀カバー7の閉鎖姿勢を固定するハンド
ル36、及びフック37が、この脱穀室カバー7の手前
側で供給口部上と排稈口11部上とに対向して設けら
れ、ハンドル36操作によって回動するフック37を、
前枠及び後枠12の手前側端部に設けるピン38に係合
させて、脱穀カバー7の閉鎖を固定できる。脱穀室カバ
ー7は、脱穀室1の上側から排稈室2の前半部上を覆う
よう形態とし、この脱穀室カバー7の後側に、排稈室2
の後半部を開閉する排稈室カバー13を、奥側のヒンジ
14の回りに上方へ開放回動しうる構成である。
【0008】排稈装置4は、排稈の株元側を挟持する排
稈チエン15と、穂先側を案内する排稈ベルト16とか
らなり、株元部側から穂先部側へ向けて斜め後方へ搬送
するように設け、下側には排稈を搬送案内する排稈レー
ル17が設けられている。排稈室2には、排稈フレーム
18が、脱穀室カバー7や排稈室カバー13等の下面を
沿うように設けられ、該排稈室カバー13は、この排稈
フレーム18と一体的に、前記ヒンジ14回りに開閉回
動される。19は奥側に設けられたフレームで、車台と
一体的構成で、このフレーム19に対して排稈フレーム
18が枢支される。
【0009】排稈フレーム18の前端部は、フィードチ
エン3の後端部側に接近して、ギヤケース20を有し、
前記扱胴軸5を後端のプーリ21との間に掛け渡すプー
リ22と、前記排稈チエン15の始端部を掛け渡すスプ
ロケット23とを軸装する。又、この排稈フレーム18
の前端部と、脱穀カバー7から前記後枠12側に向けて
突出する仕切板24との間には、この脱穀カバー7に一
体の固定ピン25によって、排稈フレーム18に一体の
ステー39を押えることによって、脱穀カバー7の閉鎖
により、排稈カバー13の閉鎖姿勢を固定する。40
は、この排稈フレーム18と一体で、該ステー39や、
前記ギヤケース20等を取付けたブラケットである。2
8は処理胴を内装する処理室である。
【0010】該伝動ベルト6は、排稈カバー13側の排
稈フレーム18と一体的に上下開閉回動するプーリ22
と、後枠12の扱胴軸5後端のプーリ21と、脱穀カバ
ー7の奥側においてブラケット26で軸支されたテンシ
ョンプーリ27とによって掛け渡される。このテンショ
ンプーリ27は、脱穀カバー7が上方へ開放回動した状
態では、伝動ベルト6の張圧力を緩め、脱穀室1上面を
閉鎖した状態では、伝動ベルト6を張圧して、伝動状態
に維持する。29は後枠12に枢支されたテンションプ
ーリで、ばね30の張圧力によって伝動状態を維持させ
る。
【0011】該テンションプーリ27は、脱穀室カバー
7の開放姿勢において、伝動ベルト6の伝動回転を断つ
か、又は、伝動し得ない程度のベルト張力に緩める。図
7〜図9において、上例と異なる点は、排稈装置4を伝
動する伝動ベルト6の張圧力で、開閉自由状態の排稈カ
バー13及びこれと一体の排稈フレーム18を、浮上勝
手に維持するように構成したものである。
【0012】伝動ベルト6は、扱胴軸5のプーリ21
と、この扱胴軸5の上方に位置する後枠12部に回転自
在に軸受した定位置プーリ31と、この後枠12の奥側
においてばね32による引っ張りを受けるテンションプ
ーリ33と、手前側の排稈フレーム18前部におけるプ
ーリ22とによって掛け渡されて、扱胴軸5のプーリ2
1の駆動によって、このプーリ22を駆動し、排稈チエ
ン15を伝動する構成としている。この伝動ベルト6の
手前側のプーリ22と奥側のプーリ33とを直結するベ
ルト張圧位置よりも、上位置に定位置プーリ31を位置
させて、テンションプーリ32の張圧力によって、排稈
フレーム18部側が常時に浮上するように張圧させてい
る。
【0013】従って、脱穀カバー7を上方へ回動させる
ことによって、排稈カバー13や排稈フレーム18等を
上側から押える押力が解除されると、この伝動ベルト6
の張圧力によって浮上されるようになる。このため伝動
ベルト6の張圧力も緩むこととなる。34は、排稈室2
の株元部に設けた支持フレームで、前端部を後枠12の
手前端部に連結し、後端部を下方へ湾曲させて排稈室2
の底部フレームに連結して、開閉する脱穀カバー7や、
排稈カバー13等の株元端縁部を受けるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀装置の脱穀室部背面図。
【図2】脱穀カバーと排稈カバーとの作用を示す背面
図。
【図3】その脱穀カバー部の一部の拡大背面図。
【図4】脱穀装置排稈部の側面図。
【図5】脱穀装置排稈部の側面図。
【図6】その平面図。
【図7】一部別実施例を示す脱穀カバー部の背面図。
【図8】その作用を示す背面図。
【図9】その平面図。
【符号の説明】
1 脱穀室 2 排稈室 3 フィードチエン 4 排稈装置 5 扱胴軸 6 伝動ベルト 7 脱穀カバー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱穀室1上方を覆う脱穀カバー7と、脱穀
    済排稈を機外に搬送する排稈装置4の上方を覆う排稈室
    カバー13とを前後に並設し、脱穀カバー7と排稈室カ
    バー13とをフィードチェン3とは反対側にあってフィ
    ードチェン3と平行な回動支点を中心に上下回動自在に
    設け、フィードチェン3から前記回動支点までの距離
    を、排稈室カバー13側の方が大きくなるように設定
    し、前記排稈装置4を排稈フレーム18を介して排稈室
    カバー13に支持させて上方へ開放回動可能に設けると
    共に、脱穀室1の扱胴軸5から伝動ベルト6で連動し、
    この伝動ベルト6の緊張、弛緩作用を前記脱穀カバー7
    の開閉操作によって行なわせたことを特徴とするコンバ
    インの脱穀排稈装置。
JP12026892A 1992-05-13 1992-05-13 コンバインの脱穀排稈装置 Expired - Lifetime JP3146620B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3372660B2 (ja) * 1994-06-02 2003-02-04 三菱農機株式会社 コンバインにおける排藁搬送装置
JP3372676B2 (ja) * 1994-09-26 2003-02-04 三菱農機株式会社 脱穀機のカバー装置
JP3369753B2 (ja) * 1994-09-27 2003-01-20 三菱農機株式会社 脱穀機における排藁搬送装置
JP3369763B2 (ja) * 1994-10-28 2003-01-20 三菱農機株式会社 脱穀機の排藁搬送装置
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JPH099777A (ja) * 1995-06-28 1997-01-14 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 脱穀機における排藁搬送装置
JP2002305958A (ja) * 2001-04-11 2002-10-22 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 無端チェンの給油装置

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