JP3466030B2 - 脱穀機のフィードチェン駆動装置 - Google Patents

脱穀機のフィードチェン駆動装置

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JP3466030B2 JP26892396A JP26892396A JP3466030B2 JP 3466030 B2 JP3466030 B2 JP 3466030B2 JP 26892396 A JP26892396 A JP 26892396A JP 26892396 A JP26892396 A JP 26892396A JP 3466030 B2 JP3466030 B2 JP 3466030B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀稈を脱穀処理す
る脱穀機に係り、詳しくは、扱室に穀稈を搬入するため
のフィードチェン駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自脱コンバイン等の脱穀機は、扱室内に
回転自在に支持された扱胴を備えており、刈取部から株
搬送チェンにて脱穀機の入口まで送られた穀稈は、フィ
ードチェンおよびレールにて挟持された状態で扱室内に
送られ、該扱室内で回転する扱胴により脱穀される。前
記フィードチェンは、前記扱室の扱口側の近傍に設けら
れたスプロケット軸の回転によって駆動され、該スプロ
ケット軸は扱室下方の選別部に設けられた動力伝達軸と
の間に巻回されたチェンによって駆動される。
【0003】なお、前記扱胴の外周面の一部を覆うよう
に受網が着脱自在に配置されていて、該受網を穀粒が漏
下して、穀粒及びわら屑等が分離・漏下される。この受
網や扱室内または選別部の揺動流板上等には、わら屑等
が付着しやすいため、扱口側の側板を開閉して受網を取
り外すことにより、頻繁に保守点検や清掃が行われてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のよう
に、従来は前記スプロケット軸を含むフィードチェン駆
動部が、扱室の扱口側の近傍に設けられていたため、受
網を着脱したり扱室内または選別部の揺動流板上を清掃
するとき等には、前記フィードチェン駆動部を予め作業
の邪魔にならないように取外してから扱室の扱口側の側
板を開放し、掃除を行っていたため、フィードチェン駆
動部の取外し作業が煩雑であり、受網等の清掃に多くの
工数を要するという課題があった。
【0005】この発明は、斯かる課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、フィードチ
ェンの駆動部を受網等の着脱の邪魔にならない位置に配
置することで、受網や扱室部分の清掃を容易にした脱穀
機のフィードチェン駆動装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、扱室(12)内に収容された扱胴(1
4)と、駆動手段(66)により駆動され前記扱室(1
2)に穀稈を搬入するフィードチェン(24)とを備
え、前記扱室(12)に搬入された穀稈を脱穀処理する
脱穀機において、前記駆動手段(66)は、前記フィー
ドチェン(24)の非搬送側の中途部に設けられたスプ
ロケット軸(68)と、下方の選別部(26)に設けら
れた動力伝達軸(74)と、前記スプロケット軸(6
8)と動力伝達軸(74)とに夫々取り付けられたスプ
ロケット(70,76)に巻回されたチェン(78)と
を有し、前記スプロケット軸(68)と動力伝達軸(7
4)とが上下に配設されると共に、前記駆動手段(6
6)を、穀稈の搬送方向の前後に配置され前記扱室(1
2)を形成する前後側板(40,42)の後側板(4
2)よりも後方に配置し、更に前記前後側板(40,4
2)間における扱室(12)の穀稈入口側に空隙部(7
2)を形成し、該空隙部(72)に扱口側板(50)を
開閉自在に配置した、ことを特徴とする。
【0007】
【0008】更に、本発明は、前記駆動手段(66)
は、前記フィードチェン(24)を駆動するスプロケッ
ト軸(68)と、チェン(78)を介して前記スプロケ
ット軸(68)に動力を伝達する動力伝達軸(74)
と、前記スプロケット軸(68)を中心として回動可能
なフレーム部材(80)と、該フレーム部材(80)に
取り付けられ前記チエン(78)に張力を付与するテン
ションスプロケット(82)と、前記フレーム部材(8
0)に回動可能に軸着され前記テンションスプロケット
(82)に当接して該テンションスプロケット(82)
を移動させることが可能な押圧部(84b)を有するレ
バー部材(84)と、を有し、前記レバー部材(84)
を操作して前記テンションスプロケット(82)を移動
させ、前記チエン(78)の張力を弛緩させるようにし
た、ことを特徴とする。
【0009】(作用) 以上の発明特定事項において、穀稈はフィードチェン
(24)によって扱室(12)に搬入され扱胴(14)
により脱穀されるが、このフィードチェン(24)は駆
動手段(66)によって駆動され、この駆動手段(6
6)は、前記フィードチェン(24)の非搬送側の中途
部に設けられたスプロケット軸(68)と、チェン(7
8)により該スプロケット軸(68)に動力を伝達する
動力伝達軸(74)とを有していて、しかも前記スプロ
ケット軸(68)と動力伝達軸(74)とは、機体の上
下に配設されているため、機体の前後長を短くしてコン
パクト設計を可能としている。また、前記駆動手段(6
6)は、穀稈の搬送方向の前後位置に配置された前後側
板(40,42)の該後側板(42)よりも後方に配置
されている。一方、前記前後側板(40,42)にて形
成される扱室(12)の扱口側には空隙部(72)が形
成され、この空隙部(72)に扱口側板(50)が開閉
自在に配置されている。このため、前記扱口側板(5
0)の扱口側前面には、前述のように前記駆動手段(6
6)が存在しないので、扱口側板(50)の取外し作業
が容易となり、受網(16,18)の着脱や扱室部分の
清掃等が容易となる。
【0010】
【0011】
【0012】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参
照するために示すものであって、本発明の構成をなんら
限定するものではない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。
【0014】図1及び図2に示すように、本発明が適用
される脱穀機10は、扱室12内に収容された扱胴14
と、該扱室12に穀稈を搬入するフィードチェーン24
とを備えていて、該フィードチェーン24は、穀稈の搬
送方向の上流側と下流側に配設されたスプロケット2
0,22間に巻き掛けられている。このフィードチェー
ン24は、後述の駆動部(駆動手段)66によって駆動
され、刈取られた穀稈は機体前方から扱室12を介して
機体後方に向け搬送される。
【0015】前記扱胴14は、穀稈の搬送方向に沿った
回転軸に回転自在に支持されていて、扱胴14の外周面
には多数の扱歯14aが植設されており、穀稈の穂先は
この回転扱歯14aに強制的に当接されて脱穀処理が行
われる。
【0016】また、前記扱胴14の外周面から所定の距
離だけ離れたところには、その略々上方及び下方を覆う
ように湾曲形成された受網16,18が、スライド操作
により着脱自在に配置されている。この受網16,18
は、扱胴14の周方向の略々中央部を連結支点34にて
折り曲げ可能に連結されていて、該受網16,18によ
り脱穀処理された穀粒とわら屑等が分離・漏下される。
【0017】前記受網16,18には、スライド操作に
より装着される受網16の先端部にパイプ状の管状部材
58が設けられており、一方、扱室12本体側には、前
管状部材58を挟圧保持すべくテーパ状に開口された
係合受部60が形成されていて、前記テーパ状部分に前
管状部材58が嵌入されて弾性圧により挟圧保持され
る。
【0018】また、前記受網16,18がスライド操作
により装着される受網18の後端部に、受網引出し用の
把手62が設けられていて、前記受網16,18の着脱
時には、この把手62を掴んで該受網16,18をスラ
イド操作する。
【0019】なお、前記受網16,18には、脱穀され
るべき穀粒等が扱胴14の軸方向に沿って早期に後方に
移動してしまうのを抑制するための仕切りガイド36,
38が設けられている。
【0020】一方、前記扱胴14の下方には選別装置2
6が設けられていて、該選別装置26は唐みファン28
を有し、該唐みファン28は穀粒よりも軽い不要物を外
部へ排出すべく、後方の排塵ファン(図示せず)に向け
て風を発生させている。また、前記唐みファン28の後
方にはベルト100により動力伝達される1番ラセン3
0が配設されており、該1番ラセン30は、上方から漏
下してきた穀粒を図示しないグレンタンクへ搬送するよ
うになっている。更に、この1番ラセン30の右方に
は、該1番ラセン30と略々平行に2番ラセン32が配
設されている。
【0021】ここで本実施形態では、後述する駆動手段
66を、穀稈の搬送方向の前後に配置され前記扱室12
を形成する前後側板の後側板よりも後方に配置し、更に
前記前後側板間における扱室12の穀稈入口側に空隙部
を形成し、該空隙部に扱口側板を開閉自在に配置してい
【0022】図1及び図2に示すように、穀稈の搬送方
向の前後には、前記扱室12の前後方向の空間を画成す
る前側板40と後側板42が配置されていて、これら前
側板40と後側板42との間の穀稈入口側(扱口側)に
は空隙部72が形成されている。そして、この空隙部7
2に、前記扱室12を形成する扱口側板50が開閉自在
(着脱自在又は回動自在)に設けられている。
【0023】この扱口側板50は、図3に示すように、
全体として円弧状に湾曲した形状をなしていて、一端側
に上部舌片50aを有し、他端側に前方に突出する下部
舌片50bが設けられている。この下部舌片50bに
は、左右幅方向に間隔をおいてブラケット54が一体的
に立設されており、該ブラケット54には長穴54aが
形成され、また、前記下部舌片50bの先端部には差込
片50cが形成されている。
【0024】一方、前述した図1及び図2に示すよう
に、扱室12の扱口側本体には、前記扱口側板50の上
部舌片50aを押圧するレバー52と、前記差込片50
cを受け入れる差込み穴(図示せず)が形成されてい
て、この扱口側板50を扱室12の扱口側本体に装着す
るには、前記扱口側板50の下方の差込片50cを、図
示しない差込み穴に差し込み、前記レバー52にて押圧
してロックする。
【0025】前記扱口側板50の下方に固定されたブラ
ケット54には、該ブラケット54に形成された長孔5
4aを介して把手支持部材56が取り付けられている。
この把手支持部材56は、図4に示すように、正面板5
6aとその左右側に、一側に折曲されボルト穴57が形
成された左右片56b,56bを有し、正面板56aの
中央には矩形状の切欠部64が設けられている。そし
て、この切欠部64の下面56cに受網引出し用の前記
把手62が当接されて支持される。
【0026】以上において、前記フィードチェン24を
駆動する駆動手段66を、前記扱室12の前後方向の空
間を画成する後側板42よりも機体の後方に配置してい
る。この駆動手段66については後で詳述するが、該駆
動手段66を後側板42よりも後方に配置することで、
前記扱口側板50の扱口側正面には障害物がなくなるた
め、扱口側板50を開閉する際には他の部材を取り外す
等の必要がなくなり、よって直接的に扱口側板50を開
閉することが可能となる。
【0027】次に、本実施形態では、前記駆動手段66
は、前記フィードチェン24の非搬送側の中途部に設け
られたスプロケット軸68と、下方の選別部26に設け
られた動力伝達軸と、前記スプロケット軸68と動力伝
達軸とに夫々取り付けられたスプロケットに巻回された
チェンと、を有し、前記スプロケット軸68と動力伝達
軸とが上下に配設されている
【0028】前述した図1において、前記フィードチェ
ン24の非搬送側の中途部には、スプロケット軸68が
設けられ、このスプロケット軸68にスプロケット70
が固定されている。また、扱室12の下方の選別部26
には、エンジンからの動力を伝達する動力伝達軸74が
配置されていて、該動力伝達軸74にはスプロケット7
6が固定されている。更に、前記スプロケット70,7
6間にはチェン78が巻回されている。
【0029】そして、前記駆動手段66は、これらスプ
ロケット軸68と動力伝達軸74とチェン78等を含
み、前記動力伝達軸74に伝達された回転動力は、前記
チェン78を介してスプロケット軸68に伝達され、更
に該スプロケット軸68からスプロケット70を介して
フィードチェン24に伝達される。
【0030】ここで、前記スプロケット軸68と動力伝
達軸74とは上下位置に配設されている。すなわち、ス
プロケット軸68と動力伝達軸74とを機体の上下位置
配設したことにより、前記扱口側板50の扱口側正面
を避けて前記駆動手段66を配置することができ、ま
た、機体の穀稈搬送方向の長さを縮小してコンパクト設
計を可能ならしめている。
【0031】更に本実施形態では、前記駆動手段66
は、前記スプロケット軸68と、動力伝達軸74と、前
記スプロケット軸68を中心として回動可能なフレーム
部材と、該フレーム部材に取り付けられ前記チエン78
に張力を付与するテンションスプロケットと、前記フレ
ーム部材に回動可能に軸着され前記テンションスプロケ
ットに当接して該テンションスプロケットを移動させる
ことが可能な押圧部を有するレバー部材とを有してい
【0032】図5および図6に示すように、前記スプロ
ケット軸68と動力伝達軸74との間には、一端側を前
記スプロケット軸68に支持され該スプロケット軸68
を中心として回動可能なフレーム80が設けられてい
る。このフレーム80の他端側には切欠部80aが形成
され、該切欠部80aが軸受86を介して動力伝達軸7
4に嵌入接続されていて、前記切欠部80aの近傍から
は外方に向け握り部80bが突出している。
【0033】前記フレーム80には、該フレーム80に
植設されたピン88を介してアーム90が回動自在に軸
着され、該アーム90にスプロケット軸92を介してテ
ンションスプロケット82が取り付けられている。前記
アーム90には、フレーム80との間にスプリング94
が装着され、該スプリング94の作用でテンションスプ
ロケット82が前記チエン78に張力を付与している。
【0034】また、前記フレーム80には、一端に把持
部84aを有すると共に、他端に押圧部84bを有し、
かつ中間にフック部84cを有するレバー84が、ピン
96により回動可能に軸着されている。このレバー84
は、中間部が前記フック部84cを介して前記軸受86
に係合しており、また、前記フレーム80との間にスプ
リング98が張設されている。前記押圧部84bは、前
記スプロケット軸92に当接して前記テンションスプロ
ケット82を移動させることが可能となっている。
【0035】以上により、前記握り部80bと把持部8
4aとを同時に手で握り、前記ピン96を中心として前
記レバー84を回動操作して、該レバー84の押圧部8
4bをスプロケット軸92に当接させれば、該スプロケ
ット軸92がピン88を中心として押圧方向に回動する
ため、前記チエン78の張力を弛緩させることができ
る。
【0036】次に、本実施の形態における作用を説明す
る。
【0037】コンバインの前処理部にて刈取られた穀稈
は、株元搬送等を経てフィードチェン24により挟持さ
れた状態で、扱口から扱室12内に搬入されてその穂部
分が扱胴14にかまされた状態で、回転する扱歯14a
に強制的に接触されて脱穀され、機体後方に向けて排出
される。
【0038】前記扱胴14により脱穀され分離された穀
粒は、受網16,18を漏下して選別装置26の揺動流
板またはチャフシーブ上に落下し、該揺動流板上に落下
した穀粒は後方に移動してから、下方に落下して1番ラ
セン30側に落下する。また、完全に脱穀されていない
穂等は、受網16,18を漏下しないで、ストローラッ
クに送られ、唐みファン28からの風圧により穀粒とワ
ラ等が選別され、ストローラックから落下した穂等は2
番ラセン32側に落下し、再処理される。
【0039】ところで、前記受網16,18は、保守点
検や清掃等のため頻繁に着脱する必要があるが、例えば
受網16,18を扱室12本体側から取り外すときに
は、扱室12の扱口側には障害物がないので、該扱口側
のレバー52のロックを外して扱口側板50を取り外
し、次いで受網18の引出し側端部にある把手62を掴
んで受網16,18を引き抜いて外すことができる。
【0040】また、例えば選別装置26に使用されてい
るベルト100を交換するには、フレーム80の握り部
80bとレバー84の把持部84aとを一緒に握って、
レバー84をスプリング98の張力に抗して図5の矢印
A方向へ回動させると、レバー84のフック部84cが
軸受86から外れ、同時にレバー84の押圧部84bが
テンションスプロケットの軸92を押すことにより、ス
プロケット70,76間に巻回されたチェン78の張力
が若干緩められる。
【0041】次に、フレーム80の握り部80bとレバ
ー84の把持部84aとを一緒に握ったまま、フレーム
80全体を図5の矢印B方向に回動させ、切欠部80a
と軸受86の係合を解除すると共に、テンションスプロ
ケット82をフレーム80と一体でチェン78から逃が
す。これにより、前記チェン78が緩むから、該チェン
78をスプロケット70,76から外し、次にその内側
のベルト100を外して交換等を行う。
【0042】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、フ
ィードチェンを駆動する駆動手段は、フィードチェンの
中途部に設けられたスプロケット軸と、選別部に設けら
れた動力伝達軸と、各スプロケット間に巻回されたチェ
ンとを有し、スプロケット軸と動力伝達軸とが上下に配
設されることで、該駆動手段を扱口側板の正面を避けて
配置することができ、かつ機体をコンパクトに設計する
ことができる。また、前記駆動手段を、扱室を形成する
前後側板の後側板よりも後方に配置し、かつ扱室の穀稈
入口側に形成した空隙部に扱口側板を開閉自在に配置し
たことにより、扱室の扱口側前面には障害物がなくなっ
て前記扱口側板を簡単に取り外すことができ、受網の着
脱が容易に行えると共に、扱室部分および揺動流板上の
清掃・点検を容易に行うことができる。
【0043】
【0044】更に本発明は、前記駆動手段が、前記スプ
ロケット軸を中心として回動可能なフレーム部材と、前
記チエンに張力を付与するテンションスプロケットと、
前記テンションスプロケットに当接して該テンションス
プロケットを移動させることが可能な押圧部を有するレ
バー部材とを有することにより、前記チエンの張力を弛
緩させてから該チェンを簡単に取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された脱穀機の全体を示す側面図
である。
【図2】脱穀機の正面図である。
【図3】扱口側板の取付け状態の正面図である。
【図4】把手支持部材の外観の斜視図である。
【図5】フィードチェン駆動部の正面図である。
【図6】フィードチェン駆動部の側面図である。
【符号の説明】
10 脱穀機 12 扱室 14 扱胴 16,18 受網 24 フィードチェン 40 前側板 42 後側板 50 扱口側板 62 把手 66 駆動部 68 スプロケット軸 70 スプロケット 72 空隙部 74 動力伝達軸 76 スプロケット 78 チェン 80 フレーム 80a 切欠部 80b 握り部 82 テンションスプロケット 84 レバー 84a 把持部 84b 押圧部 84c フック部 86 軸受 96 ピン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱室内に収容された扱胴と、駆動手段に
    より駆動され前記扱室に穀稈を搬入するフィードチェン
    とを備え、前記扱室に搬入された穀稈を脱穀処理する脱
    穀機において、前記駆動手段は、前記フィードチェンの非搬送側の中途
    部に設けられたスプロケット軸と、下方の選別部に設け
    られた動力伝達軸と、前記スプロケット軸と動力伝達軸
    とに夫々取り付けられたスプロケットに巻回されたチェ
    ンとを有し、前記スプロケット軸と動力伝達軸とが上下
    に配設されると共に、 前記駆動手段を、穀稈の搬送方向の前後に配置され前記
    扱室を形成する前後側板の後側板よりも後方に配置し、 更に前記前後側板間における扱室の穀稈入口側に空隙部
    を形成し、該空隙部に扱口側板を開閉自在に配置した、 ことを特徴とする脱穀機のフィードチェン駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、 前記フィードチェンを駆動するスプロケット軸と、 チェンを介して前記スプロケット軸に動力を伝達する動
    力伝達軸と、 前記スプロケット軸を中心として回動可能なフレーム部
    材と、 該フレーム部材に取り付けられ前記チエンに張力を付与
    するテンションスプロケットと、 前記フレーム部材に回動可能に軸着され前記テンション
    スプロケットに当接して該テンションスプロケットを移
    動させることが可能な押圧部を有するレバー部材と、を
    有し、 前記レバー部材を操作して前記テンションスプロケット
    を移動させ、前記チエンの張力を弛緩させるようにし
    た、 ことを特徴とする請求項1記載の脱穀機のフィードチェ
    ン駆動装置。
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