JP2558656Y2 - コンバインの脱穀部構造 - Google Patents

コンバインの脱穀部構造

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JP2558656Y2
JP2558656Y2 JP141692U JP141692U JP2558656Y2 JP 2558656 Y2 JP2558656 Y2 JP 2558656Y2 JP 141692 U JP141692 U JP 141692U JP 141692 U JP141692 U JP 141692U JP 2558656 Y2 JP2558656 Y2 JP 2558656Y2
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pulley
transmission belt
tension
threshing unit
unit structure
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JP141692U
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正美 仲谷
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、扱室を開放又は閉止状
態に揺動切換できるよう機体に枢支した脱穀部の上部カ
バーケースに、扱胴を軸架支持するとともに、前記扱胴
の回転中心軸の後端部に連設した駆動プーリと、フィー
ドチェーン後端部から排ワラを後方へ搬送する排ワラ搬
送装置の入力用プーリとにわたって伝動ベルトを張設し
たコンバインの脱穀部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンバインの脱穀部構造
としては、例えば特開平3−56331号公報に開示さ
れたもののように、伝動ベルトを介して扱胴の回転駆動
動力で排ワラ搬送装置を駆動するものが周知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造のものにあっては、伝動ベルトに動力伝達するた
めの駆動プーリに扱処理後の排ワラが巻き付かないよう
にするため、プーリ径を小さく設定したものを駆動プー
リに用いていたが、それでも、扱室から出てきた排ワラ
が跳ね上がったりしたときに駆動プーリに排ワラが接触
して巻き付く虞れが高いものであり、伝動不良や排ワラ
の搬送不良等の不具合が生じないようにするには不十分
であった。また、伝動ベルトと連れ回り移動したワラ屑
等が伝動ベルトのテンションプーリに巻き付いたりする
こともあり、このためテンションプーリが遊転しにくく
なる等の不具合もあった。本考案は、上記実情に鑑みて
なされたものであって、駆動プーリやテンションプーリ
に排ワラ等が巻き付くことをほぼ確実に防止できるとと
もに、その防止構造の組み付け等が簡易にできるコンバ
インの脱穀部構造の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案にかかるコンバイ
ンの脱穀部構造は、上記目的を達成するために、冒記構
造のものにおいて、前記駆動プーリより前記伝動ベルト
が外れることを規制するベルト押さえ部材に、前記排ワ
ラ搬送装置で搬送される排ワラを前記駆動プーリがわへ
の跳ね上がりを規制しながら搬送下手がわに案内するガ
イド部材を設けるとともに、前記伝動ベルトに対するテ
ンションプーリを揺動自在に枢支するテンションアーム
に、前記テンションプーリに付着した夾雑物を掻き取る
スクレーパを一体に連設してあることを特徴構成とす
る。かかる特徴構成による作用・効果は次の通りであ
る。
【0005】
【作用】即ち、駆動プーリのベルト押さえ部材に設けた
ガイド部材によって、排ワラの駆動プーリがわへの跳ね
上がりが規制されるから、駆動プーリに排ワラが接当す
ることが抑制されるとともに、テンションプーリに付着
した夾雑物はスクレーパによって掻き取られることにな
って、また、このスクレーパとテンションアームとが一
体であるので、互いの相対位置が変更することがなく、
常に良好な位置でスクレーパでの掻き取りがなされると
ともに、それらを一体に駆動プーリ箇所に組み付けるこ
とができる。
【0006】
【考案の効果】従って、ガイド部材によって排ワラの駆
動プーリへの巻き付きを防ぐことができるとともに、テ
ンションプーリにもスクレーパによってワラ屑等が巻き
付いたりして付着しないようにでき、排ワラ搬送装置へ
の伝動不良を生じさせることなく、良好に排ワラ搬送装
置を駆動できて、かつ、スクレーパ及びテンションアー
ムの組み付けを簡易にできて、作業能率を向上できるに
至った。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図4に、コンバインの脱穀装置1を示している。
この脱穀装置1は、フィードチェーン2と挟持レール3
とにより穀稈の株元側を挟持しながら、扱室4内におい
て駆動回転する扱胴5で穂先部を扱処理して、扱胴5の
外周部に沿って張設してある受網6を漏下した扱処理物
を下方の選別部7で穀粒、二番物及び排ワラ屑等に選別
するように構成している。そして、穀粒は一番物回収ス
クリュー8で横側外方の穀粒回収装置9に搬出するよう
構成し、二番物は扱室4内へ還元して再処理するように
構成しており、細かな排ワラ屑は排塵ブロア10で機外
に排出するよう構成している。また、扱処理された後の
排ワラは、フィードチェーン2の終端部から扱室4の穀
稈搬送方向下手側に配設したアッパーチェーン型の排ワ
ラ搬送装置11によって排ワラ処理装置12まで搬送し
て供給するように構成している。
【0008】図1乃至図4に示すように、前記扱胴5
を、脱穀装置1の外側壁ケース1Aを形成する上部カバ
ーケース13に前後軸心周りで回転可能に枢着している
とともに、この扱胴5に対する回転動力を、図示しない
原動部から、扱胴5の回転中心軸14の穀稈搬送方向上
手側前端部に設けた入力プーリ15に伝達するように構
成している。そして、前記排ワラ搬送装置11に対して
は、扱胴5の回転中心軸14の穀稈搬送方向下手側後端
部に連設した駆動プーリ16から伝動ベルト17、入力
用プーリとしての従動プーリ18及びベベルギア伝動機
構19を介して排ワラ搬送装置11の搬送始端側の駆動
スプロケット20に動力を伝達するように構成してい
る。
【0009】前記上部カバーケース13は、前記排ワラ
搬送装置11も支持するよう、排ワラ搬送方向下手がわ
に向けて排ワラ搬送装置11の上方まで延出していると
ともに、脱穀装置1の外側壁ケース1Aにおいて穀稈が
扱室4に挿入される扱口21とは反対がわの位置の上部
の前後向き軸心P周りで上下揺動自在に、すなわち、扱
室4が開放又は閉止状態に揺動切換できるよう、機体と
しての前記外側壁ケース1Aの下部側カバーケース22
に枢着している。そして、上部カバーケース13を扱室
4を閉止した使用姿勢にした状態でロックするようにロ
ック機構を設けている。このロック機構のロック状態を
解除して上部カバーケース13を人為的に持ち上げ、扱
室4を開放することで、受網6や扱胴5等のメンテナン
スを行うことができる。
【0010】図1乃至図4に示すように、前記上部カバ
ーケース13の後側壁13Aに枢着された前記回転中心
軸14には、伝動ベルト17に張力を付加するためのテ
ンションアーム25を遊嵌しているとともに、上部カバ
ーケース13を持ち上げた状態にしたときに伝動ベルト
17が駆動プーリ16から外れないようにするためのベ
ルト押さえ部材23を、駆動プーリ16の下方から上方
にわたる範囲の外周部に沿った状態でテンションアーム
25に固定している。このベルト押さえ部材23の下部
がわには、図2に示すように、左右一対の棒状体から成
るガイド部材24を後方下方に少し屈折させた状態で固
着している。このガイド部材24は、排ワラが排ワラ搬
送装置11で搬送される際に穂先がわが跳ね上がって、
駆動プーリ16や伝動ベルト17に接当することがない
よう、排ワラの穂先がわを後方下方に案内するものであ
る。
【0011】そして、伝動ベルト17がわに延出された
前記テンションアーム25の先端部にはテンションプー
リ26を枢着しているとともに、伝動ベルト17から離
れるがわに延出されたテンションアーム25の先端部に
はテンションプーリ26で伝動ベルト17にテンション
をかけるためにテンションアーム25を弾性付勢するス
プリング27の一端を引っ掛けてあり、このスプリング
27の他端は付勢力張設可能に、前記後側壁13Aに設
けたブラケット28に係止させている。さらに、前記ベ
ルト押さえ部材23の上部端部には、スクレーパ29を
位置張設可能にボルト固定している。このスクレーパ2
9は、その先端部をテンションプーリ26の外周部近く
まで延出させており、テンションプーリ29に巻き付い
たりして付着したワラ屑等を掻き取ることができるよう
に構成している。
【0012】上記構成により、テンションアーム25と
ベルト押さえ部材23とは一体に組付けられているの
で、テンションプーリ26に対するスクレーパ29の位
置はテンションアーム25の揺動にかかわらず一定に維
持されるとともに、テンションアーム25と共にベルト
押さえ部材23を取り付けることができて、組付け作業
の簡素化が図れる。
【0013】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】扱室より後方の脱穀部構造を示す縦断後面図
【図2】ベルト伝動機構及びガイド部材等を示す斜視図
【図3】脱穀部構造を示す平面図
【図4】脱穀部構造を示す縦断側面図
【符号の説明】
2 フィードチェーン 5 扱胴 11 排ワラ搬送装置 13 上部カバーケース 14 回転中心軸 15 入力用プーリ 16 駆動プーリ 17 伝動ベルト 23 ベルト押さえ部材 24 ガイド部材 25 テンションアーム 26 テンションプーリ 29 スクレーパ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱室を開放又は閉止状態に揺動切換でき
    るよう機体に枢支した脱穀部の上部カバーケース(1
    3)に、扱胴(5)を軸架支持するとともに、前記扱胴
    (5)の回転中心軸(14)の後端部に連設した駆動プ
    ーリ(16)と、フィードチェーン(2)後端部から排
    ワラを後方へ搬送する排ワラ搬送装置(11)の入力用
    プーリ(15)とにわたって伝動ベルト(17)を張設
    したコンバインの脱穀部構造において、前記駆動プーリ
    (16)より前記伝動ベルト(17)が外れることを規
    制するベルト押さえ部材(23)に、前記排ワラ搬送装
    置(11)で搬送される排ワラを前記駆動プーリ(1
    6)がわへの跳ね上がりを規制しながら搬送下手がわに
    案内するガイド部材(24)を設けるとともに、前記伝
    動ベルト(17)に対するテンションプーリ(26)を
    揺動自在に枢支するテンションアーム(25)に、前記
    テンションプーリ(26)に付着した夾雑物を掻き取る
    スクレーパ(29)を一体に連設してあるコンバインの
    脱穀部構造。
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JPH0560241U JPH0560241U (ja) 1993-08-10
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