JPH08154475A - 脱穀機における排藁搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱穀機のフィードチェンや排藁搬送装置を上
方に回動開閉自在として脱穀機のメンテナンス性能を向
上させる。 【構成】 脱穀機１の排藁搬送装置１２を搬送始端側の
第１排藁搬送装置１３と搬送終端側の第２排藁搬送装置
１４とに分割構成し、第２排藁搬送装置１４を固定状態
のままで第１排藁搬送装置１３のみをフィードチェン５
と反対側の前後方向の回動軸芯Ｑを中心に上下回動開閉
自在となした。また、フィードチェン５を前側の左右方
向の回動軸芯Ｒを中心に上下回動可能となすと共に、排
藁搬送装置１２を上方に回動させた時フィードチェン終
端部５ｃと排藁搬送装置始端部１２ａの上下重合状態を
解除してフィードチェン５が上方回動可能となるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、コンバインに搭載する
脱穀機の排藁搬送装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】扱室の後方に、平面視でフィードチェン
の終端部側からフィードチェンと反対側後方に向けて傾
斜した排藁搬送装置を設け、該排藁搬送装置をフィード
チェンと反対側の前後方向の回動軸芯を中心に上下回動
自在となしたものが、特開平６−２２６３０号公報に示
されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
造のものは、排藁搬送装置を上方に回動することによ
り、脱穀機の排藁搬送装置下方部位を開放しメンテナン
ス作業が容易にできるようにしている。しかしながら、
排藁搬送装置を回動軸芯の仮想延長線よりフィードチェ
ンと反対側にまで延出すると、排藁搬送装置を回動軸芯
を中心に上方へ回動させた時、上記延出部分が回動軸芯
を中心に逆に下方へ回動することになり、下方の排藁細
断カッタや脱穀機壁等に接触するから、結局、排藁搬送
装置の終端部は回動軸芯の仮想延長線よりフィードチェ
ン側に位置させざるを得ず、排藁搬送装置のフィードチ
ェンと反対側（既刈地側）への延出量が少なくなって、
排藁の圃場への落下位置がフィードチェン側（未刈地
側）に近くなり、コンバインの次刈取工程で落下排藁を
前処理部で引っ掛ける等の不具合がある。また、上記従
来構造のものは、フィードチェンは固定されたままの状
態であり、機体側方より脱穀機内部のメンテナンス作業
を行う時にフィードチェンが邪魔になる不具合がある。
本発明の目的は、上記従来の不具合を改善する点にあ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の脱穀機における排藁搬送装置は、請求項１
に記載のように、扱胴を内装した扱室の一側にフィード
チェンを張設し、扱室の後方に、平面視でフィードチェ
ンの終端部側からフィードチェンと反対側後方に向けて
傾斜した排藁搬送装置を設け、該排藁搬送装置を前記扱
室を挟んでフィードチェンと反対側の前後方向の回動軸
芯を中心に上下回動自在となした脱穀機であって、前記
排藁搬送装置の終端側を上記回動軸芯の仮想延長線より
もフィードチェンと反対側にまで延出する一方、排藁搬
送装置を上記仮想延長線の近傍を境にして搬送始端側の
第１排藁搬送装置と搬送終端側の第２排藁搬送装置とに
分割構成すると共に、第２排藁搬送装置を固定状態のま
まで第１排藁搬送装置のみを前記回動軸芯を中心に上下
回動可能となす排藁搬送装置開閉手段を設けたことを特
徴とするものである。

【０００５】また、本発明の脱穀機における排藁搬送装
置は、請求項２に記載のように、扱胴を内装した扱室の
一側にフィードチェンを張設し、扱室の後方に、平面視
でフィードチェンの終端部側からフィードチェンと反対
側後方に向けて傾斜した排藁搬送装置を設け、該排藁搬
送装置を前記扱室を挟んでフィードチェンと反対側の前
後方向の回動軸芯を中心に上下回動自在となした脱穀機
であって、排藁搬送装置の始端部をフィードチェンの終
端部上方に位置せしめて平面視で重合状態となるように
構成すると共に、フィードチェンを前方側の左右方向の
回動軸芯を中心に上下回動可能となすフィードチェン開
閉手段を設け、排藁搬送装置を上方に回動させた状態で
前記重合状態が解除されてフィードチェンが上方回動可
能となるように構成したことを特徴とするものである。

【０００６】さらに、本発明の脱穀機における排藁搬送
装置は、請求項３に記載のように、扱胴を前後方向の回
動軸芯を中心に排藁搬送装置と一体的に上下回動自在に
構成したことを特徴とするものである。

【０００７】

【作用】請求項１記載の脱穀機における排藁搬送装置に
おいては、コンバインの前処理部（図示せず）から搬送
されてきた穀稈は、フィードチェン５と挟持レール５ａ
とにより挟持搬送されながら扱胴４により脱粒作用を受
け、脱粒済みの排藁は斜設した排藁搬送装置１２に引き
継がれてフィードェン５と反対側（既刈地側）後方に向
けて搬送され圃場の既刈地側に落下する。この時、排藁
搬送装置１２の終端側（第２排藁搬送装置１４）は平面
視で排藁搬送装置１２の回動軸芯Ｑの仮想延長線よりも
フィードチェン５と反対側にまで長く延出されているか
ら、排藁は排藁搬送装置１２により充分既刈地側まで搬
送された後、コンバインの次刈取工程の邪魔にならない
位置に落下する。

【０００８】また、脱穀機１内部のメンテナンス作業を
行う場合は、回動軸芯Ｑを中心に排藁搬送装置１２を上
方に回動させ、排藁搬送装置１２の下方部位を開放した
状態で作業を行う。この時、排藁搬送装置１２を回動軸
芯Ｑの仮想延長線近傍を境にして搬送始端側の第１排藁
搬送装置１３と搬送終端側の第２排藁搬送装置１４とに
分割し、第１排藁搬送装置１３のみを前記回動軸芯Ｑを
中心に上方回動させるようにしたから、前述したように
排藁搬送装置１２の終端側（第２排藁搬送装置１４）を
回動軸芯Ｑの仮想延長線よりもフィードチェン５と反対
側に長く延出したものであっても、排藁搬送装置１２を
上方に回動させた時その終端側が逆に大きく下方に回動
して、下方の排藁細断カッタ２や脱穀機壁等に接触する
ようなことはない。

【０００９】請求項２記載の脱穀機における排藁搬送装
置においては、排藁搬送装置１２の始端部１２ａがフィ
ードチェン５の終端部５ｃの上方に位置して重合状態と
なっていることにより、フィードチェン５から排藁搬送
装置１２への排藁の引き継ぎが円滑に行われる。また、
脱穀機１内部のメンテナンス作業を行う場合は、まず排
藁搬送装置１２を前後方向の回動軸芯Ｑを中心に上方に
回動させ、排藁搬送装置１２の下方部位を開放すると同
時に、排藁搬送装置１２の上方回動によりその始端部１
２ａをフィードチェン５の終端部５ｃ上方から退避させ
て上記重合状態を解除する。次に、フィードチェン５を
前方側の左右方向の回動軸芯Ｒを中心に上方に回動させ
て機体側方より脱穀機１内部のメンテナンス作業を行う
時にフィードチェン５が邪魔にならないようにする。

【００１０】また、請求項３記載の脱穀機における排藁
搬送装置においては、脱穀機１内部のメンテナンス作業
を行う場合、扱胴４も排藁搬送装置１２と一体的に上方
に回動させることにより、脱穀機１の排藁搬送装置１２
下方と扱胴４下方部分を一挙に開放してかかるメンテナ
ンス作業を効率良く行う。

【００１１】

【実施例】本発明の一実施例を図１〜図４に基づいて説
明する。１はコンバインに搭載する脱穀機、２は脱穀機
１の後部に搭載した排藁細断用カッタである。脱穀機１
の詳細構造を説明すると、３は扱胴４を内装した扱室で
あり、扱室３の前側板３ａと後側板３ｂとの間に扱胴４
が扱胴軸４ａを介して軸架され、上記前側板３ａと後側
板３ｂは内部板３ｃ、左側板３ｄ及び後述する排藁搬送
装置１２の上方まで延設された脱穀天板７等で連結され
ている。５は扱室３の一側に張設されたフィードチェ
ン、５ａはフィードチェン５の上部に対設された挟持レ
ールであり、該挟持レール５ａは前記左側板３ｄに固定
された支持フレーム５ｂに取付られている。扱室３を挟
んでフィードチェン５と反対側の機枠８には前後のブラ
ケット９，９を介して前後方向の支点軸１０が固定され
ており、該支点軸１０に回動自在に外嵌されたボス１
１，１１に前記前側板３ａと後側板３ｂの端部が固着さ
れている。

【００１２】即ち、前側板３ａ、後側板３ｂ、扱胴３、
内部板３ｃ、左側板３ｄ、挟持レール５ａ及び脱穀天板
７等より構成される上部構造体Ｘ全体が支点軸１０に上
下回動自在に支持されている。尚、前記扱胴軸４ａの前
端部には入力プーリー４ｂが固定され、前記支点軸１０
の前端部に回動自在に外嵌された中間プーリー２７から
ベルト伝動される。２７ａは中間プーリー２７と一体的
に設けられた駆動プーリーであり、コンバインの適宜の
駆動源から駆動される。

【００１３】また、扱室３の後方には平面視でフィード
チェン５の終端部５ｃ側からフィードチェン５と反対側
後方に向けて傾斜した排藁搬送装置１２が設けられてお
り、該排藁搬送装置１２の始端部１２ａ（後述する第１
排藁搬送装置１３の始端部）はフィードチェン５の終端
部５ｃ上方に位置しており、両者は平面視で重合状態と
なるように構成されている。そして、排藁搬送装置１２
は前記支点軸１０即ち前後方向の回動軸芯Ｑを中心に上
下回動自在となっていると共に、排藁搬送装置１２はそ
の終端側が平面視で回動軸芯Ｑの仮想延長線よりもフィ
ードチェン５と反対側に位置するまで長く延設されてい
る。

【００１４】即ち、排藁搬送装置１２は前記回動軸芯Ｑ
の仮想延長線近傍を境にして搬送始端側の第１排藁搬送
装置１３と搬送終端側の第２排藁搬送装置１４とに分割
されていると共に、第１排藁搬送装置１３と第２排藁搬
送装置１４とは夫々第１及び第２排藁搬送チェン１３
ａ，１４ａとこれらに下方から対設された第１及び第２
挟持レール１３ｂ，１４ｂとにより構成されており、前
記第１排藁搬送チェン１３ａは前記扱室３の後側板３ｂ
に固定されたフレーム１５，１５及び一端が前記支点軸
１０の後方延出部分に回動自在に外嵌されたフレーム１
６，１６により前記上部構造体Ｘと一体的に支持され、
支点軸１０即ち回動軸芯Ｑを中心に上下回動自在に構成
されている。

【００１５】一方、前記第２排藁搬送チェン１４ａは前
記支点軸１０の後方延出屈曲部１０ａにフレーム１７，
１７を介して固定されており、これにより、第２排藁搬
送装置１４を固定状態のままで、第１排藁搬送装置１３
のみを回動軸芯Ｑを中心に上下回動可能となす排藁搬送
装置開閉手段が構成されている。尚、前記第１挟持レー
ル１３ｂは脱穀機１の選別部１ａ上部に固定されてお
り、第２挟持レール１４ｂは排藁細断用カッタ２の上部
に後方支点で上下回動自在に枢着されている。そして、
第２挟持レール１４ｂを上方位置とした時排藁が排藁細
断用カッタ２に供給されて細断され、第２挟持レール１
４ｂを下方位置とした時排藁は第２排藁搬送装置１４に
より排藁細断用カッタ２上を越えて後方に搬送され長藁
のままで圃場に排出されるように構成されている。

【００１６】また、第１排藁搬送チェン１３ａは扱胴軸
４ａの終端から伝動機構１９を介して駆動するように構
成されており、第２排藁搬送チェン１４ａは第１排藁搬
送チェン１３ａとは別の伝動機構２０により始端側から
駆動するように構成されている。また、第２排藁搬送チ
ェン１４ａの始端部は第１排藁搬送チェン１３ａの終端
部の扱室４側に入り込ませて両者が重合するように構成
されており、これにより、第１排藁搬送装置１３から第
２排藁搬送装置１４への排藁の引き継ぎを良好となすも
のでありながら、第１排藁搬送チェン１３ａを回動軸芯
Ｑを中心に上方に回動させた時、第１排藁搬送チェン１
３ａが第２排藁搬送チェン１４ａに接触しないようにな
っている。

【００１７】一方、前記フィードチェン５は前方側のフ
ィードチェン駆動軸２１即ち左右方向の回動軸芯Ｒを中
心に上下回動可能に機体に取付けられており、これによ
りフィードチェン開閉手段が構成されている。２２は機
体側に固定したピン２２ａとフィードチェン５側に固定
し前記ピン２２ａに係脱自在なフック２２ｂとよりなる
フィードチェン固定手段である。また、２３はフィード
チェン５への伝動ギヤケース、２４は入力プーリーであ
る。また、２５は扱室３の受網、２６は処理胴である。

【００１８】上記構成の脱穀機１（コンバインに搭載）
において、脱穀作業は図１に示すように、フィードチェ
ン５を下降位置でフィードチェン固定手段２２により固
定すると共に、脱穀機１の前記上部構造体Ｘ及び排藁搬
送装置１２を下方に回動させて脱穀作業位置にセットし
た状態で行う。そして、穀稈はフィードチェン５と挟持
レール５ａとにより挟持搬送されながら、穀稈の穂先側
が扱室３内に供給され、扱胴４により脱粒処理され、脱
粒済みの排藁が排藁搬送装置１２に引き継がれるる。こ
の時、排藁搬送装置１２の始端部１２ａ即ち第１排藁搬
送チェン１３ａの始端部はフィードチェン５の終端部５
ｃ上方に位置して平面視で重合状態となっているから、
両者の引き継ぎ位置が大きく離れることなくフィードチ
ェン５から排藁搬送装置１２への排藁の引き継ぎが円滑
に行われる。

【００１９】そして排藁は排藁搬送装置１２により搬送
され機外に排出されるが、排藁搬送装置１２はその終端
側即ち第２排藁搬送装置１４が平面視で回動軸芯Ｑの仮
想延長線よりもフィードチェン５と反対側（既刈地側）
に位置するまで長く延設されているから、前記第２挟持
レール１４ｂを下方位置とし排藁を第２排藁搬送装置１
４により排藁細断用カッタ２上を越えて後方に搬送して
長藁のままで圃場に排出する場合においても、排藁を圃
場のより既刈地側に落下させることができ、コンバイン
の次刈取工程において前処理部で落下排藁を引っ掛ける
等の不具合を解消することができる。

【００２０】一方、脱穀機１内部のメンテナンス作業を
行う時は、図３及び図４に示すように、排藁搬送装置１
２をフィードチェン５と反対側に設けた前後方向の回動
軸芯Ｑを中心に上方に回動させ排藁搬送装置１２の下方
を開放状態とするが、この時、前述したように第２排藁
搬送装置１４を固定状態のままで、第１排藁搬送装置１
３のみを回動軸芯Ｑを中心に上方回動させるようにした
から、排藁搬送装置１２の終端側（第２排藁搬送装置１
４）を回動軸芯の仮想延長線Ｑよりもフィードチェン５
と反対側に長く延出したものであっても、排藁搬送装置
１２を上方に回動させた時その終端側が逆に大きく下方
に回動して、下方の排藁細断用カッタ２や脱穀機壁等に
接触するようなことはない。

【００２１】また、前述したように排藁搬送装置１２の
始端部１２ａをフィードチェン５の終端部５ｃ上方に重
合させて両者の引き継ぎを円滑に行うものでありなが
ら、脱穀機１内部のメンテナンス作業を行うべく排藁搬
送装置１２を上方に回動させると、排藁搬送装置１２の
上方回動によりその始端部１２ａをフィードチェン５の
終端部５ｃ上方から退避させて上記重合状態を解除させ
ることができ、これにより、排藁搬送装置１２に接触す
ることなくフィードチェン５を前方側の左右方向の回動
軸芯Ｒを中心に上方に回動させることができるから、機
体側方より上記メンテナンス作業を行う場合において、
フィードチェン５が邪魔になることがない。

【００２２】また、扱胴４を含む脱穀機１の上部構造体
Ｘと排藁搬送装置１２を構成する第１排藁搬送チェン１
３ａを一体的に支持構成し、これらを上記回動軸芯Ｑを
中心に一体的に上方に回動させることにより、脱穀機１
の排藁搬送装置１２下方部分と扱胴４下方部分とを一挙
に開放させることができ、より効率的にメンテナンス作
業を行うことができる。尚、本実施例においては、扱胴
４と排藁搬送装置１２とが一体的に上下回動するように
構成したが、請求項１乃至請求項２に記載の脱穀機にお
ける排藁搬送装置においては、扱胴４は上下回動させず
に固定したままでもよく、また排藁搬送装置１２とは単
独に上下回動させてもよいものである。また、本実施例
においては、排藁搬送装置１２を第１排藁搬送装置１３
と第２排藁搬送装置１４とに分割しているが、請求項２
に記載の脱穀機における排藁搬送装置においては、分割
しなくてもよいものである。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は以下の効
果を奏する。請求項１記載の脱穀機における排藁搬送装
置においては、排藁搬送装置１２の終端側を平面視で排
藁搬送装置１２の回動軸芯Ｑの仮想延長線よりもフィー
ドチェン５と反対側にまで延出することにより、コンバ
インの次刈取工程の邪魔にならない既刈地側に排藁を落
下させることができる。また、上記したように排藁搬送
装置１２を回動軸芯Ｑの仮想延長線よりもフィードチェ
ン５と反対側にまで延出したものでありながら、脱穀機
１のメンテナンス作業を行うべく排藁搬送装置１２を上
方に回動させても、排藁搬送装置１２の終端側が逆に下
方に大きく回動して、下方の排藁細断カッタ２や脱穀機
壁等に接触するようなことがない。

【００２４】請求項２記載の脱穀機における排藁搬送装
置においては、排藁搬送装置１２の始端部１２ａをフィ
ードチェン５の終端部５ｃ上方に重合させたことによ
り、フィードチェン５から排藁搬送装置１２への排藁の
引き継ぎを円滑に行うことができるものでありながら、
脱穀機１内部のメンテナンス作業を行うにあたり、排藁
搬送装置１２を回動軸芯Ｑを中心に上方に回動させる
と、排藁搬送装置１２の下方部位が開放すると同時に上
記重合状態を解除することがでる。従って、排藁搬送装
置１２に接触することなくフィードチェン５を前方側の
回動軸芯Ｒを中心に上方に回動させることができ、機体
側方より脱穀機１内部のメンテナンス作業を行う時にフ
ィードチェン５が邪魔にならないようにすることができ
る。

【００２５】請求項３記載の脱穀機における排藁搬送装
置においては、扱胴４も排藁搬送装置１２と一体的に上
方に回動させることにより、脱穀機１の排藁搬送装置１
２下方部位と扱胴４下方部位とを一挙に開放して脱穀機
１のメンテナンス作業をより効率的に行うことができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】脱穀機の側面図である。

【図２】一部を破断した脱穀機の平面図である。

【図３】図２のＹ−Ｙ断面図である。

【図４】メンテナンス作業状態を示す脱穀機の側面図で
ある。

【符号の説明】

１ 脱穀機 ３ 扱室 ４ 扱胴 ５ フィードチェン ５ｃ フィードチェンの終端部 １２ 排藁搬送装置 １２ａ 排藁搬送装置の始端部 １３ 第１排藁搬送装置 １４ 第２排藁搬送装置 Ｑ 回動軸芯 Ｒ 回動軸芯

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 扱胴を内装した扱室の一側にフィードチ
   ェンを張設し、扱室の後方に、平面視でフィードチェン
   の終端部側からフィードチェンと反対側後方に向けて傾
   斜した排藁搬送装置を設け、該排藁搬送装置を前記扱室
   を挟んでフィードチェンと反対側の前後方向の回動軸芯
   を中心に上下回動自在となした脱穀機であって、前記排
   藁搬送装置の終端側を上記回動軸芯の仮想延長線よりも
   フィードチェンと反対側にまで延出する一方、排藁搬送
   装置を上記仮想延長線の近傍を境にして搬送始端側の第
   １排藁搬送装置と搬送終端側の第２排藁搬送装置とに分
   割構成すると共に、第２排藁搬送装置を固定状態のまま
   で第１排藁搬送装置のみを前記回動軸芯を中心に上下回
   動可能となす排藁搬送装置開閉手段を設けたことを特徴
   とする脱穀機における排藁搬送装置。
2. 【請求項２】 扱胴を内装した扱室の一側にフィードチ
   ェンを張設し、扱室の後方に、平面視でフィードチェン
   の終端部側からフィードチェンと反対側後方に向けて傾
   斜した排藁搬送装置を設け、該排藁搬送装置を前記扱室
   を挟んでフィードチェンと反対側の前後方向の回動軸芯
   を中心に上下回動自在となした脱穀機であって、排藁搬
   送装置の始端部をフィードチェンの終端部上方に位置せ
   しめて平面視で重合状態となるように構成すると共に、
   フィードチェンを前方側の左右方向の回動軸芯を中心に
   上下回動可能となすフィードチェン開閉手段を設け、排
   藁搬送装置を上方に回動させた状態で前記重合状態が解
   除されてフィードチェンが上方回動可能となるように構
   成したことを特徴とする脱穀機における排藁搬送装置。
3. 【請求項３】 扱胴を前後方向の回動軸芯を中心に排藁
   搬送装置と一体的に上下回動自在に構成した請求項１又
   は請求項２記載の脱穀機における排藁搬送装置。