JPH05236821A - コンバイン - Google Patents
コンバインInfo
- Publication number
- JPH05236821A JPH05236821A JP7852192A JP7852192A JPH05236821A JP H05236821 A JPH05236821 A JP H05236821A JP 7852192 A JP7852192 A JP 7852192A JP 7852192 A JP7852192 A JP 7852192A JP H05236821 A JPH05236821 A JP H05236821A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- threshing
- threshing chamber
- supply
- grain
- Prior art date
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 脱穀室と排藁処理部を同時にメンテナンスを
行う。 【構成】 扱胴を軸架した脱穀室を有する脱穀装置と、
前記脱穀室の左右一側の供給側から排出側に向けて穀稈
を挾持搬送する穀稈供給装置と、前記脱穀室の後側に設
けた排藁処理部とを有するコンバインにおいて、前記供
給装置には、該供給装置の側部に設けたチエンカバーと
前記脱穀室の側部の一部および風選室の一部を形成する
側板とを取付け、前記供給装置は供給側の左右他側を中
心に前記チエンカバーおよび前記側板ごと一緒に略水平
前方回動自在構成とし、前記扱胴は前記供給装置とは別
に供給側の左右他側を中心に略水平前方回動自在構成と
し、前記排藁処理部は左右他側を中心に略水平後方回動
自在構成としたコンバイン。
行う。 【構成】 扱胴を軸架した脱穀室を有する脱穀装置と、
前記脱穀室の左右一側の供給側から排出側に向けて穀稈
を挾持搬送する穀稈供給装置と、前記脱穀室の後側に設
けた排藁処理部とを有するコンバインにおいて、前記供
給装置には、該供給装置の側部に設けたチエンカバーと
前記脱穀室の側部の一部および風選室の一部を形成する
側板とを取付け、前記供給装置は供給側の左右他側を中
心に前記チエンカバーおよび前記側板ごと一緒に略水平
前方回動自在構成とし、前記扱胴は前記供給装置とは別
に供給側の左右他側を中心に略水平前方回動自在構成と
し、前記排藁処理部は左右他側を中心に略水平後方回動
自在構成としたコンバイン。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインに係るもの
である。
である。
【０００２】
【従来技術】従来公知の、実開平１−１６７８３９号公
報には、扱胴を軸架した脱穀室を有する脱穀装置と、前
記脱穀室の左右一側の供給側から排出側に向けて穀稈を
挾持搬送する穀稈供給装置と、前記脱穀室の後側に設け
た排藁処理部とを有するコンバインにおいて、前記脱穀
装置の穀稈挾持搬送装置の搬送チエン案内レールの後端
は、前記脱穀装置の後部に対して水平回動自在に軸止し
たコンバイン用脱穀装置について記載されている。
報には、扱胴を軸架した脱穀室を有する脱穀装置と、前
記脱穀室の左右一側の供給側から排出側に向けて穀稈を
挾持搬送する穀稈供給装置と、前記脱穀室の後側に設け
た排藁処理部とを有するコンバインにおいて、前記脱穀
装置の穀稈挾持搬送装置の搬送チエン案内レールの後端
は、前記脱穀装置の後部に対して水平回動自在に軸止し
たコンバイン用脱穀装置について記載されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、メンテ
ナンスの目的で、穀稈挾持搬送装置を水平回動自在にし
たものであるが、その構造は、終端部を中心に始端部を
水平回動自在とした構成であるから、始端部は大きく開
くが、終端部は開かない構造である。しかし、終端部は
穀稈挾持搬送装置から排藁挾持搬送装置に引継ぐ部分で
あるから、終端部こそ開く構成にしなくてはならない。
また、終端部は開かない構造であるので、排藁処理部の
メテナンスは別途行なう必要があり面倒であるという課
題もある。
ナンスの目的で、穀稈挾持搬送装置を水平回動自在にし
たものであるが、その構造は、終端部を中心に始端部を
水平回動自在とした構成であるから、始端部は大きく開
くが、終端部は開かない構造である。しかし、終端部は
穀稈挾持搬送装置から排藁挾持搬送装置に引継ぐ部分で
あるから、終端部こそ開く構成にしなくてはならない。
また、終端部は開かない構造であるので、排藁処理部の
メテナンスは別途行なう必要があり面倒であるという課
題もある。
【０００４】
【発明の目的】本発明は、始端部より終端部を重要視
し、終端部を開くようにし、併せて排藁処理部のメンテ
ナンンスも同時にできるようにしたものである。
し、終端部を開くようにし、併せて排藁処理部のメンテ
ナンンスも同時にできるようにしたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、扱胴を軸架し
た脱穀室を有する脱穀装置と、前記脱穀室の左右一側の
供給側から排出側に向けて穀稈を挾持搬送する穀稈供給
装置と、前記脱穀室の後側に設けた排藁処理部とを有す
るコンバインにおいて、前記供給装置には、該供給装置
の側部に設けたチエンカバーと前記脱穀室の側部の一部
および風選室の一部を形成する側板とを取付け、前記供
給装置は供給側の左右他側を中心に前記チエンカバーお
よび前記側板ごと一緒に略水平前方回動自在構成とし、
前記扱胴は前記供給装置とは別に供給側の左右他側を中
心に略水平前方回動自在構成とし、前記排藁処理部は左
右他側を中心に略水平後方回動自在構成としたコンバイ
ンとしたものである。
た脱穀室を有する脱穀装置と、前記脱穀室の左右一側の
供給側から排出側に向けて穀稈を挾持搬送する穀稈供給
装置と、前記脱穀室の後側に設けた排藁処理部とを有す
るコンバインにおいて、前記供給装置には、該供給装置
の側部に設けたチエンカバーと前記脱穀室の側部の一部
および風選室の一部を形成する側板とを取付け、前記供
給装置は供給側の左右他側を中心に前記チエンカバーお
よび前記側板ごと一緒に略水平前方回動自在構成とし、
前記扱胴は前記供給装置とは別に供給側の左右他側を中
心に略水平前方回動自在構成とし、前記排藁処理部は左
右他側を中心に略水平後方回動自在構成としたコンバイ
ンとしたものである。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例を図により説明すると、１は
コンバインの機体フレーム、２は機体フレーム１の下方
に設けた走行装置、３は機体フレーム１の前方に設けた
刈取部、４は機体フレーム１の上方に設けた脱穀装置で
ある。脱穀装置４内の前側上方位置には脱穀室５を形成
する。６は前記脱穀室５内に軸装した扱胴、７は該扱胴
６の主として下方側に設けた扱網、８は前記脱穀室５の
前側（供給側）に形成した穀稈供給口、９は前記脱穀室
５の後側（排出側）に形成した穀稈排出口、１０は前記
扱網７の下方に設けた移送突起１１を有する移送用揺動
棚、１２は前記脱穀室５の排塵口、１３は前記排塵口１
２の下方から後側に向けて形成された風選室、１４は該
風選室１３内に設けた揺動選別枠体、１５は一番コンベ
ア、１６は二番コンベア、１８は送風唐箕、１９は前記
移送用揺動棚１０の終端の前記送風唐箕１８の非作用域
に送風して前記移送用揺動棚１０より移送された脱穀物
を拡散させる補助送風唐箕、２０は前記脱穀室５の側部
に設けた処理室、２１は処理室２０内の処理胴、２２は
処理網、２３は排塵室、２４は排塵胴、２５は吸引ファ
ン、２６は吸引ファン２５の後側に設けたカッタまたは
結束装置を有する排藁処理部である。前記処理室２０内
の前側には脱穀室４に至る落下口を形成し、該落下口よ
り後側は脱穀室４と連通させている。
コンバインの機体フレーム、２は機体フレーム１の下方
に設けた走行装置、３は機体フレーム１の前方に設けた
刈取部、４は機体フレーム１の上方に設けた脱穀装置で
ある。脱穀装置４内の前側上方位置には脱穀室５を形成
する。６は前記脱穀室５内に軸装した扱胴、７は該扱胴
６の主として下方側に設けた扱網、８は前記脱穀室５の
前側（供給側）に形成した穀稈供給口、９は前記脱穀室
５の後側（排出側）に形成した穀稈排出口、１０は前記
扱網７の下方に設けた移送突起１１を有する移送用揺動
棚、１２は前記脱穀室５の排塵口、１３は前記排塵口１
２の下方から後側に向けて形成された風選室、１４は該
風選室１３内に設けた揺動選別枠体、１５は一番コンベ
ア、１６は二番コンベア、１８は送風唐箕、１９は前記
移送用揺動棚１０の終端の前記送風唐箕１８の非作用域
に送風して前記移送用揺動棚１０より移送された脱穀物
を拡散させる補助送風唐箕、２０は前記脱穀室５の側部
に設けた処理室、２１は処理室２０内の処理胴、２２は
処理網、２３は排塵室、２４は排塵胴、２５は吸引ファ
ン、２６は吸引ファン２５の後側に設けたカッタまたは
結束装置を有する排藁処理部である。前記処理室２０内
の前側には脱穀室４に至る落下口を形成し、該落下口よ
り後側は脱穀室４と連通させている。
【０００７】前記脱穀室５の側部には、前記穀稈供給口
８から前記穀稈排出口９に至る穀稈供給搬送通路を形成
し、穀稈供給搬送通路には脱穀室５に穀稈を供給する穀
稈挾持搬送装置２８を設ける。該穀稈挾持搬送装置２８
は、穀稈を挾持搬送する供給搬送チエン２９と挾扼杆３
０とにより構成され、該挾扼杆３０は前記脱穀室５の上
方を覆う上部カバー３１の回動端側に取付けられ、上部
カバー３１を上動させると、一体的に上動するように構
成している。３２は前記供給搬送チエン２９の搬送チエ
ン案内レールであり、該搬送チエン案内レール３２の始
端部には受動歯車３３を、搬送チエン案内レール３２の
終端部には駆動歯車３４をそれぞれ設け、受動歯車３３
と駆動歯車３４との間に前記供給搬送チエン２９を掛け
回している。
８から前記穀稈排出口９に至る穀稈供給搬送通路を形成
し、穀稈供給搬送通路には脱穀室５に穀稈を供給する穀
稈挾持搬送装置２８を設ける。該穀稈挾持搬送装置２８
は、穀稈を挾持搬送する供給搬送チエン２９と挾扼杆３
０とにより構成され、該挾扼杆３０は前記脱穀室５の上
方を覆う上部カバー３１の回動端側に取付けられ、上部
カバー３１を上動させると、一体的に上動するように構
成している。３２は前記供給搬送チエン２９の搬送チエ
ン案内レールであり、該搬送チエン案内レール３２の始
端部には受動歯車３３を、搬送チエン案内レール３２の
終端部には駆動歯車３４をそれぞれ設け、受動歯車３３
と駆動歯車３４との間に前記供給搬送チエン２９を掛け
回している。
【０００８】前記搬送チエン案内レール３２は、固定枠
３５に回動自在に取付けられ、固定枠３５は下部を前記
機体フレーム機体フレーム１に固定し、上部を脱穀装置
４の前板３６に固定する。前記搬送チエン案内レール３
２には、脱穀室５の側部および前記風選室１３の側部を
包囲する移動側板３７を取付け、また、前記供給搬送チ
エン２９のチエンカバー３８を取付け、前記搬送チエン
案内レール３２を回動させてチエンカバー３８および移
動側板３７を回動させると、脱穀室５の側部および前記
風選室１３の側部を開放するように構成している。ま
た、移動側板３７は、搬送チエン案内レール３２を元に
戻したとき、扱網７を押さえる作用も奏する。
３５に回動自在に取付けられ、固定枠３５は下部を前記
機体フレーム機体フレーム１に固定し、上部を脱穀装置
４の前板３６に固定する。前記搬送チエン案内レール３
２には、脱穀室５の側部および前記風選室１３の側部を
包囲する移動側板３７を取付け、また、前記供給搬送チ
エン２９のチエンカバー３８を取付け、前記搬送チエン
案内レール３２を回動させてチエンカバー３８および移
動側板３７を回動させると、脱穀室５の側部および前記
風選室１３の側部を開放するように構成している。ま
た、移動側板３７は、搬送チエン案内レール３２を元に
戻したとき、扱網７を押さえる作用も奏する。
【０００９】しかして、扱胴６は、横軸回転の扱胴軸３
９により前記脱穀室５の供給側移動前板４０と排出側移
動板４１の間に軸装され、前記供給側移動前板４０はそ
の側端縁を供給側固定板４２に軸着金具４３により回動
自在に取付け、前記排出側移動板４１は脱穀装置４の排
出側固定板４４に対して着脱自在に構成し、供給側移動
前板４０と排出側移動板４１に支持された扱胴６が外開
き回動するように構成している。そして、前記供給側移
動前板４０と排出側移動板４１とを扱網７の枠体で連結
して脱穀室フレームとし、脱穀室フレームは前記処理室
２０と排塵室２３とを押えとしても兼用しているので、
剛性をアップさせる。
９により前記脱穀室５の供給側移動前板４０と排出側移
動板４１の間に軸装され、前記供給側移動前板４０はそ
の側端縁を供給側固定板４２に軸着金具４３により回動
自在に取付け、前記排出側移動板４１は脱穀装置４の排
出側固定板４４に対して着脱自在に構成し、供給側移動
前板４０と排出側移動板４１に支持された扱胴６が外開
き回動するように構成している。そして、前記供給側移
動前板４０と排出側移動板４１とを扱網７の枠体で連結
して脱穀室フレームとし、脱穀室フレームは前記処理室
２０と排塵室２３とを押えとしても兼用しているので、
剛性をアップさせる。
【００１０】前記排出側移動板４１の後側には排藁搬送
装置４５を設け、該排藁搬送装置４５の搬送チエン４６
は、前記処理胴２１の回転が伝達されて作動し、脱穀済
の排藁を後部に設けたカッターあるいは結束装置を設け
た排藁処理部２７に搬送する。前記排藁搬送装置４５の
搬送チエン４６は前記上部カバー３１に取付け、該上部
カバー３１と共に上下回動するよう構成している。ま
た、前記排藁処理部４７は、前記穀稈挾持搬送装置２８
の反対側の機体側に設けた軸４８を中心に後側回動する
ように構成する。
装置４５を設け、該排藁搬送装置４５の搬送チエン４６
は、前記処理胴２１の回転が伝達されて作動し、脱穀済
の排藁を後部に設けたカッターあるいは結束装置を設け
た排藁処理部２７に搬送する。前記排藁搬送装置４５の
搬送チエン４６は前記上部カバー３１に取付け、該上部
カバー３１と共に上下回動するよう構成している。ま
た、前記排藁処理部４７は、前記穀稈挾持搬送装置２８
の反対側の機体側に設けた軸４８を中心に後側回動する
ように構成する。
【００１１】図中、４９は脱穀作業時前記扱胴６を機体
側に固定するロック装置、５０は前記搬送チエン案内レ
ール３２の終端部側に設けたチエンレールロック装置、
５１は排藁処理部４７のロック装置、５２はグレンタン
ク、５４は前記処理胴２１を回転させるプーリ、５５は
前記排塵胴２４を回転させるプーリ、５６は前記扱胴６
を回転させるプーリ、５７は脱穀装置４に伝達する出力
プーリ、５８は送風唐箕１８のプーリ、５９は移送用揺
動棚１０用のプーリ、６０は一番コンベア１５用のプー
リ、６１は二番コンベア１６用のプーリ、６２は揺動選
別枠体１４の揺動用のプーリ、６３は吸引風車２５用の
プーリ、６４はギヤボックス、６５は前記駆動歯車３４
に着脱自在に嵌合する出力軸、６６は排藁処理部２６の
入力プーリである。前記前記処理胴２１と前記排塵胴２
４と前記扱胴６のそれぞれを回転させるプーリは、前側
に配置し、これをベルト駆動としたため、前記扱胴６の
プーリ５６よりベルトを外すことなく、扱胴６を回動さ
せうる。
側に固定するロック装置、５０は前記搬送チエン案内レ
ール３２の終端部側に設けたチエンレールロック装置、
５１は排藁処理部４７のロック装置、５２はグレンタン
ク、５４は前記処理胴２１を回転させるプーリ、５５は
前記排塵胴２４を回転させるプーリ、５６は前記扱胴６
を回転させるプーリ、５７は脱穀装置４に伝達する出力
プーリ、５８は送風唐箕１８のプーリ、５９は移送用揺
動棚１０用のプーリ、６０は一番コンベア１５用のプー
リ、６１は二番コンベア１６用のプーリ、６２は揺動選
別枠体１４の揺動用のプーリ、６３は吸引風車２５用の
プーリ、６４はギヤボックス、６５は前記駆動歯車３４
に着脱自在に嵌合する出力軸、６６は排藁処理部２６の
入力プーリである。前記前記処理胴２１と前記排塵胴２
４と前記扱胴６のそれぞれを回転させるプーリは、前側
に配置し、これをベルト駆動としたため、前記扱胴６の
プーリ５６よりベルトを外すことなく、扱胴６を回動さ
せうる。
【００１２】
【作用】次に作用を述べる。本発明は前記の構成である
から、刈取部４で刈取られた穀稈は穀稈挾持搬送装置２
８により穀稈供給口８より脱穀室５内に供給され、穀稈
排出口９より排出されるまでの間に回転する扱胴６によ
り脱穀され、脱穀物は扱網７より漏れて移送用揺動棚１
０上に落下し、移送用揺動棚１０により排出側に向けて
移送されて風選室１３内に入り、また、脱穀室５内の脱
穀物は排塵口１２より風選室１３内に入り、送風唐箕１
８から送風される選別風および揺動選別枠体１４の揺動
により選別され、一番物は一番コンベア１５に入って機
外に取出され、二番物は二番コンベア１６に入る。
から、刈取部４で刈取られた穀稈は穀稈挾持搬送装置２
８により穀稈供給口８より脱穀室５内に供給され、穀稈
排出口９より排出されるまでの間に回転する扱胴６によ
り脱穀され、脱穀物は扱網７より漏れて移送用揺動棚１
０上に落下し、移送用揺動棚１０により排出側に向けて
移送されて風選室１３内に入り、また、脱穀室５内の脱
穀物は排塵口１２より風選室１３内に入り、送風唐箕１
８から送風される選別風および揺動選別枠体１４の揺動
により選別され、一番物は一番コンベア１５に入って機
外に取出され、二番物は二番コンベア１６に入る。
【００１３】また、穀稈挾持搬送装置２８により搬送さ
れた穀稈は、排藁搬送装置４５に引継がれ、脱穀室５の
後側の排藁処理部２６に至り処理される。この場合、排
藁搬送装置４５にて藁詰まりが発生しても、上部カバー
３１を上動させて排藁搬送装置４５を上動させると、容
易に除去できる。
れた穀稈は、排藁搬送装置４５に引継がれ、脱穀室５の
後側の排藁処理部２６に至り処理される。この場合、排
藁搬送装置４５にて藁詰まりが発生しても、上部カバー
３１を上動させて排藁搬送装置４５を上動させると、容
易に除去できる。
【００１４】しかして、扱胴６の上方を覆う上部カバー
３１を上動させると、挾扼杆３０が上動し、この状態で
ロック装置を解除すると、搬送チエン案内レール３２は
固定枠３５との取付け部分を中心に外側回動し、前記搬
送チエン案内レール３２に取付けられている脱穀装置４
の移動側板３７と供給搬送チエン２９のチエンカバー３
８をも外側回動させ、前記脱穀室５の側部および前記風
選室１３の側部を開放し、脱穀室５および風選室１３の
メンテナンスを容易に行なえる。
３１を上動させると、挾扼杆３０が上動し、この状態で
ロック装置を解除すると、搬送チエン案内レール３２は
固定枠３５との取付け部分を中心に外側回動し、前記搬
送チエン案内レール３２に取付けられている脱穀装置４
の移動側板３７と供給搬送チエン２９のチエンカバー３
８をも外側回動させ、前記脱穀室５の側部および前記風
選室１３の側部を開放し、脱穀室５および風選室１３の
メンテナンスを容易に行なえる。
【００１５】そして、扱胴６を軸着金具４３を中心に回
動させると、前記処理胴２１と排塵胴２４を残して、前
記移送揺動棚１０の上面および揺動選別枠体１４の上面
の風選室１３を開放するので、これらのメンテナンス作
業を容易にする。また、排藁処理部２６は後側回動する
から、脱穀室５の側部および前記風選室１３の側部と同
時に容易にメンテナンスできる。なお、脱穀室５の下方
に設けた移送用揺動棚１０を揺動枠体より外してメンテ
ナンス作業をすることもある。
動させると、前記処理胴２１と排塵胴２４を残して、前
記移送揺動棚１０の上面および揺動選別枠体１４の上面
の風選室１３を開放するので、これらのメンテナンス作
業を容易にする。また、排藁処理部２６は後側回動する
から、脱穀室５の側部および前記風選室１３の側部と同
時に容易にメンテナンスできる。なお、脱穀室５の下方
に設けた移送用揺動棚１０を揺動枠体より外してメンテ
ナンス作業をすることもある。
【００１６】
【効果】本発明は、扱胴を軸架した脱穀室を有する脱穀
装置と、前記脱穀室の左右一側の供給側から排出側に向
けて穀稈を挾持搬送する穀稈供給装置と、前記脱穀室の
後側に設けた排藁処理部とを有するコンバインにおい
て、前記供給装置には、該供給装置の側部に設けたチエ
ンカバーと前記脱穀室の側部の一部および風選室の一部
を形成する側板とを取付け、前記供給装置は供給側の左
右他側を中心に前記チエンカバーおよび前記側板ごと一
緒に略水平前方回動自在構成とし、前記扱胴は前記供給
装置とは別に供給側の左右他側を中心に略水平前方回動
自在構成とし、前記排藁処理部は左右他側を中心に略水
平後方回動自在構成としたコンバインとしたものである
から、穀稈挾持搬送装置２８の終端部を回動させうるの
で、穀稈挾持搬送装置２８の終端部と排藁搬送装置４５
の始端部との間の詰まり穀稈の発生しやすい場所を開放
して容易にメンテナンスできるばかりでなく、搬送チエ
ン案内レール３２の前端を強固に支持して、刈取部４か
らの穀稈を穀稈挾持搬送装置２８に円滑に引継がせると
いう効果を奏する。そして、前記排藁処理部は左右他側
を中心に略水平後方回動自在構成しているから、脱穀室
を開放したとき、扱胴が干渉しないので、同時に脱穀室
と排藁処理部とをメンテナンスできるという効果を奏す
る。
装置と、前記脱穀室の左右一側の供給側から排出側に向
けて穀稈を挾持搬送する穀稈供給装置と、前記脱穀室の
後側に設けた排藁処理部とを有するコンバインにおい
て、前記供給装置には、該供給装置の側部に設けたチエ
ンカバーと前記脱穀室の側部の一部および風選室の一部
を形成する側板とを取付け、前記供給装置は供給側の左
右他側を中心に前記チエンカバーおよび前記側板ごと一
緒に略水平前方回動自在構成とし、前記扱胴は前記供給
装置とは別に供給側の左右他側を中心に略水平前方回動
自在構成とし、前記排藁処理部は左右他側を中心に略水
平後方回動自在構成としたコンバインとしたものである
から、穀稈挾持搬送装置２８の終端部を回動させうるの
で、穀稈挾持搬送装置２８の終端部と排藁搬送装置４５
の始端部との間の詰まり穀稈の発生しやすい場所を開放
して容易にメンテナンスできるばかりでなく、搬送チエ
ン案内レール３２の前端を強固に支持して、刈取部４か
らの穀稈を穀稈挾持搬送装置２８に円滑に引継がせると
いう効果を奏する。そして、前記排藁処理部は左右他側
を中心に略水平後方回動自在構成しているから、脱穀室
を開放したとき、扱胴が干渉しないので、同時に脱穀室
と排藁処理部とをメンテナンスできるという効果を奏す
る。
【図１】 全体側面図。
【図２】 同平面図。
【図３】 縦断側面図。
【図４】 要部斜視図。
【図５】 同平面図。
【図６】 同側面図。
【図７】 正面図。
【図８】 正面図。
【図９】 正面図。
１…機体フレーム、２…走行装置、３…刈取部、４…脱
穀装置、５…脱穀室、６…扱胴、７…扱網、８…穀稈供
給口、９…穀稈排出口、１０…移送用揺動棚、１１…移
送突起、１２…排塵口、１３…風選室、１４…揺動選別
枠体、１５…一番コンベア、１６…二番コンベア、１８
…送風唐箕、１９…補助送風唐箕、２０…処理室、２１
…処理胴、２２…処理網、２３…排塵室、２４…排塵
胴、２５…吸引ファン、２６…排藁処理部、２８…穀稈
挾持搬送装置、２９…供給搬送チエン、３０…挾扼杆、
３１…上部カバー、３２…搬送チエン案内レール、３３
…受動歯車、３４…駆動歯車、３５…固定枠、３６…前
板、３７…移動側板、３８…チエンカバー、３９…扱胴
軸、４０…供給側移動前板、４１…排出側移動板、４２
…供給側固定板、４３…軸着金具、４４…排出側固定
板、４５…排藁搬送装置、４６…搬送チエン、４８…
軸、４９…ロック装置、５０…チエンレールロック装
置、５１…ロック装置、５２…グレンタンク、５４、５
５、５６…プーリ、５７…出力プーリ、５８、５９、６
０、６１、６２、６３…プーリ、６４…ギヤボックス、
６５…出力軸、６６…入力プーリ。
穀装置、５…脱穀室、６…扱胴、７…扱網、８…穀稈供
給口、９…穀稈排出口、１０…移送用揺動棚、１１…移
送突起、１２…排塵口、１３…風選室、１４…揺動選別
枠体、１５…一番コンベア、１６…二番コンベア、１８
…送風唐箕、１９…補助送風唐箕、２０…処理室、２１
…処理胴、２２…処理網、２３…排塵室、２４…排塵
胴、２５…吸引ファン、２６…排藁処理部、２８…穀稈
挾持搬送装置、２９…供給搬送チエン、３０…挾扼杆、
３１…上部カバー、３２…搬送チエン案内レール、３３
…受動歯車、３４…駆動歯車、３５…固定枠、３６…前
板、３７…移動側板、３８…チエンカバー、３９…扱胴
軸、４０…供給側移動前板、４１…排出側移動板、４２
…供給側固定板、４３…軸着金具、４４…排出側固定
板、４５…排藁搬送装置、４６…搬送チエン、４８…
軸、４９…ロック装置、５０…チエンレールロック装
置、５１…ロック装置、５２…グレンタンク、５４、５
５、５６…プーリ、５７…出力プーリ、５８、５９、６
０、６１、６２、６３…プーリ、６４…ギヤボックス、
６５…出力軸、６６…入力プーリ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年１月２２日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 コンバイン
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインに係るもの
である。
である。
【０００２】
【従来技術】従来公知の、実開平１−１６７８３９号公
報には、扱胴を軸架した脱穀室を有する脱穀装置と、前
記脱穀室の左右一側の供給側から排出側に向けて穀稈を
挾持搬送する穀稈供給装置と、前記脱穀室の後側に設け
た排藁処理部とを有するコンバインにおいて、前記脱穀
装置の穀稈挾持搬送装置の搬送チエン案内レールの後端
は、前記脱穀装置の後部に対して水平回動自在に軸止し
たコンバイン用脱穀装置について記載されている。
報には、扱胴を軸架した脱穀室を有する脱穀装置と、前
記脱穀室の左右一側の供給側から排出側に向けて穀稈を
挾持搬送する穀稈供給装置と、前記脱穀室の後側に設け
た排藁処理部とを有するコンバインにおいて、前記脱穀
装置の穀稈挾持搬送装置の搬送チエン案内レールの後端
は、前記脱穀装置の後部に対して水平回動自在に軸止し
たコンバイン用脱穀装置について記載されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、メンテ
ナンスの目的で、穀稈挾持搬送装置を水平回動自在にし
たものであるが、その構造は、終端部を中心に始端部を
水平回動自在とした構成であるから、始端部は大きく開
くが、終端部は開かない構造である。しかし、終端部は
穀稈挾持搬送装置から排藁挾持搬送装置に引継ぐ部分で
あるから、終端部こそ開く構成にしなくてはならない。
また、終端部は開かない構造であるので、排藁処理部の
メテナンスは別途行なう必要があり面倒であるという課
題もある。
ナンスの目的で、穀稈挾持搬送装置を水平回動自在にし
たものであるが、その構造は、終端部を中心に始端部を
水平回動自在とした構成であるから、始端部は大きく開
くが、終端部は開かない構造である。しかし、終端部は
穀稈挾持搬送装置から排藁挾持搬送装置に引継ぐ部分で
あるから、終端部こそ開く構成にしなくてはならない。
また、終端部は開かない構造であるので、排藁処理部の
メテナンスは別途行なう必要があり面倒であるという課
題もある。
【０００４】
【発明の目的】本発明は、始端部より終端部を重要視
し、終端部を開くようにし、併せて排藁処理部のメンテ
ナンンスも同時にできるようにしたものである。
し、終端部を開くようにし、併せて排藁処理部のメンテ
ナンンスも同時にできるようにしたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、扱胴を軸架し
た脱穀室を有する脱穀装置と、前記脱穀室の左右一側の
供給側から他側の排出側に向けて穀稈を挾持搬送する穀
稈供給装置と、前記脱穀室の排出側外方に設けた排藁処
理部とを有するコンバインにおいて、前記供給装置の外
側部にチエンカバーを設け、前記脱穀室と前記風選室の
一部を開閉自在側板で包囲し、前記供給装置と前記チエ
ンカバーと前記開閉自在側板は一体的に外側に開くよう
水平回動自在としたコンバインとしたものである。
た脱穀室を有する脱穀装置と、前記脱穀室の左右一側の
供給側から他側の排出側に向けて穀稈を挾持搬送する穀
稈供給装置と、前記脱穀室の排出側外方に設けた排藁処
理部とを有するコンバインにおいて、前記供給装置の外
側部にチエンカバーを設け、前記脱穀室と前記風選室の
一部を開閉自在側板で包囲し、前記供給装置と前記チエ
ンカバーと前記開閉自在側板は一体的に外側に開くよう
水平回動自在としたコンバインとしたものである。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例を図により説明すると、１は
コンバインの機体フレーム、２は機体フレーム１の下方
に設けた走行装置、３は機体フレーム１の前方に設けた
刈取部、４は機体フレーム１の上方に設けた脱穀装置で
ある。脱穀装置４内の前側上方位置には脱穀室５を形成
する。６は前記脱穀室５内に軸装した扱胴、７は該扱胴
６の主として下方側に設けた扱網、８は前記脱穀室５の
前側（供給側）に形成した穀稈供給口、９は前記脱穀室
５の後側（排出側）に形成した穀稈排出口、１０は前記
扱網７の下方に設けた移送突起１１を有する移送用揺動
棚、１２は前記脱穀室５の排塵口、１３は前記排塵口１
２の下方から後側に向けて形成された風選室、１４は該
風選室１３内に設けた揺動選別枠体、１５は一番コンベ
ア、１６は二番コンベア、１８は送風唐箕、１９は前記
移送用揺動棚１０の終端の前記送風唐箕１８の非作用域
に送風して前記移送用揺動棚１０より移送された脱穀物
を拡散させる補助送風唐箕、２０は前記脱穀室５の側部
に設けた処理室、２１は処理室２０内の処理胴、２２は
処理網、２３は排塵室、２４は排塵胴、２５は吸引ファ
ン、２６は吸引ファン２５の後側に設けたカッタまたは
結束装置を有する排藁処理部である。前記処理室２０内
の前側には脱穀室４に至る落下口を形成し、該落下口よ
り後側は脱穀室４と連通させている。
コンバインの機体フレーム、２は機体フレーム１の下方
に設けた走行装置、３は機体フレーム１の前方に設けた
刈取部、４は機体フレーム１の上方に設けた脱穀装置で
ある。脱穀装置４内の前側上方位置には脱穀室５を形成
する。６は前記脱穀室５内に軸装した扱胴、７は該扱胴
６の主として下方側に設けた扱網、８は前記脱穀室５の
前側（供給側）に形成した穀稈供給口、９は前記脱穀室
５の後側（排出側）に形成した穀稈排出口、１０は前記
扱網７の下方に設けた移送突起１１を有する移送用揺動
棚、１２は前記脱穀室５の排塵口、１３は前記排塵口１
２の下方から後側に向けて形成された風選室、１４は該
風選室１３内に設けた揺動選別枠体、１５は一番コンベ
ア、１６は二番コンベア、１８は送風唐箕、１９は前記
移送用揺動棚１０の終端の前記送風唐箕１８の非作用域
に送風して前記移送用揺動棚１０より移送された脱穀物
を拡散させる補助送風唐箕、２０は前記脱穀室５の側部
に設けた処理室、２１は処理室２０内の処理胴、２２は
処理網、２３は排塵室、２４は排塵胴、２５は吸引ファ
ン、２６は吸引ファン２５の後側に設けたカッタまたは
結束装置を有する排藁処理部である。前記処理室２０内
の前側には脱穀室４に至る落下口を形成し、該落下口よ
り後側は脱穀室４と連通させている。
【０００７】前記脱穀室５の側部には、前記穀稈供給口
８から前記穀稈排出口９に至る穀稈供給搬送通路を形成
し、穀稈供給搬送通路には脱穀室５に穀稈を供給する穀
稈挾持搬送装置２８を設ける。該穀稈挾持搬送装置２８
は、穀稈を挾持搬送する供給搬送チエン２９と挾扼杆３
０とにより構成され、該挾扼杆３０は前記脱穀室５の上
方を覆う上部カバー３１の回動端側に取付けられ、上部
カバー３１を上動させると、一体的に上動するように構
成している。３２は前記供給搬送チエン２９の搬送チエ
ン案内レールであり、該搬送チエン案内レール３２の始
端部には受動歯車３３を、搬送チエン案内レール３２の
終端部には駆動歯車３４をそれぞれ設け、受動歯車３３
と駆動歯車３４との間に前記供給搬送チエン２９を掛け
回している。
８から前記穀稈排出口９に至る穀稈供給搬送通路を形成
し、穀稈供給搬送通路には脱穀室５に穀稈を供給する穀
稈挾持搬送装置２８を設ける。該穀稈挾持搬送装置２８
は、穀稈を挾持搬送する供給搬送チエン２９と挾扼杆３
０とにより構成され、該挾扼杆３０は前記脱穀室５の上
方を覆う上部カバー３１の回動端側に取付けられ、上部
カバー３１を上動させると、一体的に上動するように構
成している。３２は前記供給搬送チエン２９の搬送チエ
ン案内レールであり、該搬送チエン案内レール３２の始
端部には受動歯車３３を、搬送チエン案内レール３２の
終端部には駆動歯車３４をそれぞれ設け、受動歯車３３
と駆動歯車３４との間に前記供給搬送チエン２９を掛け
回している。
【０００８】前記搬送チエン案内レール３２は、固定枠
３５に回動自在に取付けられ、固定枠３５は下部を前記
機体フレーム機体フレーム１に固定し、上部を脱穀装置
４の前板３６に固定する。前記搬送チエン案内レール３
２には、脱穀室５の側部および前記風選室１３の側部を
包囲する移動側板３７を取付け、また、前記供給搬送チ
エン２９のチエンカバー３８を取付け、前記搬送チエン
案内レール３２を回動させてチエンカバー３８および移
動側板３７を回動させると、脱穀室５の側部および前記
風選室１３の側部を開放するように構成している。ま
た、移動側板３７は、搬送チエン案内レール３２を元に
戻したとき、扱網７を押さえる作用も奏する。
３５に回動自在に取付けられ、固定枠３５は下部を前記
機体フレーム機体フレーム１に固定し、上部を脱穀装置
４の前板３６に固定する。前記搬送チエン案内レール３
２には、脱穀室５の側部および前記風選室１３の側部を
包囲する移動側板３７を取付け、また、前記供給搬送チ
エン２９のチエンカバー３８を取付け、前記搬送チエン
案内レール３２を回動させてチエンカバー３８および移
動側板３７を回動させると、脱穀室５の側部および前記
風選室１３の側部を開放するように構成している。ま
た、移動側板３７は、搬送チエン案内レール３２を元に
戻したとき、扱網７を押さえる作用も奏する。
【０００９】しかして、扱胴６は、横軸回転の扱胴軸３
９により前記脱穀室５の供給側移動前板４０と排出側移
動板４１の間に軸装され、前記供給側移動前板４０はそ
の側端縁を供給側固定板４２に軸着金具４３により回動
自在に取付け、前記排出側移動板４１は脱穀装置４の排
出側固定板４４に対して着脱自在に構成し、供給側移動
前板４０と排出側移動板４１に支持された扱胴６が外開
き回動するように構成している。そして、前記供給側移
動前板４０と排出側移動板４１とを扱網７の枠体で連結
して脱穀室フレームとし、脱穀室フレームは前記処理室
２０と排塵室２３とを押えとしても兼用しているので、
剛性をアップさせる。
９により前記脱穀室５の供給側移動前板４０と排出側移
動板４１の間に軸装され、前記供給側移動前板４０はそ
の側端縁を供給側固定板４２に軸着金具４３により回動
自在に取付け、前記排出側移動板４１は脱穀装置４の排
出側固定板４４に対して着脱自在に構成し、供給側移動
前板４０と排出側移動板４１に支持された扱胴６が外開
き回動するように構成している。そして、前記供給側移
動前板４０と排出側移動板４１とを扱網７の枠体で連結
して脱穀室フレームとし、脱穀室フレームは前記処理室
２０と排塵室２３とを押えとしても兼用しているので、
剛性をアップさせる。
【００１０】前記排出側移動板４１の後側には排藁搬送
装置４５を設け、該排藁搬送装置４５の搬送チエン４６
は、前記処理胴２１の回転が伝達されて作動し、脱穀済
の排藁を後部に設けたカッターあるいは結束装置を設け
た排藁処理部２７に搬送する。前記排藁搬送装置４５の
搬送チエン４６は前記上部カバー３１に取付け、該上部
カバー３１と共に上下回動するよう構成している。ま
た、前記排藁処理部４７は、前記穀稈挾持搬送装置２８
の反対側の機体側に設けた軸４８を中心に後側回動する
ように構成する。
装置４５を設け、該排藁搬送装置４５の搬送チエン４６
は、前記処理胴２１の回転が伝達されて作動し、脱穀済
の排藁を後部に設けたカッターあるいは結束装置を設け
た排藁処理部２７に搬送する。前記排藁搬送装置４５の
搬送チエン４６は前記上部カバー３１に取付け、該上部
カバー３１と共に上下回動するよう構成している。ま
た、前記排藁処理部４７は、前記穀稈挾持搬送装置２８
の反対側の機体側に設けた軸４８を中心に後側回動する
ように構成する。
【００１１】図中、４９は脱穀作業時前記扱胴６を機体
側に固定するロック装置、５０は前記搬送チエン案内レ
ール３２の終端部側に設けたチエンレールロック装置、
５１は排藁処理部４７のロック装置、５２はグレンタン
ク、５４は前記処理胴２１を回転させるプーリ、５５は
前記排塵胴２４を回転させるプーリ、５６は前記扱胴６
を回転させるプーリ、５７は脱穀装置４に伝達する出力
プーリ、５８は送風唐箕１８のプーリ、５９は移送用揺
動棚１０用のプーリ、６０は一番コンベア１５用のプー
リ、６１は二番コンベア１６用のプーリ、６２は揺動選
別枠体１４の揺動用のプーリ、６３は吸引風車２５用の
プーリ、６４はギヤボックス、６５は前記駆動歯車３４
に着脱自在に嵌合する出力軸、６６は排藁処理部２６の
入力プーリである。前記前記処理胴２１と前記排塵胴２
４と前記扱胴６のそれぞれを回転させるプーリは、前側
に配置し、これをベルト駆動としたため、前記扱胴６の
プーリ５６よりベルトを外すことなく、扱胴６を回動さ
せうる。
側に固定するロック装置、５０は前記搬送チエン案内レ
ール３２の終端部側に設けたチエンレールロック装置、
５１は排藁処理部４７のロック装置、５２はグレンタン
ク、５４は前記処理胴２１を回転させるプーリ、５５は
前記排塵胴２４を回転させるプーリ、５６は前記扱胴６
を回転させるプーリ、５７は脱穀装置４に伝達する出力
プーリ、５８は送風唐箕１８のプーリ、５９は移送用揺
動棚１０用のプーリ、６０は一番コンベア１５用のプー
リ、６１は二番コンベア１６用のプーリ、６２は揺動選
別枠体１４の揺動用のプーリ、６３は吸引風車２５用の
プーリ、６４はギヤボックス、６５は前記駆動歯車３４
に着脱自在に嵌合する出力軸、６６は排藁処理部２６の
入力プーリである。前記前記処理胴２１と前記排塵胴２
４と前記扱胴６のそれぞれを回転させるプーリは、前側
に配置し、これをベルト駆動としたため、前記扱胴６の
プーリ５６よりベルトを外すことなく、扱胴６を回動さ
せうる。
【００１２】
【作用】次に作用を述べる。本発明は前記の構成である
から、刈取部４で刈取られた穀稈は穀稈挾持搬送装置２
８により穀稈供給口８より脱穀室５内に供給され、穀稈
排出口９より排出されるまでの間に回転する扱胴６によ
り脱穀され、脱穀物は扱網７より漏れて移送用揺動棚１
０上に落下し、移送用揺動棚１０により排出側に向けて
移送されて風選室１３内に入り、また、脱穀室５内の脱
穀物は排塵口１２より風選室１３内に入り、送風唐箕１
８から送風される選別風および揺動選別枠体１４の揺動
により選別され、一番物は一番コンベア１５に入って機
外に取出され、二番物は二番コンベア１６に入る。
から、刈取部４で刈取られた穀稈は穀稈挾持搬送装置２
８により穀稈供給口８より脱穀室５内に供給され、穀稈
排出口９より排出されるまでの間に回転する扱胴６によ
り脱穀され、脱穀物は扱網７より漏れて移送用揺動棚１
０上に落下し、移送用揺動棚１０により排出側に向けて
移送されて風選室１３内に入り、また、脱穀室５内の脱
穀物は排塵口１２より風選室１３内に入り、送風唐箕１
８から送風される選別風および揺動選別枠体１４の揺動
により選別され、一番物は一番コンベア１５に入って機
外に取出され、二番物は二番コンベア１６に入る。
【００１３】また、穀稈挾持搬送装置２８により搬送さ
れた穀稈は、排藁搬送装置４５に引継がれ、脱穀室５の
後側の排藁処理部２６に至り処理される。この場合、排
藁搬送装置４５にて藁詰まりが発生しても、上部カバー
３１を上動させて排藁搬送装置４５を上動させると、容
易に除去できる。
れた穀稈は、排藁搬送装置４５に引継がれ、脱穀室５の
後側の排藁処理部２６に至り処理される。この場合、排
藁搬送装置４５にて藁詰まりが発生しても、上部カバー
３１を上動させて排藁搬送装置４５を上動させると、容
易に除去できる。
【００１４】しかして、扱胴６の上方を覆う上部カバー
３１を上動させると、挾扼杆３０が上動し、この状態で
ロック装置を解除すると、搬送チエン案内レール３２は
固定枠３５との取付け部分を中心に外側回動し、前記搬
送チエン案内レール３２に取付けられている脱穀装置４
の移動側板３７と供給搬送チエン２９のチエンカバー３
８をも外側回動させ、前記脱穀室５の側部および前記風
選室１３の側部を開放し、脱穀室５および風選室１３の
メンテナンスを容易に行なえる。
３１を上動させると、挾扼杆３０が上動し、この状態で
ロック装置を解除すると、搬送チエン案内レール３２は
固定枠３５との取付け部分を中心に外側回動し、前記搬
送チエン案内レール３２に取付けられている脱穀装置４
の移動側板３７と供給搬送チエン２９のチエンカバー３
８をも外側回動させ、前記脱穀室５の側部および前記風
選室１３の側部を開放し、脱穀室５および風選室１３の
メンテナンスを容易に行なえる。
【００１５】そして、扱胴６を軸着金具４３を中心に回
動させると、前記処理胴２１と排塵胴２４を残して、前
記移送揺動棚１０の上面および揺動選別枠体１４の上面
の風選室１３を開放するので、これらのメンテナンス作
業を容易にする。また、排藁処理部２６は後側回動する
から、脱穀室５の側部および前記風選室１３の側部と同
時に容易にメンテナンスできる。なお、脱穀室５の下方
に設けた移送用揺動棚１０を揺動枠体より外してメンテ
ナンス作業をすることもある。
動させると、前記処理胴２１と排塵胴２４を残して、前
記移送揺動棚１０の上面および揺動選別枠体１４の上面
の風選室１３を開放するので、これらのメンテナンス作
業を容易にする。また、排藁処理部２６は後側回動する
から、脱穀室５の側部および前記風選室１３の側部と同
時に容易にメンテナンスできる。なお、脱穀室５の下方
に設けた移送用揺動棚１０を揺動枠体より外してメンテ
ナンス作業をすることもある。
【００１６】
【効果】本発明は、扱胴を軸架した脱穀室を有する脱穀
装置と、前記脱穀室の左右一側の供給側から他側の排出
側に向けて穀稈を挾持搬送する穀稈供給装置と、前記脱
穀室の排出側外方に設けた排藁処理部とを有するコンバ
インにおいて、前記供給装置の外側部にチエンカバーを
設け、前記脱穀室と前記風選室の一部を開閉自在側板で
包囲し、前記供給装置と前記チエンカバーと前記開閉自
在側板は一体的に外側に開くよう水平回動自在としたコ
ンバインとしたものであるから、穀稈挾持搬送装置２８
の終端部を回動させうるので、穀稈挾持搬送装置２８の
終端部と排藁搬送装置４５の始端部との間の詰まり穀稈
の発生しやすい場所を開放して容易にメンテナンスでき
るばかりでなく、搬送チエン案内レール３２の前端を強
固に支持して、刈取部４からの穀稈を穀稈挾持搬送装置
２８に円滑に引継がせるという効果を奏する。そして、
前記排藁処理部は左右他側を中心に略水平後方回動自在
構成しているから、脱穀室を開放したとき、扱胴が干渉
しないので、同時に脱穀室と排藁処理部とをメンテナン
スできるという効果を奏する。
装置と、前記脱穀室の左右一側の供給側から他側の排出
側に向けて穀稈を挾持搬送する穀稈供給装置と、前記脱
穀室の排出側外方に設けた排藁処理部とを有するコンバ
インにおいて、前記供給装置の外側部にチエンカバーを
設け、前記脱穀室と前記風選室の一部を開閉自在側板で
包囲し、前記供給装置と前記チエンカバーと前記開閉自
在側板は一体的に外側に開くよう水平回動自在としたコ
ンバインとしたものであるから、穀稈挾持搬送装置２８
の終端部を回動させうるので、穀稈挾持搬送装置２８の
終端部と排藁搬送装置４５の始端部との間の詰まり穀稈
の発生しやすい場所を開放して容易にメンテナンスでき
るばかりでなく、搬送チエン案内レール３２の前端を強
固に支持して、刈取部４からの穀稈を穀稈挾持搬送装置
２８に円滑に引継がせるという効果を奏する。そして、
前記排藁処理部は左右他側を中心に略水平後方回動自在
構成しているから、脱穀室を開放したとき、扱胴が干渉
しないので、同時に脱穀室と排藁処理部とをメンテナン
スできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】 全体側面図。
【図２】 同平面図。
【図３】 縦断側面図。
【図４】 要部斜視図。
【図５】 同平面図。
【図６】 同側面図。
【図７】 正面図。
【図８】 正面図。
【図９】 正面図。
【符号の説明】 １…機体フレーム、２…走行装置、３…刈取部、４…脱
穀装置、５…脱穀室、６…扱胴、７…扱網、８…穀稈供
給口、９…穀稈排出口、１０…移送用揺動棚、１１…移
送突起、１２…排塵口、１３…風選室、１４…揺動選別
枠体、１５…一番コンベア、１６…二番コンベア、１８
…送風唐箕、１９…補助送風唐箕、２０…処理室、２１
…処理胴、２２…処理網、２３…排塵室、２４…排塵
胴、２５…吸引ファン、２６…排藁処理部、２８…穀稈
挾持搬送装置、２９…供給搬送チエン、３０…挾扼杆、
３１…上部カバー、３２…搬送チエン案内レール、３３
…受動歯車、３４…駆動歯車、３５…固定枠、３６…前
板、３７…移動側板、３８…チエンカバー、３９…扱胴
軸、４０…供給側移動前板、４１…排出側移動板、４２
…供給側固定板、４３…軸着金具、４４…排出側固定
板、４５…排藁搬送装置、４６…搬送チエン、４８…
軸、４９…ロック装置、５０…チエンレールロック装
置、５１…ロック装置、５２…グレンタンク、５４、５
５、５６…プーリ、５７…出力プーリ、５８、５９、６
０、６１、６２、６３…プーリ、６４…ギヤボックス、
６５…出力軸、６６…入力プーリ。
穀装置、５…脱穀室、６…扱胴、７…扱網、８…穀稈供
給口、９…穀稈排出口、１０…移送用揺動棚、１１…移
送突起、１２…排塵口、１３…風選室、１４…揺動選別
枠体、１５…一番コンベア、１６…二番コンベア、１８
…送風唐箕、１９…補助送風唐箕、２０…処理室、２１
…処理胴、２２…処理網、２３…排塵室、２４…排塵
胴、２５…吸引ファン、２６…排藁処理部、２８…穀稈
挾持搬送装置、２９…供給搬送チエン、３０…挾扼杆、
３１…上部カバー、３２…搬送チエン案内レール、３３
…受動歯車、３４…駆動歯車、３５…固定枠、３６…前
板、３７…移動側板、３８…チエンカバー、３９…扱胴
軸、４０…供給側移動前板、４１…排出側移動板、４２
…供給側固定板、４３…軸着金具、４４…排出側固定
板、４５…排藁搬送装置、４６…搬送チエン、４８…
軸、４９…ロック装置、５０…チエンレールロック装
置、５１…ロック装置、５２…グレンタンク、５４、５
５、５６…プーリ、５７…出力プーリ、５８、５９、６
０、６１、６２、６３…プーリ、６４…ギヤボックス、
６５…出力軸、６６…入力プーリ。
【手続補正２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図７
【補正方法】変更
【補正内容】
【図７】
【手続補正３】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図８
【補正方法】変更
【補正内容】
【図８】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 釘宮 啓 愛媛県伊予郡砥部町八倉１番地 井関農機 株式会社技術部内
Claims (1)
- 【請求項１】 扱胴を軸架した脱穀室を有する脱穀装置
と、前記脱穀室の左右一側の供給側から排出側に向けて
穀稈を挾持搬送する穀稈供給装置と、前記脱穀室の後側
に設けた排藁処理部とを有するコンバインにおいて、前
記供給装置には、該供給装置の側部に設けたチエンカバ
ーと前記脱穀室の側部の一部および風選室の一部を形成
する側板とを取付け、前記供給装置は供給側の左右他側
を中心に前記チエンカバーおよび前記側板ごと一緒に略
水平前方回動自在構成とし、前記扱胴は前記供給装置と
は別に供給側の左右他側を中心に略水平前方回動自在構
成とし、前記排藁処理部は左右他側を中心に略水平後方
回動自在構成としたコンバイン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07852192A JP3206091B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07852192A JP3206091B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | コンバイン |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11187887A Division JP2000023555A (ja) | 1999-07-01 | 1999-07-01 | コンバイン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05236821A true JPH05236821A (ja) | 1993-09-17 |
| JP3206091B2 JP3206091B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=13664239
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07852192A Expired - Lifetime JP3206091B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | コンバイン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3206091B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008099590A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Yanmar Co Ltd | 脱穀装置 |
| JP2009034016A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Kubota Corp | コンバイン |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP07852192A patent/JP3206091B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008099590A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Yanmar Co Ltd | 脱穀装置 |
| JP2009034016A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Kubota Corp | コンバイン |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3206091B2 (ja) | 2001-09-04 |
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