JPH08149917A - 排藁搬送装置 - Google Patents
排藁搬送装置Info
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- JPH08149917A JPH08149917A JP31754594A JP31754594A JPH08149917A JP H08149917 A JPH08149917 A JP H08149917A JP 31754594 A JP31754594 A JP 31754594A JP 31754594 A JP31754594 A JP 31754594A JP H08149917 A JPH08149917 A JP H08149917A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 作動の確実、円滑化。
【構成】 脱穀室２の排藁排出側に、脱穀済の排藁の株
元を搬送する排藁搬送チエン２７を有する排藁搬送装置
２６を設けたものにおいて、排藁搬送通路の株元側に
は、上部を中心に下部が略垂直の起立位置から略水平の
退避位置の間回動自在で常時起立位置方向へ付勢され、
かつ、排藁搬送チエン２７の移動方向と交差する方向に
回動するように株元揃板４０を設けた排藁搬送装置。
元を搬送する排藁搬送チエン２７を有する排藁搬送装置
２６を設けたものにおいて、排藁搬送通路の株元側に
は、上部を中心に下部が略垂直の起立位置から略水平の
退避位置の間回動自在で常時起立位置方向へ付勢され、
かつ、排藁搬送チエン２７の移動方向と交差する方向に
回動するように株元揃板４０を設けた排藁搬送装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、排藁搬送装置に係るも
のである。
のである。
【０００２】
【従来技術】従来、公知公報は見当らないが、脱穀室の
排藁排出側に、脱穀済の排藁の株元を搬送する排藁搬送
チエンを有する排藁搬送装置を設けたものにおいて、排
藁搬送通路の株元側には、上部を中心に下部が略垂直の
起立位置から略水平の退避位置の間回動自在で常時起立
位置方向へ付勢され、かつ、排藁搬送方向と平行方向外
側に回動するように株元揃板を設けた排藁搬送装置は公
知である。即ち、前記公知例は、図１に示すように、排
藁搬送装置の上方に設けた上部カバーの端縁に株元揃板
の上部を回動自在に設けている。
排藁排出側に、脱穀済の排藁の株元を搬送する排藁搬送
チエンを有する排藁搬送装置を設けたものにおいて、排
藁搬送通路の株元側には、上部を中心に下部が略垂直の
起立位置から略水平の退避位置の間回動自在で常時起立
位置方向へ付勢され、かつ、排藁搬送方向と平行方向外
側に回動するように株元揃板を設けた排藁搬送装置は公
知である。即ち、前記公知例は、図１に示すように、排
藁搬送装置の上方に設けた上部カバーの端縁に株元揃板
の上部を回動自在に設けている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】穀稈は、穀稈供給装置
および排藁搬送装置により株元側が強制的に挟持搬送さ
れるが、穂先側は脱穀等の搬送抵抗を受けて、株元側に
比し遅れがちとなって搬送姿勢が乱れる。前記公知例
は、搬送中の排藁に接触して、搬送に抵抗を与えるもの
であるが、上部カバーの端縁に株元揃板の上部を回動自
在に設けているから、回動方向は、搬送方向と略平行に
なるという課題がある。回動方向が、搬送方向と略平行
であると、接触部分は、点接触となって、排藁が折れ曲
がったり、回動が円滑でなく、抵抗が過剰になることも
ある。
および排藁搬送装置により株元側が強制的に挟持搬送さ
れるが、穂先側は脱穀等の搬送抵抗を受けて、株元側に
比し遅れがちとなって搬送姿勢が乱れる。前記公知例
は、搬送中の排藁に接触して、搬送に抵抗を与えるもの
であるが、上部カバーの端縁に株元揃板の上部を回動自
在に設けているから、回動方向は、搬送方向と略平行に
なるという課題がある。回動方向が、搬送方向と略平行
であると、接触部分は、点接触となって、排藁が折れ曲
がったり、回動が円滑でなく、抵抗が過剰になることも
ある。
【０００４】
【発明の目的】作動の確実、円滑化。
【０００５】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、脱穀
室２の排藁排出側に、脱穀済の排藁の株元を搬送する排
藁搬送チエン２７を有する排藁搬送装置２６を設けたも
のにおいて、排藁搬送通路の株元側には、上部を中心に
下部が略垂直の起立位置から略水平の退避位置の間回動
自在で常時起立位置方向へ付勢され、かつ、排藁搬送チ
エン２７の移動方向と交差する方向に回動するように株
元揃板４０を設けた排藁搬送装置としたものである。
室２の排藁排出側に、脱穀済の排藁の株元を搬送する排
藁搬送チエン２７を有する排藁搬送装置２６を設けたも
のにおいて、排藁搬送通路の株元側には、上部を中心に
下部が略垂直の起立位置から略水平の退避位置の間回動
自在で常時起立位置方向へ付勢され、かつ、排藁搬送チ
エン２７の移動方向と交差する方向に回動するように株
元揃板４０を設けた排藁搬送装置としたものである。
【０００６】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
図１は公知例を示すが、要旨部分以外は略同一構成なの
で、本発明の一実施例をも説明し、１は脱穀装置であ
り、脱穀装置１の上部始端側には脱穀室２を形成する。
脱穀室２は入口壁３と側壁５、５と出口壁７により囲ま
れ、前記入口壁３には穀稈の穂先の供給口が形成され、
前記出口壁７には排藁の排出口９が形成される。前記脱
穀室２内には、前後方向の横回転軸１１により扱胴１２
を軸架する。前記扱胴１２の下方は扱網１３により包囲
し、扱網１３の下方には風選室１４を形成し、風選室１
４内には揺動選別装置１５を設ける。１６は送風唐箕、
１７は一番コンベア、１８は二番コンベア、１９は風選
室１４の終端に設けた吸引排塵ファン、２０は吸引排塵
ファン１９の上部を包囲する上部ケースである。
図１は公知例を示すが、要旨部分以外は略同一構成なの
で、本発明の一実施例をも説明し、１は脱穀装置であ
り、脱穀装置１の上部始端側には脱穀室２を形成する。
脱穀室２は入口壁３と側壁５、５と出口壁７により囲ま
れ、前記入口壁３には穀稈の穂先の供給口が形成され、
前記出口壁７には排藁の排出口９が形成される。前記脱
穀室２内には、前後方向の横回転軸１１により扱胴１２
を軸架する。前記扱胴１２の下方は扱網１３により包囲
し、扱網１３の下方には風選室１４を形成し、風選室１
４内には揺動選別装置１５を設ける。１６は送風唐箕、
１７は一番コンベア、１８は二番コンベア、１９は風選
室１４の終端に設けた吸引排塵ファン、２０は吸引排塵
ファン１９の上部を包囲する上部ケースである。
【０００７】前記脱穀室２の側部には、穀稈の根元を挾
持して穂先を脱穀室２内に供給する穀稈供給チエン２４
と挾扼杆からなる穀稈供給装置２２を設ける。挾扼杆は
前記脱穀室２の上方を包囲する上部カバー２３の側縁に
設け、該挾扼杆の下方に供給チエン２４を設ける。前記
吸引排塵ファン１９の後側には、排藁を切断するカッタ
ー（図示省略）を設けたカッター室あるいはカッター室
に変えて排藁を結束する結束装置からなる排藁処理装置
２５を設ける。排藁処理装置２５と穀稈供給装置２２の
終端との間には、排藁処理装置２５に脱穀済みの排藁を
搬送する排藁搬送装置２６を設ける。前記排藁搬送装置
２６は、脱穀済みの排藁の根元側を挾持して搬送する排
藁搬送チエン２７および排藁挾扼杆２８からなる根元側
搬送装置と（図１）、搬送ラグを有する穂先側搬送装置
３０とから構成する（図２）。
持して穂先を脱穀室２内に供給する穀稈供給チエン２４
と挾扼杆からなる穀稈供給装置２２を設ける。挾扼杆は
前記脱穀室２の上方を包囲する上部カバー２３の側縁に
設け、該挾扼杆の下方に供給チエン２４を設ける。前記
吸引排塵ファン１９の後側には、排藁を切断するカッタ
ー（図示省略）を設けたカッター室あるいはカッター室
に変えて排藁を結束する結束装置からなる排藁処理装置
２５を設ける。排藁処理装置２５と穀稈供給装置２２の
終端との間には、排藁処理装置２５に脱穀済みの排藁を
搬送する排藁搬送装置２６を設ける。前記排藁搬送装置
２６は、脱穀済みの排藁の根元側を挾持して搬送する排
藁搬送チエン２７および排藁挾扼杆２８からなる根元側
搬送装置と（図１）、搬送ラグを有する穂先側搬送装置
３０とから構成する（図２）。
【０００８】前記排藁搬送チエン２７は、任意形状のフ
レーム３１に取付けた駆動歯車３２と受動歯車３３とに
掛け回し（図４）、排藁搬送チエン２７の下方に排藁挾
扼杆２８を上下動自在に設け、バネ３４により常時排藁
搬送チエン２７に接近するようにして構成する（図
５）。前記フレーム３１は前記上部カバー２３に取付け
た前後方向の取付フレーム３５に固定の取付金具３６に
取付け、取付フレーム３５の前端は前記上部カバー２３
の下面に設けた略垂直状の取付板３７に固定し、取付フ
レーム３５の終端（後端）は平面視終端に至るに従い前
記穀稈供給装置２２から遠ざかるように傾斜させ、終端
部を上方に屈曲させて上部カバー２３の下面に固定す
る。前記穂先側搬送装置３０は排藁搬送チエン２７と略
平行に設け、排藁搬送チエン２７と穂先側搬送装置３０
は、上部カバー２３に取付けられ、上部カバー２３を上
動させると、排藁搬送装置２６を上動させて藁詰まりを
除去する等のメンテナンスが行なえる。
レーム３１に取付けた駆動歯車３２と受動歯車３３とに
掛け回し（図４）、排藁搬送チエン２７の下方に排藁挾
扼杆２８を上下動自在に設け、バネ３４により常時排藁
搬送チエン２７に接近するようにして構成する（図
５）。前記フレーム３１は前記上部カバー２３に取付け
た前後方向の取付フレーム３５に固定の取付金具３６に
取付け、取付フレーム３５の前端は前記上部カバー２３
の下面に設けた略垂直状の取付板３７に固定し、取付フ
レーム３５の終端（後端）は平面視終端に至るに従い前
記穀稈供給装置２２から遠ざかるように傾斜させ、終端
部を上方に屈曲させて上部カバー２３の下面に固定す
る。前記穂先側搬送装置３０は排藁搬送チエン２７と略
平行に設け、排藁搬送チエン２７と穂先側搬送装置３０
は、上部カバー２３に取付けられ、上部カバー２３を上
動させると、排藁搬送装置２６を上動させて藁詰まりを
除去する等のメンテナンスが行なえる。
【０００９】しかして、前記排藁搬送チエン２７近傍の
排藁通路には、該排藁通路を通過する排藁の株元に搬送
抵抗を与える株元揃板４０を設ける。株元揃板４０は、
平板形状に形成し、その上部に取付部４２を設け、該取
付部４２を平面視前記排藁搬送チエン２７の移動方向に
対して交差方向に設けた取付軸４３に回動自在に軸着
し、取付軸４３と株元揃板４０の間に該株元揃板４０を
常時始端側に回動するように付勢するバネ４４を設け
る。４５は株元揃板４０を略垂直状態の待機位置で回動
を停止させるストッパーである。前記取付軸４３は前記
フレーム３１にその基部を固定しているが、株元揃板４
０を排藁通路の交差方向に回動自在に設ければ良いの
で、前記取付軸４３を前記上部カバー２３の下面に取付
け、この取付軸４３に株元揃板４０を取付けても良い。
排藁通路には、該排藁通路を通過する排藁の株元に搬送
抵抗を与える株元揃板４０を設ける。株元揃板４０は、
平板形状に形成し、その上部に取付部４２を設け、該取
付部４２を平面視前記排藁搬送チエン２７の移動方向に
対して交差方向に設けた取付軸４３に回動自在に軸着
し、取付軸４３と株元揃板４０の間に該株元揃板４０を
常時始端側に回動するように付勢するバネ４４を設け
る。４５は株元揃板４０を略垂直状態の待機位置で回動
を停止させるストッパーである。前記取付軸４３は前記
フレーム３１にその基部を固定しているが、株元揃板４
０を排藁通路の交差方向に回動自在に設ければ良いの
で、前記取付軸４３を前記上部カバー２３の下面に取付
け、この取付軸４３に株元揃板４０を取付けても良い。
【００１０】図６で、前記風選室１４の側部に位置する
側板５には窓を形成し、該窓には蓋４６を着脱自在に取
付ける。しかして、前記扱胴１２の横回転軸１１の排出
端部は、前記出口壁７よりも後方に突出させ、該突出部
にプーリ５０を固定する。前記上部カバー２３の下面に
は中間軸５１を回転のみ自在に軸装し、該中間軸５１に
第一中間プーリ５２を固定し、第一中間プーリ５２と前
記プーリ５０の間にベルト５３を掛け回す。前記ベルト
５３の上行き部分には前記出口壁７に位置不動に設けた
横軸５４に取付けた上側ルーズプーリ５５を当接させ、
ベルト５３の下行き部分には位置不動に設けた横軸５６
に取付けた下側ルーズプーリ５７を当接させ、前記第一
中間プーリ５２が前記上部カバー２３の開閉による上下
動に伴って、上側ルーズプーリ５５および下側ルーズプ
ーリ５７がテンションプーリーとして作動と非作動とに
切り替わるように構成し、その結果、上部カバー２３を
上動させると、ベルト５３が緩むようにし、クラッチと
しても作用するように構成する。前記横軸５６は別途設
けたフレーム５８に取付けているが、取付け箇所は問わ
ない。また、横軸５６はアーム５９に取付け、アーム５
９は軸６０により回動自在に設け、アーム５９は前記下
側ルーズプーリ５７がベルト５３に当接する方向にバネ
６１により付勢されるようにすることもある。
側板５には窓を形成し、該窓には蓋４６を着脱自在に取
付ける。しかして、前記扱胴１２の横回転軸１１の排出
端部は、前記出口壁７よりも後方に突出させ、該突出部
にプーリ５０を固定する。前記上部カバー２３の下面に
は中間軸５１を回転のみ自在に軸装し、該中間軸５１に
第一中間プーリ５２を固定し、第一中間プーリ５２と前
記プーリ５０の間にベルト５３を掛け回す。前記ベルト
５３の上行き部分には前記出口壁７に位置不動に設けた
横軸５４に取付けた上側ルーズプーリ５５を当接させ、
ベルト５３の下行き部分には位置不動に設けた横軸５６
に取付けた下側ルーズプーリ５７を当接させ、前記第一
中間プーリ５２が前記上部カバー２３の開閉による上下
動に伴って、上側ルーズプーリ５５および下側ルーズプ
ーリ５７がテンションプーリーとして作動と非作動とに
切り替わるように構成し、その結果、上部カバー２３を
上動させると、ベルト５３が緩むようにし、クラッチと
しても作用するように構成する。前記横軸５６は別途設
けたフレーム５８に取付けているが、取付け箇所は問わ
ない。また、横軸５６はアーム５９に取付け、アーム５
９は軸６０により回動自在に設け、アーム５９は前記下
側ルーズプーリ５７がベルト５３に当接する方向にバネ
６１により付勢されるようにすることもある。
【００１１】前記中間軸５１には別に第二中間プーリ６
３を取付け、第二中間プーリ６３にはプーリ６４との間
にベルト６５を掛け回す。プーリ６４は軸６６に取付け
られ、軸６６はギヤボックス６７に取付け、ギヤボック
ス６７は前記排藁搬送チエン２７を掛け回した駆動歯車
３２に回転を伝達する。６８はテンションプーリであ
る。図中、６９はエンジン、７０はＨＳＴ（変速装
置）、７１はミッション、７２は処理胴、７３はグレン
タンク、７４は排出オーガーである。
３を取付け、第二中間プーリ６３にはプーリ６４との間
にベルト６５を掛け回す。プーリ６４は軸６６に取付け
られ、軸６６はギヤボックス６７に取付け、ギヤボック
ス６７は前記排藁搬送チエン２７を掛け回した駆動歯車
３２に回転を伝達する。６８はテンションプーリであ
る。図中、６９はエンジン、７０はＨＳＴ（変速装
置）、７１はミッション、７２は処理胴、７３はグレン
タンク、７４は排出オーガーである。
【００１２】
【作用】次に作用を述べる。本発明は上述の構成である
から、穀稈供給装置２２の始端部に穀稈を供給すると、
穀稈の根部が穀稈供給チエン２４と穀稈挾扼杆により挾
持搬送され、搬送中に穀稈の穂先が脱穀室２に供給され
扱胴１２により脱穀され、脱穀済みの排藁が排出口より
引抜かれ、排藁搬送装置２６に引継がれて更に後方の排
藁処理装置２５に搬送される。この場合、穀稈の株元側
は穀稈供給装置２２により強制的に搬送されるが、穀稈
の穂先側は脱穀の抵抗等により遅れ、株元側が先行する
傾斜状態となって、搬送姿勢が乱れるが、排藁搬送チエ
ン２７の近傍には、該排藁搬送チエン２７の移動方向と
交差するように設けた取付軸４３に、株元揃板４０を回
動自在に軸着し、株元揃板４０はバネ４４により常時始
端側に回動するように付勢されているから、搬送された
排藁の株元側は株元揃板４０に当接して上方回動させ、
このときの抵抗により搬送速度が低下し、穂先側は株元
に追いついて、搬送姿勢が搬送方向に対する交差方向に
平行となる。
から、穀稈供給装置２２の始端部に穀稈を供給すると、
穀稈の根部が穀稈供給チエン２４と穀稈挾扼杆により挾
持搬送され、搬送中に穀稈の穂先が脱穀室２に供給され
扱胴１２により脱穀され、脱穀済みの排藁が排出口より
引抜かれ、排藁搬送装置２６に引継がれて更に後方の排
藁処理装置２５に搬送される。この場合、穀稈の株元側
は穀稈供給装置２２により強制的に搬送されるが、穀稈
の穂先側は脱穀の抵抗等により遅れ、株元側が先行する
傾斜状態となって、搬送姿勢が乱れるが、排藁搬送チエ
ン２７の近傍には、該排藁搬送チエン２７の移動方向と
交差するように設けた取付軸４３に、株元揃板４０を回
動自在に軸着し、株元揃板４０はバネ４４により常時始
端側に回動するように付勢されているから、搬送された
排藁の株元側は株元揃板４０に当接して上方回動させ、
このときの抵抗により搬送速度が低下し、穂先側は株元
に追いついて、搬送姿勢が搬送方向に対する交差方向に
平行となる。
【００１３】また、株元揃板４０は排藁搬送チエン２７
の移動方向と交差するように設けているから、排藁搬送
チエン２７により搬送されている排藁束の株元側は、株
元揃板４０に稈身方向全体が当接し、株元揃板４０を取
付軸４３中心に上方回動させ、排藁束は移動する。した
がって、排藁束の株元側全体に株元揃板４０による抵抗
が掛かるので、排藁束が変形するのを防止できる。ま
た、株元揃板４０は、排藁搬送チエン２７を取付けたフ
レーム３１または上部カバー２３の下面に取付けるか
ら、上部カバー２３を上方回動させると、これに伴って
上動するので、排藁搬送チエン２７の下方を開放するの
に障害とはならない。したがって、藁詰まり等があった
ときこれを除去する等のメンテナンスにも影響しない。
の移動方向と交差するように設けているから、排藁搬送
チエン２７により搬送されている排藁束の株元側は、株
元揃板４０に稈身方向全体が当接し、株元揃板４０を取
付軸４３中心に上方回動させ、排藁束は移動する。した
がって、排藁束の株元側全体に株元揃板４０による抵抗
が掛かるので、排藁束が変形するのを防止できる。ま
た、株元揃板４０は、排藁搬送チエン２７を取付けたフ
レーム３１または上部カバー２３の下面に取付けるか
ら、上部カバー２３を上方回動させると、これに伴って
上動するので、排藁搬送チエン２７の下方を開放するの
に障害とはならない。したがって、藁詰まり等があった
ときこれを除去する等のメンテナンスにも影響しない。
【００１４】しかして、エンジンより扱胴１２に伝達さ
れた回転は、プーリ５０、ベルト５３、第一中間プーリ
５２、中間軸５１、第二中間プーリ６３、ベルト６５、
プーリ６４、軸６６、ギヤボックス６７と伝達され、ギ
ヤボックス６７より駆動歯車３２に伝達され、排藁処理
装置２５の排藁搬送チエン２７を作動させ、排藁搬送チ
エン２７の回転が穂先側搬送装置３０に任意の手段によ
り伝達されて搬送ラグが移動する。この場合、第二中間
プーリ６３とベルト６５とプーリ６４とギヤボックス６
７は上部カバー２３と共に上動し、プーリ５０は位置不
動で第一中間プーリ５２は上部カバー２３と共に上動す
るが、ベルト５３は長く形成しているから、上部カバー
２３の上動により第一中間プーリ５２も上動させ得る。
れた回転は、プーリ５０、ベルト５３、第一中間プーリ
５２、中間軸５１、第二中間プーリ６３、ベルト６５、
プーリ６４、軸６６、ギヤボックス６７と伝達され、ギ
ヤボックス６７より駆動歯車３２に伝達され、排藁処理
装置２５の排藁搬送チエン２７を作動させ、排藁搬送チ
エン２７の回転が穂先側搬送装置３０に任意の手段によ
り伝達されて搬送ラグが移動する。この場合、第二中間
プーリ６３とベルト６５とプーリ６４とギヤボックス６
７は上部カバー２３と共に上動し、プーリ５０は位置不
動で第一中間プーリ５２は上部カバー２３と共に上動す
るが、ベルト５３は長く形成しているから、上部カバー
２３の上動により第一中間プーリ５２も上動させ得る。
【００１５】そして、ベルト５３の上行き部分には前記
出口壁７に位置不動に設けた横軸５４に取付けた上側ル
ーズプーリ５５を、ベルト５３の下行き部分には位置不
動に設けた横軸横軸５６に取付けた下側ルーズプーリ５
７をそれぞれ、上部カバー２３の開閉によって接離する
ように構成しているから、第一中間プーリ５２が下降す
ると、ベルト５３を緊張させ、排藁処理装置２５を作動
させる。また、上部カバー２３を上動させると、ベルト
５３が緩むので、クラッチ切りとなり、排藁搬送装置２
６が停止する。したがって、位置不動に設けた上側ルー
ズプーリ５５と下側ルーズプーリ５７とによりテンショ
ンクラッチプーリとして作用させることができ、また、
ベルトを外さなくても排藁搬送装置２６を上下させ得
る。
出口壁７に位置不動に設けた横軸５４に取付けた上側ル
ーズプーリ５５を、ベルト５３の下行き部分には位置不
動に設けた横軸横軸５６に取付けた下側ルーズプーリ５
７をそれぞれ、上部カバー２３の開閉によって接離する
ように構成しているから、第一中間プーリ５２が下降す
ると、ベルト５３を緊張させ、排藁処理装置２５を作動
させる。また、上部カバー２３を上動させると、ベルト
５３が緩むので、クラッチ切りとなり、排藁搬送装置２
６が停止する。したがって、位置不動に設けた上側ルー
ズプーリ５５と下側ルーズプーリ５７とによりテンショ
ンクラッチプーリとして作用させることができ、また、
ベルトを外さなくても排藁搬送装置２６を上下させ得
る。
【００１６】また、ベルト５３の上行き部分には前記出
口壁７に位置不動に設けた横軸５４に取付けた上側ルー
ズプーリ５５を当接させ、ベルト５３の下行き部分には
位置不動に設けた横軸５６に取付けた下側ルーズプーリ
５７を当接させるから、上側ルーズプーリ５５と下側ル
ーズプーリ５７の取付を複雑な形状のステーを使用しな
くて済み、コストを低くできる。
口壁７に位置不動に設けた横軸５４に取付けた上側ルー
ズプーリ５５を当接させ、ベルト５３の下行き部分には
位置不動に設けた横軸５６に取付けた下側ルーズプーリ
５７を当接させるから、上側ルーズプーリ５５と下側ル
ーズプーリ５７の取付を複雑な形状のステーを使用しな
くて済み、コストを低くできる。
【００１７】
【効果】本発明は、脱穀室２の排藁排出側に、脱穀済の
排藁の株元を搬送する排藁搬送チエン２７を有する排藁
搬送装置２６を設けたものにおいて、排藁搬送通路の株
元側には、上部を中心に下部が略垂直の起立位置から略
水平の退避位置の間回動自在で常時起立位置方向へ付勢
され、かつ、排藁搬送チエン２７の移動方向と交差する
方向に回動するように株元揃板４０を設けた排藁搬送装
置としたものであるから、排藁と株元揃板４０との接触
部分は、面接触となって、排藁が折れ曲がるのを防止
し、回動を円滑、確実にし、常時平均した抵抗を与え、
過剰抵抗となるのを防止する。
排藁の株元を搬送する排藁搬送チエン２７を有する排藁
搬送装置２６を設けたものにおいて、排藁搬送通路の株
元側には、上部を中心に下部が略垂直の起立位置から略
水平の退避位置の間回動自在で常時起立位置方向へ付勢
され、かつ、排藁搬送チエン２７の移動方向と交差する
方向に回動するように株元揃板４０を設けた排藁搬送装
置としたものであるから、排藁と株元揃板４０との接触
部分は、面接触となって、排藁が折れ曲がるのを防止
し、回動を円滑、確実にし、常時平均した抵抗を与え、
過剰抵抗となるのを防止する。
【図１】 公知例の側面図。
【図２】 本願の平面図。
【図３】 作用状態図。
【図４】 排藁搬送チエン部分の斜視図。
【図５】 同側面図。
【図６】 側面図。
【図７】 伝動機構の斜視図。
【図８】 同背面図。
【図９】 平面図。
【図１０】 伝動機構略図。
【図１１】 背面図。
【図１２】 第２実施例の背面図。
【図１３】 同拡大図。
１…脱穀装置、２…脱穀室、３…入口壁、５、６…側
壁、７…出口壁、８…供給口、９…排出口、１１…横回
転軸、１２…扱胴、１３…扱網、１４…風選室、１５…
揺動選別装置、１６…送風唐箕、１７…一番コンベア、
１８…二番コンベア、１９…吸引排塵ファン、２０…上
部ケース、２２…穀稈供給装置、２３…上部カバー、２
４…供給チエン、２５…排藁処理装置、２６…排藁搬送
装置、２７…排藁搬送チエン、２８…排藁挾扼杆、３０
…穂先側搬送装置、３１…フレーム、３２…駆動歯車、
３３…受動歯車、３４…バネ、３５…取付フレーム、３
６…取付金具、３７…取付板、４０…株元揃板、４２…
取付部、４３…取付軸、４４…バネ、４５…ストッパ
ー、５０…プーリ、５１…中間軸、５２…第一中間プー
リ、５３…ベルト、５４…横軸、５５…上側ルーズプー
リ、５６…横軸、５７…下側ルーズプーリ、５８…フレ
ーム、５９…アーム、６０…軸、６１…バネ、６３…第
二中間プーリ、６４…プーリ、６５…ベルト、６６…
軸、６７…ギヤボックス、６８…テンションプーリ、６
９…エンジン、７０…ＨＳＴ（変速装置）、７１…ミッ
ション、７２…処理胴、７３…グレンタンク、７４…排
出オーガー。
壁、７…出口壁、８…供給口、９…排出口、１１…横回
転軸、１２…扱胴、１３…扱網、１４…風選室、１５…
揺動選別装置、１６…送風唐箕、１７…一番コンベア、
１８…二番コンベア、１９…吸引排塵ファン、２０…上
部ケース、２２…穀稈供給装置、２３…上部カバー、２
４…供給チエン、２５…排藁処理装置、２６…排藁搬送
装置、２７…排藁搬送チエン、２８…排藁挾扼杆、３０
…穂先側搬送装置、３１…フレーム、３２…駆動歯車、
３３…受動歯車、３４…バネ、３５…取付フレーム、３
６…取付金具、３７…取付板、４０…株元揃板、４２…
取付部、４３…取付軸、４４…バネ、４５…ストッパ
ー、５０…プーリ、５１…中間軸、５２…第一中間プー
リ、５３…ベルト、５４…横軸、５５…上側ルーズプー
リ、５６…横軸、５７…下側ルーズプーリ、５８…フレ
ーム、５９…アーム、６０…軸、６１…バネ、６３…第
二中間プーリ、６４…プーリ、６５…ベルト、６６…
軸、６７…ギヤボックス、６８…テンションプーリ、６
９…エンジン、７０…ＨＳＴ（変速装置）、７１…ミッ
ション、７２…処理胴、７３…グレンタンク、７４…排
出オーガー。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成７年２月１４日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図１
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【手続補正２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図２
【補正方法】変更
【補正内容】
【図２】
【手続補正３】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図３
【補正方法】変更
【補正内容】
【図３】
【手続補正４】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図４
【補正方法】変更
【補正内容】
【図４】
【手続補正５】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図５
【補正方法】変更
【補正内容】
【図５】
【手続補正６】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図６
【補正方法】変更
【補正内容】
【図６】
【手続補正７】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図７
【補正方法】変更
【補正内容】
【図７】
【手続補正８】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図９
【補正方法】変更
【補正内容】
【図９】
【手続補正９】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図１１
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１１】
【手続補正１０】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図１２
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１２】
Claims (1)
- 【請求項１】 脱穀室２の排藁排出側に、脱穀済の排藁
の株元を搬送する排藁搬送チエン２７を有する排藁搬送
装置２６を設けたものにおいて、排藁搬送通路の株元側
には、上部を中心に下部が略垂直の起立位置から略水平
の退避位置の間回動自在で常時起立位置方向へ付勢さ
れ、かつ、排藁搬送チエン２７の移動方向と交差する方
向に回動するように株元揃板４０を設けた排藁搬送装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31754594A JPH08149917A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 排藁搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31754594A JPH08149917A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 排藁搬送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08149917A true JPH08149917A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=18089455
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31754594A Withdrawn JPH08149917A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 排藁搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08149917A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1052160A (ja) * | 1996-08-09 | 1998-02-24 | Kubota Corp | コンバイン |
| JPH1052158A (ja) * | 1996-08-09 | 1998-02-24 | Kubota Corp | コンバインの排ワラ挟持搬送装置 |
-
1994
- 1994-11-28 JP JP31754594A patent/JPH08149917A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1052160A (ja) * | 1996-08-09 | 1998-02-24 | Kubota Corp | コンバイン |
| JPH1052158A (ja) * | 1996-08-09 | 1998-02-24 | Kubota Corp | コンバインの排ワラ挟持搬送装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020205 |