JP2555671Y2 - 脱穀機の選別装置 - Google Patents

脱穀機の選別装置

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JP2555671Y2
JP2555671Y2 JP1990090795U JP9079590U JP2555671Y2 JP 2555671 Y2 JP2555671 Y2 JP 2555671Y2 JP 1990090795 U JP1990090795 U JP 1990090795U JP 9079590 U JP9079590 U JP 9079590U JP 2555671 Y2 JP2555671 Y2 JP 2555671Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本案は脱穀機の選別装置に関するものである。
(従来の技術) 従来の揺動選別装置は始端部から終端にかけて、上下
に幅狭な枠に流穀板やリターンパンが吊下げられていて
一体で揺動している。
(考案が解決しようとする課題) 以上のような従来のものによると、揺動枠の中央付近
はグレーンシーブや可変式のチャフシーブがあるもの
の、揺動枠を連結する部材が少なく剛性確保が難しい。
又、機械の大型化に伴い、選別する処理量も多く、一
番流穀板上の風選も被選別物に変化を与えて選別しない
と能力不足となり、選別面積の拡大の一途をたどる不経
済な設計となりがちである。
したがって、本案は剛性が向上する脱穀機の選別装置
をうることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本案は以上のような目的を達成するため、次のような
脱穀機の選別装置を提供するものである。
すなわち、揺動選別装置を前選別体と後選別体とに分
割し、前記選別体と後選別体との逆方向の揺動駆動源
を、揺動選別装置の略中央部に設けるとともに、前選別
体の下方にして後選別体に流穀板を斜設して揺動選別装
置の一番流穀板を構成するとともに、該流穀板上端部を
前記前選別体の後下方で、かつ後選別体の中央の上方に
配置してなる脱穀機の選別装置である。
又、揺動選別装置を前選別体と後選別体との2つに分
割形成し、これらを互いに逆方向に揺動駆動するように
その揺動駆動源を揺動選別装置の略中央部に設けるとと
もに、後選別体の両側フレームを、風路を横切る方向で
連結する斜面板と、その上端及び下端に連結斜設する流
穀板とで揺動選別装置の一番流穀板を構成し、該上端の
流穀板を前記前選別体の後下方で、かつ後選別体の中央
上方に配置してなる脱穀機の選別装置である。
そして、後選別体の両フレーム間に設けた斜面板と、
これに接続する上端及び下端の流穀板を、下方より順次
段階状となるように配設してなる脱穀機の選別装置であ
って、しかも上端の流穀板を長さ調節自在に構成したも
のである。
(作用) 前選別体と後選別体の二つに分割形成され、互いに逆
方向に揺動駆動する揺動選別装置の中央付近に両側フレ
ームを連結する流穀板兼用の斜面板を介在させることに
より、揺動選別装置の剛性を向上せしめる。
(実施例) 以下、図面に示す実施例について説明する。
先ず、全量投入型コンバインから説明すると、第3図
において(1)は走行クローラ(2)をトラックフレー
ム(3)に装備する機台である。
(4)は前低後高に傾斜せる軸流式のスクリュー形扱
胴(5)及び揺動選別機構(6)を備えている脱穀部で
あって、機台(1)に搭載されている。(7)は、一番
揚穀コンベアである揚穀筒(8)を介して取り出す脱穀
部(4)からの穀粒を溜める穀物タンク、(9)は脱穀
部(4)の前方に昇降シリンダー(10)を介して昇降可
能に装着する刈取部、(11)は運転台(12)に運転席及
び運転操作部などを設置する運転部である。
(13)は運転部(11)の左側に配設するエンジン、
(14)は穀物タンク(7)内の穀粒を取り出す穀粒排出
コンベアである。
そして、刈取部(9)は、未刈の穀稈を取り入れるプ
ラットホーム(15)とプラットホーム(15)の後部略中
央に連結させて刈取穀稈を脱穀部(4)の送給するフィ
ーダハウス(16)によって構成するもので、分草板(1
7)と穀稈掻込用リール(18)と往復駆動型刈刃(19)
と刈取穀稈掻込オーガ(20)とを、プラットホーム(1
5)に備え、プラットホーム(15)に取り込まれる刈取
穀稈をフィーダハウス(16)に内設する穀稈供給チェー
ンコンベア(21)を介して脱穀部(4)に送り込んで脱
穀処理するように構成している。
揺動選別機構(6)は揺動選別盤(22)を備えるもの
で、該選別盤(22)は前選別体(22a)と後選別体(22
b)との2つに分割形成され、前選別体(22a)は扱胴
(5)前端下方に位置させるフィードパン(23)と該フ
ィードパン(23)後方の篩い線(24)下方に臨ませる第
1チャフシーブ(25)とを備えるとともに、後選別体
(22b)は第1チャフシーブ(25)下方向に臨ませるグ
レーンシーブ(26)と、該グレーンシーブ(26)下方に
配設する一番流穀板(28)とグレーンシーブ(26)後方
に連設する第2チャフシーブ(27)と、該第2チャフシ
ーブ(27)の下方に配設する二番流穀板(29)とを備え
る。
さらに、第1チャフシーブ(25)の上方に選別風を供
給する第2唐箕(30)とグレーンシーブ(26)と、一番
流穀板(28)とに選別風を供給する第1唐箕(31)と、
一番流穀板(28)からの穀粒を揚穀筒(8)に送出する
一番樋(32)及び一番コンベア(33)と、二番流穀板
(29)からの二番還元物を二番還元筒などに送り出し
て、扱胴(5)の前端側に還元させる二番樋(34)及び
二番コンベア(35)と、後選別体(22b)の後端を臨ま
せる三番口(36)と第2チャフシーブ(27)の後斜上方
に配設する吸排塵ファン(37)と、コンケープ(38)の
後半部より漏下する穀粒を前選別体(22a)の篩い線(2
4)上方位置に戻す選別体である漏下物前搬送ベルト(3
9)とを備え、コンケープ(38)より漏下する穀粒の全
量を前選別体(22a)に落下供給させる状態として選別
を行なわしめて高精度な整粒を穀物タンク(7)に取り
出すようにしている。
又、前選別体(22a)と後選別体(22b)の揺動駆動方
向を逆方向とする揺動リンク機構を設けるもので、前選
別体(22a)の前端と、後選別体(22b)の後端とを脱穀
側板に揺動リンク(40)(41)を介して揺動自在に支持
するとともに、前選別体(22a)の後端と後選別体(22
b)の略中央を単一の駆動リンク(42)を介して揺動自
在に脱穀機側板に支持させている。
駆動リンク(42)は中央の揺動支点軸(43)を脱穀側
板に揺動自在に枢支させ、リンク(42)の両端側を前後
選別体(22a)(22b)にそれぞれ支軸(44)を介して連
結させるとともに、揺動駆動源として、左右の脱穀側板
間を貫通させる揺動駆動軸(45)に偏心輪(46)及び連
結アーム(47)を介して駆動リンク(42)を連結させて
構成し、駆動軸(45)の回転でもって前後選別体(22
a)(22b)を相互逆方向に揺動駆動させて、その駆動中
発生する前後方向の運動慣性力を打ち消し合って、振動
や騒音を大巾に低減するように構成している。
なお、(48)はスクリュー型扱胴(5)を内蔵する扱
室である。
以上のものによると、上下に幅狭の枠に第1流穀板
(28)やリターンパンすなわち、第2流穀板(29)が吊
下されて一体で揺動しているが、揺動枠の中央付近はグ
レーンシーブ(26)や可変式のチャフシーブ(27)があ
るものの、揺動枠を連結する部材が少なく、剛性確保が
難しい。
又、機械の大型化に伴い、選別する処理量も多く、一
番流穀板(28)上の風選も被選別物に変化を与えて選別
しないと能力不足となり、選別面積の拡大の一途をたど
る不経済な設計となるがちである。
そこで、本案では第1図の如く揺動選別盤(22)の両
側フレーム(49)を風路を横切る方向で連結する斜面板
(50)と、その上端及び下端に接続して上下夫々の流穀
板(51)(52)を連結斜設した。
又、斜面板(50)流穀板(51)(52)を上方に位置す
るものほど順次階段状に面が高くなるように構成する。
そして更に、上端の流穀板(51)は、その長さを調節
可能とする。具体的には長、短のものを組換式とする。
以上の如く構成すると、揺動選別盤(22)の中央付近
に両側フレーム(49)を連結する流穀板兼用のフレーム
が介在することとなるので剛性が向上する。
(考案の効果) 本案のものによれば、揺動選別装置の前後選別体を、
揺動選別装置の略中央に設けた揺動駆動源によって、相
互逆方向に揺動駆動させて、前後方向の運動慣性力を打
ち消し合うようにしているので、前後選別体に対する揺
動駆動が無理なく伝達されるとともに、振動や騒音を大
巾に低減することができ、揺動位置の中央付近におい
て、後選別体の両側フレーム間を連結する流穀板兼用の
斜面板を介在させているため、揺動選別装置の剛性が向
上する。
また、流穀板の面を下方より階段状にすることによっ
て傾斜面を浮遊する被選別物が段差部で反転し、又、風
が段差面に沿って吹上がる相乗効果で軽い藁屑が浮上し
易く、風選別性能が一段と向上する。
そして、流穀板の先端の長さを長、短に切り換えるこ
とによって、作物に対する汎用性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案装置の正面図 第2図は脱穀機の正面図 第3図はコンバイン全体図である。 (6)……揺動選別機構 (22)……揺動選別盤 (22a)……前選別体 (22b)……後選別体 (25)……第1チャフシーブ (26)……グレーンシーブ (27)……第2チャフシーブ (28)……第1流穀板 (29)……第2流穀板(リターンパン) (49)……両側フレーム (50)……斜面板 (51)(52)……流穀板

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】揺動選別装置を前選別体と後選別体とに分
    割し、前選別体と後選別体との逆方向の揺動駆動源を揺
    動選別装置の略中央部に設けるとともに、前選別体の下
    方にして後選別体に流穀板を斜設して揺動選別装置の一
    番流穀板を構成するとともに、該流穀板上端部を前記前
    選別体の後下方で、かつ後選別体の中央の上方に配置し
    てなる脱穀機の選別装置。
  2. 【請求項2】揺動選別板を前選別体と後選別体との2つ
    に分割形成し、これらを互いに逆方向に揺動駆動するよ
    うにその揺動駆動源を揺動選別装置の略中央部に設ける
    とともに、後選別体の両側フレームを、風路を横切る方
    向で連結する斜面板と、その上端及び下端に連結斜設す
    る流穀板とで揺動選別装置の一番流穀板を構成し、該上
    端の流穀板を前記前選別体の後下方で、かつ後選別体の
    中央の上方に配置してなる脱穀機の選別装置。
  3. 【請求項3】後選別体の両側フレーム間に設けた斜面板
    と、これに接続する上端及び下端の流穀板を、下方より
    順次階段状となるように配設してなる請求項(2)記載
    の脱穀機の選別装置。
  4. 【請求項4】上端の流穀板を長さ調節自在に構成した請
    求項(1)、(2)、(3)の何れかに記載の脱穀機の
    選別装置。
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