JP3763530B2 - 脱穀装置 - Google Patents

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JP3763530B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインの脱穀装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンバイン等の選別部の揺動本体では、揺動本体の前部が揺動可能に枢支され、揺動本体の後部がクランク軸や偏心軸等の揺動駆動軸に連結され、該揺動駆動軸を駆動させることにより、揺動本体が前後方向に揺動され、籾や藁屑等を後方へ送りながら「揺動選別」が行なわれる。それと同時に、揺動本体の下方に配設した唐箕からの選別風を、揺動本体内と揺動本体下方に送風することにより「風選」が行われ、さらに、チャフシーブ等の粗選別部やグレンシーブ等の精選別部においては、一番物や二番物や藁屑等に選別する「通し選別」が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、多条刈りのコンバインにおいては、一度に多量の脱粒が選別装置へ搬送されることがあり、この場合、選別処理が十分に行えなくなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
請求項1においては、脱穀部12と選別部17から成る脱穀装置であって、脱穀部12の扱胴受網20より漏下する処理物を受けて後方に移送するフィードパン30と、該フィードパン30からの処理物を選別する粗選別部と、該粗選別部から漏下する処理物を更に選別する精選別部とを選別部17に備えるとともに、選別風を送風する唐箕26をフィードパン30下方に配置し、吸引ファン25を選別部17の後部に配置したものにおいて、該脱穀部12の扱胴21の後下方であって脱穀部12の扱胴受網20の延長線上後方に篩分装置53を設け、該篩分装置53は、揺動される揺動体と該揺動体を揺動する揺動操作部材とで構成され、揺動体は、扱室後端に設けられた出口仕切板52に揺動可能に枢結する基部80と、該基部80の上面に取り付けられた櫛状の篩い板81と、該基部80より後方に延設されたアーム82とで構成され、該アーム82には側面視U字状のガイド部材82aを固設し、一方、揺動操作部材は、揺動本体49の側板49Lに下部を固定されたステー83と、該ステー83の上部に枢支されたローラ83aで構成され、該ローラ83aは前記アーム82のガイド部材82aに摺動可能に嵌合し、揺動本体49の揺動により篩分装置53が揺動すべく構成したものである。
【0006】
請求項2においては、請求項1に記載の脱穀装置において、該脱穀部12の扱胴受網20下方であってフィードパン30と粗選別部との間に篩分装置54を設け、前後に二つの篩分装置54・53を設けたものである。
【0007】
請求項3においては、請求項1記載の脱穀装置において、該唐箕26から粗選別部上方へ送風される選別風の、吸引ファン25までの風路において、前後に二つの篩分装置54・53を設けたものである。
【0008】
請求項4においては、請求項2又は3記載の脱穀装置において、該唐箕26からの送風を、フィードパン30の後部で、篩分装置54の下部に配置したチャフシーブ33の上下に分けるための可動式の風向板55を、唐箕26を配置した唐箕ケース60からの出口の空間に配設したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係る脱穀装置を搭載したコンバインの全体側面図、図2は同じく平面図、図3は脱穀装置の側面一部断面図である。
図4は脱穀装置の背面図、図5は篩分装置の配置例を示した脱穀装置の側面図、図6は篩分装置の構造を示す側面図、図7は篩い板の例を示す斜視図、図8は篩い板の例を示す斜視図、図9は篩い板の例を示す斜視図、図10は篩い板の例を示す斜視図である。
図11は脱穀装置の選別風の流れを示す側面図、図12は唐箕及び唐箕周辺の拡大側面図、図13はセカンドファン及びセカンドファン周辺の拡大側面図、図14は風向板の制御を示す説明図、図15は唐箕の平面一部断面図、図16は篩分装置の配置を示す脱穀装置の背面図である。
【0010】
まず、本実施例に係るコンバインの全体構成について、図1乃至図3により説明する。
クローラ式走行装置1上には機体フレーム2が載置され、該機体フレーム2前端には引起し・刈取部3が昇降可能に配設されている。該引起し・刈取部3は前端に分草板4を突出して穀稈を分草し、その後部に引起しケース5を立設して該引起しケース5より突出したタイン6の回転により穀稈を引き起こし、前記分草板4後部に配設した刈刃7にて株元を刈り取るようにしている。
【0011】
刈り取られた穀稈は、上部搬送装置、下部搬送装置、縦搬送装置8にて後部へ搬送され、該縦搬送装置8の上端から株元がフィードチェーン9に受け継がれ、脱穀装置内に穀稈が搬送される。脱穀装置は脱穀部12及び選別部17より構成されている。
そして、フィードチェーン9後端には排藁チェーン18が配設され、該排藁チェーン18後部下方には排藁カッター装置、拡散コンベアなどからなる排藁処理部19が形成され、排藁を切断して藁片にした後、拡散しながら圃場に均一放出するようにしている。
【0012】
前記脱穀部12側部には選別後の精粒を貯留するグレンタンク13が配設され、該グレンタンク13前部には運転室14が配設される一方、グレンタンク13後部には排出オーガ15の縦オーガ15aが立設され、該縦オーガ15aを中心にしてグレンタンク13が側方へ回動可能としている。
そして、グレンタンク13の底部には排出コンベア16が前後方向に配設され、該排出コンベア16から前記排出オーガ15に動力が伝達されて、排出オーガ15先端よりトラック等へグレンタンク13内の穀粒を排出できるようにしている。更に、脱穀部12下方には、選別部17が配設され、脱穀部12から流下する穀粒や藁屑等(以下「処理物」とする)から穀粒を選別し、前記グレンタンク13に搬送するようにしている。
【0013】
次に、脱穀装置の脱穀部12について図3を用いて説明する。
脱穀部12においては、扱胴21が前後方向に横架され、該扱胴21周囲には扱刃21a・21a・・・が植設されて脱粒が行われるとともに、扱胴21下部周囲には扱胴受網20が設けられており、処理物のみ落下するようにしている。
そして、扱胴21後部でグレンタンク13側には、処理胴22が扱胴21と平行に前後に横架されるとともに、該扱胴21の後部は、送藁屑口23を介して処理胴22前部へ連通されており、扱胴21で処理できなかった枝梗付着粒等の未処理物を処理胴22へ送るようにしている。該処理胴22の下部周囲にも処理胴受網24が設けられており、該処理胴受網24から処理物のみ落下するようにするとともに、該処理胴受網24後端からは、大きな藁屑等が、図示せぬ藁屑排出機構を介して前記拡散コンベア上に落下し、機外へ排出されるようにしている。
【0014】
そして、扱胴21の後方には出口仕切板52が配設され、該出口仕切板52の下部であって扱胴受網20の延長線上後方には篩分装置53が配設されて、稈切れの防止が図られている。
さらに、篩分装置53の後端は第一流穀板50後端の上方に位置するように構成されている。よって、篩分装置53により処理物から分離された稈切れや抜かれ稈は第一流穀板50に沿って上昇してくる選別風により運ばれて、チャフシーブ33上に稈切れや抜かれ稈が落下しないように構成されている。
【0015】
図4及び図16に示す如く、出口仕切板52には排稈口52aが形成されており、該出口仕切板52は排稈口52aを囲む形状に形成されて、該排稈口52aの下方にも出口仕切板52が存在している。そして、出口仕切板52の排稈口52aの下方に位置する部分に前記篩分装置53が取り付けられている。
前記篩分装置53は側面視において扱胴21と吸引ファン25の間であって、処理胴22の側方且つチャフシーブ33を備えた揺動本体49の上方に配設されている。そして、篩分装置53は扱胴21の後端の直ぐ後方に配置されて、扱胴21下方の風路を抜けた選別風が、それよりも広い風路に出るところに位置している。
【0016】
なお、図5に示す如く、扱胴21後端に設けられた出口仕切板52が排稈口52aの上方のみに存在する形状の場合には、扱胴受網20を固定しているフレーム20aに篩分装置53を取り付けることもできる。このように、出口仕切板52の形状に応じて篩分装置53の取り付け位置を変更することができる。
【0017】
前記篩分装置53は、図6にも示す如く、揺動される揺動体と該揺動体を揺動する揺動操作部材とで構成され、揺動体は、出口仕切板52に揺動(回動)可能に枢結された背面視門状の基部80と、該基部80の上面に取り付けられた櫛状の篩い板81と、基部80より後方に延設されたアーム82とで構成されている。該アーム82には側面視U字状のガイド部材82aが固設されている。
一方、揺動操作部材は、揺動本体49の左側板49Lに下部を固定された略三角形状のステー83と、該ステー83の上部に枢支されたローラ83aで構成されており、該ローラ83aは前記アーム82のガイド部材82aに摺動可能に嵌合している。揺動本体49の左側板49L側に篩分装置53を揺動させるための機構を設けることで、揺動本体49の右側板49L側に設けるときと比較してコンパクトに構成することができる。
上述の構成において、揺動本体49が揺動することにより該揺動本体49に取り付けられたローラ83aが略上下に揺動し、該ローラ83aの揺動を受けてアーム82を介して篩分装置53の基部80が揺動し、すなわち、篩分装置53が揺動することになる。
【0018】
前記篩分装置53の篩い板81は、基部80に対して脱着可能であり、稈の状態(条件)に応じて交換することができる。
例えば、図7に示す如く、篩い板81(81A)を平板であって櫛状に複数の歯84・84・・・を形成したものとしたり、図8に示す如く、篩い板81(81B)を基板85aに複数の棒状体85b・85b・・・を左右方向に並列して取り付けたものとしたり、図9に示す如く、篩い板81(81C)を基板86aに上面を波状に成形した複数の歯86b・86b・・・を左右方向に並列して取り付けたものとしたり、また、図10に示す如く、篩い板81(81D)上面を波状に成形した板体87にスリット87a・87a・・・を形成したものとしたりすることもできる。
【0019】
次に、脱穀装置の選別部17について図3を用いて説明する。
選別部17においては、揺動選別装置27による比重選別と唐箕26による風選別とが行われ、一番物と二番物と藁屑等に分別される。この揺動選別装置27は機枠35内に収納され、揺動選別装置27前部は扱胴21前端部の下方まで位置し、揺動選別装置27後部は前記送塵口処理胴22後端部の下方まで延設させている。そして、揺動選別装置27前下部には揺動軸が設けられ、後部には揺動駆動機構34が設けられ、揺動駆動機構34によって揺動本体49が揺動するように構成されている。
【0020】
前記機枠35内で揺動本体49の下方には選別桶97が配設され、該選別桶97の前部は、前記唐箕ケース60により構成されている。そして、該唐箕ケース60よりも後方の選別桶97には、凹部97a・97bが設けられ、該凹部97a・97bに、それぞれ前記一番コンベア36・二番コンベア37が内設されている。
【0021】
揺動選別装置27の前部には、板体を波状に成形して穀粒を後方に搬送し易く形成したフィードパン30が設けられ、該フィードパン30の後方には篩分装置54が設けられている。前記篩分装置54は、その前部が揺動本体49に取り付けられて揺動するように構成されている。
さらに、篩分装置54の下方には第一選別部であるチャフシーブ33の前部が配設され、該チャフシーブ33の下方には後フィードパン31が形成されている。そして、前記後フィードパン31後部には、第二選別部である網状のグレンシーブ32が連設されている。
【0022】
また、揺動選別装置27下方の前後途中位置には、左右方向に一番コンベア36と二番コンベア37とが横設され、このうちの一番コンベア36の右側には揚穀コンベア38が連結されており、前記揺動選別装置27を介して一番コンベア36の流穀板39上に漏下された一番物は、一番コンベア36から揚穀コンベア38を介して、前記グレンタンク13に搬送されるようにしている。
そして、前記二番コンベア37の右端には二番還元コンベア40が連結されており、該二番還元コンベア40の前方側端部を二番処理装置10に連設し、該二番処理装置10内の枝梗処理胴11により枝梗を除去した後の二番物を、揺動選別装置27の選別開始部に再投入する構成としている。
【0023】
そして、前記フィードパン30後部の下方には唐箕26が配置され、グレンシーブ32やチャフシーブ33に選別風を送風するとともに、前記一番コンベア36と二番コンベア37との間にも副圧送ファンであるセカンドファン46を設けて選別風を送風し、唐箕26による選別風の風力が弱まる選別部17後部においても選別性能が低下しないようにしている。
【0024】
さらに、揺動選別装置27の後端部上方には、吸引ファン25が全幅に横設されており、該吸引ファン25に、前記唐箕26、セカンドファン46から供給される選別風の流れに乗ってきた塵が吸引されて機外に排出されるのである。
【0025】
上述の如く構成した脱穀部12及び選別部17では、フィードパン30の後方に延設された篩分装置54と、扱胴21後下方に設けられた篩分装置53の、前後に二つの篩分装置53・54が設けられていることを特徴としている。これらの篩分装置53・54はともに揺動本体49の揺動を動力源として揺動し、処理物から稈と穀粒とを篩い分けるとともに稈を後方に搬送している。
【0026】
フィードパン30の後方に延設された篩分装置54には、扱胴21で脱穀され扱胴受網20により荒選別されたのち、フィードパン30で籾層が均平化されるとともに比重選別された処理物が搬送される。該篩分装置53を、フィードパン30とチャフシーブ33の間に介在させることで、チャフシーブ33の前部に処理物のうち特に稈が滞留せずに速やかに後方に搬送されるようにしている。また、唐箕26からの選別風により搬送される稈層を均平化することにより、より効率よく選別風に乗ることができるようにしている。
【0027】
また、扱胴21後下方に設けられた篩分装置53では、扱胴21から送られる稈から穀粒を篩い分けるとともに後方に搬送される稈層を均平化して選別風に乗せ、より効率よく吸引ファン25に送ることができるようにしている。
【0028】
上述の如く、これらの篩分装置53・54を設けることで、処理物から稈と穀粒とを篩い分けるだけでなく、粗選別部であるチャフシーブ33に一度に多量の脱粒が搬送されることを防止して処理物を選別風に乗せやすくすることで選別効率を大きく向上させている。
また、いずれも篩分装置53・54も揺動本体49の揺動を利用して揺動するように構成されて、揺動のために別の動力源を必要とすることなく、より効果的な篩分作用を得ることができるように構成されている。
さらに、荒選別部であるチャフシーブ33の上方であって前後に篩分装置53・54を配置することによって、チャフシーブ33上方を通過する選別風(後述する第一選別風73)が吸引ファン25までの風路の途中で弱まりがちな箇所において効果的に篩分装置53・54を配置することで、唐箕26で発生し吸引ファン25に吸引される選別風の途中での選別効率の低下を抑制することができる。
【0029】
次に、唐箕26からの風路構成について、図3、図11乃至図13により説明する。
唐箕ケース60には上開口部67と後開口部68が形成され、唐箕26から上開口部67又は後開口部68を通って選別風が送られる。
【0030】
前記唐箕ケース60の上開口部67においては、唐箕ケース60上部と後述する風向板55により、第一風路61が形成される。さらに、風向板55と後フィードパン31により第二風路62が形成される。そして、唐箕26の後方に設けられた後開口部68において、後フィードパン31と後仕切板59により第三風路63が形成され、該第三風路63はガイド部材77によって上下二方向に分けられている。
【0031】
このような構成において、唐箕26より唐箕ケース60の上開口部67から吹き上げた選別風は、前記第一風路61と第二風路62とに流れ込み、そのうち第一風路61に吹き込んだ選別風は、第一選別風73として、風向を上方から後方へ徐々に変えながらチャフシーブ33に向かって流れていく。
そして、該チャフシーブ33上面に沿って流れながら、後方の吸引ファン25に向かって次第に上昇して吸い込まれていき、前記各受網20・24から揺動選別装置27へ漏下する処理物の、チャフシーブ33上での風選を可能としている。
【0032】
そして、前記第二風路62に吹き込んだ選別風は、第二選別風74として、チャフシーブ33とグレンシーブ32との間に導かれていき、その後、チャフシーブ33下面に沿って流れながら、チャフシーブ33内を次第に上昇して吸引ファン25に吸い込まれていき、後フィードパン31上に滞留する湿った処理物を後方に送り出すと同時に、チャフシーブ33を漏下してくる処理物の、グレンシーブ32上での風選を可能としている。
【0033】
ここで、前記風向板55の構造について説明する。
チャフシーブ33の上下の風量は、チャフ量や水分量の違いによって変化して差が発生し、選別性能の低下を招く。これを回避するためには、チャフシーブ33の上下それぞれにファンを設ける必要があり、コスト上昇の一因となる。
そこで、起風源である唐箕26からの送風を、チャフシーブ33の上下に分けるための風向板55を設けている。該風向板55は、唐箕ケース60からの出口である上開口部67であって、該唐箕ケース60と、後フィードパン31と、チャフシーブ33前部で形成された空間に設けられている。
【0034】
図12にも示す如く、前記風向板55は、互いに一辺を接合した固定板55a・55bと、該固定板55a・55bの接合辺に回動支軸55dを設けた可動板55cとで構成されている。可動板55cを回動支軸55dを中心として回動させることにより、チャフシーブ33の上下への送風量を調節することが可能である。
従って、風向板55によって、唐箕26からの送風を確実にチャフシーブ33の上下に分割させることが可能となるとともに、チャフシーブ33の角度によって、跳ねる方向が変化する籾などが起風源である唐箕26側へ侵入するのを防止している。
【0035】
さらに、風向板55を可動とすることで、チャフシーブ33の上側と下側の送風量を調整できるようにしているのである。例えば、穀粒の流量が少ないときや穀粒が乾燥している場合には、可動板55cを上方へ回動させてチャフシーブ33の上側への送風量を下側への送風量より小さくして、チャフシーブ33の上側の選別風を弱め、チャフシーブ33の上を通過する籾が選別風で飛散してしまうのを防止する。
また、例えば、穀粒の流量が多いときや穀粒が湿っているときには、可動板55cを下方へ回動させてチャフシーブ33の上側への送風量を下側への送風量より大きくして、チャフシーブ33の下側の選別風を弱めて、チャフシーブ33の上を抜ける選別風を強めて穀粒より塵を分け、チャフシーブ33の濾過率を上げてロスを低減させる。
【0036】
前記風向板55の可動板55cは、手動により調整することもできるが、可動板55cを回動させアクチュエータ56を設け、該アクチュエータ56を制御装置57に電気的に接続して動作制御することにより、可動板55cを遠隔操作したり、可動板55cを処理物の状態に適した状態となるように自動制御したりすることもできる。
【0037】
図14に示す如く、風向板55を構成する可動板55cの回動支軸55d近傍に該可動板55cを回動駆動するアクチュエータ56を備えている。本実施例では、アクチュエータ56として電動モータを採用している。そして、アクチュエータ56は制御装置57に電気的に接続されており、制御装置57による指令を受けてアクチュエータ56が作動し可動板55cを回動される。
また、運転室14内には、風向板55の可動板55cの回動位置操作部材として風量調整ダイヤル89が設けられている。該風量調整ダイヤル89は、制御装置57と電気的に接続されており、風量調整ダイヤル89の回動操作位置が電圧値として制御装置57に伝達される。
そして、風量調節ダイヤル89の回動操作位置が制御装置57に伝達され、制御装置57は予め記録された風量調節ダイヤル89の回動操作位置と可動板55cの回動位置の関係を定めたマップに従って、可動板55cの回動位置を決定し、アクチュエータ56に可動板55cが所定の回動位置となるように駆動するよう信号を送る。
【0038】
上述の如く、風向板55の可動板55cを操作部材により操作するだけでなく、処理する穀粒量の変化に応じて風向板55の可動板55cを自動制御することもできる。チャフシーブ33は角度可変式であり、選別部の粒穀量を稈流量で検出し、自動的にチャフシーブ33の角度を調節して漏下量を制御している。チャフシーブ33の角度は麦や低流量時は角度を小さくして、高流量時は角度を大きくするように制御される。このように角度変更されるチャフシーブ33の角度に基づいて風向板55の可動板55cの回動位置を自動制御する構成としている。
前記チャフシーブ33の角度を検出する角度センサ90が設けられており、該角度センサ90は制御装置57に電気的に接続されて、該角度センサ90により検出したチャフシーブ33の角度を電圧値として制御装置57に伝達するように構成されている。また、運転室14内には、風向板55の可動板55cを自動制御するか否かを切り換える自動手動切換スイッチ88が設けられており、自動制御を選択するとON信号が制御装置57に伝達される。
そして、自動手動切換スイッチ88で自動制御が選択された状態において、制御装置57は角度センサ90で検出したチャフシーブ33の角度に応じた可動板55cの回動位置を決定し、アクチュエータ56に可動板55cが所定の回動位置となるように駆動するよう信号を送る。
なお、チャフシーブ33の角度に対応する可動板55cの回動位置を定めたマップが予め制御装置57に記憶されており、該制御装置はこのマップに基づいて可動板55cの回動位置を決定する。
【0039】
一方、唐箕26より選別桶97の後開口部68から後方に吹き出した選別風は、第三選別風75として前記第三風路63内に流れ込む。該第三選別風75は、第三風路63内に角度位置調整可能に設けたガイド部材77によって、上方の第三上選別風75aと下方の第三下選別風75bとに分流される。
【0040】
このうち第三上選別風75aは、第三風路63→グレンシーブ32後部→チャフシーブ33後部と流れ、最後は吸引ファン25に吸い込まれ、グレンシーブ32を漏下する処理物の、グレンシーブ32下での風選を可能としている。
一方、第三下選別風75bは、第三風路63内を後斜め下方に向かって吹き下ろし、第一流穀板50に衝突して風向が後斜め上方に変わった後、第一流穀板50上面→グレンシーブ32後部→ストローラック29上面と流れ、最後は吸引ファン25に吸い込まれ、前記第三上選別風75aと一緒にグレンシーブ32下での風選を可能としている。
【0041】
なお、唐箕26は駆動される回転軸26aに複数のプレート26b・26b・・・を設けたプレートファンを採用している。そして、特にプレートファンにおいては、唐箕26のケーシングである唐箕ケース60の側板近傍の風速が低下する傾向があるが、これを抑止するために、唐箕ケース60の後開口部68や上開口部67等の風の吹き出し口に過流防止片58を設けている。
図13及び図15に示す如く、唐箕ケース60の左右両側の側板60L・60Rに、横断面L字状の過流防止片58・58を設けている。過流防止片58・58は、略直交する二面のうち、一面が側板60L・60Rに固定され、他面が側板60L・60Rに対し略直角方向に立設されており、唐箕26の端部と左右方向に十分に重複するまで唐箕ケース60内部に延出されている。
このように、過流防止片58により、唐箕26の左右両側方から一番コンベア36側と反対側へ抜けようとする風路を塞ぐことによって、唐箕26からの送風の側板60L・60R近傍での風速低下を抑制し、過流を防止している。
【0042】
次に、セカンドファン46からの風路構成について、図3、図13より説明する。
セカンドファン46の上方で、前記揺動本体49に取付板を介して第一流穀板50上部が固設され、該第一流穀板50の下部は、一番コンベア36を内設した凹部97aに向かって前斜め下方に延設されている。同様に、前記揺動駆動機構34より揺動される揺動本体49に取り付けられた二番還元板64に第二流穀板51上部が固設され、該第二流穀板51の下部は、二番コンベア37を内設した凹部97bに向かって前斜め下方に延設されている。
【0043】
さらに、前記第二流穀板51の上面とストローラック29の下面の間に形成された予備風路96の上下略中央位置には、後斜め上方に傾斜する予備ガイド部材95が横設されており、該予備ガイド部材95の上面と予備上ガイド部材94の下面とから上予備風路96aが形成され、予備ガイド部材95の下面と第二流穀板51の上面とから下予備風路96bが形成されている。
【0044】
このような構成において、セカンドファン46の吐出口91から後方に噴き出した選別風は、予備選別風93として前記上予備風路96a内を流れていき、その大部分は排出風93aとして吸引ファン25に吸い込まれて機外に排出されるが、一部は、戻り風93bとして予備ガイド部材95後端から下予備風路96b内に流れ込む。これは、上予備風路96a内を高速で流れる(正圧)予備選別風93による吸引作用によって、下予備風路96b内の空気(負圧)が予備ガイド部材95前端から上予備風路96a内に吸い込まれるためであり、前記戻り風93bは、予備ガイド部材95を中心とした渦流を形成するようになる。そして、この渦流は、第二流穀板51上の二番物の流下を促進するのである。
【0045】
さらに、第一流穀板50、二番還元板64及び第二流穀板51を揺動駆動機構34に取り付けることによって、揺動本体49の揺動に連動して、第一流穀板50、二番還元板64及び第二流穀板51が揺動する。従って、第一流穀板50、二番還元板64及び第二流穀板51において、湿潤材料等で発生しがちな詰まりを、可動させることによって防止することができる。
【0046】
また、前記ストローラック29は、チャフシーブ33の延長線上に配設され、ストローラック29の後端は揺動本体49の終端近傍まで延設されている。ストローラック29の上面は、前部は後下がりであって、途中からは後上がりとなるよう形成されている。詳しくは、ストローラック29をチャフシーブ33終端より高さH(図13)だけ下げた後、後上がりの構成としている。
このようにして予備風路96に至る開口部を大きく確保できるようにして、第二流穀板51に還元すべき穀粒などがより効果的に予備風路96に供給されるようにするとともに、予備風路96内に発生する吸引作用の能率を高める隙間を確保し、効率よく塵を揺動本体49終端に送ることができるようにしている。従って、三番還元ロスは低減されるが、二番還元ロスが増加する傾向となる。
また、ストローラック29上面の最下点は予備ガイド部材95の前端より後方に位置するように配置している。このようにして、予備ガイド部材95とストローラック29との間を広げて、この間に運ばれる搬送物の量を多くすることによって、二番還元物をより多く回収できるようにして第二流穀板51の効果の向上を図っているのである。
【0047】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0048】
即ち、請求項1に示す如く、脱穀部12と選別部17から成る脱穀装置であって、脱穀部12の扱胴受網20より漏下する処理物を受けて後方に移送するフィードパン30と、該フィードパン30からの処理物を選別する粗選別部と、該粗選別部から漏下する処理物を更に選別する精選別部とを選別部17に備えるとともに、選別風を送風する唐箕26をフィードパン30下方に配置し、吸引ファン25を選別部17の後部に配置したものにおいて、該脱穀部12の扱胴21の後下方であって脱穀部12の扱胴受網20の延長線上後方に篩分装置53を設け、該篩分装置53は、揺動される揺動体と該揺動体を揺動する揺動操作部材とで構成され、揺動体は、扱室後端に設けられた出口仕切板52に揺動可能に枢結する基部80と、該基部80の上面に取り付けられた櫛状の篩い板81と、基部80より後方に延設されたアーム82とで構成され、該アーム82には側面視U字状のガイド部材82aを固設し、一方、揺動操作部材は、揺動本体49の側板49Lに下部を固定されたステー83と、該ステー83の上部に枢支されたローラ83aで構成され、該ローラ83aは前記アーム82のガイド部材82aに摺動可能に嵌合し、揺動本体49の揺動により篩分装置53が揺動すべく構成したので、一度に多量の脱粒が粗選別部へ搬送されるのを防止するとともに、稈と穀粒とを篩い分けることができる。
【0049】
請求項2に示す如く、請求項1に記載の脱穀装置において、該脱穀部12の扱胴受網20下方であってフィードパン30と粗選別部との間に篩分装置54を設け、前後に二つの篩分装置54・53を設けたので、一度に多量の脱粒が粗選別部へ搬送されるのを防止するとともに、稈と穀粒とを篩い分けることができる。また、途中で弱まる選別風の選別効率の低下を抑制することができる。
【0050】
請求項3に示す如く、請求項1記載の脱穀装置において、該唐箕26から粗選別部上方へ送風される選別風の、吸引ファン25までの風路において、前後に二つの篩分装置54・53を設けたので、一度に多量の脱粒が粗選別部へ搬送されるのを防止するとともに、稈と穀粒とを篩い分けることができる。また、途中で弱まる選別風の選別効率の低下を抑制することができる。
【0051】
請求項4に示す如く、請求項2又は3記載の脱穀装置において、該唐箕26からの送風を、フィードパン30の後部で篩分装置54の下部に配置したチャフシーブ33の上下に分けるための可動式の風向板55を、唐箕26を配置した唐箕ケース60からの出口の空間に配設したので、粗選別部上方と粗選別部下方へ送風される選別風の量を調整することができ、処理物の状態に応じて変更することによって選別風の選別効率の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る脱穀装置を搭載したコンバインの全体側面図。
【図2】 同じく平面図。
【図3】 脱穀装置の側面一部断面図。
【図4】 脱穀装置の背面図。
【図5】 篩分装置の配置例を示した脱穀装置の側面図。
【図6】 篩分装置の構造を示す側面図。
【図7】 篩い板の例を示す斜視図。
【図8】 篩い板の例を示す斜視図。
【図9】 篩い板の例を示す斜視図。
【図10】 篩い板の例を示す斜視図。
【図11】 脱穀装置の選別風の流れを示す側面図。
【図12】 唐箕及び唐箕周辺の拡大側面図。
【図13】 セカンドファン及びセカンドファン周辺の拡大側面図。
【図14】 風向板の制御を示す説明図。
【図15】 唐箕の平面一部断面図。
【図16】 篩分装置の配置を示す脱穀装置の背面図。
【符号の説明】
12 脱穀部
17 選別部
21 扱胴
24 扱胴受網
25 吸引ファン
26 唐箕
30 フィードパン
33 チャフシーブ
34 揺動駆動機構
49 揺動本体
52 出口仕切板
53 篩分装置
54 篩分装置

Claims (4)

  1. 脱穀部12と選別部17から成る脱穀装置であって、脱穀部12の扱胴受網20より漏下する処理物を受けて後方に移送するフィードパン30と、該フィードパン30からの処理物を選別する粗選別部と、該粗選別部から漏下する処理物を更に選別する精選別部とを選別部17に備えるとともに、選別風を送風する唐箕26をフィードパン30下方に配置し、吸引ファン25を選別部17の後部に配置したものにおいて、該脱穀部12の扱胴21の後下方であって脱穀部12の扱胴受網20の延長線上後方に篩分装置53を設け、該篩分装置53は、揺動される揺動体と該揺動体を揺動する揺動操作部材とで構成され、揺動体は、扱室後端に設けられた出口仕切板52に揺動可能に枢結する基部80と、該基部80の上面に取り付けられた櫛状の篩い板81と、該基部80より後方に延設されたアーム82とで構成され、該アーム82には側面視U字状のガイド部材82aを固設し、一方、揺動操作部材は、揺動本体49の側板49Lに下部を固定されたステー83と、該ステー83の上部に枢支されたローラ83aで構成され、該ローラ83aは前記アーム82のガイド部材82aに摺動可能に嵌合し、揺動本体49の揺動により篩分装置53が揺動すべく構成したことを特徴とする脱穀装置。
  2. 請求項1に記載の脱穀装置において、該脱穀部12の扱胴受網20下方であってフィードパン30と粗選別部との間に篩分装置54を設け、前後に二つの篩分装置54・53を設けたことを特徴とする脱穀装置。
  3. 請求項1記載の脱穀装置において、該唐箕26から粗選別部上方へ送風される選別風の、吸引ファン25までの風路において、前後に二つの篩分装置54・53を設けたことを特徴とする脱穀装置。
  4. 請求項2又は3記載の脱穀装置において、該唐箕26からの送風を、フィードパン30の後部で、篩分装置54の下部に配置したチャフシーブ33の上下に分けるための可動式の風向板55を、唐箕26を配置した唐箕ケース60からの出口の空間に配設したことを特徴とする脱穀装置。
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