JP2548076B2 - コンバインの脱穀装置 - Google Patents
コンバインの脱穀装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は刈取部で刈取った穀稈を
脱穀処理するようにしたコンバインの脱穀装置に関す
る。
脱穀処理するようにしたコンバインの脱穀装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、実開昭61−170241号公報
に示す如く、脱穀部の側方を開放させて扱室及び扱胴の
保守点検やクリンプ網の交換などを行う場合、支点軸を
中心にフィードチェンを移動させて脱穀部側面を開放さ
せる技術があった。
に示す如く、脱穀部の側方を開放させて扱室及び扱胴の
保守点検やクリンプ網の交換などを行う場合、支点軸を
中心にフィードチェンを移動させて脱穀部側面を開放さ
せる技術があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、フィ
ードチェンを取外す面倒な作業手間を省けたが、脱穀部
側面下方側にフィードチェンを下降回動させて開放させ
ていたから、扱胴の保守点検またはクリンプ網の交換な
どをフィードチェン上方空間から行う必要があり、作業
者が脱穀部にフィードチェン越しに接近して作業を行う
面倒があると共に 、作業終了時にフィードチェンを持上
げて元の位置に戻す必要があり、重いフィードチェンを
持上げる面倒があり、また固定部の損傷などによりフィ
ードチェンが自重降下する不具合がある。
ードチェンを取外す面倒な作業手間を省けたが、脱穀部
側面下方側にフィードチェンを下降回動させて開放させ
ていたから、扱胴の保守点検またはクリンプ網の交換な
どをフィードチェン上方空間から行う必要があり、作業
者が脱穀部にフィードチェン越しに接近して作業を行う
面倒があると共に 、作業終了時にフィードチェンを持上
げて元の位置に戻す必要があり、重いフィードチェンを
持上げる面倒があり、また固定部の損傷などによりフィ
ードチェンが自重降下する不具合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、脱穀
部一側で前後方向にフィードチェンを張設させるコンバ
インの脱穀装置において、脱穀部一側で前後方向にチェ
ンレールを延設させ、前記チェンレールを水平方向に回
転自在に設ける水平回動支点軸を介してチェンレールの
一端部を脱穀部に連結させると共に、前記チェンレール
にフィードチェンを取付け、該フィードチェン送り終端
側のチェンレール端部に巻付き防止板を固定させ、フィ
ードチェン送り終端側を巻装させるスプロケットを前記
巻付き防止板に回転自在に軸支させたもので、フィード
チェン及びチェンレールを水平方向に回動させて脱穀部
側面を開放させるから、従来のようにフィードチェンを
下げ上げ操作する面倒がなく、脱穀部側面に対しフィー
ドチェンを離反または接合させる操作を従来よりも容易
に行い得ると共に、従来のようにフィードチェン越しに
クリンプ網交換などを行う面倒がなく、脱穀部側面部で
の作業者の行動がフィードチェンによって規制される不
具合をなくし得、また前記フィードチェン送り終端側の
巻付き防止板を兼用してスプロケットを取付けるから、
該スプロケットに支持させるフィードチェン送り終端部
構造の簡略化を容易に行い得るものである。
部一側で前後方向にフィードチェンを張設させるコンバ
インの脱穀装置において、脱穀部一側で前後方向にチェ
ンレールを延設させ、前記チェンレールを水平方向に回
転自在に設ける水平回動支点軸を介してチェンレールの
一端部を脱穀部に連結させると共に、前記チェンレール
にフィードチェンを取付け、該フィードチェン送り終端
側のチェンレール端部に巻付き防止板を固定させ、フィ
ードチェン送り終端側を巻装させるスプロケットを前記
巻付き防止板に回転自在に軸支させたもので、フィード
チェン及びチェンレールを水平方向に回動させて脱穀部
側面を開放させるから、従来のようにフィードチェンを
下げ上げ操作する面倒がなく、脱穀部側面に対しフィー
ドチェンを離反または接合させる操作を従来よりも容易
に行い得ると共に、従来のようにフィードチェン越しに
クリンプ網交換などを行う面倒がなく、脱穀部側面部で
の作業者の行動がフィードチェンによって規制される不
具合をなくし得、また前記フィードチェン送り終端側の
巻付き防止板を兼用してスプロケットを取付けるから、
該スプロケットに支持させるフィードチェン送り終端部
構造の簡略化を容易に行い得るものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1はフィードチェン部の側面説明図、図2はコ
ンバインの全体側面図、図3は同平面図であり、図中
(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフレー
ム、(3)は前記トラックフレーム(1)上に架設する
機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱
胴(6)及び処理胴(7)を内蔵している脱穀部、
(8)は刈刃及び穀稈搬送機構などを備える刈取部、
(9)は排藁チェン(10)終端を臨ませる排藁処理
部、(11)は運転席(12)及び運転操作部(13)
を備える運転台、(14)は機台(3)の右側後部に配
備してエンジン(15)を内設するエンジン部、(1
6)は前記エンジン部(14)前方に配設して脱穀部
(4)からの穀粒を溜める穀粒タンク、(17)は前記
穀粒タンク(16)内の穀粒を外側に取出す排出オーガ
であり、連続的に刈取り・脱穀作業を行うように構成し
ている。
する。図1はフィードチェン部の側面説明図、図2はコ
ンバインの全体側面図、図3は同平面図であり、図中
(1)は走行クローラ(2)を装設するトラックフレー
ム、(3)は前記トラックフレーム(1)上に架設する
機台、(4)はフィードチェン(5)を左側に張架し扱
胴(6)及び処理胴(7)を内蔵している脱穀部、
(8)は刈刃及び穀稈搬送機構などを備える刈取部、
(9)は排藁チェン(10)終端を臨ませる排藁処理
部、(11)は運転席(12)及び運転操作部(13)
を備える運転台、(14)は機台(3)の右側後部に配
備してエンジン(15)を内設するエンジン部、(1
6)は前記エンジン部(14)前方に配設して脱穀部
(4)からの穀粒を溜める穀粒タンク、(17)は前記
穀粒タンク(16)内の穀粒を外側に取出す排出オーガ
であり、連続的に刈取り・脱穀作業を行うように構成し
ている。
【0006】図4乃至図6に示す如く、前記脱穀部
(4)の上側壁カバー(18)を上方に開放自在に設け
ると共に、前記フィードチェン(5)を脱穀部(4)左
側方に開放自在に設けるもので、前記カバー(18)の
支柱(19)にフレーム(20)を介して挾扼杆(2
1)を連結支持させ、前記カバー(18)の基端を脱穀
本体側の固定ブラケット(22)に支点軸(23)を介
して開閉自在に支持させている。なお、(24)は挾扼
杆(21)の外側を覆う挾扼杆カバー、(25)は前記
カバー(18)を閉封保持するロック部材である。
(4)の上側壁カバー(18)を上方に開放自在に設け
ると共に、前記フィードチェン(5)を脱穀部(4)左
側方に開放自在に設けるもので、前記カバー(18)の
支柱(19)にフレーム(20)を介して挾扼杆(2
1)を連結支持させ、前記カバー(18)の基端を脱穀
本体側の固定ブラケット(22)に支点軸(23)を介
して開閉自在に支持させている。なお、(24)は挾扼
杆(21)の外側を覆う挾扼杆カバー、(25)は前記
カバー(18)を閉封保持するロック部材である。
【0007】また、前部回転体である駆動スプロケット
(26)を下部チェンレール(27)前端に備えると共
に、下部及び上部チェンレール(27)(28)の後端
に固設する巻付防止板である上部枢着板(29)に後部
回転体である従動スプロケット(30)を備え、各スプ
ロケット(26)(30)にフィードチェン(5)を張
設させるもので、前記枢着板(29)と、該枢着板(2
9)下方に支柱(31)を介して連結固定する下部枢着
板(32)とに、上下の水平回動支点軸(33)(3
4)をそれぞれ固設し、脱穀本体側の固定ブラケット
(35)(36)に前記支点軸(33)(34)を介し
てフィードチェン(5)を側方に開放可能に支持するも
ので、脱穀用穀稈を搬送するフィードチェン(5)を脱
穀部(4)側方に開放可能に設けるコンバインの脱穀装
置において、フィードチェン(5)の穀稈搬送側を支持
するレール部材である上部チェンレール(28)と、フ
ィードチェン(5)の非搬送側を支持するレール部材で
ある下部チェンレール(27)を一体連設させると共
に、フィードチェン(5)の回動支点側を、上下方向に
長い支柱(31)を介して脱穀本体側に連結させてい
る。
(26)を下部チェンレール(27)前端に備えると共
に、下部及び上部チェンレール(27)(28)の後端
に固設する巻付防止板である上部枢着板(29)に後部
回転体である従動スプロケット(30)を備え、各スプ
ロケット(26)(30)にフィードチェン(5)を張
設させるもので、前記枢着板(29)と、該枢着板(2
9)下方に支柱(31)を介して連結固定する下部枢着
板(32)とに、上下の水平回動支点軸(33)(3
4)をそれぞれ固設し、脱穀本体側の固定ブラケット
(35)(36)に前記支点軸(33)(34)を介し
てフィードチェン(5)を側方に開放可能に支持するも
ので、脱穀用穀稈を搬送するフィードチェン(5)を脱
穀部(4)側方に開放可能に設けるコンバインの脱穀装
置において、フィードチェン(5)の穀稈搬送側を支持
するレール部材である上部チェンレール(28)と、フ
ィードチェン(5)の非搬送側を支持するレール部材で
ある下部チェンレール(27)を一体連設させると共
に、フィードチェン(5)の回動支点側を、上下方向に
長い支柱(31)を介して脱穀本体側に連結させてい
る。
【0008】さらに、前記扱胴(6)下部のクリンプ網
(37)の外方側端部(37a)に下端部を圧接させる
扱胴側部カバー(38)を、前記チェンレール(27)
(28)に取付フレーム(39)(40)を介して一体
連結すると共に、前記フィードチェン(5)のテンショ
ンローラ(41)及びスプロケット(42)をガイド板
(42a)などを介して前記チェンレール(27)に取
付け、前記フィードチェン(5)を側方開放時、側部カ
バー(38)・テンションローラ(41)・スプロケッ
ト(42)も側方に一体的に回動させるように構成して
いる。
(37)の外方側端部(37a)に下端部を圧接させる
扱胴側部カバー(38)を、前記チェンレール(27)
(28)に取付フレーム(39)(40)を介して一体
連結すると共に、前記フィードチェン(5)のテンショ
ンローラ(41)及びスプロケット(42)をガイド板
(42a)などを介して前記チェンレール(27)に取
付け、前記フィードチェン(5)を側方開放時、側部カ
バー(38)・テンションローラ(41)・スプロケッ
ト(42)も側方に一体的に回動させるように構成して
いる。
【0009】そして、前記フィードチェン(5)を閉動
作時、前記側部カバー(38)の前側板(38a)の係
止ピン(43)を脱穀前側板(44)にロック板(4
5)を介し係合保持させるもので、前側板(44)に支
軸(46)・ストッパピン(47)及びバネ(48)を
介してロック板(45)が位置保持され、側部カバー
(38)が閉封されるとき、ロック板(45)に固設す
るガイドレバー(49)に前記ピン(43)が当接し、
バネ(48)に抗してロック板(45)を下方に押し下
げ、ロック板(45)のピン係合溝(50)に前記ピン
(43)が係合し、側部カバー(38)及びフィードチ
ェン(5)を閉位置に固定保持するように構成してい
る。
作時、前記側部カバー(38)の前側板(38a)の係
止ピン(43)を脱穀前側板(44)にロック板(4
5)を介し係合保持させるもので、前側板(44)に支
軸(46)・ストッパピン(47)及びバネ(48)を
介してロック板(45)が位置保持され、側部カバー
(38)が閉封されるとき、ロック板(45)に固設す
るガイドレバー(49)に前記ピン(43)が当接し、
バネ(48)に抗してロック板(45)を下方に押し下
げ、ロック板(45)のピン係合溝(50)に前記ピン
(43)が係合し、側部カバー(38)及びフィードチ
ェン(5)を閉位置に固定保持するように構成してい
る。
【0010】また、前記脱穀部(4)本体側に固設する
駆動ケース(51)に、前記フィードチェン(5)を駆
動する駆動軸(52)を備えるもので、該駆動軸(5
2)を入力軸(53)にギヤ(54)を介し連結すると
共に、前記駆動スプロケット(26)のスプロケット軸
(55)にリミットクラッチ(56)を介して継断自在
に前記駆動軸(52)を結合連結させ、リミットクラッ
チ(56)のクラッチ爪による駆動伝達方式とすること
により、従来のピン結合方式に比べ、部品点数を削減さ
せ耐久性向上を図るように構成するもので、脱穀用穀稈
を搬送するフィードチェン(5)を脱穀部(4)側方に
開放可能に設けるコンバインの脱穀装置において、フィ
ードチェン(5)を側方に回動自在に縦軸である水平回
動支点軸(33)(34)を介して脱穀部(4)の側部
に設けると共に、本機側の駆動部である駆動軸(52)
に着脱自在に連結させる伝動接続部であるスプロケット
軸(55)をフィードチェン(5)の水平回動支点軸
(33)(34)と離れた側に設けている。
駆動ケース(51)に、前記フィードチェン(5)を駆
動する駆動軸(52)を備えるもので、該駆動軸(5
2)を入力軸(53)にギヤ(54)を介し連結すると
共に、前記駆動スプロケット(26)のスプロケット軸
(55)にリミットクラッチ(56)を介して継断自在
に前記駆動軸(52)を結合連結させ、リミットクラッ
チ(56)のクラッチ爪による駆動伝達方式とすること
により、従来のピン結合方式に比べ、部品点数を削減さ
せ耐久性向上を図るように構成するもので、脱穀用穀稈
を搬送するフィードチェン(5)を脱穀部(4)側方に
開放可能に設けるコンバインの脱穀装置において、フィ
ードチェン(5)を側方に回動自在に縦軸である水平回
動支点軸(33)(34)を介して脱穀部(4)の側部
に設けると共に、本機側の駆動部である駆動軸(52)
に着脱自在に連結させる伝動接続部であるスプロケット
軸(55)をフィードチェン(5)の水平回動支点軸
(33)(34)と離れた側に設けている。
【0011】さらに、前記フィードチェン(5)の後端
側を支持する前記支点軸(33)(34)は、前記従動
スプロケット(30)のスプロケット軸(57)より寸
法(t)後部位置で、フィードチェン(5)より脱穀本
体側寄りに配設していて、フィードチェン(5)を開放
時、該チェン(5)の最後端部である枢着板(29)
(32)の脱穀本体側への入り込み代を最小限にし、機
体左右全巾を一定寸法内に抑制しながら脱穀本体とフィ
ードチェン(5)の干渉を防止するように構成してい
る。
側を支持する前記支点軸(33)(34)は、前記従動
スプロケット(30)のスプロケット軸(57)より寸
法(t)後部位置で、フィードチェン(5)より脱穀本
体側寄りに配設していて、フィードチェン(5)を開放
時、該チェン(5)の最後端部である枢着板(29)
(32)の脱穀本体側への入り込み代を最小限にし、機
体左右全巾を一定寸法内に抑制しながら脱穀本体とフィ
ードチェン(5)の干渉を防止するように構成してい
る。
【0012】上記から明らかなように、脱穀部(4)一
側で前後方向にフィードチェン(5)を張設させるコン
バインの脱穀装置において、脱穀部(4)一側で前後方
向にチェンレール(27)(28)を延設させ、前記チ
ェンレール(27)(28)を水平方向に回転自在に設
ける水平回動支点軸(33)(34)を介してチェンレ
ール(27)(28)の一端部を脱穀部(4)に連結さ
せると共に、前記チェンレール(27)(28)にフィ
ードチェン(5)を取付け、該フィードチェン(5)送
り終端側のチェンレール(27)(28)端部に巻付き
防止板である上部枢着板(29)を固定させ、フィード
チェン(5)送り終端側を巻装させるスプロケット(3
0)を前記上部枢着板(29)に回転自在に軸支させて
いる。
側で前後方向にフィードチェン(5)を張設させるコン
バインの脱穀装置において、脱穀部(4)一側で前後方
向にチェンレール(27)(28)を延設させ、前記チ
ェンレール(27)(28)を水平方向に回転自在に設
ける水平回動支点軸(33)(34)を介してチェンレ
ール(27)(28)の一端部を脱穀部(4)に連結さ
せると共に、前記チェンレール(27)(28)にフィ
ードチェン(5)を取付け、該フィードチェン(5)送
り終端側のチェンレール(27)(28)端部に巻付き
防止板である上部枢着板(29)を固定させ、フィード
チェン(5)送り終端側を巻装させるスプロケット(3
0)を前記上部枢着板(29)に回転自在に軸支させて
いる。
【0013】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、前記フィードチェン(5)を開放自在に支持する回
動支点軸(33)(34)を、前記従動スプロケット
(30)のスプロケット軸(57)より寸法(t)後部
位置で、フィードチェン(5)より脱穀本体側寄りに配
設するものであるから、前記フィードチェン(5)を開
放時に最後端となる枢着板(29)(32)後端の脱穀
本体側への入り込み代が最小となり、フィードチェン
(5)を脱穀本体外方に張出させることなく機体全巾を
一定寸法内に抑制した状態で干渉など不都合のない安全
な開放作業を行える。
て、前記フィードチェン(5)を開放自在に支持する回
動支点軸(33)(34)を、前記従動スプロケット
(30)のスプロケット軸(57)より寸法(t)後部
位置で、フィードチェン(5)より脱穀本体側寄りに配
設するものであるから、前記フィードチェン(5)を開
放時に最後端となる枢着板(29)(32)後端の脱穀
本体側への入り込み代が最小となり、フィードチェン
(5)を脱穀本体外方に張出させることなく機体全巾を
一定寸法内に抑制した状態で干渉など不都合のない安全
な開放作業を行える。
【0014】また、前記フィードチェン(5)を回動開
放時、前記駆動スプロケット(26)にフィードチェン
(5)が巻回された状態でチェンレール(27)(2
8)などと一体的に開放されるものであるから、フィー
ドチェン(5)開放操作を容易に行えて作業能率に秀
れ、しかもフィードチェン(5)開放時、前記扱胴側部
カバー(38)も同時に外方に引出され、脱穀部(4)
側面が開放状態となり、扱室内の点検保守やクリンプ網
(37)の交換作業を至便に行えるものである。
放時、前記駆動スプロケット(26)にフィードチェン
(5)が巻回された状態でチェンレール(27)(2
8)などと一体的に開放されるものであるから、フィー
ドチェン(5)開放操作を容易に行えて作業能率に秀
れ、しかもフィードチェン(5)開放時、前記扱胴側部
カバー(38)も同時に外方に引出され、脱穀部(4)
側面が開放状態となり、扱室内の点検保守やクリンプ網
(37)の交換作業を至便に行えるものである。
【0015】図7は他の変形構造例を示すもので、前記
回動支点軸(33)(34)を取外し可能に設け、該支
点軸(33)(34)を取外すことによってフィードチ
ェン(5)全体を手前側外方に引出し可能に構成したも
ので、扱室内を保守点検時、フィードチェン(5)が障
害になるのを防いで作業性を向上させることができる。
回動支点軸(33)(34)を取外し可能に設け、該支
点軸(33)(34)を取外すことによってフィードチ
ェン(5)全体を手前側外方に引出し可能に構成したも
ので、扱室内を保守点検時、フィードチェン(5)が障
害になるのを防いで作業性を向上させることができる。
【0016】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、脱穀部(4)一側で前後方向にフィードチェン
(5)を張設させるコンバインの脱穀装置において、脱
穀部(4)一側で前後方向にチェンレール(27)(2
8)を延設させ、前記チェンレール(27)(28)を
水平方向に回転自在に設ける水平回動支点軸(33)
(34)を介してチェンレール(27)(28)の一端
部を脱穀部(4)に連結させると共に、前記チェンレー
ル(27)(28)にフィードチェン(5)を取付け、
該フィードチェン(5)送り終端側のチェンレール(2
7)(28)端部に巻付き防止板(29)を固定させ、
フィードチェン(5)送り終端側を巻装させるスプロケ
ット(30)を前記巻付き防止板(29)に回転自在に
軸支させたもので、フィードチェン(5)及びチェンレ
ール(27)(28)を水平方向に回動させて脱穀部
(4)側面を開放させるから、従来のようにフィードチ
ェン(5)を下げ上げ操作する面倒がなく、脱穀部
(4)側面に対しフィードチェン(5)を離反または接
合させる操作を従来よりも容易に行うことができると共
に、従来のようにフィードチェン(5)越しにクリンプ
網(37)交換などを行う面倒がなく、脱穀部(4)側
面部での作業者の行動がフィードチェン(5)によって
規制される不具合をなくすことができ、また前記フィー
ドチェン(5)送り終端側の巻 付き防止板(29)を兼
用してスプロケット(30)を取付けるから、該スプロ
ケット(30)に支持させるフィードチェン(5)送り
終端部構造の簡略化を容易に行うことができるものであ
る。
は、脱穀部(4)一側で前後方向にフィードチェン
(5)を張設させるコンバインの脱穀装置において、脱
穀部(4)一側で前後方向にチェンレール(27)(2
8)を延設させ、前記チェンレール(27)(28)を
水平方向に回転自在に設ける水平回動支点軸(33)
(34)を介してチェンレール(27)(28)の一端
部を脱穀部(4)に連結させると共に、前記チェンレー
ル(27)(28)にフィードチェン(5)を取付け、
該フィードチェン(5)送り終端側のチェンレール(2
7)(28)端部に巻付き防止板(29)を固定させ、
フィードチェン(5)送り終端側を巻装させるスプロケ
ット(30)を前記巻付き防止板(29)に回転自在に
軸支させたもので、フィードチェン(5)及びチェンレ
ール(27)(28)を水平方向に回動させて脱穀部
(4)側面を開放させるから、従来のようにフィードチ
ェン(5)を下げ上げ操作する面倒がなく、脱穀部
(4)側面に対しフィードチェン(5)を離反または接
合させる操作を従来よりも容易に行うことができると共
に、従来のようにフィードチェン(5)越しにクリンプ
網(37)交換などを行う面倒がなく、脱穀部(4)側
面部での作業者の行動がフィードチェン(5)によって
規制される不具合をなくすことができ、また前記フィー
ドチェン(5)送り終端側の巻 付き防止板(29)を兼
用してスプロケット(30)を取付けるから、該スプロ
ケット(30)に支持させるフィードチェン(5)送り
終端部構造の簡略化を容易に行うことができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィードチェン部の側面説明図。
【図2】コンバインの全体側面図。
【図3】同平面図。
【図4】脱穀部の断面説明図。
【図5】フィードチェン部の平面説明図。
【図6】同部分説明図。
【図7】他の変形構造例を示す説明図。
(4) 脱穀部 (5) フィードチェン(27) (28) チェンレール(29) 上部枢着板(巻付き防止板) (30) スプロケット (33)(34) 水平回動支点軸
Claims (1)
- 【請求項1】 脱穀部(4)一側で前後方向にフィード
チェン(5)を張設させるコンバインの脱穀装置におい
て、脱穀部(4)一側で前後方向にチェンレール(2
7)(28)を延設させ、前記チェンレール(27)
(28)を水平方向に回転自在に設ける水平回動支点軸
(33)(34)を介してチェンレール(27)(2
8)の一端部を脱穀部(4)に連結させると共に、前記
チェンレール(27)(28)にフィードチェン(5)
を取付け、該フィードチェン(5)送り終端側のチェン
レール(27)(28)端部に巻付き防止板(29)を
固定させ、フィードチェン(5)送り終端側を巻装させ
るスプロケット(30)を前記巻付き防止板(29)に
回転自在に軸支させたことを特徴とするコンバインの脱
穀装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5212327A JP2548076B2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | コンバインの脱穀装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5212327A JP2548076B2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | コンバインの脱穀装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5212346A Division JP2548077B2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | コンバインの脱穀装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0731266A JPH0731266A (ja) | 1995-02-03 |
JP2548076B2 true JP2548076B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=16620708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5212327A Expired - Lifetime JP2548076B2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | コンバインの脱穀装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548076B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5413867B2 (ja) * | 1973-11-26 | 1979-06-02 | ||
JPS6112213A (ja) * | 1984-06-26 | 1986-01-20 | 井関農機株式会社 | 脱穀装置の清掃装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5933239Y2 (ja) * | 1977-06-29 | 1984-09-17 | 株式会社クボタ | 茎稈搬送装置 |
JPS54180174U (ja) * | 1978-06-09 | 1979-12-20 | ||
JPS6228840Y2 (ja) * | 1979-05-10 | 1987-07-24 | ||
JPS55169157U (ja) * | 1979-05-23 | 1980-12-04 | ||
JPS55180359U (ja) * | 1979-06-12 | 1980-12-25 | ||
JPS61139149U (ja) * | 1985-02-20 | 1986-08-28 | ||
JPH0545157Y2 (ja) * | 1985-04-13 | 1993-11-17 | ||
JPH0522041Y2 (ja) * | 1986-02-11 | 1993-06-07 |
-
1993
- 1993-08-03 JP JP5212327A patent/JP2548076B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5413867B2 (ja) * | 1973-11-26 | 1979-06-02 | ||
JPS6112213A (ja) * | 1984-06-26 | 1986-01-20 | 井関農機株式会社 | 脱穀装置の清掃装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0731266A (ja) | 1995-02-03 |
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