JPS6121943Y2 - - Google Patents

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JPS6121943Y2
JPS6121943Y2 JP11519980U JP11519980U JPS6121943Y2 JP S6121943 Y2 JPS6121943 Y2 JP S6121943Y2 JP 11519980 U JP11519980 U JP 11519980U JP 11519980 U JP11519980 U JP 11519980U JP S6121943 Y2 JPS6121943 Y2 JP S6121943Y2
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sensor
reaping
photoelectric sensor
cutting
ground
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は穀稈を刈取つて脱穀するコンバインに
おける刈高さ自動調整装置に関する。
(ロ) 従来技術 従来、コンバインにおける刈高さ自動調整装置
として刈取装置の前部に地面に摺接しながら揺動
する対地接触型センサーを設け、、該センサーに
より上限スイツチと下限スイツチON,OFFし、
その検出結果に基ずいて油圧装置を作動させて刈
取装置を昇降させるようにしたものは既に知られ
ている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前記既知の装置は雑草や泥土等が対地接触型セ
ンサーのセンサーバーに付着したり巻き付いたり
して検出精度が低く、かつ圃場が軟弱であると前
記センサーバーが土中にめり込んで誤検出をする
等の欠点があつた。
前記対地接触型センサーに代えて光電センサー
の如き非接触型センサーを採用すると前記対地接
触型センサー自体の欠点を改善することができ
る。
しかし、非接触型センサーを機体に装着する場
合には、構造上及びその取付位置との関係で問題
がある。
即ち、圃場面に最も接近している分草体や刈刃
部が泥土中に突込んで破損するのを未然に防止す
る上で、刈取部前方で分草体部分の対地高さを検
出することが最も好ましいが、例えば、非接触型
センサーを、鉄板をプレス加工により成型した分
草体の背面に取付けると、分草体が障害物に衝突
して該分草体を支持している下部フレームが上方
へ向けて変形した時、直下に向けてセツトした非
接触型センサーが上昇すると共に斜め前方へ向け
て傾斜し、それにより対地高さが過大に検出さ
れ、また、作業終了時に機体を小川等にいれて洗
うことがあるが、その際、非接触型センサーを高
価な完全防水型にする必要があり、更に、分草体
や下部フレームに付着した肥大した泥土及び雑草
等を検出する等の欠点を生ずる。
更にまた、分草体は地面に接近しているので、
多量に発生して飛散する塵埃が感知面に付着して
汚れ、検出性能が低下する。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、対地刈高さ検出手段として非接触型
センサーを採用し、この非接触型センサーを分草
体より後方でかつ分草体より上方に設け、その検
出結果により刈取部昇降用油圧シリンダの油圧制
御用電磁弁をスイツチング素子を介して作動さ
せ、これにより刈取部を昇降させるようにするこ
とで前述の問題点を解決した。
(ホ) 作用 刈高さを感知する検出器を非接触型センサーに
することで、圃場の硬軟による検出誤差をなく
し、前記非接触型センサーを分草体より後方でか
つ分草体より上方に設けることで、分草体が障害
物に衝突してそれを支持している下部フレームが
変形してもその影響を受けること、及び走行装置
や分草体を小川に入れて洗つても非接触型センサ
ーに水がかゝること、並びに作業中に分草体や下
部フレームに泥土や雑草等が多量に付着するが、
センサーがそれらを検出すること等がなく、かつ
感知面の汚れも少なく、正確な対地刈高さを検出
することができ、この検出結果に基ずき、スイツ
チング素子を介して油圧制御用電磁弁がON,
OFFし、油圧シリンダは刈取部を昇降させて刈
高さを調整する。
(ヘ) 実施例 本考案の一実施例を図面について説明すると、
第1図及び第10図は自脱型コンバインを示すも
のであつて、クローラからなる走行装置1を装備
した機体Aの前部に運転席2を設け、後部には脱
穀部3、排藁処理装置4及び穀粒の袋詰装置5が
夫々搭載されている。
また、脱穀部3の前方の昇降可能に装着した刈
取部Bは油圧シリンダにより昇降し、刈取部Bの
下部フレームB′には分草体6、ナローガイド7及
び刈刃8等が装着されており、引起し爪9′を有
する引起しケース9は下部フレームB′と上部フレ
ームB”とにやゝ後傾状に装着し、該引起しケー
ス9の後方下部から前記脱穀部3のフイードチエ
ン3a始端側にかけて刈取穀稈の掻込み搬送装置
10が配設してある。
一方、Cは対地刈高さ検出用の非接触型センサ
ーを構成する光電センサーであつて、該光電セン
サーCは分草体6より上方でしかも機幅方向最外
側に位置する引起しケース9aの外面側9a′に取
付付部材11及びボルト11a,11bを介して
装着されている。そして、上記取付部材11と引
起しケース9aとにより、光電センサーCの感知
面となる発光及び受光側のみを開放した光電セン
サーCの収納ケース12が形成されている。
第5図において、14は光電センサーCの発振
回路14a中に設けられた発光ダイオード等の発
光素子、15は受光回路15a中に設けられたフ
オトダイオード等の受光素子であつて、発光素子
14により発光された光が地面に当つて反射さ
れ、その反射光量が受光素子15に集められたう
え、その光量は検出回路16でセンサーの出力電
圧epに変換されるようになつている。
17は刈取部下降指令用の基準設定器、18は
刈取部上昇指令用の基準設定器で、それらの基準
設定器17,18は運転席2に設けられており、
2連のボリウム式で1個のつまみ回動操作すると
2つの基準設定器17,18が同一角度17,1
8が同一角度だけ回動するようになつている。
19,19′は比較器、20d,20uはスイ
ツチング素子であつて、一方のスイツチング素子
20uへ出力電圧ep>設定上限電圧euのときON
となつて刈取部Bを上昇せしめ、他方のスイツチ
ング素子20dは出力電圧ep<設定下限電圧ed
のときONになつて刈取部Bを下降せしめるよう
になつている。
第7図は刈取部昇降用油圧シリンダ21油圧回
路Sを示すものであつて、22,22aは油圧制
御用電磁弁、23は油圧制御用御用のメインスイ
ツチ、24は補助スイツチであつて、この補助ス
イツチ24は刈取クラツチレバーに連動して自動
的に開閉し、刈取作業状態の時ONとなるもので
ある。
第8図及び第9図は他の実施例を示すものであ
つて、引起しケース9aの外側部に固定されたブ
ラケツト25に対しボルト25a及び蝶ナツト2
5bを介して水平方向揺動固定自在に支持された
取付部材11′に光電センサーCを装着し、感知
位置をWの範囲で自由に調整し得るようにしたも
のである。
第10図乃至第12図は更に他の実施例を示す
ものであつて、9bは運転席2側の引起しケース
9aの後面から斜め外側後方へ向けて突設し、第
11図に示すように下部フレームB′の外側部と対
応する部位で後方へ折曲し、後部を斜め内側後方
へ向けて折曲したカバー板であり、光電センサー
C取付位置よりも下方部分を第12図に示すよう
に機幅方向内方へ向けて所要角度折曲せしめて逃
げ角θを設けたものである。
叙上の如き構成において、穀稈の刈取作業に際
しては、機体Aを圃場に立毛穀稈群に向けて前進
させれば、立毛穀稈は分草体6で分草されると共
に引起し爪9′で引起され、刈刃8で株元部が切
断された後、刈取穀稈は掻込み搬送装置10で場
上搬送され、その搬送終端から脱穀部3のフイー
ドチエン3aに継送される。
そして、フイードチエン3aにより扱口3bを
後方へ移送される過程で順次脱穀処理され、脱穀
処理後の排稈は排稈処理装置4で細断又は結束さ
れた後、連続的に機外へ放出される。一方脱穀部
3で脱粒された穀粒か各種の選別作用を受けた後
袋詰装置5で袋詰処理される。
さて、前記刈取作業中、刈取部昇降用油圧シリ
ンダ21の油圧制御用メインスイツチ23を投入
しておくことにより、光電センサーCは常に作動
し、圃場の凹凸状態に応じて刈取部Bを自動的に
昇降制御し、刈取部Bを常に適正刈高に調整する
ものである。
即ち、光電センサーCの発光素子14から発光
された光線は地面に当つて反射されるが、その反
射光量は光電センサーCの受光素子15上に集め
られた後、検出回路16で電圧に変換せしめられ
出力電圧epとして検出される。そしてこの出力
電圧epが基準設定器18により予め設定された
設定値(上限値)euより大なるときはスイツチ
ング素子20uがONとなり、油圧制御用電磁弁
22を作動させるため、油圧ポンプP側から刈取
部昇降用油圧シリンダ21側に圧油が送られ、刈
取部Bを上昇せしめる。また出力電圧epが基準
設定器17の設定値(下限値)edより小なると
きはスイツチング素子20dがONとなり、電磁
弁22aを作動させるため刈取部昇降用油圧シリ
ンダ21側からタンクT側に圧油が流れ刈取部B
を下降せしめる。なお、光電センサーCと地面間
の距離Dと出力電圧epの特性は第6図に示す如
く、条件の異なる圃場(例えば乾田、湿田の別等
で光の反射率が異なる)では(イ),(ロ)に示すように
出力特性が異なるが、基準設定器17,18の設
定値eu,edを予め圃場条牛に合せて変えておく
ことにより不感帯Zを一定の値のままで刈高さを
常時同一高さに維持することもできる。また、同
一圃場内でも上記設定値eu,edを変えることに
より刈高さ制御位置(不感帯Z)を任意に変更し
得る。
而して、前記の如く対地刈高さの検出作用を行
なう光電センサーCは分草体6より上方で、かつ
該分草体6の後方外側に位置しているので、刈取
部Bを速やかに昇降せしめることができ、刈刃8
を分草体6が検出遅れによつて泥土中に突込んだ
りして破損をきたすことを確実に防止することが
できる。
また、光電センサーCは穀稈の引起し搬送通路
から外側方の不干渉位置に退遊した状態で設けら
れているので、穀稈の引起し作用時に邪魔になつ
たり、穀稈が光電センサーに引掛つて稈折れをき
たしたりすることは全くなく、穀稈の引起し搬送
作用を常に円滑に行なうことができる。
更に光電センサーCは泥土や雑草等の付着し易
い分草体6から離れてその上方外側方に位置して
おり、しかも収納ケース12内に収納保護されて
いるので、光電センサーCの感知面となる発光・
受光面に泥水、雑草等が付着することを極力防止
し得るばかりでなく、光電センサーCが分草体6
等に付着した泥土等を感知して護動作する不都合
を確実に解消することができ、常に正確な刈高さ
検出作用が行なわれる。
更に光電センサーCは第2図及ぼび第3図に示
す如く、取付部材材11を介して引起しケース9
aの外側面9′aから外方へ離間した状態で装着
されているので、引起しケース外側面9′aに錆
が発生したり塵埃が付着しても該塵埃等を検出す
ることはなく、また刈取部Bの下部フレームB′に
付着した泥土aを感知して誤信号を発する虞れも
ない。
その上、光電センサーCはナローガイド7によ
り囲繞された空間部7aの上方に設けられている
ので刈取作業中光電センサーCの直下位置に穀稈
や雑草等が入り込むことがなく光電センサーCは
常に地面に感知し得て刈高さ制御作用を常時的確
に保持する。
更にまた、前記非接触型センサーを構成する光
電センサーCは分草体6及び引起しケース9aよ
り外側方で、かつ分草体6より後方上部にあつ
て、運転席2直前に位置しており、しかもナロー
ガイド7の内側にあるので、光電センサーCに対
する塵埃等の付着状態を刈取中でも運転席2から
一目で見ることができ、前記付着状態により整備
を適時に行なうことができ、また中害刈作業中等
で対地高さをナローガイドで分けられた空間から
目視でき、その上、光電センサーCを高刈セツト
であるが、又は低刈セツトであるか等の検出状態
をも同時に視認することができるので、基準設定
器の基準値変更又は光電センサーCの取付位置調
節等を遅滞なく行なうことができる。
一方、第8図、第9図に示す如く、光電センサ
ーCの感知位置を、引起しケース9の外側面9
a′に対してWの範囲内で接離自在に構成した場合
には、植付条間が相違しても光電センサーCをボ
ルト25aを支点として矢印方向に回動させるこ
とにより穀稈を感知することなく絶えず条間の地
面を感知することができる。
また、第10乃至第12図に示す如く、カバー
板9bの光電センサー取付位置より下部を機幅方
向内方へ向け所要角度θだけ折曲させた場合に
は、光電センサーCから発光された光がカバー板
9bに当ることがないから誤作動を確実に防止す
ることができる。
(ト) 考案の効果 本考案は前述のように構成したので、非接触型
センサーにより刈取部Bの前寄りの地面を、上部
に圃場の硬軟に拘らず確実に感知して適正な刈高
さ調節を行なうことができ、刈刃や分草体が泥中
の突込んで破損するのを未然に防止することがで
きることは勿論のこと、分草体が障害物に衝突し
てそれを支持する下部フレームが変形してもその
影響を受けることなく正確な検出を行なうことが
でき、また、分草体や下部フレームに付着した泥
土や雑草等を誤つて感知して誤作動をきたす不都
合を完全に解消することができると共に非接触型
センサーの感知面に塵埃・泥土等が付着するのを
極力阻止し得て感知性能を常に良好に維持するこ
とができ、更に、小川等で走行装置や分草体等を
洗う時、水がセンサーにかかることもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図はコンバインの側面図、第2図は要部の正
面図、第3図は同上拡大縦断面図、第4図は同上
側面図、第5図、第7図は刈高さ調整装置の制御
回路図、第6図は検出回路の出力図、第8図及び
第9図は他の実施例を示すもので第8図はセンサ
ー取付部の正面図、第9図は同上平面図、第10
〜12図は更に別の実施例を示すもので、第10
図はコンバインの正面図、第11図は非接触型セ
ンサー取付部の平面図、第12図は同上正面図で
ある。 図中、6は分草体、9,9aは引起しケース、
12は収納ケース、21は刈取部昇降用油圧シリ
ンダ、22,22aは油圧制御用電磁弁、Bは刈
取部、Cは光電センサー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 刈取部昇降用油圧シリンダとその油圧制御用電
    磁弁を備え、該油圧制御用電磁弁の作動により刈
    取部を自動的に昇降させるようにしたコンバイン
    において、対地刈高さ検出用の非接触型センサー
    を分草体より後方でかつ分草体より上方に設け、
    該非接触型センサーと上記油圧制御用電磁弁をス
    イツチング素子を介して接続し、前記非接触型セ
    ンサーによる検出結果に基ずいて刈取部を上昇下
    降制御させるべく構成したことを特徴とするコン
    バインにおける刈高さ自動調整装置。
JP11519980U 1980-08-15 1980-08-15 Expired JPS6121943Y2 (ja)

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JPS5743020U JPS5743020U (ja) 1982-03-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58139023U (ja) * 1982-03-15 1983-09-19 株式会社クボタ 刈取収穫機
JPS59139020U (ja) * 1983-03-08 1984-09-17 株式会社クボタ 刈取収穫機の刈高さ検出装置

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JPS5743020U (ja) 1982-03-09

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