JP2001299069A - コンバインの伸縮穀粒移送装置 - Google Patents

コンバインの伸縮穀粒移送装置

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JP2001299069A
JP2001299069A JP2000126416A JP2000126416A JP2001299069A JP 2001299069 A JP2001299069 A JP 2001299069A JP 2000126416 A JP2000126416 A JP 2000126416A JP 2000126416 A JP2000126416 A JP 2000126416A JP 2001299069 A JP2001299069 A JP 2001299069A
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spiral
cylinder
harness
grain
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Application number
JP2000126416A
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English (en)
Inventor
Kenji Kono
健治 河野
Yoshinori Doi
義典 土居
Hiroya Uchida
博也 内田
Hidenori Okazaki
秀範 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伸縮自在な移動用移送筒の先端部に設けた作業
灯へ通電するハーネスが該移動用移送筒と同時に伸縮す
るが、この伸縮を容易にしようとするものである。 【解決手段】固定用移送筒8から穀粒を引継ぎ移送する
移動用移送筒13の前端部に設けた作業灯29のハーネ
ス27の一部をプラケーブルベア45へ内装し、このプ
ラケーブルベア45の前後方向の一方側端部は該固定用
移送筒8側へ装着して設けると共に、他方側端部を該移
動用移送筒13へ装着して設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固定用移送筒か
ら穀粒を引継ぎ移送する移動用移送筒の前端部に設けた
作業灯のハーネスの一部をプラケーブルベアへ内装し、
このプラケーブルベアの前後方向の一方側端部は該固定
用移送筒側へ装着して設けると共に、他方側端部を該移
動用移送筒へ装着して設けた技術であり、コンバインの
伸縮穀粒移送装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】コンバインで立毛穀稈を収穫作業のとき
は、このコンバインの刈取機で刈取りした刈取り穀稈
は、脱穀機へ供給されて脱穀され、脱穀済みで選別済み
の穀粒は、穀粒貯留タンク内へ供給されて一時貯留され
る。
【0003】この貯留した穀粒を、例えば、路上のトラ
ックへ排出するときで、夕方で暗くなっているときに
は、移動用移送筒の先端部の作業灯を点灯し、穀粒の排
出位置がトラックの最適排出位置へ該移動用移送筒と、
各移動用螺旋と、ハーネスとを伸張操作して排出する。
この排出の作用は、該穀粒貯留タンク内の穀粒は、縦移
送筒から伸縮穀粒移送装置の固定用移送筒へ供給され、
この固定用移送筒に内装した固定移送螺旋で引継ぎして
移送され、更にこの固定用移送筒の外周部へ挿入して、
伸縮装置で伸張自在な移動用移送筒に内装した移動螺旋
軸で軸支した各移動移送螺旋により、該固定移送螺旋か
ら穀粒は順次引継ぎされて移送され、移送終端部側のこ
の移動移送螺旋からこの移動用移送筒の先端部に設けた
排出筒の下部の排穀口からトラックへ排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】穀粒を路上のトラック
へ排出するときは、移動用移送筒、及びこの移動用移送
筒の先端部に設けた作業灯へ通電するハーネスは伸張さ
れるが、この伸張のときに、該ハーネスが各部へ引掛っ
たり、又、収縮させたときには、たれ下がったりするこ
とがあったが、この発明により、これらの問題点を解決
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、穀粒の供給を受けて移送する固定移送螺旋7を内装
した固定用移送筒8と、伸縮装置14で伸縮自在な移動
螺旋軸9に伸縮自在に軸支した複数個の移動移送螺旋1
0、11、12を内装して該固定用移送筒8の外周部へ
挿入して伸縮自在な移動用移送筒13と、該移動用移送
筒13の前端部に作業灯29と、該作業灯29へ通電す
るハーネス27の一部を内装した変形自在なプラケーブ
ルベア45等を設けたコンバインにおいて、該プラケー
ブルベア45の前後方向の一方側端部を固定用移送筒8
側の支持板39へ装着すると共に、他方側端部を該移動
用移送筒13の移送始端部に装着して設け、該プラケー
ブルベア45の前後方向の一方側端部を固定用移送筒8
側の該支持板39へ装置する装着位置は該移動用移送筒
13の伸張量の略半分位置へ装着して設け、該プラケー
ブルベア45の左右方向の装着位置は該固定用移送筒8
の外径(イ)部内に設けたことを特徴とするコンバイン
の伸縮穀粒移送装置の構成とする。
【0006】
【発明の作用】コンバインで立毛穀稈を収穫作業のとき
は、このコンバインの刈取機で刈取りした刈取り穀稈
は、脱穀機へ供給されて脱穀され、脱穀済みで選別済み
の穀粒は穀粒貯留タンク内へ供給されて一時貯留され
る。
【0007】この貯留した穀粒を、例えば、路上のトラ
ックへ排出するときで、夕方で暗くなっているときは、
移動用移送筒13の先端部に設けた作業灯29は、この
作業灯29へ通電するハーネス27の一部を内装した変
形自在なプラケーブルベア45は、前後方向で一方側端
部を固定用移送筒8側の支持板29の移動用移送筒13
の伸張量の略半分位置へ装着され、他方側端部を該移動
用移送筒13の移送始端部で、左右方向は、該固定用移
送筒8の外径(イ)部内に設けた該プラケーブルベア4
5へ内装された該ハーネスによって、該作業灯29が点
灯され、穀粒の排出位置がトラックの最適排出位置へ移
動用移送筒13と、各移動移送螺旋10、11、12
と、該ハーネスとを伸張操作して排出する。この排出の
移送作用は該穀粒貯留タンク内の穀粒は、縦移送筒から
伸縮穀粒移送装置の固定用移送筒8へ供給され、この固
定用移送筒8に内装した固定移送螺旋7で引継ぎして移
送され、更にこの固定用移送筒8の外周部へ挿入して、
伸縮装置14で伸縮自在な移動用移送筒13に内装した
移動螺旋軸9で軸支した各移動移送螺旋10、11、1
2により、該固定移送螺旋7から穀粒は順次引継ぎされ
て移送され、移送終端部側のこの移動移送螺旋11から
この移動用移送筒13の先端部に設けた排出筒の下部の
排穀口からトラックへ排出される。
【0008】
【発明の効果】作業灯29へ通電するハーネス27の一
部は、変形自在なプラケーブルベア45へ内装され、こ
のプラケーブルベア45の前後方向の一方側端部は移動
用移送筒13の伸張量の略半分位置で、左右方向は固定
用移送筒8の外径(イ)部内で、該固定用移送筒8側の
支持板39へ装着され、又、他方側端部は該移動用移送
筒13の移送始端部へ装着されて設けられたことによ
り、このハーネス27が伸張のときは、各部へ引掛るこ
とがなくなり、該移動用移送筒13の伸張がスムーズで
あり、更に伸張のときには、これらプラケーブルベア4
5、及びハーネス27は固定用移送筒8で受けられるこ
とができることにより、たれ下がりを防止することがで
きて、該移動用移送筒13の伸張移動がスムーズであ
る。又、該プラケーブルベア45の作動範囲を最小にす
ることができた。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。コンバイン1の走行車台2上側に載
置した脱穀機3の右側に装着した穀粒貯留タンク4に貯
留した穀粒を機外へ排出する排出装置である縦移送螺旋
6aを内装した縦移送筒6上側に設けた。固定移送螺旋
7を内装した固定用移送筒8と、伸縮装置14で伸縮自
在な移動螺旋軸9に伸縮自在に軸支した前後両側、及び
中間部に移動移送螺旋11、10、12を内装して、該
固定用移送筒8の外周部へ挿入した移動用移送筒13
と、該移動用移送筒13の先端部に設けた作業灯29
と、この作業灯29へ通電するハーネス27の一部を内
装したプラケーブルベア45等よりなる伸縮穀粒移送装
置5を図示して説明する。
【0010】前記コンバイン1の走行車台2の下側に
は、図19で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行
クローラ15aを張設した走行装置15を配設し、該走
行車台2の上側には、脱穀機3を載置した構成である。
該走行車台2の前側の刈取機16で立毛穀稈を刈取り
し、この刈取り穀稈はこの刈取機16で移送され、該脱
穀機3のフィードチエン3aと挟持杆3bとで引継ぎ挟
持移送して脱穀し、脱穀済みで選別済みの穀粒を回収し
て一時貯留する穀粒貯留タンク4は、該脱穀機3の右横
側に装着した構成である。
【0011】前記脱穀機3の前部で走行車台2の前側に
は、図19で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離する
ナローガイド17a、及び分草体17bと、この分離さ
れた穀稈を引起す引起装置18aと、引起された穀込を
掻込み移送する掻込移送装置19aと、掻込された穀稈
を刈取る刈刃装置18bと、刈取り穀稈を移送して、該
脱穀機3のフィードチエン3aと挟持杆3bとへ受渡し
する穀稈移送装置19bとを設けてなる刈取機16は、
油圧駆動による伸縮シリンダ16aにより、土壌面に対
して昇降自在に作用させる構成である。
【0012】前記脱穀機3側には、図19で示す如くコ
ンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行
う操作装置20aと、これらの操作を行う作業者が搭乗
する操縦席20bとを設け、この操縦席20bの下側
で、走行車台2の上側には、エンジン20cを載置する
と共に、後方部には、穀粒貯留タンク4を配設する。こ
れら走行装置15と、脱穀機3と、刈取機16と、エン
ジン20c等により、該コンバイン1の機体1aを構成
している。
【0013】前記刈取機16の穀稈移送装置19bによ
って形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送さ
れる穀稈に接触作用することにより、脱穀機3へ穀稈の
供給の有無を検出する穀稈センサ16bを設けた構成で
ある。走行車台2の前端部に装架された走行用のミッシ
ョンケース21aの伝動経路中には、その出力回転数に
基づく走行車速を検出する車速センサ21bを設けた構
成である。
【0014】前記穀粒貯留タンク4内の底部には、貯留
穀粒を後方部へ移送する前後移送螺旋4aを前後方向に
設けると共に、後方へ移送される穀粒を引継ぎして、継
手ケース6bを介して方向変換する縦移送螺旋6aを内
装した縦移送筒6を略垂直姿勢で回動可能に、該継手ケ
ース6bの上側で該穀粒貯留タンク4の後側に設けた構
成である。
【0015】前記縦移送筒6の上端部には、上端部を支
点として、その全長がコンバイン1の前後長に亘り伸縮
自在、上下回動自在、旋回自在で穀粒を機外へ排出する
伸縮穀粒移送装置5を設けた構成である。前記操作装置
20aの表面板20dの外側面には、図17で示す如く
伸縮穀粒移送装置5を主として操作する各種スイッチ、
及び各種操作レバー等を図示して説明する。該伸縮穀粒
移送装置5を上下回動、及び左右旋回操作するオーガレ
バー22aと、エンジン20cの動力をこの伸縮穀粒移
送装置5へ伝達する籾排出レバー22bとを設け、この
籾排出レバー22bを排出位置へ操作すると、穀粒貯留
タンク4内の穀粒を機外へ排出できる構成である。
【0016】又、前記伸縮穀粒移送装置5等を停止させ
るときに操作するON−OFFスイッチ方式の停止スイ
ッチ23aと、旋回させるときに操作するON−OFF
スイッチ方式の旋回スイッチ23bと、ON−OFFス
イッチ方式のランプスイッチ23cと、後逑詳細説明す
る移動用移送筒13を伸張、又は収縮させるときに操作
するON−OFF方式で切換方式の伸縮スイッチ23d
とを設けた構成である。
【0017】前記オーガレバー22aの横側近傍には、
伸縮穀粒移送装置5の移動用移送筒13と、固定用移送
筒8との重合部を受けて保持する保持装置24を設け、
この保持装置24は主柱24aの上端部に逆山形状の受
板24bを固着して設けた構成である。
【0018】前記保持装置24には、図19で示す如く
移動用移送筒13の最短縮位置を検出するON−OFF
スイッチ方式の収納センサ25を設け、この移動用移送
筒13の最短縮状態を規制する構成である。前記操作装
置20aの制御装置26には、図18で示す如く各種レ
バー22a,22bと、各種スイッチ23a,23b,
23c,23dの操作と、収納センサ25の検出等が入
力回路26aからCPU26bへ入力される構成であ
る。これらの入力に基づいて、該CPU26bから出力
回路26cを経て、穀粒貯留タンク4内の前後移送螺旋
4aと、縦移送筒6内の縦移送螺旋6bと、伸縮穀粒移
送装置5の固定移送螺旋7と、移動螺旋軸9の各移動移
送螺旋10、11、12等を回転駆動する。又移動用モ
ータ28の正・逆回転により、移動用移送筒13、及び
移動螺旋軸9を伸縮制御する構成であり、作業灯29を
点灯する構成である。
【0019】前記伸縮穀粒移送装置5は、図1〜図1
6、及び図19で示す如く継手メタル30に装置した固
定用移送筒8と、この固定用移送筒8の外周部へ挿入し
て、伸縮自在な移動用移送筒13と、この移動用移送筒
13を伸縮移動させる収縮装置14と、該移動用移送筒
13の最短縮位置を検出する収納センサ25と、該移動
用移送筒13の先端部に設けた作業灯29と、この作業
灯29へ通電するハーネス27の一部を内装した変形自
在なプラケーブルベア45等よりなる構成である。
【0020】前記固定用移送筒8は、図7で示す如く固
定移送螺旋7を内装して設け、この固定移送螺旋7は固
定螺旋軸31の外周部に固定螺旋プレート31aを固着
して設けた構成である。該固定螺旋軸31の内径部は丸
形状の挿入孔31bを形成し、又、この固定螺旋軸31
の移送終端部の内径挿入孔31b部には、該挿入孔31
bより小径で後逑する移動螺旋軸9の外周部(ロ)を軸
支する六角形状の挿入孔32aを内径部に設けた補助軸
32を固着して設けた構成である。
【0021】前記固定用移送筒8の外周部の移送終端部
は、図7で示す如く継手メタル30の外ボス30aの内
径部へ挿入して固着して設け、又、この継手メタル30
の内ボス30bの内径部に設けたベアリング30cの内
径部には、補助軸32の外径部を挿入して軸支した構成
である。該固定螺旋軸31の移送始端の軸端部に設けた
後支持軸31cは、縦移送筒6の上端部に設けた引継メ
タル33に内装した受メタル33aへ挿入して軸支した
構成である。
【0022】前記継手メタル30の外ボス30aは、図
7で示す如く円形状に形成し、この外ボス30aの外径
部と、固定用移送筒8の外周部の移送始端部から所定距
離位置に固着して設けた筒形状の外メタル34の外周部
とを移動用移送筒13の内径部は、詳細を後逑する伸縮
装置14により、前後に摺動移動自在な構成である。
【0023】前記移動用移送筒13内には、図1〜図1
6、及び図19で示す如く外径形状が六角形状で内径が
中空形状、又は充実形状の移動螺旋軸9を内装して設
け、この移動螺旋軸9の移送始端側の軸端部には、外周
部が六角形状の受ブッシュ9aを挿入して固着した構成
である。
【0024】前記移動螺旋軸9の先端部に設けた前支持
軸9bは、移動用移送筒13の前端部に装着した排出筒
35の内側面に設けた支持メタル35aへ挿入して軸支
した構成であり、中間部は補助軸32の挿入孔32aで
軸支すると共に、後端の軸端部は、この軸端部に設けた
受ブッシュ9aの外周部を固定螺旋軸31の挿入孔31
bで軸支した構成である。この移動螺旋軸9は、伸縮装
置14により、前後に摺動移動自在な構成である。
【0025】前記移動用移送筒13に内装した移動螺旋
軸9の移送始端部と、移送終端部とに軸支した移動移送
螺旋11、10と、これら移動移送螺旋11、10との
間に軸支した複数個の移動移送螺旋12とを内装して設
けた構成である。この各移動移送螺旋12は伸縮自在な
構成である。
【0026】前記移動移送螺旋10は、図7及び図14
〜16で示す如く補助軸32の前側で移動螺旋軸9へ軸
支して設け、この移動移送螺旋10は内径形状が六角形
状で、外径形状が円形状の後固定ボス36の外周部に
は、帯状で一端部側が一方側へ突出する結合部36bを
設けると共に、この結合部36b側を外側へ突出させた
支持板36aを固着して設け、これら支持板36aと後
固定ボス36とには、所定長さの移送螺旋プレート36
cを固着して設けた構成である。該移動移送螺旋10の
該後固定ボス36をボルト36dにより、移動螺旋軸9
へ締付けて固定した構成である。
【0027】前記移動移送螺旋11は、図14で示す如
く内径形状が六角形状で外径形状が円形状の前固定ボス
37の外周部には、帯状で一端部側が一方側へ突出する
結合部37bを設けると共に、この結合部37b側を外
側へ突出させた支持板37aを固着して設け、これら支
持板37aと前固定ボス37とには、所定長さの移送螺
旋プレート36cを固着して設けた構成である。該移動
移送螺旋11の前固定ボス37を移動螺旋軸9で軸支し
てボルト36dにより、該移動螺旋軸9へ締付けて固定
した構成である。
【0028】前記移動移送螺旋12は、図10〜図13
で示す如く内径形状が六角形状で、外径が円形状の中移
動ボス38の外周部には、帯形で両端が突出する結合部
38b、38bを設けると共に、両端部を外側へ突出さ
せた支持板38aを固着して設け、これら支持板38a
と中移動ボス38とには、所定長さの移送螺旋プレート
36cを固着して設けた構成である。この移動移送螺旋
12は、移動移送螺旋10、11間に、複数個を伸縮自
在に移動螺旋軸9へ挿入して軸支した構成である。
【0029】前記移動移送螺旋12の伸張時は、図1
2、及び図13で示す如く互いに結合部38b,38b
が結合状態になるまで伸張する構成である。又、収縮時
は、図11で示す如く互いに中移送ボス38が当接する
まで収縮する構成である。前記移動移送螺旋12の伸張
時は、前後両側端部の該移動移送螺旋12、12の支持
板38a,38aの結合部38b,38bが、前後両側
の移動移送螺旋11の支持板36aの結合部36b、及
び移動移送螺旋10の支持板37aの結合部37bへ結
合状態になるまで伸張する構成である。又、収縮時は該
移動移送螺旋12、12の中移動ボス38、38と、該
移動移送螺旋10の後固定ボス36、及び該移動移送螺
旋11の前固定ボス37とが、互いに当接するまで収縮
する構成である。
【0030】前記移動螺旋軸9に設けた移動移送螺旋1
1の前側端部と、排出筒35の後側板35cの内側面と
は、略一致させた構成である。前記移動用移送筒13の
前側の排出筒35の前端部の上部には、図1、図2、及
び図9で示す如く作業灯29を設けた構成である。該排
出筒35の下部には、穀粒を排出する排穀口35bを設
けた構成である。
【0031】前記作業灯29と操作装置20aとは、図
1、及び図2で示す如くハーネス27で接続した構成で
あり、このハーネス27の一部はプラケーブルベア45
に内装した構成である。このプラケーブルベア45の前
後方向の一方側端部の固定用移送筒13側の取付位置
は、伸縮装置14の支持板39の前後方向略中央で、移
動用移送筒13の移動量(L)の略半分位置(L1)で
下方へ突出させて設けた一方側の受板部39aへボル
ト、及びナット等で装着して設けると共に、他方側端部
の取付位置は、移動用移送筒13の移送始端部(ハ)へ
ボルト、及びナット等で装着した構成である。このプラ
ケーブルベア45は該受板部39a側を支点として伸縮
する構成であり、又、該ハーネス27は該プラケーブル
ベア45の伸縮に基づいて、同時に伸縮する構成であ
る。
【0032】前記プラケーブルベア45は、図3〜図5
で示す如く左・右プレート46a、46bと、上・下プ
レート46c、46dとにより、箱形状に形成した構成
であり、このプラケーブルベア45は一方側のみのスト
ッパ47によって、略180度屈曲する構成である。こ
の箱体内へハーネス27の一部を内装した構成である。
【0033】前記ハーネス27を変形自在なプラケーブ
ルベア45へ内装して設けたことにより、移動用移送筒
13が伸縮移動のときに、このハーネス27の伸縮移動
も良好な構成である。又、該移動用移送筒13の移動量
(L)の略半分位置(L1)を固定側として固定したこ
とにより、このプラケーブルベア45の作動範囲を最小
とした構成である。
【0034】これにより、作動範囲量を最小とすること
ができる。前記プラケーブルベア45の左右方向取付位
置は、図6で示す如く正面視固定用移送筒8の外径
(イ)部内に位置させて設けた構成であり、このプラケ
ーブルベア45が伸縮移動のときに、このプラケーブル
ベア45とハーネス27とのたれ下がりは、この固定用
移送筒8の外径(イ)部内の受位置(ニ)部で受ける構
成である。
【0035】これにより、前記プラケーブルベア45と
ハーネス27とは、固定用移送筒8の外径(イ)部内の
受位置(ニ)部で受けることにより、これらプラケーブ
ルベア45とハーネス27とはたれ下がることがなくな
り伸縮移動時に、スムーズに伸縮する。
【0036】前記縦移送筒6から固定用移送筒8内へ供
給された穀粒は、固定移送螺旋7、移動移送螺旋10、
各移動移送螺旋12、移動移送螺旋11で順次移送さ
れ、排出筒35の排穀口35bから機外へ排出される構
成である。前記移動用移送筒13の移送始端部で外周部
には、図9で示す如く中心部にネジ孔を設けた移動用支
持メタル41を設けると共に、移送始端部で外周部の3
個所には、図7、及び図9で示す如くローラ装置42を
設け、このローラ装置42はローラメタル42aに設け
た支持板42bには、回転自在にローラ42cを軸支し
た構成である。この各ローラ42cの外周部は、固定用
移送筒8の外周部へ当接状態に設けた構成であり、該移
動用移送筒13の前後摺動移動により、この各ローラ4
2cの外周部は、該固定用移送筒8の外周部へ接触して
回転自在に前後へ移動する構成である。
【0037】前記伸縮装置14は、図9で示す如く引継
メタル33の前端部には、逆L字形状の支持板39を設
け、この支持板39の基部側に移動用モータ28を設け
ると共に、先端部には、受メタル40を設けた構成であ
る。該移動用モータ28には、外径部に螺旋ネジ43a
を設けた移送軸43を設け、この移送軸43は移動用移
送筒13の外周部に設けた移動用支持メタル41へ螺挿
入すると共に、先端部は該受メタル40aで軸支した構
成である。44はコ字形状の安全カバーである。
【0038】前記伸縮穀粒移送装置5の移動用移送筒1
3が所定伸張位置、又は最伸張位置から最短縮位置の手
前までの間の伸張状態にあるときに、最短縮位置へ操作
して、保持装置24の受板24bで保持状態にするとき
には、旋回スイッチ23b、及びオーガレバー22aを
操作して所定位置(元の位置)へ旋回させると共に、伸
縮スイッチ23dを収縮側へ操作することにより、制御
装置26により、移動用モータ28が逆回転始動制御さ
れ、伸縮装置14が逆回転作動され、該移動用移送筒1
3は収縮側へ移動制御される構成である。
【0039】又、前記伸縮スイッチ23dを伸張側へ操
作することにより、制御装置26により、移動用モータ
28が正回転始動制御され、伸縮装置14が正回転作動
され、移動用移送筒13は伸張側へ移動制御される構成
である。前記移動用移送筒13が重合状態で、収縮側の
所定位置まで移動制御されると、この移動用移送筒13
の外周部に突出させて設けた検出具13aが、保持装置
24の受板24b部に設けた収納センサ25へ接触し
て、この収納センサ25がON状態となる。このON状
態に基づいて、制御装置26により、移動用モータ28
が停止制御されて、伸縮装置14が停止される。この停
止により、該移動用移送筒13が所定の最短縮位置で停
止制御される構成である。この最短縮位置は該移動用移
送筒13が固定用移送筒8へ完全に重合状態になる手前
で停止される構成である。
【0040】前記プラケーブルベア45の固定側の端部
(ホ)は、図20、及び図21で示す如く支持板39に
設けた安全カバー44を保持する前後方向に所定長さの
支持プレート48の一方側に固着して設けると共に、移
動側の端部(ヘ)は移動用移送筒13の移送始端部へボ
ルト、及びナット等により、装着した構成である。
【0041】前記プラケーブルベア45は支持プレート
48に設けた切欠孔48a部を収縮移動すると共に、伸
張時は横側板部48bの下方部で横方向への逃げが規制
されながら伸張する構成である。これにより、プラケー
ブルベア45の伸縮移動をスムーズに行うことができ
る。
【0042】前記伸縮装置14の安全カバー44の前端
部には、図22で示す如くリール方式のハーネス収縮装
置49を設け、このハーネス収縮装置49内には、伸縮
自在にハーネス27の一部を内装して設け、このハーネ
ス27の一方側端部は操作装置20aへ接続すると共
に、他方側端部は作業灯29へ接続した構成である。
【0043】前記ハーネス収縮装置49のハーネス27
は、移動用移送筒13の伸縮移動に伴なって、このハー
ネス27も自動で同時に伸縮移動する構成である。これ
により、前記ハーネス27はハーネス収縮装置49によ
り、自動で伸縮移動することにより、このハーネス27
は各部に引掛ることなく良好な伸縮作動ができると共
に、安全カバー44内に該ハーネス収縮装置49を設け
たことにより、塵埃の進入が防止できて、このハーネス
収縮装置49の塵埃による不具合の発生が防止できる。
【0044】前記ハーネス27は、図23で示す如く支
持板39に設けた上下方向の長孔39bへ挿入して、下
方部へ向けて配設し、操作装置20aへ接続させた構成
である。50はモータカバーである。これにより、前記
ハーネス27の配設が容易となる。
【0045】移動移送螺旋54は、図24〜図26で示
す如く前後に所定間隔を設けて、外径が略円形状の前・
後支持プレート51、52を設け、これら前・後支持プ
レート51、52の内径部には、六角孔51a,52a
を設けた構成であると共に、ステンレース材で形成した
構成である。これら前・後プレート51、52の外径部
の両側の平面部53dには、所定長さの長支持板53a
と、短支持板53bとを固着して設け、この長支持板5
3aの両先端部には、対称方向へ突出する給合部53
c、53cを設けた構成である。該短支持板53bの外
側面には、補強板55を固着して設けた構成である。
【0046】前記長支持板53a、短支持板53b、及
び補強板55には、所定長さの移送螺旋プレート36c
を固着して設けた構成である。移動移送螺旋54は移動
移送螺旋10、11間で移動螺旋軸9へ複数個挿入して
軸支し、伸縮自在な構成である。又、前・後支持プレー
ト51、52の外径部の該長・短支持板53a、53b
を固着する固着部分は、平面部53d、53dを設けて
溶接等によって固着するこの固着を容易にした構成であ
る。
【0047】これにより、軽量な前記移動移送螺旋54
ができると共に、前・後プレート51、52をステンレ
ース材としたことにより、錆止め用のメッキが不用とな
って安価になる。又、平面部53dを設けたことによ
り、長・短支持板53a、53bの固着が容易になっ
た。
【0048】前記伸縮穀粒移送装置5の移動用移送筒5
6は、図27で示す如く後移動用移送筒56aと、前移
動用移送筒56bとに2分割した構成として、これら後
・前移動用移送筒56a,56bはボルト、及びナット
により、接続した構成であると共に、該後移動用移送筒
56aが固定用移送筒8の外周部へ挿入されて重合し、
伸縮移動する構成である。これら固定用移送筒8の外径
(D1)と、前移動用移送筒56bの外径(D2)と、
縦移送筒6の外径(D3)とは、同径に形成した構成で
ある。又、後移動用移送筒56aは、図28で示す如く
樹脂材等で形成して、重量軽減を図ると共に、コスト低
減を図り、又、ローラ装置42を不用とした構成であ
る。
【0049】前記固定用移送筒8に内装した固定移送螺
旋7の固定螺旋プレート31aの外径(D4)、及びピ
ッチ(P1)と、前移動用移送筒56bに内装した各移
動移送螺旋10、11、12の各移送螺旋プレート36
cの外径(D5)、及びピッチ(P2)とは同径とする
と共に、同ピッチとした構成である。
【0050】これにより、重量の軽減ができ、又、コス
ト低減となり、更に穀粒移送能力が低下することがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハーネス、及びプラケーブルベア部の収縮
時の拡大側断面
【図2】 ハーネス、及びプラケーブルベア部の伸張
時の拡大側断面
【図3】 ハーネス、及びプラケーブルベア部の拡大
側面図
【図4】 プラケーブルの拡大正断面図
【図5】 プラケーブルの拡大側面図
【図6】 プラケーブルの取付部の拡大正断面図
【図7】 固定用移送筒と移動用移送筒との拡大側断
面図
【図8】 図7のA−A断面図
【図9】 伸縮穀粒移送装置部の拡大側面図
【図10】 移動移送螺旋の拡大側面斜視図
【図11】 移動移送螺旋の収縮状態時の拡大側面斜視
【図12】 移動移送螺旋の伸張状態時の拡大側面斜視
【図13】 移動移送螺旋の伸張状態時の拡大側面斜視
【図14】 伸縮穀粒移送装置の最伸張時の拡大側断面
【図15】 伸縮穀粒移送装置の伸張途中時の拡大側断
面図
【図16】 伸縮穀粒移送装置の最短縮時の拡大側断面
【図17】 操作装置部の拡大背図斜視図
【図18】 ブロック図
【図19】 コンバインの全体側面図
【図20】 他の実施例を示す図で、ハーネス、及びプ
ラケーブルベア部の拡大側断面図
【図21】 他の実施例を示す図で、ハーネス、及びプ
ラケーブルベア部の拡大正断面図
【図22】 他の実施例を示す図で、ハーネス収縮装置
部の拡大側断面図
【図23】 他の実施例を示す図で、ハーネス部の拡大
側面図
【図24】 他の実施例を示す図で、移動移送螺旋の拡
大側面図
【図25】 他の実施例を示す図で、移動移送螺旋の拡
大平面図
【図26】 他の実施例を示す図で、移動移送螺旋の拡
大正面図
【図27】 他の実施例を示す図で、伸縮穀粒移送装置
部の拡大側断面図
【図28】 他の実施例を示す図で、伸縮穀粒移送装置
部の拡大側断面図
【符号の説明】
7 固定移送螺旋 8 固定用移送筒 9 移動螺旋軸 10 移動移送螺旋 11 移動移送螺旋 12 移動移送螺旋 13 移動用移送筒 14 伸縮装置 27 ハーネス 29 作業灯 39 支持板 45 プラケーブルベア イ 外径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡崎 秀範 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B396 JA04 JC07 KC01 KE03 LA03 LA21 LE04 LE18 LG09 LR02 LR08 LR13 MA07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒の供給を受けて移送する固定移送螺
    旋7を内装した固定用移送筒8と、伸縮装置14で伸縮
    自在な移動螺旋軸9に伸縮自在に軸支した複数個の移動
    移送螺旋10、11、12を内装して該固定用移送筒8
    の外周部へ挿入して伸縮自在な移動用移送筒13と、該
    移動用移送筒13の前端部に作業灯29と、該作業灯2
    9へ通電するハーネス27の一部を内装した変形自在な
    プラケーブルベア45等を設けたコンバインにおいて、
    該プラケーブルベア45の前後方向の一方側端部を固定
    用移送筒8側の支持板39へ装着すると共に、他方側端
    部を該移動用移送筒13の移送始端部に装着して設けた
    ことを特徴とするコンバインの伸縮穀粒移送装置。
  2. 【請求項2】請求項1の構成において、該プラケーブル
    ベア45の前後方向の一方側端部を固定用移送筒8側の
    該支持板39へ装置する装着位置は該移動用移送筒13
    の伸張量の略半分位置へ装着して設けたことを特徴とす
    るコンバインの伸縮穀粒移送装置。
  3. 【請求項3】請求項1の構成において、該プラケーブル
    ベア45の左右方向の装着位置は該固定用移送筒8の外
    径(イ)部内に設けたことを特徴とするコンバインの伸
    縮穀粒移送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008206459A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Iseki & Co Ltd コンバインの穀粒排出装置
JP2020054244A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 株式会社クボタ コンバイン

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2020054244A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 株式会社クボタ コンバイン
JP7166123B2 (ja) 2018-09-28 2022-11-07 株式会社クボタ コンバイン

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