JP2016067221A - コンバイン - Google Patents

コンバイン Download PDF

Info

Publication number
JP2016067221A
JP2016067221A JP2014197153A JP2014197153A JP2016067221A JP 2016067221 A JP2016067221 A JP 2016067221A JP 2014197153 A JP2014197153 A JP 2014197153A JP 2014197153 A JP2014197153 A JP 2014197153A JP 2016067221 A JP2016067221 A JP 2016067221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glen tank
side cover
combine
reinforcing member
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014197153A
Other languages
English (en)
Inventor
友啓 光畑
Tomoyoshi Mitsuhata
友啓 光畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Co Ltd filed Critical Yanmar Co Ltd
Priority to JP2014197153A priority Critical patent/JP2016067221A/ja
Publication of JP2016067221A publication Critical patent/JP2016067221A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Threshing Machine Elements (AREA)

Abstract

【課題】グレンタンクの強度を維持しつつ、メンテナンス性を向上させたコンバインを提供する。
【解決手段】コンバイン1は、脱穀装置と、グレンタンク50と、第1サイドカバー54と、を備える。グレンタンク50は、脱穀装置で穀稈から分離された穀粒を貯留する。グレンタンク50は、機体左右一側を開放させる。第1サイドカバー54は、グレンタンク50の開放部分の一部を覆うとともに、取外し可能に構成されている。コンバイン1は、第1サイドカバー54を取り外すことで形成される開口の縁部に配置される補強部材56を備える。補強部材56の一端は、グレンタンク50の前面(前面板91)の上下方向における中央より下の部位に連結される。補強部材56の他端は、グレンタンク50の背面(背面板92)の上下方向における中央の部位に連結される。
【選択図】図2

Description

本発明は、グレンタンクを備えたコンバインに関する。
コンバインは、刈取部と、脱穀部と、を備えており、稲や麦などの穀稈を刈取部で刈り取りながら、脱穀部で穀稈から穀粒を分離することができる。また、コンバインは、分離した穀粒を貯留するためのグレンタンクを備えており、これにより、穀稈の刈取作業を中断することなく連続で行うことができる。
この種のコンバインは、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1のコンバインにおいて、脱穀装置から搬出され揚穀装置により搬送された穀粒は、揚穀装置の吐出口から、グレンタンクの横側壁に形成された開口を通してグレンタンク内に搬送するように構成されている。グレンタンクは、清掃や点検を容易にするために、作業位置と、メンテナンス位置と、にわたって左右に揺動変位することで位置変更自在に構成されている。
特開2012−200221号公報
特許文献1に示すように、グレンタンクを備えた一般的なコンバインは、穀粒の投入口をグレンタンクの側部の高い位置に配置している。これにより、グレンタンクにより多くの穀粒を溜めることができる。
しかし、特許文献1のコンバインでは、穀粒の投入口がグレンタンクの側部の高い位置にあるため、投入された穀粒はグレンタンクの側面の内壁に衝突し、長期間の使用に伴ってグレンタンクの側面が損耗することがあった。
一般的に、グレンタンクには、内部に貯留される穀粒の圧力に耐えることのできる強度が必要である。ここで、グレンタンクの強度を高めるために例えば一体溶接構造を採用する場合、上記のような損耗が生じた場合はグレンタンクの全体を交換しなければならず、コストの増大を招くことになる。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、グレンタンクの強度を維持しつつメンテナンス性を向上させたコンバインを提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成のコンバインが提供される。即ち、このコンバインは、脱穀部と、グレンタンクと、サイドカバーと、を備える。前記脱穀部は、穀稈から穀粒を分離する。前記グレンタンクは、前記脱穀部で分離された穀粒を貯留する。前記グレンタンクは、機体左右一側を開放させる構成である。前記サイドカバーは、前記グレンタンクの開放部分の一部を覆う。前記サイドカバーは、取外し可能である。前記コンバインは、前記サイドカバーを取り外すことで形成される開口の縁部に配置される補強部材を備える。前記補強部材の一端は、前記グレンタンクの前面の上下方向における中央又は中央より下の部位に連結される。前記補強部材の他端は、前記グレンタンクの背面の上下方向における中央又は中央より下の部位に連結される。
これにより、サイドカバーが損耗又は破損した場合でも、当該サイドカバーを交換するだけでグレンタンクを修復できるため、グレンタンクの修理を容易に行うことができる。また、グレンタンクの開放部分に補強部材が連結されているため、グレンタンクの強度も良好に維持することができる。更に、グレンタンクにおいて貯留される穀粒の圧力が大きくなる中央又は下部に補強部材が配置されるので、グレンタンクの補強を効果的に行うことができる。
前記のコンバインにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記グレンタンクの前面には屈曲部が形成される。前記グレンタンクの前面は、前記屈曲部を境にして、当該屈曲部より上側の部分が前方に張り出すように形成されている。前記補強部材の一端は、前記屈曲部に連結される。
これにより、グレンタンクの前面を張り出させた分だけ、グレンタンクの容量を増加することができる。また、応力が集中し易い屈曲部を補強部材で補強することができ、グレンタンクの剛性を効果的に向上させることができる。
前記のコンバインにおいては、前記補強部材は、一端と他端とで高さが異なるように配置されていることが好ましい。
これにより、補強部材がグレンタンクに対して斜めに連結されるので、グレンタンクが撓みにくくなる。
前記のコンバインにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記補強部材は、前記グレンタンクの開放部分を上下方向に分割するように構成される。前記サイドカバーは、前記補強部材で分割された開放部分を覆うように構成される。前記サイドカバーで覆われない前記開放部分を覆うカバー部材を備える。
これにより、サイドカバーやカバー部材をそれぞれ個別に交換できるので、グレンタンクが損耗又は破損した場合の修理が容易になる。
前記のコンバインにおいては、前記グレンタンクに穀粒を投入する投入口は、前記サイドカバーの下縁より高い位置に配置されることが好ましい。
これにより、投入口からグレンタンクに投入される穀粒が当たり易くなる第1サイドカバーを交換可能に構成されているので、穀粒の衝突による損耗に対応したメンテナンスを低コストで行うことができる。
前記のコンバインにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記グレンタンクの前面に屈曲部が形成される。前記グレンタンクの背面に第2屈曲部が形成される。前記補強部材の一端は、前記屈曲部に連結される。前記補強部材の他端は、前記第2屈曲部に連結される。
これにより、グレンタンクの前面及び背面にそれぞれ屈曲部を設けることで、グレンタンクの容量を容易に増加させることができる。また、補強部材が前面及び背面の屈曲部同士を補強するように接続するため、グレンタンクの剛性を効果的に向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るコンバインの左側面を示す図。 コンバインの右側面を示す図。 コンバインの背面図。 グレンタンクから第2サイドカバー及び第3サイドカバーを取り外した状態を示す斜視図。 図4の状態から第1サイドカバーを取り外した状態を示す斜視図。 図5の状態から内側下カバーを取り外した状態を示す側面図。 グレンタンクを機体に対して旋回させる様子を示す平面図。 グレンタンクの変形例を示す側面図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態に係るコンバイン1の左側面を示す図である。図2は、コンバイン1の右側面を示す図である。図3は、コンバイン1の背面図である。なお、以下の説明で「左」及び「右」というときは、コンバイン1が刈取時に進む方向に向かって左及び右を意味するものとする。
本実施形態のコンバイン1は、いわゆる自脱型コンバインとして構成されている。図1に示すように、本実施形態のコンバイン1は、稲、麦等の穀稈2を刈り取るための刈取部10を機体本体の前方に備えている。また、コンバイン1の機体の下部には、機体を走行させるためのクローラ部20が設けられている。
刈取部10の後方であって、コンバイン1の左側には、刈取部10で刈り取った穀稈2を脱穀するための脱穀装置(脱穀部)30と、当該脱穀装置30で脱穀された穀粒を選別して取り出す選別装置40と、が設けられている。
コンバイン1の上部右側には、穀粒を貯留するためのグレンタンク50が設けられている。選別装置40で選別された穀粒は、揚穀コンベア41によりグレンタンク50まで搬送され、当該グレンタンク50に貯留される。また、コンバイン1は、グレンタンク50内の穀粒を外部に排出するための排出オーガ60を備えている。
グレンタンク50の前方には、オペレータが搭乗するための運転部70が設けられている。運転部70には、運転操作部72、及びオペレータが座るための運転座席73等が設けられている。オペレータは、運転操作部72を操作することにより、コンバイン1の刈取作業や走行等の各種の指示を行うように構成されている。
次に、穀粒が選別装置40から搬送されてグレンタンク50に投入されるまでの構成を説明する。
選別装置40で選別された穀粒(一番選別物)は、選別装置40の下部に備えられた図略のコンベア機構により、上下方向に配置された揚穀コンベア41の下端部まで搬送される。
図2及び図3に示すように、揚穀コンベア41には揚穀スクリュー41aが備えられている。揚穀スクリュー41aは、エンジン80の動力により回転し、穀粒を上方へ搬送する。
揚穀コンベア41の上端は、グレンタンク50の側部に形成された投入筒42を介して、当該グレンタンク50の内部空間と接続されている。また、揚穀スクリュー41aが備える回転軸の上端には、図略の回転板が取り付けられている。回転板は、揚穀スクリュー41aとともに回転し、穀粒を投入筒42へ向けて送り出して、投入筒42の開口である投入口43からグレンタンク50に投入する。
次に、グレンタンク50内の穀粒が排出オーガ60によって排出されるまでの構成を説明する。
グレンタンク50の底部には、底コンベア51が配置されている。この底コンベア51は、機体前後方向に配置された軸を中心として回転する底スクリュー51aを備えている。底スクリュー51aは、エンジン80の動力により回転し、穀粒を後方へ搬送する。
排出オーガ60は、グレンタンク50の後方に配置される縦オーガ筒60aと、縦オーガ筒60aの上端に接続される横オーガ筒60bと、を備える。縦オーガ筒60aの下端部は、底コンベア51の後端部に接続されている。縦オーガ筒60aの内部には縦スクリュー60cが配置され、横オーガ筒60bの内部には横スクリュー60dが配置される。
底スクリュー51aと縦スクリュー60cとの間、及び、縦スクリュー60cと横スクリュー60dとの間は、それぞれ図略のべべルギアにより連結される。従って、縦スクリュー60c及び横スクリュー60dは、底スクリュー51aから動力が伝達されて回転する。
この構成で、底スクリュー51aの回転によってグレンタンク50の後方に搬送された穀粒は、縦スクリュー60cによって上方へ搬送された後、横スクリュー60dによって横オーガ筒60bの先端まで搬送され、排出口から排出される。
次に、グレンタンク50の構成を詳しく説明する。
図2に示すように、コンバイン1の後部右側に露出するようにして、第1サイドカバー(サイドカバー)54と、第2サイドカバー55と、第3サイドカバー61と、縦サイドカバー63と、が配置されている。第1サイドカバー54、第2サイドカバー55、第3サイドカバー61及び縦サイドカバー63は、何れもグレンタンク50に取り付けられている。
第1サイドカバー54は、グレンタンク50の外面に露出すると同時に、当該グレンタンク50の内壁を形成している。そして、当該グレンタンク50に穀粒を投入する投入口43は、第1サイドカバー54よりやや上方(第1サイドカバー54の下縁より上方)に配置されるとともに、第1サイドカバー54の内面と略対面するように、右方に向けられている。従って、投入口43からグレンタンク50に投入される穀粒は、その多くが第1サイドカバー54の内面に当たり、長期間の使用に伴って損耗が進行するおそれがある。
そこで本実施形態では、第1サイドカバー54だけを容易に交換できるように構成されている。
以下、第1サイドカバー54を交換する方法を詳細に説明する。グレンタンク50の右側面を覆うカバーは、第3サイドカバー61、第1サイドカバー54、及び第2サイドカバー55である(なお、縦サイドカバー63は、グレンタンク50の背面にヒンジ64,65を介して取り付けられている)。
そして、上側の第3サイドカバー61と下側の第2サイドカバー55は、後述の固定部材でグレンタンク50に引っ掛けることで固定されている。従って、第3サイドカバー61は持ち上げることで取り外すことができ、第2サイドカバー55は取手55aに手を掛けて上げることで取り外すことができる。
図4には、グレンタンク50から第3サイドカバー61及び第2サイドカバー55を取り外した状態が示されている。グレンタンク50は、図4に示すように、前面板91と、背面板92と、左側面板93と、コンベア樋94と、天板95と、を備えている。
前面板91、背面板92、及び左側面板93は、グレンタンク50の縦壁を構成している。左側面板93には、前述した投入筒42が固定されている。コンベア樋94はグレンタンク50の底部に配置され、このコンベア樋94に前記底コンベア51が配置される。天板95は、グレンタンク50の天井壁を構成している。
グレンタンク50の右側面は、第1サイドカバー54のほか、内側上カバー81と、内側下カバー(カバー部材)82と、によって覆われている。第1サイドカバー54、内側上カバー81、及び内側下カバー82は、グレンタンク50の内壁を形成している。内側上カバー81は第1サイドカバー54の上方に配置され、内側下カバー82は第1サイドカバー54の下方に配置されている。
そして、第3サイドカバー61を取り外すことで内側上カバー81が露出され、第2サイドカバー55を取り外すことで内側下カバー82が露出される。内側上カバー81には、第3サイドカバー61を引っ掛けて固定するための固定部材86が配置され、内側下カバー82には、第2サイドカバー55を引っ掛けて固定するための固定部材87が配置される。
そして、第3サイドカバー61及び第2サイドカバー55を取り外すことで、第1サイドカバー54の上縁及び下縁が露出される。この上縁及び下縁に配置されている図略のボルト(締結具)を外すとともに、第1サイドカバー54の前縁及び後縁の図略のボルトを外すことで、第1サイドカバー54を取り外すことができる。
図5には、第1サイドカバー54を取り外した状態が示されている。これにより、グレンタンク50の右側面の上半部を開放して、グレンタンク50の内部のメンテナンスを容易に行うことができる。また、上述したとおり、損耗し易い第1サイドカバー54だけを取り外して交換できるので、メンテナンスの費用及び手間を低減できる。
なお、内側上カバー81及び内側下カバー82もグレンタンク50の本体にボルトで固定されているので、ボルトを外すことで取り外すことができる。図6には、内側下カバー82を取り外した状態が示されている。これにより、グレンタンク50の右側面の下半部も開放されるので、底コンベア51(底スクリュー51a)等のメンテナンスが行い易くなる。
図5及び図6に示すように、グレンタンク50を構成する前面板91の右端部と、背面板92の右端部と、を繋ぐようにして、前後方向に細長い補強部材56が設置されている。補強部材56の前端部は、グレンタンク50の前面板91の上下方向中央部やや下の部位に連結され、後端部は、背面板92の上下方向中央部に連結されている。
図5及び図6に示すように、補強部材56は、第1サイドカバー54を取り外すことで形成される開口の下縁部に配置されている。言い換えれば、補強部材56は、第1サイドカバー54と内側下カバー82(第2サイドカバー55)の境界部分に配置される。なお、第1サイドカバー54を取り付けた状態では、図4に示すように、補強部材56は第1サイドカバー54の下縁部で覆われ、殆ど露出しない。
この構成により、グレンタンク50の右側部に開放部分を設けたとしても、補強部材56をグレンタンク50の右側部に設置することによって、グレンタンク50の強度を維持することができる。また、貯留される穀粒の圧力は、グレンタンク50の上側より下側の方が大きくなるが、補強部材56をグレンタンク50の中央又はやや下側に配置することによって、グレンタンク50を効果的に補強することができる。
図2及び図6に示すように、グレンタンク50の前面板91は、上下方向中央よりやや下側の部分において屈曲しており、この屈曲部91aを境にして、前面板91の上側がエンジン80の上方の空間に(前方に)張り出している。これにより、グレンタンク50の容量を大きくすることができる。そして、補強部材56の前端は、グレンタンク50の前面板91において応力が集中し易い前記屈曲部91aに接続されている。従って、グレンタンク50の剛性を効果的に向上させることができる。
また、補強部材56は前端から後端に近づくに従って位置が高くなるように配置されており、グレンタンク50に対して斜めに連結された状態となっている。これにより、グレンタンク50が撓みにくくなっている。また、補強部材56には第1サイドカバー54が固定されているので、グレンタンク50の強度の更なる向上が実現されている。
補強部材56は、グレンタンク50の右側の開放部分を上下に分割するように配置されている。そして、分割された上半部は第1サイドカバー54で覆われ、下半部は内側下カバー82で覆われる。これにより、第1サイドカバー54や内側下カバー82を取り外したときに、補強部材56が邪魔にならないように大きく開放させることができる。
次に、グレンタンク50をコンバイン1の機体から右方に開くように旋回させるための構成を説明する。
図5等に示すように、グレンタンク50の背面板92の上部には第1回動筒96が取り付けられ、背面板92の下部には第2回動筒97が取り付けられる。2つの回動筒は、縦オーガ筒60aの外側に被せられ、回転可能に構成されている。
これにより、グレンタンク50は、縦オーガ筒60aの軸線を中心として左右方向に旋回可能に支持されており、図7に示すように右側に開くことが可能になっている。これにより、グレンタンク50や周辺部のメンテナンスを容易に行うことができる。
図5等に示すように、縦サイドカバー63は、第1サイドカバー54、第2サイドカバー55及び第3サイドカバー61の後方に配置されている。縦サイドカバー63は、縦オーガ筒60aを覆うように、後端部が機体中央側にL字状に曲げられている。縦サイドカバー63は、縦オーガ筒60a等が外部からの衝撃により破損することを防止している。
また、縦サイドカバー63と、グレンタンク50の背面板92と、の間には、ヒンジ64,65が備えられている。これにより、上下方向の軸を中心にして縦サイドカバー63を外側に開くことができるので、縦オーガ筒60a等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
そして、図7で説明したようにグレンタンク50を外側に旋回させる際には、縦サイドカバー63を予めグレンタンク50の右側面に対してヒンジ64,65を境に屈曲させておくことで、縦サイドカバー63が縦オーガ筒60a等と干渉してしまうことを防止し、グレンタンク50を大きく旋回させることができる。
以上に説明したように、本実施形態のコンバイン1は、脱穀装置30と、グレンタンク50と、第1サイドカバー54と、を備える。脱穀装置30は、穀稈から穀粒を分離する。グレンタンク50は、脱穀装置30で分離された穀粒を貯留するものであり、機体左右一側を開放させるように構成されている。第1サイドカバー54は、グレンタンク50の開放部分の一部を覆うとともに、取外し可能に構成されている。コンバイン1は、第1サイドカバー54を取り外すことで形成される開口の縁部に配置される補強部材56を備える。補強部材56の前端部は、グレンタンク50の前面の上下方向における中央より下の部位に接続される。補強部材56の後端部は、グレンタンク50の背面の上下方向における中央の部位に接続される。
これにより、第1サイドカバー54が損耗した場合でも、第1サイドカバー54だけを取り外して交換できるので、メンテナンスのコスト及び手間を低減できる。また、補強部材56はグレンタンク50の開放部分を補強するので、グレンタンク50の強度を良好に維持することができる。更に、グレンタンク50において貯留される穀粒の圧力が大きくなる中央又は下部に補強部材56が配置されるので、グレンタンク50の補強を効果的に行うことができる。
また、本実施形態のコンバイン1において、グレンタンク50の前面(前面板91)には屈曲部91aが形成される。グレンタンク50の前面は、屈曲部91aを境にして、当該屈曲部91aより上側の部分が前方に張り出すように形成されている。補強部材56の前端は、屈曲部91aに接続される。
これにより、グレンタンク50の上側が前方に張り出す形状となるため、グレンタンク50の容量を増やすことができる。また、応力が集中し易い屈曲部91aに補強部材56が連結されるので、グレンタンク50の剛性を効果的に向上させることができる。
また、本実施形態のコンバイン1において、補強部材56は、前端部と後端部とで高さが異なるように配置されている。
これにより、補強部材56がグレンタンク50に対して斜めに連結されるので、グレンタンク50の撓みを防止できる。
また、本実施形態のコンバイン1において、補強部材56は、グレンタンク50の開放部分を上下方向に分割するように構成される。第1サイドカバー54は、補強部材56で分割された開放部分を覆うように構成される。また、コンバイン1は、第1サイドカバー54で覆われない開放部分を覆う内側下カバー82を備える。
これにより、第1サイドカバー54や内側下カバー82をそれぞれ個別に交換できるので、グレンタンク50が損耗又は破損した場合の修理が容易になる。
また、本実施形態のコンバイン1において、グレンタンク50に穀粒を投入する投入口43は、第1サイドカバー54の下縁より高い位置に配置されている。
これにより、投入口43からグレンタンク50に投入される穀粒が当たり易くなる第1サイドカバー54を交換可能に構成されているので、穀粒の衝突による損耗に対応したメンテナンスを低コストで行うことができる。
次に、図8を参照して、上記実施形態の変形例を説明する。
図8に示す変形例においては、グレンタンク50xの背面板92に屈曲部(第2屈曲部92a)を設けて、この第2屈曲部92aと、前面板91の屈曲部91aと、を補強部材56で連結するように構成している。これにより、グレンタンク50xの剛性を保ちながら、グレンタンク50xの容量を増加させることができる。
以上に説明したように、本変形例のコンバインにおいては、グレンタンク50xの前面板91に屈曲部91aが形成され、背面板92に第2屈曲部92aが形成される。補強部材56の前端は、屈曲部91aに連結される。補強部材56の後端は、第2屈曲部92aに連結される。
これにより、グレンタンク50xの前面及び背面に屈曲部91a,92aを設けることで、グレンタンク50xにより多くの穀粒を貯留できる。また、補強部材56が前面及び背面の屈曲部91a,92a同士を補強するように接続するため、グレンタンク50xの剛性を効果的に向上させることができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記の実施形態では、グレンタンク50の右側部の開放部分を第1サイドカバー54と、内側下カバー82と、で覆う構成であるが、3以上のカバー部材でグレンタンク50を覆う構成でも良い。
上記の実施形態では、補強部材56は第1サイドカバー54と内側下カバー82との境界部分に配置されているが、例えば第1サイドカバー54と内側上カバー81との境界部分に補強部材56を設置しても良い。
また、上記の実施形態では補強部材56は前下がり状となるように配置されているが、前上がり状に配置しても良い。
上記の実施形態では、グレンタンク50の右側部に1つの補強部材56を設けることで、グレンタンク50の強度を保つ構成であるが、2以上の補強フレームを設けて、更にグレンタンク50の強度を上げる構成でも良い。また、2以上の補強部材の方向を異ならせて、例えば、たすき掛けになるようにグレンタンク50の右側部に配置しても良い。
上記の実施形態では、グレンタンク50の開放部分において、第1サイドカバー54の上側は、内側上カバー81と第3サイドカバー61とで2重に覆われているが、例えば第3サイドカバー61を省略しても良い。同様に、第1サイドカバー54の下側は、内側下カバー82と第2サイドカバー55とで2重に覆われているが、例えば第2サイドカバー55を省略しても良い。
上記の実施形態では、グレンタンク50を電動モータにより旋回させているが、手動でグレンタンク50の位置変更を行う構成でも良い。
30 脱穀装置(脱穀部)
40 選別装置
50 グレンタンク
54 第1サイドカバー(サイドカバー)
56 補強部材
82 内側下カバー(カバー部材)
91 前面板
91a 屈曲部
92 背面板
92a 第2屈曲部

Claims (6)

  1. 穀稈から穀粒を分離する脱穀部と、
    前記脱穀部で分離された穀粒を貯留する、機体左右一側を開放させた構成のグレンタンクと、
    前記グレンタンクの開放部分の一部を覆う、取外し可能なサイドカバーと、
    を備え、
    前記サイドカバーを取り外すことで形成される開口の縁部に配置される補強部材を備え、
    前記補強部材の一端は、前記グレンタンクの前面の上下方向における中央又は中央より下の部位に連結され、
    前記補強部材の他端は、前記グレンタンクの背面の上下方向における中央又は中央より下の部位に連結されることを特徴とするコンバイン。
  2. 請求項1に記載のコンバインであって、
    前記グレンタンクの前面には屈曲部が形成され、
    前記グレンタンクの前面は、前記屈曲部を境にして、当該屈曲部より上側の部分が前方に張り出すように形成されており、
    前記補強部材の一端は、前記屈曲部に連結されることを特徴とするコンバイン。
  3. 請求項1又は2に記載のコンバインであって、
    前記補強部材は、一端と他端とで高さが異なるように配置されていることを特徴とするコンバイン。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載のコンバインであって、
    前記補強部材は、前記グレンタンクの開放部分を上下方向に分割するように構成され、
    前記サイドカバーは、前記補強部材で分割された開放部分を覆うように構成され、
    前記サイドカバーで覆われない前記開放部分を覆うカバー部材を備えることを特徴とするコンバイン。
  5. 請求項4に記載のコンバインであって、
    前記グレンタンクに穀粒を投入する投入口は、前記サイドカバーの下縁より高い位置に配置されることを特徴とするコンバイン。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載のコンバインであって、
    前記グレンタンクの前面に屈曲部が形成され、
    前記グレンタンクの背面に第2屈曲部が形成され、
    前記補強部材の一端は、前記屈曲部に連結され、
    前記補強部材の他端は、前記第2屈曲部に連結されることを特徴とするコンバイン。
JP2014197153A 2014-09-26 2014-09-26 コンバイン Pending JP2016067221A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014197153A JP2016067221A (ja) 2014-09-26 2014-09-26 コンバイン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014197153A JP2016067221A (ja) 2014-09-26 2014-09-26 コンバイン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016067221A true JP2016067221A (ja) 2016-05-09

Family

ID=55863316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014197153A Pending JP2016067221A (ja) 2014-09-26 2014-09-26 コンバイン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016067221A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019062843A (ja) * 2017-10-03 2019-04-25 株式会社クボタ コンバイン
JP2019062844A (ja) * 2017-10-03 2019-04-25 株式会社クボタ コンバイン
CN110149892A (zh) * 2019-05-17 2019-08-23 江苏大学 一种储卸粮箱和联合收割机
KR20200019852A (ko) 2017-06-26 2020-02-25 가부시끼 가이샤 구보다 수확기
JP2022104755A (ja) * 2020-12-29 2022-07-11 株式会社クボタ グレンタンク

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61122669U (ja) * 1985-01-21 1986-08-02
JPH0350839U (ja) * 1989-09-19 1991-05-17
JP2004261117A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Kubota Corp コンバインの穀粒タンク
JP2011234653A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Kubota Corp コンバインのカバー取り付け構造
CN102845177A (zh) * 2011-06-29 2013-01-02 井关农机株式会社 联合收割机
JP2013132266A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Iseki & Co Ltd コンバイン

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61122669U (ja) * 1985-01-21 1986-08-02
JPH0350839U (ja) * 1989-09-19 1991-05-17
JP2004261117A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Kubota Corp コンバインの穀粒タンク
JP2011234653A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Kubota Corp コンバインのカバー取り付け構造
CN102845177A (zh) * 2011-06-29 2013-01-02 井关农机株式会社 联合收割机
JP2013009633A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Iseki & Co Ltd コンバイン
JP2013132266A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Iseki & Co Ltd コンバイン

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200019852A (ko) 2017-06-26 2020-02-25 가부시끼 가이샤 구보다 수확기
JP2019062843A (ja) * 2017-10-03 2019-04-25 株式会社クボタ コンバイン
JP2019062844A (ja) * 2017-10-03 2019-04-25 株式会社クボタ コンバイン
CN110149892A (zh) * 2019-05-17 2019-08-23 江苏大学 一种储卸粮箱和联合收割机
CN110149892B (zh) * 2019-05-17 2021-07-20 江苏大学 一种储卸粮箱和联合收割机
JP2022104755A (ja) * 2020-12-29 2022-07-11 株式会社クボタ グレンタンク

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016067221A (ja) コンバイン
EP2663175B1 (en) Combine harvester grain cleaning apparatus
JP4924099B2 (ja) コンバイン
CN108283049B (zh) 联合收割机
JP5609588B2 (ja) 汎用コンバイン
JP5739709B2 (ja) 脱穀装置
JP5146687B2 (ja) コンバイン
JP2013111009A (ja) コンバイン
JP2007068403A (ja) コンバイン
JP4893111B2 (ja) コンバイン
JP2014176373A (ja) コンバインベーラ
JP5174059B2 (ja) 全稈投入型コンバインの脱粒穀稈排出構造
CN202104061U (zh) 联合收割机
JP7007991B2 (ja) コンバイン
JP4609657B2 (ja) コンバインのグレンタンク
JP2014014327A (ja) 普通型コンバインの脱穀装置
JP6889869B2 (ja) コンバイン
JP7085902B2 (ja) 扱胴
JP2012249528A (ja) コンバイン
JP6861111B2 (ja) 収穫機
JP5406977B2 (ja) 全稈投入型コンバインの脱穀装置
JP2008000033A (ja) コンバイン
JP6324345B2 (ja) コンバイン
JP3976068B2 (ja) コンバインのグレンタンク
WO2018230162A1 (ja) コンバイン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180730