JP4924099B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、グレンタンクおよび穀粒排出装置を備えたコンバインに関するものである。
従来、走行装置を設けた機体フレームの上方に脱穀装置を設け、該脱穀装置の側方にグレンタンクを設け、該グレンタンクの底部に、グレンタンク内の穀粒を外部へ排出する底部排出装置を設け、該底部排出装置の終端は接続部材の横筒部に接続し、前記接続部材の縦筒部には揚穀する排出用縦揚穀装置の下部を接続し、該排出用縦揚穀装置の上部に排出オーガの基部を接続し、前記接続部材は、前記縦筒部を前記横筒部の後側に略垂直に立ち上げ、側面視L型形状に形成し、横筒部と縦筒部の交差部の接続部材内には排出装置へ伝達する回転を排出用縦揚穀装置に伝達する傘歯車を設けた構成は、公知である。(特許文献1参照)。
特開平4−365423号公報
前記特許文献1記載の技術は、排出装置が排出した穀粒の搬送方向を接続部材内で、横方向から縦方向(上方)に切り替えるもので、上方に押し上げながら排出用縦揚穀装置の下部に引き継ぎ、排出用縦揚穀装置により揚穀する構成のため、穀粒は横筒部から縦筒部に移送されるときに後方から押され、かつ、押し上げられる圧力が掛かって、損傷するという課題がある。
また、接続部材内に、傘歯車を収納した伝動ケース部を設けているため、接続部材内の穀粒の搬送通路の空間容積が狭くなり、この点でも、穀粒の損傷の原因となるだけでなく、詰まりが発生しやすいという課題がある。
本発明は、穀粒の損傷の少ない排出装置を提供するべく、接続部材の形状および伝動機構について特段の工夫をしたものである。
本発明は、上述の課題を解決するべく、以下のような技術的手段を講じる。
請求項1記載の発明は、グレンタンク(20)の底部に、該グレンタンク(20)内の穀粒を外部へ排出する底部排出螺旋(38)を設け、該底部排出螺旋(38)の搬送終端部側に、接続部材(22)に形成された前後方向の横筒部(26)を連通させて設け、該接続部材(22)に形成された上下方向の縦筒部(27)の上部に揚穀装置(25)の下部を接続し、該揚穀装置(25)の上部に上部排出装置(28)の基部を接続したコンバインにおいて、前記縦筒部(27)の軸芯を横筒部(26)の軸芯に対して一側に外れた位置に配置し、該縦筒部(27)と横筒部(26)とを連通口(30)を介して連通させ、前記横筒部(26)の後壁部(26b)側から該横筒部(26)の内部へ向けて支持筒(36)を片持ち状態で延出させ、エンジン(55)の駆動力が入力される入力軸(40)の前端部を該支持筒(36)の先端部に軸受けし、該入力軸(40)の前端部に、支持筒(36)の先端部から基部までを包囲し、外周部に穀粒跳ね出し用の羽根板(29)を有する回転筒(37)を取り付け、該入力軸(40)の前端部を前記底部排出螺旋(38)の後端部に接続し、該入力軸(40)における後壁部(26b)よりも後側の部位と、前記揚穀装置(25)に設けた揚穀螺旋軸(46)の下部の間に、該入力軸(40)と揚穀螺旋軸(46)を連動させる伝動機構(A)を設けたことを特徴とするコンバインとしたものである。
請求項2記載の発明は、前記入力軸(40)の前端部と底部排出螺旋(38)の後端部との間に、前記横筒部(26)内に配置された引継ぎ移送用の螺旋(23)を設けたことを特徴とする請求項1記載のコンバインとしたものである。
請求項3記載の発明は、前記揚穀螺旋軸(4)の下部を連通口(30)の側方に臨ませて配置したことを特徴とする請求項1または請求項2記載のコンバインとしたものである。
請求項4記載の発明は、前記横筒部(26)における連通口(30)とは反対の部位掃除口(26a)を設け、該掃除口(26a)に開閉自在の蓋(31)を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載のコンバインとしたものである。
請求項記載の発明は、前記入力軸(40)の前端部と底部排出螺旋(38)の後端部を接続および分離自在とする接続部(24)を設け、前記グレンタンク(20)を、機体フレーム(1)側の縦軸(22a)によって機体外側方へ回動自在に取り付けたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項記載のコンバインとしたものである。
請求項1記載の発明によると、接続部材22内における横筒部26から縦筒部27への穀粒移送通路の広さを確保でき、移送される穀粒の損傷や詰まりの発生を少なくすることができる。また、エンジン55の駆動力が入力される入力軸40の前端部が、接続メタル22内において、片持ち状態でありながら、強固に支持されるため、もし接続メタル22内で穀粒の詰まりが発生しても、入力軸40の軸受け部等が破損しにくくなり、耐久性を向上させることができる。
そして、横筒部(26)内に送り込まれた穀粒を、羽根板(29)によって跳ね出して連通口(30)を通過させ、縦筒部(27)へ送ることができるため、接続メタル(22)内での穀粒の流れが円滑化され、この接続メタル(22)内での穀粒の詰まりを少なくすることができる。
請求項記載の発明によると、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、底部排出螺旋(38)の搬送終端部から引継ぎ移送用の螺旋(23)によって穀粒を引き継いで横筒部6)内に送り込むことができるため、穀粒の排出を円滑に行うことができる。
請求項記載の発明によると、上記請求項1または請求項2記載の発明の効果に加えて、連通口30を通過して縦筒部27側に流入した穀粒が、揚穀螺旋軸46の螺旋に円滑に引き継がれて揚穀されるため、接続部材22内における穀粒の損傷や詰まりが少なくなり、穀粒の排出を円滑に行うことができる。
請求項記載の発明によると、上記請求項1または請求項2または請求項3記載の発明の効果に加えて、蓋31を取り外すと、掃除口26aが開放されて接続部材22の内部のメンテナンスを容易に行うことができる。
請求項記載の発明によると、上記請求項1から請求項4のいずれか一項記載の発明の効果に加えて、接続部24によって入力軸40の前端部と底部排出螺旋38の後端部を分離することによって、グレンタンク20を機体外側方へ回動させ、このグレンタンク20に隠れていた機体各部の整備点検を容易に行うことができる。
本発明におけるコンバインの実施の形態を、全稈投入型のコンバインを例示して説明する。
図1、図2に示すように、機体フレーム1の下側にクローラ式の走行装置2を設け、機体フレーム1の上側に脱穀装置3を設け、この脱穀装置3及びキャビンによって覆われた操縦部4の前方に刈取部5を昇降自在に設ける。
前記刈取部5の構成について説明する。
まず、左右の側壁6と、刈取穀稈を左右一側へ移送するオーガ8と、このオーガ8の下方に位置する底板9と、前記左右の側壁6と底板9とを連結するように設けた後板10により、オーガフレーム11を構成する。このオーガフレーム11には、リール12と、刈刃13と、オーガ8を取り付ける。
そして、このオーガフレーム11の後面側に搬送エレベータ14の先端部を取り付け、この搬送エレベータ14の後端部を前記脱穀装置3の脱穀室に連通させる。前記搬送エレベータ14は、前記操縦部4の側方に位置させる。また、刈取部5は、搬送エレベータ14と共に、搬送エレベータ14の後端部を中心として上下動するように構成する。
図1、図2に示すように、前記脱穀装置3の側方には、この脱穀装置3で脱穀された穀粒を、揚穀装置15によって投入して一時的に貯留するグレンタンク20を設ける。このグレンタンク20内には、内部に貯留されていた穀粒を外部へ排出する螺旋式の排出装置21(底部排出螺旋38によって形成される。)を設ける。この排出装置21の終端は、前記機体フレーム1に設けた接続メタル(接続部材)22内に臨ませ、この接続メタル22内に配置した引継ぎ螺旋(引継ぎ移送用の螺旋)23の先端の接続部24にカップリング接合によって係合離脱自在に係合させる。
図3、図4に示すように、前記接続メタル22は、排出装置21と排出用縦揚穀装置(揚穀装置)25とを接続するものであり、前後方向の横筒部26と上下方向の縦筒部27とにより構成する。そして、縦筒部27の軸芯(後述する排出用縦揚穀装置25の揚穀螺旋軸46の軸芯に一致する。)を、横筒部26の軸芯(引継ぎ螺旋23の軸芯に一致する。)の上方から側方へ外れた位置に設ける。前記横筒部26には排出装置21の後端部を接続し、縦筒部27には排出用縦揚穀装置25の下部を接続し、排出用縦揚穀装置25の上部には排出オーガ(上部排出装置)28の基部を接続する。
そして、前記横筒部26と縦筒部27を、連通口30によって連通させる。これにより、排出装置21の底部排出螺旋38および引継ぎ螺旋23により横筒部26まで搬送された穀粒が、連通口30から縦筒部27内に流入し、排出用縦揚穀装置25に引き継がれて揚穀される。
このため、排出装置21から排出用縦揚穀装置25に至る間の穀粒の損傷が少なく、穀粒の詰まりの発生も少なくなる。
即ち、図10に示すように、従来は、排出装置21と排出用縦揚穀装置25は、側面視L型の接続メタル22を通路として穀粒を上方へ押し上げる構成である。また、この構成において、横方向と縦方向の交差部分には螺旋による搬送力が作用しにくい。このため、この交差部分で穀粒の損傷が起こり、また、穀粒が詰まる原因となっていた。本発明は、このような問題を解消しようとするものである。
しかして、前記連通口30の反対側の横筒部26に掃除口26aを開口させ、この掃除口26aに開閉自在あるいは着脱自在の蓋31を取り付ける。
前記接続メタル22内において連通口30を形成した部分には引継ぎ螺旋23は臨ませず、後述するように、該引継ぎ螺旋23と一体で回転する跳ね出し用の羽根板29を臨ませる。これによって、横筒部26内を引継ぎ螺旋23によって搬送されてきた穀粒を、羽根板29によって連通口30を積極的に通過させて縦筒部27内へ送り込むことができる。
また、蓋31を取り外すと、掃除口26aが開放されて接続メタル22の内部のメンテナンスを容易に行うことができる。更に、羽根板29を掃除口26aとは反対の側に回転させておけば、接続メタル22内部のメンテナンス空間が更に大きくなり、掃除口26aから容易に手や道具を入れてメンテナンスを行うことができる。尚、前記横筒部26の底面は、掃除口26a側が低くなるように傾斜させており、掃除口26aからの穀粒等の排出を容易化している。
また、縦筒部27にも掃除口27aを開口させ、この掃除口27aに開閉自在または着脱自在の蓋32を取り付ける。
即ち、縦筒部27の軸芯を横筒部26の軸芯の上方から一側に外れた位置に設けることによって、横筒部26だけでなく、縦筒部27にも掃除口27aを設けることができる。これによって、接続メタル22の内部のメンテナンスを容易に行うことができる。
しかして、横筒部26の後面側に伝動ケース33を取り付ける。
前記伝動ケース33の前側にはフランジ部35を一体成形して設け、このフランジ部35の前側に支持筒36を一体成形して設ける。前記横筒部26の後端部の開口部から支持筒36を挿し込み、フランジ部35を横筒部26の後端面に接合した状態で固定する構成である。このフランジ部35によって横筒部26の後端部の開口部を塞ぐことにより、後壁部26bが形成される。
そして、エンジン55の駆動力が入力される入力軸40を、伝動ケース33内に設けたベアリング33aと支持筒36の先端部に設けたベアリング36aとによって3点で軸受けする。
また、支持筒36の外周には、回転筒37を嵌合させて設ける。該回転筒37は、その前後方向中間部の内周部を前記入力軸40の前端部に取り付け、支持筒36の先端部から基部までを囲い、前端部の外周に前記引継ぎ螺旋23を設ける。これにより、引継ぎ螺旋23は、接続メタル22における横筒部26の内部に配置される。
この回転筒37の外周において、前記連通口30に臨む部位には螺旋を設けず、前述したように、穀粒を跳ね出す羽根板29を設ける。
更に、回転筒37の後端部に大径部37aを設け、この大径部37aの内周部と支持筒36の基部の外周部との間にベアリング37bを設けて、回転筒37の後部を軸受けする。また、前記大径部37aの後端外周部には鍔部37cを取り付ける。
以上の構成により、入力軸40と支持筒36と回転筒37及び引継ぎ螺旋23は、長いスパンで支持され、接続メタル22内において、片持ち状態でありながら、強固に支持される。このため、接続メタル22内で穀粒の詰まりが発生しても、入力軸40の軸受け部が破損しにくくなり、耐久性を向上させることができる。更に、回転筒37の後端部もベアリング37bによって軸受けされているために、この回転筒37の支持強度が向上し、回転筒37および引継ぎ螺旋23の姿勢が安定する。これによって、回転筒37の内周面が支持筒36の外周面に干渉して摩耗することが少なくなり、耐久性を向上させることができる。
また、引継ぎ螺旋23が横筒部26の内部に配置されているために、底部排出螺旋38の搬送終端部から、この引継ぎ螺旋23によって穀粒を引き継いで横筒部26内に送り込むことができる。そして、この引継ぎ螺旋23に続く羽根板29によって穀粒を跳ね出し、連通口30を通過させて縦筒部27へ送ることができる。これによって、接続メタル22内での穀粒の流れが円滑化され、この接続メタル22内での穀粒の詰まりを少なくすることができる。
また、接続メタル22内では、穀粒によって大きな圧力が掛かるが、鍔部37cによって、横筒部26の後端部の開口部とフランジ部35の接合面から、穀粒が漏れ出すことを防止できる。
また、前記引継ぎ螺旋23の先端部に設けた接続部24は、その前端縁部に形成した溝部を、排出装置21の底部排出螺旋38の後端部に直交状態に固定したピン38aに対して噛み合わせるように構成する。これにより、接続部24は、排出螺旋38の後端部に対して接続及び分離自在となる。
尚、前記排出用縦揚穀装置25の揚穀螺旋軸46の下部は、連通口30の側方に臨ませて配置される。これにより、連通口30を通過して縦筒部27側に流入した穀粒は、揚穀螺旋軸46の螺旋に円滑に引き継がれて揚穀される。従って、この縦筒部27内における穀粒の損傷や詰まりが少なくなり、穀粒の排出を円滑に行うことができる。
そして、接続メタル22の前端部と、グレンタンク20の後壁の下部に取り付けた前側接続メタル20aの後端部とを、縦軸22aによって回動自在に軸支持する。また、排出用縦揚穀装置25を縦軸回動自在に保持する保持部材にも、前記縦軸22aと同一軸芯の縦軸22bを設ける。この縦軸22a、22bを中心として、グレンタンク20を、機体フレーム1側に対して、外側方へ回動自在に取り付ける。これによって、グレンタンク20は、機体フレーム1上の作業位置と、機体フレーム1上から外側へ退避した点検位置とにわたって回動自在となる。このように、グレンタンク20を外側方へ回動させることによって、このグレンタンク20に隠れていた脱穀装置3の奥側の部分や、機体フレーム1の上部の点検や整備を容易に行うことができる。また、このようにグレンタンク20を外側方へ回動させると、前側接続メタル20aの後端面が接続メタル22の前端面から分離されるため、この部分に残留していた穀粒を容易に除去することができ、整備作業の能率が向上する。
次に、上記穀粒排出装置関係の伝動構成について説明する。
前記入力軸40において、伝動ケース33よりも後側に突出した端部には、入力プーリ41を取り付ける。また、この入力軸40において、伝動ケース33内における前記フランジ部35よりも後側の部位に、傘歯車42を取り付け、この傘歯車42に、縦軸回転する傘歯車43を噛み合わせる。
前記傘歯車43は、縦軸44の上端部に取り付け、縦軸44は伝動ケース33の下部にベアリング33bによって軸受けする。そして、前記縦軸44における前記伝動ケース33よりも下方に突出した部位に、伝動スプロケット45を取り付ける。この伝動スプロケット45と、前記揚穀螺旋軸46の下部に取り付けた伝動スプロケット47に無端チェン48を巻き掛ける。また、前記伝動スプロケット45と伝動スプロケット47と無端チェン48を、ケース50によって包囲する。尚、上記伝動スプロケット45と伝動スプロケット47に無端チェン48を巻き掛けた機構を、伝動機構Aと称する。
以上の構成により、横筒部26の軸芯と縦筒部27の軸芯が互いに同一平面上に位置しないように、一側へ外れた位置に配置して、連通口30を介して横筒部26から縦筒部27へ穀粒を流入させる構成である。しかも、このような構成でありながら、入力プーリ41に入力されるエンジン動力を、底部排出螺旋38および揚穀螺旋軸46に伝達させることができ、接続メタル22の周囲の空間を利用して伝動機構を合理的に配置することができる。
即ち、入力軸40における連通口30よりも後側の部位に設けた傘歯車42に、縦軸回転の傘歯車43を噛み合わせた構成であるため、側面視において、横筒部26から縦筒部27への搬送通路内に傘歯車が位置しない。これによって、接続メタル22内における搬送通路の広さを充分に確保でき、穀粒の流れが円滑になり、穀粒の詰まりを少なくすることができる。また、伝動機構Aをこのように構成することにより、この伝動機構Aの取り付けに要する空間を最小限にでき、機体を小型化することができる。
次に、エンジン55からの伝動機構について説明する。
図9に示すように、エンジン55からの伝動経路中にPTO軸部56を設ける。具体的には、前記入力プーリ41に回転動力を伝動する中間プーリ57を、該入力プーリ41よりも機体内側に設け、この中間プーリ57を設けた中間軸58の端部にPTO軸部56を形成する。
これにより、グレンタンク20と脱穀装置3の間の空間部にPTO軸部56を設け、このPTO軸部56によって、大豆刈取用の回転刃や掃除用の高圧空気噴出装置等(いすれも図示省略)の後付けの作業機への駆動力を供給することができる。
尚、図9において、60は伝動ベルト、61はギヤボックス、62は中間プーリ、63は脱穀装置3の前側部分に設けた中間プーリ、64は伝動ベルト、81は走行ミッションケース、82は油圧式無段変速装置、83は刈取クラッチ、84は主唐箕、85は副唐箕、86は一番移送螺旋、87は二番移送螺旋、88は排塵ファン、89は揺動選別棚、90は二番揚穀螺旋、91は第二刈刃、92は排藁切断装置である。
また、接続メタル22の後方を包囲するように後部カバー66を設ける。この後部カバー66を開放すると、接続メタル22の掃除口26aに設けた蓋31付近が開放され、点検、整備作業を一層容易に行うことができる。
次に、上記コンバインによる刈取脱穀作業について説明する。
エンジン55を始動し、走行装置2を駆動して機体を走行させると、リール12が回転して植立穀稈を掻き込み、掻き込んだ穀稈を刈刃13で刈り取る。そして、刈り取った穀稈をオーガ8によって一側へ集めてから搬送エレベータ14へ引き継ぎ、搬送エレベータ14の終端部から脱穀装置3の脱穀室へ供給して脱穀し、選別する。
これによって収穫された穀粒は、グレンタンク20に貯留され、このグレンタンク20が満杯になると、刈取作業を中断して、グレンタンク20内の穀粒を運搬車の荷台等へ排出する。
この穀粒排出作業は、排出クラッチの入り操作によって、エンジン55から入力プーリ41へ駆動力を入力することで開始される。これにより、底部排出螺旋38および引継ぎ螺旋23の回転によって搬送された穀粒が接続メタル22の横筒部26内に流入する。そして、横筒部26内に流入した穀粒は、羽根板29によって連通口30から縦筒部27側へ跳ね出される。このようにして縦筒部27内へ流入した穀粒は、排出用縦揚穀装置25の揚穀螺旋軸46の螺旋に引き継がれて揚穀される。そして、揚穀された穀粒は、排出オーガ28に引き継がれて搬送され、この排出オーガ28の先端部の排出口から運搬車の荷台等へ排出される。
このような排出作業において、上述のように、横筒部26における連通口30の反対側の部位に掃除口26aを開口させ、この掃除口26aに開閉自在あるいは着脱自在の蓋31を取り付けている。そして、この蓋31を外すことによって、接続メタル22内の連通口30に臨む部分には引継ぎ螺旋23が存在しないため、掃除口26aの開放によって接続メタル22の内部を大きく開放でき、この接続メタル22の内部の整備を容易に行うことができる。
コンバインの側面図。 グレンタンク及び穀粒排出装置部の平面図。 接続メタル部の平面図。 接続メタル部を断面して示す説明用側面図。 接続メタル部の説明用背面図。 接続メタル部周辺の側面図。 接続メタル部周辺の平面図。 接続メタル部周辺の平面図。 コンバインの伝動機構図。 接続部材周辺の分解斜視図。
20 グレンタンク
21 排出装置(底部排出装置)
22 接続部材
22a 縦軸
23 引継ぎ螺旋(螺旋)
24 接続部
25 排出用縦揚穀装置(揚穀装置)
26 横筒部
26a 掃除口
26b 後壁部
27 縦筒部
28 排出オーガ(上部排出装置)
29 羽根板
30 連通口
31 蓋
36 支持筒
37 回転筒
40 回転入力軸(入力軸)
46 揚穀軸(揚穀螺旋軸)
47 伝動スプロケット
48 無端チェン
55 エンジン
A 伝動機構

Claims (5)

  1. グレンタンク(20)の底部に、該グレンタンク(20)内の穀粒を外部へ排出する底部排出螺旋(38)を設け、該底部排出螺旋(38)の搬送終端部側に、接続部材(22)に形成された前後方向の横筒部(26)を連通させて設け、該接続部材(22)に形成された上下方向の縦筒部(27)の上部に揚穀装置(25)の下部を接続し、該揚穀装置(25)の上部に上部排出装置(28)の基部を接続したコンバインにおいて、前記縦筒部(27)の軸芯を横筒部(26)の軸芯に対して一側に外れた位置に配置し、該縦筒部(27)と横筒部(26)とを連通口(30)を介して連通させ、前記横筒部(26)の後壁部(26b)側から該横筒部(26)の内部へ向けて支持筒(36)を片持ち状態で延出させ、エンジン(55)の駆動力が入力される入力軸(40)の前端部を該支持筒(36)の先端部に軸受けし、該入力軸(40)の前端部に、支持筒(36)の先端部から基部までを包囲し、外周部に穀粒跳ね出し用の羽根板(29)を有する回転筒(37)を取り付け、該入力軸(40)の前端部を前記底部排出螺旋(38)の後端部に接続し、該入力軸(40)における後壁部(26b)よりも後側の部位と、前記揚穀装置(25)に設けた揚穀螺旋軸(46)の下部の間に、該入力軸(40)と揚穀螺旋軸(46)を連動させる伝動機構(A)を設けたことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記入力軸(40)の前端部と底部排出螺旋(38)の後端部との間に、前記横筒部(26)内に配置された引継ぎ移送用の螺旋(23)を設けたことを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記揚穀螺旋軸(46)の下部を連通口(30)の側方に臨ませて配置したことを特徴とする請求項1または請求項2記載のコンバイン。
  4. 前記横筒部(26)における連通口(30)とは反対の部位に掃除口(26a)を設け、該掃除口(26a)に開閉自在の蓋(31)を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載のコンバイン。
  5. 前記入力軸(40)の前端部と底部排出螺旋(38)の後端部を接続および分離自在とする接続部(24)を設け、前記グレンタンク(20)を、機体フレーム(1)側の縦軸(22a)によって機体外側方へ回動自在に取り付けたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項記載のコンバイン。
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