JP3768287B2 - コンバインの穀粒排出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、コンバインの穀粒排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンバインでは、脱穀した穀粒を穀粒タンクに一旦貯留し、穀粒タンク内の穀粒を縦オーガと、これに接続される横オーガとでコンバインと併走している運搬車等に排穀する方法をとっている。この場合、横オーガ先端の排穀口の位置は運搬車等の位置に応じて変更しなければならないから、縦オーガは水平回転可能、横オーガは上下動可能に構成されている。
【0003】
縦オーガ及び横オーガの回転は、実開昭60−125840号公報及び特開昭60−244708号公報に見られるように、縦オーガと穀粒タンクとの間にギアとラックを、横オーガと縦オーガとの間に伸縮シリンダを設けることで行っている。図3は前記した先行例における穀粒排出装置の一部側面図であるが、この場合、伸縮シリンダaは、縦オーガbと横オーガcとが交差するコーナー部の内側に穀粒タンクdの一部を削って設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成をとると、穀粒タンクは伸縮シリンダの存在でその容積を狭められるだけでなく、相互に干渉し合って縦オーガの回転角度が制限を受けることになる。
本発明は、伸縮シリンダを縦オーガの後方に位置させることで、このような課題を解決したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の課題下、本発明は、請求項1の、脱穀装置で脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンクと、穀粒タンクの後方に水平回転可能に設けられて穀粒タンク内の穀粒を上方へ揚げる縦オーガと、縦オーガの上部に上下動可能に接続されて縦オーガで搬送されて来た穀粒を横方向に移送して排出する横オーガとからなるコンバインの穀粒排出装置において、横オーガの後部に横オーガの上端より下方に在って縦オーガより後方に突出する板状のステーを真後ろに向けて延設するとともに、ステーと縦オーガとに横オーガの上下動用の伸縮シリンダをステーの側方で、ステーの長さよりも短い範囲に収めて介設するとともに、横オーガの作動範囲を外れた縦オーガの側方部分の穀粒タンクを横オーガの下端よりも高く増大させたことを特徴とするコンバインの穀粒排出装置を提供したものである。
【0006】
又、本発明は、以上の手段において、請求項2の、縦オーガ及び横オーガを樹脂パイプで製作したことを特徴とするコンバインの穀粒排出装置をそれぞれ提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一例を示すコンバインの穀粒排出装置の側面図、図2は平面図であるが、コンバインの穀粒排出装置は、脱穀装置(図示省略)で脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンク10と、穀粒タンク10内の穀粒を上方へ揚げる縦オーガ12と、縦オーガ12で揚送されて来た穀粒を横方向に移送して排出する横オーガ14とからなる。
【0008】
これらの配置構成は、機体フレーム16の後部左側に脱穀装置が配され、これと対向する後部右側に穀粒タンク10が配置される。穀粒タンク10は機体フレーム16上に起立させられる背の高い細長い容器である。最近の穀粒タンク10は樹脂をブロー成型して製作されることが多い。穀粒タンク10の前方にはエンジンボンネット18や座席シート20が設けられている。機体フレーム16の前後長は限られるから、穀粒タンク10とエンジンボッネット18等は互いに入り組んだ配置にしてある。
【0009】
縦オーガ12は穀粒タンク10の後部中央に支承ブラケット22等で支持されて立設される。縦オーガ12の途中の外周にはギア24が取り付けられており、このギア24は図外の油圧シリンダ等で往復運動させられるラックで駆動できるようになっており、これによって縦オーガ12は水平回転できる。
【0010】
横オーガ14はその後端が縦オーガ12の上部にフランジ結合等されて上下動可能に接続され、前部は前方に延伸している(途中をオーガレスト26で支持されている)。そして、横オーガ14の後部に縦オーガ12より後方に突出するステー28を延設するとともに、ステー28と縦オーガ12との間に伸縮シリンダ30を介設する。
【0011】
この構成により、伸縮シリンダ30を伸縮させることで、横オーガ14は上下動ができるものとなる。尚、伸縮シリンダ30は油圧・空圧シリンダや電動シリンダがあてられるが、配管等のことを考えると電動シリンダが好ましい。
【0012】
これら縦オーガ12及び横オーガ14の筒部分は、従来金属製のパイプで構成されており、非常に重量の重いものであった。しかし、最近では、少々の大径のパイプであっても、ブロー成型で強度のあるものが成型できるようになっていることから、これらも樹脂製品で代替えするのが重量、コスト面からも好ましい。
【0013】
脱穀装置で脱穀された穀粒は、その採穀口32から取り出されて脱穀装置と対向して穀粒タンク10の側面に立設される揚穀筒34で上方に揚げられ、穀粒タンク10の上部に設けられた投口36から投入される。穀粒タンク10内に貯留された穀粒は、その下部に設けられた取出口38から取り出されて縦オーガ12で揚穀される。
【0014】
縦オーガ12で揚穀された穀粒は横オーガ14に引き継がれて横方向に移送し、その先端の排穀口(図示省略)から排出される。排穀口から排出された穀粒は下に待ち受けている運搬車等に積み込まれる。
【0015】
コンバインが刈取り脱穀作業をしながら走行するときには、横オーガ14から排出される穀粒は併走している運搬車等に向けて移送する。従って、その位置合わせ等のために縦オーガ12は水平回転、横オーガ14は上下動する必要があるのは前述したとおりである。
【0016】
運搬車等は積載が一杯になると、交代しなければならない。このときのアイドルタイム等を考慮すると、穀粒タンク10の容量は大きいほど良い。しかし、スペースに制限があって、むやみに大きくできないのは前述したとおりである。一方で、縦オーガ12や横オーガ14が前述した構成をとることにより、本発明では、穀粒タンク10を以下のように構成できる。
【0017】
先ず、前方の形状であるが、前方に存在するエンジンボンネット18の上方空間に向けて上部を前方に膨出させることができる。次に、後方の形状であるが、縦オーガ12と横オーガ14が交差するコーナー部に伸縮シリンダを設けないのであるから、この部分一杯を穀粒タンクとすることができる。又、縦オーガ12と横オーガ14の作動範囲を外れた後方部分(図2のA)をタンクに形成することも可能である。更に、上方の形状については、横オーガ14が回動しない範囲ではその上部をこれよりも高くすることができる。
【0018】
【発明の効果】
以上、本発明は、前記したものであるから、即ち、横オーガを上下動させる伸縮シリンダを穀粒タンクの後方に持って行き、縦オーガと横オーガの交差部分に設けないのであるから、この部分を穀粒タンクに形成できる。従って、穀粒タンクの容積を大きくできる。又、伸縮シリンダ部分は露出しているから、そのメンテナンス等も有利になる。更に、揚穀筒の位置も前後自由に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例を示すコンバインの穀粒排出装置の側面図である。
【図2】 本発明の一例を示すコンバインの穀粒排出装置の平面図である。
【図3】 従来例の一例を示すコンバインの穀粒排出装置の一部側面図である。
【符号の説明】
10 穀粒タンク
12 縦オーガ
14 横オーガ
28 ステー
30 伸縮シリンダ

Claims (2)

  1. 脱穀装置で脱穀された穀粒を貯留する穀粒タンクと、穀粒タンクの後方に水平回転可能に設けられて穀粒タンク内の穀粒を上方へ揚げる縦オーガと、縦オーガの上部に上下動可能に接続されて縦オーガで搬送されて来た穀粒を横方向に移送して排出する横オーガとからなるコンバインの穀粒排出装置において、横オーガの後部に横オーガの上端より下方に在って縦オーガより後方に突出する板状のステーを真後ろに向けて延設するとともに、ステーと縦オーガとに横オーガの上下動用の伸縮シリンダをステーの側方で、ステーの長さよりも短い範囲に収めて介設するとともに、横オーガの作動範囲を外れた縦オーガの側方部分の穀粒タンクを横オーガの下端よりも高く増大させたことを特徴とするコンバインの穀粒排出装置。
  2. 縦オーガ及び横オーガを樹脂パイプで製作したことを特徴とする請求項1記載のコンバインの穀粒排出装置。
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