JP3077821U - タンクローリ - Google Patents

タンクローリ

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JP3077821U JP2000008269U JP2000008269U JP3077821U JP 3077821 U JP3077821 U JP 3077821U JP 2000008269 U JP2000008269 U JP 2000008269U JP 2000008269 U JP2000008269 U JP 2000008269U JP 3077821 U JP3077821 U JP 3077821U
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孝昭 青木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多数の種類の輸送物の輸送を可能にする。タン
クが大型化しても輸送物の排出の高速性を確保する。 【解決手段】輸送物を収容するタンク1が車体の後部へ
向けて下降傾斜した姿勢で搭載され、タンク1に輸送物
を動力で排出する排出機構2,3,4が接続されてな
る。タンク1は、車体の前後方向で複数に区画されてい
る。排出機構2,3,4は、タンク1の各区画1a,1
b,1cの底部の最下箇所にそれぞれ独立して接続され
ている。各排出機構2,3,4は、タンク1への接続部
分に元バルブ2a,3a,4aを備えて輸送物の排出の
動力源となる排出ポンプ2d,3d,4d,モータ2
g,3g,4gを設置した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】 本考案は、液体状,泥濘状の食品等からなる輸 送物を輸送するタンクローリに係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】 従来、タンクローリとしては、例えば、輸送物を収容する タンクが車体の後部へ向けて下降傾斜した姿勢で搭載され、タンクに輸送物を動 力で排出する排出機構が接続されてなるものが知られている。排出機構は、輸送 物が流通するパイプに輸送物の排出の動力源となる排出ポンプ,モータやバルブ 等を接続してなる。
【0003】 この従来のタンクローリは、タンクの傾斜と排出機構の排出ポンプ,モータと によって、タンクに収容されている輸送物を高速に排出することができる。この ため、タンクからの排出途中での輸送物の変性,汚染等を防止することができ、 食品からなる輸送物に好適となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 前述の従来のタンクローリでは、タンク が単一の区画からなるため、単一の種類の輸送物しか搬送することができないと いう問題点がある。また、タンクが大型化すると、タンクの傾斜と排出機構の排 出ポンプ,モータとによって得られる輸送物の排出の高速性に限界が生じるとい う問題点がある。
【0005】 なお、多数の種類の輸送物の輸送を可能にしたり輸送物の排出の高速性を確保 するには、タンクを複数に区画し各区画にそれぞれ独立した排出機構を接続する ことが考えられる。然しながら、排出機構のパイプ,バルブよりも大型の排出ポ ンプ,モータにかなりの設置スペースが要求されるため、タンクの下方での複数 の排出機構の配設が困難になるという新たな問題点が生ずる。特に、輸送物が泥 濘状の食品であるチョコレートの場合には、タンクが2重構造に形成され、タン ク,排出機構に温水加熱手段が備えられているため、タンクの周囲に余裕のスペ ースがほとんど残っていないという状況がある。
【0006】 本考案は、このような問題点を考慮してなされたもので、多数の種類の輸送物 の輸送を可能にし、タンクが大型化しても輸送物の排出の高速性が確保されるタ ンクローリを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 前述の課題を解決するため、本考案に係る タンクローリは、次のような手段を採用する。
【0008】 即ち、請求項1では、輸送物を収容するタンクが車体の後部へ向けて下降傾斜 した姿勢で搭載され、タンクに輸送物を動力で排出する排出機構が接続されてな るタンクローリにおいて、タンクは車体の前後方向で複数に区画され、排出機構 はタンクの各区画の底部の最下箇所にそれぞれ独立して接続され、各排出機構は タンクへの接続部分に元バルブを備えて輸送物の排出の動力源となる排出ポンプ ,モータを設置したことを特徴とする。
【0009】 この手段では、タンクを複数に区画し各区画に排出機構を独立して接続するこ とで、多数の種類の輸送物の輸送を可能にし、タンクが大型化しても輸送物の排 出の高速性が確保されるようにする。そして、排出機構の排出ポンプ,モータの 設置の位置をタンクから離し設置スペースを得るとともに、排出機構に元バルブ を備えて長くなる排出経路への輸送物の残留を回避している。
【0010】 また、請求項2では、請求項1のタンクローリにおいて、タンクの最後部の区 画に接続された排出機構はタンクの下方から車体の後部側に向けて配設され、タ ンクの最後部以外の区画に接続された排出機構はタンクの下方から車体の側部側 の前後の車輪の間に向けて配設されていることを特徴とする。
【0011】 この手段では、排出機構が車輪,アクスル等を避けて配設される。
【0012】 また、請求項3では、請求項1または2のタンクローリにおいて、各排出機構 は輸送物を重力で排出する経路が排出ポンプの手前で分岐されていることを特徴 とする。
【0013】 この手段では、輸送物が重力によっても排出される。
【0014】 また、請求項4では、請求項1〜3のいずれかのタンクローリにおいて、タン クの最後部の区画に接続された排出機構の排出ポンプ,モータは車体のシャーシ フレームを取付基準として設置されていることを特徴とする。
【0015】 この手段では、タンクの最後部の区画に接続された排出機構の排出ポンプ,モ ータの設置の取付基準として構造精度的,強度的に信頼性の高い車体のシャーシ フレームが選択される。
【0016】
【考案の実施の形態】 以下、本考案に係るタンクローリの実施の形態を図 面に基づいて説明する。
【0017】 この実施の形態では、チョコレートからなる輸送物を輸送するに好適なものを 示してある。
【0018】 この実施の形態は、前述の従来例と同様に、輸送物を収容するタンク1が車体 の後部へ向けて下降傾斜した姿勢で搭載され、タンク1に輸送物を動力で排出す る排出機構2,3,4が接続されている(図1,図2参照)。なお、タンク1, 排出機構2,3,4については、ステンレス等のサニタリー材料が採用されると ともに、図示しない温水加熱手段が備えられている。
【0019】 この実施の形態のタンク1は、内外装の2重構造に形成されてなるもので、内 装部分が車体の前後方向で3つの区画1a,1b,1cに区画されている。各区 画1a,1b,1cの上部には、輸送物の排出の際に各区画1a,1b,1cの 負圧化を避けるために清浄な空気が導入されるエアフィルタ付きの吸気口1d, 1e,1fが取付けられている。
【0020】 この実施の形態の排出機構2,3,4は、タンク1の各区画1a,1b,1c の底部の最下箇所にそれぞれ独立して接続されている。タンク1の最後部の区画 1aに接続された排出機構2は、タンク1の下方から車体の後部側に向けて配設 されている。タンク1の最後部以外の前部側2つの区画1b,1cに接続された 排出機構3,4は、タンク1の下方から車体の側部側の前後の車輪5,6の間に 向けて配設されている。これ等の配設は、車輪5,6,アクスル等を避けて排出 ラインの短距離化を可能にする。なお、前部側2つの区画1b,1cに接続され た排出機構3,4の排出端末は、排出の作業性を考慮し近接して並列されている 。
【0021】 各排出機構2,3,4は、図3に詳細に示されるように、タンク1の各区画1 a,1b,1cの底部に取付けられたタンク1からの輸送物の流出を許容,阻止 する開閉式の元バルブ2a,3a,4aと、元バルブ2a,3a,4aに接続さ れ排出される輸送物が流通するメインパイプ2b,3b,4bと、メインパイプ 2b,3b,4bの最もタンク1寄りに接続され排出される輸送物の流通方向を 切換える3方式の切換バルブ2c,3c,4cと、メインパイプ2b,3b,4 bの2番目にタンク1寄りに接続され輸送物の流通に動力を付与する排出ポンプ 2d,3d,4dと、メインパイプ2b,3b,4bの3番目にタンク1寄りに 接続されメインパイプ2b,3b,4bの排出端末を開閉する開閉式の端末バル ブ2e,3e,4eと、メインパイプ2b,3b,4bの排出端末に接続され外 部ホース等が接続される接続具2f,3f,4fと、排出ポンプ2d,3d,4 dを駆動するモータ2g,3g,4gと、メインパイプ2b,3b,4bから切 換バルブ2c,3c,4cを介して分岐され重力で排出される輸送物が流通する サブパイプ2h,3h,4hと、サブパイプ2h,3h,4hの排出端末に接続 され外部ホース等が接続される接続具2i,3i,4iとを備えている。モータ 2g,3g,4gについては、駆動制御を確実,容易にするため油圧式が選択さ れる。接続具2f,3f,4f,2i,3i,4iについては、着脱可能な防塵 キャップ(図示せず)が取付けられる。
【0022】 タンク1の最後部の区画1aに接続された排出機構2の排出ポンプ2d,モー タ2gは、タンク1の下方から完全に離れて、車体のシャーシーフレーム7を利 用して設置されている。即ち、図4に詳細に示されるように、相対的に重量の大 きな排出ポンプ2dがシャーシーフレーム7の間に固定されたメンバ8に設置さ れ、相対的に重量の小さなモータ2gがシャーシーフレーム7の外側に固定され たブラケット9に設置されている。従って、排出ポンプ2d,モータ2gが構造 精度的,強度的に信頼性の高い車体のシャーシフレーム7を取付基準として設置 されるため、排出ポンプ2d,モータ2gの設置(排出ポンプ2d,モータ2g 間の芯出し等)が精密で安定化される。なお、排出ポンプ2d,モータ2gには 、防塵のためのボックスカバー10が被せられる。
【0023】 タンク1の最後部以外の前部側2つの区画1b,1cに接続された排出機構3 ,4の排出ポンプ3d,4d,モータ3g,4gは、図1に示すように、相対的 に小型であるモータ3g,4gが傾斜したタンク1の下方にわずかに残る設置ス ペースを利用して一部がタンク1の下方に位置して設置され、相対的に大型であ る排出ポンプ3d,4dがタンク1の下方から完全に離れて設置されている。な お、排出ポンプ3d,4d,モータ3g,4gには、防塵のためのボックスカバ ー11が被せられる。
【0024】 この実施の形態によると、排出機構2,3,4の相対的に大型でかなり設置ス ペースが要求される排出ポンプ2d,3d,4dとモータ2g,3g,4gとを できるだけタンク1の下方から離して広い設置スペースを得ているため、タンク 1の下方での複数の排出機構2,3,4の配設が容易となる。
【0025】 そして、タンク1が複数の区画1a,1b,1cに区画されているため、多数 の種類の輸送物をタンク1の各区画1a,1b,1cごとに収容して輸送するこ とができる。また、タンク1の各区画1a,1b,1cに排出機構2,3,4が 独立して接続されているため、タンク1が大型化しても輸送物の排出の高速性が 確保される。なお、排出機構2,3,4は、切換バルブ2c,3c,4cの切換 により輸送物の動力による排出と重力による排出とが選択可能であるため、輸送 物の排出形態に多様性が備えられている。
【0026】 また、排出機構2,3,4の排出ポンプ2d,3d,4dとモータ2g,3g ,4gとをタンク1の下方から離したため、メインパイプ2b,3b,4b等が わずかに長くなる傾向がある。然しながら、排出機構2,3,4のタンク1への 接続部分に元バルブ2a,3a,4aが備えられ、単なる端末バルブ2e,3e ,4eの開閉のみで輸送物の流通を許容,阻止するものではないため、排出機構 2,3,4の途中に輸送物が残留するのが防止される。
【0027】 以上、図示した実施の形態の外に、タンク1を2つまたはを4つ以上に区画 することも可能である。
【0028】
【考案の効果】 以上のように、本考案に係るタンクローリは、タンクが複 数に区画され各区画に排出機構が独立して接続されているため、多数の種類の輸 送物の輸送を可能にし、タンクが大型化しても輸送物の排出の高速性が確保され る効果がある。
【0029】 さらに、排出機構の排出ポンプ,モータの設置の位置をタンクから離し設置ス ペースを得るとともに、排出機構に元バルブを備えて長くなる排出経路への輸送 物の残留を回避しているため、排出機構の配設が容易になる効果がある。
【0030】 さらに、請求項2として、排出機構が車輪,アクスル等を避けて配設されるた め、排出機構の排出ラインが短距離化される効果がある。
【0031】 さらに、請求項3として、排出機構が輸送物を重力によっても排出させること ができるため、輸送物の動力,重力の排出形態を選択することができる効果があ る。
【0032】 さらに、請求項4として、タンクの最後部の区画に接続された排出機構の排出 ポンプ,モータの設置の取付基準として構造精度的,強度的に信頼性の高い車体 のシャーシフレームが選択されるため、排出ポンプ,モータの設置が精密で安定 化される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るタンクローリの実施の形態を示
す平面図である。
【図2】 図1の側面図である。
【図3】 図1の要部の流路図である。
【図4】 図1の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 タンク 1a,1b,1c 区画 2,3,4 排出機構 2d,3d,4d 排出ポンプ 2g,3g,4g モータ 5,6 車輪 7 シャーシーフレーム

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輸送物を収容するタンクが車体の後部へ
    向けて下降傾斜した姿勢で搭載され、タンクに輸送物を
    動力で排出する排出機構が接続されてなるタンクローリ
    において、タンクは車体の前後方向で複数に区画され、
    排出機構はタンクの各区画の底部の最下箇所にそれぞれ
    独立して接続され、各排出機構はタンクへの接続部分に
    元バルブを備えて輸送物の排出の動力源となる排出ポン
    プ,モータを設置したことを特徴とするタンクローリ。
  2. 【請求項2】 請求項1のタンクローリにおいて、タン
    クの最後部の区画に接続された排出機構はタンクの下方
    から車体の後部側に向けて配設され、タンクの最後部以
    外の区画に接続された排出機構はタンクの下方から車体
    の側部側の前後の車輪の間に向けて配設されていること
    を特徴とするタンクローリ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のタンクローリにおい
    て、各排出機構は輸送物を重力で排出する経路が排出ポ
    ンプの手前で分岐されていることを特徴とするタンクロ
    ーリ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかのタンクローリ
    において、タンクの最後部の区画に接続された排出機構
    の排出ポンプ,モータは車体のシャーシフレームを取付
    基準として設置されていることを特徴とするタンクロー
    リ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005289439A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Nippon Oil Corp コンテナ
KR20210133060A (ko) * 2020-04-28 2021-11-05 주식회사 비에스코리아 투노즐 홈로리

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