JP2000219499A - 昇降マストを有するフロア搬送機用の付設機器 - Google Patents

昇降マストを有するフロア搬送機用の付設機器

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JP2000219499A
JP2000219499A JP2000014852A JP2000014852A JP2000219499A JP 2000219499 A JP2000219499 A JP 2000219499A JP 2000014852 A JP2000014852 A JP 2000014852A JP 2000014852 A JP2000014852 A JP 2000014852A JP 2000219499 A JP2000219499 A JP 2000219499A
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Otmar Kaup
カウプ オトマー
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Kaup & Co KG G fur Masch GmbH
Kaup & Co KG G fur Maschinenbau GmbH
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Kaup & Co KG G fur Masch GmbH
Kaup & Co KG G fur Maschinenbau GmbH
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    • B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66F—HOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
    • B66F9/00—Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes
    • B66F9/06—Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes movable, with their loads, on wheels or the like, e.g. fork-lift trucks
    • B66F9/075—Constructional features or details
    • B66F9/12—Platforms; Forks; Other load supporting or gripping members
    • B66F9/14—Platforms; Forks; Other load supporting or gripping members laterally movable, e.g. swingable, for slewing or transverse movements
    • B66F9/142—Movements of forks either individually or relative to each other
    • B66F9/143—Movements of forks relative to each other - symmetric
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S414/00—Material or article handling
    • Y10S414/125—Combined or convertible implements

Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降フレームを介して油圧ホースを敷設する
ことを避け、敷設機器を駆動するために、可能な限り僅
かなエネルギ消費量で可能な限り小形で軽量な油圧エレ
メントを使用し、フォークリフト車の安定性に対して不
利に作用する、公知の油圧ユニット及び／又は油圧構成
要素の傾倒モーメントを減少させる。 【解決手段】 第１鉛直平面と第３鉛直平面との間の空
間７内には、少なくとも１つの油圧駆動装置１４以外
に、夫々所属の制御ユニット１８及び、構成群としての
油圧ポンプ１９ａ 、該油圧ポンプの電動モータ１９
ｂ、蓄電池、ポンプ油溜め、蓄圧器２０及び無線受信器
から成る少なくとも１つの駆動エレメントが少なくとも
部分的に配置されており、前記油圧駆動装置の前記エレ
メントが前記第１鉛直平面の後方に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降マストに沿っ
てガイドされる昇降キャリッジが設けられており、該昇
降キャリッジが２つの側壁と、内法間隔をおいて上下に
位置する２本の水平桁を有し、構成群としての貨物支持
体、搬送装置、回転装置、傾動装置、摺動装置、引張り
装置、保持装置、昇降装置、フォーク調整装置及び横方
向シフターフレーム並びにそれぞれ所属の油圧駆動装置
から成る少なくとも１つの油圧駆動式エレメントが前記
水平桁に保持されており、しかも前記水平桁の前面が第
１鉛直平面内に、また昇降キャリッジの側壁の後縁が第
３鉛直平面内に位置しており、前記の第１鉛直平面と第
３鉛直平面がその間に１つの空間を画成し、該空間内に
は、前記昇降キャリッジの一方の水平桁に連結された少
なくとも１つの油圧駆動装置が配置されており、かつ該
油圧駆動装置には少なくとも１つの制御ユニットが対応
配置されている形式の、昇降マストを有するフロア搬送
機用、特にフォークリフト車用の付設機器に関する。
【０００２】
【従来の技術】本発明は、フォークリフト車についてＶ
ＤＩ（ドイツ技術者協会）基準Ｎｏ．３５７８号に記載
されているような油圧式の固有駆動装置を有する付設機
器を装備したフロア搬送機において有利に適用される。
前記ＶＤＩ基準によれば付設機器は、貨物を収容して搬
送を確実にするため又は貨物を動かすために使用される
付属機器である。このような機器は、貨物を上から及び
／又は中央で及び／又は下から支持するため、貨物を締
付け、回動し、引張りかつリフトするため、貨物を側
方、前方及び後方へ傾動させるため、貨物を前方及び横
方向へシフトするため、貨物を上から及び／又は側方か
ら保持するため、及びフォーク間隔を調整するために使
用される。貨物としてはペーパーロール、コンクリート
管、樽、ベール、厚紙包装品、岩石、容器、箱、鋳物挿
入物及びばら荷が挙げられる。付設機器の構造奥行き、
いわゆる張出し寸法及び自重によって車両の積載力は減
少される。このことは、前記の大きさの減少化を助成す
る。
【０００３】フロア搬送機として、ＶＤＩ基準Ｎｏ．３
５８６等々には、床面（フロア面）を走行する全ての運
搬手段が挙げられており、該運搬手段は企業内搬送で
は、その構造種に応じてあらゆる種類の貨物の搬送、牽
引、摺動、昇降、積み重ね又は棚入れに使用され、運転
者無しに又は随行者によって誘導され、或いは、フロア
搬送機上又は昇降可能な運転席に着座する運転者又は立
ったままでいる運転者によってかじ取り操向される。
【０００４】車両と付設機器との間には原則として、Ｖ
ＤＩ基準Ｎｏ．３６４２に依るいわゆるインターフェイ
ス（接合部）が配置されている。当該ＶＤＩ基準は、油
圧及び通流量の範囲並びに油圧カップリングの寸法及び
配置を規定している。必然的にこの規定によって付設機
器の自重及び車両の積載量が更に減少され、かつ殊にコ
ストが高くなる。
【０００５】本発明は、横方向シフターのためだけでな
く、フォークをその長手方向に対して直角な横方向に油
圧によって対称的にシフト可能にしたフォークリフト車
用の付設機器に関する同一出願人の出願によるドイツ連
邦共和国特許第３１２５３８４号明細書及びドイツ連邦
共和国特許出願公開第４０４１８４６号明細書に記載の
付設機器もしくはアタッチメント（付属）機器のために
適し、格別の利点を提供するものである。前掲のドイツ
連邦共和国特許第３１２５３８４号明細書によればフォ
ークは、また個別的にかつ付加的にその長手方向に押出
し可能であり、これは付加的な油圧駆動装置を必要とす
る。横方向シフターは、周知のように貨物を非対称的に
シフトするために役立ち、しかも操行エラーもしくは位
置決めエラーを補償するため、或いは（フォークをその
都度９０゜旋回させた後に）貨物を左手又は右手に向か
ってストック棚内へ押し込むために役立つ。各単独駆動
装置のためには油圧ホースを設ける必要があり、その結
果全体として「ホース樹幹」が生じる。
【０００６】付設機器に所属する横方向シフターは、同
一出願人の出願によるドイツ連邦共和国特許第１９６０
２０５５号明細書及びドイツ連邦共和国特許出願公開第
１９６０２５５３号明細書に基づいて公知であり、適当
な弁を介してフォークリフト車から完全に油圧制御され
る。
【０００７】この目的を達成するために当該フォークリ
フト車は、相当数の油圧ホースを介して横方向シフター
駆動装置と連結されており、かつ該油圧ホースは、昇降
キャリッジの全ストロークを許容せねばならないために
相当の長さを有しており、かつ変向ガイドローラを介し
てジグザグ状に、部分的には昇降マストの背面側に、部
分的には昇降マストの形材間に、かつまた部分的には昇
降キャリッジの側壁間にも導かれている。従って例えば
仲買業務用フォークリフト車の場合には６メートル以上
に及ぶこともある昇降マストの高さの場合、著しく長い
ホース長が必要になる。これは幾多の欠点を惹起するこ
とになる。
【０００８】このように複数の変向ガイドローラを介し
て敷設された油圧ホースは高い摩耗に曝されている。従
って流体技術用ホース導管に関わるＤＩＮ２００６６
号、第５部には、この種のホース導管の、場合によって
はストック期間を含めた使用期間が６年の期間を超えて
はならず、かつストック期間自体が２年を超えてはなら
ないことが示唆されている。これによって高価な油圧ホ
ースを適時交換することが必要になり、これによって全
油圧系の油圧抜き及び油圧充填という問題並びにこれに
伴う追加経費が生じることになる。
【０００９】更なる問題は、このように長いホース内
に、空気クッションが発生する可能性があり、機能を著
しく損なうことである。それとそいうのは該空気クッシ
ョンによって、横方向シフターに突発的な運動が惹起さ
れるからである。この場合に考えられるのは、フォーク
リフト車の昇降マストに沿って床上数メートルの高さに
位置している貨物に水平方向の揺動運動が、横方向シフ
ター駆動装置の突発的な運動によって惹起されることで
ある。
【００１０】また米国特許第４６１８３０６号明細書に
基づいて、構成ユニットとして構成された樽傾動用のア
タッチメント機器が公知であり、該アタッチメント機器
は、ベースプレートによって互いに剛性結合された２本
の中空の縦桁から成っている。前記ベースプレート上で
は、蓄電池、電動モータ、油圧ポンプ、油溜め及び制御
装置と共に全油圧駆動ユニットが、大容積のケーシング
内部に配置されている。該油圧駆動ユニットは単に電気
的な制御導線を介して車両と接続されているにすぎない
（該車両の計器板には電気的な制御スイッチが着脱可能
に取付けられる）が、しかしながら完全に昇降キャリッ
ジの前方に位置している。油圧駆動ユニットの著しく大
きな構造奥行きによって、フォークはそれに対応して長
く構成されねばならず、かつ重心点がフォーク叉の方向
で著しく前方にシフトされるので、装置全体はノーズ重
な状態になる。これに加えて、駆動ユニットの前方で
は、樽用緊締金具を回動させるための駆動シリンダが一
方の縦桁上に固定されている。これによって該駆動シリ
ンダは、アタッチメント機器の重心点を更に前方へシフ
トさせることになる。このアタッチメント機器を受容す
るために車両の昇降フォークは中空の縦桁内へ押込めら
れ、つまり昇降フォークの質量が縦桁の質量に加算され
て、昇降キャリッジからの荷重の距離と相俟って著しい
傾倒モーメントが惹起されることになる。またこのアタ
ッチメント機器は横方向シフターを有していない。
【００１１】フォークリフト車用の横方向シフターを有
する付設機器の場合に、２つの昇降フォーク上に夫々、
コンクリート製品用の回転装置を被せることは、ドイツ
連邦共和国特許第４４１５４２９号明細書に基づいて公
知である。前記の一方の回転装置は、回転軸受に作用す
る油圧駆動装置を備え、他方の回転装置は、自動的な戻
し装置しか有していない回転軸受を備えている。各回転
軸受は、シュー状のベース体又は縦桁を有しており、該
ベース体内に、昇降フォークの１つが挿入される。油圧
駆動装置は急速カップリングを介してフォークリフト車
の油圧系に接続されており、かつ油圧導管は昇降フレー
ムを介してガイドされている。要するに回転装置の駆動
系は自給自足ではない。フォークリフト油圧系には無関
係な回転駆動装置が空間的に何処に収容されるかについ
ては、当該特許明細書は何ひとつ明示していない。すぺ
ての回転駆動装置及びその構成要素並びに、フォーク上
に被せられるシュー状のベース体もしくは縦桁は、完全
に昇降キャリッジの前方に位置している。この場合も一
方のフォーク上における油圧駆動装置の著しく深い奥行
きに基づいて、重心点は、フォーク叉の方向で著しく前
方にシフトされるので、付設機器全体はノーズ重な状態
になる。特にこの油圧駆動装置も付設機器の重心点を更
に前方へシフトさせることになる。この付設機器を受容
するためにフォークリフト車の昇降フォークは回転駆動
装置の縦桁内へ押込められ、つまり比較的長い昇降フォ
ークの質量が縦桁の質量に加算されて、昇降キャリッジ
からの荷重の距離と相俟って著しい傾倒モーメントが惹
起されることになる。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】これに対して本発明の
課題は、昇降フレームを介して油圧ホースを敷設するこ
とを避け、敷設機器を駆動するために、可能な限り僅か
なエネルギ消費量で可能な限り小さくて軽量な油圧エレ
メントを使用し、かつフォークリフト車の安定性に対し
て不利に作用する、公知の油圧ユニット及び／又は油圧
構成要素の傾倒モーメントを減少させることである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の構成手段は、明細書冒頭で述べた形式の敷設
機器において、第１鉛直平面 と第３鉛直平面との間の
前記空間内には、少なくとも１つの油圧駆動装置以外
に、夫々所属の制御ユニット及び、構成群としての油圧
ポンプ、該油圧ポンプの電動モータ、蓄電池、ポンプ油
溜め、蓄圧器及び無線受信器から成る少なくとも１つの
駆動エレメントが少なくとも部分的に配置されており、
前記油圧駆動装置の前記エレメントが前記第１鉛直平面
の後方に配置されている点にある。
【００１４】本発明によって、昇降フレームを介して油
圧ホースを敷設することを廃止し、かつ付設機器の駆動
のためにエネルギ消費量の少ない小型で軽量な油圧エレ
メントを使用することが可能になる。フォーク叉を長く
する必要はなく、かつ従来技術に対比してノーズ重（no
se-heaviness）の状態が著しく軽減される。
【００１５】油圧ポンプとしてはギヤポンプを使用する
のが有利である。それというのは該ギヤポンプは小型で
コストも手頃だからである。しかしアキシャルピストン
ポンプ又は膜ポンプの使用も考えられる。それというの
は該ポンプは電磁コイルを介して駆動することも可能だ
からである。
【００１６】制御はその場合フォークリフト車の運転室
から多心ケーブルを介して行なわれるが、また無線式に
無線遠隔制御装置を介して行なうこともでき、該無線遠
隔制御装置の送信器は運転室から操作することができ
る。この場合は、制御ユニットに蓄電池を配置するのが
殊に有利であり、該蓄電池はポンプ駆動のための電流も
給電する。
【００１７】本発明では、次に列挙する諸実施形態を個
別に又は組合せて適用するのが殊に有利である。すなわ
ち： ａ）制御ユニットが少なくとも１つの油圧駆動装置と剛
性結合されている； ｂ）フォーク叉用の横方向シフターフレームを水平桁に
配置する場合には前記横方向シフターフレーム自体が、
上下に位置する２本の水平レールを有し、両水平レール
が、昇降キャリッジの水平桁に沿って長手方向にシフト
可能にガイドされており、かつ横方向シフターフレーム
の水平方向シフト用の油圧駆動装置及びこれに所属の制
御ユニットが前記の第１鉛直平面と第３鉛直平面 との
間に配置されている； ｃ）油圧駆動装置が、同方向に運動可能なピストンを備
えたダブルシリンダを有し、かつ制御ユニットが方向切
換え弁として構成されている場合には、該方向切換え弁
によって油圧ポンプの吐出側が、シフト方向に応じて一
方又は他方のピストンに対して開制御される； ｄ）油圧ポンプの吐出側と制御ユニットとの間の圧力導
管内に蓄圧器が配置されている； ｅ）油圧ポンプの吐出側が、圧力スイッチに開接続され
ており、かつ蓄圧器内の圧力が規定値に達すると、前記
圧力スイッチによって油圧ポンプが停止される；かつ／
又は ｆ）油圧ポンプの吐出方向が可逆である場合、かつ制御
ユニットが１つの方向切換え弁と、２つの逆向きに接続
される圧力制限弁とを有している場合に、油圧駆動装置
が、同方向に運動可能なピストンを備えたダブルシリン
ダを有している。
【００１８】付加的な利点は、横方向シフターの細部に
関する以下の詳細な説明から明らかであるが、しかし本
発明はこの横方向シフターのみに限定されるものではな
い。
【００１９】
【発明の実施の形態】次に図面に基づいて本発明の実施
例を詳説する。
【００２０】図１では主として、制御ユニット及び圧力
媒体供給ユニットを収容するための構造上の前提条件が
説明される。横方向シフターフレーム１は実質的に上部
水平レール２と下部水平レール３と２本の直線的な鉛直
ステー４，５から成っている。上部水平レール２は、図
１では図示を省いたフォーク叉を係合式に懸け込むため
の複数の切欠部６を備えている。上下の水平レール２，
３は、互いに向き合った側をＵ字形に形成されており、
かつその垂直な外側面によって、走行方向に対して直角
に延びる２つの仮想の面平行な鉛直平面Ｅ１，Ｅ２を限
定しており、両鉛直平面の間隔は、上下の水平レール
２，３の成形幅に等しい。
【００２１】前述及び後述において「垂直」又は「鉛
直」という表現を使用する場合、この概念を厳密に幾何
学的なものと見做してはならない。それというのは昇降
マストの作業上の傾斜によって、垂直又は鉛直からの偏
差が生じる場合があり、事実生じるからである。また
「前」と「後」の関係は、横方向シフターの装着されて
いる車両の走行方向を基準としている。
【００２２】横方向シフターフレーム１は昇降キャリッ
ジ８上でガイドされており、該昇降キャリッジはフォー
クリフト支持体とも呼ばれ、かつ２つのプレート状の側
壁９，１０を有し、この両側壁の後縁は、仮想の第３鉛
直平面Ｅ３を「形成」し、該第３鉛直平面は、前記の第
１鉛直平面Ｅ１及び第２鉛直平面Ｅ２に対してやはり平
行に延びている。これらの平面は、図１及び図３に基づ
いて明らかなように本発明の特定事項を決定するための
重要な補助手段である。図示を省いたフロア搬送機の走
行方向で第１鉛直平面Ｅ１と第３鉛直平面Ｅ３とによっ
て画定された空間７は、追って詳説する油圧エレメント
の少なくとも一部分を少なくとも部分的に収納するため
に使用される。前記油圧エレメントは、横方向シフター
フレームの前面と背面とによって形成された第１鉛直平
面Ｅ１と第２鉛直平面Ｅ２との間に位置する空間７の部
分内にも収納できるので有利である。
【００２３】側壁９，１０の外面には、ガイドローラ用
の短軸１１が固着されており、前記ガイドローラによっ
て昇降キャリッジ８が、鉛直方向で昇降マスト（図示せ
ず）に沿ってガイドされている。両側壁９，１０は内法
間隔ｈをとって夫々１本の上部水平桁１２と下部水平桁
１３とによって結合されており、その場合、上部水平桁
１２は複動式の油圧駆動装置１４を備えた構成ユニット
として構成されているので、上部水平桁と油圧駆動装置
は相互に補強し合いかつ強化する。上部水平桁１２と下
部水平桁１３は両側壁９，１０を著しく超えて両側へ向
かって張出している。上部水平桁１２の、滑り体を装備
した上部滑り面は、横方向シフターフレーム１の上部水
平レール２によってカバーされており、従って破線で図
示されている。油圧駆動装置１４は２つのピストン１
５，１６を有し、該ピストンはプランジャピストンとし
て構成されており、かつ横方向シフターフレーム１の鉛
直ステー４，５に当接している。ピストン１５，１６の
押出し可能な長さが、横方向シフターフレーム１の水平
方向の最大移動距離を決定する。この最大移動距離は、
中央位置を起点として両側へ向かって５０〜２５０ｍｍ
である。
【００２４】この形式の横方向シフター装置の詳細は、
ドイツ連邦共和国特許第１９６０２０５５号明細書及び
ドイツ連邦共和国特許出願公開第１９６０２５５３号明
細書に開示されているので、ここでの詳細な説明は省
く。
【００２５】下部水平桁１３の両端は支持ローラ１７を
装備し、該支持ローラには、横方向シフターフレーム１
の下部水平レール３の前部脚片が支持されている。該下
部水平レールの後部脚片は両端で支持ローラ１７の運動
範囲内でフライス切削されている。また上部水平桁１２
（油圧駆動装置１４と共に）及び下部水平桁１３は少な
くとも実質的に、仮想の特定的な第１鉛直平面Ｅ１と第
２鉛直平面Ｅ２との間に位置している。
【００２６】図２、図３及び図４では同一構成要素及び
同一機能を有する構成要素には、図１と同一の符号を使
用する。これらの図では図１とは異なって、直線的な鉛
直ステー４，５に代えて、鏡面対称的に屈曲された鉛直
ステー４ａ，５ａが使用されている。
【００２７】第１鉛直平面Ｅ１と第２鉛直平面Ｅ２（図
１、図３及び図４参照）によって前後に向かって画成さ
れた空間７内には上から下へ先ず第１に、１つの連続的
に一貫した又は一体的なシリンダ本体１４ａと２つのピ
ストン１５，１６を有する複動式の油圧駆動装置１４が
位置している。符号を省略した両シリンダ孔の内端部
は、前掲のドイツ連邦共和国特許第１９６０２０５５号
明細書及びドイツ連邦共和国特許出願公開第１９６０２
５５３号明細書でも述べられているように、できるだけ
僅かな軸方向の相互間隔を有している。しかしながら本
例では半径方向の接続孔も可能な限り近傍に設けられて
いるので、磁気駆動装置１８ａ，１８ｂと３つの切換え
位置を有する電磁作動式の方向切換え弁の形の制御ユニ
ット１８を直接に、つまり圧力ホースを中間接続するこ
と無しに、油圧駆動装置１４にフランジ締結することが
可能になる。
【００２８】やはり空間７の内部で前記制御ユニット１
８の下位には、油圧ポンプ１９ａと電動モータ１９ｂを
有するポンプブロック１９が位置している。ポンプ油溜
めとタンクは、図２には特別に図示されてはいないが、
やはり空間７内に位置している。これについては図５〜
図７を参照されたい。制御ユニット１８及び油圧ポンプ
１９ａの電動モータ１９ｂのための導電線も図示を省か
れている。
【００２９】制御ユニット１８及びポンプブロック１９
の（走行方向に対して直角な横方向の）幅拡がりは、両
側壁９，１０の内法間隔に制限されてはいないが、ただ
鉛直ステー４，５；４ａ，５ａが何処にも衝突すること
のないように考慮が払われている。
【００３０】本発明の別の実施形態によれば制御ユニッ
ト１８とポンプブロック１９との間に蓄圧器２０の導管
が開口することも可能である。該蓄圧器２０は、長い圧
力導管を必要としないので、図２に示したように空間７
の外部で昇降キャリッジ８に配置することもできる。前
記蓄圧器２０は次のような利点を有する。すなわち蓄圧
器は横方向シフター運動の運転休止期に、要するに比較
的長い時間にわたって充填することができるので、ポン
プブロック１９の出力を低下させることができ、ひいて
は該ポンプブロックの寸法を縮小することが可能にな
る。このことは、どっちつかずの場合でも、空間７内に
残りの油圧エレメントを収容することを極めて容易にす
る。蓄電池（アキュムレータ）を使用する場合について
も、蓄圧器の使用の場合と同様に利点が得られる。
【００３１】個々の油圧エレメントの寸法が空間７の深
さを超えることは許容され、かつ、相互妨害及び／又は
別の構造エレメントとの接触が生じない限り何の問題も
ない。例えば又、両側壁９，１０間の空間の深さの一部
分を、油圧エレメントの収納のために利用することも可
能である。
【００３２】このような可能性を図３に基づいて次に説
明する。すなわち昇降キャリッジ１では短軸１１間に駆
動ローラ２１が設けられており、該駆動ローラは、図示
を省いた昇降マストに対する昇降キャリッジ１の鉛直方
向運動によって、しかも例えばローラ鎖による摩擦作用
によって、又はラックへの噛合いによる形状嵌合によっ
て、駆動される。但し前記のローラ鎖及びラックの図示
は省かれている。駆動ローラ２１の回転運動は、直接に
油圧ポンプ２２に伝達されるか、或いは第１鉛直平面Ｅ
１と第２鉛直平面Ｅ２との間の空間７の内部に収納され
たポンプへ伝動節２３を介して伝達される。一方のフォ
ーク３６はフック３６ａ，３６ｂによって上下の水平レ
ール２，３に着脱可能に取付けられている。
【００３３】図４には、装着したフォークを省いて図３
の構成群が図示されており、しかも油圧駆動装置の少な
くとも重要な重量部分を収納するための領域にハッチン
グを施して図示されている。
【００３４】図５〜図７には、ディスクピストンとピス
トン棒を備えた単動式の油圧駆動装置１４が図示されて
いるが、これは本発明の構造原理の基本を変化するもの
ではない。図５及び図６に図示した制御ユニット１８
は、３つの切換え位置を有する方向切換え弁として構成
されている。図７に図示した制御ユニット２４は、２つ
の切換え位置を有する１つの電磁制御式の方向切換え弁
２５と、２つの逆平行に接続される直接制御式の圧力制
限弁２６，２７とから成っている。制御ユニット１８及
び２４は油圧駆動装置１４に直接フランジ締結されてい
る。
【００３５】図５ではポンプブロック１９は、ポンプ油
溜め２８と直接制御式の圧力制限弁２９を内蔵してい
る。図６では、このような構成が蓄圧器２０によって補
充されており、該蓄圧器の供給・排出導管３０は油圧ポ
ンプ１９ａと制御ユニット１８との間で圧力導管３１に
接続されている。油圧電気式の圧力スイッチ３２が蓄圧
器２０内の圧力を制限し、かつ油圧ポンプ１９ａの電動
モータに相応して導電線３３を介して切換わる。図７に
図示したポンプブロック３４内には、２つの回転・吐出
方向を有する油圧ポンプ３５が設けられている。
【００３６】請求の範囲及び明細書では少なくとも１つ
の油圧駆動装置及び夫々所属の制御ユニットが問題にな
っている。従って自明のように付設機器は更に別の付属
機器及び／又は付加機能を有することもできるので、制
御ユニットもしくは方向切換え弁を夫々所属させた複数
の油圧駆動装置を設けることも可能である。更にまた自
明のように、油圧駆動装置に加えて、相応の制御ユニッ
トを有する電気機械式の駆動装置、例えば純電気式に駆
動されかつ例えば電動モータと減速伝動装置とから成る
回転機器用の回転駆動装置を設けることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】制御ユニット及び圧力媒体供給ユニットを省い
て斜め後方から見た、昇降キャリッジと横方向シフター
フレームと水平方向に作用する油圧駆動装置とから成る
構成群の第１実施例の斜視図である。
【図２】一部断面して制御ユニット及び圧力媒体供給ユ
ニットと共に示した、昇降キャリッジと横方向シフター
フレームと水平方向に作用する油圧駆動装置とから成る
構成群の第２実施例の背面図である。
【図３】装着したフォークと共に図２に示した構成群を
図２の矢印ＩＩＩの方向に見た拡大側面図である。
【図４】装着したフォークを省き、油圧駆動装置の少な
くとも重要な重量部分を収容するための領域にハッチン
グを施して示した図３の構成群の側面図である。
【図５】制御ユニット及び圧力媒体供給ユニットに接続
された１油圧回路の構成図である。
【図６】制御ユニット及び圧力媒体供給ユニットに接続
された１油圧回路の構成図である。
【図７】制御ユニット及び圧力媒体供給ユニットに接続
された１油圧回路の構成図である。
【符号の説明】
１ 横方向シフターフレーム、 ２ 上部水平レー
ル、 ３ 下部水平レール、 ４，４ａ，５，５ａ
鉛直ステー、 ６ 切欠部、 ７ 空間、 ８
昇降キャリッジ、 ９，１０ 側壁、 １１ 短
軸、 １２上部水平桁、 １３ 下部水平桁、 １４
油圧駆動装置、 １４ａ シリンダ本体、 １
５，１６ ピストン、 １７ 支持ローラ、 １８
制御ユニット、 １８ａ，１８ｂ 磁気駆動装
置、 １９ ポンプブロック、１９ａ 油圧ポン
プ、 １９ｂ 電動モータ、 ２０ 蓄圧器、 ２
１駆動ローラ、 ２２ 油圧ポンプ、 ２３ 伝動
節、 ２４ 制御ユニット、 ２５ 方向切換え
弁、 ２６，２７ 圧力制限弁、 ポンプ油溜め、
２９ 圧力制限弁、 ３０ 供給・排出導管、 ３
１ 圧力導管、３２ 油圧電気式の圧力スイッチ、
３３ 導電線、 ３４ ポンプブロック、 ３５
油圧ポンプ、 ３６ フォーク、 ３７，３８
フック、 Ｅ１ 第１鉛直平面、 Ｅ２ 第２鉛
直平面、 Ｅ３ 第３鉛直平面、 ｈ 内法間隔

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 昇降マストに沿ってガイドされる昇降キ
    ャリッジ（８）が設けられており、該昇降キャリッジが
    ２つの側壁（９，１０）と、内法間隔（ｈ）をおいて上
    下に位置する２本の水平桁（１２，１３）を有し、構成
    群としての貨物支持体、搬送装置、回転装置、傾動装
    置、摺動装置、引張り装置、保持装置、昇降装置、フォ
    ーク調整装置及び横方向シフターフレーム並びにそれぞ
    れ所属の油圧駆動装置から成る少なくとも１つの油圧駆
    動式エレメントが前記水平桁に保持されており、しかも
    前記水平桁（１２，１３）の前面が第１鉛直平面（Ｅ
    １）内に、また昇降キャリッジ（８）の側壁（９，１
    ０）の後縁が第３鉛直平面（Ｅ３）内に位置しており、
    前記の第１鉛直平面（Ｅ１）と第３鉛直平面（Ｅ３）が
    その間に１つの空間（７）を画成し、該空間内には、前
    記昇降キャリッジ（８）の一方の水平桁（１２）に連結
    された少なくとも１つの油圧駆動装置（１４）が配置さ
    れており、かつ該油圧駆動装置（１４）には少なくとも
    １つの制御ユニット（１８，２４）が対応配置されてい
    る形式の、昇降マストを有するフロア搬送機用の付設機
    器において、第１鉛直平面（Ｅ１）と第３鉛直平面（Ｅ
    ３）との間の前記空間（７）内には、少なくとも１つの
    油圧駆動装置（１４）以外に、夫々所属の制御ユニット
    （１８，２４）及び、構成群としての油圧ポンプ（１９
    ａ，３５）、該油圧ポンプの電動モータ（１９ｂ）、蓄
    電池、ポンプ油溜め（２８）、蓄圧器（２０）及び無線
    受信器から成る少なくとも１つの駆動エレメントが少な
    くとも部分的に配置されており、前記油圧駆動装置の前
    記エレメントが前記第１鉛直平面（Ｅ１）の後方に配置
    されていることを特徴とする、昇降マストを有するフロ
    ア搬送機用の付設機器。
  2. 【請求項２】 制御ユニット（１８，２４）が少なくと
    も１つの油圧駆動装置（１４）と剛性結合されている、
    請求項１記載の付設機器。
  3. 【請求項３】 水平桁（１２）と、少なくとも１つの油
    圧駆動装置（１４）のシリンダ本体（１４ａ）が一体に
    構成されている、請求項１記載の付設機器。
  4. 【請求項４】 フォーク叉用の横方向シフターフレーム
    （１）を水平桁（１２，１３）に配置する場合に前記横
    方向シフターフレーム（１）自体が、上下に位置する２
    本の水平レール（２，３）を有し、両水平レールが、昇
    降キャリッジ（８）の水平桁（１２，１３）に沿って長
    手方向にシフト可能にガイドされており、かつ横方向シ
    フターフレーム（１）の水平方向シフト用の油圧駆動装
    置（１４）及びこれに所属の制御ユニット（１８，２
    ４）が第１鉛直平面（Ｅ１）と第３鉛直平面（Ｅ３）と
    の間に配置されている、請求項１記載の付設機器。
  5. 【請求項５】 油圧駆動装置（１４）が、同方向に運動
    可能なピストン（１５，１６）を備えたダブルシリンダ
    を有し、かつ制御ユニット（１８，２４）が方向切換え
    弁として構成されており、該方向切換え弁によって油圧
    ポンプ（１９ａ，３５）の吐出側が、運動方向に応じて
    一方又は他方のピストン（１５，１６）に対して開制御
    される、請求項１記載の付設機器。
  6. 【請求項６】 油圧ポンプ（１９ａ，３５）の吐出側と
    制御ユニット（１８，２４）との間の圧力導管（３１）
    内に蓄圧器（２０）が配置されている、請求項１記載の
    付設機器。
  7. 【請求項７】 油圧ポンプ（１９ａ）の吐出側が、圧力
    スイッチ（３２）に開接続されており、かつ蓄圧器（２
    ０）内の圧力が規定値に達すると、前記圧力スイッチ
    （３２）によって油圧ポンプ（１９ａ）が停止される、
    請求項１記載の付設機器。
  8. 【請求項８】 油圧駆動装置（１４）が、同方向に運動
    可能なピストン（１５，１６）を備えたダブルシリンダ
    を有し、油圧ポンプ（３５）の吐出方向が可逆であり、
    かつ制御ユニット（２４）が１つの方向切換え弁（２
    ５）と、２つの逆向きに接続される圧力制限弁（２６，
    ２７）とを有している、請求項１記載の付設機器。
  9. 【請求項９】 制御ユニット（１８，２４）がフロア搬
    送機から導電線を介して操作可能である、請求項１記載
    の付設機器。
  10. 【請求項１０】 制御ユニット（１８，２４）が無線式
    遠隔制御装置を介して操作可能である、請求項１記載の
    付設機器。
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