JP2003092918A - コンバインの穀粒タンク支持構造 - Google Patents

コンバインの穀粒タンク支持構造

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JP2003092918A
JP2003092918A JP2001291497A JP2001291497A JP2003092918A JP 2003092918 A JP2003092918 A JP 2003092918A JP 2001291497 A JP2001291497 A JP 2001291497A JP 2001291497 A JP2001291497 A JP 2001291497A JP 2003092918 A JP2003092918 A JP 2003092918A
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opening
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Kazuo Yasuda
和男 安田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穀粒タンクに隣接する脱穀装置などに対する
穀粒タンク側からのメンテナンスや穀粒排出用のスクリ
ューに対するメンテナンスを行い易くする。 【解決手段】 穀粒タンク6を、投入口11を備えた上
部タンク12と、穀粒排出用のスクリュー14を備える
下部タンク13とから構成し、走行機体2に立設した支
柱17に、上部タンク12を、その下端の開口22を下
部タンク13の開口23に、投入口11を揚送コンベヤ
5の吐出口10に接続する作業位置と、作業位置に対し
て反揚送コンベヤ5側の上方に設定され、上部タンク1
2の開口22を下部タンク13の開口23から、投入口
11を吐出口10から離間させる非作業位置とに亘って
揺動変位可能に支持するリンク18を装備し、リンク1
8の遊端に、上部タンク12を、非作業位置と下部タン
ク13の上方を開放するメンテナンス位置とに亘って揺
動変位可能に支持する上下向きの支軸19を配備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体に搭載さ
れた穀粒タンクを、走行機体の上方に位置して脱穀装置
からの穀粒を貯留する作業位置と、走行機体の上方から
外れた脱穀装置からの穀粒を貯留しないメンテナンス位
置とにわたって変位可能に構成してあるコンバインの穀
粒タンク支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなコンバインの穀粒タ
ンク支持構造においては、穀粒タンクに貯留された穀粒
を機外に排出するために走行機体に装備されたスクリュ
ー式の穀粒排出装置における走行機体に立設された縦ス
クリューコンベヤに、穀粒タンクを、その全体が上述し
た作業位置とメンテナンス位置とにわたって縦スクリュ
ーコンベヤの軸心周りに揺動変位可能となるように支持
させることが一般的に行われていた。
【0003】尚、穀粒タンクをメンテナンス位置に変位
させると、穀粒タンクに隣接する脱穀装置などの穀粒タ
ンク側を開放することができ、もって、脱穀装置などに
対する穀粒タンク側からのメンテナンスを容易に行える
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、穀粒排出装
置の縦スクリューコンベヤは、走行機体における穀粒タ
ンクの左右中心直後方箇所に立設され、又、穀粒タンク
の後方には排ワラ細断装置が近接配備されている。
【0005】そのため、上記の従来技術によると、穀粒
タンクを縦スクリューコンベヤの軸心周りにメンテナン
ス位置に変位させる際には、穀粒タンクの右後部が排ワ
ラ細断装置に接当することで、穀粒タンクのメンテナン
ス位置方向への揺動が制限されて穀粒タンクの揺動変位
角が小さくなることから、穀粒タンクに隣接する脱穀装
置などの穀粒タンク側を大きく開放することができず、
脱穀装置などに対する穀粒タンク側からのメンテナンス
をより行い易くする上において改善の余地があった。
【0006】又、上記の従来技術によると、穀粒排出装
置における穀粒タンク内の穀粒を排出するために穀粒タ
ンクの底部に配備された穀粒排出用のスクリュー(所謂
底スクリュー)に対するメンテナンスを行う際には、そ
のスクリューを穀粒タンクから取り外す必要があること
から、かなりの労力を要するようになっていた。
【0007】本発明の目的は、穀粒タンクに隣接する脱
穀装置などに対する穀粒タンク側からのメンテナンスを
更に行い易くするとともに、穀粒排出用のスクリューに
対するメンテナンスを簡単に行えるようにすることにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】〔構成〕上記目的を達成
するため、本発明のうちの請求項1記載の発明では、走
行機体に搭載された穀粒タンクを、脱穀装置からの穀粒
を揚送する揚送コンベヤの吐出口が接続される投入口を
備えた上部タンクと、穀粒排出用のスクリューを備える
下部タンクとから構成し、前記走行機体に立設した支柱
に、前記上部タンクを、その下端の開口が前記下部タン
クの開口に接続され、かつ、前記投入口が前記吐出口に
接続される作業位置と、該作業位置に対して反揚送コン
ベヤ側の上方に設定されて、前記上部タンクの前記開口
が前記下部タンクの前記開口から離間し、かつ、前記投
入口が前記吐出口から離間する状態となる非作業位置と
にわたって、揺動変位可能に支持するリンクを装備し、
該リンクの遊端に、前記上部タンクを、前記非作業位置
と前記下部タンクの上方を開放するメンテナンス位置と
にわたって揺動変位可能に支持する上下向きの支軸を配
備した。
【0009】〔作用〕上記請求項1記載の発明による
と、上部タンクを作業位置からメンテナンス位置に変位
させることで、穀粒タンクに隣接する脱穀装置などの穀
粒タンク側並びに下部タンクの上方を開放することがで
き、もって、穀粒タンクに隣接する脱穀装置などに対す
る穀粒タンク側からのメンテナンスや、下部タンクに備
えられた穀粒タンクの下部に位置する穀粒排出用のスク
リューに対するメンテナンスを容易に行えるようにな
る。
【0010】しかも、上部タンクを作業位置からメンテ
ナンス位置に変位させる際には、先に、支柱に装備した
リンクの揺動で、上部タンクを作業位置からそれよりも
機体外側上方となる反揚送コンベヤ側の上方に設定され
た非作業位置に変位させた後に、リンクの遊端に配備さ
れた上下向きの支軸周りの揺動で、上部タンクを非作業
位置からそれよりも機体外方側となるメンテナンス位置
に変位させるようになることから、支柱の軸心周りの揺
動のみで上部タンクを作業位置からメンテナンス位置に
変位させる場合に比較して、上部タンクをメンテナンス
位置に変位させる際の揺動軸心が機体外方側に位置する
ようになって、上部タンクがそのメンテナンス位置側に
配備された排ワラ細断装置などに接当するまでの揺動変
位角を大きくすることができ、その結果、穀粒タンクに
隣接する脱穀装置などの穀粒タンク側並びに下部タンク
の上方をより大きく開放することができて、穀粒タンク
に隣接する脱穀装置などに対する穀粒タンク側からのメ
ンテナンスや、穀粒タンクの下部に備えられた穀粒排出
用のスクリューに対するメンテナンスを更に行い易くす
ることができるようになる。
【0011】又、作業位置とメンテナンス位置との間
に、作業位置に対して反揚送コンベヤ側の上方に位置す
る非作業位置を設けたことで、上部タンクを作業位置と
非作業位置とにわたって変位させる際には、上部タンク
が、下部タンクに対する着脱方向となる上下方向の移動
成分と、揚送コンベヤに対する着脱方向となる左右方向
の移動成分とを有する斜め方向に移動するようになるこ
とから、上部タンクの作業位置とメンテナンス位置とに
わたる変位操作を、下部タンク及び揚送コンベヤに対す
る上部タンクの着脱に支障を来すことなく速やかに行え
るようになる。
【0012】〔効果〕従って、上部タンクをメンテナン
ス位置に変位させることで、穀粒タンクに隣接する脱穀
装置などの穀粒タンク側並びに下部タンクの上方をより
大きく開放することができ、これによって、穀粒タンク
に隣接する脱穀装置などに対する穀粒タンク側からのメ
ンテナンスに加えて、穀粒タンクの下部に備えられた穀
粒排出用のスクリューに対するメンテナンスをも簡単に
行える上に、それらのメンテナンスを更に行い易くする
ことができるようになり、又、上部タンクの変位操作を
下部タンク及び揚送コンベヤに対する着脱に支障を来す
ことなく速やかに行えることから、穀粒タンクに隣接す
る脱穀装置や穀粒タンクの下部に備えられた穀粒排出用
のスクリューなどに対するメンテナンス性の向上を効果
的に図れるようになった。
【0013】〔構成〕本発明のうちの請求項2記載の発
明では、上記請求項1記載の発明において、前記上部タ
ンクの遊端下部と、それに対向する前記下部タンクの上
部との間に、前記リンクの揺動軌跡に沿って前記上部タ
ンクの遊端を案内するガイドを装備した。
【0014】〔作用〕上部タンクを、その基端のみが支
持された片持ち状態にすると、上部タンクが撓んでその
遊端側が垂れ下がる虞があり、この垂れ下がりが生じた
場合には、上部タンクを作業位置と非作業位置とにわた
って変位させる際における下部タンク及び揚送コンベヤ
に対する上部タンクの着脱に支障を来すようになって、
上部タンクの作業位置とメンテナンス位置とにわたる変
位操作を速やかに行うことができなくなる。
【0015】そこで、上記請求項2記載の発明では、上
部タンクの遊端下部と下部タンクの上部との間に、リン
クの揺動軌跡に沿って上部タンクの遊端を案内するガイ
ドを装備するのであり、これによって、上部タンクを作
業位置と非作業位置とにわたって変位させる際には、上
部タンクを、その基端と遊端とが支持された安定性の良
い両持ち状態にすることができ、その結果、上部タンク
を作業位置と非作業位置とにわたって変位させる際に上
部タンクが撓んでその遊端側が垂れ下がる虞を解消する
ことができ、もって、上部タンクの変位操作を、下部タ
ンク及び揚送コンベヤに対する上部タンクの着脱に支障
を来すことなく速やかに行えるようになる。
【0016】〔効果〕従って、作業位置とメンテナンス
位置とにわたる上部タンクの変位操作性の向上を図れる
ようになった。
【0017】
【発明の実施の形態】図1にはコンバインの全体側面
が、図2にはコンバインの全体平面が示されており、こ
のコンバインは、左右一対のクローラ式走行装置1の駆
動で走行する走行機体2の前部に、植立穀稈を刈り取っ
て後方に向けて搬送する刈取搬送装置3を駆動昇降可能
に連結し、走行機体2の左半部に、刈取搬送装置3から
の刈取穀稈に対して脱穀・選別処理を施す脱穀装置4を
搭載し、走行機体2の右半部に、揚送コンベヤ5で揚送
された脱穀装置4からの穀粒を貯留する穀粒タンク6を
脱穀装置4に隣接する状態で搭載し、脱穀装置4の後部
に、脱穀装置4からの排ワラを細断する排ワラ細断装置
7を連結し、走行機体2に、穀粒タンク6に貯留された
穀粒を機外に排出するスクリュー式の穀粒排出装置8を
装備し、走行機体2における穀粒タンク6の前方箇所に
搭乗運転部9を形成して構成されている。
【0018】図1〜7に示すように、穀粒タンク6は、
揚送コンベヤ5の吐出口10が接続される投入口11が
左上端部に形成された樹脂製の上部タンク12と、走行
機体2に連結装備された板金製の下部タンク13とから
構成されている。
【0019】穀粒排出装置8は、穀粒タンク6の底部か
ら穀粒タンク6内の穀粒を排出する穀粒排出用のスクリ
ューとして下部タンク13に前後向き姿勢で装備された
底スクリュー14、底スクリュー14からの穀粒を揚送
するように走行機体2の左後端部に立設された縦スクリ
ューコンベヤ15、及び、縦スクリューコンベヤ15か
らの穀粒の所望位置での放出が可能となるように縦スク
リューコンベヤ15に旋回自在かつ起伏揺動自在に連接
された排出スクリューコンベヤ16、などを備えて構成
されている。
【0020】走行機体2における縦スクリューコンベヤ
15の左後方箇所には、角パイプ材などからなる支柱1
7が立設され、この支柱17には、前後向きの軸心P1
周りに揺動可能な上下一対のリンク18が装備され、各
リンク18の遊端には、その遊端に一端が前後向きの軸
心P2周りに相対回動可能に枢支されたL字形の支軸1
9が配備され、上下の支軸19にわたって、それら支軸
19の姿勢を他端側が共通の上下向きの軸心P3を有す
る上向き姿勢に規定して、それらを上下向きの支軸19
とする連結杆20が架設され、それら上下向きの支軸1
9に、上部タンク12の左後部に連結装備された上下の
ブラケット21が、上下向きの軸心P3周りに相対回動
自在に枢支されている。
【0021】つまり、上部タンク12は、支柱17に装
備された上下一対のリンク18に、その下端の開口22
が下部タンク13の開口23に内嵌接続され、かつ、そ
の投入口11が揚送コンベヤ5の吐出口10に外嵌接続
される作業位置と、この作業位置に対して反揚送コンベ
ヤ5側となる右側の上方に設定され、その開口22が下
部タンク13の開口23から離間し、かつ、その投入口
11が揚送コンベヤ5の吐出口10から離間する状態と
なる非作業位置とにわたって、前後向きの軸心P1周り
に上向き円弧状の揺動軌跡を描く状態で揺動変位可能に
支持され、又、各リンク18の遊端に配備された支軸1
9に、非作業位置と、下部タンク13の上方を開放する
メンテナンス位置とにわたって、上下向きの軸心P3周
りに揺動変位可能に支持されている。
【0022】尚、図3〜5に示す符号24は、対応する
リンク18との接当で、それらの右下方への揺動を規制
することで、上部タンク12を非作業位置に保持するス
トッパである。
【0023】上部タンク12の遊端下部には、下方に向
けて膨出する円弧状の第1カム25が装備され、上部タ
ンク12の遊端下部に対向する下部タンク13の上部に
は、リンク18の揺動軌跡に沿う上向き円弧状の第2カ
ム26が装備され、これら第1カム25と第2カム26
によって、上部タンク12の遊端下部とそれに対向する
下部タンク13の上部との間で、リンク18の揺動軌跡
に沿って上部タンク12の遊端を案内するガイド27が
構成されている。
【0024】又、下部タンク13における第2カム26
の左側には、上部タンク12を作業位置に位置させた際
に第1カム25が係入される切欠き28が形成されてい
る。
【0025】以上の構成から、上部タンク12を作業位
置からメンテナンス位置に変位させる際には、先ず、走
行機体2における縦スクリューコンベヤ15の左後方箇
所に立設した支柱17に装備された各リンク18の揺動
で、上部タンク12を作業位置からそれよりも機体外側
上方となる反揚送コンベヤ5側の上方に設定された非作
業位置に変位させた後に、各リンク18の遊端に配備し
た上下向きの支軸19周りの揺動で、上部タンク12を
非作業位置からそれよりも機体外方側となるメンテナン
ス位置に変位させるようになる。その結果、縦スクリュ
ーコンベヤ15の軸心又は支柱17の軸心周りの揺動の
みで上部タンク12を作業位置からメンテナンス位置に
変位させる場合に比較して、上部タンク12をメンテナ
ンス位置に変位させる際の揺動軸心P3が機体外方側に
位置するようになって、上部タンク12がそのメンテナ
ンス位置側に配備された排ワラ細断装置7に接当するま
での揺動変位角が大きくなることから、穀粒タンク6に
隣接する脱穀装置4などの穀粒タンク6側並びに下部タ
ンク13の上方をより大きく開放することができるよう
になり、もって、穀粒タンク6に隣接する脱穀装置4な
どに対する穀粒タンク6側からのメンテナンスや、穀粒
タンク6の下部に備えられた底スクリュー14などに対
するメンテナンスをより一層行い易くすることができる
ようになっている。
【0026】又、作業位置とメンテナンス位置との間
に、作業位置に対して反揚送コンベヤ5側の上方に位置
する非作業位置を設けたことで、上部タンク12を作業
位置から非作業位置に変位させる際には、上部タンク1
2が、その開口22の下部タンク13の開口23に対す
る内嵌を解除する上方への移動成分と、その投入口11
の揚送コンベヤ5の吐出口10に対する外嵌を解除する
反揚送コンベヤ5側となる右方への移動成分とを有する
右斜め上方に上向き円弧状の移動軌跡を描く状態で移動
するようになり、逆に、上部タンク12を非作業位置か
ら作業位置に変位させる際には、上部タンク12が、そ
の投入口11を揚送コンベヤ5の吐出口10に外嵌させ
る揚送コンベヤ5側となる左方への移動成分と、その開
口22を下部タンク13の開口23に内嵌させる下方へ
の移動成分とを有する左斜め下方に上向き円弧状の移動
軌跡を描く状態で移動するようになることから、上部タ
ンク12の作業位置とメンテナンス位置とにわたる変位
操作を、下部タンク13及び揚送コンベヤ5に対する上
部タンク12の着脱に支障を来すことなく、速やかに行
えるようになっている。
【0027】更に、上部タンク12の遊端下部とそれに
対向する下部タンク13の上部との間にガイド27を装
備したことで、上部タンク12を作業位置と非作業位置
とにわたって変位させる際には、上部タンク12を、そ
の基端と遊端とが支持された安定性の良い両持ち状態に
することができ、その結果、上部タンク12を作業位置
と非作業位置とにわたって変位させる際に、上部タンク
12が撓んでその遊端側が垂れ下がる虞を解消すること
ができ、もって、上部タンク12の変位操作を、上部タ
ンク12の遊端側が垂れ下がって下部タンク13及び揚
送コンベヤ5に対する上部タンク12の着脱に支障を来
す不都合を招くことなく、速やかに行えるようになって
いる。
【0028】しかも、上部タンク12を作業位置に位置
させた状態では、上部タンク12側の第1カム25が下
部タンク13側の第2カム26よりも機体内方側に位置
して切欠き28に係入することから、上部タンク12を
作業位置に安定保持することができるようになってい
る。
【0029】図1、図2及び図8に示すように、排出ス
クリューコンベヤ16は、その基端側スクリューコンベ
ヤ29に対して先端側スクリューコンベヤ30が上下向
きの軸心P4周りに折り畳み可能となるように構成され
ている。基端側スクリューコンベヤ29の左外側箇所に
は、折り畳まれた先端側スクリューコンベヤ30を受け
止める受け具31が装備され、この受け具31には、先
端側スクリューコンベヤ30の左外側箇所から左外側方
に向けて延設されたロックプレート32の挿通を許容す
る挿通孔33が形成されるとともに、ロックプレート3
2の上縁に形成された切欠き34に係入するロック片3
5が横向きの軸心P5周りに上下揺動可能に装備され、
ロック片35はバネ36によって下降付勢され、ロック
プレート32の先端には、受け具31の挿通孔33にロ
ックプレート32を挿通案内するとともに、挿通孔33
に挿通される際にロック片35をバネ36の付勢に抗し
て上昇揺動させる先細り状の案内部37が形成されてい
る。
【0030】つまり、排出スクリューコンベヤ16を折
り畳み状態に切り換える際には、基端側スクリューコン
ベヤ29に向けて先端側スクリューコンベヤ30を上下
向きの軸心P4周りに折り畳み揺動させると、先端側ス
クリューコンベヤ30が受け具31で受け止められた所
定の折り畳み位置に到達するのに伴って、その折り畳み
位置で先端側スクリューコンベヤ30がロックされるよ
うになっており、もって、排出スクリューコンベヤ16
の折り畳み状態への切り換えを容易に行えるようになっ
ている。
【0031】又、基端側スクリューコンベヤ29に装備
した受け具31にロック片35などを備え、先端側スク
リューコンベヤ30にロックプレート32を設けるだけ
の簡単な構成で、先端側スクリューコンベヤ30を折り
畳み位置で固定するロック具38を構成することから、
部品点数の削減を図れるとともに、ロック具38の全体
を比較的コンパクトにすることができるようになってい
る。
【0032】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。 (1)穀粒タンク6としては、板金製の上部タンク12
と下部タンク13とから構成されたものであってもよ
い。 (2)穀粒排出装置8の縦スクリューコンベヤ15を上
部タンク12の支柱17に兼用するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図
【図2】コンバインの全体平面図
【図3】上部タンクを作業位置に位置させた状態を示す
要部の一部縦断背面図
【図4】上部タンクを非作業位置に位置させた状態を示
す要部の一部縦断背面図
【図5】(イ)上部タンクを作業位置に位置させた状態
を示す要部の横断平面図 (ロ)上部タンクを非作業位置に位置させた状態を示す
要部の横断平面図 (ハ)上部タンクをメンテナンス位置に位置させた状態
を示す要部の横断平面図
【図6】(イ)上部タンクを作業位置に位置させた状態
を示す要部の正面図 (ロ)上部タンクを非作業位置に位置させた状態を示す
要部の正面図
【図7】ガイドの構成を示す要部の平面図
【図8】排出スクリューコンベヤの折り畳み構造を示す
斜視図
【符号の説明】
2 走行機体 4 脱穀装置 5 揚送コンベヤ 6 穀粒タンク 10 吐出口 11 投入口 12 上部タンク 13 下部タンク 14 スクリュー 17 支柱 18 リンク 19 支軸 22 開口 23 開口 27 ガイド
フロントページの続き Fターム(参考) 2B396 JA04 JC07 KC05 KC07 KC13 KC14 KE02 KE03 KE04 KE05 KE06 KE07 LA03 LA07 LC06 LC07 LE02 LE05 LE09 LE12 LE14 LE18 LG12 LN02 LN12 LP03 LP08 LP12 LP17 LR02 LR08 LR13 LR19 MC02 ME04 ME09 ME22 MG05 MG07 MG09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体に搭載された穀粒タンクを、脱
    穀装置からの穀粒を揚送する揚送コンベヤの吐出口が接
    続される投入口を備えた上部タンクと、穀粒排出用のス
    クリューを備える下部タンクとから構成し、前記走行機
    体に立設した支柱に、前記上部タンクを、その下端の開
    口が前記下部タンクの開口に接続され、かつ、前記投入
    口が前記吐出口に接続される作業位置と、該作業位置に
    対して反揚送コンベヤ側の上方に設定されて、前記上部
    タンクの前記開口が前記下部タンクの前記開口から離間
    し、かつ、前記投入口が前記吐出口から離間する状態と
    なる非作業位置とにわたって、揺動変位可能に支持する
    リンクを装備し、該リンクの遊端に、前記上部タンク
    を、前記非作業位置と前記下部タンクの上方を開放する
    メンテナンス位置とにわたって揺動変位可能に支持する
    上下向きの支軸を配備してあるコンバインの穀粒タンク
    支持構造。
  2. 【請求項2】 前記上部タンクの遊端下部と、それに対
    向する前記下部タンクの上部との間に、前記リンクの揺
    動軌跡に沿って前記上部タンクの遊端を案内するガイド
    を装備してある請求項1記載のコンバインの穀粒タンク
    支持構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007319070A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Iseki & Co Ltd コンバイン
JP2009261279A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Iseki & Co Ltd コンバイン

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JP2007319070A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Iseki & Co Ltd コンバイン
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