JP4856686B2 - 電動ステアリングロック装置及びモータ制振構造 - Google Patents

電動ステアリングロック装置及びモータ制振構造 Download PDF

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Description

本発明は、車両のステアリングホイールを施錠状態及び解錠状態に切り換え、同車両の盗難防止を図る電動ステアリングロック装置、及び、該電動ステアリングロック装置に好適に用いられるモータ制振構造に関する。
近年、四輪自動車等の車両には、ロックバーをロック位置及びアンロック位置に往復動させ、車両のステアリングホイール(ステアリングシャフト)を施錠状態として同車両の盗難防止を図るステアリングロック装置が搭載されている。
この種のステアリングロック装置には、メカニカルキーをステアリングホイール近傍のキーシリンダに挿し込み回す操作によってステアリングホイールの施解錠状態が切り換わる機械式と、ステアリングシャフトに対してロックバーを電動式の駆動源(アクチュエータ)を用いて往復動し、同ステアリングシャフトに嵌脱させることによりステアリングホイールの施解錠状態が切り換わる電動式とがある。
電動ステアリングロック装置においては、駆動源として電動モータ(DCモータ)を用い、ギヤ噛合機構等を介して同電動モータから駆動力を伝達し、ロックバーを往復動させるように構成されている(例えば、特許文献1を参照)。
そして、この電動ステアリングロック装置では、前記電動モータを保持するモータ保持部材としてのリッド(蓋部材)と、該リッドが嵌着されるとともに、前記電動モータ、ロックバー及びギヤ噛合機構を収容するケース本体とからなるケース部材が設けられている。このケース部材(ケース本体)は、ステアリングシャフトを包囲する円筒状のコラムチューブにブラケットを用いて固定される。
尚、前記したリッド及びケース部材には、従来は、マグネシウムダイカスト(鋳物)が用いられてきたが、車両の軽量化動向に合わせて、最近では高剛性の樹脂材料が用いられつつある。
こうした電動ステアリングロック装置において、ステアリングホイールを施解錠状態とすべく、前記電動モータを作動させると、同電動モータから発生する振動が前記リッドを介してケース部材やコラムチューブ等を伝播し、騒音となって車室内の静粛性が損なわれる問題がある。
これに対し、前記電動モータのケーシングの周囲に不織布を貼着し、該不織布を介在させた状態で当該電動モータをリッドに設けたモータ固定部に圧入固定することで、電動モータからの振動の伝播を緩和する技術が適用されている(例えば、特許文献2を参照)。
しかし、この技術では、不織布は、電動モータを保持するリッドに対して別部材となるものであるため、部品点数の増加につながり、自動車における部品点数削減の要請に反するものとなる。
ところで、上述のような電動ステアリングロック装置に適用される技術ではないが、特許文献3には、その図1に示すように、電動格納式ドアミラー装置において、ミラー格納用の電動モータ(10)を、弾性部材からなるプレート(41)に対向するように設けた一対の弾性腕部(44),(44)で保持させ、同電動モータ(10)の駆動時に発生する振動を当該弾性腕部(44),(44)で吸収するようにした技術が開示されている。ここで、プレート(41)は、弾性をもたせるように、ポリアセタール樹脂や、ゴム等から形成されている。
詳しくは、電動モータ(10)のケーシングの上側を前記弾性腕部(44),(44)で弾性挟持するとともに、当該弾性腕部(44),(44)の先端に設けた係合爪部(45),(45)で同電動モータ(10)の角部を係合させることで、当該電動モータ(10)をプレート(41)に保持させている。
この技術によれば、電動モータ(10)の回転軸方向の振動を吸収し、同振動がプレート(41)を介してユニットブラケット(5)に伝播することを抑制する効果があるとされている。
特開2008−137644号公報 特開2008−168863号公報、図1 実開平7−40290号公報、図1、[0021]段落等
しかしながら、この技術では、特許文献3の図1及び[0021]段落に実施例として記載されているとおり、当該振動伝播の抑制効果は、専ら、電動モータ(10)とプレート(41)との間に介在させたウレタン製のクッション(49)によって得られているものと推定できる。
しかも、この技術を電動ステアリングロック装置に適用したとしても、クッション(49)によって部品点数が増加するばかりでなく、弾性腕部(44),(44)に相当する部位が設けられるべき電動ステアリングロック装置のリッドは、前述したとおり、ダイカスト製品又は高剛性の樹脂材料によって形成されており、しかも、電動モータ(10)と弾性腕部(44),(44)とは面接触することになるため、十分な振動伝播の抑制効果が得られるとは言いがたい。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、電動モータから外部環境への振動伝播効果的に抑制できる電動ステアリングロック装置及びモータ制振構造を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、ステアリングシャフトの回転を禁止するロック位置と、同禁止状態を解除するアンロック位置との間を往復動するロックバーと、該ロックバーを往復動させるための駆動力を発生する電動モータと、該電動モータを保持するモータ保持部材とを備えた電動ステアリングロック装置において、前記モータ保持部材には、対向する一対の接触部位にて同電動モータのケーシングを挟圧固定するモータ固定部が設けられており、前記モータ固定部の一対の接触部位と前記電動モータのケーシングとは、それぞれ線状に接触するようにされており、前記ケーシングの振動を強制的に抑え込むとともに、前記モータ固定部の一対の接触部位と前記電動モータのケーシングとは、それぞれ前記電動モータの回転軸方向に延びる線状に接触するようにされていること、を要旨とする。
同構成によれば、電動ステアリングロック装置の駆動源である電動モータのケーシングが、モータ固定部における一対の接触部位にて挟圧固定されることで、電動モータの駆動時に発生し、ケーシングの振れとして現れる振動そのものが強制的に抑え込まれる。これにより、該電動モータからモータ保持部材、ひいては運転席等の外部環境への振動伝播が効率的に抑制され、車室内の静粛性が確保される。しかも、電動モータのケーシングはモータ固定部の一対の接触部位にて挟持圧力(側圧)を付与された状態でモータ固定部に固定されているので、電動モータが、他にモータ固定用の部材を用いることなく同モータ固定部に安定して固定されるようになる。さらにまた、車両側から発生する車両振動が電動モータに伝播する経路も一対の接触部位に限定されるので、当該車両振動が電動モータに伝播し難くなり、車両振動の電動モータに与える悪影響を効果的に排除できる副次的効果も得られる。
特に、モータ固定部の一対の接触部位と電動モータのケーシングとは、それぞれ線状に接触するので、該ケーシングの振動を強制的に抑え込む効果が増強され、電動モータからモータ保持部材への振動伝播がより有効に抑制されるようになる。
また、一対の接触部位と電動モータのケーシングとの接触部分が電動モータの取り外し方向と直交する方向に線状に延びることになるため、モータ固定部による電動モータの保持固定状態が安定するようになる。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の電動ステアリングロック装置において、前記モータ固定部は、前記モータ保持部材に凹設され、前記電動モータのケーシングを保持する保持凹部と、前記モータ保持部材の本体部より立設され、同ケーシングを挟持する一対のケーシング挟持部とを備え、前記一対の接触部位は、当該一対のケーシング挟持部に各々設けられており、前記一対の接触部位は、それぞれ前記保持凹部から同じ高さ位置であって、前記電動モータの回転軸方向を基準として同じ位置にあるようにされていること、を要旨とする。
同構成によれば、モータ固定部は、電動モータのケーシングを保持する保持凹部と、モータ保持部材の本体部より立設され、電動モータのケーシングを挟持する一対のケーシング挟持部とを含むので、電動モータをモータ保持部材に容易に保持固定させることができ、電動ステアリングロック装置の組み立てが簡単化される。さらに、電動モータのケーシングを挟圧固定する一対の接触部位は、対向するように当該一対のケーシング挟持部に各々設けられているので、不織布やゴムシート等の振動吸収材と同様、電動モータのモータ保持部材への取り付け公差を適度に吸収しつつ、同時に振動抑制効果をも発揮しうるものとなる。しかも、モータ保持部材の本体部が熱や経年で変形したような場合でも、一対のケーシング挟持部は本体部から立設されているので変形し難くなり、電動モータの保持固定状態を恒常的に確保することができるようになる。
特に、一対の接触部位は、それぞれ保持凹部から同じ高さ位置であって、電動モータの回転軸方向を基準として同じ位置にあるようにされている。これにより、一対のケーシング挟持部による、電動モータの挟圧固定状態が一層安定するようになる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の電動ステアリングロック装置において、前記モータ固定部及び一対のケーシング挟持部は、樹脂材料により形成され、同ケーシング挟持部は、前記電動モータのケーシングを前記一対の接触部位にて挟圧固定しうる程度の弾性を備えていること、を要旨とする。
同構成によれば、モータ固定部は、樹脂材料により形成され、一対のケーシング挟持部は、電動モータのケーシングを一対の接触部位にて挟圧固定しうる程度の弾性を備えているので、当該樹脂材料の持つ弾性(撓み性)を有効に活用し、一対のケーシング挟持部によって効果的に電動モータを挟持させることができる。そしてこれにより、効率的に電動モータのケーシングの振動を抑え込むことも可能となる。また、保持凹部及び一対のケーシング挟持部が、樹脂材料により形成されていることで、電動モータの駆動時に金属製のケーシングと、保持凹部又は一対のケーシング挟持部とが接触して発生する金属接触音が解消されるようにもなる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の電動ステアリングロック装置において、前記モータ保持部材には、一対の接触部位を有するモータ固定部が一体的に設けられていること、を要旨とする。
同構成によれば、モータ保持部材には、一対の接触部位を有するモータ固定部が一体的に設けられているので、モータ保持部材のみで電動モータの保持固定、及び、振動伝播の抑制が可能となり、不織布やゴムシート等の振動吸収材が不要となるので、部品点数の削減に寄与するようになる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の電動ステアリングロック装置において、前記モータ固定部は、前記電動モータのケーシングの両側面の各略中心部を前記接触部位にて挟圧固定するようにしたこと、を要旨とする。
同構成によれば、モータ固定部の一対の接触部位によって、ケーシングにおいて振動が最大となる両側面の各略中心部が挟圧固定されるので、該電動モータのケーシングの振動を強制的に抑え込む効果が増強されるとともに、電動モータがその重心近傍にてモータ固定部によって支持固定されることになり、その固定状態がより安定化するようになる。
請求項に記載の発明は、電動モータの振動を抑え込むモータ制振構造において、該電動モータを保持するモータ保持部材には、対向する一対の接触部位にて同電動モータのケーシングを挟圧固定するモータ固定部が設けられており、前記モータ固定部の一対の接触部位と前記電動モータのケーシングとは、それぞれ線状に接触するようにされており、前記ケーシングの振動を強制的に抑え込むとともに、前記モータ固定部の一対の接触部位と前記電動モータのケーシングとは、それぞれ前記電動モータの回転軸方向に延びる線状に接触するようにされていること、を要旨とする。
同構成によれば、電動モータのケーシングが、モータ固定部における一対の接触部位にて挟圧固定されることで、同ケーシングの振動そのものが強制的に抑え込まれ、該電動モータからモータ保持部材、ひいては外部環境への振動伝播が効率的に抑えられる。
特に、モータ固定部の一対の接触部位と電動モータのケーシングとは、それぞれ線状に接触するので、該ケーシングの振動を強制的に抑え込む効果が増強され、電動モータからモータ保持部材への振動伝播がより有効に抑制されるようになる。
また、一対の接触部位と電動モータのケーシングとの接触部分が電動モータの取り外し方向と直交する方向に線状に延びることになるため、モータ固定部による電動モータの保持固定状態が安定するようになる。
本発明の電動ステアリングロック装置及びモータ制振構造によれば、電動モータから外部環境への振動伝播を効果的に抑制することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態について図面に従って説明する。
図1に示すように、自動車等の車両においてその運転席近傍には、円筒状の樹脂製のコラムチューブ2が設けられている。該コラムチューブ2の内部には、ステアリングホイールと車輪(いずれも図示せず)とを連結するとともに、前後方向に延びるように複数のスプライン溝3a,…が外周面に形成された金属製のステアリングシャフト3が回動可能に収納されている。そして、このステアリングホイールの回動操作に伴い、ステアリングシャフト3が回動し、同ステアリングホイールの操作角度に応じた舵角に車輪が操舵されるように構成されている。
前記コラムチューブ2には、電動式に作動してステアリングホイールを施解錠状態に切り換えることにより、第三者による不正なステアリングホイール操作を禁止して車両の盗難防止を図る電動ステアリングロック装置1が設けられている。この電動ステアリングロック装置1は、ロック状態となるとステアリングホイールの回転操作が禁止され同ステアリングホイールが施錠状態となり、アンロック状態となると当該禁止状態が解除され、ステアリングホイールの回転操作が許可され、同ステアリングホイールが解錠状態となる。
この電動ステアリングロック装置1は、車両室内に設けたスタートスイッチ(図示せず)を押下操作することで車両のエンジンが始動するタイプの車両を想定すると、車両内のECUによる制御を通じて、シフトレバーがパーキング位置にあるときにブレーキペダルを踏み込みながらスタートスイッチを操作するとアンロック状態に設定され、同車両から運転者が降りてドアを閉じるとロック状態に設定される。
図1に示すように、前記電動ステアリングロック装置1は、ロック機構15を備え、駆動源として電動モータ(DCモータ)10を用い、同電動モータ10からギヤ噛合機構等を介して駆動力を伝達し、先端部11cが平板状とされ、例えば、機械構造用炭素鋼(記号:S45C)からなるロックバー11を往復動させるように構成されている。該電動モータ10は、前後方向に延びる回転軸10aと、該回転軸10aと一体回転するロータ、及び、静止したステータ(いずれも図示せず)と、該ロータ及びステータを収容するケーシング10bとを備えている。同電動モータ10の回転軸10aには、ウォーム10wが相対回転不能に支承されている。また、ケーシング10bには、上下に対向する一対の側面10cが設けられている。この電動モータ10は、例えば、マブチモータ(株)のRE−280(型番)が使用され、図示しない車載電源から直流電力が供給されて回転軸10aが回転動作する。
また、同電動ステアリングロック装置1には、前記電動モータ10を保持するモータ保持部材としてのリッド(蓋部材)12と、該リッド12が開口部13aに嵌着されることで内部に収容物が封入されるとともに、前記電動モータ10、ロックバー11、及び、ロック機構15を収容するケース本体13と、からなるケース部材14が設けられている。そして、リッド12は、ケース部材14に対し、その内側の一部13cを介してねじ12sを用いて一体的に組み付けられている。
このケース本体13は、前記コラムチューブ2に対して、略円弧状のブラケット4、該ブラケット4及びケース本体13を回動可能に挿通固定するピン5、並びに、同ブラケット4をケース本体13に固定するネジ6を介して固設されている。尚、図1に示す電動ステアリングロック装置1では、リッド12及びケース本体13とからなるケース部材14は、高剛性の樹脂材料、ここではポリアミド66樹脂を用いて形成されている。
図1及び図2に示すように、前記リッド12の内面には、前記電動モータ10のケーシング10bを固定するモータ固定部12aが一体的に設けられている。このモータ固定部12aは、平板状とされたリッド本体部12pに凹設され、電動モータ10のケーシング10bを保持する断面略U字状の保持凹部12bと、該リッド本体部12pより右方に向けて立設され、同ケーシング10bを挟持する一対のケーシング挟持部12c,12c、及び、ケーシング10bをその回転軸方向の前後2つの位置にて支持する前後一対の支持部12d,12eとから構成されている。尚、図2に拡大して示すように一対のケーシング挟持部12c,12cの先端部近傍の内側には、電動モータ10のケーシング10bに側圧を付与しつつ挟み込むための一対の接触部位12f,12fが対向するように凸設されている。そして、該各接触部位12f,12fは、それぞれ四角垂台形状に形成されている。このように電動モータ10は、リッド12において、一対のケーシング挟持部12c,12cの各接触部位12f,12fにて挟圧固定され、保持凹部12bにて保持されているだけであり、当該モータ固定部12aから容易に取り外す(取り付けも同様)ことができる。
図1及び図2に示すように、前記ロック機構15は、電動モータ10と、該電動モータ10によって、ロック位置とアンロック位置との間を往復動されるロックバー11と、同電動モータ10の回転軸10aと直交するように左右方向に延びるシャフト16とを備えている。このシャフト16は、例えば、機械構造用炭素鋼(記号:S20C)からなる。
このロック機構15には、さらに、前記シャフト16の左側端部に相対回転不能に軸支され、前記電動モータ10のウォーム10wと噛合することで、回転軸10aの回転力を当該シャフト16に伝達するウォームホイール16wと、同シャフト16の膨出部16aに設けたねじ部と貫通孔17dにて螺合し、当該シャフト16の回転に伴い左右方向に往復動するロックストッパ17とが設けられている、このロックストッパ17は、非磁性体である金属、例えば、亜鉛ダイカストからなる。また、このロックストッパ17の下端部17aには、マグネットmが嵌入固定されている。
図2に示すように、ロックストッパ17には、シャフト16の軸方向に沿って延びる一対のガイド片17c,17cが突設されている。そして、前記ケース本体13の内面には、これらガイド片17c,17cを左右方向に案内する一対の案内レール13d,13dが形成されている。
本実施形態において、ロックストッパ17が、前述のように非磁性体である金属から形成されているのは、これが鉄等の磁性体を有する金属から形成されていると、後述する磁気的手法によるロックバー11の位置の検出に悪影響を与えるからである。
図1及び図2に示すように、このロック機構15は、さらに、ロックバー11とロックストッパ17との間に介装され、同ロックバー11をロックストッパ17からステアリングシャフト3に向けて付勢するスプリングS1を備えている。
詳しくは、ロックバー11には、スプリングS1、及びロックストッパ17の下端部17aを包囲する矩形状の枠部11aが設けられている。そして、該ロックバー11には、前記枠部11aの内側に突出するように突起11bが設けられており、前記スプリングS1は、該突起11bに一端が固定されるとともに、他端がロックストッパ17の下端部17aに凹設された凹部17bに収納されることでロックバー11とロックストッパ17との間に介装されている。
そして、図2を参照して、ロックストッパ17が右方に移動すると、ロックバー11は、当該ロックストッパ17によってスプリングS1を介して押圧され、右方に移動する。そして、ロックストッパ17が左方に移動すると、ロックバー11の枠部11aが、ロックストッパ17によって押圧され、同ロックバー11が左方に移動するように構成されている。尚、図1及び図2に示すロック機構15では、ロックストッパ17の姿勢を安定させるべく、同ロックストッパ17とリッド12との間に介装され、当該ロックストッパ17をステアリングシャフト3に向けて付勢するスプリングS2をさらに備えている。
図1を参照して、ロック機構15は、さらに、ロックストッパ17の下端部17aと摺動し、同ロックストッパ17を左右方向に案内するガイド溝18aが凹設された樹脂製のガイド部材18を備えている。尚、このガイド部材18には、電動モータ10を左方から保持凹部12bに押さえ付ける押さえ部18bが設けられている。
そして、前記ケース本体13には、ロック機構15と共に、接続用端子19t1,19t2,19t3を有し、ロックバー11の位置検出用のホールIC19a,19bを含む各種電子部品を実装した回路基板19が当該ガイド部材18に被われた状態で収容されている。ここで、ホールIC19aは、ロックバー11がロック位置に到達したときにロックストッパ17の下端部17aにおけるマグネットmと近接するように回路基板19に実装され、ホールIC19bは、ロックバー11がアンロック位置に到達したときに同マグネットmと近接するように回路基板19に実装されている。
この回路基板19には、前記ホールIC19a,19bから出力される信号に基づいてロックバー11の位置を検出し、電動モータ10を駆動制御するステアリングロックECU19eが実装されている。該ステアリングロックECU19eは、電動ステアリングロック装置1がアンロック状態のときに、車両内のECUからロック要求指令を受信すると、ロックバー11がロック位置に移動するまで電動モータ10を一方向に回転させ、電動ステアリングロック装置1をロック状態にする。一方、ステアリングロックECU19eは、電動ステアリングロック装置1がロック状態のときに、車両内のECUからアンロック要求指令を受信すると、ロックバー11がアンロック位置に移動するまで電動モータ10を他方向に回転させ、電動ステアリングロック装置1をアンロック状態にする。
このロック機構15の動作を具体的に説明すると、図3(a)及び図3(b)に示すように、電動モータ10の回転軸10aの回転に伴い、ウォーム10wとウォームホイール16wとの噛合によって同電動モータ10の回転力がシャフト16に伝達される。同シャフト16は、ロックストッパ17に往復動可能に螺合されている(図2参照)ので、当該シャフト16の回転に伴い、ロックストッパ17が前記ガイド部材18のガイド溝18a(図1参照)に沿って左右方向に往復動する。
詳しくは、図3(a)に示すように、電動モータ10が駆動され、ロックストッパ17が左方に移動すると、ロックバー11が、ロックストッパ17によってスプリングS1を介して押圧され、同左方に移動する。このようにロックバー11が左方に移動し、ロック位置にある場合には、ロックバー11の先端部が、ケース本体13に貫通形成した貫通孔13bと、コラムチューブ2に透設した透孔2aとを通ってステアリングシャフト3のスプライン溝3aと嵌合する。このとき、電動ステアリングロック装置1はロック状態に設定され、ステアリングシャフト3、即ち、ステアリングホイールの回転操作が禁止される。ここで、回路基板19のホールIC19aによって検出される前記マグネットmからの磁束密度が所定の閾値を超え、ロックバー11がロック位置にある旨がステアリングロックECU19eによって認識されると、電動モータ10の駆動が停止される。
一方、図3(b)に示すように、電動モータ10が駆動され、ロックストッパ17が右方に移動すると、ロックストッパ17が、ロックバー11の枠部11aに引っ掛けられ、同ロックバー11が同右方に移動する。このようにロックバー11が右方に移動し、アンロック位置にある場合には、前記嵌合状態が解除される。そして、電動ステアリングロック装置1がアンロック状態に設定され、ステアリングシャフト3、即ち、ステアリングホイールの回転操作が許可される。ここで、回路基板19のホールIC19bによって検出される前記マグネットmからの磁束密度が所定の閾値を超え、ロックバー11がアンロック位置にある旨がステアリングロックECU19eによって認識されると、電動モータ10の駆動が停止される。尚、ウォームホイール16wは、ウォーム10wと噛合することで電動モータ10の回転を減速させる減速比になるように構成されており、これにより、ロックバー11の往復動に必要なトルクが確保されている。
図4(a)〜図4(c)に示すように、本実施形態の電動ステアリングロック装置1は、前記リッド12において、対向する一対の接触部位12f,12fにて同電動モータ10のケーシング10bを挟圧固定するモータ固定部12aが一体的に設けられている点に特徴を有する。これら一対の接触部位12f,12fは、前記リッド本体部12pより立設された一対のケーシング挟持部12c,12cに各々設けられている(図1参照)。
このように、本実施形態において、モータ固定部12aのケーシング挟持部12c,12cの接触部位12f,12fによって同電動モータ10のケーシング10bを挟圧固定する構造を採用しているのは、同一対の接触部位12f,12fによって、電動モータ10の駆動時に発生し、ケーシング10bの振れとして現れる振動(各側面10cに垂直な方向の振動)そのものが強制的に抑え込まれる。そして、該電動モータ10からリッド12やケース本体13、ひいてはコラムチューブ2を伝播して運転席等の外部環境への振動伝播が抑制されるためである。ここで、電動モータ10の駆動時に発生する振動は、磁気振動とも呼ばれ、ケーシング10bに収容され、回転するロータと、ケーシング10bに固定されたステータとの間のエアーギャップで発生するものと考えられている。
詳しくは、図4(c)に示すように、モータ固定部12aでは、電動モータ10のケーシング10bの略矩形状をなす両側面10c,10cの各略中心部を前記一対の接触部位12f,12fにて挟圧固定するようにしている。換言すれば、一対の接触部位12f,12fは、該矩形の各側面10cの対角線が交差する領域にて電動モータ10のケーシング10bを挟圧固定するようにしている。このように、一対の接触部位12f,12fによって、電動モータ10のケーシング10bにおいて振動が最大となる両側面10c,10cの各略中心部が挟圧固定されるので、該電動モータ10のケーシング10bの振動を強制的に抑え込む効果が効率的に得られている。
以下、本発明の実施形態に係るモータ固定部12aの一対のケーシング挟持部12c,12cによって電動モータ10が固定される状態について説明する。ここで、同ケーシング挟持部12c,12cの動作は、図1、図2、図4(a)、及び図4(b)の上下方向で対称であり、以下、下方のケーシング挟持部12cを用いて説明する。
まず、図5(a)(i)及び図5(a)(ii)に示すように、保持凹部12bに電動モータ10が保持されていない状態では、一対のケーシング挟持部12c,12cは、リッド本体部12pに対して直立した状態にある。この状態では、各ケーシング挟持部12cの接触部位12fは、保持凹部12bの内側に入り込んだ状態となっている。
そして、図5(b)(i)及び図5(b)(ii)に示すように、同保持凹部12bに電動モータ10が保持されると、一対のケーシング挟持部12c,12cは、高剛性の樹脂材料(ナイロン66樹脂)により形成され、適度の弾性(撓み性)を備えているので、外側に僅かに屈曲する(撓む)。そして、同ケーシング挟持部12c,12cは、電動モータ10のケーシング10bの側面10c,10cに対し、外側に屈曲するときの反力として挟持圧力(側圧)を付与しつつ、同ケーシング10bを各接触部位12f,12fにて挟圧固定する。ここで、略円錐台形状をなす接触部位12fは、その上面が電動モータ10の側面10cに対して傾斜するので、各接触部位12f,12fと電動モータ10のケーシング10bとは、該上面の下側の辺にて、それぞれ線状の接触部分を形成しつつ接触する(線状に接触する)ようになる。詳しくは、図1及び図2を参照して、各接触部分は、電動モータ10の回転軸方向に延びるように設定されている。またこれにより、各接触部分が電動モータ10の取り外し方向と直交する方向に延びることになるため、保持凹部12bによる電動モータ10の保持状態が安定するようにもなる。さらに、これら一対の線状の接触部分は、それぞれ、保持凹部12bから同じ高さ位置であって、電動モータ10の回転軸方向を基準として同じ位置にあるようにされている。これにより、一対のケーシング挟持部12c,12cによる、電動モータ10の挟圧固定状態が一層安定するようになる。
本実施形態の電動ステアリングロック装置1によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)電動ステアリングロック装置1の駆動源である電動モータ10のケーシング10bが、モータ固定部12aにおける一対の接触部位12f,12fにて挟圧固定されることで、電動モータ10の駆動時に発生し、ケーシング10bの振れとして現れる振動そのものが強制的に抑え込まれる。これにより、該電動モータ10からリッド12、ひいては運転席等の外部環境への振動伝播が効率的に抑制され、車室内の静粛性が確保される。しかも、電動モータ10のケーシング10bはモータ固定部12aの一対の接触部位12f,12fにて挟持圧力(側圧)を付与された状態でモータ固定部12aに固定されているので、電動モータ10が、他にモータ固定用の部材を用いることなく同モータ固定部12aに安定して固定されるようになる。さらにまた、車両側から発生する車両振動が電動モータ10に伝播する経路も一対の接触部位12f,12fに限定されるので、当該車両振動が電動モータ10に伝播し難くなり、車両振動の電動モータ10に与える悪影響を効果的に排除できる副次的効果も得られる。
(2)リッド12には、一対の接触部位12f,12fを有するモータ固定部12aが一体的に設けられているので、当該リッド12のみで電動モータ10の保持固定、及び、振動伝播の抑制が可能となり、不織布やゴムシート等の振動吸収材が不要となるので、部品点数の削減に寄与するようになる。
(3)モータ固定部12aの一対の接触部位12f,12fと電動モータ10のケーシング10bとは、それぞれ線状に接触するので、該ケーシング10bの振動を強制的に抑え込む効果が増強され、電動モータ10からリッド12への振動伝播がより有効に抑制されるようになる。
(4)モータ固定部12aの一対の接触部位12f,12fによって、ケーシング10bにおいて振動が最大となる両側面10c,10cの各略中心部が挟圧固定されるので、該電動モータ10のケーシング10bの振動を強制的に抑え込む効果が増強されるとともに、電動モータ10がその重心近傍にてモータ固定部12aによって支持固定されることになり、その固定状態が安定化するようになる。
(5)モータ固定部12aは、電動モータ10のケーシング10bを保持する保持凹部12bと、リッド本体部12pより立設され、電動モータ10のケーシング10bを挟持する一対のケーシング挟持部12c,12cとを含むので、電動モータ10をリッド12に容易に保持固定させることができ、電動ステアリングロック装置1の組み立てが簡単化される。さらに、電動モータ10のケーシング10bを挟圧固定する一対の接触部位12f,12fは、保持凹部12bの内側に入り込んだ状態で対向するように当該一対のケーシング挟持部12c,12cに各々設けられているので、不織布やゴムシート等の振動吸収材と同様、電動モータ10のリッド12への取り付け公差を適度に吸収しつつ、同時に振動抑制効果をも発揮しうるものとなる。しかも、リッド本体部12pが熱や経年で変形したような場合でも、一対のケーシング挟持部12c,12cはリッド本体部12pから立設されているので変形し難くなり、電動モータ10の保持固定状態を恒常的に確保することができるようになる。
(6)モータ固定部12aは、高剛性の樹脂材料であるナイロン66樹脂により形成され、一対のケーシング挟持部12c,12cは、電動モータ10のケーシング10bを一対の接触部位12f,12fにて挟圧固定しうる程度の弾性を備えているので、当該樹脂材料の持つ弾性(撓み性)を有効に活用し、一対のケーシング挟持部12c,12cによって効果的に電動モータ10を挟持させることができる。そしてこれにより、効率的に電動モータ10のケーシング10bの振動を抑え込むことも可能となる。
(7)保持凹部12b及び一対のケーシング挟持部12c,12cが、樹脂材料により形成されていることで、電動モータ10の駆動時に、金属製のケーシング10bと、保持凹部12b又は一対のケーシング挟持部12c,12cとが接触して発生する金属接触音が解消されるようになる。
尚、上記実施形態は以下のように変形してもよい。
・上記実施形態では、モータ保持部材としてのリッド12には、一対の接触部位12f,12fを有するモータ固定部12aを一体的に設けた。しかしこれに限られず、モータ固定部12aは、当該リッド12と別部材とすることもできるし、一対のケーシング挟持部12c,12cのみを当該リッド12と別部材とすることもできる。さらには、一対の接触部位12f,12fのみを当該リッド12と別部材とすることもできる。
・上記実施形態では、モータ固定部12aの一対の接触部位12f,12fと電動モータ10のケーシング10bとは、それぞれ線状に接触するようにしたが、これに限られず、点状に接触するようにしてもよい。
・上記実施形態では、電動モータ10のケーシング10bの両側面10c,10cと、モータ固定部12aの一対の接触部位12f,12fとの線状の接触部分は、電動モータ10の回転軸方向に延びるように設定され、且つ、保持凹部12bから同じ高さ位置であって、電動モータ10の回転軸方向を基準として同じ位置にあるようにした。しかしこれに限られず、一対のケーシング挟持部12c,12cによる、電動モータ10の挟圧固定状態が安定されるものであれば、当該線状の接触部分は、電動モータ10の回転軸方向と交差する方向に延びるように設定されていてもよいし、保持凹部12bから同じ高さ位置になくともよく、電動モータ10の回転軸方向を基準として同じ位置になくともよい。さらには、同線状の接触部分は、円形や多角形等の閉じた線状や、その他の開いたパターンの形(C字形やV字形等)に設定することもできる。
・上記実施形態では、モータ固定部12aを一体的に有するリッド12は、高剛性の樹脂材料であるナイロン66樹脂を用いて形成した。しかしこれに限られず、その他の高剛性の樹脂、例えば、ポリフェニレンスルフィド(PPS)やポリブチレンテレフタレート(PBT)等を用いて形成することも可能である。
・上記実施形態では、本発明の技術的思想に係る、電動モータ10の振動を抑え込むモータ制振構造(リッド12に対向する一対の接触部位12f,12fにて同電動モータ10のケーシング10bを挟圧固定するモータ固定部12aが一体的に設けられている構造)を電動ステアリングロック装置1に適用したが、これに限られず、同モータ制振構造は、電動格納式ドアミラー装置、電動ミラー装置、その他の電動モータを使用する電動アクチュエータ装置にも特に限定することなく適用することができる。
・上記実施形態では、ロックバー11の位置を電磁的手法であるマグネットとホールICを使用した手法により検出するようにしたが、これに限られず、接触式スイッチを用いた接触式手法によることもできるし、光学センサを用いた工学的手法によることも可能である。
・上記実施形態では、ロックバー11及びシャフト16は、例えば、機械構造用炭素鋼(記号:S20C,S45C)を用いて形成したが、それ以外に、ロックストッパ17と同様に、非磁性体である金属、例えば、亜鉛ダイカストを用いて形成することもできる。
さらに、前記した実施形態および変形例より把握できる技術的思想について以下に記載する。
○電動ステアリングロック装置において、前記モータ固定部の一対の接触部位と前記電動モータのケーシングとは、それぞれ点状に接触するようにされていること
同構成によれば、モータ固定部の一対の接触部位と電動モータのケーシングとは、それぞれ点状に接触するようにされているので、該電動モータのケーシングの振動を強制的に抑え込む効果が増強され、電動モータからモータ固定部への振動伝播がより有効に抑制されるようになる。
○電動ステアリングロック装置において、前記モータ固定部の一対の接触部位と前記電動モータのケーシングとは、それぞれ前記電動モータの回転軸方向に延びる線状に接触するようにされていること
同構成によれば、一対の接触部位と電動モータのケーシングとの接触部分が電動モータの取り外し方向と直交する方向に線状に延びることになるため、モータ固定部による電動モータの保持固定状態が安定するようになる。
本発明の実施形態に係る電動ステアリングロック装置の全体構成(コラムチューブへの取り付け状態)を示す斜視分解図。 本発明の実施形態に係る電動ステアリングロック装置のロック機構の要部を示す斜視分解図。 本発明の実施形態に係る電動ステアリングロック装置の動作状態を示す図であり、(a)は、ロックバーがステアリングシャフトに嵌合したロック状態を示す要部断面図、(b)は、同嵌合状態が解除されたアンロック状態を示す要部断面図。 本発明の実施形態に係るモータ固定部に電動モータが固定されている状態を示す図であり、(b)は、電動モータが固定された状態のリッドを内側から観た平面図、(a)は、(b)のA−A線矢視断面図、(c)は、(b)のB−B線矢視断面図。 本発明の実施形態に係るモータ固定部によって電動モータが固定される状態を示す図であり、(a)(i)は、電動モータを固定する前の一対のケーシング挟持部(モータ固定部)の状態を示す要部断面図、(a)(ii)は、同状態を示す要部平面図、(b)(i)は、電動モータを固定した後の一対のケーシング挟持部(モータ固定部)の状態を示す要部断面図、(b)(ii)は、同状態を示す要部平面図。
符号の説明
1…電動ステアリングロック装置、2…コラムチューブ、3…ステアリングシャフト、10…電動モータ、10b…ケーシング、10c…側面、11…ロックバー、12…リッド(モータ保持部材)、12a…モータ固定部、12b…保持凹部、12c…ケーシング挟持部、12f…接触部位、12p…本体部

Claims (6)

  1. ステアリングシャフトの回転を禁止するロック位置と、同禁止状態を解除するアンロック位置との間を往復動するロックバーと、該ロックバーを往復動させるための駆動力を発生する電動モータと、該電動モータを保持するモータ保持部材とを備えた電動ステアリングロック装置において、
    前記モータ保持部材には、対向する一対の接触部位にて同電動モータのケーシングを挟圧固定するモータ固定部が設けられており、
    前記モータ固定部の一対の接触部位と前記電動モータのケーシングとは、それぞれ線状に接触するようにされており、前記ケーシングの振動を強制的に抑え込むとともに、前記モータ固定部の一対の接触部位と前記電動モータのケーシングとは、それぞれ前記電動モータの回転軸方向に延びる線状に接触するようにされていることを特徴とする電動ステアリングロック装置。
  2. 請求項1に記載の電動ステアリングロック装置において、
    前記モータ固定部は、前記モータ保持部材に凹設され、前記電動モータのケーシングを保持する保持凹部と、前記モータ保持部材の本体部より立設され、同ケーシングを挟持する一対のケーシング挟持部とを備え、前記一対の接触部位は、当該一対のケーシング挟持部に各々設けられており、
    前記一対の接触部位は、それぞれ前記保持凹部から同じ高さ位置であって、前記電動モータの回転軸方向を基準として同じ位置にあるようにされている電動ステアリングロック装置。
  3. 請求項に記載の電動ステアリングロック装置において、
    前記モータ固定部及び一対のケーシング挟持部は、樹脂材料により形成され、同ケーシング挟持部は、前記電動モータのケーシングを前記一対の接触部位にて挟圧固定しうる程度の弾性を備えている電動ステアリングロック装置。
  4. 請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の電動ステアリングロック装置において、
    前記モータ保持部材には、一対の接触部位を有するモータ固定部が一体的に設けられている電動ステアリングロック装置。
  5. 請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の電動ステアリングロック装置において、
    前記モータ固定部は、前記電動モータのケーシングの両側面の各略中心部を前記接触部位にて挟圧固定するようにした電動ステアリングロック装置。
  6. 電動モータの振動を抑え込むモータ制振構造において、
    該電動モータを保持するモータ保持部材には、対向する一対の接触部位にて同電動モータのケーシングを挟圧固定するモータ固定部が設けられており、
    前記モータ固定部の一対の接触部位と前記電動モータのケーシングとは、それぞれ線状に接触するようにされており、前記ケーシングの振動を強制的に抑え込むとともに、前記モータ固定部の一対の接触部位と前記電動モータのケーシングとは、それぞれ前記電動モータの回転軸方向に延びる線状に接触するようにされていることを特徴とするモータ制振構造。
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