JP2706891B2 - 打抜板紙の屑部除去装置 - Google Patents
打抜板紙の屑部除去装置Info
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- JP2706891B2 JP2706891B2 JP20844593A JP20844593A JP2706891B2 JP 2706891 B2 JP2706891 B2 JP 2706891B2 JP 20844593 A JP20844593 A JP 20844593A JP 20844593 A JP20844593 A JP 20844593A JP 2706891 B2 JP2706891 B2 JP 2706891B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動打抜機等
で適宜大きさの打抜板紙に必要な箱、玩具、文房具、装
飾具等の適数枚の成形部と不必要な屑部との切目を、繋
ぎ部を適宜間隔に残して形成し、このような打抜板紙か
ら屑部を残して成形部のみを下方へ押圧して打抜く際に
使用される打抜板紙の屑部除去装置に関するものであ
る。
で適宜大きさの打抜板紙に必要な箱、玩具、文房具、装
飾具等の適数枚の成形部と不必要な屑部との切目を、繋
ぎ部を適宜間隔に残して形成し、このような打抜板紙か
ら屑部を残して成形部のみを下方へ押圧して打抜く際に
使用される打抜板紙の屑部除去装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の打抜板紙の屑部除去装置
としては、押型に位置及び形状を一致させた数個の型孔
が左右側方へ適宜間隔に穿設された下型をアルミニウム
で一体に成形し、この下型上に適数枚の打抜板紙を重ね
て載置し、そして、押型を降下させて、押型で下型の型
孔部分を押圧して、打抜板紙から屑部を残して一側端の
成形部を下方へ打抜き、次に、同様にして、打抜板紙か
ら屑部を残して一側端から 2番目の成形部を下方へ打抜
く、というように、押型のみを一側方から他側方へ所定
距離ずつ順次移動させて、各打抜板紙の一側端の成形部
から他側端の成形部へ順次打抜くようにしていた。
としては、押型に位置及び形状を一致させた数個の型孔
が左右側方へ適宜間隔に穿設された下型をアルミニウム
で一体に成形し、この下型上に適数枚の打抜板紙を重ね
て載置し、そして、押型を降下させて、押型で下型の型
孔部分を押圧して、打抜板紙から屑部を残して一側端の
成形部を下方へ打抜き、次に、同様にして、打抜板紙か
ら屑部を残して一側端から 2番目の成形部を下方へ打抜
く、というように、押型のみを一側方から他側方へ所定
距離ずつ順次移動させて、各打抜板紙の一側端の成形部
から他側端の成形部へ順次打抜くようにしていた。
【０００３】また、一方では、押型と、この押型に位置
及び形状を一致させた数個の型孔が穿設された下型とを
保持しておき、この下型上に適数枚の打抜板紙を重ねて
載置し、そして、押型を降下させて、押型で下型の型孔
部分を押圧して、打抜板紙から屑部を残して一側端の成
形部を下方へ打抜き、次に、打抜板紙のみを他側方へ所
定距離させて、同様にして、打抜板紙から屑部を残して
一側端から 2番目の成形部を下方へ打抜く、というよう
に、打抜板紙のみを一側方から他側方へ所定距離ずつ順
次移動させて、各打抜板紙の一側端の成形部から他側端
の成形部へ順次打抜くようにしていた。
及び形状を一致させた数個の型孔が穿設された下型とを
保持しておき、この下型上に適数枚の打抜板紙を重ねて
載置し、そして、押型を降下させて、押型で下型の型孔
部分を押圧して、打抜板紙から屑部を残して一側端の成
形部を下方へ打抜き、次に、打抜板紙のみを他側方へ所
定距離させて、同様にして、打抜板紙から屑部を残して
一側端から 2番目の成形部を下方へ打抜く、というよう
に、打抜板紙のみを一側方から他側方へ所定距離ずつ順
次移動させて、各打抜板紙の一側端の成形部から他側端
の成形部へ順次打抜くようにしていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者
は、下型の数個の型孔を左右側方へ適宜間隔に穿設する
関係上、下型がどうしても大型になるため、重量が著し
く重く、下型の着脱操作が極めて面倒であるばかりでな
く、下型が頗る高価になる欠点があった。
は、下型の数個の型孔を左右側方へ適宜間隔に穿設する
関係上、下型がどうしても大型になるため、重量が著し
く重く、下型の着脱操作が極めて面倒であるばかりでな
く、下型が頗る高価になる欠点があった。
【０００５】また、後者は、打抜板紙から屑部を残して
成形部のみを下方へ押圧して打抜く際に、 1回毎に下型
上に適数枚の打抜板紙を重ねて載置したり、打抜き後は
1回毎に下型上の打抜板紙の屑部を手で取出して捨てた
りしなければならないため、作業能率が悪く、頗る不経
済であった。
成形部のみを下方へ押圧して打抜く際に、 1回毎に下型
上に適数枚の打抜板紙を重ねて載置したり、打抜き後は
1回毎に下型上の打抜板紙の屑部を手で取出して捨てた
りしなければならないため、作業能率が悪く、頗る不経
済であった。
【０００６】そこで、本発明は、上述のような課題を解
決するために創出されたもので、下型の小型化を図っ
て、重量を著しく軽くし、下型の着脱操作を極めて容易
にできるようにするばかりでなく、下型をアルミニウム
で頗る安価に成形可能で、下型の刃の損傷も少なく、更
には、作業能率が良好で、頗る経済的な打抜板紙の屑部
除去装置を提供するものである。
決するために創出されたもので、下型の小型化を図っ
て、重量を著しく軽くし、下型の着脱操作を極めて容易
にできるようにするばかりでなく、下型をアルミニウム
で頗る安価に成形可能で、下型の刃の損傷も少なく、更
には、作業能率が良好で、頗る経済的な打抜板紙の屑部
除去装置を提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のような
目的を達成するために、前側及び後側に移動受部を夫々
設けた除去装置本体１と、この除去装置本体１の内部に
支持枠１３を、移動手段を介して左右側方へ移動自在に
支持し、この支持枠１３の下側に、打抜板紙Ａの必要な
成形部を押下げて打抜く適宜形状の 1個又は複数個の押
型１９を、支持板１７を介して上下方向へ移動自在に支
持して成る押型保持体１１と、左側保持板３４と右側保
持板３５との間に、前記押型１９に位置及び形状を一致
させた型孔３６が 1個又は複数個穿設された下型３７を
前後方向へ出入自在に支持し、且つその両側部に前記除
去装置本体１の移動受部に夫々連動する移動部を左右側
方へ移動自在に取付けて成る下型保持体３１と、前記除
去装置本体１の左端部及び右端部の適宜位置に夫々吊着
した一対の左側板紙保持体５１及び右側板紙保持体５２
とから構成したものである。
目的を達成するために、前側及び後側に移動受部を夫々
設けた除去装置本体１と、この除去装置本体１の内部に
支持枠１３を、移動手段を介して左右側方へ移動自在に
支持し、この支持枠１３の下側に、打抜板紙Ａの必要な
成形部を押下げて打抜く適宜形状の 1個又は複数個の押
型１９を、支持板１７を介して上下方向へ移動自在に支
持して成る押型保持体１１と、左側保持板３４と右側保
持板３５との間に、前記押型１９に位置及び形状を一致
させた型孔３６が 1個又は複数個穿設された下型３７を
前後方向へ出入自在に支持し、且つその両側部に前記除
去装置本体１の移動受部に夫々連動する移動部を左右側
方へ移動自在に取付けて成る下型保持体３１と、前記除
去装置本体１の左端部及び右端部の適宜位置に夫々吊着
した一対の左側板紙保持体５１及び右側板紙保持体５２
とから構成したものである。
【０００８】
【作用】そして、上述のような技術的手段により、打抜
板紙Ａから屑部を残して成形部のみを下方へ押圧して打
抜く際には、先ず、下型保持体３１の下型３７を前方へ
引出し、この下型３７上に、上面に箱、玩具、文房具、
装飾具等の適数枚の成形部が左右側方へ適宜間隔に印刷
された50枚〜 100枚の打抜板紙Ａを重ねて載置して下型
３７を後方へ押入れ、左側板紙保持体５１と右側板紙保
持体５２との各板紙保持板５４相互間上に50枚〜 100枚
の打抜板紙Ａを保持しておく。そして、押型保持体１１
及び下型保持体３１を作動させると、押型保持体１１の
押型１９が降下して、押型１９で下型保持体３１の下型
３７の型孔３６部分を押圧して、打抜板紙Ａから屑部を
残して一側端の成形部のみを下方へ打抜き、その後、押
型保持体１１の押型１９が上昇する。次に、移動手段１
５，１６によって、押型保持体１１の押型１９が支持枠
１３を介して一側方へ所定距離移動して停止すると同時
に、除去装置本体１の移動受部７，８及び下型保持体３
１の移動部４２によって、下型保持体３１の下型３７も
一側方へ所定距離移動して停止し、続いて、押型保持体
１１の押型１９が降下して、押型１９で下型保持体３１
の下型３７の型孔３６部分を押圧して、打抜板紙Ａから
屑部を残して一側端から 2番目の成形部のみを下方へ打
抜き、その後、押型保持体１１の押型１９が上昇する。
板紙Ａから屑部を残して成形部のみを下方へ押圧して打
抜く際には、先ず、下型保持体３１の下型３７を前方へ
引出し、この下型３７上に、上面に箱、玩具、文房具、
装飾具等の適数枚の成形部が左右側方へ適宜間隔に印刷
された50枚〜 100枚の打抜板紙Ａを重ねて載置して下型
３７を後方へ押入れ、左側板紙保持体５１と右側板紙保
持体５２との各板紙保持板５４相互間上に50枚〜 100枚
の打抜板紙Ａを保持しておく。そして、押型保持体１１
及び下型保持体３１を作動させると、押型保持体１１の
押型１９が降下して、押型１９で下型保持体３１の下型
３７の型孔３６部分を押圧して、打抜板紙Ａから屑部を
残して一側端の成形部のみを下方へ打抜き、その後、押
型保持体１１の押型１９が上昇する。次に、移動手段１
５，１６によって、押型保持体１１の押型１９が支持枠
１３を介して一側方へ所定距離移動して停止すると同時
に、除去装置本体１の移動受部７，８及び下型保持体３
１の移動部４２によって、下型保持体３１の下型３７も
一側方へ所定距離移動して停止し、続いて、押型保持体
１１の押型１９が降下して、押型１９で下型保持体３１
の下型３７の型孔３６部分を押圧して、打抜板紙Ａから
屑部を残して一側端から 2番目の成形部のみを下方へ打
抜き、その後、押型保持体１１の押型１９が上昇する。
【０００９】このように、先ず、左側板紙保持体５１と
右側板紙保持体５２との各板紙保持板５４相互間上に50
枚〜 100枚の打抜板紙Ａを保持しておいて、押型保持体
１１の押型１９と下型保持体３１の下型３７とを一側方
から他側方へ所定距離ずつ順次移動させて、各打抜板紙
Ａの一側端の成形部から他側端の成形部へ順次打抜き、
その後、下型保持体３１の下型３７を前方へ引出して、
下型３７上の打抜板紙Ａの屑部を手で取出して捨て、こ
の下型３７上に次の50枚〜 100枚の打抜板紙Ａを重ねて
載置して下型３７を後方へ押入れ、左側板紙保持体５１
と右側板紙保持体５２との各板紙保持板５４相互間上に
次の50枚〜 100枚の打抜板紙Ａを保持しておいて、今度
は、押型保持体１１の押型１９と下型保持体３１の下型
３７とを他側方から一側方へ所定距離ずつ順次移動させ
て、各打抜板紙Ａの他側端の成形部から一側端の成形部
へ順次打抜き、その後、下型保持体３１の下型３７を前
方へ引出して、下型３７上の打抜板紙Ａの屑部を手で取
出して捨てるようにする。
右側板紙保持体５２との各板紙保持板５４相互間上に50
枚〜 100枚の打抜板紙Ａを保持しておいて、押型保持体
１１の押型１９と下型保持体３１の下型３７とを一側方
から他側方へ所定距離ずつ順次移動させて、各打抜板紙
Ａの一側端の成形部から他側端の成形部へ順次打抜き、
その後、下型保持体３１の下型３７を前方へ引出して、
下型３７上の打抜板紙Ａの屑部を手で取出して捨て、こ
の下型３７上に次の50枚〜 100枚の打抜板紙Ａを重ねて
載置して下型３７を後方へ押入れ、左側板紙保持体５１
と右側板紙保持体５２との各板紙保持板５４相互間上に
次の50枚〜 100枚の打抜板紙Ａを保持しておいて、今度
は、押型保持体１１の押型１９と下型保持体３１の下型
３７とを他側方から一側方へ所定距離ずつ順次移動させ
て、各打抜板紙Ａの他側端の成形部から一側端の成形部
へ順次打抜き、その後、下型保持体３１の下型３７を前
方へ引出して、下型３７上の打抜板紙Ａの屑部を手で取
出して捨てるようにする。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【００１１】図において、符号１は除去装置本体であっ
て、この除去装置本体１は、互いに側面四角枠状の左側
枠２と右側枠３との後側上下端部相互間に後枠材４を夫
々架設すると共に、左側枠２と右側枠３との前側上下方
向略中央部相互間に前横架材５を架設し、且つ左側枠２
と右側枠３との後側上下方向略中央部相互間に後横架材
６を架設し、これらの前横架材５及び後横架材６の上面
には、上面に多数の歯が長手方向へ等間隔に有する夫々
前ラック７及び後ラック８を敷設し、更に、左側枠２と
右側枠３との前側上部相互間には前横渡材９を架設する
ように形成されている。
て、この除去装置本体１は、互いに側面四角枠状の左側
枠２と右側枠３との後側上下端部相互間に後枠材４を夫
々架設すると共に、左側枠２と右側枠３との前側上下方
向略中央部相互間に前横架材５を架設し、且つ左側枠２
と右側枠３との後側上下方向略中央部相互間に後横架材
６を架設し、これらの前横架材５及び後横架材６の上面
には、上面に多数の歯が長手方向へ等間隔に有する夫々
前ラック７及び後ラック８を敷設し、更に、左側枠２と
右側枠３との前側上部相互間には前横渡材９を架設する
ように形成されている。
【００１２】また、符号１１は押型保持体であって、こ
の押型保持体１１は、前記除去装置本体１の左側枠２と
右側枠３との上端部相互間に、左右側方中央部にシリン
ダー受部１２を有する平面四角枠状の支持枠１３を、モ
ーター１４にて回転するスクリュー棒１５と前後 2本の
ガイド棒１６とを介して左右側方へ移動自在に支持し、
この支持枠１３の下側に断面下向きリップ溝形状の支持
板１７を、前記支持枠１３のシリンダー受部１２に前後
2本のシリンダー１８を介して上下方向へ移動自在に支
持し、この支持板１７に、下面に打抜板紙Ａの必要な成
形部を押下げて打抜くアルミニウム、木、プラスチッ
ク、鉄製の適宜形状の 2個の押型１９とコイルバネ２０
による 3個の板紙押え具２１とが前後方向へ交互に着脱
自在に取付けられた取付板２２を前後方向から差脱自在
に差込んで、この取付板２２を前記支持板１７の側面か
ら押付ネジ２３で支持するように形成されている。
の押型保持体１１は、前記除去装置本体１の左側枠２と
右側枠３との上端部相互間に、左右側方中央部にシリン
ダー受部１２を有する平面四角枠状の支持枠１３を、モ
ーター１４にて回転するスクリュー棒１５と前後 2本の
ガイド棒１６とを介して左右側方へ移動自在に支持し、
この支持枠１３の下側に断面下向きリップ溝形状の支持
板１７を、前記支持枠１３のシリンダー受部１２に前後
2本のシリンダー１８を介して上下方向へ移動自在に支
持し、この支持板１７に、下面に打抜板紙Ａの必要な成
形部を押下げて打抜くアルミニウム、木、プラスチッ
ク、鉄製の適宜形状の 2個の押型１９とコイルバネ２０
による 3個の板紙押え具２１とが前後方向へ交互に着脱
自在に取付けられた取付板２２を前後方向から差脱自在
に差込んで、この取付板２２を前記支持板１７の側面か
ら押付ネジ２３で支持するように形成されている。
【００１３】それに、符号３１は下型保持体であって、
この下型保持体３１は、互いにステンレス製の適数枚の
保持板３２が下方へ屈曲自在に左右側方へ蝶番３３にて
連結された左側保持板３４及び右側保持板３５を設け、
この左側保持板３４と右側保持板３５との間に、前後部
に前記押型保持体１１の各押型１９に位置及び形状を一
致させた型孔３６が夫々穿設されたアルミニウム、木、
プラスチック、鉄製の下型３７を、型受け３８を介して
左右側方へ幅調節自在に支持し、この型受け３８の後端
と前記押型保持体１１の支持枠１３の後端とを、連結板
３９を介して上下方向へ適宜間隔に連結し、この連結板
３９の下端部に前記下型３７の後端を、シリンダー４０
に保持具４１を介して前後方向へ出入自在に支持し、そ
して、型受け３８の両側部には、前記除去装置本体１の
前ラック７及び後ラック８に夫々噛合する 4個のピニオ
ン４２を、 2本のシャフト４３を介して左右側方へ移動
自在に取付けるように形成されている。
この下型保持体３１は、互いにステンレス製の適数枚の
保持板３２が下方へ屈曲自在に左右側方へ蝶番３３にて
連結された左側保持板３４及び右側保持板３５を設け、
この左側保持板３４と右側保持板３５との間に、前後部
に前記押型保持体１１の各押型１９に位置及び形状を一
致させた型孔３６が夫々穿設されたアルミニウム、木、
プラスチック、鉄製の下型３７を、型受け３８を介して
左右側方へ幅調節自在に支持し、この型受け３８の後端
と前記押型保持体１１の支持枠１３の後端とを、連結板
３９を介して上下方向へ適宜間隔に連結し、この連結板
３９の下端部に前記下型３７の後端を、シリンダー４０
に保持具４１を介して前後方向へ出入自在に支持し、そ
して、型受け３８の両側部には、前記除去装置本体１の
前ラック７及び後ラック８に夫々噛合する 4個のピニオ
ン４２を、 2本のシャフト４３を介して左右側方へ移動
自在に取付けるように形成されている。
【００１４】更に、符号５１及び５２は一対の左側板紙
保持体及び右側板紙保持体であって、この左側板紙保持
体５１及び右側板紙保持体５２は、前後の各吊下板５３
の下端部に断面内向きＬ字形状の板紙保持板５４を架設
し、この板紙保持板５４の前後端部にシリンダー５５に
よる板紙押え具５６を、前記板紙保持板５４の内側に押
え片５７が位置されるように板紙保持板５４の外側に固
定片５８を介して取付けるように夫々形成されており、
そして、このような左側板紙保持体５１及び右側板紙保
持体５２の各吊下板５３の上端部を夫々前記除去装置本
体１の後枠材４・前横渡材９の左端部、及び後枠材４・
前横渡材９の右端部に、これらの板紙保持板５４の間隔
が打抜板紙Ａの左右幅方向に略一致し且つ板紙保持板５
４の下端が前記下型保持体３１の上面より若干上側に位
置されるように夫々吊着する。
保持体及び右側板紙保持体であって、この左側板紙保持
体５１及び右側板紙保持体５２は、前後の各吊下板５３
の下端部に断面内向きＬ字形状の板紙保持板５４を架設
し、この板紙保持板５４の前後端部にシリンダー５５に
よる板紙押え具５６を、前記板紙保持板５４の内側に押
え片５７が位置されるように板紙保持板５４の外側に固
定片５８を介して取付けるように夫々形成されており、
そして、このような左側板紙保持体５１及び右側板紙保
持体５２の各吊下板５３の上端部を夫々前記除去装置本
体１の後枠材４・前横渡材９の左端部、及び後枠材４・
前横渡材９の右端部に、これらの板紙保持板５４の間隔
が打抜板紙Ａの左右幅方向に略一致し且つ板紙保持板５
４の下端が前記下型保持体３１の上面より若干上側に位
置されるように夫々吊着する。
【００１５】尚、符号５９及び６０は前記下型保持体３
１の左側保持板３４及び右側保持板３５の各保持板３２
を左右側方へ円滑に移動するための夫々上ガイドローラ
ー及び下ガイドローラーである。
１の左側保持板３４及び右側保持板３５の各保持板３２
を左右側方へ円滑に移動するための夫々上ガイドローラ
ー及び下ガイドローラーである。
【００１６】また、この場合、前記押型保持体１１の押
型１９、及び前記下型保持体３１の下型３７の左右側方
への移動時に所定位置で停止させる手段として、リミッ
トスイッチを複数個用いるのは勿論である。
型１９、及び前記下型保持体３１の下型３７の左右側方
への移動時に所定位置で停止させる手段として、リミッ
トスイッチを複数個用いるのは勿論である。
【００１７】
【発明の効果】本発明の打抜板紙の屑部除去装置は、上
述のように、前側及び後側に移動受部を夫々設けた除去
装置本体１と、この除去装置本体１の内部に支持枠１３
を、移動手段を介して左右側方へ移動自在に支持し、こ
の支持枠１３の下側に、打抜板紙Ａの必要な成形部を押
下げて打抜く適宜形状の 1個又は複数個の押型１９を、
支持板１７を介して上下方向へ移動自在に支持して成る
押型保持体１１と、左側保持板３４と右側保持板３５と
の間に、前記押型１９に位置及び形状を一致させた型孔
３６が 1個又は複数個穿設された下型３７を前後方向へ
出入自在に支持し、且つその両側部に前記除去装置本体
１の移動受部に夫々連動する移動部を左右側方へ移動自
在に取付けて成る下型保持体３１と、前記除去装置本体
１の左端部及び右端部の適宜位置に夫々吊着した一対の
左側板紙保持体５１及び右側板紙保持体５２とから構成
したから、打抜板紙Ａから屑部を残して成形部のみを下
方へ押圧して打抜く際に、先ず、下型保持体３１の下型
３７を前方へ引出し、この下型３７上に、上面に箱、玩
具、文房具、装飾具等の適数枚の成形部が左右側方へ適
宜間隔に印刷された50枚〜 100枚の打抜板紙Ａを重ねて
載置して下型３７を後方へ押入れ、左側板紙保持体５１
と右側板紙保持体５２との各板紙保持板５４相互間上に
50枚〜 100枚の打抜板紙Ａを保持しておく。そして、押
型保持体１１及び下型保持体３１を作動させると、押型
保持体１１の押型１９が降下して、押型１９で下型保持
体３１の下型３７の型孔３６部分を押圧して、打抜板紙
Ａから屑部を残して一側端の成形部のみを下方へ打抜
き、その後、押型保持体１１の押型１９が上昇する。次
に、移動手段１５，１６によって、押型保持体１１の押
型１９が支持枠１３を介して一側方へ所定距離移動して
停止すると同時に、除去装置本体１の移動受部７，８及
び下型保持体３１の移動部４２によって、下型保持体３
１の下型３７も一側方へ所定距離移動して停止し、続い
て、押型保持体１１の押型１９が降下して、押型１９で
下型保持体３１の下型３７の型孔３６部分を押圧して、
打抜板紙Ａから屑部を残して一側端から 2番目の成形部
のみを下方へ打抜き、その後、押型保持体１１の押型１
９が上昇する。
述のように、前側及び後側に移動受部を夫々設けた除去
装置本体１と、この除去装置本体１の内部に支持枠１３
を、移動手段を介して左右側方へ移動自在に支持し、こ
の支持枠１３の下側に、打抜板紙Ａの必要な成形部を押
下げて打抜く適宜形状の 1個又は複数個の押型１９を、
支持板１７を介して上下方向へ移動自在に支持して成る
押型保持体１１と、左側保持板３４と右側保持板３５と
の間に、前記押型１９に位置及び形状を一致させた型孔
３６が 1個又は複数個穿設された下型３７を前後方向へ
出入自在に支持し、且つその両側部に前記除去装置本体
１の移動受部に夫々連動する移動部を左右側方へ移動自
在に取付けて成る下型保持体３１と、前記除去装置本体
１の左端部及び右端部の適宜位置に夫々吊着した一対の
左側板紙保持体５１及び右側板紙保持体５２とから構成
したから、打抜板紙Ａから屑部を残して成形部のみを下
方へ押圧して打抜く際に、先ず、下型保持体３１の下型
３７を前方へ引出し、この下型３７上に、上面に箱、玩
具、文房具、装飾具等の適数枚の成形部が左右側方へ適
宜間隔に印刷された50枚〜 100枚の打抜板紙Ａを重ねて
載置して下型３７を後方へ押入れ、左側板紙保持体５１
と右側板紙保持体５２との各板紙保持板５４相互間上に
50枚〜 100枚の打抜板紙Ａを保持しておく。そして、押
型保持体１１及び下型保持体３１を作動させると、押型
保持体１１の押型１９が降下して、押型１９で下型保持
体３１の下型３７の型孔３６部分を押圧して、打抜板紙
Ａから屑部を残して一側端の成形部のみを下方へ打抜
き、その後、押型保持体１１の押型１９が上昇する。次
に、移動手段１５，１６によって、押型保持体１１の押
型１９が支持枠１３を介して一側方へ所定距離移動して
停止すると同時に、除去装置本体１の移動受部７，８及
び下型保持体３１の移動部４２によって、下型保持体３
１の下型３７も一側方へ所定距離移動して停止し、続い
て、押型保持体１１の押型１９が降下して、押型１９で
下型保持体３１の下型３７の型孔３６部分を押圧して、
打抜板紙Ａから屑部を残して一側端から 2番目の成形部
のみを下方へ打抜き、その後、押型保持体１１の押型１
９が上昇する。
【００１８】このように、先ず、左側板紙保持体５１と
右側板紙保持体５２との各板紙保持板５４相互間上に50
枚〜 100枚の打抜板紙Ａを保持しておいて、押型保持体
１１の押型１９と下型保持体３１の下型３７とを一側方
から他側方へ所定距離ずつ順次移動させて、各打抜板紙
Ａの一側端の成形部から他側端の成形部へ順次打抜き、
その後、下型保持体３１の下型３７を前方へ引出して、
下型３７上の打抜板紙Ａの屑部を手で取出して捨て、こ
の下型３７上に次の50枚〜 100枚の打抜板紙Ａを重ねて
載置して下型３７を後方へ押入れ、左側板紙保持体５１
と右側板紙保持体５２との各板紙保持板５４相互間上に
次の50枚〜 100枚の打抜板紙Ａを保持しておいて、今度
は、押型保持体１１の押型１９と下型保持体３１の下型
３７とを他側方から一側方へ所定距離ずつ順次移動させ
て、各打抜板紙Ａの他側端の成形部から一側端の成形部
へ順次打抜き、その後、下型保持体３１の下型３７を前
方へ引出して、下型３７上の打抜板紙Ａの屑部を手で取
出して捨てるようにしたことにより、下型３７の小型化
を図ることができるため、重量が著しく軽く、下型３７
の着脱操作が極めて容易にできるばかりでなく、下型３
７をアルミニウムで頗る安価に成形可能で、下型３７の
刃の損傷も少なくすることができる。
右側板紙保持体５２との各板紙保持板５４相互間上に50
枚〜 100枚の打抜板紙Ａを保持しておいて、押型保持体
１１の押型１９と下型保持体３１の下型３７とを一側方
から他側方へ所定距離ずつ順次移動させて、各打抜板紙
Ａの一側端の成形部から他側端の成形部へ順次打抜き、
その後、下型保持体３１の下型３７を前方へ引出して、
下型３７上の打抜板紙Ａの屑部を手で取出して捨て、こ
の下型３７上に次の50枚〜 100枚の打抜板紙Ａを重ねて
載置して下型３７を後方へ押入れ、左側板紙保持体５１
と右側板紙保持体５２との各板紙保持板５４相互間上に
次の50枚〜 100枚の打抜板紙Ａを保持しておいて、今度
は、押型保持体１１の押型１９と下型保持体３１の下型
３７とを他側方から一側方へ所定距離ずつ順次移動させ
て、各打抜板紙Ａの他側端の成形部から一側端の成形部
へ順次打抜き、その後、下型保持体３１の下型３７を前
方へ引出して、下型３７上の打抜板紙Ａの屑部を手で取
出して捨てるようにしたことにより、下型３７の小型化
を図ることができるため、重量が著しく軽く、下型３７
の着脱操作が極めて容易にできるばかりでなく、下型３
７をアルミニウムで頗る安価に成形可能で、下型３７の
刃の損傷も少なくすることができる。
【００１９】しかも、打抜板紙Ａから屑部を残して成形
部のみを下方へ押圧して打抜く際に、左側板紙保持体５
１と右側板紙保持体５２との各板紙保持板５４相互間上
に50枚〜 100枚の打抜板紙Ａを保持しておいて、押型保
持体１１の押型１９と下型保持体３１の下型３７とを一
側方から他側方へ所定距離ずつ順次移動させて、各打抜
板紙Ａの一側端の成形部から他側端の成形部へ順次打抜
き、その後、下型保持体３１の下型３７を前方へ引出し
て、下型３７上の打抜板紙Ａの屑部を手で取出して捨て
るため、従来のように 1回毎に下型上に適数枚の打抜板
紙を重ねて載置したり、打抜き後は 1回毎に下型上の打
抜板紙の屑部を手で取出して捨てたりすることなく、作
業能率が良好で、頗る経済的である。
部のみを下方へ押圧して打抜く際に、左側板紙保持体５
１と右側板紙保持体５２との各板紙保持板５４相互間上
に50枚〜 100枚の打抜板紙Ａを保持しておいて、押型保
持体１１の押型１９と下型保持体３１の下型３７とを一
側方から他側方へ所定距離ずつ順次移動させて、各打抜
板紙Ａの一側端の成形部から他側端の成形部へ順次打抜
き、その後、下型保持体３１の下型３７を前方へ引出し
て、下型３７上の打抜板紙Ａの屑部を手で取出して捨て
るため、従来のように 1回毎に下型上に適数枚の打抜板
紙を重ねて載置したり、打抜き後は 1回毎に下型上の打
抜板紙の屑部を手で取出して捨てたりすることなく、作
業能率が良好で、頗る経済的である。
【００２０】それに、押型保持体１１の押型１９を除去
装置本体１の内部に、支持枠１３に移動手段を介して左
右側方へ移動自在に支持し、且つ下型保持体３１の左側
保持板３４と右側保持板３５との間の下型３７の両側部
に除去装置本体１の移動受部に夫々連動する移動部を左
右側方へ移動自在に取付けたことにより、押型保持体１
１及び下型保持体３１を左右側方へ頗る円滑に移動させ
ることができる。
装置本体１の内部に、支持枠１３に移動手段を介して左
右側方へ移動自在に支持し、且つ下型保持体３１の左側
保持板３４と右側保持板３５との間の下型３７の両側部
に除去装置本体１の移動受部に夫々連動する移動部を左
右側方へ移動自在に取付けたことにより、押型保持体１
１及び下型保持体３１を左右側方へ頗る円滑に移動させ
ることができる。
【００２１】更に、下型保持体３１の下型３７を左側保
持板３４と右側保持板３５との間に前後方向へ出入自在
に支持したことによって、打抜板紙Ａの打抜き時に、左
側板紙保持体５１と右側板紙保持体５２との各板紙保持
板５４相互間上に50枚〜 100枚の打抜板紙Ａを保持する
操作や、打抜板紙Ａの打抜き後に、左側板紙保持体５１
と右側板紙保持体５２との各板紙保持板５４相互間上か
ら打抜板紙Ａの屑部を取出す操作が極めて容易である。
持板３４と右側保持板３５との間に前後方向へ出入自在
に支持したことによって、打抜板紙Ａの打抜き時に、左
側板紙保持体５１と右側板紙保持体５２との各板紙保持
板５４相互間上に50枚〜 100枚の打抜板紙Ａを保持する
操作や、打抜板紙Ａの打抜き後に、左側板紙保持体５１
と右側板紙保持体５２との各板紙保持板５４相互間上か
ら打抜板紙Ａの屑部を取出す操作が極めて容易である。
【図１】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図２】本発明の作用を示す縦断正面図である。
【図３】本発明の下型の斜視図である。
１ 除去装置本体 ２ 左側枠 ３ 右側枠 ４ 後枠材 ５ 前横架材 ６ 後横架材 ７ 前ラック ８ 後ラック ９ 前横渡材 １１ 押型保持体 １２ シリンダー受部 １３ 支持枠 １４ モーター １５ スクリュー棒 １６ ガイド棒 １７ 支持板 １８ シリンダー １９ 押型 ２０ コイルバネ ２１ 板紙押え具 ２２ 取付板 ２３ 押付ネジ ３１ 下型保持体 ３２ 保持板 ３３ 蝶番 ３４ 左側保持板 ３５ 右側保持板 ３６ 型孔 ３７ 下型 ３８ 型受け ３９ 連結板 ４０ シリンダー ４１ 保持具 ４２ ピニオン ４３ シャフト ５１ 左側板紙保持体 ５２ 右側板紙保持体 ５３ 吊下板 ５４ 板紙保持板 ５５ シリンダー ５６ 板紙押え具 ５７ 押え片 ５８ 固定片 ５９ 上ガイドローラー ６０ 下ガイドローラー Ａ 打抜板紙
Claims (1)
- 【請求項１】 前側及び後側に移動受部を夫々設けた除
去装置本体と、この除去装置本体の内部に支持枠を、移
動手段を介して左右側方へ移動自在に支持し、この支持
枠の下側に、打抜板紙の必要な成形部を押下げて打抜く
適宜形状の 1個又は複数個の押型を、支持板を介して上
下方向へ移動自在に支持して成る押型保持体と、左側保
持板と右側保持板との間に、前記押型に位置及び形状を
一致させた型孔が 1個又は複数個穿設された下型を前後
方向へ出入自在に支持し、且つその両側部に前記除去装
置本体の移動受部に夫々連動する移動部を左右側方へ移
動自在に取付けて成る下型保持体と、前記除去装置本体
の左端部及び右端部の適宜位置に夫々吊着した一対の左
側板紙保持体及び右側板紙保持体とから構成したことを
特徴とする打抜板紙の屑部除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20844593A JP2706891B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 打抜板紙の屑部除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20844593A JP2706891B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 打抜板紙の屑部除去装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0740290A JPH0740290A (ja) | 1995-02-10 |
| JP2706891B2 true JP2706891B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=16556333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20844593A Expired - Lifetime JP2706891B2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 打抜板紙の屑部除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2706891B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4856686B2 (ja) | 2008-10-03 | 2012-01-18 | 株式会社東海理化電機製作所 | 電動ステアリングロック装置及びモータ制振構造 |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP20844593A patent/JP2706891B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0740290A (ja) | 1995-02-10 |
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