JP5022880B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents

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本発明は、自動車のステアリングシャフトの回転をロックするステアリングロック装置に関する。
この種の従来の電動ステアリングロック装置としては、特許文献1に開示されたものがある。この電動ステアリングロック装置100は、図9及び図10に示すように、モータ101の回転軸に固定されたウォームギア102と、このウォームギア102に噛み合い、回転自在に支持されたウォームホイール103と、このウォームホイール103の一方面に一体に設けられた第1カム部104と、ウォームホイール103の他方面に一体に設けられた第2カム部105と、第1カム部104に追従して上下動するロック部材106と、第2カム部105に追従して揺動する保持レバー107とを備えている。
ロック部材106は、ステアリングシャフト108の回転を阻止するロック位置(図9の位置)とステアリングシャフト108の回転を許容するロック解除位置(図10の位置)との間で変位する。ロック部材106には検出ピン106aが突設され、この検出ピン106aの移動軌跡上に第1位置センサS1が配置されている。第1位置センサS1は、ロック部材106がロック位置に位置するとオン信号を出力する。
保持レバー107は、ロック部材106の移動を許容する待機位置(図9の位置)と、ロック部材106のロック位置側への移動を阻止する保持位置(図10の位置)との間で回転支点109を中心に揺動する。回転支点109には保持レバー107を保持位置側に付勢するスプリング110が保持されている。保持レバー107の下端には「へ」字状の孔107aが形成され、この孔107aに検出ブロック111のピン111aが挿入されている。検出ブロック111は、上下方向に移動自在に設けられ、保持レバー107の揺動によって上下動する。検出ブロック111の下端には検出ピン111bが突設され、この検出ピン111bの上下動軌跡上に第2位置センサS2が配置されている。第2位置センサS2は、ロック部材106のロック位置及びロック解除位置でオン信号を、その以外の位置でオフ信号を出力する。
上記構成において、図9に示すように、ロック部材106がロック位置に位置するものとする。この状態にあって車両を駆動するべく、ドライバー等がステアリングロック解錠操作を行なうと、モータ101の駆動によりウォームホイール103が解錠方向Cに回転し、ロック部材106が第1カム部104に追従してロック解除位置方向Dに移動する。そして、図10に示すように、ロック部材106がロック解除位置まで移動すると共に、保持レバー107が第2カム部105に追従して保持位置方向Eに移動し、保持レバー107の係止片107bがロック部材106の係止凹部106bに填り込む。すると、第1位置センサS1の出力はオフ信号の状態を維持するが第2位置センサS2の出力がオフからオン信号に変化する。この信号変化によってモータ101の駆動を停止し、ロック部材106が図10のロック解除位置で停止する。ロック部材106がロック解除位置に位置すると、ステアリングシャフト108の回転が自由となる。又、ロック部材106が保持レバー107によって位置保持されるため、強い衝撃力がロック部材106に加わっても、ロック部材106がロック位置側に移動することがない。これにより、車両走行中等においてステアリングシャフト108がロックされるような事態を確実に防止する。
また、ロック解除位置にあって車両駐車するために、ドライバー等がステアリングロック施錠操作をすると、モータ101の駆動によりウォームホイール103が施錠方向Fに回転し、保持レバー107が第2カム部105に追従して待機位置方向Gに移動すると共に、ロック部材106が第1カム部104に追従してロック位置方向Hに移動する。そして、図9に示すように、ロック部材106がロック位置まで移動すると、第1位置センサS1の出力はオフからオン信号に変化すると共に第2位置センサS2の出力もオフからオン信号に変化する。この信号変化によってモータ101の駆動を停止し、ロック部材106がロック位置で停止する。ロック部材106がロック位置に位置すると、ステアリングシャフト108の回転がロックされる。これにより、駐車中における車両盗難を防止できる。
WO2004/098960A1号公報
しかしながら、従来の電動ステアリングロック装置100では、駐車時にロック部材106でステアリングシャフト108の回転を阻止し、自動車を操縦不能な状態に保つことにより、駐車中における車両盗難を防止しているが、電動ステアリングロック装置100のカバー等を取外し、ウォームホイール103等のカム機構を取除き、ロック部材106を直接操作してロック解除位置側に移動させる行為により、ステアリングシャフト108の施錠状態が強制的に解除されて、駐車中の自動車が盗まれるという懸念があった。
そこで、本発明は、施錠時にステアリングシャフトに嵌合するロック部材の解錠方向への移動を阻止でき、高い防盗性能を備えたステアリングロック装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する請求項1の発明は、ステアリングシャフトの回転を阻止するロック位置と前記ステアリングシャフトの回転を許容するロック解除位置との間で変位するロック部材と、このロック部材が前記ロック解除位置に位置した状態では、前記ロック部材の移動を許容する待機位置に位置し、且つ前記ロック部材が前記ロック位置に位置した状態では、前記ロック部材のロック解除位置側への移動を阻止する保持位置に位置するように配置されたレバー部材と、前記待機位置に位置する前記レバー部材の前記待機位置と前記保持位置との間の移動を許容する係合解除位置と、前記保持位置に位置する前記レバー部材前記待機位置への移動を阻止する係合位置との間で変位可能に配置されたストッパ部材と、着脱可能に、且つ前記係合解除位置に位置する前記ストッパ部材と係合可能に配置された保持片とが、本体フレーム及びカバー部材によって形成される部品収容室内に収容され、前記ロック部材が前記ロック位置に位置した状態で、前記本体フレームから前記カバー部材が外れた際に、前記保持片が脱落し、前記ストッパ部材が係合位置へ移動することを特徴とする。

請求項2の発明は、請求項1記載のステアリングロック装置であって、前記ストッパ部材が前記本体フレームに形成されたストッパ収容室内に埋設され、このストッパ収容室と連通する挿通孔を通じて前記保持片が前記ストッパ部材と係合しつつ配置されたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項3記載のステアリングロック装置であって、前記保持片が、前記カバー部材と一体に形成されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、駐車中の車両は、ロック部材がロック位置に位置し、ステアリングシャフトがロックされた状態(施錠状態)にあるので、ロック部材はレバー部材によって、ロック解除位置側への移動が阻止されている。この状態で破壊行為により、本体フレームからカバー部材が外されても、ロック部材はレバー部材によって、既にロック位置に保持されているので、ロック部材が不用意に脱落するようなことがなく、防盗性能を高めることができる。
また、カバー部材が外れると保持片が脱落し、ストッパ部材がレバー部材と係合して、レバー部材が保持位置に保持されるため、ストッパ部材を待機位置へ移動させることができない。これにより、ロック部材を係合解除位置へ移動させることができないため、防盗性能をよりいっそう高めることができる。
請求項2の発明は、請求項1の作用効果に加えて、ストッパ部材が本体フレームに形成されたストッパ収容室内に埋設され、このストッパ収容室と連通する挿通孔を通じて保持片がストッパ部材と係合するように構成されているため、破壊行為によってストッパ部材を係合位置から係合解除位置へ移動させることができず、防盗性能をさらに高めることができる。
請求項3の発明は、請求項1、請求項2の作用効果に加えて、保持片が、カバー部材と一体に形成されたことにより、カバー部材が外された際に保持片が脱落するため、ストッパ部材を確実に係合位置へ移動させることができ、防盗性能をさらに高めることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図6は本発明の一実施形態を示し、図1はステアリングロック装置の平面図、図2はステアリングロック装置の側面図、図3は図1のA−A線に沿う断面図でストッパ部材が作動する前の状態を示す図、図4は図2のB−B線に沿う断面図でストッパ部材が作動する前の状態を示す図、図5は図1のA−A線に沿う断面図でストッパ部材が作動した後の状態を示す図、図6は図2のB−B線に沿う断面図でストッパ部材が作動した後の状態を示す図、図7は本実施形態のロック部材とレバー部材の動きを示す模式図、図8はロック部材とレバー部材とが係合する様子を示す模式図である。なお、図7、図8の各(a)は施錠時の状態を示す断面図、図7、図8の各(b)はレバー部材の作動開始時の状態を示す断面図、図7、図8の各(c)はロック部材の作動開始時の状態を示す断面図、図7、図8の各(d)は解錠時の状態を示す断面図である。
本実施形態のステアリングロック装置は、電動モータによってロック部材が変位する電動ステアリングロック装置1である。図1〜図4に示すように、電動ステアリングロック装置1は、互いに組み付けされ、内部に部品収容室を形成するカバー部材2及び本体フレーム3と、この部品収容室内に収容され、その内部に更にドライブユニット室を形成するドライブユニットハウジング4と、このドライブユニット室内に配置される駆動源であるモータ6と、このモータ6の回転軸に固定されたウォームギア7と、このウォームギア7に噛み合い、ドライブユニット室内で回転自在に支持されたウォームホイール8と、このウォームホイール8の一方面に一体に設けられた第1カム部(図示せず)と、ウォームホイール8の他方面に一体に設けられた第2カム部10と、第1カム部に追従して、図3、図4のa矢印方向に摺動するロック部材11と、第2カム部10に追従して、図3のa矢印方向と直交するb矢印方向に摺動するレバー部材12と、図4のa矢印方向、およびb矢印方向と直交するc矢印方向に摺動するストッパ部材21と、部品収容室に配置された回路基板5とを主な構成部品として備えている。
ロック部材11は、図3〜図8に示すように、基端部にバネ受部13aと、先端部にシャフト係止突起15が形成されたロッド部13と、このロッド部13の基端部側にb矢印方向に突設されたカム係合部14と、ロッド部13の先端に設けられたシャフト係止突起15とから構成されている。また、ロッド部13の一方の側面には、ロック部材11の移動方向と直交する方向に沿って延びる係合溝16が設けられている。そして、ロッド部13は、本体フレーム3の貫通穴3aにシャフト係止突起15が出入り自在に挿入されると共にa矢印方向に摺動自在に支持されている。ロック部材11は、シャフト係止突起15が本体フレーム3に設けた貫通穴3aより外部に突出し、ステアリングシャフト40の回転を阻止するロック位置(図3、および図7、図8の各(a)の位置)とステアリングシャフト40の回転を許容するロック解除位置(図7、図8の各(d)の位置)との間で変位する。また、バネ受部13aとカバー部材2との間にはロックバネ17が介在され、このバネ力によってロック部材11が第1カム部のカム面に向かう方向、およびロック解除位置側からロック位置側に向かう方向(施錠方向)に付勢されている。
レバー部材12は、一端側端部に設けられたカム当接部12aが第2カム部10と当接し、b矢印方向に移動自在に設けられるフラットプレート部18と、このフラットプレート部18の一方側より直角に折り曲げられ、ロック部材11がロック位置に移動されると係合溝16に係合する係合片19とから構成されている。レバー部材12は、ロック部材11の移動を許容する待機位置(図7、図8の各(d)の位置)と、係合片19がロック部材11の係合溝16に係合し、ロック部材11のロック位置側への移動を阻止する保持位置(図3、および図7、図8の各(a)の位置)との間で移動する。レバー部材12は、本体フレーム3に形成されるレバー収容室3bに、カム当接部12aが突出しつつ、待機位置と保持位置との間を移動自在に挿入されるとともに、他端側端部に当接配置されるレバーバネ20によって第2カム部10のカム面に向かう方向、および待機位置側から保持位置側に向かう方向へ付勢されている。
ストッパ部材21は、板状の部材からなり、一縁側に設けられた係合凹部22と、変位阻止部23、および他縁側に設けられたバネ受部24とから構成されている。ストッパ部材21は、レバー部材12の移動を許容する係合解除位置(図3、図4の位置)と、変位阻止部23がレバー部材12の他端側端部に設けられたストッパ係合部12bと係合し、レバー部材12の待機位置への移動を阻止する係合位置(図5、図6の位置)との間で移動可能に配置されている。ストッパ部材21は、本体フレーム3に形成されるストッパ収容室3cに、c矢印方向に沿って係合解除位置と係合位置との間を移動自在に配置されるとともに、バネ受部24に当接配置されるストッパバネ25によって係合解除位置側から係合位置側に向かう方向へ付勢されている。
また、ストッパ部材21は、本体フレーム3に形成され、ストッパ収容室3cと部品収容室3dとを連通する挿通孔25を通じて挿入される保持片26と係合解除位置で係合し、通常は係合解除位置に保持される。なお、ストッパ収容室3cは、ステアリングコラム41を覆うように当接するように形成されコラム当接面3eに形成された凹部で、内部にストッパ部材21とストッパバネ25とが収容された状態で、蓋部材27によって塞がれている。
次に、上記電動ステアリングロック装置1の動作を説明する。なお、ストッパ部材21は、車両駐車時に破壊行為が行なわれた際に作動する構成である。したがって、ステアリングロック装置1の通常の動作時には、ストッパ部材21が係合解除位置に保持されて動作しないため、通常時のロック部材11とレバー部材12の動きを示す図7、図8では、ストッパ部材21の図示を省略し、ロック部材11とレバー部材12の動きをより明確にしている。
図7、図8の各(a)に示すロック部材11の施錠時には、第2カム部10に対して図の背面側に位置する第1カム部(図示せず)のロック位置エリア(図示せず)にロック部材11のカム係合部14が係合することにより、ロック部材11のシャフト係止突起15が本体フレーム3から突出して、自動車のステアリングシャフト40に嵌合するので、ステアリングシャフト40の回転が阻止される結果、自動車が操縦不能な状態に保たれる。このとき、第2カム部10の保持位置エリア10aにカム当接部12aが当接することによって、レバー部材12が保持位置に移動し、レバー部材12の係合片19がロック部材11の係合溝16に挿入されるので、ロック部材11のロック解除位置側への移動が阻止される。
次いで、モータ6の解錠方向への回転を開始すると、回転軸及びウォームギア7を介してウォームホイール8が回転駆動されるので、図7、図8の各(b)に示すように、第2カム部10の昇降エリア10cにカム当接部12aが当接することにより、レバー部材12が保持位置から待機位置の方向への移動を開始する。なお、このとき、依然としてレバー部材12の係合片19がロック部材11の係合溝16に挿入されているので、ロック部材11のロック解除位置側への移動が阻止される。
さらに、モータ6が解錠方向へ回転すると、図7、図8の各(c)に示すように、第1カム部の昇降エリアにロック部材11のカム係合部14が係合することにより、ロック部材11がロック位置からロック解除位置の方向への移動を開始する。このとき、依然としてロック部材11のシャフト係止突起15が本体フレーム3から突出してステアリングシャフト40に嵌合している。同時に、第2カム部10の待機位置エリア10bにカム当接部12aが当接することにより、レバー部材12が待機位置まで移動し、レバー部材12の係合片19がロック部材11の係合溝16から離脱するので、ロック部材11のロック解除位置側への移動が許容される。
次いで、モータ6が解錠方向へさらに回転すると、図7、図8の各(d)に示す解錠状態となり、ロック部材11の移動が許容されると共に、第1カム部のロック解除位置エリアにロック部材11のカム係合部14が係合することにより、ロック部材11がロック解除位置まで移動してシャフト係止突起15が本体フレーム3内に後退し、ステアリングシャフト40の回転が許容されるので、自動車が操縦可能な状態にある。
次いで、再びロック状態に戻る際、モータ6の駆動によりウォームホイール8が施錠方向に回転すると、第1カム部に追従してロック部材11がロック解除位置からロック位置へ変位すると共に、第2カム部10に追従してレバー部材12がロック部材11のロック解除位置側への移動を阻止する保持位置に移動する。その結果、ステアリングシャフト40の回転が阻止されるので自動車が操縦不能な状態となる。
次に、ストッパ部材21の動作を説明する。ステアリングロック装置1の通常の動作時には、カバー部材2は本体フレーム3に組付けられたままなので、ストッパ部材21は、カバー部材2と一体に設けられた保持片26によって、係合解除位置に保持されている。そして、駐車中の車両は、ロック部材11がロック位置に位置しつつ、レバー部材12が保持位置に位置して、レバー部材12がロック部材11のロック解除位置への移動を阻止し、図3、図4に示すように、ロック部材11によってステアリングシャフト40が施錠された状態にある。そして、このような作動前の状態では、ストッパ部材21の変位阻止部23がレバー部材12のストッパ係合部12bから離間した状態で、ストッパ部材21が保持されるため、レバー部材12は、図7に示す待機位置と保持位置との間で移動が可能となっている。
駐車中の車両に破壊行為が行なわれ、カバー部材2が本体フレーム3から取外されると、図5、図6に示すように、保持片26が挿通孔25から抜落ちて、ストッパ部材21との係合が解除される。これにより、ストッパ部材21がストッパバネ25の付勢力によって係合位置へ移動して、変位阻止部23がレバー収容室3b内のレバー部材12の移動経路上に変位することで、ストッパ係合部12bと係合し、レバー部材12が待機位置へ変位することを阻止する。
以上の構成により、本実施形態では、施錠時にロック部材11がステアリングシャフト40に嵌合すると共に、レバー部材12の係合片19がロック部材11の係合溝16に係合することにより、ロック部材11の解錠方向への移動を阻止できるので、カバー部材2を本体フレーム3から取外す行為、およびカバー部材2や本体フレーム3等に小さな貫通穴を開けて、外部からロック部材11を直接操作してロック解除位置側に移動させる行為の両方からロック部材11を保護することができ、駐車中にステアリングシャフト40の施錠状態が強制的に解除されて自動車が盗まれることを防止できる。
また、本体フレーム3に設けた貫通穴3aにロック部材11を出入り自在に挿入し、ロック部材11を強固に支持することにより、外部からロック部材11を操作して強制的に解錠しようとする破壊行為から保護することができ、この点でも駐車中における防盗性(車両盗難を防止する性能)を向上できる。
本実施形態では、レバー部材12が本体フレーム3で覆われているので、外部からレバー部材12を操作して強制的に解錠しようとする破壊行為から保護することができる。
本実施形態では、ウォームホイール8がドライブユニット室に収容され、ドライブユニットハウジング4により覆われると共に、ロック部材11とドライブユニットハウジング4とに挟まれているので、外部からウォームホイール8を取り外すことを阻止でき、外部からウォームホイール8を操作して強制的に解錠しようとする破壊行為から保護することができる。また、ウォームホイール8はモータ6の回転軸に固定されたウォームギア7に噛み合っているので、モータ6の停止時にウォームホイール8のセルフロック機能が働くことにより、ウォームホイール8の解錠方向への回転が阻止される。したがって、ロック部材11によるステアリングシャフト40の施錠状態が保持されるので、駐車中における防盗性を向上できる。
また、本実施形態では、カバー部材2が外されると保持片26が挿通孔25から脱落し、ストッパ部材21がレバー部材12と係合して、レバー部材12が保持位置に保持されるため、ストッパ部材21を待機位置へ移動させることができない。これにより、ロック部材11を係合解除位置へ移動させることができないため、防盗性能をよりいっそう高めることができる。
本実施形態では、ストッパ部材21が本体フレーム3に形成されたストッパ収容室3c内に埋設され、このストッパ収容室3cと連通する挿通孔25を通じて保持片26がストッパ部材21と係合するように構成されているため、破壊行為によってストッパ部材21を係合位置から係合解除位置へ移動させることができず、防盗性能をさらに高めることができる。
本実施形態では、保持片26が、カバー部材2と一体に形成されたことにより、カバー部材2が外された際に保持片26が脱落するため、ストッパ部材21を確実に係合位置へ移動させることができ、防盗性能をさらに高めることができる。
加えて、本実施形態では、ステアリングロック装置1をステアリングコラム41から取外さなければ蓋部材27を取外すことができないため、ストッパ部材21に手を加えることができず、この点においても高い防盗性を備えている。
また、ストッパ部材がロック部材ではなく、レバー部材をロックする構成なので、ストッパ部材を配置する際の設計の自由度が増し、装置全体を小型化することができる。
本発明の一実施形態を示し、ステアリングロック装置の平面図である。 本発明の一実施形態を示し、ステアリングロック装置の側面図である。 図1のA−A線に沿う断面図でストッパ部材が作動する前の状態を示す図である。 図2のB−B線に沿う断面図でストッパ部材が作動する前の状態を示す図である。 図1のA−A線に沿う断面図でストッパ部材が作動した後の状態を示す図である。 図2のB−B線に沿う断面図でストッパ部材が作動した後の状態を示す図である。 本実施形態のロック部材とレバー部材の動きを示す模式図で、(a)は施錠時の状態を示す断面図、(b)はレバー部材の作動開始時の状態を示す断面図、(c)はロック部材の作動開始時の状態を示す断面図、(d)は解錠時の状態を示す断面図である。 本実施形態のロック部材とレバー部材とが係合する様子を示す模式図で、(a)は施錠時の状態を示す断面図、(b)はレバー部材の作動開始時の状態を示す断面図、(c)はロック部材の作動開始時の状態を示す断面図、(d)は解錠時の状態を示す断面図である。 従来例の電動ステアリングロック装置の斜視図である。 図11とは反対面側から見た従来例の電動ステアリングロック装置の斜視図である。
符号の説明
1…ステアリングロック装置
2…カバー部材
3…本体フレーム
3c…ストッパ収容室
3d…部品収容室
11…ロック部材
12…レバー部材
21…ストッパ部材
25…挿通孔
26…保持片
40…ステアリングシャフト

Claims (3)

  1. ステアリングシャフトの回転を阻止するロック位置と前記ステアリングシャフトの回転を許容するロック解除位置との間で変位するロック部材と、
    このロック部材が前記ロック解除位置に位置した状態では、前記ロック部材の移動を許容する待機位置に位置し、且つ前記ロック部材が前記ロック位置に位置した状態では、前記ロック部材のロック解除位置側への移動を阻止する保持位置に位置するように配置されたレバー部材と、
    前記待機位置に位置する前記レバー部材の前記待機位置と前記保持位置との間の移動を許容する係合解除位置と、前記保持位置に位置する前記レバー部材の前記待機位置への移動を阻止する係合位置との間で変位可能に配置されたストッパ部材と、
    着脱可能に、且つ前記係合解除位置に位置する前記ストッパ部材と係合可能に配置された保持片とが、
    本体フレーム及びカバー部材によって形成される部品収容室内に収容され、
    前記ロック部材が前記ロック位置に位置した状態で、前記本体フレームから前記カバー部材が外れた際に、前記保持片が脱落し、前記ストッパ部材が係合位置へ移動することを特徴とするステアリングロック装置。
  2. 請求項1記載のステアリングロック装置であって、
    前記ストッパ部材が前記本体フレームに形成されたストッパ収容室内に埋設され、
    このストッパ収容室と連通する挿通孔を通じて前記保持片が前記ストッパ部材と係合しつつ配置されたことを特徴とするステアリングロック装置。
  3. 請求項1、または請求項2記載のステアリングロック装置であって、
    前記保持片が、前記カバー部材と一体に形成されたことを特徴とするステアリングロック装置。
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