JP6355510B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の駐車時にステアリングホイールの回転を電動でロックするための電動ステアリングロック装置に関するものである。
近年、車両には、盗難防止の目的で駐車時にステアリングホイールの回転を電動でロックするための電動ステアリングロック装置を備えたものがある。この電動ステアリングロック装置は、車両のステアリングシャフトに係合するロック位置とその係合が解除されるアンロック位置との間を移動可能なロック部材と、該ロック部材を移動させる電動モータ等の駆動手段と、該駆動手段の駆動力を前記ロック部材に伝達する伝動機構等をケース内に収納して構成されている。ここで、ケースは、その一端が開口しており、この開口部からロック部材、駆動手段、伝動機構等の各種部品が組み込まれる。そして、ケース内に各種部品が組み込まれると、ケースの開口部がリッドによって閉塞され、開口部を介して外部からロック部材を不正に操作することができないようにしている。
斯かる電動ステアリングロック装置は、エンジン作動状態で運転者がエンジンスタートスイッチをOFF操作すると、これを検知して駆動手段を駆動し、該駆動手段によってロック部材をロック位置へと移動させてステアリングシャフトに係合させることによってステアリングシャフトの回転をロックする。又、エンジン停止状態で運転者がエンジンスタートスイッチをON操作すると、これを検知して駆動手段を駆動し、該駆動手段によってロック部材をロック位置からアンロック位置へと移動させて該ロック部材のステアリングシャフトへの係合を解除し、ステアリングシャフトをアンロックしてステアリング操作を可能とする。
ところで、この種の電動ステアリングロック装置においては、駐車中の車両の盗難を目的として、ケースの開口部を覆うリッドが無理に破壊されて取り除かれると、ケースの開口部からロック部材を不正に操作し、ロック位置にあるロック部材をアンロック位置へと移動させることが可能となる。このように、ロック部材をアンロック位置へと移動させると、該ロック部材とステアリングシャフトとの係合が解除されてステアリング操作が可能となってしまう。
そこで、車両の駐車中に電動ステアリングロック装置のリッドがケースから取り外されても、ロック部材をロック位置に保持するための補助ロック機構を設ける構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、補助ロック機構を備える電動ステアリングロック装置の構成と作用を図12及び図13に基づいて説明する。
即ち、図12は補助ロック機構を備える従来の電動ステアリングロック装置のロック状態を示す部分縦断面図、図13は同電動ステアリングロック装置の補助ロック機構動作時の状態を示す部分縦断面図であり、これらの図において、108はロックボルト、107はドライバであって、このドライバ107は、長孔係合するドライバピン109によってロックボルト108に連結されている。ここで、ロックボルト108は、スプリング110によって常時上方へと付勢されているため、ドライバ107と共に上下動してロック位置とアンロック位置との間を移動する。
又、ケース102には、ロックボルト108の移動方向(上下方向)に直交する方向(水平方向)に移動可能なロックストッパ113が収納されており、このロックストッパ113は、スプリング120によってドライバ107に係合する方向(図の右方向)に付勢されている。
更に、ケース102のロックストッパ113の近傍には、上下方向に貫通するトリガピン挿通孔102hが形成されている。このトリガピン挿通孔102hには、ケース102の開口部を覆う不図示のリッドに取り付けられたトリガピン121が挿通している。ここで、ロックストッパ113、スプリング120、トリガピン121等によって補助ロック機構が構成されている。
而して、車両の駐車時には、図12に示すように、ロックボルト108がロック位置にあって不図示のステアリングシャフトに係合しているため、ステアリングシャフトの回転が阻止されて車両の盗難が防がれる。このとき、トリガピン121は、ロックストッパ113に係合して該ロックストッパ113を解除位置(ドライバ107に係合しない位置)に保持するため、エンジン始動時のロックボルト108のロック位置からアンロック位置への移動が許容される。
ところで、駐車中の車両の盗難を目的として、不図示のリッドが強制的にケース102から取り外された場合には、図13に示すように、該リッドに取り付けられたトリガピン121がケース102のトリガピン挿通孔102hから抜けるため、該トリガピン121とロックストッパ113との係合が解除される。すると、ロックストッパ113は、スプリング120の付勢力によって解除位置から係合位置へと移動(図13の右方へと移動)してドライバ107に係合するため、該ドライバ107とロックボルト108の移動が阻止され、ロックボルト108はロック位置に保持される。この結果、リッドがケース102から強制的に取り外された場合であっても、ステアリングシャフトの回転が阻止されて車両の盗難防止性が高められる。
特開2009−046096号公報
しかしながら、図12及び図13に示す従来の電動ステアリングロック装置においては、不図示のリッドがケース102から取り外されてトリガピン121がトリガピン挿通孔102hから抜かれた状態(図13に示すように補助ロック機構が動作している状態)においては、トリガピン挿通孔102hに工具や針金等を差し込んでロックストッパ113を係合位置から解除位置へと移動させることができる可能性がある。このように、ロックストッパ113が係合位置から解除位置へと移動させられると、該ロックストッパ113のドライバ107との係合が解除されてロックボルト108のロック位置への保持ができなくなり、車両の盗難が可能となってしまう。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、車両の盗難防止性の更なる向上を図ることができる電動ステアリングロック装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
車両のステアリングシャフトに係合するロック位置とその係合が解除されるアンロック位置との間を移動可能なロック部材と、
該ロック部材を移動させる駆動手段と、
該駆動手段の駆動力を前記ロック部材に伝達する伝動機構と、
一端に開口部を有して前記ロック部材と前記駆動手段及び前記伝動機構を収容するケースと、
該ケースの前記開口部を閉塞するリッドと、
を備えた電動ステアリングロック装置において、
前記ロック位置にある前記ロック部材に係合する係合位置とその係合が解除される解除位置との間を移動可能なロックストッパと、
該ロックストッパを前記係合位置に向けて付勢する第1付勢部材と、
前記ロックストッパを前記解除位置に保持するとともに、前記ケース又は前記リッドの一部の変形或いは前記リッドの取り外しによって移動して前記ロックストッパの前記解除位置への保持を解除するトリガピンと、
該トリガピンの移動によって前記ロックストッパが前記係合位置に移動したとき、該ロックストッパの前記解除位置への移動を阻止するダブルロック機構と、
を設け
前記ダブルロック機構は、
前記ロックストッパが前記係合位置にあるときに該ロックストッパに係合するダブルロック位置とその係合が解除されるダブルロック解除位置との間を移動可能なピンと、
該ピンを前記ダブルロック位置に向けて付勢する第2付勢部材と、
を有し、
前記ケースは、
前記ロックストッパと前記第1付勢部材が組み込まれる第1収納口と、
前記ダブルロック機構が組み込まれる第2収納口と、
該第2収納口を塞ぐ封鎖部材と、
を備え、
前記ケースの前記第1収納口を塞ぐロックカバーを設け、該ロックカバーを前記封鎖部材によって前記ケースに組み付けたことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、前記封鎖部材と前記第2付勢部材との間に干渉部材を設けたことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、前記干渉部材の前記封鎖部材に対向する面を前記封鎖部材側に凸の曲面としたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、車両の盗難を目的とする不正操作によってケース又はリッドの一部が変形したり、リッドがケースから取り外された場合には、トリガピンによるロックストッパの解除位置への保持が解除されて該ロックストッパが第1付勢部材の付勢力によって係合位置へと移動し、ロック位置にあるロック部材にロックストッパが係合して該ロック部材をロック位置に保持する。そして、ロックストッパの係合位置への移動と同時にダブルロック機構が動作し、ダブルロック解除位置にあったピンが第2付勢部材の付勢力によってダブルロック位置へと移動してロックストッパに係合するため、ロックストッパの解除位置への移動が阻止されて該ロックストッパがダブルロック位置に保持される。このため、ケースのトリガピンが抜けた空間から工具や針金等を差し込んでロックストッパを操作しても、該ロックストッパを解除位置へと移動させることができず、ロック部材のロック位置への保持が確実になされて車両の盗難防止性が一層高められる。
、ケースに開口する第2収納口を封鎖部材によって塞ぐことによって第2付勢部材を付勢状態にすることができ、該第2付勢部材の付勢力によってピンをダブルロック位置に向けて付勢することができる。又、封鎖部材によってダブルロック機構の第2収納口からの脱落や取り外しを防ぐことができる。
更に、封鎖部材によるロックカバーのケースへの組み付けと同時に、第1収納口と第2収納口を簡単に塞ぐことができ、第1収納口に収納されたロックストッパや第1付勢部材の第1収納口からの脱落や取り外しを防ぐことができるとともに、第2収納口に収納されたダブルロック機構の第2収納口からの脱落や取り外しを防ぐことができる。
請求項記載の発明によれば、封鎖部材を例えばネジで構成した場合、このネジの回転が第2付勢部材に直接伝達されず、ネジの回転が干渉部材によって吸収されて第2付勢部材には直線運動のみが伝達されるため、該第2付勢部材が圧縮されてこれに所要の付勢力が付与される。因みに、ネジと第2付勢部材とが直接接触する場合には、ネジの回転が第2付勢部材に直接伝達されるため、該第2付勢部材が回転によって捩れて変形するという不具合が発生する。
請求項記載の発明によれば、干渉部材の封鎖部材に対向する面を封鎖部材側に凸の曲面としたため、例えば封鎖部材をネジで構成した場合には、ネジと干渉部材とが点接触するためにネジの回転が第2付勢部材に伝達されることがなく、第2付勢部材が回転によって捩れることなく直線的に圧縮されて該第2付勢部材に所要の付勢力が付与される。
本発明の実施の形態1に係る電動ステアリングロック装置のロック状態を示す縦断面図である。 図1のA部拡大詳細図である。 本発明の実施の形態1に係る電動ステアリングロック装置のダブルロック機構動作時の状態を示す縦断面図である。 図3のB部拡大詳細図である。 図4のC−C線断面図である。 本発明の実施の形態1に係る電動ステアリングロック装置の一部を分解して示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る電動ステアリングロック装置の組付要領を示す部分縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係るステアリングロック装置のロック状態を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電動ステアリングロック装置のダブルロック機構動作時の状態を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態3に係る電動ステアリングロック装置のロック状態を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態3に係る電動ステアリングロック装置のダブルロック機構動作時の状態を示す縦断面図である。 従来の電動ステアリングロック機構のロック状態を示す部分縦断面図である。 従来の電動ステアリングロック装置の補助ロック機構動作時の状態を示す部分縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係る電動ステアリングロック装置のロック状態を示す縦断面図、図2は図1のA部拡大詳細図、図3は同電動ステアリングロック装置のダブルロック機構動作時の状態を示す縦断面図、図4は図3のB部拡大詳細図、図5は図4のC−C線断面図、図6は同電動ステアリングロック装置の一部を分解して示す斜視図、図7は同電動ステアリングロック装置の組付要領を示す部分縦断面図である。
本実施の形態に係る電動ステアリングロック装置1は、車両の不図示のステアリングシャフト(ステアリングホイール)の回転を電動でロック/アンロックするものであって、図1及び図3に示すように、その略矩形ボックス状のケース2の下面には、各種構成部品を内部に組み込むための開口部2Aが開口している。そして、ケース2の開口部2Aは、平板状のリッド3によって閉塞されている。尚、本実施の形態では、ケース2とリッド3は、亜鉛合金やマグネシウム合金等の非導電性金属によって構成されている。
上記ケース2の上部には、図6に示すように、半円弧曲面状の凹部2aが形成されており、この凹部2aには不図示のコラムチューブが嵌め込まれ、このコラムチューブは、ケース2に固定される不図示の半円筒状のブラケットによってケース2に固定される。尚、コラムチューブは、図6のD−D線に沿って配置されており、その内部には、不図示のステアリングシャフトが挿通している。そして、図示しないが、ステアリングシャフトの上端にはステアリングホイールが結着され、ステアリングシャフトの下端は、ステアリングギヤボックスに連結されており、運転者がステアリングホイールを回転操作すれば、その回転は、ステアリングシャフトを経てステアリングギヤボックスに伝達され、操舵機構が駆動されて左右一対の前輪が転舵されて所要の操舵がなされる。
ところで、ケース2の内部には、図1及び図3に示すように、ロック機構収納部2Bとモータ収納部2Cが形成されており、リッド3をケース2に固定する前に、ロック機構収納部2Bには、ロック部材4とギヤ5が開口部2Aから組み込まれ、モータ収納部2Cには、駆動手段である電動モータ6が開口部2Aから組み込まれて収納される。そして、これらのロック部材4やギヤ5、電動モータ6等がケース2内に組み込まれた後に、ケース2の開口部2Aがリッド3によって閉塞される。
上記ロック部材4は、下端部外周に雄ネジ部7aが刻設された略円筒状のドライバ7と、該ドライバ7内に上下動可能に収容されたプレート状のロックボルト8とで構成されている。ここで、ロックボルト8には、上下方向に長い長孔8aが形成されており、ロックボルト8は、長孔8aに横方向(図1〜図4の紙面垂直方向)に挿通するドライバピン9によってドライバ7に連結されている。
そして、ロックボルト8は、ケース2に形成された矩形のロックボルト挿通孔2b内に上下動可能に嵌装されており、該ロックボルト8とドライバ7の隔壁7bとの間に縮装されたスプリング10によって常時上方(ロック位置方向)に付勢されている。従って、通常はロックボルト8の長孔8aの下端が図1〜図4に示すようにドライバピン9に係合しているため、ロックボルト8は、ドライバ7と共に一体的に上下動する。尚、ドライバ7の上端外周にはフランジ部7Aが一体に形成されている。
前記ギヤ5は、その下部外周がリッド3の内底面に形成された円形溝状の嵌合凹部3aに嵌合して回転可能に保持されるとともに、その軸方向中間部が保持カバー11によって回転可能に保持されている。このギヤ5は、その軸心回りに回転するだけであって、その軸方向移動(上下動)は、ケース2の円筒段部2c(図1及び図3参照)によって規制されている。
そして、ギヤ5の上部外周にはウォームホイール(はすば歯車)5aが形成されており、内周には雌ネジ部5bが形成されている。ここで、ギヤ5の雌ネジ部5bとドライバ7の前記雄ネジ部7aとは互いに噛み合って送りネジ機構を構成している。
而して、図1に示すように、ギヤ5の内部にはドライバ7の下部が上方から挿入されており、ドライバ7の下部外周に刻設された前記雄ネジ部7aは、ギヤ5の内周に形成された前記雌ネジ部5bに噛合しており、これらの雄ネジ部7aと雌ネジ部5bとは前述のように送りネジ機構を構成している。ここで、リッド3の前記嵌合凹部3aの中心部に一体に立設された円柱状のスプリング受け3bとドライバ7との間にはスプリング12が縮装されており、ロック部材4(ドライバ7とロックボルト8)は、スプリング12によって常時上方(ロック位置方向)に付勢されている。
他方、ケース2内の前記モータ収納部2Cに横置き状態で収納された前記電動モータ6からは不図示の出力軸が水平に延びており、この出力軸の端部には、小径の不図示のウォームが結着されている。そして、ウォームは、ギヤ5の上部外周に形成された前記ウォームホイール5aに噛合しており、ウォームとウォームホイール5a及び前記送りネジ機構(ドライバ7の雄ネジ部7aとギヤ5の雌ネジ部5b)は、電動モータ6の駆動力をロック部材4に伝達する伝動機構を構成している。尚、後述のように、電動モータ6の出力軸の回転は、伝動機構によってロック部材4の進退動(上下動)に変換され、ロック部材4は、ロック位置(図1に示す位置)とアンロック位置の間を移動する。
ところで、本実施の形態に係る電動ステアリングロック装置1には、駐車中の車両の盗難を目的としてリッド3がケース2から取り外された場合に動作してロック部材4(ドライバ7とロックボルト8)をロック位置に保持する補助ロック機構と、この補助ロック機構と同時に動作して補助ロック機構によるロック部材4のロック位置への保持を更に確実にするためのダブルロック機構が設けられている。
ここで、補助ロック機構とダブルロック機構の構成について説明する。
図1〜図6に示すように、ケース2の上部には、偏平な断面矩形の第1収納口2dが水平方向(ロック部材4の移動方向に対して直交する方向)に形成されており、この第1収納口2dには、偏平なプレート状のロックストッパ13が解除位置(図1及び図2に示す位置)と係合位置(図3〜図5に示す位置)との間を水平に移動可能に収納されている。
又、図1〜図4及び図6に示すように、ケース2の第1収納口2dの近傍には、円孔状の第2収納口2eが上下方向(第1収納口2dに対して直交する方向)に形成されており、この第2収納口2eは、第1収納口2dに開口している。そして、第2収納口2eには、ダブルロック解除位置(図1及び図2に示す位置)とダブルロック位置(図3及び図4に示す位置)との間を上下に移動可能なピン14と、該ピン14を下方(ダブルロック方向)へ付勢する第2付勢部材としてのスプリング15と、干渉部材としてのスチールボール16が収容されており、第2収納口2eは、封鎖部材としてのネジ17によって塞がれている。
ところで、ケース2の前記第1収納口2dは、板金製のロックカバー18によって塞がれるが、このロックカバー18は、ネジ17によってケース2に組み付けられることによって第2収納口2eを塞ぐ。ここで、ロックカバー18は、図6に示すように、板金のプレス成形によって断面略コの字状の矩形枠体として構成されており、その上壁18aにはテーパ孔状のネジ挿通孔19が形成されている。そして、このロックカバー18は、図1〜図4に示すように、第1収納口2dと第2収納口2eを外側から覆うようにケース2に被せられた状態で、その上壁18aに形成された前記ネジ挿通孔19に上方から挿通する前記ネジ17をケース2の第2収納口2eにねじ込むことによってケース2に組み付けられ、このようにロックカバー18がケース2に組み付けられると、第1収納口2dがロックカバー18によって塞がれ、第2収納口2eがネジ17によって同時に簡単に塞がれる。尚、ロックカバー18がケース2に組み付けられた状態では、該ロックカバー18の底壁18bは、図1〜図4に示すように、ケース2の凹溝2f内に組み込まれ、同ロックカバー18の側壁18cは、図5に示すように、ケース2の凹溝2g内に組み込まれる。
ここで、ケース2の第1収納口2dに移動可能に収納された前記ロックストッパ13の移動方向両端には、図5に示すように、凸部13aと凹部13bがそれぞれ形成されており、該ロックストッパ13は、第1収納口2d内のロックカバー18と当該ロックストッパ13との間に縮装された第1付勢部材としてのスプリング20によって図5の右方(ロック位置方向)に付勢されている。
ところで、図1及び図3に示すように、リッド3には丸棒状のトリガピン21が垂直に立設されており、通常(リッド3が正常にケース2に取り付けられている状態)では、図1及び図2に示すように、トリガピン21は、ケース2に垂直に貫設されたトリガピン挿通孔2hを貫通し、トリガピン挿通孔2hから上方に突出する上端部がロックストッパ13に係合して該ロックストッパ13を図示の係合解除位置(ロックストッパ13がドライバ7に係合しない位置)に保持している。
而して、以上説明したロックストッパ13とこれを付勢するスプリング20及びトリガピン21が補助ロック機構を構成し、ケース2の第2収納口2eに収納されたピン14と、スプリング15と、スチールボール16及びネジ17がダブルロック機構を構成しているが、これらの補助ロック機構とダブルロック機構は、以下の要領によってケース2に組み付けられる。
即ち、先ずロックストッパ13をケース2の第1収納口2dの内部にトリガピン21に当接するまで押し込んで収納する。すると、ロックストッパ13は、ドライバ7に係合しない解除位置(ロック部材4の自由な移動を許容する位置)に位置決めされ、その後、スプリング20を第1収納口2d内に収納する。
次に、予めスプリング15が組み込まれたピン14をケース2の第2収納口2eに上方から挿入し、その後、スチールボール16を第2収納口2eに挿入してスプリング15の上端に載せる。尚、このとき、スチールボール16の外径は、スプリング15の内径よりも大きく設定されている必要がある。
上記状態から、ロックカバー18を第1収納口2dと第2収納口2eを外側から覆うようにケース2に被せ、図7に示すように、ロックカバー18の上壁18aに形成されたネジ挿通孔19に上方から挿通するネジ17を回して第2収納口2eにねじ込めば、ロックカバー18がケース2に組み付けられ、ケース2の第2収納口2eがネジ17によって塞がれると同時に、第1収納口2dがロックカバー18によって同時且つ簡単に塞がれる。すると、スプリング20がロックカバー18によって圧縮されて該スプリング20に所要の付勢力が付与され、ロックストッパ13はスプリング20によって付勢されてトリガピン21に係合し、図示の解除位置に保持される。
又、ネジ17をケース2の第2収納口2eにねじ込むことによってスチールボール16が下方へと移動するため、スプリング15がスチールボール16によって圧縮されて該スプリング15に所要の付勢力が付与され、ピン14がスプリング15によって下方へと付勢されてロックストッパ13に当接するダブルロック解除位置に保持される。ここで、本実施の形態では、干渉部材としてスチールボール16を用いたため、ネジ17とスチールボール16とは点接触することとなり、ネジ17の回転がスプリング15に直接伝達されることがなく、スプリング15が回転によって捩れることなく直線的に圧縮されて該スプリング15に所要の付勢力が付与される。因みに、スチールボール16を設けず、ネジ17とスプリング15とが直接接触する構成を採用した場合には、ネジ17の回転がスプリング15に直接伝達されるため、該スプリング15が回転によって捩れて変形するという不具合が発生する。
尚、本実施の形態では、封鎖部材としてネジ17を使用したが、封鎖部材として押し込みピン、カシメピン等の回転しない部材を用いれば、スチールボール16等の干渉部材は不要となる。但し、この場合においても、封鎖部材の外径はスプリング15の内径よりも大きく設定される必要がある。
又、本実施の形態では、干渉部材としてスチールボール16を使用したが、干渉部材としてスチールボール16以外の部材を使用する場合は、その部材のネジ(封鎖部材)17に対向する面がネジ(封鎖部材)17側に凸の曲面であることが必要である。
而して、前述のようにケース2の第2収納口2eがネジ17によって塞がれるため、第2収納口2eに収容されたピン14とスプリング15及びスチールボール16の第2収納口2eからの脱落と取り外しが防がれる。又、ケース2の第1収納口2dがロックカバー18によって塞がれるため、該第1収納口2dに収納されたロックストッパ13とスプリング20の第1収納口2dからの脱落と取り外しが防がれる。
次に、本実施の形態に係る電動ステアリングロック装置1の作用について説明する。
駐車中の車両においては、電動ステアリングロック装置1のロック部材4は図1に示すようにロック位置にあり、該ロック部材4のロックボルト8は、ケース2のロックボルト挿通孔2bから上方へ突出して不図示のステアリングシャフトの係合溝に係合している。従って、車両の駐車時にはステアリングシャフトの回転がロックされてステアリング操作を行うことができないため、車両の盗難が防がれる。
そして、補助ロック機構を構成するロックストッパ13が図1及び図2に示すように解除位置に保持されている状態では、ロック部材4の上下動が許容されるため、駐車中の車両の運転者が不図示のエンジンスタートスイッチをON操作してエンジンを始動させると、このことが検知されて電動ステアリングロック装置1の電動モータ6が駆動され、その出力軸が逆転するため、該出力軸の回転は、不図示のウォームとギヤ5のウォームホイール5aを経てギヤ5に伝達され、該ギヤ5が逆転する。このようにギヤ5が逆転すると、その回転は、該ギヤ5の内周に形成された雌ネジ部5bとこれに噛合するドライバ7の雄ネジ部7aによって構成される送りネジ機構によってロック部材4の直線移動に変換される。この結果、ロック部材4が下動してアンロック位置へと移動するため、ロックボルト8とステアリングシャフトの係合溝との係合が解除され、ステアリングシャフト(ステアリングホイール)の回転が許容されてステアリング操作が可能となる。尚、このとき、補助ロック機構とダブルロック機構は非作動状態にあって、ロックストッパ13は依然として解除位置にあるため、ロック部材4の移動が許容される。
ところで、ステアリングロック状態にある駐車中の車両の盗難を目的として、リッド3がケース2から強制的に取り外された場合には、該リッド3に立設されたトリガピン21もリッド3と共に取り外されるために補助ロック機構が動作し、図3及び図4に示すように、該トリガピン21とロックストッパ13との係合が解除される。すると、解除位置にあったロックストッパ13は、スプリング20の付勢力によってロック部材4側(図3〜図5の右方)に移動し、ロック部材4のドライバ7の外周に当接して係合位置で停止する。このようにロックストッパ13が係合位置へと移動した状態では、ドライバ7の上端外周のフランジ部7Aがロックストッパ13に係合するため、ロック部材4のアンロック位置方向(下方)への移動がロックストッパ13によって阻止され、ロック部材4は、ロック位置に保持される。従って、ロックボルト8のステアリングシャフトの係合溝への係合が維持され、ステアリングシャフトの回転が阻止されてステアリングロック状態が維持されるために車両の盗難が防がれる。
そして、上述のように補助ロック機構が動作してロックストッパ13が係合位置へと移動すると同時にダブルロック機構も動作する。
即ち、解除位置にあったロックストッパ13が係合位置へと移動すると、ダブルロック機構を構成するピン14のロックストッパ13との係合が解除されるため、ダブルロック解除位置にあったピン14がスプリング15の付勢力によってダブルロック位置へと下動する。このようにピン14がダブルロック位置へと下動すると、図3〜図5に示すように、該ピン14がロックストッパ13の端面に係合して該ロックストッパ13の解除位置方向(図3〜図5の左方)への移動を阻止するため、ロックストッパ13が係合位置に保持されてロック部材4のアンロック位置方向(下方)への移動が一層確実に阻止される。このようにダブルロック機構によってロックストッパ13の解除位置方向への移動が阻止されるため、トリガピン21が抜けて開放されたケース2のトリガピン挿通孔2hから工具や針金等を差し込んでロックストッパ13を操作しても、該ロックストッパ13を解除位置へと移動させることができず、ステアリングロック状態が維持されて車両の盗難が確実に防がれる。
又、図3〜図5に示すように、ロックカバー18の底壁18bと側壁18cがケース2の凹溝2f,2gにそれぞれ嵌り込んでケース2の外部に露出しないため、該ロックカバー18を不正に取り外すことができず、ロックカバー18によって塞がれた第1収納口2dに収容されたロックストッパ13とスプリング20の第1収納口2dからの脱落や取り外しが防がれる。そして、ロックカバー18をケース2に組み付けるととともに、ケース2の第2収納口2eを塞ぐネジ17は、その上方の図6に示すD−D線に沿って配置された不図示のコラムチューブによって覆われるため、該ネジ17を回すことができない。このため、ネジ17とロックカバー18の取り外しと第2収納口2eに収容されたピン14とスプリング15及びスチールボール16の第2収納口2eからの脱落と取り外しが防がれて高い盗難防止性が確保される。
以上の説明で明らかなように、本実施の形態に係る電動ステアリングロック装置1によれば、車両の盗難を目的とする不正操作によってリッド3がケース2から取り外された場合には、トリガピン21によるロックストッパ13の解除位置への保持が解除されて該ロックストッパ13がスプリング20の付勢力によって係合位置へと移動し、ロック位置にあるロック部材4に係合して該ロック部材4をロック位置に保持する。そして、ロックストッパ13の係合位置への移動と同時にダブルロック機構が動作し、ピン14がスプリング15の付勢力によってダブルロック位置へと移動してロックストッパ13に係合するため、ロックストッパ13が係合位置に保持される。このため、ケース2のトリガピン21が抜けたトリガピン挿通孔2hから工具や針金等を差し込んでロックストッパ13を操作しても、該ロックストッパ13を解除位置へと移動させることができず、ロック部材4のロック位置への保持が確実になされて車両の盗難防止性が一層高められるという効果が得られる。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2を図8及び図9に基づいて説明する。
図8は本発明の実施の形態2に係るステアリングロック装置のロック状態を示す縦断面図、図9は同電動ステアリングロック装置のダブルロック機構動作時の状態を示す縦断面図であり、これらの図においては図1〜図7において示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
本実施の形態においては、図8に示すように、ケース2の一部に切欠き状の脆弱部2iが設けられており、トリガピン21は、その下端がケース2の脆弱部2i付近に固定された支持プレート22によって支持されて垂直に立設されている。この状態では、トリガピン21がケース2のトリガピン挿通孔2hから上方へ突出し、その上端部がロックストッパ13に係合して該ロックストッパ13を解除位置に保持している。
而して、駐車中の車両において、電動ステアリングロック装置1のロック部材4が図8に示すようにロック位置にあって、ステアリングシャフトの回転がロックされている状態から、車両の盗難を目的としてケース2に過大な外力が加えられた場合には、図9に示すように、ケース2が脆弱部2iを中心として変形する。このようにケース2の一部が変形すると、トリガピン21を支持する支持プレート22が図9に示すように変形するため、これに伴ってトリガピン21が下方へと下がり、その上端部とロックストッパ13との係合が解除されるために補助ロック機構が動作する。即ち、トリガピン21とロックストッパ13との係合が解除されると、解除位置にあったロックストッパ13は、スプリング20の付勢力によって係合位置へと移動し、ロック部材4のドライバ7の外周に当接して停止する。このようにロックストッパ13が係合位置へと移動した状態では、ドライバ7の上端外周に形成されたフランジ部7Aがロックストッパ13に係合するため、ロック部材4のアンロック位置方向(下方)への移動がロックストッパ13によって阻止され、ロック部材4は、ロック位置に保持される。従って、ロックボルト8のステアリングシャフトの係合溝への係合が維持され、ステアリングシャフトの回転が阻止されてステアリングロック状態が維持されるために車両の盗難が防がれる。
そして、上述のように補助ロック機構が動作してロックストッパ13が係合位置へと移動すると同時にダブルロック機構も動作し、前記実施の形態1と同様に、ダブルロック機構を構成するピン14のロックストッパ13との係合が解除されるため、ダブルロック解除位置にあったピン14がスプリング15の付勢力によってダブルロック位置へと下動する。このようにピン14がダブルロック位置へと下動すると、該ピン14がロックストッパ13の端面に係合して該ロックストッパ13の解除位置方向(図9の左方)への移動を阻止するため、ロックストッパ13が係合位置に保持されてロック部材4のアンロック位置方向(下方)への移動が一層確実に阻止される。
以上のように、本実施の形態においても、ダブルロック機構によってロックストッパ13の解除方向への移動が阻止されるため、車両のステアリングロック状態が維持されて一層高い盗難防止性が確保されるという効果が得られる。
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3を図10及び図11に基づいて説明する。
図10は本発明の実施の形態3に係るステアリングロック装置のロック状態を示す縦断面図、図11は同電動ステアリングロック装置のダブルロック機構動作時の状態を示す縦断面図であり、これらの図においても図1〜図7において示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
本実施の形態においては、図10に示すように、リッド3の一部に切欠き状の脆弱部3cが設けられており、トリガピン21は、前記実施の形態1と同様にリッド3の内底面に固定されて垂直に立設されている。
而して、駐車中の車両においては、図10に示すように、ロック部材4がロック位置にあるために電動ステアリングロック装置1はロック状態にあって、ステアリングシャフトの回転が阻止されている。尚、この状態では、トリガピン21は、その先端部がロックストッパ13に係合して該ロックストッパ13を解除位置に保持している。
而して、駐車中の車両の盗難を目的として、リッド3に過大な外力が加えられた場合には、図11に示すように、リッド3が脆弱部3cを中心として変形するため、該リッド3に固定されたトリガピン21がリッド3の変形に伴って下方へと押し下げられる。すると、トリガピン21の上端部とロックストッパ13との係合が解除されるために補助ロック機構が動作する。即ち、トリガピン21とロックストッパ13との係合が解除されると、解除位置にあったロックストッパ13は、スプリング20の付勢力によって係合位置へと移動し、ロック部材4がドライバ7の外周に当接して停止する。このようにロックストッパ13が係合位置へと移動した状態では、ドライバ7の上端外周に形成されたフランジ部7Aがロックストッパ13に係合するため、ロック部材4のアンロック位置方向(下方)への移動がロックストッパ13によって阻止され、ロック部材4は、ロック位置に保持される。従って、ロックボルト8のステアリングシャフトの係合溝への係合が維持され、ステアリングシャフトの回転が阻止されてステアリングロック状態が維持されるために車両の盗難が防がれる。
そして、上述のように補助ロック機構が動作してロックストッパ13が係合位置へと移動すると同時にダブルロック機構も動作し、前記実施の形態1,2と同様に、ダブルロック機構を構成するピン14のロックストッパ13との係合が解除されるため、ダブルロック解除位置にあったピン14がスプリング15の付勢力によってダブルロック位置へと下動する。このようにピン14がダブルロック位置へと下動すると、該ピン14がロックストッパ13の端面に係合して該ロックストッパ13の解除位置方向(図11の左方)への移動を阻止するため、ロックストッパ13が係合位置に保持されてロック部材4のアンロック位置方向(下方)への移動が一層確実に阻止される。
以上のように、本実施の形態においても、ダブルロック機構によってロックストッパ13の解除位置方向への移動が阻止されるため、車両のステアリングロック状態が維持されて一層高い盗難防止性が確保されるという効果が得られる。
尚、以上の実施の形態1〜3においては、ロックストッパ13がロック部材4のドライバ7に係合してロック部材4のアンロック位置への移動を阻止する構成を採用したが、ロックストッパ13がロック部材4のロックボルト8に係合することによってロック部材4のアンロック位置への移動を阻止する構成を採用しても良い。
1 電動ステアリングロック装置
2 ケース
2A ケースの開口部
2d ケースの第1収納口
2e ケースの第2収納口
2h ケースのトリガピン挿通孔
2i ケースの脆弱部
3 リッド
3c ケースの脆弱部
4 ロック部材
5 ギヤ
5a ギヤのウォームホイール
5b ギヤの雌ネジ部
6 電動モータ(駆動手段)
7 ドライバ
7A ドライバのフランジ部
7a ドライバの雄ネジ部
8 ロックボルト
9 ドライバピン
10 スプリング
11 保持カバー
12 スプリング
13 ロックストッパ
14 ピン
15 スプリング(第2付勢部材)
16 スチールボール(干渉部材)
17 ネジ(封鎖部材)
18 ロックカバー
19 ネジ挿通孔
20 スプリング(第1付勢部材)
22 支持プレート

Claims (3)

  1. 車両のステアリングシャフトに係合するロック位置とその係合が解除されるアンロック位置との間を移動可能なロック部材と、
    該ロック部材を移動させる駆動手段と、
    該駆動手段の駆動力を前記ロック部材に伝達する伝動機構と、
    一端に開口部を有して前記ロック部材と前記駆動手段及び前記伝動機構を収容するケースと、
    該ケースの前記開口部を閉塞するリッドと、
    を備えた電動ステアリングロック装置において、
    前記ロック位置にある前記ロック部材に係合する係合位置とその係合が解除される解除位置との間を移動可能なロックストッパと、
    該ロックストッパを前記係合位置に向けて付勢する第1付勢部材と、
    前記ロックストッパを前記解除位置に保持するとともに、前記ケース又は前記リッドの一部の変形或いは前記リッドの取り外しによって移動して前記ロックストッパの前記解除位置への保持を解除するトリガピンと、
    該トリガピンの移動によって前記ロックストッパが前記係合位置に移動したとき、該ロックストッパの前記解除位置への移動を阻止するダブルロック機構と、
    を設け
    前記ダブルロック機構は、
    前記ロックストッパが前記係合位置にあるときに該ロックストッパに係合するダブルロック位置とその係合が解除されるダブルロック解除位置との間を移動可能なピンと、
    該ピンを前記ダブルロック位置に向けて付勢する第2付勢部材と、
    を有し、
    前記ケースは、
    前記ロックストッパと前記第1付勢部材が組み込まれる第1収納口と、
    前記ダブルロック機構が組み込まれる第2収納口と、
    該第2収納口を塞ぐ封鎖部材と、
    を備え、
    前記ケースの前記第1収納口を塞ぐロックカバーを設け、該ロックカバーを前記封鎖部材によって前記ケースに組み付けたことを特徴とする電動ステアリングロック装置。
  2. 前記封鎖部材と前記第2付勢部材との間に干渉部材を設けたことを特徴とする請求項記載の電動ステアリングロック装置。
  3. 前記干渉部材の前記封鎖部材に対向する面を前記封鎖部材側に凸の曲面としたことを特徴とする請求項記載の電動ステアリングロック装置。
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