JPH04134773U - ステアリングロツク装置 - Google Patents

ステアリングロツク装置

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JPH04134773U
JPH04134773U JP1991051917U JP5191791U JPH04134773U JP H04134773 U JPH04134773 U JP H04134773U JP 1991051917 U JP1991051917 U JP 1991051917U JP 5191791 U JP5191791 U JP 5191791U JP H04134773 U JPH04134773 U JP H04134773U
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blocking member
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camshaft
engagement
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JP1991051917U
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健 庄司
実 森川
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株式会社東海理化電機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボデーからキーシリンダが外された場合に、
ボデー内のカムシャフトの回動を阻止して、盗難防止機
能の向上を図る。 【構成】 ボデー1内にキーシリンダ9を収納した状態
では、シリンダケース7の凸部7aにより阻止部材14
を反矢印C方向へ押圧していて、係合凸部14aは係合
体12から離間している。キーロータ8からキーが抜か
れた状態(キーロータ8は施錠位置)でキーシリンダ9
がボデー1から抜かれると、阻止部材14が圧縮コイル
ばね15のばね力により矢印C方向へ移動し、係合凸部
14aが係合体12の係合溝10に係合してカムシャフ
ト2の回動を阻止すると共に、阻止部材14に形成され
た凹部14bに規制部材17が係合して阻止部材14の
移動も阻止される。この状態になると、阻止部材14を
押しても移動させることはできない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、キーシリンダのキーロータが施錠位置に回動された状態でステアリ ングシャフトひいてはステアリングホイールをロックするステアリングロック装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にステアリングロック装置においては、ボデー内に収納されたキーシリン ダのキーロータを施錠位置たる「LOCK」位置に回動させ、かつキーをキーロ ータから抜き取ると、ロックバーがステアリングシャフト側と係合することによ り、ステアリングシャフトひいてはステアリングホイールの回動がロックされる ようになっている。
【0003】 そして、キーロータにキーを差し込んでキーロータを作動位置(「ACC」、 「ON」、「START」位置)へ回動操作すると、キーロータと一体に回動す るカムシャフトのカム凸部により上記ロックバーが移動され、そのロックバーの ステアリングシャフト側との係合が解除されることにより、ステアリングシャフ トひいてはステアリングホイールのロックが解除される。また、上記カムシャフ トの回動に伴いイグニッションスイッチも操作される。
【0004】 従ってこの種の装置は、キーがない限りステアリングホイールの操作ができな いために盗難防止に有効な手段となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、キーロータからキーを抜き取った状態(キーロータは「LOCK」 位置)では、上述したようにステアリングホイールがロックされた状態となって いるが、このような状態において、何らかの方法でキーシリンダがボデーから外 されると、カムシャフトがボデー内において露出する状態となる。
【0006】 この状態で、特殊な工具等を用いてカムシャフトを作動位置方向へ回動させる と、カム凸部によりロックバーが移動され、そのロックバーのステアリングシャ フト側との係合が解除されてステアリングホイールのロックを解除できるように なる。また、カムシャフトの回動によりイグニッションスイッチも操作できるよ うになってしまう。
【0007】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ボデーからキー シリンダが外された場合に、ボデー内のカムシャフトの回動を阻止できて、盗難 防止機能の向上を図り得るステアリングロック装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案のステアリングロック装置は、車両に取り付けられるボデー内に回動可 能に設けられ外周部にカム凸部を有するカムシャフトと、キーにより回動操作さ れるキーロータを備えてボデー内に収納され、その収納状態でキーロータが前記 カムシャフトと一体的に回動するように連結されるキーシリンダと、カムシャフ トの回動に伴って前記カム凸部により移動されるように設けられ、前記キーロー タが施錠位置に回動された状態でステアリングシャフトをロックするロック部材 とを備えたものにおいて、係合溝を有して前記カムシャフトと一体に回動される ように設けられた係合体と、前記ボデーに前記係合溝に係合する方向に付勢され ると共にその係合溝に対して係合する係合位置と係合が外れた解除位置との間で 移動するように設けられ、前記キーシリンダがボデーに収納されることに伴いそ のキーシリンダにより押圧されて前記解除位置へ移動され、キーシリンダのキー ロータが施錠位置に回動された状態でキーシリンダがボデーから抜かれることに 伴い前記係合位置へ移動して前記係合体の回動を阻止する阻止部材と、この阻止 部材が係合位置へ移動した状態で該阻止部材の解除位置方向への移動を規制する 規制部材とを有する構成としたところに特徴を有する。
【0009】 そして、上記係合体に、キーシリンダがボデーへ収納される前の状態で阻止部 材と係合して該阻止部材を係合位置と解除位置との間の組立位置に保持する補助 係合溝を形成することが好ましい。
【0010】
【作用】
キーシリンダのキーロータが施錠位置に回動された状態でキーシリンダがボデ ーから抜かれると、そのキーシリンダにより押圧されていた阻止部材が解除位置 から係合位置へ移動して係合体の係合溝に係合する。この係合により係合体、ひ いてはカムシャフトの回動が阻止される。また、このように阻止部材が係合位置 へ移動した状態になると、阻止部材は規制部材によりその係合位置から解除位置 方向への移動が阻止されるようになるから、阻止部材を解除位置へ移動させよう としても移動させることはできない。
【0011】 従って、キーシリンダがボデーから外されたとしても、カムシャフトを回動さ せることができないから、ロック部材によるステアリングシャフトひいてはステ アリングホイールのロックを解除することはできない。
【0012】 また、係合体に補助係合溝を設け、キーシリンダがボデーへ収納される前の状 態で阻止部材をその補助係合溝に係合させて、その阻止部材を係合位置と解除位 置との間の組立位置に保持することにより、キーシリンダがボデーへ収納される 前の状態で阻止部材が係合位置まで移動することはないから、組立て時に阻止部 材が規制部材によって係合位置に規制されてしまうことはない。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例について図1ないし図8を参照して説明する。まず 組立て状態を示す図1ないし図3において、ボデー1は、中空状をなし、図示し ない車両のステアリングシャフト近傍に取り付けられるようになっている。
【0014】 ボデー1内の奥方部位にはカムシャフト2が回動可能に設けられ、このカムシ ャフト2の後端部(図1中左端部)には、該カムシャフト2の回動に伴って操作 されるイグニッションスイッチ3が設けられている。
【0015】 カムシャフト2の後部外周部には、カムシャフト2の回動に伴いロック部材4 を移動させるためのカム凸部5が設けられている。そのロック部材4は、カム凸 部5を囲むように設けられ該カム凸部5によって移動される枠体6と、一端部が この枠体6に連結されたロックバー(図示せず)とから構成された周知構成のも のであり、ばねによりロックバーの他端部がステアリングシャフトのカラーに係 合する方向に付勢されている。
【0016】 そして、上記ボデー1内の開口部側には、シリンダケース7内にキー(図示せ ず)により回動操作されるキーロータ8を備えた周知構成のキーシリンダ9が収 納されている。このキーシリンダ9は、キーロータ8が施錠位置たる「LOCK 」位置に回動された状態でのみキーロータ8のキー穴に対するキーの抜き差しが 可能となっている。また、キーシリンダ9がボデー1内に収納された状態でキー ロータ8の後端部が上記カムシャフト2の先端部と連結され、それらキーロータ 8とカムシャフト2とが一体的に回動されるようになっている。
【0017】 さて、上記カムシャフト2の先端部側(キーシリンダ9側)には、図4に示す ように、それぞれ後部側が開放した係合溝10および補助係合溝11を有する係 合体12が該カムシャフト2と一体に回動するように設けられている。この場合 、係合溝10におけるカムシャフト2の軸方向に沿う深さ寸法Aは、補助係合溝 11の深さ寸法Bよりも大きくなるように設定している(A>B)。
【0018】 一方、ボデー1における係合体12と対応する部位には、カムシャフト2の軸 方向に沿って延びるように収納凹部13が形成され、この収納凹部13に棒状を なす阻止部材14が軸方向に移動可能に配設されており、この阻止部材14は圧 縮コイルばね15により矢印C方向(前方)に付勢されている。また、阻止部材 14のカムシャフト2側の側面には係合凸部14aが形成されており、この係合 凸部14aの先端部はボデー1に形成された長孔13aを通してカムシャフト2 側に突出している。
【0019】 そしてこの場合、阻止部材14は、図1に示すようにキーシリンダ9がボデー 1内に収納された状態では、シリンダケース7の後端部に突設された凸部7aに より後方(反矢印C方向)へ押圧されており、係合凸部14aが係合体12から 後方へ離間した解除位置に移動された状態となっている。
【0020】 また、上記係合体12は、カムシャフト2ひいてはキーシリンダ9のキーロー タ8が「LOCK」位置に回動された状態で係合溝10が係合凸部14aと対応 し、カムシャフト2ひいてはキーロータ8が「ACC」位置と「ON」位置との 間の範囲に回動された状態では補助係合溝11が係合凸部14aと対応するよう に構成されている。
【0021】 上記ボデー1には、上記収納凹部13と交差しかつ該収納凹部13と連通する ように収納凹部16が形成され、この収納凹部16内に規制部材17が移動可能 に配設されており、この規制部材17は圧縮コイルばね18により矢印D方向( 阻止部材14側)に付勢されている。
【0022】 上記阻止部材14の規制部材17側の側面には、図3に示すように規制部材1 7の先端部が入り込み得る形状の凹部14bが形成されている。阻止部材14が 後方の解除位置に位置された状態では、規制部材17の先端部は凹部14bから 外れた阻止部材14の側面に当接している。
【0023】 なお、ボデー1における収納凹部13および16に対応する部位には、該ボデ ー1の外面側からカバー19が装着されている。
【0024】 次に上記構成の作用について説明するに、まず、上記装置を組立てる場合につ いて述べる。この場合、キーシリンダ9はボデー1に対して最後に組み込まれる ものであり、そのキーシリンダ9は、カムシャフト2を作動位置のうち、「AC C」位置に対応する位置に回動させた状態で組み込むようにしている。
【0025】 キーシリンダ9を組み込む前の状態において、カムシャフト2を「ACC」位 置に対応する位置に回動させた状態では、図5および図6に示すように、阻止部 材14の係合凸部14aと係合体12の補助係合溝11とが対応した状態となっ ていて、その係合凸部14aが補助係合溝11に挿入係合し、係合凸部14aが 補助係合溝11の底面に当接して阻止部材14の矢印C方向への移動が規制され ている。この状態では、阻止部材14の凹部14bは、規制部材17に対して図 6中上方向にずれた状態となっている。
【0026】 補助係合溝11は、前述したように係合凸部14aが挿入された状態で、カム シャフト2が「ACC」位置から「ON」位置までの間で回動できる範囲となる ように形成されている。
【0027】 このような状態で、キーシリンダ9をボデー1内に挿入して収納すると、阻止 部材14はシリンダケース7の凸部7aによって押圧されることにより反矢印C 方向へ移動され、係合凸部14aが補助係合溝11から後方へ抜け出るようにな り、以て阻止部材14は図1に示す解除位置に保持されるようになる。
【0028】 この図1に示す状態においては、係合体12は係合凸部14aによって回動が 阻止されることはないから、カムシャフト2ひいてはキーシリンダ9のキーロー タ8は「LOCK」位置から「START」位置までの範囲でキーにより自由に 回動させることができる。通常はこの図1の状態で使用されるものである。
【0029】 この図1の状態において、キーによりキーロータ8を回動させることに伴いカ ムシャフト2が一体的に回動され、これに伴いイグニッションスイッチ3が操作 されると共に、カム凸部5によりロック部材4が移動される。キーロータ8を「 LOCK」位置に回動させ、かつキーがキーロータ8から抜き取られると、ロッ ク部材4のロックバーがステアリングシャフト側に係合して、ステアリングシャ フトひいてはステアリングホイールの回動操作がロックされるようになる。
【0030】 而して、キーロータ8からキーを抜き取った状態(キーロータ8は「LOCK 」位置)で、何らかの方法でキーシリンダ9がボデー1から外されたとすると、 阻止部材14はシリンダケース7の凸部7aによる押圧が解除されることに伴い 圧縮コイルばね15の付勢力により矢印C方向へ移動する。
【0031】 このとき、係合体12の係合溝10が阻止部材14の係合凸部14aに対応す る位置に回動されているから、阻止部材14は、図7に示すように係合凸部14 aが係合溝10に係合した係合位置に移動される。この状態では、カムシャフト 2を工具等を用いて回動させようとしてもその回動は阻止される。
【0032】 しかも、この場合、阻止部材14が係合位置へ移動すると、図8に示すように 阻止部材14の凹部14bが規制部材17の先端部に対応する状態となって、規 制部材17の先端部がその凹部14bに挿入して係合するようになる。この状態 では、規制部材17によって阻止部材14の矢印C方向およびこれとは反対方向 への移動が阻止されるから、阻止部材14を前方から押しても移動させることは できず、ひいてはシャフト2の回動を阻止することを一層確実ならしめ得る。
【0033】 従って、キーシリンダ9がボデー1から外されるようなことがあっても、シャ フト2を回動させることができないから、ロック部材4によるステアリングシャ フトひいてはステアリングホイールのロックを解除することはできず、盗難防止 機能を一層向上できるものである。
【0034】 ところで、このような装置において、キーロータ8が「ON」位置に位置され た状態(例えば車両の走行中)で、何らかの理由でキーシリンダ9部分がボデー 1から外れ、しかもカムシャフト2が「LOCK」位置まで回動されるようなこ とがあった場合、ロック部材4によりステアリングシャフトひいてはステアリン グホイールがロックされてしまうことが考えられる。
【0035】 この点、本実施例の場合、キーロータ8が「ON」位置に位置された状態では 、係合体12の補助係合溝11が阻止部材14の係合凸部14aと対応するよう になっているから、この状態でキーシリンダ9が外れた場合には、阻止部材14 の係合凸部14aが係合体12の補助係合溝11に係合することになる(図5参 照)。このようになると、阻止部材14により係合体12ひいてはカムシャフト 2が「LOCK」位置へ回動されることが阻止されるから、走行中にロック部材 4によりステアリングシャフトひいてはステアリングホイールがロックされると いうことを防止できるものである。
【0036】 図9ないし図12は本考案の第2実施例を示したものであり、上記第1実施例 とは次の点が異なっている。
【0037】 すなわち、まず図9および図10において、ボデー1に形成された収納部21 に阻止部材22が移動可能に配設され、この阻止部材22は、カムシャフト2側 に突出する係合凸部22aを有しており、圧縮コイルばね23により矢印E方向 に付勢されている。そして阻止部材22は、キーシリンダ9がボデー1内に収納 された状態でシリンダケース7に突設された凸部7bにより反矢印E方向へ押圧 され、係合凸部22aが係合体12から離間した解除位置に移動されている。
【0038】 阻止部材22の中間部には、該阻止部材22の移動方向と交差する方向に収納 部24が形成され、この収納部24に規制部材25が移動可能に収納されている 。規制部材25は圧縮コイルばね26により矢印F方向へ付勢されている。なお 、規制部材25は、鍔部27により矢印F方向への抜け止めがなされている。
【0039】 そして、ボデー1の所定部位には、規制部材25の先端部が入り込み得る形状 の凹部28が形成されている。なお、ボデー1の凹部28に対応する部位には、 ボデー1の外面側からカバー29が装着されている。
【0040】 而して、この第2実施例において、キーシリンダ9を組み込む前の状態におい ては、カムシャフト2を「ACC」位置に対応する位置に位置させており、この 状態では図11に示すように、阻止部材22の係合凸部22aが係合体12の補 助係合溝11に係合している。
【0041】 この図11の状態でキーシリンダ9をボデー1内に収納すると、阻止部材22 はシリンダケース7の凸部7bによって押圧されることにより反矢印E方向へ移 動され、係合凸部22aが補助係合溝11から後方へ抜け出るようになり、以て 阻止部材22は図9に示す解除位置に保持されるようになる。
【0042】 そして、図9の状態において、キーロータ8からキーを抜き取った状態(キー ロータ8は「LOCK」位置)で、何らかの方法でキーシリンダ9がボデー1か ら外されたとすると、阻止部材22はシリンダケース7の凸部7bによる押圧が 解除され、これに伴い圧縮コイルばね23の付勢力により矢印E方向へ移動され る。
【0043】 このとき、係合体12の係合溝10が阻止部材22の係合凸部22aに対応す る位置に回動されているから、阻止部材22は、図12に示すように係合凸部2 2aが係合溝10に係合した係合位置に移動される。この状態では、カムシャフ ト2を工具等を用いて回動させようとしてもその回動は阻止される。
【0044】 しかも、阻止部材22が係合位置へ移動すると、規制部材25の先端部が凹部 28に対応する状態となって、その規制部材25の先端部が凹部28に入り込ん で係合するようになる。この状態では、規制部材25によって阻止部材22の移 動が阻止されるから、阻止部材22を前方から押しても移動させることはできず 、ひいてはシャフト2の回動を阻止することを一層確実ならしめ得る。
【0045】 また、この第2実施例においても、キーロータ8が「ON」位置に位置された 状態では、係合体12の補助係合溝11が阻止部材22の係合凸部22aと対応 するようになっているから、この状態でキーシリンダ9が外れた場合には阻止部 材22の係合凸部22aが係合体12の補助係合溝11に係合することになる( 図11参照)。このようになると、阻止部材22により係合体12ひいてはカム シャフト2が「LOCK」位置へ回動されることが阻止されるから、走行中にロ ック部材4によりステアリングシャフトひいてはステアリングホイールがロック されるということを防止できるものである。
【0046】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば次のような効果を奏する。
【0047】 請求項1に記載のステアリングロック装置によれば、キーシリンダのキーロー タが施錠位置に回動された状態でキーシリンダがボデーから抜かれると、そのキ ーシリンダにより押圧されていた阻止部材が解除位置から係合位置へ移動して係 合体の係合溝に係合し、この係合により係合体ひいてはカムシャフトの回動が阻 止される。そして、このように阻止部材が係合位置へ移動した状態になると、阻 止部材は規制部材によりその係合位置から解除位置方向への移動が阻止されるよ うになるから、阻止部材を解除位置へ移動させようとしても移動させることはで きなくなる。従って、キーシリンダがボデーから外されたとしても、カムシャフ トの回動を確実に阻止できて、盗難防止機能の向上を図り得るものである。
【0048】 また、請求項2に記載のステアリングロック装置によれば、係合体に補助係合 溝を設け、キーシリンダがボデーへ収納される前の状態で阻止部材をその補助係 合溝に係合させて、阻止部材を係合位置と解除位置との間の組立位置に保持する ことにより、キーシリンダがボデーへ収納される前の状態で阻止部材が係合位置 まで移動することはないから、組立て時に阻止部材が規制部材によって係合位置 に規制されてしまうことはなく、組立てを容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す要部の縦断側面図
【図2】同状態の縦断正面図
【図3】同状態の要部の横断面図
【図4】係合体部分の斜視図
【図5】キーシリンダを組み込む前の状態の図2相当図
【図6】同状態の図3相当図
【図7】キーシリンダが外された状態での図2相当図
【図8】同状態での図3相当図
【図9】本考案の第2実施例を示す図1相当図
【図10】図2相当図
【図11】キーシリンダを組み込む前の状態の図9相当
【図12】キーシリンダが外された状態での図9相当図
【符号の説明】
1はボデー、2はカムシャフト、3はイグニッションス
イッチ、4はロック部材、5はカム凸部、8はキーロー
タ、9はキーシリンダ、10は係合溝、11は補助係合
溝、12は係合体、14は阻止部材、14aは係合凸
部、14bは凹部、17は規制部材、22は阻止部材、
22aは係合凸部、25は規制部材、28は凹部を示
す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に取り付けられるボデーと、外周部
    にカム凸部を有して前記ボデー内に回動可能に設けられ
    たカムシャフトと、キーにより回動操作されるキーロー
    タを備えて前記ボデー内に収納され、その収納状態でキ
    ーロータが前記カムシャフトと一体的に回動するように
    連結されるキーシリンダと、前記カムシャフトの回動に
    伴って前記カム凸部により移動されるように設けられ、
    前記キーロータが施錠位置に回動された状態でステアリ
    ングシャフトをロックするロック部材と、係合溝を有し
    て前記カムシャフトと一体に回動されるように設けられ
    た係合体と、前記ボデーに前記係合溝に係合する方向に
    付勢されると共にその係合溝に対して係合する係合位置
    と係合が外れた解除位置との間で移動するように設けら
    れ、前記キーシリンダがボデーに収納されることに伴い
    そのキーシリンダにより押圧されて前記解除位置へ移動
    され、キーシリンダのキーロータが施錠位置に回動され
    た状態でキーシリンダがボデーから抜かれることに伴い
    前記係合位置へ移動して前記係合体の回動を阻止する阻
    止部材と、この阻止部材が係合位置へ移動した状態で該
    阻止部材の解除位置方向への移動を規制する規制部材と
    を具備して成るステアリングロック装置。
  2. 【請求項2】 係合体は、キーシリンダがボデーへ収納
    される前の状態で阻止部材と係合して該阻止部材を係合
    位置と解除位置との間の組立位置に保持する補助係合溝
    を有することを特徴とする請求項1記載のステアリング
    ロック装置。
JP1991051917U 1991-06-10 1991-06-10 ステアリングロツク装置 Pending JPH04134773U (ja)

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