JP6367678B2 - 電動ステアリングロック装置 - Google Patents
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Description
このような電動ステアリングロック装置では、ステアリングシャフトにロックボルトが係合した状態で、ステアリングシャフトにトルクがかかると、ロックボルトに据え切りトルクがかかって係合凹部の内側面がロックボルトに圧接した状態になっているために、ロックボルトを前記係合凹部から引き抜けない場合がある。
図1は、本発明による電動ステアリングロック装置1の実施形態を示す分解斜視図である。
図2は、電動ステアリングロック装置1のロック状態を示す縦断面図である。
図3は、電動ステアリングロック装置1のアンロック状態を示す縦断面図である。
図4は、回転部材40を示す斜視図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
さらに、以下の説明中において、特に説明しない限り、上下等の向きを示す記載は、図1から図3中における向きを指すものとする。
また、スライダ32の雄ネジ部32aの上方には、非噛合い部32gが設けられている。これと対応して、回転部材40の雌ネジ部40bの下方には、非噛合い部40cが設けられている。したがって、スライダ32の位置が下方のアンロック位置に近づくと所定の位置から、雄ネジ部32aと雌ネジ部40bとの噛合いが外れることとなる。雄ネジ部32aと雌ネジ部40bとの噛合いが外れる非噛合い状態となると、ロックボルト31及びスライダ32は、スプリング80の付勢力によってアンロック位置に向けて移動するようになっている。
また、原節40dと従節32hとからなるカム機構の作動ピッチは、雄ネジ部32aと雌ネジ部40bとからなるネジ機構の作動ピッチよりも長くなるように構成されている。
なお、これらネジ機構とカム機構とのより詳しい関係については、後述する。
先ず、図5及び図6を用いて、アンロック動作について説明する。
図5は、ロック状態にあるロックボルト31及びスライダ32と、回転部材40との関係を示す図である。
図6は、図5のロック状態から移行したアンロック状態にあるロックボルト31及びスライダ32と、回転部材40との関係を示す図である。
なお、図5及び図6を含めて以下に示す図では、従節32hとの位置関係を説明するために、本来は見ることができない原節40dを図示している。
図5に示すロック状態では、ネジ機構の雄ネジ部32aと雌ネジ部40bとが噛み合うことにより、ロックボルト31及びスライダ32がロック位置にある。よって、ロックボルト31は、ステアリングシャフトの凹部に係合し、ステアリングがロックされた状態となっている。この状態では、カム機構の原節40dと従節32hとは非係合状態となっている。
しかし、仮に、ロックボルト31及びスライダ32のアンロック方向への移動中に従節32hと原節40dとが衝突して、従節32hが原節40dの傾斜にしたがって移動するようになったとしても、カム機構の作動ピッチが、ネジ機構の作動ピッチよりも長く設定されており、また、従節32hと原節40dとの係合はすぐに解除されるので、ロックボルト31及びスライダ32は、ネジ機構による移動速度よりも速くアンロック位置に移動することができる。したがって、本実施形態の電動ステアリングロック装置1は、アンロック動作を従来よりも格段に早く行うことが可能である。
図7は、アンロック状態にあるロックボルト31及びスライダ32と、回転部材40との関係を示す図である。
図8は、図7のアンロック状態からロック状態への移行途中におけるロックボルト31及びスライダ32と、回転部材40との関係を示す図である。
図9は、図7のアンロック状態から移行したロック状態におけるロックボルト31及びスライダ32と、回転部材40との関係を示す図である。
なお、アンロック動作に要する時間を短くできることから、ネジ機構のピッチを小さくしてロックボルト31を引き抜く力をより大きくするという設定を行うこともできる。
また、仮に、ロックボルト31及びスライダ32のアンロック作動時に、ネジ機構の噛み合いが外れたロックボルト31及びスライダ32がスプリング80の付勢力でアンロック位置方向に移動したとする。この場合に、カム機構の原節40dと従節32hとがロックボルト31及びスライダ32の作動方向に係合し、その後、ロックボルト31及びスライダ32がカム機構の傾斜にしたがって移動しても、カム機構の作動ピッチはネジ機構の作動ピッチよりも長く構成されているため、アンロック作動にかかる時間を全てネジ機構で作動させる従来の形態と比較して短くすることができる。
10 ハウジング
10a 凹部
10b コネクタ配設部
10c ピン孔
10d ロックボルト挿通孔
10e 係合溝
10f ロック部材収納部
10g 基板収納部
11 ピン
20 カバー
20a ストッパ部
21 ピン留め部
21a ピン挿通孔
22 ギヤ保持部
30 ロックユニット
31 ロックボルト
31a 長孔
32 スライダ
32a 雄ネジ部
32b ピン挿通孔
32c 回り止め部
32d アーム
32e 磁石収納部
32f 隔壁
32g 非噛合い部
32h 従節
33 磁石
34 ピン
40 回転部材
40a ウォームホイール
40b 雌ネジ部
40c 非噛合い部
40d 原節
41 大径部
42 小径部
52 スプリング
60 ギヤカバー
61 電動モータ
61a 出力軸
62 ウォームギヤ
70 基板
71 モータ接続端子
72 ホール素子
73 ホール素子
74 コネクタ
80 スプリング
Claims (6)
- ステアリングシャフトに係合するロック位置と、その係合が解除されるアンロック位置との間を移動可能なロック部材と、
電動モータの駆動力によって正逆回転可能な回転部材と、
前記ロック部材、及び、前記回転部材の一方側に雄ネジ部、他方側に雌ネジ部を備えて、前記回転部材の回転に応じて前記ロック部材をロック位置、又は、アンロック位置に向けて移動させるネジ機構と、
前記ロック部材をアンロック位置に向けて付勢するスプリングとを設け、
前記雄ネジ部と前記雌ネジ部との噛み合いが外れる非噛合い部を前記ロック部材及び前記回転部材のそれぞれに設け、
前記雄ネジ部と前記雌ネジ部との噛み合いが外れた非噛合い状態において、前記ロック部材は、前記スプリングの付勢力によってアンロック位置に向けて移動可能に構成されていること、
を特徴とする電動ステアリングロック装置。 - 請求項1に記載の電動ステアリングロック装置において、
アンロック位置にある前記ロック部材を、前記ネジ機構の噛み合いが開始される位置まで移動させるカム機構を備えたこと、
を特徴とする電動ステアリングロック装置。 - 請求項2に記載の電動ステアリングロック装置において、
前記カム機構は、前記回転部材側に設けられた原節と、前記ロック部材側に設けられた従節とを備え、
前記ロック部材がアンロック位置にあるときには、前記回転部材の回転方向において前記原節と前記従節とが係合可能に位置し、
前記ロック部材がロック位置方向に移動して前記ネジ機構の噛み合いが開始された後は、前記原節と前記従節とは、前記ロック部材の進退方向にずれて前記回転部材の回転方向に係合不能となるように形成されていること、
を特徴とする電動ステアリングロック装置。 - 請求項2又は請求項3に記載の電動ステアリングロック装置において、
前記カム機構の作動ピッチを前記ネジ機構の作動ピッチよりも長くしたこと、
を特徴とする電動ステアリングロック装置。 - 請求項2又は請求項3に記載の電動ステアリングロック装置において、
アンロック位置にある前記ロック部材を、前記スプリングの付勢力に抗して、前記カム機構の原節と従節とが前記回転部材の回転方向に係合可能な位置に保持するストッパ部を設けたこと、
を特徴とする電動ステアリングロック装置。 - 請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載の電動ステアリングロック装置において、
前記回転部材は、内周面に前記ネジ機構の雌ネジ部、及び、前記カム機構の原節が形成された円筒状の部材であり、
前記ロック部材は、前記回転部材に挿通されて、外周面に前記ネジ機構の雄ネジ部、及び、前記カム機構の従節が設けられた略棒状部材であり、
前記ロック部材がアンロック位置にあり、前記カム機構の原節と従節とが前記回転部材の回転方向に係合可能な位置にある場合に、前記ネジ機構の雄ネジ部と雌ネジ部とは、前記ロック部材の進退方向に離間して設けられていること、
を特徴とする電動ステアリングロック装置。
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Family Applications (1)
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2014
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