JP6512947B2 - 電動ステアリングロック装置 - Google Patents

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本発明は、車両の駐車時にステアリングホイールの回転をロックする電動ステアリングロック装置に関するものである。
電動ステアリングロック装置において、ステアリングシャフトの係合凹部に係脱するロックボルトをロック位置及びアンロック位置に作動させる駆動機構として種々のものが提案されている。
特許文献1には、駆動機構として、電動モータ(14)(特許文献中の符号、以下同様)の出力軸に設けられたウォーム(15)と、外周面にウォーム(15)に噛み合うウォームホイール(12a)を備えて内周面に雌ネジ部(12b)を備えた円筒状のギア部材(12)と、外周面に雌ネジ部(12b)と噛み合う雄ネジ部(7a)を備えてロックボルト(8)が連結されたドライバ(7)とによって構成されている。
ハウジング(3)には、ロックボルト(8)を進退可能に保持するロックボルト挿通孔(3d)と、ロックボルト(8)よりも径が大きいドライバ(7)を進退可能に保持するドライバ保持部と、ギア部材(12)を回動可能で、かつ、軸方向に移動不能に保持するギア部材収納部とが直線的に連通して設けられている。
ギア部材(12)は、ギア部材収納部に設けられたギア保持筒部(2A、4C)に回動可能に保持され、また、ギア部材保持部に設けられた規制部(2Aに設けられた段部)によって軸方向への移動が規制されている。
そして、電動モータ(14)の駆動力によってギア部材(12)が正逆回動すると、ネジ機構の作用によってドライバ(7)がギア部材(12)内を軸方向に進退移動し、ドライバ(7)に連結されたロックボルト(8)がロック位置、及び、アンロック位置間を移動する。
このような電動ステアリングロック装置では、ステアリングシャフトの係合凹部にロックボルトが係合した状態(ロック位置)で、ステアリングシャフトにトルクがかかると、ロックボルトに据え切りトルクがかかって係合凹部の内側面がロックボルトに圧接した状態になっているために、ロックボルトを係合凹部から引き抜けない場合がある。
このような時に、アンロック作動を行うと、電動モータの駆動によって回転するギア部材は、ロックボルトが動かないため、逆に、ネジ機構の作用によってロックボルトの突出方向側に移動し、その端面がハウジングに設けられた規制部に圧接され、その摺動抵抗によりギア部材の回転力は弱められる。
この摺動抵抗は、ハウジングの規制部と摺動するギア部材の端部の外径が大きくなると、規制部と摺接するギア部材の端面の面積が増えるため大きくなる。また、この摺動抵抗によって生じるギア部材の回転を阻止する力は、ギア部材の径が大きくなると、ギア部材に係るモーメントが大きくなるため、大きくなる。
特開2012−11788号公報
上述のような電動ステアリングロック装置において、ギア部材の端部の外径を小さくすれば摺動抵抗を小さくでき、ギア部材の回転力を大きくすることが可能である。
しかし、規制部は、ドライバ保持部の径よりもギア部材保持部の径を大きくすることで形成される段差を利用して構成されるため、規制部に合わせて設定する必要があるギア部材の外径を、ドライバ保持部の径、すなわち、ドライバの外径より小さくすることができなかった。
本発明の課題は、ギア部材の端部の外径を小さくすることを可能とし、ロックボルトの引き抜き力を向上できる電動ステアリングロック装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、電動モータ(61)と、該電動モータによって正逆転駆動される円筒状のギア部材(40,240,340)と、該ギア部材内で進退作動するドライバ(32)と、該ギア部材と該ドライバとの間に介設され回転運動を直進運動に変換して前記ドライバを進退作動させる変換機構(32a,40b)と、該ドライバに連結されて車両のステアリングシャフトに対して係合するロック位置とその係合が解除されるアンロック位置との間を移動可能なロックボルト(31)と、該ロックボルトを外部に露出させるロックボルト挿通孔(10b)、前記ドライバを進退可能に保持するドライバ保持部(10c,210c,310c)、及び、前記ギア部材を収容するギア部材収納部(10d,210d,310d)を備えたハウジング(10,210,310)と、を備えた電動ステアリングロック装置において、前記ドライバ保持部のギア部材収納部側、又は、前記ギア部材収納部のドライバ保持部側に、前記ギア部材の軸方向への移動を規制する規制部材(50,250,350)を設け、該規制部材には、前記ドライバ保持部の内側形状よりも内側に張り出して、前記ギア部材の軸方向端面に当接可能な規制部(50a,250a,350a)を設けたこと、を特徴とする電動ステアリングロック装置(1,2,3)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電動ステアリングロック装置において、前記ギア部材(40,240,340)のロックボルト側端部の径方向における外形形状を前記ドライバ保持部(10c,210c,310c)の内側形状よりも内側となるようにしたこと、を特徴とする電動ステアリングロック装置(1,2,3)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の電動ステアリングロック装置において、前記規制部材(50,250,350)には、前記ドライバ(32)が進退可能に貫通可能であり、かつ、前記ドライバ保持部(10c,210c,310c)の内側形状よりも孔形状が内側となる貫通孔(50b,250b,350b)を設け、該貫通孔の縁部分を前記規制部(50a,250a,350a)として構成したこと、を特徴とする電動ステアリングロック装置(1,2,3)である。
請求項4の発明は、請求項3に記載の電動ステアリングロック装置において、前記ドライバ(32)には、前記変換機構の一部が設けられた幅小部(32b)と、前記ロックボルトが連結される幅大部(32c)とが設けられ、前記規制部材(50,250,350)の貫通孔(50b,250b,350b)は、前記幅小部が挿通可能で、かつ、前記幅大部が挿通不能な大きさ及び/又は形状に形成され、該規制部材は、前記ドライバの幅小部が前記貫通孔に貫通した状態で、前記ドライバの幅大部と前記ギア部材との間に配設されること、を特徴とする電動ステアリングロック装置である。
請求項5の発明は、請求項1に記載の電動ステアリングロック装置において、前記規制部材(50,250,350)は、前記ギア部材収納部(10d,210d,310d)側から装着可能で、かつ、前記ギア部材収納部と前記ドライバ保持部(10c,210c,310c)との間で少なくとも前記ドライバ保持部側への移動を規制する位置決め部(10e,50c,210i,310i)によって位置決めされていること、を特徴とする電動ステアリングロック装置(1,2,3)である。
請求項6の発明は、請求項5に記載の電動ステアリングロック装置において、前記位置決め部は、前記ギア部材収納部(10d)に連通して軸方向に窪む凹部(10e)と、前記規制部材(50)の本体部から径方向に突出して設けられ前記凹部に嵌まり込む凸部(50c)と、によって構成されていること、を特徴とする電動ステアリングロック装置(1)である。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の電動ステアリングロック装置において、前記規制部材(350)には、前記ギア部材(340)のロックボルト側端部を径方向において保持する円筒状のギア部材保持部(350d)を設けたこと、を特徴とする電動ステアリングロック装置(3)である。
本発明によれば、電動ステアリングロック装置は、ギア部材の端部の外径を小さくすることが可能であり、ロックボルトの引き抜き力を向上できる。
本発明による電動ステアリングロック装置1の第1実施形態を示す分解斜視図である。 第1実施形態の電動ステアリングロック装置1を上方のステアリングシャフト側から見た図である。 第1実施形態の電動ステアリングロック装置1のロック状態を図2中の矢印A−A部で切断した縦断面図である。 規制部材50を取り外して並べた状態でハウジング10を図1の下方から見た斜視図である。 規制部材50のみを組み付けた状態でハウジング10を図1の下方から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態による電動ステアリングロック装置2のロック状態を要部のみ示す縦断面図である。 第2実施形態の規制部材250とハウジング210との関係を図6の下方から見た状態で示す図である。 本発明の第3実施形態による電動ステアリングロック装置3のロック状態を要部のみ示す縦断面図である。 第3実施形態の規制部材350とハウジング310との関係を図8の下方から見た状態で示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による電動ステアリングロック装置1の第1実施形態を示す分解斜視図である。
図2は、第1実施形態の電動ステアリングロック装置1を上方のステアリングシャフト側から見た図である。
図3は、第1実施形態の電動ステアリングロック装置1のロック状態を図2中の矢印A−A部で切断した縦断面図である。
図4は、規制部材50を取り外して並べた状態でハウジング10を図1の下方から見た斜視図である。
図5は、規制部材50のみを組み付けた状態でハウジング10を図1の下方から見た斜視図である。
なお、図1から図5を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
さらに、以下の説明中において、特に説明しない限り、上下等の向きを示す記載は、図1及び図3中における向きを指すものとする。
本発明に係る電動ステアリングロック装置1は、電動によって不図示のステアリングシャフト(ステアリングホイール)の回動をロック/アンロックするものである。電動ステアリングロック装置1は、非磁性体の金属(例えば、マグネシウム合金や亜鉛合金)で構成されたハウジング10と、ハウジング10の下面開口部を覆う金属製のリッド20とを外装として有している。
ハウジング10は、略矩形ボックス状に成形されており、その上部には円弧状の装着凹部10aが形成されている。この装着凹部10aには、不図示のコラムチューブが嵌め込まれ、このコラムチューブは、ハウジング10に取付けられる不図示の円弧状のブラケットによってハウジング10に固定される。なお、図示しないが、コラムチューブ内には、ステアリングシャフトが挿通しており、このステアリングシャフトの一端には、ステアリングホイールが取付けられている。ステアリングシャフトの他端は、ステアリングギアボックスに連結されている。そして、運転者がステアリングホイールを回動操作すれば、その回転は、ステアリングシャフトを経てステアリングギアボックスに伝達され、操舵機構が駆動されて左右一対の前輪が転舵されて所要の操舵がなされる。
また、ハウジング10には、ロックボルト挿通孔10bと、ドライバ保持部10cと、ギア部材収納部10dと、凹部10eと、モータ収納部10fと、支持部10gと、基板収納部10hとが設けられている。
ロックボルト挿通孔10bは、装着凹部10aに略矩形に開口されている。ロックボルト挿通孔10bには、ロックボルト31が上下動可能に嵌合しており、ロックボルト31を外部に露出させることができる。
ドライバ保持部10cは、ドライバ32を進退可能に保持するように、その内側形状は、磁石保持アーム32dが通過する溝等が形成されているものの、全体としてみると略円筒内面形状に形成されている。
ギア部材収納部10dは、ドライバ保持部10cよりも下方に設けられており、ギア部材40を収容している。
本実施形態のギア部材収納部10dは、全体としてみると略円筒内面形状に形成されており、その円筒内面形状の内径寸法は、ドライバ保持部10cの円筒内面形状の内径寸法よりも大きくなっている。したがって、ドライバ保持部10cとギア部材収納部10dとの境界部分には、段部10iが形成されている。
凹部10eは、ギア部材収納部10dに連通して段部10iに軸方向に窪むように形成されており、後述の規制部材50の凸部50cが係合するように段部10iから一段凹んで構成されている。
第1実施形態では、この凹部10eと、後述の規制部材50の凸部50cとにより、ギア部材収納部10dとドライバ保持部10cとの間で少なくともドライバ保持部10c側への規制部材50移動を規制する位置決め部が構成されている。
モータ収納部10fには、電動モータ61が収容されている。
支持部10gは、電動モータ61の出力軸61aの先端を支持するように形成されている。
基板収納部10hには、プリント基板70がドライバ32の移動方向に沿って収容されている。
リッド20は、矩形平板状に成形されており、その内面(上面)には、複数のブロック状のピン留め部21と、有底筒状のギア保持筒部22とが一体に立設されている。ここで、ピン留め部21は、ハウジング10のピン孔10jの位置に対応する箇所に形成されており、これらには、不図示のピンが圧入される円孔状のピン挿通孔21aが形成されている。
リッド20は、ハウジング10の下面開口部を下方から覆うようにハウジング10の下端部内周に嵌め込まれている。リッド20は、ハウジング10の側部に形成された複数のピン孔10jに挿通する不図示のピンをピン留め部21に形成されたピン挿通孔21aに圧入することによってハウジング10に固定される。
ロックユニット30は、下端部外周に雄ネジ部32aが形成されたドライバ32と、このドライバ32内に上下動可能に収容されたプレート状のロックボルト(ロック部材)31とを有している。ここで、ロックボルト31には、上下方向に長い長孔31aが形成されており、ロックボルト31は、長孔31aに横方向に挿通するピン34によってドライバ32に連結されている。なお、ピン34は、ドライバ32に横方向に貫設されたピン挿通孔32fに圧入されて保持されている。
ロックボルト31は、ハウジング10のロックボルト挿通孔10b内に上下動可能に嵌合している。ロックボルト31は、ロックボルト31とドライバ32との間に縮装された第2スプリング82によって常時上方に付勢されている。通常は、ロックボルト31の長孔31aの下部がピン34に係合することによってロックボルト31は、ドライバ32と共に上下動する。
ドライバ32は、その下方は小径部(幅小部)32b、上方はロックボルト31が連結される大径部(幅大部)32cとなっており、小径部32bの外形は、大径部32cよりも小さい。小径部32bの下側の先端付近には、雄ネジ部32aが形成されている。雄ネジ部32aは、変換機構の一部を構成している。この変換機構とは、ドライバ32とギア部材40との間に設けられており、ギア部材40の回転運動をドライバ32の直進運動に変換する。この変換機構の作用によって、ドライバ32は、ギア部材40内で進退作動を行う。
また、ドライバ32の大径部32cの相対向する箇所には水平に延びる磁石保持アーム32dと、回り止め部32eとが一体に形成されている。回り止め部32eは、ハウジング10に形成された係合溝10kに係合してドライバ32の回転を規制する。そして、磁石保持アーム32dの先端部には、磁石33が圧入されて収納されている。
ギア部材40は、円筒状に形成されており、ギア部材収納部10d内に回転可能に収容されている。ギア部材40の下部外周は、リッド20の内面(上面)に立設されたギア保持筒部22によって回転可能に保持されている。そして、このギア部材40の下部外周には、ウォームホイール40aが形成され、内周には、雌ネジ部40bが形成されている。
ギア部材40の内部には、ドライバ32の下部が挿入されており、このドライバ32の下部外周に形成された雄ネジ部32aは、ギア部材40の内周に形成された雌ネジ部40bとかみ合って、変換機構を構成している。
また、ギア部材40の軸方向のロックボルト側(上端側)端部の外形形状は、その外径寸法がドライバ保持部10cの内側形状の内径寸法よりも極僅かに(寸法公差分)小さくなっており、ドライバ保持部10cに嵌合している。ギア部材40のロックボルト側端部は、このドライバ保持部10cとの嵌合によって、径方向の位置決めが行われている。
リッド20のギア保持筒部22の中心部に形成された円柱状のスプリング受け23とドライバ32との間には、第1スプリング81が縮装されている。ロックユニット30(ドライバ32とロックボルト31)は、第1スプリング81によって常時上方に付勢されている。
保持カバー60は、電動モータ61の出力軸61aを支持するために、電動モータ61とリッド20との間に配置されている。
電動モータ61は、モータ収納部10fに横置き状態で収納されている。この電動モータ61の出力軸61aには、小径のウォーム62が出力軸61aと一体で回転するように取付けられている。このウォーム62は、ギア部材40の外周に形成されたウォームホイール40aとかみ合っている。ウォーム62とウォームホイール40aとは、電動モータ61の出力軸61aの回転力をロックユニット30の進退力に変換する駆動機構を構成している。
プリント基板70は、基板収納部10hに、その内面がロックユニット30の作動方向と平行となるように収納されている。このプリント基板70の内面上下のロック位置とアンロック位置に対応する位置には、プリント基板70をベース部として、磁気センサである第1ホールIC71と第2ホールIC72とがそれぞれ固定されている。これらの第1ホールIC71と第2ホールIC72と磁石33とによって作動位置検出機構が構成され、この作動位置検出機構によってロックユニット30の位置(ロック位置/アンロック位置)が検出される。
プリント基板70とロックユニット30及びギア部材40との間には、グリス等がプリント基板70側へ飛散することを防止するカバー73が配置されている。
規制部材50は、ドライバ保持部10cのギア部材収納部10d側に設けられており、ギア部材40の軸方向への移動を規制する。
規制部材50には、ドライバ保持部10cの内側形状(径方向輪郭)よりも内側に張り出して、ギア部材40の軸方向端面に当接可能な規制部50aが設けられている。
先に説明したように、ギア部材40のロックボルト側(上端側)端部の外形形状は、ドライバ保持部10cの内側形状よりも内側となるように小さくなっている。したがって、ギア部材40のロックボルト側(上端側)の端部は、規制部材50のドライバ保持部10cの内側形状よりも内側に張り出した規制部50aに当接するようになっており、規制部50aは、ギア部材40の軸方向への移動を規制する。
また、規制部材50は、規制部50aを本体部として径方向に突出した凸部50cを有している。この凸部50cは、ハウジング10の凹部10eに嵌まり込むようになっており、先に説明したように位置決め部を構成している。
また、規制部材50には、ドライバ32が進退可能に貫通可能であり、かつ、ドライバ保持部10cの内側形状よりも径が小さい貫通孔50bが設けられている。上述の規制部50aは、この貫通孔50bの縁部分により構成されている。この貫通孔50bの内径は、ドライバ32の小径部32bの外径よりも大きく、かつ、大径部32cの外径よりも小さく形成されている。すなわち、貫通孔50bは、小径部32bが挿通可能で、かつ、大径部32cが挿通不能な大きさに形成されている。規制部材50は、ドライバ32の小径部32bが貫通孔50bに貫通した状態で、ドライバ32の大径部32cとギア部材40との間に配設されている。
ここで、規制部材50の組み付けについて説明する。規制部材50の貫通孔50bの径は、ドライバ32の大径部32cよりも小さいので、先に規制部材50をハウジング10に取り付けて、その後にドライバ32を組付けることができない。そこで、先ず、ドライバ32の小径部32bを規制部材50の貫通孔50bに貫通させた後、ドライバ32の雄ネジ部32aをギア部材40の雌ネジ部40bにねじ込んだ状態とする。その後、ドライバ32とギア部材40と規制部材50とが組み合わされたユニットを、ギア部材収納部10d側から挿入して、ハウジング10に組み付ける。
このとき、規制部材50は、ギア部材40とドライバ32の大径部32cとの間に配置されて、ドライバ32に対して脱落不能に組み付けられている。したがって、前記ユニットをハウジング10に組み付ける際に、規制部材50が前記ユニットから脱落することがなく、また、前記ユニットごとハウジング10に組み付け可能であるため、容易に組み付けることができる。
次に、本実施形態の電動ステアリングロック装置1のアンロック動作及びロック動作について動作順序に沿って説明する。
(ロック動作:アンロック状態からロック状態への動作)
1.エンジン作動状態で、ユーザーがエンジンスタートSWを操作すると、車両の制御部が電動ステアリングロック装置1に対してロック信号を送信する。
2.電動ステアリングロック装置1のステアリングロックECU(electronic control unit)は、制御部からのロック信号を受信すると、電動モータ61をロック側に駆動させる。
3.電動モータ61の出力軸61aの回転により、ウォーム62、及び、ウォーム62に噛み合うウォームホイール40aが設けられたギア部材40が回転する。
4.ギア部材40が回転すると、ギア部材40の内部に設けられたネジ機構(変換機構)により、ドライバ32及びロックボルト31が突出方向(図1、3中の上方)に移動する。
5.ロックボルト31がロック位置まで移動すると、第1ホールIC71によってロックボルト31のロック位置への移動が検出され、ステアリングロックECUは、電動モータ61を停止して、車両の制御部にロック完了信号を送信し、ロック動作が終了する。
(アンロック動作:ロック状態からアンロック状態への動作)
1.エンジン停止状態(ステアリングロックはロック状態)で、ユーザーがエンジンスタートSWを操作すると、車両の制御部が電動ステアリングロック装置1に対してアンロック信号を送信する。
2.電動ステアリングロック装置1のプリント基板70に設けられたステアリングロックECUは、制御部からのアンロック信号を受信すると、電動モータ61をアンロック側に駆動させる。
3.電動モータ61の出力軸61aの回転により、ウォーム62、及び、ウォーム62に噛み合うウォームホイール40aが設けられたギア部材40が回転する。
4.ギア部材40が回転すると、ギア部材40の内部に設けられたネジ機構(変換機構)により、ドライバ32及びロックボルト31が後退方向(図1、3中の下方)に移動する。
5.ロックボルト31がアンロック位置まで移動すると、第2ホールIC72によってロックボルト31のアンロック位置への移動が検出され、ステアリングロックECUは、電動モータ61を停止して、車両の制御部にアンロック完了信号を送信し、アンロック動作が終了する。
ここで、上述のアンロック動作を行うときに、ステアリングシャフトの係合凹部にロックボルト31が係合した状態(ロック位置)で、ステアリングシャフトにトルクがかかっていると、ロックボルト31に据え切りトルクがかかって係合凹部の内側面がロックボルト31に圧接した状態になっているために、ロックボルト31を係合凹部から引き抜きにくい状況となる。この状況では、ギア部材40を上方へ押し付ける力が作用し、ギア部材40の上方への移動を規制する部分において、ギア部材40の回転に対する摺動抵抗が増大する。この摺動抵抗は、ギア部材40の回転トルクを減少させることとなるので、ロックボルト31を引き抜く力がさらに低下してしまうおそれが従来はあった。
しかし、本実施形態の電動ステアリングロック装置1では、ギア部材40の軸方向(上側)への移動を規制する規制部材50を設けることによって、ギア部材40の上側の端部の径を従来よりも小さくすることが可能となっている。よって、本実施形態の電動ステアリングロック装置1は、ギア部材40の回転を阻害する摺動抵抗を大幅に減らすことができ、ロックボルト31を引き抜く力を増大させることができる。
以上説明したように、本実施形態の電動ステアリングロック装置1は、規制部材50を設けて、規制部材50には、ドライバ保持部10cの内側形状よりも内側に張り出して、ギア部材40の軸方向端面に当接可能な規制部50aを設けた。これにより、ギア部材40の端部の外径を小さくすることが可能となり、ロックボルト31の引き抜き力を向上できる。
また、本実施形態の電動ステアリングロック装置1は、ギア部材40の上端の径方向における外形形状(外径)をドライバ保持部10cの内側形状よりも内側となるように小さくしたので、より摺動抵抗を小さくでき、ロックボルト31の引き抜き力を向上できる。
さらに、本実施形態の電動ステアリングロック装置1の規制部材50には、ドライバ32が進退可能に貫通可能であり、かつ、ドライバ保持部10cの内側形状よりも孔形状が内側となるように径が小さい貫通孔50bを設け、貫通孔50bの縁部分を規制部50aとして構成した。これにより、本実施形態の電動ステアリングロック装置1は、簡単な構成とすることができ、また、組み立て作業も容易に行うことができる。
さらにまた、本実施形態の電動ステアリングロック装置1の規制部材50の貫通孔50bの径は、ドライバ32の小径部32bの外径よりも大きく、大径部32cの外径よりも小さく形成され、規制部材50は、ドライバ32の小径部32bが貫通孔50bに貫通した状態で、ドライバ32の大径部32cとギア部材40との間に配設される。よって、本実施形態の電動ステアリングロック装置1は、組み付けのときに、ドライバ32をハウジング10のドライバ保持部10cへ装着した後、又は、同時に規制部材50をハウジング10に組み付けることができる。よって、本実施形態の電動ステアリングロック装置1は、ドライバ32をギア部材収納部10d側から装着することが可能となり、製品の構成を簡単にでき、組み立て作業も容易に行うことができる。
また、本実施形態の電動ステアリングロック装置1の規制部材50は、ギア部材収納部10d側から装着可能で、かつ、ギア部材収納部10dとドライバ保持部10cとの間で少なくともドライバ保持部10c側への移動を規制する位置決め部(凹部10e,凸部50c)によって位置決めされている。よって、本実施形態の電動ステアリングロック装置1では、規制部材50の取り付けを容易に行なうことができる。
さらに、上述の位置決め部は、ギア部材収納部10dに連通して軸方向に窪む凹部10eと、規制部材50の本体部としての規制部50aから径方向に突出して設けられ凹部10eに嵌まり込む凸部50cとによって構成されている。よって、本実施形態の電動ステアリングロック装置1は、従来のようにドライバ保持部とギア部材収納部との径を変えて形成した段部によってギア部材の移動を規制する必要がない。そして、規制部材50をドライバ保持部10cとギア部材収納部10dとの間に配置することが可能となる。これにより、本実施形態の電動ステアリングロック装置1は、ギア部材収納部10dの径を小さくすることが可能となり、さらに、ギア部材40の端部の外径を小さくすることが可能となる。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態による電動ステアリングロック装置2のロック状態を要部のみ示す縦断面図である。
図7は、第2実施形態の規制部材250とハウジング210との関係を図6の下方から見た状態で示す図である。
第2実施形態の電動ステアリングロック装置2は、ハウジング210と、ギア部材240と、規制部材250の形態が第1実施形態と異なる他は、第1実施形態と同様な形態をしている。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
ハウジング210は、第1実施形態と同様な、ドライバ保持部210cと、ギア部材収納部210dとを備えている。ドライバ保持部210cとギア部材収納部210dとの境界部分には、段部210iが形成されている。しかし、ハウジング210は、第1実施形態における凹部10eに相当する部位を備えていない点が第1実施形態と異なっている。なお、ハウジング210のその他の特に言及しない部分は、第1実施形態のハウジング10と同様である。
規制部材250は、第1実施形態と同様に規制部250aと、貫通孔250bとを備えているが、第1実施形態の凸部50cに相当する部位を備えていない。また、規制部材250は、ギア部材収納部210dのドライバ保持部210c側に設けられている。
規制部材250の外径寸法は、ギア部材収納部210dの内径寸法と略等しく、ギア部材収納部210dの内壁に嵌合するようになっている。
貫通孔250bの内径寸法は、第1実施形態の貫通孔50bと同様に、小径部32bの外径よりも大きく、かつ、大径部32cの外径よりも小さく形成されている。
ギア部材240は、第1実施形態と同様な、ウォームホイール240aと、雌ネジ部240bとを備えている。また、ギア部材240は、円筒外周部240cと、摺動凸部240dとを備えている。
円筒外周部240cは、ギア部材収納部210dの内径寸法と略等しい外径寸法に形成されており、ギア部材収納部210dの内壁と嵌合して、ギア部材240の径方向の位置を規制する。
摺動凸部240dは、ギア部材240の上側の端部に円筒状に突出して設けられている。摺動凸部240dは、ドライバ保持部210cの内径よりも小さくその径が形成されており、規制部250aに軸方向において当接する。したがって、ギア部材240は、規制部材250の規制部250aとリッド20との間に挟持されて、軸方向で移動しないように位置規制された状態で保持されている。
以上のような構成の第2実施形態の電動ステアリングロック装置2は、規制部材250に凸部のような形状がないことから、組み付け作業をより簡単に行うことができる。また、第2実施形態の電動ステアリングロック装置2は、第1実施形態と同様に、ロックボルト31の引き抜き力を向上できる。
さらに、第2実施形態の電動ステアリングロック装置2は、ギア部材240の径方向の位置をドライバ保持部210cの内径により規制する構成ではないことから、第1実施形態よりも、さらに小さい径に摺動凸部240dを構成することが可能であり、ロックボルト31の引き抜き力をさらに向上できる。
(第3実施形態)
図8は、本発明の第3実施形態による電動ステアリングロック装置3のロック状態を要部のみ示す縦断面図である。
図9は、第3実施形態の規制部材350とハウジング310との関係を図8の下方から見た状態で示す図である。
第3実施形態の電動ステアリングロック装置3は、ハウジング310と、ギア部材340と、規制部材350の形態が第1実施形態と異なる他は、第1実施形態と同様な形態をしている。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
ハウジング310は、第1実施形態と同様な、ドライバ保持部310cと、ギア部材収納部310dとを備えている。ドライバ保持部310cとギア部材収納部310dとの境界部分には、段部310iが形成されている。しかし、ハウジング310は、第1実施形態における凹部10eに相当する部位を備えていない点が第1実施形態と異なっている。なお、ハウジング310のその他の特に言及しない部分は、第1実施形態のハウジング10と同様である。
規制部材350は、第1実施形態と同様に規制部350aと、貫通孔350bとを備えているが、第1実施形態の凸部50cに相当する部位を備えていない。また、規制部材350は、ギア部材収納部310dのドライバ保持部310c側に設けられている。
規制部材350の外径寸法は、ギア部材収納部310dの内径寸法と略等しく、ギア部材収納部310dの内壁に嵌合するようになっている。
貫通孔350bの内径寸法は、第1実施形態の貫通孔50bと同様に、小径部32bの外径よりも大きく、かつ、大径部32cの外径よりも小さく形成され、ドライバ保持部10cの内側形状よりも孔形状が内側となるように小さく形成されている。
また、第3実施形態の規制部材350は、ギア部材340の軸方向端部を径方向において保持する円筒状のギア部材保持部350dを有している。ギア部材保持部350dは、規制部材350の規制部350aの径方向外側の部分が下方に向けて円筒状に突出して形成されている。
ギア部材340は、第1実施形態と同様な、ウォームホイール340aと、雌ネジ部340bとを備えている。
第3実施形態のギア部材340は、軸方向のロックボルト側端部の径方向における外形形状(外径)がドライバ保持部310cの内側形状よりも内側となるように小さく形成され、その軸方向端面が規制部材350の規制部350aに軸方向に当接して、軸方向の位置が規制されている。
また、ギア部材340は、その上端が規制部材350のギア部材保持部350dに回転可能な状態で嵌合しており、径方向の位置が規制されている。
ここで、ドライバ32は、ギア部材収納部310d側から挿入されてドライバ保持部310cに配置されるため、ギア部材収納部310dは、ドライバ32の外径よりも小さくすることができない。したがって、ギア部材収納部310dで直接、ギア部材340を径方向に保持しようとする場合には、ギア部材340の径をドライバ32の径よりも小さくできない。
そこで、第3実施形態では、上述したように、規制部材350に、ギア部材保持部350dを設け、ギア部材保持部350dの内側形状がドライバ保持部310cの内側形状よりも内側になるようにギア部材保持部350dの内径を小さく形成することで、ギア部材340のロックボルト側端部の外径をより小さくすることを可能としている。
以上説明したように、第3実施形態では、規制部材350に、ギア部材340のロックボルト側端部を径方向において保持する円筒状のギア部材保持部350dを設けた。これにより、第3実施形態の電動ステアリングロック装置3は、ハウジング310のギア部材収納部310dで直接ギア部材340を保待する必要がなくなるため、ギア部材収納部310dの径に影響されることなく、ギア部材340の端部の径を小さくすることができる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
例えば、第3実施形態において、規制部材350は、組み付け後に回転自在である例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、第1実施形態と同様に規制部材に凸部等を設けてもよい。
また、各実施形態において、ギア部材の回転運動を直進運動に変換する変換機構として、ネジ機構を用いる例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、カム機構を変換機構として用いてもよい。
また、各実施形態においては、ハウジング10のドライバ保持部10cに進退可能に保持されるドライバ32の被保持部分(大径部32c)の形状を横断面円形状の円柱形状として構成しているが、この被保持部分の形状はこれに限定されるものではなく、横断面非円形形状(例えば、横断面矩形形状)であってもよい。この場合、ドライバ保持部10cの横断面形状を、円形形状には出来ないため、ギア部材40のロックボルト側端部をドライバ保持部10cで保持することはできないが、ギア部材40を、第2、第3実施例のように、ギア部材収納部210d、又は、規制部材350のギア部材保持部350dによって保持するように構成すれば、ギア部材40をがたつきなく回転自在に保持することができる。
なお、第1実施形態から第3実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
1,2,3 電動ステアリングロック装置
10 ハウジング
10a 装着凹部
10b ロックボルト挿通孔
10c ドライバ保持部
10d ギア部材収納部
10e 凹部
10f モータ収納部
10g 支持部
10h 基板収納部
10i 段部
10j ピン孔
10k 係合溝
20 リッド
21 ピン留め部
21a ピン挿通孔
22 ギア保持筒部
23 スプリング受け
30 ロックユニット
31 ロックボルト
31a 長孔
32 ドライバ
32a 雄ネジ部
32b 小径部(幅小部)
32c 大径部(幅大部)
32d 磁石保持アーム
32e 回り止め部
32f ピン挿通孔
33 磁石
34 ピン
40 ギア部材
40a ウォームホイール
40b 雌ネジ部
50 規制部材
50a 規制部
50b 貫通孔
50c 凸部
60 保持カバー
61 電動モータ
61a 出力軸
62 ウォーム
70 プリント基板
71 第1ホールIC
72 第2ホールIC
73 カバー
81 第1スプリング
82 第2スプリング
210 ハウジング
210c ドライバ保持部
210d ギア部材収納部
210i 段部
240 ギア部材
240a ウォームホイール
240b 雌ネジ部
240c 円筒外周部
240d 摺動凸部
250 規制部材
250a 規制部
250b 貫通孔
310 ハウジング
310c ドライバ保持部
310d ギア部材収納部
310i 段部
340 ギア部材
340a ウォームホイール
340b 雌ネジ部
350 規制部材
350a 規制部
350b 貫通孔
350d ギア部材保持部

Claims (7)

  1. 電動モータと、
    該電動モータによって正逆転駆動される円筒状のギア部材と、
    該ギア部材内で進退作動するドライバと、
    該ギア部材と該ドライバとの間に介設され回転運動を直進運動に変換して前記ドライバを進退作動させる変換機構と、
    該ドライバに連結されて車両のステアリングシャフトに対して係合するロック位置とその係合が解除されるアンロック位置との間を移動可能なロックボルトと、
    該ロックボルトを外部に露出させるロックボルト挿通孔、前記ドライバを進退可能に保持するドライバ保持部、及び、前記ギア部材を収容するギア部材収納部を備えたハウジングと、
    を備えた電動ステアリングロック装置において、
    前記ドライバ保持部のギア部材収納部側、又は、前記ギア部材収納部のドライバ保持部側に、前記ギア部材の軸方向への移動を規制する規制部材を設け、
    該規制部材には、前記ドライバ保持部の内側形状よりも内側に張り出して、前記ギア部材の軸方向端面に当接可能な規制部を設けたこと、
    を特徴とする電動ステアリングロック装置。
  2. 請求項1に記載の電動ステアリングロック装置において、
    前記ギア部材のロックボルト側端部の径方向における外形形状を前記ドライバ保持部の内側形状よりも内側となるようにしたこと、
    を特徴とする電動ステアリングロック装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電動ステアリングロック装置において、
    前記規制部材には、前記ドライバが進退可能に貫通可能であり、かつ、前記ドライバ保持部の内側形状よりも孔形状が内側となる貫通孔を設け、該貫通孔の縁部分を前記規制部として構成したこと、
    を特徴とする電動ステアリングロック装置。
  4. 請求項3に記載の電動ステアリングロック装置において、
    前記ドライバには、前記変換機構の一部が設けられた幅小部と、前記ロックボルトが連結される幅大部とが設けられ、
    前記規制部材の貫通孔は、前記幅小部が挿通可能で、かつ、前記幅大部が挿通不能な大きさ及び/又は形状に形成され、
    該規制部材は、前記ドライバの幅小部が前記貫通孔に貫通した状態で、前記ドライバの幅大部と前記ギア部材との間に配設されること、
    を特徴とする電動ステアリングロック装置。
  5. 請求項1に記載の電動ステアリングロック装置において、
    前記規制部材は、前記ギア部材収納部側から装着可能で、かつ、前記ギア部材収納部と前記ドライバ保持部との間で少なくとも前記ドライバ保持部側への移動を規制する位置決め部によって位置決めされていること、
    を特徴とする電動ステアリングロック装置。
  6. 請求項5に記載の電動ステアリングロック装置において、
    前記位置決め部は、前記ギア部材収納部に連通して軸方向に窪む凹部と、前記規制部材の本体部から径方向に突出して設けられ前記凹部に嵌まり込む凸部と、
    によって構成されていること、
    を特徴とする電動ステアリングロック装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の電動ステアリングロック装置において、
    前記規制部材には、前記ギア部材のロックボルト側端部を径方向において保持する円筒状のギア部材保持部を設けたこと、
    を特徴とする電動ステアリングロック装置。
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