JP6153453B2 - 電動ステアリングロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の駐車時にステアリングホイールの回転をロックする電動ステアリングロック装置に関するものである。
電動ステアリングロック装置としては、例えば、特許文献1のように、ウォームギヤとウォームホイールとを用いているものが用いられている。特許文献1のステアリングロック装置では、モータと、ウォームギヤと、ウォームホイールと、このウォームホイールとともに回転するネジ軸と、ネジ軸に螺合するナットとをケース部材内に収容して構成している。
一方、特許文献2には、モータと、ウォームギヤと、ウォームホイールを外周に有し内周面に雌ネジ部を有したと、雌ネジ部と螺合する雄ネジ部を有したドライバ(スライダ)とを有した電動ステアリングロック装置が開示されている。
特開2002−283964号公報 特開2012−56539号公報
しかし、特許文献1のように駆動機構を完全に覆うようにしてユニット化してしまうと、複数のケース部材が必要となり、部品点数の増加を招くばかりでなく、ユニット化すること自体の組み立て性が悪くなるという問題があった。
また、特許文献2のような形態のギヤ部材を備える電動ステアリングロック装置では、比較的径の大きなギヤ部材の端面がリッドと接触して摺動する。ケース3は、防犯上の理由から、金属製であることが一般的である。したがって、リッド4のギヤ保持筒部4Cのスプリング受け4bとドライバ7の隔壁7cの間に縮装されたスプリング13によって、ロック部材6(ドライバ7とロックボルト8)はスプリング13によって常時上方に付勢されているため、ドライバ7の端面とケース3が接触してドライバ7が回転するため、金属製のケース3と金属製或いは樹脂製のドライバ7が摺動して摩擦抵抗が発生するため、駆動効率が悪いという問題があった。
本発明の課題は、部品点数を抑えながらも組み立て性のよい電動ステアリングロック装置を提供することである。また、本発明の他の課題は、防犯性を低下させることなく、駆動効率のよい電動ステアリングロック装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、車両のステアリングシャフトに係合するロック位置とその係合が解除されるアンロック位置との間を移動可能なロック部材(14)と、前記ロック部材の駆動力を生じるモータ(31)と、前記モータの出力軸(31a)に設けられたウォームギヤ(32)と、中空の回転体形状に形成され、外周面に前記ウォームギヤと噛み合うウォームホイール部(33a)を有し、内周面に前記ロック部材を駆動するための雌ネジ部(33b)又はカム部が形成され、回転可能に設けられたギヤ部材(33)と、前記ギヤ部材の1端面を摺動するように支持する摺動面(34e)と前記ギヤ部材の外周の少なくとも一部を覆うように形成され、前記ギヤ部材を保持する筒状保持部(34d)とを有した中間フレーム(34)と、開口部(10b)を有し、前記ロック部材と前記モータと前記ギヤ部材と前記中間フレームとを収容する本体(10)と、前記開口部を塞ぐ蓋部材(20)と、を備える電動ステアリングロック装置(1)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電動ステアリングロック装置において、少なくとも前記摺動面(34e)は、樹脂により形成されていること、を特徴とする電動ステアリングロック装置(1)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の電動ステアリングロック装置において、前記モータ(31)と電気的に接続される配線(35a)を有し中間フレーム(34)とは別部材により構成されたコネクタ(35)を備え、前記中間フレームは、前記モータ(31)は収容せず、前記出力軸(31a)を支持する軸受け部(34b,34c)を有すること、を特徴とする電動ステアリングロック装置(1)である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の電動ステアリングロック装置において、前記ロック部材(41)の動作を制御するための回路が形成された基板(36)を備え、前記中間フレーム(34)は、前記基板の少なくとも一部を覆うように構成されていること、を特徴とする電動ステアリングロック装置(1)である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の電動ステアリングロック装置において、前記ギヤ部材(33)を前記摺動面(34e)側へ付勢する付勢部材(47)を備えること、を特徴とする電動ステアリングロック装置(1)である。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本発明の電動ステアリングロック装置は、中空の回転体形状に形成され、外周面にウォームギヤと噛み合うウォームホイール部を有し、内周面にロック部材を駆動するための雌ネジ部又はカム部が形成され、回転可能に設けられたギヤ部材と、ギヤ部材の1端面を摺動するように支持する摺動面とギヤ部材の外周の少なくとも一部を覆うように形成され、ギヤ部材を保持する筒状保持部とを有した中間フレームを備える。よって、電動ステアリングロック装置は、少ない部品点数であっても、中間ユニットを構成でき、組み立て性が良好にできる。
(2)本発明の電動ステアリングロック装置おいて、少なくとも前記摺動面は、樹脂により形成されている。よって、本体及び蓋部材を金属製として防犯性を確保しながら、ギヤ部材と当接する部分を摺動性の高い樹脂によって形成し、本体及び蓋部材には、ギヤ部材は摺接しない構成とすることができるので、ギヤ部材の駆動効率を高めることができる。
(3)本発明の電動ステアリングロック装置は、中間フレームとは別部材により構成されたコネクタを備え、中間フレームは、モータは収容せず、出力軸を支持する軸受け部を有する。よって、電動ステアリングロック装置は、ロック動作及びアンロック動作時の振動がコネクタに伝わりにくくなり、コネクタの信頼性を向上できる。
(4)本発明の電動ステアリングロック装置において、中間フレームは、前記基板の少なくとも一部を覆うように構成されている。よって、電動ステアリングロック装置は、基板も含めてユニット化することができ、さらに組み立てを容易に行うことができる。
(5)本発明の電動ステアリングロック装置において、ギヤ部材を前記摺動面側へ付勢する付勢部材を備える。よって、ギヤ部材が蓋部材等の他の部材と接触して摺動してしまい、駆動効率が低下してしまうことを防止できる。
本発明による電動ステアリングロック装置1の実施形態を示す図である。 電動ステアリングロック装置1の分解斜視図である。 電動ステアリングロック装置1を図2中の矢印A−Aで切断した断面図である。 中間ユニット30及びロックユニット40の分解斜視図である。 中間ユニット30及びロックユニット40を上方から見た図である。 図3と同様な断面において中間ユニット30及びロックユニット40のみを示した断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
(実施形態)
図1は、本発明による電動ステアリングロック装置1の実施形態を示す図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
図1に示す斜視図において、電動ステアリングロック装置1は、本体10と蓋部材20とコネクタ35が外観上に現れている。電動ステアリングロック装置1は、内周が略半円筒内面形状に形成された円弧状のシャフト挟持部10aを有している。このシャフト挟持部10aには不図示のコラムチューブが嵌め込まれ、このコラムチューブは、本体10に対向して取り付けられる不図示の円弧状のブラケットによって本体10に固定される。
なお、図示しないが、コラムチューブ内には、ステアリングシャフトが挿通しており、ステアリングシャフトの一端には、ステアリングホイールが装着され、ステアリングシャフトの他端は、ステアリングギヤボックスに連結されている。そして、運転者がステアリングホイールを回動操作すれば、その回転はステアリングシャフトを経てステアリングギヤボックスに伝達され、操舵機構が駆動されて左右一対の前輪が転舵されて所要の操舵がなされる。
図2は、電動ステアリングロック装置1の分解斜視図である。
図3は、電動ステアリングロック装置1を図2中の矢印A−Aで切断した断面図である。
電動ステアリングロック装置1は、上述した本体10と、蓋部材20の他、中間ユニット30と、ロックユニット40とを備えている。
本体10は、開口部10bと、コネクタ開口部10cと、孔部10dとを有している。
開口部10bは、図2中の上方に開口しているこの開口部10bから中間ユニット30及びロックユニット40が挿入されて収容される。
なお、以下の説明において、特に言及しない場合には、理解を容易にするために、図1及び図2の上方を上、下方を下として説明する。ただし、上述したように、電動ステアリングロック装置1は、シャフト挟持部10aがコラムチューブに取り付けられるので、この上下を表す向きは、実際に車両に装着された場合の向きとは一致しない。
コネクタ開口部10cは、上記開口部10bとは独立して上方及び側方に開口している。このコネクタ開口部10cには、後述するコネクタ35が挿入される。
孔部10dは、本体10の側面に複数箇設けられている。
蓋部材20は、本体10に組み付けられて、本体10の開口部10bを塞ぐ。蓋部材20は、コネクタ開口部20aと、孔部20bとを有している。
コネクタ開口部20aは、本体10のコネクタ開口部10cと対向する位置に、下方及び側方に開口している。コネクタ開口部20aは、コネクタ開口部10cと対向して配置されることにより、コネクタ35の端側端部を露出した状態で、外周を覆う。
孔部20bは、本体10の孔部10dと対応する位置に複数箇所設けられている。孔部20bにピンを挿入又はネジをねじ込むことにより、蓋部材20は、本体10に対して固定される。
図4は、中間ユニット30及びロックユニット40の分解斜視図である。
図5は、中間ユニット30及びロックユニット40を上方から見た図である。
図6は、図3と同様な断面において中間ユニット30及びロックユニット40のみを示した断面図である。
中間ユニット30は、モータ31と、ウォームギヤ32と、ギヤ部材33と、中間フレーム34と、コネクタ35と、基板36とを有している。
モータ31は、ロック部材41の駆動力を生じる電動モータである。モータ31は、後述するコネクタ35の配線35aと電気的に接続されている。また、モータ31は、中間フレーム34のモータ支持部34aに支持されているが、中間フレーム34には収容されていない。さらに、モータ31の出力軸31aは、中間フレーム34に設けられた軸受け部34b及び軸受け部34cに支持されている。
ウォームギヤ32は、出力軸31aと一体で回転するように出力軸31aに取付けられている。ウォームギヤ32は、ギヤ部材33のウォームホイール部33aとかみ合っている。
ギヤ部材33は、中空の回転体形状に形成されている。ギヤ部材33は、外周面にウォームギヤ32と噛み合うウォームホイール部33aを有し、内周面にロック部材41を含むロックユニット40を駆動するための雌ネジ部33bが形成されている。なお、雌ネジ部は、カムとしてもよい。ウォームホイール部33aの下方の外周面は、円筒面33cとなっており、円筒面33cの下端部は、摺動面33dとして表面が滑らかに形成されている。
ギヤ部材33は、後述の筒状保持部34d内に回転可能に保持されている。
中間フレーム34は、モータ31と、ギヤ部材33と、コネクタ35と、基板36とを保持して1つの中間ユニット30としてまとめるためのベースとなる部材であり、樹脂により形成されている。
中間フレーム34は、モータ支持部34aと、軸受け部34b,34cと、筒状保持部34dと、摺動面34eと、配線孔34fと、円筒内面34gと、ガイド溝34hとを有している。
モータ支持部34aは、モータ31を支持できるように、モータ31の外周形状に略沿った円筒内周面形状に形成されている。
軸受け部34b,34cは、モータ31の出力軸31aを支持するために、上方に開口して下方の先端が半円形状のスリット状に形成されている。モータ31が回転駆動するときには、ウォームギヤ32がウォームホイール部33aから離れる方向の反力を受ける。軸受け部34b,34cは、出力軸31aを支持することにより、ウォームギヤ32とウォームホイール部33aとのかみ合いを安定化させる。
筒状保持部34dは、ギヤ部材33の外周の大部分を覆うように形成され、ギヤ部材33を保持する筒状に形成されている。筒状保持部34dは、その内周側の円筒内面34gにギヤ部材33の円筒面33cが嵌合している。なお、筒状保持部34dは、ウォームギヤ32とウォームホイール部33aとが噛み合う部分については、これを妨げないように開口されている。筒状保持部34dは、ギヤ部材33の外周の大部分を覆うので、ウォームギヤ32とウォームホイール部33aとに塗布されているグリス等の潤滑剤の飛散を防ぐことが可能である。
摺動面34eは、ギヤ部材33の摺動面33dを摺動するように支持する。上述したように、本実施形態の中間フレーム34は、樹脂により形成されている。一方、ギヤ部材33は、成形性の良さから樹脂製で形成されることが多いが、ギヤ部分の耐久性を考慮して金属により形成した場合でも、ギヤ部材33と中間フレーム34との摺動性が良好となり、ギヤ部材33の回転を効率よく行うことができる。
配線孔34fは、コネクタ35の配線35aが通るための孔であり、2つ開口されている。
円筒内面34gは、筒状保持部34dの内周面に設けられている円筒内周面形状である。
ガイド溝34hは、後述するスライダ42のアーム部42bを挟み込んでガイドするように上下方向に延在して設けられている。
コネクタ35は、モータ31と電気的に接続される配線35aを有している。配線35aがモータ31に接続されることにより、モータ31とウォームギヤ32とコネクタ35とが中間フレーム34に対して固定される。
モータ31の駆動時には、ウォームギヤ32とウォームホイール部33aとのかみ合い部分に生じる振動は、軸受け部34b,34cと筒状保持部34dとに直接伝わり、中間フレーム34自体も振動する。しかし、本実施形態では、コネクタ35は、中間フレーム34とは別部品として構成した。これによりコネクタ35に伝わる上記振動が軽減される。よって、中間フレームとコネクタとを一体化するよりも、コネクタ35の信頼性が向上する。
基板36は、ロック部材41の動作を制御するための回路が形成されている。基板36は、中間フレーム34にその一部が覆われて、板面がロックユニット40の移動する上下方向と平行となるように固定されている。
基板36には、センサ37,38が上下方向に並べて設けられている。
センサ37,38は、後述する磁石44からの磁気を検出するホール素子等の磁気センサにより構成されている。センサ37,38は、磁石44からの磁気を検出することにより、スライダ42の位置を検出する。
ロックユニット40は、ロック部材41と、スライダ42と、ピン43と、磁石44と、磁石押さえ45と、ロック部材バネ46と、スライダバネ47とを有している。
ロック部材41は、車両のステアリングシャフトに係合するロック位置とその係合が解除されるアンロック位置との間を移動可能なように設けられている。より具体的には、ロック部材41は、上下方向に移動可能な状態でスライダ42のロック部材孔42e内に上方が嵌合して収容されている。ロック部材41には、その長手方向に延在する長孔41aが形成されており、後述するピン43がこの長孔41aを貫通している。したがって、ロック部材41は、スライダ42に対して上下方向に移動可能な状態を保ちながら、スライダ42から抜け落ちないようになっている。さらに、ロック部材41は、ロック部材41の上端とロック部材孔42eの上端との間に設けられたロック部材バネ46により下方へ付勢されている。この構成により、ロックユニット40がロック位置に移動したときに、ロック部材41の下端がステアリングシャフトの係合形状に嵌まらない場合であっても、ロックユニット40の動作を妨げないようになっている。なお、図3及び図6は、ロックユニット40がロック位置にある状態を示している。
スライダ42は、雄ネジ部42aと、アーム部42bと、ピン孔42cと、磁石孔42dと、ロック部材孔42eと、バネ孔42fとを有している。
雄ネジ部42aは、スライダ42の上端に設けられており、ギヤ部材33の雌ネジ部33bと螺合する。
アーム部42bは、スライダ42の上下移動方向と直交する方向に突出して設けられている。アーム部42bは、その先端が中間フレーム34のガイド溝34hに挟み込まれており、スライダ42の回転を規制する回転規制部としての機能を有している。また、アーム部42bの先端には、磁石孔42dが設けられており、この磁石孔42dには、磁石11が嵌め込まれている。
ピン孔42cは、アーム部42bの内部にアーム部42bに沿って設けられている。また、ピン孔42cは、ロック部材孔42eを介してアーム部42bが設けられていない反対側の側壁にまで連通されている。ピン孔42cには、ピン43が圧入されている。
ロック部材孔42eは、スライダ42の下方に開口して設けられており、ロック部材41が上下方向に移動可能な状態で嵌め込まれている。また、上述したように、ロック部材41の上端とロック部材孔42eの上端との間には、ロック部材バネ46が設けられている。
バネ孔42fは、スライダ42の上方に開口して設けられている。バネ孔42f内には、スライダバネ47が収容されている。
ピン43は、長孔41aとすきま嵌合した状態でピン孔42cに圧入されている。よって、ロック部材41は、スライダ42及びピン43に対して上下方向に相対的に移動可能である。
磁石44は、磁石孔42dに嵌め込まれており、中間フレーム34を挟んでセンサ37,38と対向する位置の間をスライダ42とともに移動する。
磁石押さえ45は、磁石44の脱落を防止するバネ部材であり、例えば、ステンレス鋼等により形成されている。
ロック部材バネ46は、ロック部材41の上端とロック部材孔42eの上端との間に縮められた状態(チャージされた状態)で装着されている圧縮コイルバネである。ロック部材バネ46は、ロック部材41を下方(ステアリングシャフト側)へ常に付勢している。
スライダバネ47は、バネ孔42f内に収容されており、バネ孔42fの下端と蓋部材20との間で縮められた状態(チャージされた状態)で装着されている圧縮コイルバネである。スライダバネ47は、スライダ42を下方(ステアリングシャフト側)へ常に付勢している。スライダバネ47がスライダ42を常に下方へ付勢するので、スライダ42と螺合しているギヤ部材33も、スライダバネ47の付勢力により常に下方へ付勢される。これにより、ギヤ部材33は、常に下端の摺動面33dが摺動面34eと当接した状態となり、上端面は蓋部材20と接触しない。
なお、ロックユニット40は、中間ユニット30に対して取り付けてから、本体10に組み付けてもよいし、本体10にロックユニット40を取り付けた後に中間ユニット30を取り付けるようにしてもよい。いずれにしても、各部材が適度にユニット化されているので、電動ステアリングロック装置1は、簡単に組み立てを行うことができる。
次に、電動ステアリングロック装置1の動作について簡単に説明する。センサ37,38からの情報に基づいて不図示の制御部により制御されて、モータ31の正転及び逆転が行われると、ギヤ部材33が正転又は逆転する。これに伴い、ロックユニット40がロック位置とアンロック位置との間を移動する。なお、電動ステアリングロック装置1の動作については、本願出願人による特開2012−56539号公報に記載されている電動ステアリングロック装置と同様な公知の技術を用いているので、詳しい説明は省略する。
以上説明したように、本実施形態の電動ステアリングロック装置1は、ギヤ部材33の1端面を摺動するように支持する摺動面34eとギヤ部材33の外周を覆うように形成され、ギヤ部材33を保持する筒状保持部34dとを有した中間フレーム34を備える。よって、電動ステアリングロック装置1は、少ない部品点数であっても、中間ユニットを構成でき、組み立て性が良好にできる。また、電動ステアリングロック装置1は、中間フレーム34を樹脂製としたので、本体10及び蓋部材20を金属製として防犯性を確保しながら、ギヤ部材33の駆動効率を高めることができる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態において、中間フレーム34は、全体が樹脂により形成されている例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、ギヤ部材33と摺動する部分のみを樹脂としてもよい。
(2)本実施形態において、コネクタ35は、中間フレーム34と別部品として構成した例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、振動による悪影響が問題にならないような場合には、コネクタを中間フレームと一体化してもよい。
(3)本体及び蓋部材を金属製としたが、蓋部材は破壊されたり、取り外されたりしたときにロック部材がロック位置に固定される、所謂ロックアップ機構を設けることによって、蓋部材については、樹脂製としてもよい。
なお、本実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
1 電動ステアリングロック装置
10 本体
10a シャフト挟持部
10b 開口部
10c コネクタ開口部
10d 孔部
11 磁石
20 蓋部材
20a コネクタ開口部
20b 孔部
30 中間ユニット
31 モータ
31a 出力軸
32 ウォームギヤ
33 ギヤ部材
33a ウォームホイール部
33b 雌ネジ部
33c 円筒面
33d 摺動面
34 中間フレーム
34a モータ支持部
34b,34c 軸受け部
34d 筒状保持部
34e 摺動面
34f 配線孔
34g 円筒内面
34h ガイド溝
35 コネクタ
35a 配線
36 基板
37,38 センサ
40 ロックユニット
41 ロック部材
41a 長孔
42 スライダ
42a 雄ネジ部
42b アーム部
42c ピン孔
42d 磁石孔
42e ロック部材孔
42f バネ孔
43 ピン
44 磁石
45 磁石押さえ
46 ロック部材バネ
47 スライダバネ

Claims (5)

  1. 車両のステアリングシャフトに係合するロック位置とその係合が解除されるアンロック位置との間を移動可能なロック部材と、
    前記ロック部材の駆動力を生じるモータと、
    前記モータの出力軸に設けられたウォームギヤと、
    中空の回転体形状に形成され、外周面に前記ウォームギヤと噛み合うウォームホイール部を有し、内周面に前記ロック部材を駆動するための雌ネジ部又はカム部が形成され、回転可能に設けられたギヤ部材と、
    前記ギヤ部材の1端面を摺動するように支持する摺動面と前記ギヤ部材の外周の少なくとも一部を覆うように形成され、前記ギヤ部材を保持する筒状保持部とを有した中間フレームと、
    開口部を有し、前記ロック部材と前記モータと前記ギヤ部材と前記中間フレームとを収容する本体と、
    前記開口部を塞ぐ蓋部材と、
    を備える電動ステアリングロック装置。
  2. 請求項1に記載の電動ステアリングロック装置において、
    少なくとも前記摺動面は、樹脂により形成されていること、
    を特徴とする電動ステアリングロック装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電動ステアリングロック装置において、
    前記モータと電気的に接続される配線を有し前記中間フレームとは別部材により構成されたコネクタを備え、
    前記中間フレームは、前記モータは収容せず、前記出力軸を支持する軸受け部を有すること、
    を特徴とする電動ステアリングロック装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の電動ステアリングロック装置において、
    前記ロック部材の動作を制御するための回路が形成された基板を備え、
    前記中間フレームは、前記基板の少なくとも一部を覆うように構成されていること、
    を特徴とする電動ステアリングロック装置。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の電動ステアリングロック装置において、
    前記ギヤ部材を前記摺動面側へ付勢する付勢部材を備えること、
    を特徴とする電動ステアリングロック装置。
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