JP3206397B2 - 鋼管杭等のねじ継手構造 - Google Patents

鋼管杭等のねじ継手構造

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JP3206397B2 JP29413995A JP29413995A JP3206397B2 JP 3206397 B2 JP3206397 B2 JP 3206397B2 JP 29413995 A JP29413995 A JP 29413995A JP 29413995 A JP29413995 A JP 29413995A JP 3206397 B2 JP3206397 B2 JP 3206397B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼管杭等のねじ継
手構造に係り、より詳しくは、ねじ部を有する継手によ
って継ぎ杭される、杭および鋼管杭ならびに鋼管矢板
(以下、あわせて鋼管杭等という)を容易かつ確実に接
合できるねじ継手構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地滑り抑止等のために行われる現場継ぎ
杭作業において、従来の現場熔接に代えて、簡易式継手
としてねじ継手による現場継ぎ杭が行われるようになっ
ている。図8は、例えば、特開平7ー82738号公報
に開示された従来の地滑り抑止用鋼管杭の継手構造の一
例を示す模式図である(従来例1)。鋼管杭本体の端部
に設けられた雄、雌ねじ継手部1,4にそれぞれテーパ
雄ねじ部、テーパ雌ねじ部2a,2bを設け、テーパ雄
ねじ部2aをテーパ雌ねじ部2bに差し込み、数回転
(実質的には3〜5回転)でねじ込みを完了するように
してある。なお、特開平7ー102555号公報は、従
来例1のテーパ雄、雌ねじ部2a,2bに、テーパの角
度、ねじ山ピッチ等についての数値限定を行っている
(従来例2)。
【0003】図9はねじ継手付き鋼管杭の他の例を示す
模式図である(従来例3)。鋼管杭本体の端部に設けた
雄、雌ねじ継手部1,4にそれぞれ平行雄ねじ部、平行
雌ねじ部3a,3bを設けたもので、ねじ部の最初の一
山が噛み合えば後続するねじ山はそのまま円滑に噛み合
っていくので、この点では、従来例1、2のねじ継手部
よりもすぐれているが、反面、接合にはねじ山数分の回
転を必要とする。例えば、鋼管杭本体のサイズが外径3
18.5mm,肉厚35mmで、鋼管杭本体の有するね
じ継手部3a,3bのねじ山数が30山であるとする
と、ねじ込み接合には30回転を要し、3〜5回転でね
じ込み完了する従来例1(図8)と比較しても施工性が
よいとはいえない。
【0004】これらの第1〜第3の従来例をさらに比較
してみると、従来例1(図8)のようなテーパ雄、雌ね
じ部2a,2bを有するねじ継手部は、先端部のねじ山
から順番に噛み合っていく従来例3(図9)のような平
行ねじとは異なり、接続の途中までは雌ねじ継手部4に
雄ねじ継手部1を差し込み、ねじ山同士が接触した後、
ねじ込み回転が開始され、全てのねじ山が同時に噛み合
っていくようになっている。すなわち、ねじ部の長さに
拘わらず、接合に要する回転量は、ねじ山高さ×テーパ
÷ねじピッチ、で決定され、平行ねじに比べてはるかに
少ない回転量でねじ込みが完了する。
【0005】一方、従来例1のようなテーパ雄、雌ねじ
部2a,2bを円滑に接合するためには、雄、雌ねじ継
手部1,4を有する上下の鋼管杭本体の芯合わせを確実
に行わなければならない。そして、雄、雌ねじ継手部
1,4を有する鋼管杭本体の軸心が一致していないとね
じ込み途中でねじ山がかじってしまい、ねじ込み不可能
になる。また、ねじ込み作業においては、ねじ山ピッチ
に合わせてねじ継手部を有する鋼管杭本体を軸方向に進
行させる必要がある。これに対して、従来例3に示す平
行雄、雌ねじ部3a,3bは、管軸方向への移動がなく
ても大きなトルクをかけることによりねじ込みが可能で
あるが、従来例1に示すテーパ雄、雌ねじ部2a,2b
の場合は、ねじ山同士が噛み合うまでの初期段階はねじ
ピッチに合わせた管軸方向への移動調節を的確に行わな
いと、ねじ山のかじりが発生する。
【0006】図10は、例えば、特開平7ー81796
号公報に開示された従来のねじ継手付き鋼管杭の一例を
示す模式図で(従来例4)、従来例3(図9)に対し
て、平行雄、雌ねじ部に段差を設けて不連続ねじとし、
相対する段差のねじ山同士がそれぞれ同時に噛み合い、
ねじ山数÷段差数、で接合が完了するようにしたもので
ある。すなわち、鋼管杭本体の端部に設けられた雄、雌
ねじ継手部1,4には、第1、第2の平行雄ねじ部3
c,3d及び第1、第2の平行雌ねじ部3e,3fが設
けられている。そして、それぞれのねじ部の径は2段
(または多数段)にわたって不連続に変化しており、こ
の段差によって第1、第2のそれぞれのねじ山が同時に
噛み合い、ねじ込み回転量が少なくてすむようになって
いる。
【0007】例えば、鋼管杭本体のサイズが外径31
8.5mm,肉厚35mmで、鋼管杭本体の有するねじ
継手部のねじ山数が30山であるとすると、3段ねじに
しても接合に10回転以上必要であり、3〜5回転で接
合完了する従来例1(図8)と比較して施工性がよいと
はいえない。
【0008】図11は、従来のねじ部を持つ鋼管杭の継
手構造の一例を示す模式図で(従来例5)、従来例1
(図8)で示したテーパ雄、雌ねじ部2a,2bに差込
み部を設けて調芯機能を持たせたものである。すなわ
ち、鋼管杭本体を接続する雄ねじ継手部1の先端部に非
ねじ部である雄状差込み部13aを設け、これに対応し
た雌ねじ継手部4の位置に非ねじ部である雌状差込み部
13bを設けて、継手接合時のガイドとしたものであ
る。雄、雌ねじ継手部1,4に設けた雄、雌状差込み部
13a,13bを先行して嵌合させると、雄ねじ継手部
1と雌ねじ継手部4の軸芯が合致し、相対する雄、雌ね
じ継手部1,4が同心円上で回転し、ねじ込みをよりス
ムーズする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成した
従来例5(図11)のねじ継手構造によれば、雄、雌状
差込み部13a,13bによって芯合わせは行われる
が、回転しながら軸方向に進行する機能は有していな
い。すなわち、雄、雌ねじ継手部1,4を有する鋼管杭
を接続すると、まず、相対する雄、雌状差込み部13
a,13bに沿って回転せずに差込まれるのみで、続い
てねじ込み回転を行うため、図12に示すように、雄、
雌ねじ継手部1,4のねじ山2c,2d同士があたり、
ねじ込みが不可能になる場合が生ずる。
【0010】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、調芯及び微降下の管理を細かく行な
わなくても容易かつ確実にねじ込み接合作業を行うこと
ができる鋼管杭等のねじ継手構造を得ることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる鋼管杭等
のねじ継手構造は、次のように構成したものである。 (1) 複数の鋼管杭等の端部を施工現場で継ぎ杭する
ためのねじ継手構造であって、鋼管杭等の端部に雄ねじ
継手部と雌ねじ継手部を設けると共に、これらのねじ継
手部にテーパねじ部と平行ねじ部とからなるねじ部を設
けたものである。雄、雌ねじ継手部の平行ねじ部同士が
テーパねじ部に先行して噛み合いを開始して雄、雌ねじ
継手部の調芯を行い、そのガイド機能ののち、テーパね
じ部同士がねじ山のかじりを防止した状態で噛み合う。
【0012】(2) 上記(1)のねじ継手構造におい
て、平行ねじ部をテーパねじ部の基部又は先端部に設け
たものである。雄、雌継手部の基部付近の平行ねじ部同
士がテーパねじ部に先行して噛み合いを開始して雄、雌
継手部の調芯を行い、そのガイド機能を行ったのち、テ
ーパねじ部同士がねじ山のかじりを防止した状態で噛み
合う。
【0013】(3) 上記(1)又は(2)のねじ継手
構造において、nを平行ねじ部に必要なねじ山数、hを
ねじ山高さ、kをテーパ角度、pをねじ山ピッチとした
とき、n≧hk/p の関係を満足するようにしたもの
である。雄、雌継手部のn≧hk/pの関係を満足する
平行ねじ部同士がテーパねじ部に先行して噛み合いを開
始して雄、雌継手部の調芯を行い、そのガイド機能を行
ったのち、テーパねじ部同士がねじ山のかじりを防止し
た状態で噛み合う。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施形態1 図1は本発明の第1の実施形態の模式図である。1は先
端部が凸状の雄ねじ継手部で、例えば、滑り抑止用等に
使用される鋼管杭本体(図示せず)の端部に溶接等によ
って取り付けられ、その取付け部分の外径は鋼管杭本体
の外径とほぼ同一に形成されている。2aは雄ねじ継手
部1の先端部(図の下端部)に設けたテーパ雄ねじ部
で、先端部(図の下部方向)に向かって縮径したテーパ
状に形成され、雌ねじ継手部のテーパ雌ねじ部(後述)
に対して数回転でねじ込みが完了する傾斜面とねじ山間
隔を備えている。
【0015】3aは雄ねじ継手部1に設けられた平行雄
ねじ部で、テーパ雄ねじ部2aの基部(終端部)、すな
わち大径側に設けられ、その大径側の外径よりねじ山径
が大きく形成され、また、テーパ雄ねじ部2aと同じね
じ山間隔を有している。なお、この平行雄ねじ部3aに
設けたねじ山数は直接回転数に結びつくため、少ないほ
うが施工性はよいが、テーパ雄ねじ部2aのねじ山が噛
み合うまでガイドするために必要なだけのねじ山数を有
していなければならない。このため、平行雄ねじ部3a
がガイドとしての機能を確実に果たすためには、テーパ
雄ねじ部2aのねじ山が半分以上噛み合うまで平行雄ね
じ部3aによって誘導することが好ましい。そのため
に、平行雄ねじ部3aに必要なねじ山数は、nを必要ね
じ山数、hをねじ山高さ、kをテーパ角度、pをねじ山
ピッチとすると、n≧hk/pとなる。
【0016】4は凸状の雄ねじ継手部1と接合するため
先端部が凹状に形成された雌ねじ継手部で、鋼管杭本体
(図示せず)の端部に溶接等によって取り付けられ、そ
の取付け部の外径は鋼管杭本体の外径とほぼ同一に形成
されている。2bは雌ねじ継手部4の上部に設けられ、
テーパ雄ねじ部2aが螺合する凹状のテーパ雌ねじ部
で、入口側(図の上部方向)に向かって拡径されてテー
パ状に形成され、テーパ雄ねじ部2aを数回転させてね
じ込みが完了するようなテーパ面とねじ溝間隔を備えて
いる。3bは平行雄ねじ部3aと螺合する平行雌ねじ部
で、テーパ雌ねじ部2bの入口部側、すなわち大径側に
設けられ、テーパ雌ねじ部2bの大径側の外径よりねじ
溝径が大きく形成され、また、テーパ雌ねじ部2bと同
じねじ溝間隔を有している。
【0017】そして、これらの雄ねじ継手部1と雌ねじ
継手部4においては、雄ねじ継手部1を雌ねじ継手部2
に螺合させるが、この際、雄ねじ継手部1の平行雄ねじ
部2aが、継手接続時においてテーパ雄ねじ部2aに先
行して、雌ねじ継手部4の平行雌ねじ部3bに噛み合い
を開始し、これがガイドとなって、調芯作用を通じてテ
ーパ雄ねじ部2aとテーパ雌ねじ部2b同士とを噛み合
わせ、かつこれらのテーパ雄、雌ねじ部2a,2bのね
じ山同士のかじりを防いで、ねじ込み結合するようにな
っている。なお、上記の雄ねじ継手部1及び雌ねじ継手
部4においては、鋼管杭本体の材料強度より大きい材料
強度や、鋼管杭本体の厚みより厚いねじ終点部厚さを具
備するようにしてもよい。
【0018】上記のように構成した本実施形態の作用を
図2によって説明する。まず、上端部に雌ねじ継手部4
を設けた第1の鋼管杭本体5をクレーン車6で地盤7中
に埋設し、次に、下端部に雄ねじ継手部1を設けた第2
の鋼管杭本体8をクレーン車6で吊り下げる。そして、
第2の鋼管杭本体8を下降させてその雄ねじ継手部1を
第1の鋼管杭本体5の雌ねじ継手部4の上部に位置させ
る。
【0019】ついで、第2の鋼管杭本体8を下降させて
雄ねじ継手部1を第1の鋼管杭本体5の雌ねじ継手部4
に挿入すると、図1に示す平行雄ねじ部3aがテーパ雄
ねじ部2aに先行して平行雌ねじ部3bに接触し、これ
がガイドとなって調芯作用を生ずる。次に、第2の鋼管
杭本体8を回転させるとねじ込みが開始され、雄ねじ継
手部1は平行雄ねじ部3aのねじピッチに合わせて雌ね
じ継手部4の管軸方向に進行する。そして、テーパ雄ね
じ部2aのねじ山が途中でテーパ雌ねじ部2bのねじ山
をかじることなく、図3に示すように、ねじ山同士2
c,2dがスムーズに噛み合い、第2の鋼管杭本体8が
回転するにつれ、テーパ雄ねじ部2aはテーパ雌ねじ部
2bに螺合されていき、ねじ込み作業が終了する。
【0020】従来は、テーパねじ部そのものがねじ込み
途中でかじり易いため、芯合わせ作業と微降下作用を確
実に行う必要があり煩わしかったが、本実施形態によれ
ば、平行雄、雌ねじ部3a,3bを有してこれがテーパ
雄、雌ねじ部2a,2bの噛み始めを誘導する機能を有
するため芯合わせ作業も合せ持つことになり、また、微
降下作業を行わなくてもねじ山2c,2dがかじること
はない。
【0021】実施形態2 図4は本発明の第2の実施形態の模式図である。第1の
実施形態では、雄ねじ継手部1の平行雄ねじ部3aをテ
ーパ雄ねじ部2aの基部に設けたが、本実施形態ではテ
ーパ雄ねじ部2aの先端部に平行ねじ部3aを設け、雌
ねじ継手部4をこれに対応させたものである。3aは雄
ねじ継手部1のテーパ雄ねじ部2aの先端部に設けた平
行雄ねじ部であり、そのねじ山径はテーパ雄ねじ部2a
の先端部外径より小径に形成されている。また、3bは
雌ねじ継手部4のテーパ雌ねじ部2bの最奥部に設けら
れ、平行雄ねじ部3aが嵌入されて螺入される平行雌ね
じ部3bである。そして、雄ねじ継手部1の平行雄ねじ
部3aが、雌ねじ継手部4の平行雌ねじ部3bにまず噛
み合い、これがガイドとなって、調芯作用を生ずるよう
になっている。上記のように構成した本実施形態の作用
及び効果は、第1の実施形態で示した場合と実質的に同
様なので、説明を省略する。
【0022】
【実施例】第1の実施形態で示した発明において、その
施工性を確認するために、実物大の雄、雌継手部を用い
て施工試験を行った。図5に示すように、鋼管に雄ねじ
継手部1を設けて鋼管上杭8とし、これをクレーン車6
で吊り下げて雌ねじ継手部4にねじ込み接合を行った。
このとき、鋼管上杭8のサイズは、外径318.5m
m、肉厚35mm、長さ6mであった。また、雌ねじ継
手部4は図6に示すように、上部鋼板9上に溶接し、さ
らに鋼管10と下部鋼板11を用いて、地面7から1.
5mの位置に取り付けて、地中に挿入された鋼管下杭5
に見立てた。これらの雄、雌ねじ継手部1,4は、最大
板厚42mm、テーパねじ部長さ160mmで、ねじピ
ッチは1inch/3山、ねじ山高さは3mmであり、
また、テーパねじ継手部1,4の付根部に設けた平行
雄、雌ねじ部3a,3bの高さは50mmであった。
【0023】こうして、鋼管上杭8の雄ねじ継手部1を
鋼管下杭5の雌ねじ継手部4に挿入し、平行雄ねじ部3
aがまず平行雌ねじ部3bに当接した後、ねじ込み回転
を開始した。このとき、途中でテーパ雄、雌ねじ部2
a,2bのねじ山同士がかじることもなく、6.5回転
でスムーズにねじ込み作業を終了した。この実験を2回
行ったが、平行ねじ込み時間は4分であった。
【0024】なお、調芯機能を確認するために、図7に
示すように、雌ねじ継手部4の片側に鋼片12を挿入し
て、テーパ雌ねじ部4、すなわち鋼管下杭5aに1/6
の傾斜を持たせてねじ込み施工試験を行った。鋼管上杭
8の下端部を手で押して目視で芯合わせを行った後に、
先と同様にねじ込み操作を行ったところ、スムーズにね
じ込めることができ、6分程度で作業が終了した。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、複数の鋼管杭等の端部
を施工現場で継ぎ杭するためのねじ継手構造であって、
鋼管杭等の端部に雄ねじ継手部と雌ねじ継手部を設ける
と共に、これらの各ねじ継手部にテーパねじ部と平行ね
じ部とからなるねじ部を設け、平行ねじ部がテーパねじ
部に先行して噛み合いを開始するように構成したので、
調芯及び微降下の管理を細かく行わなくても容易かつ確
実にねじ込み接合作業を行うことができ、作業能率を大
幅に向上することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の模式図である。
【図2】図1の作用説明図である。
【図3】図1の作用説明図である。
【図4】本発明の第2の実施形態の模式図である。
【図5】本発明の実施例の作用説明図である。
【図6】図5の要部側面図である。
【図7】本発明の実施例の作用説明図である。
【図8】従来のねじ継手構造の一例を示す模式図であ
る。
【図9】従来の他のねじ継手構造の一例を示す模式図で
ある。
【図10】従来のさらに他のねじ継手構造の一例を示す
模式図である。
【図11】従来の別のねじ継手構造の一例を示す模式図
である。
【図12】図11の作用説明図である。
【符号の説明】
1 雄ねじ継手部 2a,2b テーパねじ部 3a,3b 平行ねじ部 4 雌ねじ継手部 5 第1の鋼管杭本体 8 第2の鋼管杭本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−82738(JP,A) 特開 平5−295725(JP,A) 実公 昭43−13850(JP,Y1) 森玄、他2名,“地すべり抑止鋼管杭 用ねじ継手の開発”,材料とプロセス, (社)日本鉄鋼協会,1995,VOL. 8,NO.2,p.460 篠原敏雄、他4名,“ねじ継手式地す べり抑止杭の施工例”,地すべり学会研 究発表講演集,(社)日本地すべり学 会,1994,VOL.33rd,p.383− 384 高野公寿、他3名,“ねじ継手式地す べり抑止杭の開発”,地すべり学会研究 発表講演集,(社)日本地すべり学会, 1994,VOL.33rd,p.381−382 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 5/24 101 - 103 E02D 5/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の鋼管杭等の端部を施工現場で継ぎ
    杭するためのねじ継手構造において、 前記鋼管杭等の端部に雄ねじ継手部と雌ねじ継手部を設
    けると共に、これらのねじ継手部にテーパねじ部と平行
    ねじ部とからなるねじ部を設け、前記平行ねじ部が前記
    テーパねじ部に先行して噛み合いを開始するようにした
    ことを特徴とする鋼管杭等のねじ継手構造。
  2. 【請求項2】 平行ねじ部をテーパねじ部の基部又は先
    端部に設けたことを特徴とする請求項1記載の鋼管杭等
    のねじ継手構造。
  3. 【請求項3】 nを平行ねじ部に必要なねじ山数、hを
    ねじ山高さ、kをテーパ角度、pをねじ山ピッチとした
    とき、n≧hk/p の関係を満足するようにしたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の鋼管杭等のねじ継手
    構造。
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