JP3001099B1 - シ―ルドセグメントの継手装置 - Google Patents

シ―ルドセグメントの継手装置

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JP3001099B1
JP3001099B1 JP11077062A JP7706299A JP3001099B1 JP 3001099 B1 JP3001099 B1 JP 3001099B1 JP 11077062 A JP11077062 A JP 11077062A JP 7706299 A JP7706299 A JP 7706299A JP 3001099 B1 JP3001099 B1 JP 3001099B1
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Abstract

【要約】 【課題】 ワンタッチで接続することができて、シール
ド工事の急速施工の要請に応えることができ、且つ、強
度的に強く、またコスト低減を図ることのできるシール
ドセグメントの継手装置を提供する。 【解決手段】 後続セグメントの継手雄部(1)を先行
セグメントの継手雌部(2)に挿入して、シールドセグ
メントを接続する継手装置において、前記継手雄部
(1)は、先端部にスリーブ(11a)を形成したロッ
ド(11)と、ロッド(11)のスリーブ(11a)に
基部が挿入されるコーン状のピン(12)とからなり、
前記継手雌部(2)は、先端部に前記継手雄部(1)が
挿入される開口部を形成したロッド(21)、ロッド
(21)の開口部内に挿入されて開口部の入口寄りに形
成した段部で係止される目違調整リング(22)と、開
口部の入口に挿入されて目違調整リング(22)を段部
と反対側で係止するリング状の上蓋(23)とからなる
シールドセグメントの継手装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド掘削機に
より掘削された掘削孔のライニングに用いられるシール
ドセグメントを連続的に接続するためのシールドセグメ
ントの継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シールドセグメントを連続的に接続する
(継ぎ足す)ものとして、従来から、通しボルトタイプ
や簡易ボルトタイプ等のボルトを用いたものが多く使用
されてきた。
【0003】しかし、ボルトタイプのものは、ボルト通
し工程及びナット締付け工程の2段階の作業が必要であ
り、近年、要請が高いシールド工事の急速施工には対応
できない面がある。
【0004】そこで、本出願人は、後続セグメントに継
手雄部を、また先行セグメントに継手雌部を各々設け、
後続セグメントの継手雄部を先行セグメントの継手雌部
に挿入して、シールドセグメントを接続する継手装置を
提案した(特許第2582213号公報)。
【0005】図8には、その継手装置を示し、同図は、
先行セグメント2に接続セグメント1が継手装置により
接続された状態である。
【0006】接続セグメント1には、全体を101で示
す継手雄部が設けられており、継手雄部101は、アン
カー筋102で支持されたスリーブ103と、スリーブ
103の先端部に基部が挿入されたコーン状のピン10
4とからなっている。
【0007】また、先行セグメント1には、全体を20
1で示す継手雌部が設けられており、継手雌部201
は、表面側に継手雄部101が挿入される開口が形成さ
れ、裏面側に下蓋202が填められた大径スリーブ20
3と、下蓋202を外して大径スリーブ203内に挿入
して大径スリーブ203の段部で一面が係止される目違
調整リング204と、大径スリーブ203内に挿入され
て目違調整リング204の他面を係止する係止リング2
05とからなっている。
【0008】接続セグメント1の継手雄部101を先行
セグメント2の継手雌部201に圧入すると、継手雄部
101のスリーブ103はコーン状のピン104で拡径
されて目違調整リング204に当接して、継手雄部10
1と継手雌部201とを結合し、先行セグメント1と接
続セグメント2とを接続する。
【0009】目違調整リング204は、継手雌部201
の大径スリーブ203内で、クリアランスL(図6)の
範囲で移動できるものであり、先行セグメント1と接続
セグメント2との間にリング継手の芯違があっても、コ
ーン状のピン104が挿入されると、目違調整リング2
04とコーン状のピン104とは自動的に同芯となり、
多少の芯ズレは吸収され支障なく結合される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記のシールドセグメ
ントの継手装置によれば、先行セグメントの継手雌部に
接続セグメントの継手雄部を挿入するだけで、セグメン
トは結合され、ワンタッチでセグメントの接続がなさ
れ、シールド工事の急速施工の要請に応えることができ
るものであるが、更に、次の点で改良の余地がある。
【0011】継手雌部は、表面側に継手雄部が挿入され
る開口が形成され、裏面側に下蓋が填められる大径スリ
ーブと、下蓋を外して大径スリーブ内に挿入されて段部
で一面が係止される目違調整リングと、大径スリーブ内
に挿入されて目違調整リングの他面を係止する係止リン
グとの4部材からなるものであって、部品点数が多く、
また係止リングは、目違調整リングの移動を止め得るよ
うに強固に大径スリーブ内に挿入せねばならず、更にス
リーブ状のものは、強度的にも弱い。
【0012】また、継手雄部は、アンカー筋で支持され
たスリーブと、スリーブの先端部に基部が挿入されるコ
ーン状のピンとからなるものであって、部材としては2
部材からなるものであるが、比較的長いスリーブが用い
られ、スリーブは強度的に弱い。
【0013】本発明は、継手雌部の部品点数を減らし、
また継手雄部及び継手雌部にスリーブでなく強度の大き
いロッド部材を使用し得るシールドセグメントの継手装
置を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、後続セ
グメントの継手雄部を先行セグメントの継手雌部に挿入
して、シールドセグメントを接続する継手装置におい
て、継手雄部は、先端部にスリーブを形成したロッド
と、ロッドのスリーブに基部が挿入されるコーン状のピ
ンとからなり、継手雌部は、先端部に継手雄部が挿入さ
れる開口部を形成したロッドと、ロッドの開口部内に挿
入されて開口部の入口寄りに形成した段部で係止される
目違調整リングと、開口部の入口に挿入されて目違調整
リングを段部と反対側で係止するリング状の上蓋とから
なるシールドセグメントの継手装置とする。
【0015】継手雄部を継手雌部に圧入すると、継手雄
部のコーン状のピンが継手雌部の開口部の底部に達し、
さらに圧入すると継手雄部のスリーブがコーン状のピン
により拡径されて、継手雄部と継手雌部とを結合し、先
行セグメントと接続セグメントとをワンタッチで接続す
る。
【0016】目違調整リングは、継手雌部の開口部に表
面側から挿入されてその一面が段部で係止され、リング
状の上蓋をネジ込み等により継手雌部の開口部に表面側
から挿入することにより、目違調整リングの他面を係止
する。継手雄部及び継手雌部は、ロッド部材からなり、
強度的に強いものとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1、図2及び図6の左図は、後
続セグメントに設けられる継手雄部1を示し、継手雄部
1は、先端部にスリーブ11aを形成したロッド11
と、ロッド11のスリーブ11aに基部12aが挿入さ
れるコーン状のピン12とからなっている。
【0018】また、図3、図4、図5及び図6の右図
は、先行セグメントに設けられる継手雌部2を示し、継
手雌部2は、先端部に継手雄部1が挿入される開口部2
1aを形成したロッド21と、ロッド21の開口部21
a内に挿入されて開口部21aの入口寄りに形成した段
部21bで係止される目違調整リング22と、開口部2
1aの入口に挿入されて目違調整リング22を段部21
bと反対側で係止するリング状の上蓋23とからなって
いる。
【0019】図6は、継手雄部1と継手雌部2とを組立
てた状態を示し、ロッド11のスリーブ11a内にコー
ン状のピン12の基部12aが挿入されて継手雄部1が
構成され、またロット21の開口部21a内に目違調整
リング22が挿入されて段部で係止され、開口部21a
の入口にリング状の上蓋23が挿入されて目違調整リン
グ22を係止して継手雌部2が構成されている。
【0020】図7は、前記の継手雄部1を継手雌部2に
圧入して、先行セグメントと接続セグメントとを接続し
た状態を示し、継手雄部1のコーン状のピン12が継手
雌部2の開口部21aの底部に達し、さらに圧入すると
継手雄部1のスリーブ11aがコーン状のピン12によ
り拡径されて、継手雄部1と継手雌部2とが結合し、先
行セグメントと接続セグメントが接続される。
【0021】なお、図示の実施例ではロッド21は継手
の定着をコンクリートとの付着でとっているが、ロッド
21を径の細いものを用い先端にアンカー板を設けても
よい。
【0022】
【発明の効果】継手雄部を継手雌部に圧入すると、継手
雄部のコーン状のピンが継手雌部の開口部の底部に達
し、さらに圧入すると継手雄部のスリーブがコーン状の
ピンにより拡径されて、継手雄部と継手雌部とが結合
し、先行セグメントと接続セグメントがワンタッチで接
続され、シールド工事の急速施工の要請に応えることが
できる。
【0023】目違調整リングは、継手雌部の開口部に表
面側から挿入されてその一面が段部で係止され、リング
状の上蓋をネジ込み等により継手雌部の開口部に表面側
から挿入することにより目違調整リングの他面を係止す
るものであるので、目違調整リングの係止構造が簡単と
なり、また継手雌部の部品は3部材でよくコストを低減
することができる。
【0024】従来は、くさび効果と目違い調製を行う効
果をリングに持たせていて、それを内包するため、メス
側金物の外径は大きくなったが、本発明では、くさび効
果はテーパー孔でもたせ、目違い調整を行うのは口元の
リングに持たせたため、メス側金物の外径が小さくな
り、より小口径トンネルや桁高の小さいシールドセグメ
ントに対応できる。
【0025】従来はくさび効果と目違い調整を行う効果
をリングに持たせていて、それを内包し、金物がコンク
リートから抜出さないように定着をとるため、アンカー
鉄筋やアンカー板の配置が必要であった。
【0026】しかし本発明では、くさび効果はテーパー
孔でもたせ、目違い調整を行うのは口元のリングに持た
せて必要径が小さく、図1のように棒鋼にメス金物を配
置できることから、定着は所定の長さをとり、コンクリ
ートと鉄鋼の付着強度によることが可能である。このと
き、棒鋼は市販の異形鉄筋を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、先端部がスリーブとなった継手雄部の
ロッドの側面図。
【図2】継手雄部のコーン状ピンの側面図。
【図3】開口部を形成した継手雌部のロッドの側面図。
【図4】継手雄部の目違調整リングの正面図及び側面
図。
【図5】継手雄部のリング状の上蓋の正面図及び側面
図。
【図6】継手雄部と継手雌部とを結合する前の側面図。
【図7】継手雄部と継手雌部とを結合した後の側面図。
【図8】従来の継手装置を有する断面図。
【符号の説明】
1・・・継手雄部 11・・・ロッド 11a・・・ロッドの先端部スリーブ 12・・・コーン状ピン 12a・・・コーン状ピンの基部 2・・・継手雌部 21・・・ロッド 21a・・・ロッドの先端開口部 22・・・目違調整リング 23・・・リング状上蓋

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後続セグメントの継手雄部を先行セグメ
    ントの継手雌部に挿入して、シールドセグメントを接続
    する継手装置において、前記継手雄部は、先端部にスリ
    ーブを形成したロッドと、ロッドのスリーブに基部が挿
    入されるコーン状のピンとからなり、前記継手雌部は、
    先端部に前記継手雄部が挿入される開口部を形成したロ
    ッドと、ロッドの開口部内に挿入されて開口部の入口寄
    りに形成した段部で係止される目違調整リングと、開口
    部の入口に挿入されて目違調整リングを前記段部と反対
    側で係止するリング状の上蓋とからなることを特徴とす
    るシールドセグメントの継手装置。
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