JP2000205223A - テ―パピンを用いた構造体の接続装置 - Google Patents
テ―パピンを用いた構造体の接続装置Info
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- taper
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピンとピン穴の間に隙間のない接続装置を提
供する。また、ピン穴にピンを挿入し易い接続装置を提
供する。 【解決手段】 同一径のピン穴の明いた複数の構造体１
ａ，１ｂと、このピン穴と同じ外径で内部がテーパー状
の開穴となった中空円筒の一部を構成するテーパー付円
弧スリーブ２と、このテーパー付円弧スリーブ２のテー
パーと嵌合するテーパーを有しこのテーパーの狭まり側
の端部にネジ部３ａを有するテーパーピン３と、複数の
構造体１ａ，１ｂのピン穴に挿入されたテーパー付円弧
スリーブ２に嵌合しているテーパーピン３のネジ部３ａ
に螺合した第１ナット６の締付け力を構造体１ａに伝達
する座金４と、を備える。
供する。また、ピン穴にピンを挿入し易い接続装置を提
供する。 【解決手段】 同一径のピン穴の明いた複数の構造体１
ａ，１ｂと、このピン穴と同じ外径で内部がテーパー状
の開穴となった中空円筒の一部を構成するテーパー付円
弧スリーブ２と、このテーパー付円弧スリーブ２のテー
パーと嵌合するテーパーを有しこのテーパーの狭まり側
の端部にネジ部３ａを有するテーパーピン３と、複数の
構造体１ａ，１ｂのピン穴に挿入されたテーパー付円弧
スリーブ２に嵌合しているテーパーピン３のネジ部３ａ
に螺合した第１ナット６の締付け力を構造体１ａに伝達
する座金４と、を備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の構造体をピ
ンで接続する接続装置に関する。
ンで接続する接続装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】建築用クレーンなどは建設現場で組立ら
れるように、構造単位に分割され、接続部をピンなどに
より接合する。クレーンの支柱は４本の部材を正方形の
角に配置し隣接する部材を水平材とトラス材で接合した
構造単位よりなり、この構造単位を重ね四隅をピンで接
続して組立られる。
れるように、構造単位に分割され、接続部をピンなどに
より接合する。クレーンの支柱は４本の部材を正方形の
角に配置し隣接する部材を水平材とトラス材で接合した
構造単位よりなり、この構造単位を重ね四隅をピンで接
続して組立られる。
【０００３】図８はクレーン支柱の四隅の接続部の一例
を示す図である。中空四角柱の下部支柱受け部１０には
ピン穴１３が設けられている。この中空四角内に挿入さ
れる上部支柱突起部１１にも同じ径のピン穴１３が設け
られている。この両者１０、１１のピン穴１３にはこの
ピン穴径より小さな外径を有する接続用ピン１２が挿入
され、図示しない抜け止め用割りピンを接続用ピン１２
に取り付けて接続作業がなされる。
を示す図である。中空四角柱の下部支柱受け部１０には
ピン穴１３が設けられている。この中空四角内に挿入さ
れる上部支柱突起部１１にも同じ径のピン穴１３が設け
られている。この両者１０、１１のピン穴１３にはこの
ピン穴径より小さな外径を有する接続用ピン１２が挿入
され、図示しない抜け止め用割りピンを接続用ピン１２
に取り付けて接続作業がなされる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような構造体では
ピン穴径よりピンの外径をある程度小さくし、組立時ピ
ンがピン穴に入り易くしている。特に四隅のピン穴を一
致させるためにはピン穴とピン径との間に数ｍｍのガタ
（間隙）が必要になる。このようなガタがあると接続部
の強度が低下する。例えば支柱を４箇所で接合しても、
強度計算上は２箇所または３箇所で接続するものとしな
ければならず、このため４箇所で接続した場合よりも部
材寸法を大きな値にしなければならない。また平行な穴
に平行なピンを入れるため、挿入が困難な場合が生ず
る。
ピン穴径よりピンの外径をある程度小さくし、組立時ピ
ンがピン穴に入り易くしている。特に四隅のピン穴を一
致させるためにはピン穴とピン径との間に数ｍｍのガタ
（間隙）が必要になる。このようなガタがあると接続部
の強度が低下する。例えば支柱を４箇所で接合しても、
強度計算上は２箇所または３箇所で接続するものとしな
ければならず、このため４箇所で接続した場合よりも部
材寸法を大きな値にしなければならない。また平行な穴
に平行なピンを入れるため、挿入が困難な場合が生ず
る。
【０００５】本発明は、上記した問題点を解決するため
に創案されたものである。すなわち、本発明の主目的
は、ピンとピン穴の間に隙間のない接続装置を提供する
ことにある。また、本発明の別の目的は、ピン穴にピン
を挿入し易い接続装置を提供することにある。
に創案されたものである。すなわち、本発明の主目的
は、ピンとピン穴の間に隙間のない接続装置を提供する
ことにある。また、本発明の別の目的は、ピン穴にピン
を挿入し易い接続装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１の発明では、同一径のピン穴の明いた複数
の構造体と、このピン穴と同じ外径で内部がテーパー状
の開穴となった中空円筒の一部を構成するテーパー付円
弧スリーブと、このテーパー付円弧スリーブのテーパー
と嵌合するテーパーを有しこのテーパーの狭まり側の端
部にネジ部を有するテーパーピンと、前記複数の構造体
のピン穴に挿入されたテーパー付円弧スリーブに嵌合し
ているテーパーピンのネジ部に螺合した第１ナットの締
付け力を構造体に伝達する座金と、を備える。
め、請求項１の発明では、同一径のピン穴の明いた複数
の構造体と、このピン穴と同じ外径で内部がテーパー状
の開穴となった中空円筒の一部を構成するテーパー付円
弧スリーブと、このテーパー付円弧スリーブのテーパー
と嵌合するテーパーを有しこのテーパーの狭まり側の端
部にネジ部を有するテーパーピンと、前記複数の構造体
のピン穴に挿入されたテーパー付円弧スリーブに嵌合し
ているテーパーピンのネジ部に螺合した第１ナットの締
付け力を構造体に伝達する座金と、を備える。
【０００７】テーパー付円弧スリーブは中空円筒が分割
されたものなので、複数の構造体を貫通している穴に簡
単に挿入できる。このテーパー付円弧スリーブの中にテ
ーパーピンを挿入することは、テーパーが付いたピンな
ので容易にできる。テーパーピンを挿入し座金を嵌めネ
ジ部に第１ナットを螺合して締付けるとテーパーピンは
テーパー付円弧スリーブに対して食い込むようになるの
で、ピン穴とテーパー付円弧スリーブとの隙間は無くな
り、テーパー付円弧スリーブとテーパーピンとの隙間も
無くなる。またテーパーピンのくさび作用によりテーパ
ー付円弧スリーブはピン穴に密着し摩擦作用により複数
の構造体は一体に結合される。なおナットは二重にする
と緩まない。これによりピンを用いて隙間がなく複数の
構造体を一体に結び付けることができる。
されたものなので、複数の構造体を貫通している穴に簡
単に挿入できる。このテーパー付円弧スリーブの中にテ
ーパーピンを挿入することは、テーパーが付いたピンな
ので容易にできる。テーパーピンを挿入し座金を嵌めネ
ジ部に第１ナットを螺合して締付けるとテーパーピンは
テーパー付円弧スリーブに対して食い込むようになるの
で、ピン穴とテーパー付円弧スリーブとの隙間は無くな
り、テーパー付円弧スリーブとテーパーピンとの隙間も
無くなる。またテーパーピンのくさび作用によりテーパ
ー付円弧スリーブはピン穴に密着し摩擦作用により複数
の構造体は一体に結合される。なおナットは二重にする
と緩まない。これによりピンを用いて隙間がなく複数の
構造体を一体に結び付けることができる。
【０００８】請求項２の発明によれば、前記テーパーピ
ンのネジ部に螺合しその締付け力を前記複数の構造体の
ピン穴に挿入されたテーパー付円弧スリーブのテーパー
の狭まり側の端部に伝達するスリーブ押え部材を設け
る。
ンのネジ部に螺合しその締付け力を前記複数の構造体の
ピン穴に挿入されたテーパー付円弧スリーブのテーパー
の狭まり側の端部に伝達するスリーブ押え部材を設け
る。
【０００９】第１ナットの締付けによるくさび作用によ
り、テーパー付円弧スリーブは構造体のピン穴に押付け
られるが、スリーブ押え部材をテーパーピンのネジ部に
螺合してテーパー付円弧スリーブのテーパーの狭まり側
の端部を締付けることにより、テーパー付円弧スリーブ
のくさび作用が発生し、テーパー付円弧スリーブとテー
パーピンとを構造体のピン穴にさらに強力に押付け、構
造体とテーパー付円弧スリーブとテーパーピンとをさら
に一体化することができる。
り、テーパー付円弧スリーブは構造体のピン穴に押付け
られるが、スリーブ押え部材をテーパーピンのネジ部に
螺合してテーパー付円弧スリーブのテーパーの狭まり側
の端部を締付けることにより、テーパー付円弧スリーブ
のくさび作用が発生し、テーパー付円弧スリーブとテー
パーピンとを構造体のピン穴にさらに強力に押付け、構
造体とテーパー付円弧スリーブとテーパーピンとをさら
に一体化することができる。
【００１０】請求項３の発明によれば、前記スリーブ押
え部材の緩み止め用に前記テーパーピンのネジ部に螺合
する第２ナットを設ける。
え部材の緩み止め用に前記テーパーピンのネジ部に螺合
する第２ナットを設ける。
【００１１】この第２ナットとスリーブ押え部材とはダ
ブルナットとして働き、スリーブ押え部材の緩みを防止
する。
ブルナットとして働き、スリーブ押え部材の緩みを防止
する。
【００１２】請求項４の発明によれば、前記複数の構造
体は、中空角柱と、その中に入る角柱よりなる。
体は、中空角柱と、その中に入る角柱よりなる。
【００１３】かかる構造にすることにより、結合構造と
して安定した構造となっており、かつ、両構造体は合せ
易くなっている。
して安定した構造となっており、かつ、両構造体は合せ
易くなっている。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。なお、各図において共通の
部材には同一の符号を付し重複した説明を省略する。図
１は本発明のテーパーピンを用いた構造体の接続装置を
示す。図２（Ａ）は図１のＸ−Ｘ矢視図、（Ｂ）は図１
のＹ−Ｙ矢視図ある。図３はテーパー付円弧スリーブを
示し、図４はテーパーピンを示す。図５（Ａ）は座金を
示し、（Ｂ）はスリーブ押え部材を示す。
を図面を参照して説明する。なお、各図において共通の
部材には同一の符号を付し重複した説明を省略する。図
１は本発明のテーパーピンを用いた構造体の接続装置を
示す。図２（Ａ）は図１のＸ−Ｘ矢視図、（Ｂ）は図１
のＹ−Ｙ矢視図ある。図３はテーパー付円弧スリーブを
示し、図４はテーパーピンを示す。図５（Ａ）は座金を
示し、（Ｂ）はスリーブ押え部材を示す。
【００１５】図１において、１ａは図８に示した中空四
角柱の支柱受け部（構造体）であり、１ｂは支柱突起
（構造体）である。２はテーパー付円弧スリーブで、図
３に示すように内面がテーパーとなっている中空円筒を
分割した一部よりなる。円弧角度は１２０°としてい
る。テーパーの狭まり側の端部にはつば２ａが付いてい
る。なお図３（Ｂ）は（Ａ）のＸ−Ｘ矢視図である。３
はテーパーピンで、図４に示すように、テーパーはテー
パー付円弧スリーブと同じで、テーパーの狭まり側には
ネジ部３ａが付いている。
角柱の支柱受け部（構造体）であり、１ｂは支柱突起
（構造体）である。２はテーパー付円弧スリーブで、図
３に示すように内面がテーパーとなっている中空円筒を
分割した一部よりなる。円弧角度は１２０°としてい
る。テーパーの狭まり側の端部にはつば２ａが付いてい
る。なお図３（Ｂ）は（Ａ）のＸ−Ｘ矢視図である。３
はテーパーピンで、図４に示すように、テーパーはテー
パー付円弧スリーブと同じで、テーパーの狭まり側には
ネジ部３ａが付いている。
【００１６】４は座金で、図５（Ａ）に示す形状をして
おり、中心穴４ａをテーパーピン３のネジ部３ａが貫通
し、両端のボルト穴４ｂにボルト５を通し支柱受け部１
ａにボルトで螺合している。６は第１ナットでネジ部３
ａに螺合し座金４を締付ける。座金４と第１ナット６と
テーパー付円弧スリーブ２との配置を図２（Ａ）に示
す。座金４を囲んで２個のテーパー付円弧スリーブ２が
配置され、第１ナット６はこの２個のテーパー付円弧ス
リーブ２の内側に入る大きさとなっている。第１ナット
６はダブルナットとして用いられる。
おり、中心穴４ａをテーパーピン３のネジ部３ａが貫通
し、両端のボルト穴４ｂにボルト５を通し支柱受け部１
ａにボルトで螺合している。６は第１ナットでネジ部３
ａに螺合し座金４を締付ける。座金４と第１ナット６と
テーパー付円弧スリーブ２との配置を図２（Ａ）に示
す。座金４を囲んで２個のテーパー付円弧スリーブ２が
配置され、第１ナット６はこの２個のテーパー付円弧ス
リーブ２の内側に入る大きさとなっている。第１ナット
６はダブルナットとして用いられる。
【００１７】７はスリーブ押え部材で、図５（Ｂ）に示
す形状をしており、中心にネジ穴７ａが設けられ、テー
パーピン３のネジ部３ａと螺合し、テーパー付円弧スリ
ーブ２のつば２ａの端部を締め付ける。この締め付けに
よりテーパー付円弧スリーブ２は図１で左側に押し込ま
れ、支柱受け部１ａと支柱突起１ｂに対し、テーパー付
円弧スリーブ２とテーパーピン３を密着させ一体化させ
る。またスリーブ押え部材７はテーパー付円弧スリーブ
２の抜け止めとなっている。また第２ナット８をネジ部
３ａに螺合しスリーブ押え７の緩み止めとする。
す形状をしており、中心にネジ穴７ａが設けられ、テー
パーピン３のネジ部３ａと螺合し、テーパー付円弧スリ
ーブ２のつば２ａの端部を締め付ける。この締め付けに
よりテーパー付円弧スリーブ２は図１で左側に押し込ま
れ、支柱受け部１ａと支柱突起１ｂに対し、テーパー付
円弧スリーブ２とテーパーピン３を密着させ一体化させ
る。またスリーブ押え部材７はテーパー付円弧スリーブ
２の抜け止めとなっている。また第２ナット８をネジ部
３ａに螺合しスリーブ押え７の緩み止めとする。
【００１８】次に図１を参照して、組み立て方法を説明
する。先ず座金４を支柱受け部１ａにボルト５で取り付
けておく。次に支柱受け部１ａに支柱突起１ｂを挿入
し、ピン穴をほぼ合せた状態で、テーパー付円弧スリー
ブ２を図２（Ａ）に示すように座金４の両側になるよう
にして、図１で右側から差し込む。次にテーパーピン３
を図１で左側から差し込む。
する。先ず座金４を支柱受け部１ａにボルト５で取り付
けておく。次に支柱受け部１ａに支柱突起１ｂを挿入
し、ピン穴をほぼ合せた状態で、テーパー付円弧スリー
ブ２を図２（Ａ）に示すように座金４の両側になるよう
にして、図１で右側から差し込む。次にテーパーピン３
を図１で左側から差し込む。
【００１９】次に第１ナット６をテーパーピン３のネジ
部３ａに螺合して座金４に対して締め付けることにより
テーパーピン３がテーパー付円弧スリーブ２に食い込
み、くさび作用により、支柱受け部１ａ、支柱突起１
ｂ、テーパー付円弧スリーブ２、およびテーパーピン３
とを隙間なく一体化する。第１ナット６は緩み止めのた
めダブルナットにする。
部３ａに螺合して座金４に対して締め付けることにより
テーパーピン３がテーパー付円弧スリーブ２に食い込
み、くさび作用により、支柱受け部１ａ、支柱突起１
ｂ、テーパー付円弧スリーブ２、およびテーパーピン３
とを隙間なく一体化する。第１ナット６は緩み止めのた
めダブルナットにする。
【００２０】次にスリーブ押え部材７をテーパーピン３
のネジ部３ａに螺合しテーパー付円弧スリーブ２のつば
２ａ端部を締め付ける。この締め付けによるくさび作用
により支柱受け部１ａ、支柱突起１ｂ、テーパー付円弧
スリーブ２、およびテーパーピン３とをさらに隙間なく
一体化する。テーパーピン３のネジ部３ａに第２ナット
８を螺合し、ダブルナットとして作用させスリーブ押え
部材７の緩み止めとする。
のネジ部３ａに螺合しテーパー付円弧スリーブ２のつば
２ａ端部を締め付ける。この締め付けによるくさび作用
により支柱受け部１ａ、支柱突起１ｂ、テーパー付円弧
スリーブ２、およびテーパーピン３とをさらに隙間なく
一体化する。テーパーピン３のネジ部３ａに第２ナット
８を螺合し、ダブルナットとして作用させスリーブ押え
部材７の緩み止めとする。
【００２１】次に、構造体として他の例に本発明を適用
した場合を説明する。図６は２個の構造体１を接合する
場合を示し、図７は３個の構造体１を接合する場合を示
す。いずれの場合も各構造体１にピン穴を設け、本発明
のテーパー付円弧スリーブ２、テーパーピン３、座金５
等を挿入し、締め付ければよい。このように、本発明は
多くの構造体のピン結合に容易に適用できる。
した場合を説明する。図６は２個の構造体１を接合する
場合を示し、図７は３個の構造体１を接合する場合を示
す。いずれの場合も各構造体１にピン穴を設け、本発明
のテーパー付円弧スリーブ２、テーパーピン３、座金５
等を挿入し、締め付ければよい。このように、本発明は
多くの構造体のピン結合に容易に適用できる。
【００２２】
【発明の効果】上述したように、本発明のテーパーピン
を用いた構造体の接続装置は、テーパー付円弧スリーブ
とテーパーピン等を用いることにより構造体とピンとを
隙間なく一体に結合することができる。この結合作業
は、テーパー付円弧スリーブが分割されていること、ピ
ンにテーパーがついていることにより、工事現場におい
ても容易に実施できる。
を用いた構造体の接続装置は、テーパー付円弧スリーブ
とテーパーピン等を用いることにより構造体とピンとを
隙間なく一体に結合することができる。この結合作業
は、テーパー付円弧スリーブが分割されていること、ピ
ンにテーパーがついていることにより、工事現場におい
ても容易に実施できる。
【図１】本発明のテーパーピンを用いた構造体の接続装
置の断面図である。
置の断面図である。
【図２】（Ａ）は図１のＸ−Ｘ矢視図を示し、（Ｂ）は
図１のＹ−Ｙ矢視図を示す図である。
図１のＹ−Ｙ矢視図を示す図である。
【図３】テーパー付円弧スリーブを示す図である。
【図４】テーパーピンを示す図である。
【図５】（A)は座金を示し、（Ｂ）はスリーブ押え部材
を示す図である。
を示す図である。
【図６】本発明の装置で２個の構造体を結合する図であ
る。
る。
【図７】本発明の装置で３個の構造体を結合する図であ
る。
る。
【図８】従来のピン接合を示す図である。
【符号の説明】 １ 構造体 １ａ 支柱受け部 １ｂ 支柱突起 ２ テーパー付円弧スリーブ ２ａ つば ３ テーパーピン ３ａ ネジ部 ４ 座金 ４ａ 中心穴 ４ｂ ボルト穴 ５ ボルト ６ 第１ナット ７ スリーブ押え部材 ７ａ ネジ穴 ８ 第２ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩沼 哲 東京都中央区明石町６番４号 石川島運搬 機械株式会社内 (72)発明者 田中 正吉 東京都中央区明石町６番４号 石川島運搬 機械株式会社内 Ｆターム(参考） 3J036 AA02 BB03 CA01
Claims (4)
- 【請求項１】 同一径のピン穴の明いた複数の構造体
と、このピン穴と同じ外径で内部がテーパー状の開穴と
なった中空円筒の一部を構成するテーパー付円弧スリー
ブと、このテーパー付円弧スリーブのテーパーと嵌合す
るテーパーを有しこのテーパーの狭まり側の端部にネジ
部を有するテーパーピンと、前記複数の構造体のピン穴
に挿入されたテーパー付円弧スリーブに嵌合しているテ
ーパーピンのネジ部に螺合した第１ナットの締付け力を
構造体に伝達する座金と、を備えたことを特徴とするテ
ーパピンを用いた構造体の接続装置。 - 【請求項２】 前記テーパーピンのネジ部に螺合しその
締付け力を前記複数の構造体のピン穴に挿入されたテー
パー付円弧スリーブのテーパーの狭まり側の端部に伝達
するスリーブ押え部材を設けたことを特徴とする請求項
１記載のテーパピンを用いた構造体の接続装置。 - 【請求項３】 前記スリーブ押さえ部材の緩み止め用に
前記テーパーピンのネジ部に螺合する第２ナットを設け
たことを特徴とする請求項２記載のテーパピンを用いた
構造体の接続装置。 - 【請求項４】 前記複数の構造体は、中空角柱と、その
中に入る角柱よりなることを特徴とする請求項１または
２記載のテーパピンを用いた構造体の接続装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11005569A JP2000205223A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | テ―パピンを用いた構造体の接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11005569A JP2000205223A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | テ―パピンを用いた構造体の接続装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000205223A true JP2000205223A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11614857
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11005569A Pending JP2000205223A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | テ―パピンを用いた構造体の接続装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000205223A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2427666A (en) * | 2005-06-25 | 2007-01-03 | Northern Hydraulic Cylinder En | Tapered pin and sleeve |
| KR101019567B1 (ko) | 2010-07-14 | 2011-03-08 | 엠피에스 주식회사 | 원자력 발전 터빈 커플링용 체결볼트 |
| CN102678711A (zh) * | 2012-05-22 | 2012-09-19 | 西安飞机工业（集团）有限责任公司 | 一种快卸定位销结构 |
| CN111022465A (zh) * | 2019-12-29 | 2020-04-17 | 良匠(苏州)机械设备有限公司 | 一种高性能销轴及其加工方法 |
-
1999
- 1999-01-12 JP JP11005569A patent/JP2000205223A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2427666A (en) * | 2005-06-25 | 2007-01-03 | Northern Hydraulic Cylinder En | Tapered pin and sleeve |
| GB2427666B (en) * | 2005-06-25 | 2007-05-16 | Northern Hydraulic Cylinder En | A pin |
| KR101019567B1 (ko) | 2010-07-14 | 2011-03-08 | 엠피에스 주식회사 | 원자력 발전 터빈 커플링용 체결볼트 |
| CN102678711A (zh) * | 2012-05-22 | 2012-09-19 | 西安飞机工业（集团）有限责任公司 | 一种快卸定位销结构 |
| CN111022465A (zh) * | 2019-12-29 | 2020-04-17 | 良匠(苏州)机械设备有限公司 | 一种高性能销轴及其加工方法 |
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