JP2000329118A - 杭の接合構造 - Google Patents

杭の接合構造

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JP2000329118A
JP2000329118A JP11137907A JP13790799A JP2000329118A JP 2000329118 A JP2000329118 A JP 2000329118A JP 11137907 A JP11137907 A JP 11137907A JP 13790799 A JP13790799 A JP 13790799A JP 2000329118 A JP2000329118 A JP 2000329118A
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JP
Japan
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pile
piles
screw rod
male screw
nut
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JP11137907A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Arakawa
範行 荒川
Kotaro Kawamoto
公太郎 河本
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 杭を接合する場合、溶接によらず容易にかつ
強固に接合することを課題とする。 【解決手段】 管状の杭1が軸方向に整列され、該整列
された二つの杭1、1間に接合部材2が掛け渡され、該
接合部材2と前記杭1とには共通の貫通孔4が穿設さ
れ、該貫通孔4にはナット5cがネジ嵌合される雄ねじ
ロッド5aであって軸心に沿って一端から他端側へ向け
て中心孔5dが穿設されていると共に、該雄ねじロッド
5aの他端には前記中心孔5dへ至る割り5eが形成さ
れてなる雄ねじロッド5aが貫通され、前記割り5eが
前記雄ねじロッド5aの一端側から強制的に嵌入される
ピン5bによって拡開され、前記雄ねじロッド5aの一
端からねじ嵌合したナット5cを締め付けることにより
前記拡開部との間で前記杭1と接合部材2とが緊締され
てなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、杭の接合構造に
関し、詳しくは二本以上の杭を直列に接続する場合の接
合構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼鉄製杭を軸方向に接続する手段
として、図10(a)に示すように杭1、1の内側に接続
用の管2を掛け渡すように挿入するか、図10(b)に示
すように杭1、1の外側に接続用の管2を掛け渡すよう
に外嵌し、杭1、1と管2とを溶接することによって両
杭1、1を接続する場合と、図10(c)に示すように杭
1の一端に他端を受容できる受口部3を拡径成形してお
き、接続時には受口部3に杭1の他端を挿入し同様に溶
接することによって両杭1、1を接続する場合とがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記何れの手
段も杭の接続時には溶接作業が必要となるので、誰でも
容易に接続することは出来ず、作業が面倒となる問題が
あった。特に図10(a)に示した接続構造の場合は、図
の矢印で示すように接続用の管2と杭1とを内側で溶接
しなければならないので溶接作業が困難となる問題があ
った。
【0004】また、図10(c)に示す手段の場合は、一
端に受口3を有する杭1を用意する必要がある上、杭を
中途で切断した場合、受口3の無い側の残余の杭1は接
続のしようがなく、全く無駄となる欠点があった。ま
た、通常の鉄板の接続の場合は、リベットやボルトなど
の締結具の使用ができるが、杭の場合は外面から挿入し
た締結具を杭の内側から固着する適当な手段が無く、こ
のような施工手段も適用できない問題があった。
【0005】この発明は上記問題点を解消し、杭を接続
する場合溶接作業などを必要とせずボルトナットにより
容易に接続固定することを課題としてなされたものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の杭の接合構造
は、管状の杭が軸方向に整列され、該整列された二つの
杭間に接合部材が掛け渡され、該接合部材と前記杭とに
は共通の貫通孔が穿設され、該貫通孔にはナットがネジ
嵌合される雄ねじロッドであって軸心に沿って一端から
他端側へ向けて中心孔が穿設されていると共に、該雄ね
じロッドの他端には前記中心孔へ至る割りが形成されて
なる雄ねじロッドが貫通され、前記割りが前記雄ねじロ
ッドの一端側から強制的に嵌入されるピンによって拡開
され、前記雄ねじロッドの一端からねじ嵌合したナット
を締め付けることにより前記拡開部との間で前記杭と接
合部材とが緊締されてなるものである。
【0007】従って、この発明の杭の接合構造によれ
ば、杭の外面からボルトを挿入して通常の締結具と同様
に締結作業を行なえば強力に接合できる。請求項2の杭
の接合構造は、上記杭の接合構造において、軸方向に整
列された二つの杭の接合が、一方の杭の端部に形成され
た受口に他方の杭の端部を挿入することによって接合さ
れており、この受口と挿口との接合部に共通の貫通孔が
設けられてなるものである。
【0008】この発明の杭の接合構造によれば、杭同士
を接合するための接合部材が不要となるので、構造が簡
単となり、接合部材の仮支持などが不要ともなるので施
工も容易となる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の杭の接合
構造について説明する。 実施の形態1 図1は、実施の形態1である杭の接合構造の断面図であ
る。図1において、杭1a、1bは軸方向に整列されて
突き合わされている。
【0010】この杭1a、1bの内面間には接続用短管
2が掛け渡されて配置されている。そして、これら杭1
a、1bと接続用短管2には共通の貫通孔4…4が穿設
され、この貫通孔4…4には締結具5が挿入され緊締す
ることによって杭1、1が接続用短管2を介して接続さ
れている。上記締結具5は、雄ねじロッド5a、ピン5
bとナット5cからなり鋼鉄、ステンレス、アルミ軽金
属合金製などの金属製とされた雄ねじロッド5aの一端
から他端へかけ外周のネジすじにナット5cがネジ嵌合
可能とされている。
【0011】また、雄ねじロッド5aの軸心に沿って一
端側から他端側へ向けて中心孔5dが穿設され、雄ねじ
ロッド5aの他端側には前記中心孔5dへ至る割り5
e、5eが形成されている。上記中心孔5dは、割り5
e部分で内径が縮径され、この縮径部5fで強制的に嵌
入されるピン5bによって拡開されるようにされてい
る。
【0012】なお、上記実施の形態1として割りが4方
に設けられている場合を示したが、3方向あるいは2方
向だけでも良い。要するにピン5bの挿入により末端が
拡径変形できるように形成されていれば良い。次に、こ
の実施の形態1における杭の接合構造の施工手順につい
て説明する。まず、杭1aの内部に接続用短管2を配置
して接着剤などで接続用短管2を仮止めし、次いで杭1
bを接続用短管2に外嵌し、杭1a、1bを整列する。
【0013】次いで、杭1a、杭1bと接続用短管2に
図4に示すように電動ドリルなどの穿孔具4aを使用し
て共通の貫通孔4を穿設する。次いで、雄ねじロッド5
aの一端にナット5cをネジ嵌合し、図5に示すように
杭1と接続用短管2に貫設した貫通孔4に雄ねじロッド
5a挿通する。次いで、ピン5bを雄ねじロッド5aの
中心孔5dに挿入し図6に示すように縮径部5fに当接
するまで挿入する。
【0014】この状態からピン5bの他端を強く打ち込
めば、図7に示すように雄ねじロッド5aのナット5c
が杭1外面に係合し軸方向には支持されるので割り5
e、5e部分が接続用短管2の内面側で拡大変形されこ
の部分が接続用短管2の内面に係合して雄ねじロッド5
aは接続用短管2から抜けなくなる。特にピン5bをそ
のまま雄ねじロッド5a内に残しておけば、拡大変形し
た割り5e、5e部分が元の径に復元しないのでより強
力な止着力が発揮される。
【0015】また、雄ねじロッド5aの拡大部に雄ねじ
のネジ筋1aが形成されている場合は、部材6bにこの
ネジ筋1aが引っ掛かって係合するので抜け出し防止機
能がより強力に発揮される。従って、図7に示した状態
からナット5cを緊締すれば杭1と接続用短管2は強く
圧接され両者間にせん断力が作用した場合、雄ねじロッ
ド5aのせん断力のみならず杭1と接続用短管2間の摩
擦力も対抗するので止着強度が向上する。
【0016】また、ナット5cが雄ねじロッド5aに対
し経時的に緩むことがあっても適宜増し締めすることが
できる。 実施の形態2 図8は実施の形態2の断面図である。なお、図8に示す
実施の形態2は実施の形態1に比べ、接合用短管2が杭
1a、1bの外面に外嵌されているほかは、実施の形態
1と同じであるので、図1と同一符号を付すだけで詳細
な説明は省略する。 実施の形態3 図9は実施の形態3の断面図である。
【0017】なお、図9に示す実施の形態3は杭の接合
が一方の杭1aの端部に形成した受口3に他方の杭1b
の端部を挿入して接続したもので、実施の形態1に比
べ、接合用短管2を使用せずに受口3、挿口1cで接続
するほかは、共通の貫通孔4に締結具5を挿入して締結
する構成は同じため、図1と同一符号を付すだけで詳細
な説明は省略する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
二つの杭を接続する場合、二つの杭と接続用短管とに共
通の貫通孔を穿設した後、表面側から挿入したボルトに
ピンを打ち込んだ後、ナットで緊締することによって杭
と接続用短管の止着が杭の外表面から非常に容易にでき
る効果を有する。
【0019】また、止着される部材同士も抜け止めされ
たロッドにナットをネジ嵌合して緊締圧着されるから、
せん断力に対しボルト自体のせん断力の他、部材同士の
圧着摩擦力も抵抗として作用するので接続される杭同士
の止着力が非常に優れる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の要部断面図である。
【図2】この発明の実施の形態1の締結具の分解側面図
である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】穿孔装置の側面図である。
【図5】締結状態を示す断面図である。
【図6】同じく締結状態を示す断面図である。
【図7】同じく締結状態を示す断面図である。
【図8】この発明の実施の形態2の要部断面図である。
【図9】この発明の実施の形態3の要部断面図である。
【図10】従来例の断面図を示し、(a)は杭の内側に接
続用の管を配置した場合、(b)は杭の外側に接続用の管
を配置した場合、(c)は受口挿口による接続を示す。
【符号の説明】
1a 杭 1b 杭 2 接合用短管 4 貫通孔 5 締結部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状の杭が軸方向に整列され、該整列さ
    れた二つの杭間に接合部材が掛け渡され、該接合部材と
    前記杭とには共通の貫通孔が穿設され、該貫通孔にはナ
    ットがネジ嵌合される雄ねじロッドであって軸心に沿っ
    て一端から他端側へ向けて中心孔が穿設されていると共
    に、該雄ねじロッドの他端には前記中心孔へ至る割りが
    形成されてなる雄ねじロッドが貫通され、前記割りが前
    記雄ねじロッドの一端側から強制的に嵌入されるピンに
    よって拡開され、前記雄ねじロッドの一端からねじ嵌合
    したナットを締め付けることにより前記拡開部との間で
    前記杭と接合部材とが緊締されてなる杭の接合構造。
  2. 【請求項2】 請求項1の軸方向に整列された二つの杭
    の接合が、一方の杭の端部に形成された受口に他方の杭
    の端部を挿入することによって接合されており、この受
    口と挿口との接合部に共通の貫通孔が設けられてなる杭
    の接合構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008202218A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Nippon Steel Corp 場所打ち鋼管コンクリート杭およびその施工方法
JP2021506290A (ja) * 2017-12-18 2021-02-22 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd 散布アセンブリ、及び農業植物保護機

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