JP4843472B2 - 電圧発生回路 - Google Patents

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Description

本発明は、段階的に電圧を設定する電圧発生回路に関する。
従来、不揮発性半導体記憶装置では、単一電源化に伴い、書き込みや消去に必要な高電圧を内部電圧発生回路によりチップ内部で発生させている。
この内部電圧発生回路は、外部から供給される電源電圧を昇圧する昇圧回路と、昇圧回路の出力電圧を所望の電圧値(内部電圧)に設定するために電圧リミッター回路(電圧設定回路)が用いられている。
従来の不揮発性半導体記憶装置では、多数の可変電圧を設定することが必要な場合、電流加算型D/Aコンバータの一種であるR−2R抵抗ラダーを使用した電圧リミッター回路が用いられてきた。前記R−2R抵抗ラダーを使用した電圧リミッター回路は、回路構成の一部に2個の差動増幅器を必要とするが、プロセスのばらつき等により、2個の差動増幅器同士でオフセットが生じると所望の電圧ステップを得ることができないという問題があった。
特開平11−353889公報
本発明の目的は、高精度に電圧をステップアップする電圧発生回路を提供することにある。
一実施形態に係る本発明の電圧発生回路は、
差動増幅器と、
基準電圧発生回路と、
昇圧回路と、
昇圧制御回路と、
出力ノードと、
比較電圧検出ノードと、
帰還抵抗素子と、
電圧設定回路と、
最小電圧設定回路と
を備える電圧発生回路であって、
前記差動増幅器の2つの入力のうち、一方は前記基準電圧発生回路が出力する基準電圧が入力され、他方は前記比較電圧検出ノードに接続され、前記差動増幅器の出力は前記昇圧制御回路の一端に接続されて、
前記昇圧制御回路の他端は前記昇圧回路の一端に接続され、
前記昇圧回路の他端は前記帰還抵抗素子の一端及び出力ノードに接続されて、
前記比較電圧検出ノードには、前記帰還抵抗素子の他端が接続されると共に、前記電圧設定回路及び前記最小電圧設定回路とが並列に接続されて、
前記電圧設定回路は、基準となる抵抗値の(1/2)^nの値を有する複数の抵抗素子を備え、複数のビットからなるバイナリーコードにより制御されるゲートトランジスタと前記抵抗素子との組が複数並列に接続され、前記バイナリーコードのデジタルデータに応じて前記ゲートトランジスタが選択されて作動し、前記選択されたゲートトランジスタに接続された前記抵抗素子に電流が流れることによって前記帰還抵抗素子に流れる電流を制御して、前記出力ノードの電圧を段階的に設定し、
前記最小電圧設定回路は、前記比較電圧検出ノードとグランドとの間に、かつ、前記電圧設定回路と並列に接続され、1つ以上のゲートトランジスタと抵抗素子との組から構成されて、前記ゲートトランジスタが選択されて作動し、前記選択された前記ゲートトランジスタに接続された抵抗素子に電流が流れることによって、前記出力ノードの電圧の最小電圧を設定する
ことを特徴としている。
本発明の一実施形態によれば、高精度の出力電圧が設定可能な電圧発生回路を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
図7は、一例として不揮発性半導体記憶装置のプログラム電圧(VPGM)発生回路を示した図である。不揮発性半導体記憶装置特では、読み出し電圧、書き込み電圧、消去電圧それぞれの電圧が異なる。また、消去状態からのしきい値電圧の変化量に応じて複数ビットのデータを単一メモリセル内に記憶する多値型の不揮発性半導体記憶装置においては、複数の段階的な読み出し電圧、書き込み電圧が必要となるため、高精度に電圧をステップアップする電圧発生回路が必須となる。
図7に示す電圧発生回路は、昇圧回路102と、昇圧制御回路101と、リミッター回路100から構成される。リミッター回路100は、2つの差動増幅器104、105と、複数のスイッチングトランジスタと、複数の抵抗素子とを備える。
リミッター回路100では、差動増幅器104においてリミッター回路100中の比較電圧検出ノードVMONの電位が、基準電圧VREFと比較される。差動増幅器104は、比較電圧検出ノードVMONの電位と基準電圧VREFを比較し、その比較結果に応じて昇圧動作又は昇圧停止を指示する信号を昇圧制御回路101に出力する。具体的には、比較電圧検出ノードVMONの電位が基準電圧VREFよりも低い場合は、昇圧動作を指示する信号を昇圧制御回路101に出力して昇圧回路102に昇圧動作を行わせて、出力ノード103から出力されるVPGM電圧を高くするように動作する。また、出力ノード103のVPGM電圧が高くなり、比較電圧検出ノードVMONの電位が基準電圧VREFよりも高くなると、昇圧動作の停止を指示する信号を昇圧制御回路101に出力して昇圧回路102の昇圧動作を停止させる。すなわち、差動増幅器104により比較電圧検出ノードVMONにおいて得られる分圧電位が基準電圧VREFと等電位となるようにフィードバック制御されて、出力ノード103のVPGM電圧は、安定した所定電位の電圧を出力する。
抵抗素子RLは、出力ノード103と比較電圧検出ノードVMONとの間に接続されて、分圧電圧出力を差動増幅器104の非反転入力端子に帰還する帰還抵抗素子である。ここで、比較電圧検出ノードVMONとグランドとの間の抵抗をRS(図示せず)とすると、出力ノード103のVPGM電圧は、出力ノード103と比較電圧検出ノードVMONとの間に接続された帰還抵抗素子RLと、比較電圧検出ノードVMONとグランドとの間の抵抗RSとを用いるとVPGMは、下記式(1)で表される。
VPGM=VREF×(1+RL/RS) ・・・(1)
図7に示すR−2Rラダー抵抗ネットワーク150は、8個の抵抗素子R、及び7個の抵抗素子2R並びに7個の抵抗素子2Rのいずれかを選択するゲートトランジスタS<0>〜S<6>、及びゲート端子に反転信号が入力される反転入力ゲートトランジスタSn<0>〜Sn<6>から構成される。なお、2Rは、抵抗値がRの抵抗値の2倍であることを示す。
ゲートトランジスタS<0>〜S<6>の各ドレイン端子は、比較電圧検出ノードVMONに接続されている。これに対し、反転入力ゲートトランジスタSn<0>〜Sn<6>の各ドレイン端子は、ボルテージフォロワとして使用されているVLIM入力差動増幅器105の出力端子に接続されている。
作動させるゲートトランジスタS<0>〜S<6>、反転入力ゲートトランジスタSn<0>〜Sn<6>を選択制御することにより7ビットの選択が可能となり、出力ノード103のVPGMの出力電圧を128段階に切り換えることができる。
比較電圧検出ノードVMONとグランドとの間に接続されたR−2Rラダー抵抗ネットワーク150と抵抗素子RDに並列になるように接続された抵抗素子RB<1>、RB<2>は、出力ノード103から出力可能なVPGM最低電圧(VPGM_MIN)を決めている。このVPGM_MINは、下記式(2)で表される。
VPGM_MIN=VREF×(1+RL/RB) ・・・(2)
ただし、RBはゲートトランジスタRBSEL<1>、RBSEL<2>の選択により、RB<1>又はRB<1>+RB<2>となる。
また、128段階の電圧のステップ幅(Vstep)は、R−2Rラダー抵抗ネットワーク150と直列に接続された抵抗素子RD<1>、RD<2>により決まる。このVstepは、下記式(3)で表される。
Vstep=VREF×(RL/(R+RD))/128 ・・・(3)
ただし、RDはゲートトランジスタRDSEL<1>、RDSEL<2>の選択により、RD<1>又はRD<1>+RD<2>となる。
ゲートトランジスタS<0>〜S<6>、反転入力ゲートトランジスタSn<0>〜Sn<6>を選択制御することにより7ビットの選択可能な、出力ノード103のVPGMは、下記式(4)で表される。
VPGM=VPGM_MIN+Vstep×(64×S<6>+32×S<5>+16×S<4>+8×S<3>+4×S<2>+2×S<1>+S<0>) ・・・(4)
上記式(4)でゲートトランジスタS<0>〜S<6>には、「1」または「0」の値が入る。ゲートトランジスタS<0>〜S<6>は、オンしている時が「1」、オフしている時が「0」となる。これに対し反転入力ゲートトランジスタSn<0>〜Sn<6>は、反転した値となる。出力ノード103のVPGM電圧は、ゲートトランジスタS<0>〜S<6>が全部オフしている時、VPGM_MINを出力し、ゲートトランジスタS<0>〜S<6>が全部オンしている時は設定可能な最大電圧(VPGM_MAX)を出力する。
R−2Rラダー抵抗ネットワーク150内の比較電圧検出ノードVMONの電位と、ボルテージフォロワ出力ノードVLIMの電位は、比較電圧検出ノードVMONを入力とするVMON入力差動増幅器104及びボルテージフォロワ出力ノードVLIMを入力とするVLIM入力差動増幅器105により、基準電圧VREFと等しくなるように制御される。
理想的には、これら差動増幅器104、105の各動作によりノードVRDの電位及び抵抗RD<1>、RD<2>に流れ込む電流の総和は設定電圧によらず一定となる。ゲートトランジスタS<0>〜S<6>、反転入力ゲートトランジスタSn<0>〜Sn<6>、ゲートトランジスタRBSEL<1>、<2>、RDSEL<1>、<2>の選択により設定電圧の切り換えを行うことにより電圧ステップアップを設定することが可能となる。
しかしながら、プロセスのばらつき等のために、これらVMON入力差動増幅器104及びVLIM入力差動増幅器105の反転入力端子と非反転入力端子との間にオフセット電圧が生じ、どちらか一方の差動増幅器であってもVREF電位と異なる電圧で安定動作する場合がある。そして、VMON入力差動増幅器104のオフセット電圧とVLIM入力差動増幅器105のオフセット電圧が異なると、電圧ステップアップの幅が一定でなくなる。つまり、VMON入力差動増幅器104の反転入力端子にドレイン端子が接続されたゲートトランジスタS<0>〜S<6>と、VLIM入力差動増幅器105の反転入力端子にドレイン端子が接続された反転入力ゲートトランジスタSn<0>〜Sn<6>との切り換えを行うと、VMON入力差動増幅器104とVLIM入力差動増幅器105のオフセット電圧の差により、ゲートトランジスタS<0>〜S<6>のドレイン端子の電位と反転入力ゲートトランジスタSn<0>〜Sn<6>のドレイン端子の電位とが異なることなる。これにより、VMON側とVLIM側から流れ込む電流量が変化するために、抵抗RD<1>、RD<2>に流れる電流量も変化してしまう。そうすると、ノードVRDの電圧も変化する。このため、一定の電圧ステップアップ幅を得ることができない。
また、抵抗素子の抵抗値にバラツキがあった場合の誤差も考慮に入れなければならない。
以下に示す本発明の実施形態1は、電圧ステップ幅を一定にして、精度の高い電圧発生回路を提供するものである。対となる差動増幅器を必要とせず、バイナリーコードあるいはバイナリーコードと温度計コードの組み合わせの電流加算型のD/Aコンバータを使用する。差動増幅器の対をなくすことにより差動増幅器間のオフセット電圧の差という問題そのものをなくし、高精度な一定の電圧ステップ幅で電圧を増加させる電圧発生回路を提供することができる。また、複数のビットからなる電圧設定データの下位ビットにはバイナリーコードを使用し、上位ビットには温度計コードを使用して対応する抵抗素子の抵抗値の加算方法をバイナリーコード制御の場合と温度計コード制御の場合とに対応させることで、最上位ビットが切り換わるとき、例えば「01111111」から「10000000」に切り換わるときに個々の抵抗素子の抵抗値のバラツキの影響を最小限度に止めることができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る電圧発生回路の回路図を図1に示す。図1に示す本発明の第1の実施形態に係る電圧発生回路は、1つの差動増幅器104と、基準電圧VREFAと、昇圧回路102と、昇圧制御回路101と、出力ノード103と、比較電圧検出ノードVMONと、帰還抵抗素子RLと、電圧設定回路160と、最小電圧設定回路170とを有する。電圧設定回路160は、バイナリー電流加算型の電圧設定回路(リミッター回路)を使用している。
最小電圧設定回路170の抵抗RBは、出力ノード103から出力可能なVPGM最小電圧VPGM_MINを決めている。このVPGM_MINは、下記式(5)で表される。
VPGM_MIN=VREFA×(1+RL/RB) ・・・(5)
次に、出力ノード103から出力されるVPGM電圧のステップアップ電圧幅について説明する。電圧設定回路160は、基準電圧VREFAと同電圧の電源から流れる電流を抵抗素子の選択により制御し、帰還抵抗素子RLの電圧降下を制御することにより出力ノード103のVPGM電圧値を設定している。従って、VPGM電圧のステップ電圧幅を変更するには、VREFAの電位を変更すればよい。
図2は、差動増幅器104の非反転入力端子に入力される基準電圧VREFAを発生する基準電圧発生回路の概略構成を示した図である。図2に示す基準電圧発生回路は、ボルテージフォロワとして使用する差動増幅器201と、その基準電圧となるVREFINと、差動増幅器201の出力に接続されたPチャンネルMOSトランジスタ202と、抵抗素子R1〜R5と、基準電圧VREFAを出力する出力ノード203とから構成される。
基準電圧発生回路は、基準電圧VREFINを分圧して出力ノード203から出力する基準電圧VREFAの電位を設定する。基準電圧発生回路は、抵抗素子R1〜R5を選択して抵抗値を変えることで、様々なステップ電圧幅(0.15Vや0.2V等々)が設定できる。このVPGMのステップ電圧幅Vstepは、下記式(6)で表される。
Vstep=VREFA×RL/64R ・・・(6)
基準電圧となるVREFINを1.2Vとし、抵抗素子を上からR1=30KΩ、R2=18KΩ、R3=6.5455KΩ、R4=8.6124KΩ、R5=11.842KΩとし、選択制御するゲートトランジスタRDSEL<0>〜<3>とすると、以下のような組み合わせで、出力ノード203から出力される基準電圧VREFAを設定することができる。
RDSEL<0>がオンのときは、VREFA=0.45V、Vstep=0.125Vとなる。RDSEL<1>がオンのときは、VREFA=0.54V、Vstep=0.150Vとなる。RDSEL<2>がオンのときは、VREFA=0.63V、Vstep=0.175Vとなる。RDSEL<3>がオンのときは、VREFA=0.72V、Vstep=0.200Vとなる。
図1の電圧設定回路(バイナリー電流加算部)160は、バイナリーデータに対応して電流が等間隔で段階的に変化(ステップアップ)するように抵抗素子を配列している。抵抗素子を並列に、基準となる抵抗値から順に前の抵抗値の1/2になるように配列して接続することにより、図1の電圧設定回路(バイナリー電流加算部)160は、バイナリーデータのカウントアップに対応して電流が増加する。従って、バイナリーデータをゲートトランジスタS<0>〜S<6>のゲートに入力して選択制御することにより、出力ノード103のVPGM電圧の電圧ステップアップが可能となる。
図1に示した本発明の第1の実施形態では7bitすなわち128stepの電圧切り換えが可能であり、出力ノード103のVPGM電圧は、下記式(7)で表される。
VPGM=VPGM_MIN+Vstep×(64×S<6>+32×S<5>+16×S<4>+8×S<3>+4×S<2>+2S<1>+S<0>) ・・・(7)
上記式(7)でゲートトランジスタS<0>〜S<6>には、「1」または「0」の値が入る。ゲートトランジスタS<0>〜S<6>は、オンしている時が「1」、オフしている時が「0」となる。ゲートトランジスタS<0>〜S<6>が全部オフしている時にVPGM_MINを出力し、ゲートトランジスタS<0>〜S<6>が全部オンしている時にVPGM_MAXを出力する。
バイナリーデータの加算に対応して電流を増加させるための抵抗素子の選択には、レイアウト的に同じ大きさの抵抗単位を順に1/2倍ずつ並べていく方法をとることで、ある程度まで精度が確保される。
従来の半導体記憶装置などに使用するプログラム電圧発生回路は、対となる2つの差動増幅器を使用していたために、電圧設定回路に2つの電源を有していた。そしてこの2つの差動増幅器のオフセット電圧が異なると、本来同じであるべき電圧設定回路の2つの電源電圧が異なるため、電圧ステップアップの幅が一定とならない問題があった。
本発明の第1の実施形態によれば、差動増幅器の対をなくすことにより差動増幅器間のオフセットという問題そのものをなくし、高精度な一定の電圧ステップ幅で電圧を増加させる電圧発生回路を提供することができる。
(第2の実施形態)
しかしながら、本発明の第1の実施形態に示す単純なバイナリー電流加算型の電圧設定回路では、電圧切り換えのビット数が多くなると電流調整として作用する抵抗素子にバラツキがあった場合に、所望の電流調整ができず、VPGM電圧のステップ電圧精度に問題が生じる可能性ある。
図3は、5ビットの電圧設定データに関して、(01111)から(10000)に切り換わるMSB(Most Significant Bit)の切換えがあった場合の電流の変化を示した図である。図3に示すように電圧設定データのビットが(01111)から(1000)と切り換わると、電流的に15/32から16/32(1/2)と変化する。電流の増加量としては1/32である。しかし、今まで選択されていた抵抗列は全て非選択となり、今まで選択されていなかった抵抗列が1列だけ新たに選択されるため、全く異なる抵抗列が一挙に切り換わることになる。図4(a)及び図4(b)は、5ビットの電圧設定データに対応する電圧設定回路を含む電圧発生回路を示した図である。MSBの切換え時において、電流の増加量としては、15/32から16/32(1/2)というように1/32の増加量である。しかし、図4(a)に示すように今まで選択されていたS<0>〜S<3>の抵抗列は全て非選択となり、今まで選択されていなかったS<4>の抵抗列が新たに選択されるため、全く異なる抵抗列が一挙に切り換わることを示している。
いずれかの抵抗列の抵抗素子の抵抗値に誤差がある場合には、MSBの切換え時に、この抵抗値の誤差の影響を最も受けやすくなる。そうすると、正確な所望の設定電圧を得ることができない。この問題は電圧設定回路の設定電圧のステップ数を増やしてビット数が増えた時の上位ビットにおいて顕著になる。
本発明の第2の実施形態に係る電圧発生回路の回路図を図5に示す。図5に示した本発明の第2の実施形態に係る電圧発生回路は、バイナリーコードに温度計コード(サーモコード)を組み合わせた電流加算型リミッターである。前記したMSBの切換え時において、抵抗素子の抵抗値の誤差の影響を受けて正確に所望の設定電圧を得ることができない、という問題を解決する実施形態として本発明者が考案したものである。
図6はバイナリーコードと温度計コードとの対応関係を示す図である。温度計コードとは、2進数で表す「1」のビットの数がそのまま表現する数字となるデータコードのことである。例えば、10進数「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」を、バイナリーデータで表すときは、3ビットで表し、順に「000」、「001」、「010」、「011」、「100」、「101」、「111」となる。これを温度計コードで表すときとは、7ビットで表し、順に「0000000」、「0000001」、「0000011」、「0000111」、「0001111」、「0011111」、「0111111」、「1111111」となる。
図5に示した本発明の第2の実施形態に係る電圧発生回路は、本発明の第1の実施形態と同様に、1つの差動増幅器104と、基準電圧VREFAと、昇圧回路101と、昇圧制御回路102と、出力ノード103と、比較電圧検出ノードVMONと、帰還抵抗素子RLと、最小電圧設定回路170とを備える。本発明の第1の実施形態と異なる点は、電圧設定回路が第1の電圧設定回路161と第2の電圧設定回路162との2つの種類から構成されている点である。
第1の電圧設定回路161は、バイナリーコードにより選択制御され、第2の電圧設定回路162は、温度計コードにより選択制御される。それほど精度を要求されない(抵抗がばらついても影響を受けにくい)下位ビットにはバイナリーコードを使用し、精度が必要となる(抵抗ばらつきの影響を受け易い)上位ビットには温度計コードを使用することで抵抗バラツキに対する耐性を強くしている。
図1に示した本発明の第1の実施形態に係る電圧発生回路を構成する7ビットのバイナリーコードの電圧設定回路では上位の最上位ビットのゲートトランジスタS<6>によって選択される抵抗Rには1/64の誤差しか許されなかった。これに対し、図5に示した本発明の第2の実施形態に係る電圧発生回路を構成する電圧発生回路では上位3ビットを温度計コードにしている為、ゲートトランジスタT<1>〜T<7>によって選択される抵抗素子4Rには1/16相当の誤差が許容される。
本発明の第1の実施形態と同様に出力ノード103から出力可能なVPGMの最小電圧VPGM_MINは、下記式(8)で表される。
VPGM_MIN=VREFA×(1+RL/RB ) ・・・(8)
本発明の第1の実施形態と同様にVPGMのステップアップ電圧幅はVREFAの電位を変化させることで決めており、VPGMのステップアップ電圧幅は、下記式(9)で表される。
Vstep= VREFA×RL/64R ・・・(9)
本発明の第1の実施形態の出力電圧とは異なり、図5に示した本発明の第2の実施形態の出力ノード103のVPGM電圧は、下記式(10)で表される。
VPGM=VPGM_MIN+Vstep×[16×(T<7>+T<6>+T<5>+T<4>+T<3>+T<2>+T<1>)8×S<3>+4×S<2>+2×S<1>+S<0>] ・・・(10)
S<0>〜S<3>は、バイナリーコード部のゲートトランジスタである。T<0>〜T<7>は、温度計コード部のゲートトランジスタである。ゲートトランジスタS<0>〜S<3>及びゲートトランジスタT<0>〜T<7>はいずれも、オンしている時が「1」、オフしている時が「0」となる。ゲートトランジスタS<0>〜S<3>及びゲートトランジスタT<0>〜T<7>が全部オフしている時にVPGM_MINを出力し、ゲートトランジスタS<0>〜S<3>及びゲートトランジスタT<0>〜T<7>が全部オンしている時にVPGM_MAXを出力する。
上記したように本発明の第2の実施形態は、対となる差動増幅器を必要とせず、バイナリーコードあるいはバイナリーコードと温度計コードの組み合わせの電流加算型のD/Aコンバータを使用する。このような本発明の第2の実施形態によれば、差動増幅器の対をなくすことにより差動増幅器間のオフセットという問題そのものをなくし、高精度な一定の電圧ステップ幅で電圧を増加させる電圧発生回路を提供することができる。また、本発明の第2の実施形態によれば、複数のビットからなる電圧設定データの下位ビットにはバイナリーコードを使用し、上位ビットには温度計コードを使用して対応する抵抗素子の抵抗値の加算方法をバイナリーコード制御の場合と温度計コード制御の場合とにそれぞれ対応させることによって、最上位ビット(MSB)が切り換わるときに、個々の抵抗素子の抵抗値のバラツキの影響を最小限度に止めることができる。
(第3の実施形態)
しかしながら、上記第1の実施形態に示すバイナリーコードの組み合わせの電流加算型の電圧設定回路では、電流加算部に複数の抵抗素子を用いており、プロセスばらつきによる局所的な抵抗値の飛び(抵抗素子の抵抗値が許容範囲から外れること)等によって、例えば、上記図1に示したバイナリーコードの抵抗素子Rの抵抗値が本来の値(設計値)からのずれが生じると、本来は一定であるべき加算電流値ひいてはステップアップ電圧にも飛びが発生する可能性があり、この点で改良が可能である。本第3の実施形態では、半導体記憶装置で知られている不良セルを置き換えるリダンダンシー置き換え方法を利用して、異常な抵抗値を示す抵抗素子を正常な抵抗値の抵抗素子で置き換えるリダンダンシー回路を設けることを特徴とする。
本第3の実施形態に係る電圧発生回路と、電圧発生回路の動作をテストするテスト機との接続関係を図8に示す。電圧発生回路300は、出力ノード103にスイッチSW1,SW2を並列に接続し、このスイッチSW2に接続されるパッドを介してテスト機(図示せず)が接続されている。また、出力ノード103は、スイッチSW1を介して電圧発生回路300を利用するチップ内の内部回路(図示せず)に接続されている。
テスト機は、電圧発生回路300が内蔵する電圧設定回路(バイナリー電流加算部)を構成する複数のラダー抵抗を切り替えて、出力される電流をモニターし、その電流測定結果に基づいて抵抗値が許容範囲から外れたラダー抵抗を特定し、その特定したラダー抵抗を後述するリダンダンシー回路内の抵抗で置き換える等のテスト処理(図10参照)を実行する装置(テスター)である。なお、テスト機400は、テスト処理プログラムを実行するCPU(図示せず)やテスト処理プログラムを格納するRAM(図示せず)等を内蔵するものとする。また、テスト機は、上記スイッチSW1,SW2を制御するとともに、電圧発生回路300内の昇圧回路102の動作、及び電圧設定回路160内のラダー抵抗毎に設けられたゲートトランジスタを個別に制御する機能を有する。
電圧発生回路300の回路図を図9に示す。図9に示した本発明の第3の実施形態に係る電圧発生回路300は、バイナリーコードを組み合わせた電流加算型リミッターである。前記したMSB(Most Significant Bit)の切換え時において、抵抗素子の抵抗値の誤差の影響を受けて正確に所望の設定電圧を得ることができない場合に、その抵抗素子をリダンダンシー回路320内の抵抗素子で置き換える実施形態として本発明者が考案したものである。なお、図9に示す電圧発生回路300において、上記図1に示した電圧発生回路と同一の構成部分には同一符号を付して、その構成説明を省略する。
図9に示す本第3の実施形態に係る電圧発生回路300は、1つの差動増幅器104と、電圧昇圧回路102と、昇圧制御回路101と、リミッター回路310から構成される。リミッター回路310は、1つの差動増幅器104と、最小電圧設定回路170と、リダンダンシー回路320と、電圧設定回路160とを備える。電圧発生回路300は、バイナリー電流加算型の電圧設定回路160を使用している。
リダンダンシー回路320は、テスト機400により電圧設定回路160内の上位ビットRの抵抗値が基準抵抗値の許容範囲から外れる誤差が検出された場合に、テスト機400からの指示によりリダンダンシー抵抗Rに置き換える回路である。
また、図9に示す(Rom)Fuse501及び抵抗リダンダンシー置き換え回路502は、電圧発生回路300とともにチップ内に内蔵される回路である。
(Rom)Fuse501は、上記テスト機400によるテスト結果により電圧設定回路160内の上位ビットRの置き換えがリダンダンシー回路310により行われた場合に、電圧設定回路160内の最上位ビットのラダー抵抗Rと、リダンダンシー回路320内のリダンダンシー抵抗Rとを対応付けた置き換え情報を記憶するROM等から構成されるメモリである。(Rom)Fuse501は、チップが起動されたときに、記憶する置き換え情報を抵抗リダンダンシー置き換え回路502に出力する。
抵抗リダンダンシー置き換え回路502は、(Rom)Fuse501から出力された置き換え情報に基づいて、電圧設定回路160内のゲートトランジスタS<6>をOFFし、リダンダンシー回路320内のゲートトランジスタRT<1>をONして、電圧設定回路160内の最上位ビットのラダー抵抗Rをリダンダンシー回路320内のリダンダンシー抵抗Rで置き換える置き換え処理を実行する。
次に、テスト機において実行されるテスト処理について、図10に示すフローチャートを参照して説明する。
図10において、まず、テスト機は、電圧設定回路160内の昇圧回路102(VPGM Pump)の動作を停止し、スイッチSW2をONして外部パッドから出力ノード103に電圧を印加する(ステップS101)。次いで、テスト機は、電圧設定回路160内のゲートトランジスタS<0>〜S<6>及びリダンダンシー回路320内のゲートトランジスタRT<1>を全てOFFにする(ステップS102)。
次いで、テスト機400は、ゲートトランジスタS<6>のみをONし、そのゲートトランジスタS<6>に接続された最上位ビットのラダー抵抗Rの出力パッドから流れる電流をモニターする(ステップS103)。なお、テスト機は、モニターした電流値を最上位ビットのラダー抵抗Rに対応付けて内蔵RAMに保存する。
次いで、テスト機は、ゲートトランジスタRT<1>のみをONし、そのゲートトランジスタRT<1>に接続されたリダンダンシー抵抗Rの出力パッドに流れる電流をモニターし、モニターした電流値をリダンダンシー抵抗Rと対応付けて内蔵RAMに保存する(ステップS104)。
次いで、テスト機は、上記ステップS103、ステップS104による最上位ビットのラダー抵抗Rの電流値及びリダンダンシー抵抗Rの電流値の測定結果に基づいて、最上位ビットのラダー抵抗R及びリダンダンシー抵抗Rのうち抵抗値がターゲット値(期待値)から外れた抵抗素子を特定する(ステップS105)。
次いで、テスト機400は、ステップS105で特定した抵抗素子がリダンダンシー抵抗Rか否かを判別する(ステップS106)。特定した抵抗素子がリダンダンシー抵抗Rである場合は(ステップS106:YES)、ステップS107に移行する。また、特定した抵抗素子がリダンダンシー抵抗Rでなく、最上位ビットのラダー抵抗Rの場合は(ステップS106:NO)、ステップS108に移行する。
ステップS107において、テスト機は、特定した抵抗素子がリダンダンシー抵抗Rであるため、抵抗の置き換えは行わず、本テスト処理を終了する。
また、ステップS108において、テスト機は、特定した最上位ビットのラダー抵抗Rと、このラダー抵抗Rを置き換えるリダンダンシー抵抗Rとの置き換え情報をチップ内に送り、チップ内のプログラムを起動してこのプログラム動作により置き換え情報を(Rom)Fuse501に記憶させて、本テスト処理を終了する。
本第3の実施形態の場合は、リダンダンシー回路320内にリダンダンシー抵抗Rを接続し、電圧設定回路160内の最上位ビットのラダー抵抗Rを置き換えるようにした。このため、上記テスト処理において抵抗値が期待値から外れた抵抗素子として最上位ビットのラダー抵抗Rが特定された場合に、リダンダンシー抵抗Rで置き換えることを示す置き換え情報が(Rom)Fuse501に記憶される。
以上のテスト機によるテスト処理により(Rom)Fuse501に置き換え情報が記憶された後、電圧発生回路300が搭載されたチップが起動されると、電圧発生回路300では、(Rom)Fuse501から上記置き換え情報が抵抗リダンダンシー置き換え回路502に出力される。そして、最上位ビット(MSB)のラダー抵抗Rに関わる電圧設定指示が入力された場合、抵抗リダンダンシー置き換え回路502によって、リダンダンシー回路320内のゲートトランジスタRT<1>がONされて、電圧設定回路160内のゲートトランジスタS<6>がOFFされる。そして、リダンダンシー回路320内のリダンダンシー抵抗Rを用いて指定された電圧に対応するVPGM電圧が出力ノード103から出力されることになる。
以上のように、本第3の実施形態の電圧発生回路300では、電圧発生回路300内の最上位ビットのラダー抵抗Rを置き換えるリダンダンシー抵抗Rを備えたリダンダンシー回路320を設けた。テスト処理において、期待値から外れた異常な抵抗値の最上位ビットのラダー抵抗Rが特定された場合に、そのラダー抵抗Rとリダンダンシー抵抗Rとの置き換え情報を(Rom)Fuse501に記憶するようにした。そして、電圧発生回路300が搭載されたチップの起動時に、(Rom)Fuse501に記憶した置き換え情報により最上位ビットのラダー抵抗Rをリダンダンシー抵抗Rで置き換えるようにした。このため、電圧発生回路300において、ラダー抵抗の抵抗値誤差の影響を最も受けやすい最上位ビット(MSB)のラダー抵抗Rをリダンダンシー抵抗Rで置き換えることを可能にした。
従って、チップをテストする段階で異常な抵抗素子を正常な抵抗素子に置き換えて出荷することが可能になり、プロセスのバラツキにも強い高精度のプログラム電圧ステップアップを実現することが可能になる。従って、上記電圧発生回路をフラッシュメモリ装置に適用することにより、プログラム時のメモリセルの閾値分布の制御が容易になり、プログラムスピードの高速化やチップの歩留まりの向上が期待できる。特に、8値や16値のセルのフラッシュメモリ装置においては、非常に高精度の電圧ステップアップが必要であり、本第3の実施形態の電圧発生回路技術は有用であると考えられる。
(第4の実施形態)
しかしながら、上記第2の実施形態に示すバイナリーコードと温度計コードの組み合わせの電流加算型の電圧設定回路では、電流加算部に複数の抵抗素子を用いており、プロセスばらつきによる局所的な抵抗値の飛び(抵抗素子の抵抗値が許容範囲から外れること)等によって、例えば、上記図5に示した温度計コードの抵抗素子4Rの抵抗値が本来の値(設計値)からのずれが生じると、本来は一定であるべき加算電流値ひいてはステップアップ電圧にも飛びが発生する可能性があり、この点で改良が可能である。本第4の実施形態では、半導体記憶装置で知られている不良セルを置き換えるリダンダンシー置き換え方法を利用して、異常な抵抗値を示す抵抗を正常な抵抗素子で置き換えるリダンダンシー回路を設けることを特徴とする。
電圧発生回路の回路図を図11に示す。図11に示した本第4の実施形態に係る電圧発生回路600は、温度計コードとバイナリーコードを組み合わせた電流加算型リミッターである。前記したMSB(Most Significant Bit)の切換え時において、抵抗素子の抵抗値の誤差の影響を受けて正確に所望の設定電圧を得ることができない場合に、その抵抗素子をリダンダンシー回路620内の抵抗素子で置き換える実施形態として本発明者が考案したものである。なお、図11に示す電圧発生回路600において、上記図5に示した電圧発生回路と同一の構成部分には同一符号を付して、その構成説明を省略する。
図11に示す本第4の実施形態に係る電圧発生回路600は、1つの差動増幅器104と、昇圧回路102と、昇圧制御回路101と、リミッター回路610から構成される。リミッター回路610は、1つの差動増幅器104と、最小電圧設定回路170と、リダンダンシー回路620と、バイナリーコード部161と、温度計コード部162とを備える。電圧発生回路600は、バイナリーコード及び温度計コードによる電流加算型の電圧設定回路を使用している。
リダンダンシー回路620は、ゲートトランジスタRT<1>及びリダンダンシー抵抗4Rから構成される。リダンダンシー回路620は、上記テスト機により温度計コード部162内の3つのラダー抵抗4Rのうち、あるラダー抵抗4Rの抵抗値に異常が検出された場合に、外部のホスト装置(図示せず)からの指示によりリダンダンシー抵抗4Rに置き換える回路である。
また、図11に示す(Rom)Fuse501及び抵抗リダンダンシー置き換え回路502は、電圧発生回路600とともにチップ内に内蔵される回路である。
(Rom)Fuse501は、上記テスト機400によるテスト結果により電圧設定回路160内の温度計コード部162の3つのラダー抵抗4Rのうち1つのラダー抵抗4Rの置き換えがリダンダンシー回路620により行われた場合に、そのラダー抵抗4Rと、リダンダンシー回路620内のリダンダンシー抵抗4Rとを対応付ける置き換え情報を記憶するROM等から構成されるメモリである。(Rom)Fuse501は、チップが起動されたときに、記憶する置き換え情報を抵抗リダンダンシー置き換え回路502に出力する。
抵抗リダンダンシー置き換え回路502は、図12に示すように、同図(a)のテスト用切替回路502Aと、同図(b)の抵抗置き換え回路502Bを有する。テスト用切替回路502Aは、上記テスト機がテストを行う際に、温度計コード部162内の3つのラダー抵抗4Rを順次切り替える。抵抗置き換え回路502Bは、テストの結果、温度計コード162内の3つのラダー抵抗4Rのうつ1つを、リダンダンシー回路620内のリダンダンシー抵抗4Rに置き換える際のゲートトランジスタの切り替えを行う。なお、同図(c)は、テスト用切替回路502A及び抵抗置き換え回路502Bにおいて用いられるスイッチ(Switch)の回路構成例を示す図である。抵抗置き換え回路502Bにおいて、テスト等で、リダンダンシー回路620にアクセスする場合は、preRT<1>に「1」を入力する。また、(Rom)Fuse501に置き換え情報が記憶されていない場合は、テスト用切替回路502A及び抵抗置き換え回路502Bに入力するSW<n>(n=1〜3)に「0」を入力する。置き換え情報が記憶されている場合は、テスト用切替回路502A及び抵抗置き換え回路502Bに入力する置き換え対象部のSW<n>(n=1〜3)に「1」を入力する。
次に、図11の電圧発生回路600に、上記図8に示したテスト機を接続する場合の構成について、図13を参照して説明する。
図13に示すように、出力ノード103には、スイッチSW1,SW2が並列に接続され、このスイッチSW2に接続されるパッドを介して外部のテスト機(図示せず)が接続され、スイッチSW1を介して電圧発生回路600を利用するチップ内の内部回路(図示せず)が接続されている。
次に、テスト機において実行されるテスト処理について、図14に示すフローチャートを参照して説明する。
図14において、まず、テスト機は、昇圧回路102(VPGM Pump)の動作を停止し、スイッチSW2をONして外部パッドから出力ノード103に電圧を印加する(ステップS201)。次いで、テスト機400は、電圧設定回路160内のバイナリーコード部161のゲートトランジスタS<0>〜S<3>を全てOFFにする(ステップS202)。
次いで、テスト機は、温度計コード部162のゲートトランジスタT<1>〜T<3>を1つずつ選択するためのパラメータTn(n=N−1)(但し、N:2〜4、Nmax=4)を用いて、上記抵抗リダンダンシー置き換え回路502内のテスト用切替回路502AによりゲートトランジスタT<1>をONする。そして、そのゲートトランジスタT<1>に接続されたラダー抵抗4Rの出力パッドから流れる電流をモニターする(ステップS203)。なお、テスト機は、モニターした電流値をラダー抵抗毎に内蔵RAMに保存する。
次いで、テスト機は、次のゲートトランジスタを選択するため、Nに1を加算して(ステップS204)、その加算結果が最大値(Nmax=4)より大きくなったかを判別(N>Nmax)する(ステップS205)。加算結果が最大値以下の場合は(ステップS205:NO)、ステップS203に戻り、上記ステップS203,S204の処理を繰り返す。また、加算結果が最大値より大きい場合は(ステップS205:YES)、ステップS206に移行する。このように、ステップS203〜ステップS205の処理を繰り返し実行することにより、温度計コード部162内の全てのラダー抵抗4Rの電流値のモニターが終了する。
次いで、テスト機は、ゲートトランジスタRT<1>のみをONし、そのゲートトランジスタRT<1>に接続されたリダンダンシー抵抗4Rの出力パッドに流れる電流をモニターし、モニターした電流値をリダンダンシー抵抗4Rと対応付けて内蔵RAMに保存する(ステップS206)。
次いで、テスト機は、上記ステップS203〜ステップS206による温度計コード部162内の全てのラダー抵抗4Rの電流値及びリダンダンシー抵抗4Rの電流値の測定結果に基づいて、各ラダー抵抗4R及びリダンダンシー抵抗4Rの各抵抗値の平均値から最も抵抗値が外れた抵抗素子を特定する。或いは、電流値の測定結果に基づいて、各ラダー抵抗4R及びリダンダンシー抵抗4Rのうち最も抵抗値の低い抵抗素子を特定する(ステップS207)。
次いで、テスト機は、ステップS207で特定した抵抗素子がリダンダンシー抵抗4Rか否かを判別する(ステップS208)。特定した抵抗素子がリダンダンシー抵抗4Rである場合は(ステップS208:YES)、ステップS209に移行する。また、特定した抵抗素子がリダンダンシー抵抗4Rでない場合は(ステップS208:NO)、ステップS210に移行する。
ステップS209において、テスト機は、特定した抵抗素子がリダンダンシー抵抗4Rであるため、抵抗の置き換えは行わず、本テスト処理を終了する。
また、ステップS210において、テスト機は、特定したラダー抵抗4Rと、このラダー抵抗を置き換えるリダンダンシー抵抗4Rとの置き換え情報をチップ内に送り、チップ内のプログラムを起動してこのプログラム動作により置き換え情報を(Rom)Fuse501に記憶させて、本テスト処理を終了する。
以上のテスト機によるテスト処理により(Rom)Fuse501に置き換え情報が記憶された後、電圧発生回路600が搭載されたチップが起動されると、電圧発生回路600では、(Rom)Fuse501から上記置き換え情報が抵抗リダンダンシー置き換え回路502に出力される。そして、温度計コード部162内の最上位ビット(MSB)のラダー抵抗4Rに関わる電圧設定指示が入力された場合、抵抗リダンダンシー置き換え回路502によって、リダンダンシー回路620内のゲートトランジスタRT<1>がONされて、温度計コード部162内の置き換えられるべきn番目のゲートトランジスタT<n>がOFFされる。そして、リダンダンシー回路620内のリダンダンシー抵抗4Rを用いて指定された電圧に対応するVPGM電圧が出力ノード103から出力されることになる。
以上のように、本第4の実施形態の電圧発生回路600では、電圧発生回路600内の温度計コード部162内の最上位ビットのラダー抵抗4Rを置き換えるリダンダンシー抵抗4Rを備えたリダンダンシー回路620を設けた。テスト処理において、異常な抵抗値のラダー抵抗4Rが特定された場合に、そのラダー抵抗4Rとリダンダンシー抵抗4Rの置き換え情報を(Rom)Fuse501に記憶するようにした。そして、電圧発生回路600が搭載されたチップの起動時に、(Rom)Fuse501に記憶したお着替え情報によりラダー抵抗4Rをリダンダンシー抵抗4Rで置き換えるようにした。このため、電圧発生回路600において、温度計コード部162内の抵抗値誤差の影響を最も受けやすい最上位ビット(MSB)のラダー抵抗4Rをリダンダンシー抵抗4Rで置き換えることを可能にした。
従って、チップをテストする段階で異常な抵抗素子を正常な抵抗素子に置き換えて出荷することが可能になり、プロセスのバラツキにも強く、より高精度のプログラム電圧ステップアップを実現することが可能になる。従って、上記電圧発生回路をフラッシュメモリ装置に適用することにより、プログラム時のメモリセルの閾値分布の制御が容易になり、プログラムスピードの高速化やチップの歩留まりの向上が期待できる。特に、8値や16値のセルのフラッシュメモリ装置においては、非常に高精度の電圧ステップアップが必要であり、本第4の実施形態の電圧発生回路技術は有用であると考えられる。
(第5の実施形態)
上記第4の実施形態に示すバイナリーコードと温度計コードの組み合わせの電流加算型の電圧設定回路では、半導体記憶装置で知られている不良セルを置き換えるリダンダンシー置き換え方法を利用して、温度計コード部内の異常な抵抗値を示すラダー抵抗を正常な抵抗素子で置き換えるリダンダンシー回路を設けた場合を示したが、本第5の実施形態では、更に、バイナリーコード部内の異常な抵抗値を示すラダー抵抗を置き換える抵抗素子をリダンダンシー回路内に更に設けることを特徴とする。
電圧発生回路の回路図を図15に示す。図15に示した本第5の実施形態に係る電圧発生回路700は、温度計コードとバイナリーコードを組み合わせた電流加算型リミッターである。前記したMSB(Most Significant Bit)の切換え時において、抵抗素子の抵抗値の誤差の影響を受けて正確に所望の設定電圧を得ることができない場合に、その抵抗素子をリダンダンシー回路720内の抵抗素子で置き換える実施形態として本発明者が考案したものである。なお、図15に示す電圧発生回路700において、上記図5に示した電圧発生回路と同一の構成部分には同一符号を付して、その構成説明を省略する。
図15に示す本第5の実施形態に係る電圧発生回路700は、1つの差動増幅器104と、昇圧回路102と、昇圧制御回路101と、リミッター回路710から構成される。リミッター回路710は、1つの差動増幅器104と、最小電圧設定回路170と、リダンダンシー回路720と、バイナリーコード部161と、温度計コード部162とを備える。電圧発生回路700は、バイナリーコード及び温度計コードによる電流加算型の電圧設定回路を使用している。
リダンダンシー回路720は、ゲートトランジスタRT<1>(第2のゲートトランジスタ),RS<1>(第1のゲートトランジスタ)及びリダンダンシー抵抗4R,8Rから構成される。リダンダンシー回路720は、上記テスト機により温度計コード部162内の3つのラダー抵抗4Rのうち、あるラダー抵抗4Rの抵抗値に異常が検出された場合に、外部のホスト装置(図示せず)からの指示によりリダンダンシー抵抗4R(第2の抵抗素子)に置き換える回路である。また、リダンダンシー回路720は、上記テスト機によりバイナリーコード部161内の4つのラダー抵抗のうち、ラダー抵抗8Rの抵抗値に異常が検出された場合に、外部のホスト装置(図示せず)からの指示によりリダンダンシー抵抗8R(第1の抵抗素子)に置き換える回路である
また、図15に示す(Rom)Fuse501及び抵抗リダンダンシー置き換え回路502は、電圧発生回路700とともにチップ内に内蔵される回路である。
(Rom)Fuse501は、上記テスト機によるテスト結果により電圧設定回路160の温度計コード部162内の1つのラダー抵抗4R、及びバイナリーコード部161内の1つのラダー抵抗8Rの置き換えがリダンダンシー回路720により行われた場合に、そのラダー抵抗4R,8Rと、リダンダンシー回路720内のリダンダンシー抵抗4R,8Rと、を対応付ける置き換え情報(第2の置き換え情報、第1の置き換え情報)を記憶するROM等から構成されるメモリである。(Rom)Fuse501は、チップが起動されたときに、記憶する置き換え情報を抵抗リダンダンシー置き換え回路502に出力する。
なお、図15の電圧発生装置700とテスト機との接続部分の構成は、上記図13に示した構成と同様であるため、図示及び説明は省略する。
次に、テスト機において実行されるテスト処理について、図16に示すフローチャートを参照して説明する。
図16において、まず、テスト機は、電圧発生回路700内の昇圧回路102(VPGM Pump)の動作を停止し、スイッチSW2をONして外部パッドから出力ノード103に電圧を印加する(ステップS301)。次いで、テスト機は、電圧設定回路160内のゲートトランジスタを全てOFFにする(ステップS302)。
次いで、テスト機は、温度計コード部162のゲートトランジスタT<1>〜T<3>を1つずつ選択するためのパラメータTn(n=N−1)(但し、N:2〜4、Nmax=4)を用いて、上記抵抗リダンダンシー置き換え回路502内のテスト用切替回路502AによりゲートトランジスタT<1>をONする。そして、そのゲートトランジスタT<1>に接続されたラダー抵抗4Rの出力パッドから流れる電流をモニターする(ステップS303)。なお、テスト機は、モニターした電流値をラダー抵抗毎に内蔵RAMに保存する。
次いで、テスト機は、次のゲートトランジスタを選択するため、Nに1を加算して(ステップS304)、その加算結果が最大値(Nmax=4)より大きくなったかを判別(N>Nmax)する(ステップS305)。加算結果が最大値以下の場合は(ステップS305:NO)、ステップS303に戻り、上記ステップS303,S304の処理を繰り返す。また、加算結果が最大値より大きい場合は(ステップS305:YES)、ステップS306に移行する。このように、ステップS303〜ステップS305の処理を繰り返し実行することにより、温度計コード部162内の全てのラダー抵抗の電流値のモニターが終了する。
次いで、テスト機は、ゲートトランジスタRT<1>のみをONし、そのゲートトランジスタRT<1>に接続されたリダンダンシー抵抗4Rの出力パッドに流れる電流をモニターし、モニターした電流値をリダンダンシー抵抗4Rと対応付けて内蔵RAMに保存する(ステップS306)。
次いで、テスト機は、上記ステップS303〜ステップS306による温度計コード部162内の全てのラダー抵抗の電流値及びリダンダンシー抵抗4Rの電流値の測定結果に基づいて、各ラダー抵抗及びリダンダンシー抵抗4Rのうち各抵抗値の平均値から最も抵抗値が外れた抵抗素子を特定する。また、電流値の測定結果に基づいて、各ラダー抵抗及びリダンダンシー抵抗4Rのうち最も抵抗値の低い抵抗素子を特定する(ステップS307)。
次いで、テスト機は、電圧設定回路160内のゲートトランジスタを全てOFFにする(ステップS308)。
次いで、テスト機は、バイナリーコード部161のゲートトランジスタS<3>のみをONして、そのゲートトランジスタS<3>に接続されたラダー抵抗8Rの出力パッドから流れる電流をモニターする(ステップS309)。なお、テスト機は、モニターした電流値をラダー抵抗8Rと対応付けて内蔵RAMに保存する。
次いで、テスト機は、ゲートトランジスタRS<1>のみをONし、そのゲートトランジスタRS<1>に接続されたリダンダンシー抵抗8Rの出力パッドに流れる電流をモニターし、モニターした電流値をリダンダンシー抵抗8Rと対応付けて内蔵RAMに保存する(ステップS310)。
次いで、テスト機は、上記ステップS309及びステップS310によるバイナリーコード部161内のラダー抵抗8Rの電流値及びリダンダンシー抵抗8Rの電流値の測定結果に基づいて、ラダー抵抗8R及びリダンダンシー抵抗8Rのうち抵抗値がターゲット値(期待値)から外れた抵抗素子を特定する(ステップS311)。
次いで、テスト機は、上記ステップS307及びステップS311で特定した抵抗素子がリダンダンシー抵抗4R,8Rか否かを判別する(ステップS312)。特定した抵抗素子がリダンダンシー抵抗4R,8Rである場合は(ステップS312:YES)、ステップS313に移行する。また、特定した抵抗素子がリダンダンシー抵抗4R,8Rでない場合は(ステップS312:NO)、ステップS314に移行する。
ステップS315において、テスト機は、特定した抵抗素子がリダンダンシー抵抗4R,8Rであるため、抵抗の置き換えは行わず、本テスト処理を終了する。
また、ステップS314において、テスト機は、特定したラダー抵抗4R,8Rと、このラダー抵抗4R,8Rを置き換えるリダンダンシー抵抗4R,8Rとの置き換え情報をチップ内に送り、チップ内のプログラムを起動してこのプログラム動作により置き換え情報を(Rom)Fuse501に記憶させて、本テスト処理を終了する。
以上のテスト機によるテスト処理により(Rom)Fuse501に置き換え情報が記憶された後、電圧発生回路700が搭載されたチップが起動されると、電圧発生回路700では、(Rom)Fuse501から上記置き換え情報が抵抗リダンダンシー置き換え回路502に出力される。そして、外部のホストCPU等から温度計コード部162内の最上位ビット(MSB)のラダー抵抗4R又はバイナリーコード部161内の最上位ビットのラダー抵抗8Rに関わる電圧設定指示が入力された場合、抵抗リダンダンシー置き換え回路502によって、リダンダンシー回路720内のゲートトランジスタRT<1>又はゲートトランジスタRS<1>がONされて、温度計コード部162内のゲートトランジスタT<n>又はバイナリーコード部161内のゲートトランジスタS<3>がOFFされる。そして、リダンダンシー回路720内のリダンダンシー抵抗4R又は8Rを用いて指定された電圧に対応するVPGM電圧が出力ノード103から出力されることになる。
以上のように、本第5の実施形態の電圧発生回路700では、電圧発生回路700内の温度計コード部162内の最上位ビットのラダー抵抗4R、及びバイナリーコード部161内の最上位ビットのラダー抵抗8Rを置き換えるリダンダンシー抵抗4R,8Rを備えたリダンダンシー回路720を設けた。テスト処理において、異常な抵抗値のラダー抵抗が特定された場合に、そのラダー抵抗4R,8Rとリダンダンシー抵抗4R,8Rの置き換え情報を(Rom)Fuse501に記憶するようにした。そして、電圧発生回路700が搭載されたチップの起動時に、(Rom)Fuse501に記憶した置き換え情報によりラダー抵抗4R,8Rをリダンダンシー抵抗4R,8Rで置き換えるようにした。このため、電圧発生回路700において、温度計コード部162内及びバイナリーコード部161内の一方又は双方で抵抗値誤差の影響を最も受けやすい最上位ビット(MSB)のラダー抵抗4R,8Rをリダンダンシー抵抗4R,8Rで置き換えることを可能にした。
従って、チップをテストする段階で異常な抵抗素子を正常な抵抗素子に置き換えて出荷することが可能になり、プロセスのバラツキにも強く、より高精度のプログラム電圧ステップアップを実現することが可能になる。従って、上記電圧発生回路をフラッシュメモリ装置に適用することにより、プログラム時のメモリセルの閾値分布の制御が容易になり、プログラムスピードの高速化やチップの歩留まりの向上が期待できる。特に、8値や16値のセルのフラッシュメモリ装置においては、非常に高精度の電圧ステップアップが必要であり、本第5の実施形態の電圧発生回路技術は有用であると考えられる。
(第6の実施形態)
上記第5の実施形態に示すバイナリーコードと温度計コードの組み合わせの電流加算型の電圧設定回路では、半導体記憶装置で知られている不良セルを置き換えるリダンダンシー置き換え方法を利用して、温度計コード部内とバイナリーコード部内において異常な抵抗値を示す各ラダー抵抗を個別の正常な抵抗素子で置き換えるリダンダンシー回路を設けた場合を示したが、本第6の実施形態では、温度計コード部内とバイナリーコード部内の異常な抵抗値を示すラダー抵抗を置き換える共通の抵抗素子をリダンダンシー回路内に設けることを特徴とする。
電圧発生回路の回路図を図17に示す。図17に示した本第6の実施形態に係る電圧発生回路800は、温度計コードとバイナリーコードを組み合わせた電流加算型リミッターである。前記したMSB(Most Significant Bit)の切換え時において、抵抗素子の抵抗値の誤差の影響を受けて正確に所望の設定電圧を得ることができない場合に、その抵抗素子をリダンダンシー回路820内の抵抗素子で置き換える実施形態として本発明者が考案したものである。なお、図17に示す電圧発生回路800において、上記図5に示した電圧発生回路と同一の構成部分には同一符号を付して、その構成説明を省略する。
図17に示す本第6の実施形態に係る電圧発生回路800は、1つの差動増幅器104と、昇圧回路102と、昇圧制御回路101と、リミッター回路810から構成される。リミッター回路810は、1つの差動増幅器104と、最小電圧設定回路170と、リダンダンシー回路820と、バイナリーコード部161と、温度計コード部162とを備える。電圧発生回路800は、バイナリーコード及び温度計コードによる電流加算型の電圧設定回路を使用している。
リダンダンシー回路820は、ゲートトランジスタR<1>,R<2>及び2つのリダンダンシー抵抗8Rから構成される。リダンダンシー回路820は、上記テスト機により温度計コード部162内の3つのラダー抵抗4Rのうち、あるラダー抵抗4Rの抵抗値に異常が検出された場合に、外部のホスト装置(図示せず)からの指示によりリダンダンシー抵抗8R(共通の抵抗素子)を2つ用いて置き換える回路である。また、リダンダンシー回路820は、上記テスト機によりバイナリーコード部161内の4つのラダー抵抗のうち、ラダー抵抗8Rの抵抗値に異常が検出された場合に、外部のホスト装置(図示せず)からの指示によりリダンダンシー抵抗8R(共通の抵抗素子)を1つ用いて置き換える回路である。
また、図17に示す(Rom)Fuse501及び抵抗リダンダンシー置き換え回路502は、電圧発生回路800とともにチップ内に内蔵される回路である。
(Rom)Fuse501は、上記テスト機によるテスト結果により温度計コード部162内の1つのラダー抵抗4R、及びバイナリーコード部161内の1つのラダー抵抗8Rの置き換えがリダンダンシー回路820により行われた場合に、そのラダー抵抗4R,8Rと、リダンダンシー回路820内の2つのリダンダンシー抵抗8Rと、を対応付ける置き換え情報(第2の置き換え情報、第1の置き換え情報)を記憶するROM等から構成されるメモリである。(Rom)Fuse501は、チップが起動されたときに、記憶する置き換え情報を抵抗リダンダンシー置き換え回路502に出力する。
なお、図17の電圧発生装置800とテスト機との接続部分の構成は、上記図13に示した構成と同様であるため、図示及び説明は省略する。
次に、テスト機において実行されるテスト処理について、図18に示すフローチャートを参照して説明する。
図18において、まず、テスト機は、電圧発生回路800内の昇圧回路102(VPGM Pump)の動作を停止し、スイッチSW2をONして外部パッドから出力ノード103に電圧を印加する(ステップS401)。次いで、テスト機は、電圧設定回路160内のゲートトランジスタを全てOFFにする(ステップS402)。
次いで、テスト機は、温度計コード部162のゲートトランジスタT<1>〜T<3>を1つずつ選択するためのパラメータTn(n=N−1)(但し、N:2〜4、Nmax=4)を用いて、上記抵抗リダンダンシー置き換え回路502内のテスト用切替回路502AによりゲートトランジスタT<1>をONする。そして、そのゲートトランジスタT<1>に接続されたラダー抵抗4Rの出力パッドから流れる電流をモニターする(ステップS403)。なお、テスト機は、モニターした電流値をラダー抵抗毎に内蔵RAMに保存する。
次いで、テスト機は、次のゲートトランジスタを選択するため、Nに1を加算して(ステップS404)、その加算結果が最大値(Nmax=4)より大きくなったかを判別(N>Nmax)する(ステップS405)。加算結果が最大値以下の場合は(ステップS405:NO)、ステップS403に戻り、上記ステップS403,S404の処理を繰り返す。また、加算結果が最大値より大きい場合は(ステップS405:YES)、ステップS406に移行する。このように、ステップS403〜ステップS405の処理を繰り返し実行することにより、温度計コード部162内の全てのラダー抵抗の電流値のモニターが終了する。
次いで、テスト機は、電圧設定回路160内のゲートトランジスタを全てOFFにする(ステップS406)。
次いで、テスト機は、バイナリーコード部161のゲートトランジスタS<3>のみをONして、そのゲートトランジスタS<3>に接続されたラダー抵抗8Rの出力パッドから流れる電流をモニターする(ステップS407)。なお、テスト機は、モニターした電流値をラダー抵抗8Rと対応付けて内蔵RAMに保存する。
次いで、テスト機は、ゲートトランジスタR<1>のみをONし、そのゲートトランジスタR<1>に接続されたリダンダンシー抵抗8Rの出力パッドに流れる電流をモニターし、モニターした電流値をリダンダンシー抵抗8Rと対応付けて内蔵RAMに保存する(ステップS408)。
次いで、テスト機は、ゲートトランジスタR<2>のみをONし、そのゲートトランジスタR<2>に接続されたリダンダンシー抵抗8Rの出力パッドに流れる電流をモニターし、モニターした電流値をリダンダンシー抵抗8Rと対応付けて内蔵RAMに保存する(ステップS409)。
次いで、テスト機は、上記ステップS403〜ステップS409による温度計コード部162内の全てのラダー抵抗の電流値、バイナリーコード部161内の8Rのラダー抵抗の電流値及び2つのリダンダンシー抵抗8Rの電流値の測定結果に基づいて、各ラダー抵抗及びリダンダンシー抵抗8Rのうち各抵抗値の平均値から最も抵抗値が外れた抵抗素子を特定する。或いは、電流値の測定結果に基づいて、各ラダー抵抗及びリダンダンシー抵抗8Rのうち最も抵抗値の低い抵抗素子を特定する(ステップS410)。
次いで、テスト機は、ステップS410で特定した抵抗素子がリダンダンシー抵抗8Rか否かを判別する(ステップS411)。特定した抵抗素子がリダンダンシー抵抗8Rである場合は(ステップS4131:YES)、ステップS412に移行する。また、特定した抵抗素子がリダンダンシー抵抗8Rでないラダー抵抗の場合は(ステップS411:NO)、ステップS413に移行する。
ステップS412において、テスト機は、特定した抵抗素子がリダンダンシー抵抗8Rであるため、抵抗の置き換えは行わず、本テスト処理を終了する。
また、ステップS413において、テスト機は、特定したラダー抵抗(ラダー抵抗4R又は8R)と、このラダー抵抗を置き換える2つのリダンダンシー抵抗8R又は1つのリダンダンシー抵抗8Rとの置き換え情報をチップ内に送り、チップ内のプログラムを起動してこのプログラム動作により置き換え情報を(Rom)Fuse501に記憶させて、本テスト処理を終了する。
なお、上記ステップS413において、特定したラダー抵抗が温度計コード部161内の3つのラダー抵抗4Rのうち1つのラダー抵抗4Rである場合は、リダンダンシー回路820内の並列に接続された2つのリダンダンシー抵抗8Rを用いて置き換える。また、特定したラダー抵抗がバイナリーコード部161内のラダー抵抗8Rである場合は、リダンダンシー回路820内の2つのリダンダンシー抵抗8Rのうち一方のリダンダンシー抵抗8Rを用いて置き換える。
以上のテスト機によるテスト処理により(Rom)Fuse501に置き換え情報が記憶された後、電圧発生回路800が搭載されたチップが起動されると、電圧発生回路800では、(Rom)Fuse501から上記置き換え情報が抵抗リダンダンシー置き換え回路502に出力される。そして、外部のホストCPU等から温度計コード部162内の最上位ビットのラダー抵抗4R又はバイナリーコード部161内の最上位ビットのラダー抵抗8Rに関わる電圧設定指示が入力された場合、抵抗リダンダンシー置き換え回路502によって、リダンダンシー回路820内のゲートトランジスタR<1>及びゲートトランジスタR<2>の一方又は双方がONされて、温度計コード部162内のゲートトランジスタT<3>〜<1>のうちの異常を示したラダー抵抗に対応するゲートトランジスタTnがOFFされ、又はバイナリーコード部161内のゲートトランジスタS<3>がOFFされる。そして、リダンダンシー回路820内の2つのリダンダンシー抵抗8Rのうち一方又は双方を用いて指定された電圧に対応するVPGM電圧が出力ノード103から出力されることになる。
以上のように、本第6の実施形態の電圧発生回路800では、電圧設定回路160内の温度計コード部162内の最上位ビットを含む複数のラダー抵抗4R、及びバイナリーコード部161内の最上位ビットのラダー抵抗8Rを、共通に置き換える2つのリダンダンシー抵抗8Rを備えたリダンダンシー回路820を設けた。テスト処理において、異常な抵抗値のラダー抵抗が特定された場合に、そのラダー抵抗4R,8Rとリダンダンシー抵抗8Rの置き換え情報を(Rom)Fuse501に記憶するようにした。そして、電圧発生回路800が搭載されたチップの起動時に、(Rom)Fuse501に記憶したお着替え情報によりラダー抵抗4R,8Rを2つ又は1つのリダンダンシー抵抗8Rで置き換えるようにした。このため、電圧発生回路800において、温度計コード部162内及びバイナリーコード部161内の一方又は双方で抵抗値誤差の影響を最も受けやすい最上位ビット(MSB)のラダー抵抗4R,8Rを共通する2つのリダンダンシー抵抗8Rで置き換えることを可能にした。
従って、チップをテストする段階で異常な抵抗素子を正常な抵抗素子に置き換えて出荷することが可能になり、プロセスのバラツキにも強く、より高精度のプログラム電圧ステップアップを実現することが可能になる。従って、上記電圧発生回路をフラッシュメモリ装置に適用することにより、プログラム時のメモリセルの閾値分布の制御が容易になり、プログラムスピードの高速化やチップの歩留まりの向上が期待できる。特に、8値や16値のセルのフラッシュメモリ装置においては、非常に高精度の電圧ステップアップが必要であり、本第6の実施形態の電圧発生回路技術は有用であると考えられる。
(第7の実施形態)
上記第1の実施形態〜第6の実施形態では、電圧発生回路のテストを外部のテスト機から行う場合を示したが、本第7の実施形態では、電圧発生回路が搭載されたチップにテスト回路を内蔵(BIST:Built-In Self-Test)したことを特徴とする。
電圧発生回路の回路図を図19に示す。図19に示した本第7の実施形態に係る電圧発生回路900は、温度計コードとバイナリーコードを組み合わせた電流加算型リミッターである。前記したMSB(Most Significant Bit)の切換え時において、抵抗素子の抵抗値の誤差の影響を受けて正確に所望の設定電圧を得ることができない場合に、その抵抗素子をリダンダンシー回路620内の抵抗素子で置き換える実施形態として本発明者が考案したものである。なお、図19に示す電圧発生回路900において、上記図11に示した電圧発生回路600と同一の構成部分には同一符号を付して、その構成説明を省略する。
図20に示す本第7の実施形態に係る電圧発生回路900は、1つの差動増幅器104と、昇圧回路102と、昇圧制御回路101と、リミッター回路610と、から構成される。リミッター回路610は、1つの差動増幅器104と、最小電圧設定回路170と、リダンダンシー回路620と、バイナリーコード部161と、温度計コード部162と、を備える。また、電圧発生回路900のテストを行う構成として、テストシーケンサー回路910と、レジスタ920と、電流源930と、スイッチ940と、を備える。電圧発生回路900は、バイナリーコード及び温度計コードによる電流加算型の電圧設定回路を使用している。
テストシーケンサー回路910は、電圧発生回路900のテストを行う。レジスタ920は、ENABLE信号が切り替わった時のデジタル入力値を記憶する。電流源930は、デジタル入力値に応じて整数倍で出力電流を変化させる。スイッチ940(Switch_A)は、リミッター回路610内への電源電圧の供給のON/OFFを行う。このスイッチ940は、外部からチップが起動されたときにONし、チップが停止されたときにOFFする。
次に、テストシーケンサー回路910において実行されるテスト処理について、図20に示すフローチャートを参照して説明する。
図20において、まず、テストシーケンサー回路910は、電圧発生回路900内の昇圧回路102(VPGM Pump)の動作を停止する(ステップS501)。次いで、テストシーケンサー回路910は、電圧設定回路160内のゲートトランジスタを全てOFFにする(ステップS502)。
次いで、テストシーケンサー回路910は、温度計コード部162のゲートトランジスタT<1>〜T<3>を1つずつ選択するためのパラメータTn(n=N−1)(但し、N:2〜4、Nmax=4)を用いて、ゲートトランジスタT<1>をONして、デジタル入力値に応じて電流源930の出力電流を変化させる(ステップS503)。
次いで、テストシーケンサー回路910は、差動増幅器104から出力されるENABLE信号をモニターし、このENABLE信号が切り替わった時のデジタル入力値をレジスタ920に記憶させる(ステップS504)。
次いで、テストシーケンサー回路910は、次のゲートトランジスタを選択するため、Nに1を加算して(ステップS505)、その加算結果が最大値(Nmax=4)より大きくなったかを判別(N>Nmax)する(ステップS506)。加算結果が最大値以下の場合は(ステップS505:NO)、ステップS503に戻り、上記ステップS503,S504の処理を繰り返す。また、加算結果が最大値より大きい場合は(ステップS506:YES)、ステップS507に移行する。このように、ステップS503〜ステップS506の処理を繰り返し実行することにより、温度計コード部162内の全てのラダー抵抗のデジタル値のサンプリングを終了する。
次いで、テストシーケンサー回路910は、ゲートトランジスタRT<1>のみをONし、デジタル入力値に応じて電流源930の出力電流を変化させる(ステップS507)。
次いで、テストシーケンサー回路910は、上記ステップS503〜ステップS507による温度計コード部162内の全てのラダー抵抗及びリダンダンシー抵抗4Rにおいてサンプリングされた各デジタル値に基づいて、各ラダー抵抗及びリダンダンシー抵抗4Rのうち各抵抗値の平均値から最も抵抗値が外れた抵抗素子を特定する。また、各デジタル値に基づいて、各ラダー抵抗及びリダンダンシー抵抗4Rのうち最も抵抗値の低い抵抗素子を特定する(ステップS508)。
次いで、テストシーケンサー回路910は、ステップS508で特定した抵抗素子がリダンダンシー抵抗4Rか否かを判別する(ステップS509)。特定した抵抗素子がリダンダンシー抵抗4Rである場合は(ステップS509:YES)、ステップS510に移行する。また、特定した抵抗素子がリダンダンシー抵抗4Rでない場合は(ステップS509:NO)、ステップS511に移行する。
ステップS510において、テストシーケンサー回路910は、特定した抵抗素子がリダンダンシー抵抗4Rであるため、抵抗の置き換えは行わず、本テスト処理を終了する。
また、ステップS511において、テストシーケンサー回路910は、特定したラダー抵抗と、このラダー抵抗を置き換えるリダンダンシー抵抗4Rとの置き換え情報を、プログラムを起動してこのプログラム動作により(Rom)Fuse(図示せず)に記憶させて、本テスト処理を終了する。
以上のテストシーケンサー回路910によるテスト処理により(Rom)Fuse501に置き換え情報が記憶された後、電圧発生回路600が搭載されたチップが起動されると、電圧発生回路900では、(Rom)Fuse501から上記置き換え情報が読み出される。そして、温度計コード部162内の最上位ビット(MSB)のラダー抵抗4Rに関わる電圧設定指示が入力された場合、置き換え情報によって、リダンダンシー回路620内のゲートトランジスタRT<1>がONされて、温度計コード部162内のゲートトランジスタT<n>がOFFされる。そして、リダンダンシー回路620内のリダンダンシー抵抗4Rを用いて指定された電圧に対応するVPGM電圧が出力ノード103から出力されることになる。
以上のように、本第7の実施形態の電圧発生回路900では、電圧発生回路900内の温度計コード部162内の最上位ビットのラダー抵抗4Rを置き換えるリダンダンシー抵抗4Rを備えたリダンダンシー回路620を設けた。また、電圧発生回路900では、テスト処理を実行するテストシーケンサー回路910を備えた。そして、テスト処理において、異常な抵抗値のラダー抵抗が特定された場合に、そのラダー抵抗4Rとリダンダンシー抵抗4Rの置き換え情報を(Rom)Fuseに記憶するようにした。そして、電圧発生回路900が搭載されたチップの起動時に、(Rom)Fuseに記憶したお置き換え情報によりラダー抵抗4Rをリダンダンシー抵抗4Rで置き換えるようにした。このため、電圧発生回路900において、温度計コード部162内の抵抗値誤差の影響を最も受けやすい最上位ビット(MSB)のラダー抵抗4Rをリダンダンシー抵抗4Rで置き換えることを可能にした。
従って、チップをテストする段階で異常な抵抗素子を正常な抵抗素子に置き換えて出荷することが可能になり、プロセスのバラツキにも強く、より高精度のプログラム電圧ステップアップを実現することが可能になる。また、テストシーケンサー回路を内蔵するようにしたため、電圧発生回路を出荷した後でもテストを実行して、不良のラダー抵抗を置き換えることが可能になる。従って、上記電圧発生回路をフラッシュメモリ装置に適用することにより、プログラム時のメモリセルの閾値分布の制御が容易になり、プログラムスピードの高速化やチップの歩留まりの向上が期待できる。特に、8値や16値のセルのフラッシュメモリ装置においては、非常に高精度の電圧ステップアップが必要であり、本発明の電圧発生回路技術は有用であると考えられる。
次に、上記第3の実施形態〜第7の実施形態において示したリダンダンシー抵抗の信頼性を向上させる構成について、図21を参照して説明する。
図21(a)は、上記図11及び図19に示したリダンダンシー抵抗4Rの構成を示している。このリダンダンシー抵抗4Rを、同図(b)に示す回路に置き換える。この場合、1つのリダンダンシー抵抗4Rを、1つのリダンダンシー抵抗3.2Rと、3つのリダンダンシー抵抗0.4Rで置き換えている。
3つのリダンダンシー抵抗0.4Rは、あるリダンダンシー抵抗0.4Rの抵抗値がずれた場合に、他のリダンダンシー抵抗0.4Rで置き換える構成としたものである。例えば、通常はゲートトランジスタF<2>をONして、2つのリダンダンシー抵抗0.4Rのセットで置き換えていたとする。そして、一方のリダンダンシー抵抗0.4Rの抵抗値が高くずれた場合は、ゲートトランジスタF<0>やF<1>をONすることで、リダンダンシー抵抗の置き換えが可能となる。また、リダンダンシー抵抗0.4Rの抵抗値が低くずれた場合は、ゲートトランジスタF<3>をONすることで、リダンダンシー抵抗の置き換えが可能となる。
以上のように、1つのラダー抵抗を置き換えるリダンダンシー抵抗の回路構成を、複数の抵抗素子で構成し、その各抵抗素子間にゲートトランジスタを設けて、抵抗値がずれたリダンダンシー抵抗を他の正常なリダンダンシー抵抗の組み合わせで置き換えることを可能にした。その結果、チップ内に設けるリダンダンシー回路のレイアウト上の制限等により、リダンダンシー抵抗素子の抵抗値にバラツキが発生する等の不具合を、複数のリダンダンシー抵抗素子で調整可能となり、リダンダンシー抵抗の信頼性を向上できる。
なお、上記第3〜第7の実施形態では、テスト機は、抵抗値がずれた抵抗素子を特定する方法として、各抵抗値の平均値から最も抵抗値が外れた抵抗素子を特定する場合と、各ラダー抵抗及びリダンダンシー抵抗のうち最も抵抗値の低い抵抗素子を特定する場合を示した。これらの特定方法は、制御方法等により何れか一方を採用すればよい。
なお、半導体記憶装置が、上記第1〜第7の実施形態のいずれか1つに記載の電圧発生回路を備えるようにしてもよい。
また、上記第3〜第6の実施形態に記載のテスト機は、電圧設定回路、バイナリーコード部(第1の電圧設定回路)及び温度計コード部(第2の電圧設定回路)が備える複数の抵抗素子を順次切り替えて各抵抗素子の抵抗値を検出する抵抗値検出部と、検出された各抵抗値を各抵抗素子の基準抵抗値と比較して、各抵抗値が所定の範囲内に入るか否かを判別する抵抗値判別部と、検出された抵抗値が所定の範囲外と判別された抵抗素子をリダンダンシー回路(冗長回路)が備える抵抗素子、第1の抵抗素子或いは第2の抵抗素子で置き換える置き換え情報を生成して前記置き換え情報記憶部に記憶する(Rom)Fuse(置き換え情報生成部)と、を備えるようにしてもよい。このテスト機の機能は、半導体記憶装置が備えるようにしてもよい。
また、上記第3〜第6の実施形態に記載のテスト機は、電圧設定回路、バイナリーコード部(第1の電圧設定回路)及び温度計コード部(第2の電圧設定回路)が備える複数の抵抗素子を順次切り替えて各抵抗素子の抵抗値を検出する工程と、検出された各抵抗値が各抵抗素子の基準抵抗値と比較して、該各抵抗値が所定の範囲内に入るか否かを判別する工程と、検出された抵抗値が所定の範囲外と判別された抵抗素子をリダンダンシー回路(冗長回路)が備える抵抗素子、第1の抵抗素子或いは第2の抵抗素子で置き換える置き換え情報を生成して置き換え情報記憶部に記憶する工程と、を実行する電圧発生回路のテスト方法を備えるようにしてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る電圧発生回路の回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る基準電圧発生回路の概略図である。 本発明の第1の実施形態に係るバイナリーデータのMSB切換え時における電流変化を示した図である。 本発明の第1の実施形態に係る電圧発生回路においてバイナリーデータのMSB切換え時における抵抗列の切換えを示した図である。 本発明の第2の実施形態に係る電圧発生回路の回路図である。 本発明の第2の実施形態に係るバイナリーコードと温度計コードとの対応を示した図である。 従来の電圧発生回路を示した図である。 本発明の第3の実施形態に係る電圧発生回路とテスト機の接続関係を示した図である。 本発明の第3の実施形態に係る電圧発生回路の回路図である。 本発明の第3の実施形態に係るテスト機において実行するテスト処理を示したフローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係る電圧発生回路の回路図である。 本発明の第4の実施形態に係る抵抗リダンダンシー置き換え回路内の(a)はテスト用切替回路の回路図、(b)は抵抗置き換え回路の回路図、(c)はスイッチの回路図である。 本発明の第4の実施形態に係る電圧発生回路とテスト機の接続関係を示した図である。 本発明の第4の実施形態に係るテスト機において実行するテスト処理を示したフローチャートである。 本発明の第5の実施形態に係る電圧発生回路の回路図である。 本発明の第5の実施形態に係るテスト機において実行するテスト処理を示したフローチャートである。 本発明の第6の実施形態に係る電圧発生回路の回路図である。 本発明の第6の実施形態に係るテスト機において実行するテスト処理を示したフローチャートである。 本発明の第7の実施形態に係る電圧発生回路の回路図である。 本発明の第7の実施形態に係るテスト機において実行するテスト処理を示したフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る(a)はリダンダンシー抵抗の元の回路図、(b)はリダンダンシー抵抗の他の回路図である。
符号の説明
100 リミッター回路
101 昇圧制御回路
102 昇圧回路
103 出力ノード
104 VMON入力差動増幅器
105 VLIM差動増幅器
150 R−2Rラダー抵抗ネットワーク
160 電圧設定回路
161 バイナリーコード部(第1の電圧設定回路)
162 温度計コード部(第2の電圧設定回路)
170 最小電圧設定回路
201 差動増幅器
202 PチャンネルMOSトランジスタ
300、600、700、800、900 電圧発生回路
320、620、720、820 リダンダンシー回路
501 (Rom)Fuse(置き換え情報記憶部)
502 抵抗リダンダンシー置き換え回路(置き換え部)
910 テストシーケンサー回路(抵抗値検出部、抵抗値判別部、置き換え情報生成部)
R、RB<1>〜RB<2> 抵抗素子
RDSEL<0>〜RDSEL<3>、S<0>〜S<6>、T<1>〜T<7>、RT<1>、RS<1>、R<1>、R<2> ゲートトランジスタ
R、4R、8R リダンダンシー抵抗(第1の抵抗素子、第2の抵抗素子、共通の抵抗素子)
Sn<0>〜Sn<6> 反転入力ゲートトランジスタ
VLIM ボルテージフォロワ出力ノード
VMON 比較電圧検出ノード
VPGM 出力電圧
VREF、VREFA 基準電圧

Claims (8)

  1. 差動増幅器と、
    基準電圧発生回路と、
    昇圧回路と、
    昇圧制御回路と、
    出力ノードと、
    比較電圧検出ノードと、
    帰還抵抗素子と、
    電圧設定回路と、
    最小電圧設定回路と
    を備える電圧発生回路であって、
    前記差動増幅器の2つの入力のうち、一方は前記基準電圧発生回路が出力する基準電圧が入力され、他方は前記比較電圧検出ノードに接続され、前記差動増幅器の出力は前記昇圧制御回路の一端に接続されて、
    前記昇圧制御回路の他端は前記昇圧回路の一端に接続され、
    前記昇圧回路の他端は前記帰還抵抗素子の一端及び前記出力ノードに接続されて、
    前記比較電圧検出ノードには、前記帰還抵抗素子の他端が接続されると共に、前記電圧設定回路及び前記最小電圧設定回路とが並列に接続されて、
    前記電圧設定回路は、基準となる抵抗値の(1/2)^nの値を有する複数の抵抗素子を備え、複数のビットからなるバイナリーコードにより制御されるゲートトランジスタと前記抵抗素子との組が複数並列に接続され、前記バイナリーコードのデジタルデータに応じて前記ゲートトランジスタが選択されて作動し、前記選択されたゲートトランジスタに接続された前記抵抗素子に電流が流れることによって前記帰還抵抗素子に流れる電流を制御して、前記出力ノードの電圧を段階的に設定し、
    前記最小電圧設定回路は、前記比較電圧検出ノードとグランドとの間に、かつ、前記電圧設定回路と並列に接続され、1つ以上のゲートトランジスタと抵抗素子との組から構成されて、前記ゲートトランジスタが選択されて作動し、前記選択された前記ゲートトランジスタに接続された抵抗素子に電流が流れることによって、前記出力ノードの電圧の最小電圧を設定する
    ことを特徴とする電圧発生回路。
  2. 前記電圧設定回路は、第1の電圧設定回路と第2の電圧設定回路とから構成され、
    前記第1の電圧設定回路は、基準となる抵抗値の(1/2)^nの値を有する複数の抵抗素子を備え、複数のビットからなるバイナリーコードにより制御されるゲートトランジスタと前記抵抗素子との組が複数並列に接続され、前記バイナリーコードのデジタルデータに応じて前記ゲートトランジスタが選択されて作動し、前記選択されたゲートトランジスタに接続された前記抵抗素子に電流が流れることによって前記帰還抵抗素子に流れる電流を制御して、前記出力ノードの電圧を段階的に設定し、
    前記第2の電圧設定回路は、基準となる抵抗値とほぼ同一の値を有する複数の抵抗素子を備え、前記複数のビットからなる温度計コードのデジタルデータにより制御されるゲートトランジスタと前記抵抗素子との組が複数並列に接続され、前記温度計コードのデジタルデータに応じて前記ゲートトランジスタが選択されて作動し、前記選択されたゲートトランジスタに接続された前記抵抗素子に電流が流れることによって、前記帰還抵抗素子に流れる電流を制御して、前記出力ノードの電圧を段階的に設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電圧発生回路。
  3. 前記電圧設定回路は、基準となる抵抗値とほぼ同一の値を有する複数の抵抗素子を備え、前記複数のビットからなる温度計コードのデジタルデータにより制御されるゲートトランジスタと前記抵抗素子との組が複数並列に接続され、前記温度計コードのデジタルデータに応じて前記ゲートトランジスタが選択されて作動し、前記選択されたゲートトランジスタに接続された前記抵抗素子に電流が流れることによって前記帰還抵抗素子に流れる電流を制御して、前記出力ノードの電圧を段階的に設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電圧発生回路。
  4. 前記基準電圧発生回路が出力する基準電圧を調整することにより、前記出力ノードの電圧のステップ電圧幅を設定する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1に記載の電圧発生回路。
  5. 前記複数のビットからなるバイナリーコードにより制御される前記ゲートトランジスタと前記抵抗素子との組が複数並列に接続された前記電圧設定回路に対して、前記複数の抵抗素子のうち一部の抵抗素子を置き換えるゲートトランジスタと抵抗素子を備える冗長回路と、
    前記一部の抵抗素子を前記冗長回路が備える抵抗素子で置き換える際の置き換え情報を記憶する置き換え情報記憶部と、
    前記置き換え情報記憶部に記憶された置き換え情報に基づいて、前記一部の抵抗素子のゲートトランジスタと、前記冗長回路が備える抵抗素子のゲートトランジスタを制御して、前記一部の抵抗素子を前記冗長回路が備える抵抗素子で置き換える置き換え部と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の電圧発生回路。
  6. 前記第2の電圧設定回路が備える前記複数の抵抗素子のうち一部の抵抗素子を置き換えるゲートトランジスタと抵抗素子を備える冗長回路と、
    前記一部の抵抗素子を前記冗長回路が備える抵抗素子で置き換える際の置き換え情報を記憶する置き換え情報記憶部と、
    前記置き換え情報記憶部に記憶された置き換え情報に基づいて、前記一部の抵抗素子のゲートトランジスタと、前記冗長回路が備える抵抗素子のゲートトランジスタを制御して、前記一部の抵抗素子を前記冗長回路が備える抵抗素子で置き換える置き換え部と、
    を備えることを特徴とする請求項2記載の電圧発生回路。
  7. 前記第1の電圧設定回路が備える前記複数の抵抗素子のうちの一部の抵抗素子を置き換える第1のゲートトランジスタ及び第1の抵抗素子と、前記第2の電圧設定回路が備える前記複数の抵抗素子のうち一部の抵抗素子を置き換える第2のゲートトランジスタ及び第2の抵抗素子を備える冗長回路と、
    前記第1の電圧設定回路の一部の抵抗素子を前記冗長回路が備える第1の抵抗素子で置き換える際の第1の置き換え情報と、前記第2の電圧設定回路の一部の抵抗素子を前記冗長回路が備える第2の抵抗素子で置き換える際の第2の置き換え情報を記憶する置き換え情報記憶部と、
    前記置き換え情報記憶部に記憶された前記第1の置き換え情報に基づいて、前記第1の電圧設定回路の一部の抵抗素子のゲートトランジスタと、前記冗長回路が備える第1のゲートトランジスタを制御して、前記第1の電圧設定回路の一部の抵抗素子を前記冗長回路が備える前記第1の抵抗素子で置き換え、前記置き換え情報記憶部に記憶された前記第2の置き換え情報に基づいて、前記第2の電圧設定回路の一部の抵抗素子のゲートトランジスタと、前記冗長回路が備える第2のゲートトランジスタを制御し、前記第2の電圧設定回路の一部の抵抗素子を前記冗長回路が備える前記第2の抵抗素子で置き換える置き換え部と、
    を備えることを特徴とする請求項2記載の電圧発生回路。
  8. 前記第1の電圧設定回路が備える前記複数の抵抗素子のうちの一部の抵抗素子と、前記第2の電圧設定回路が備える前記複数の抵抗素子のうち一部の抵抗素子を共に置き換えるゲートトランジスタと共通の抵抗素子を複数備える冗長回路と、
    前記第1の電圧設定回路の一部の抵抗素子を前記冗長回路が備える共通の抵抗素子で置き換える際の第1の置き換え情報、及び前記第2の電圧設定回路の一部の抵抗素子を前記冗長回路が備える共通の抵抗素子で置き換える際の第2の置き換え情報を記憶する置き換え情報記憶部と、
    前記置き換え情報記憶部に記憶された前記第1の置き換え情報に基づいて、前記第1の電圧設定回路の一部の抵抗素子のゲートトランジスタと、前記冗長回路が備える複数のゲートトランジスタを制御して、前記第1の電圧設定回路の一部の抵抗素子を前記冗長回路が備える前記複数の共通の抵抗素子で置き換え、前記置き換え情報記憶部に記憶された前記第2の置き換え情報に基づいて、前記第2の電圧設定回路の一部の抵抗素子のゲートトランジスタと、前記冗長回路が備える複数のゲートトランジスタを制御して、前記第2の電圧設定回路の一部の抵抗素子を前記冗長回路が備える複数の共通の抵抗素子で置き換える置き換え部と、
    を備えることを特徴とする請求項2記載の電圧発生回路。
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